アルツ君は職人進行性核上性麻痺の疑いのある元植木職人のアルツ君(父)、アルツ君の愛妻キノコさん(母)、そしてアルツ君の息子ヤッチの日々の生活を紹介しています。

蒸し暑い特養~途中経過01

2014/07/18 (金)  カテゴリー: 特別養護老人ホーム
▲ Page Top
こんばんは。

アルツ君の息子ヤッチです。

(^_^)/~

今日の東京は曇天で、日差しが無い分、普段に比べて屋外の温度も低め。

最高気温は30℃くらいの一日だったようで、体感的には、まあ過ごしやすい一日だったのではないでしょうか。

アルツ君の入所している特別養護老人ホームの空調設備は依然故障したままです。

そして、今日もアルツ君のところへ様子を見に行ってきました。

今日は職員さんの計らいなのか、自ら率先してなのかわかりませんが、空調の効いている別棟のデイルームのソファに腰かけていました。

ヤッチ:「どう?睡眠不足になっていない?」

アルツ君:「ない、ない。朝までグッスリだよ。」

ヤッチ:「なんで、わかるの?朝までグッショリなんじゃないの?」

アルツ君:「バカ。ああいうこと言ってやがるんだからなぁ~。」

ヤッチ:「まあ、グッタリじゃなくてよかったよ。」

アルツ君:「それより、ばあさん(キノコさん)はどうした?」

ヤッチ:「昨日、確か旦那さんに会いに来たんじゃないのか?覚えてない?」

アルツ君:「覚えてないな~。ばあさんなんて、30年くらい会ってないぞ!?」

ヤッチ:「たぶん、昨日、旦那さんのところに、うちわを持って来ているはずだよ。あとで部屋に行ったら、きっと有るから、確認してみな?」

アルツ君:「ウソをつけ。来てるもんかよ。」

ヤッチ:「じゃあ、ばあさんに這ってでも、顔を出すようにきつく言っておくよ。」

アルツ君:「別に這って来なくてもいいぞ。すり減っちゃうからな!?」

ヤッチ:「それより、自分の部屋、暑くないか?」

アルツ君:「俺には暑いも寒いも関係ないよ。火の中でだって寝られるぞ!?」

ヤッチ:「さすが、皮膚の鍛え方が違うね~。」

アルツ君:「まあ、それほどでもないさよ~。」

ヤッチが面会に行った時は、まあいつも通りといったところでしょうか。

バテ気味な姿を予想していましたが、大丈夫そうです。

アルツ君には、空調の効いたこのデイルームに居てもらい、その間、ヤッチはアルツ君の居室を少し片づけに行きました。

ちょっと、気になったので、温度計を持参し、居室の温度を測ってみました。

アルツ君の居室の温度

100均の温度計なので正確かどうか疑問ですが、29.7℃という数字です。

これ、ちなみに、居室の入り口の扉も南に面した窓も全開にして測った温度です。

比較的しのぎ易い一日とはいえ、やはり居室の空気はこもりがちで、晴れて暑い日を考えると…。

(; ̄ー ̄川 アセアセ

熱中症だけは避けたいものです…。

今度の日曜日に窓枠に取りつけるタイプのエアコン(クーラー)が各部屋に簡易的に設置され、月末に本格的な空調設備の工事になるようです。

順調に進めば良いのですが、ヤッチのネガティブ思考では、窓枠タイプのクーラーが設置された段階で、アルツ君が、

『こんなうるさい機械を置いたのは誰だっっっーーー!!』

と大騒ぎしそうな気配です。

(; ̄ー ̄川 アセアセ

そのパワーが残っているとよいのだが…。

(; ̄ー ̄川 アセアセ

ブログランキングに参加中です。
応援をお願いします。
にほんブログ村    人気ブログランキング    FC2ブログランキングへ
コメント 0 件
ツイートする

キーワード検索 : 特別養護老人ホーム 空調 熱中症 エアコン 

FC2スレッドテーマ : 認知症を介護する家族の悩み (ジャンル : 福祉・ボランティア

© 2019 アルツ君は職人
Unauthorized copying prohibited.

この記事のURLhttps://alzheimers.blog.fc2.com/blog-entry-473.html   Facebook   Twitter   hatena_bm hatena_bc

2014/07/18 | コメント (0) | トラックバック (0) | ホーム | ▲ Page Top

蒸し暑い特養~途中経過02

2014/07/21 (月)  カテゴリー: 特別養護老人ホーム
▲ Page Top
こんばんは。

アルツ君の息子ヤッチです。

(^_^)/~

記事を書き始めたのは、日付の替わる前の日曜日だったんですけど、もう日付は月曜日になってしまいましたね。

さて、不幸中の幸いとでもいうのでしょうか、東京は比較的しのぎ易い日が続いています。

昨日、日曜日は夕方には雷が鳴り出し、大雨が…。

そんな中、ヤッチのところへ姉から電話が…。

姉:「やっぱり、パパ、新しく取り付けてもらった、エアコンのコードを暴れて、壊しちゃったんだわ~。」

日曜日は、本格的な空調設備が入るまでのつなぎとして、各部屋にルームエアコンが取り付けられることになっていた日です。

ヤッチ:「コードって、今日、新しく取り付けてもらったエアコンのこと?」

姉:「そう。私がちょうど、面会に来た時に『誰がこんなもん、付けやがったっっっーーー!!』って、部屋から廊下にコードを放り投げてたのよ…。」

ヤッチ:「で、エアコンは壊れちゃってるの?」

姉:「いや~、まだ試していないから、わからないけど…。」

ヤッチ:「施設の職員は知ってるの?」

姉:「うん、それはもちろん。コードも職員が持ってる…。」

ヤッチ:「じゃあ、職員さんに言って、直してもらえばいいじゃん。」

姉:「それが、どうも頼りになりそうもないんだわ…。パパがコードを外したのは私が来る前みたいだったから、普通なら元通りになっているはずじゃない!?」

ヤッチ:「生活相談員さんは?」

姉:「不在みたい…。今日は涼しいから、パパのほうは、穏やかに寝てるけどね。」

ヤッチ:「今日は良くても、明日、また暑かったら、困るべ。」

姉:「でも、取りつけた業者も帰っちゃったみたいだし…。」

ヤッチ:「外、大雨なんだよな…。ん…。わかったよ!今、道具を持ってそっちに行くよ!」

姉:「私もこれからまた、あいにく仕事に戻らなくちゃならないのよ…。」

ヤッチ:「面会時間って何時までだっけ?」

姉:「夜は9時までよ。」

ヤッチ:「俺がそっちに着くのが、早くて8時だから、時間内に直せるかな…。」

姉:「その辺は、私が事情を説明しておくから。」

ヤッチ:「わかった。なるべく早くそっちに行くよ。」

そんなわけで、雷雨の中、アルツ君の居る特別養護老人ホームまで、合羽を着て、エアコン修理に行ってきました。

施設の面会の手続きは姉が済ましてくれていたようで、姉はもう施設を出てしまっているようです。

アルツ君の居室はすでに電気が消えています。

寝ているところを起こしてはいけないと思って、そっと居室に忍び込みます。

アルツ君:「誰だ!」

アルツ君がヤッチの気配に気づきます。

ヤッチ:「エアコンの修理業者の者です。」

アルツ君:「なんだ、お前かよ…。」

ヤッチ:「お前で悪かったなぁ…。夜ご飯まだ食べてないから、腹ペコだよ。」

アルツ君:「じゃあ、俺と同じだな。」

ヤッチ:「旦那さんは食べ終わってると思うよ。その証拠に全部入れ歯外してるじゃんかよ。

アルツ君:「そうかぁ…。食べたのかぁ…。で、ばあさん(キノコさん)は?」

ヤッチ:「この大雨だもの、今頃へそを隠して縮こまってるんじゃないかな?」

アルツ君:「しょうがない奴だなぁ…。で、ばあさんはどこにいるんだ?」

ヤッチ:「○○川のそば…。」

アルツ君:「そうかぁ…。川で流されてるんじゃないのか?で、ばあさんは、何してる?」

しばらく、この問答が続き、なかなかヤッチは先に進めません。

アルツ君が眠りについたので、仕事の準備を始めます。

前記事で、窓枠に取りつけるタイプのエアコンが付くとヤッチは申し上げましたが、取り付けられたエアコンは普通のご家庭にあるものと同じタイプのものだったようです。

ただ、少しだけ違うのは、ドレンホースを壁に穴をあけて通すのではなく、窓枠から室外に出しています。

また、取り外すことになるので、躯体に穴をあけることを避けたのかと思います。

ご家庭内にあるエアコンの電源(コンセント)はエアコンのすぐそばに有ると思いますが、特養ではもともと全館空調ですから、ルームエアコンを設置することを想定していません。

設置したエアコンのそばに電源(コンセント)がなく、延長コードで、居室の入り口にあるコンセントから電源を取っていたようです。

壁の長さと床の長さを合計すると、4メートル強でしょうか。

その延長コードをアルツ君が引き抜いてしまったわけです。

壁伝い、床伝いに太い延長コードがむき出しになっていれば、アルツ君の習性上、引き抜く、もしくは引きちぎるは当然のことです。

ヤッチにしてみれば、想定内の出来事…。

施設側にも再三このことは申し上げて来たんですけどねぇ…。

ある意味、これも想定内…。

(-_-;)

ヤッチは夜勤の職員さんに声を掛け、アルツ君が廊下に放り投げたという延長コードをもらいに行きます。

ヤッチ:「これ、壊れちゃってるの?」

職員さん:「いや、確認していないので、わかりません。」

ヤッチ:「じゃあ、もらっていって試してもいい?」

職員さん:「あ、それはもちろん。」

やはり、延長コード隠すような配慮はして下さっていなかったようですね。

延長コードのところどころを養生テープで固定していただけのようです。

まだ、電話機がコードレスではなく、黒電話などをご存知の方ならおわかりになると思いますが、あのコードをいかに目立たたないように配線するか、けっこう悩みましたよね。

今回も、その配慮があまりなされていなかったということです。

ヤッチは延長コードが使えるか確認します。

電源を入れたところ、延長コードもエアコンも故障していないようです。

ヤッチはコンセントが他の場所にないか、さがします。

クローゼットの下にテレビ用にコンセントが有ったのを思い出します。

ここなら、アルツ君の寝ているベッドの下に延長コードを這わせることができるので、今まで電源を取っていた場所より、延長コードを目立たたなくできます。

どうしても、むき出しになってしまう部分は、マスキングテープ、養生テープ、布テープなどを駆使して、固定し、目立たたなくします。

床の部分もむき出しのままだと、転倒の原因になりますから、段ボールをコードの上にかぶせ、段ボールの縁をすべて養生テープでふさぎました。

写メを撮りたかったのですが、あいにくガラケーのヤッチ…。

シャッター音でアルツ君を起こしてしまう可能性大なのであきらめました。

また、他の入所者さんやアルツ君を起こしてはいけなかったので、出来るだけ静かな作業を心がけたため、ことのほか時間を食ってしまいました。

結局、エアコンの設置業者か施設の職員がエアコンから延びたコードを目立たたないように固定すれば良いだけの話で、修理は完了です。

なんで、ヤッチがそれを代行してるんですかね?

まっ、エアコンが動作するようになったからいいかっ!!

涼しくなったしな!?

さすがです…。

(; ̄ー ̄川 アセアセ

って、誰が?

(; ̄ー ̄川 アセアセ

ブログランキングに参加中です。
応援をお願いします。
にほんブログ村    人気ブログランキング    FC2ブログランキングへ
コメント 2 件
ツイートする

キーワード検索 : 空調 エアコン 

FC2スレッドテーマ : 認知症を介護する家族の悩み (ジャンル : 福祉・ボランティア

© 2019 アルツ君は職人
Unauthorized copying prohibited.

この記事のURLhttps://alzheimers.blog.fc2.com/blog-entry-474.html   Facebook   Twitter   hatena_bm hatena_bc

2014/07/21 | コメント (2) | トラックバック (0) | ホーム | ▲ Page Top

室外機をこわがる職人

2014/07/30 (水)  カテゴリー: 特別養護老人ホーム
▲ Page Top
エアコンの室外機_01


こんばんは。

アルツ君の息子ヤッチです。

(^_^)/~

昨日の日中、アルツ君のところへ面会に行ってきました。

ノックし、居室に入ると、アルツ君と女性介護士さんがベッドに腰かけ、外を眺めています。

ヤッチ:「お邪魔だったかな?」

女性介護士さん:「あっ、いえ!こんにちは。」

アルツ君:「なんだ、お前かよ…。」

二人が振り返り、そう言います。

女性職員さん:「いえね、今、お父様が、エアコンの室外機をご覧になって、何かの顔に見えるって、おっしゃるもんですから…。『こわい、こわい。』っておっしゃるんですよ。」

以前の記事でも書かせていただいた通り、アルツ君のいる特養では、空調設備が故障し、本格的な空調設備の工事が終わるまでの間、各居室にルームエアコンが設置され、暑さをしのいでいます。

アルツ君:「お前も見てごらんなさいよ。気もちっ悪いんだからっ!あー、こわい、こわい!」

確かに、窓の外からゆるキャラか、ロボットのようなものが、居室の中を覗き込んでいるようにも見えます。

ヤッチ:「なに~?エアコンの室外機じゃん!それに新品のはずなのに、熱交換器のフィンが潰れてるところが有るなぁ…。ひと暴れしたかぁ…???」

アルツ君:「ばか!お前、こんなに気持ち悪いもの見て、何とも思わないのか?どうかしちゃってるんじゃないのか?あー!やだ、やだ…。あー!こわいっ!」

そう言って、アルツ君が自分の腕を高速でさすります。

ヤッチ:「どうかしちゃってるのは、旦那さんのほうじゃないかよ…。そんなにこわがりの性格じゃなかったじゃないかよ。」

アルツ君:「ばか、言ってるよ…。こわいもんはこわいし、気持ち悪いもんは気持ち悪いってんだよ。ねっ?」

アルツ君が介護士さんに同意を求めています。

介護士さんはほほ笑んで返すだけ…。

ヤッチ:「そんなにこわいかなぁ…。」

アルツ君:「あーあ…。いよいよ、お前も末期症状だな…。こんなにおっかないものを見て、何とも思わないんだから…。こんなこわいもん、捨てちゃえよ!」

ヤッチ:「今、『お前も』って言ったよな?誰かほかに末期症状の人間がいるのか?それに、変だな…。いつもなら、美味そうとか言いそうだけどな…。」

アルツ君:「バカだな…。誰がこんな気持ちの悪いもんを食えるって言うんだよ…。だいたい、こっちだってそうだよ。誰がこんなところに十字架を貼りつけたんだよ。」

アルツ君が今度は室内に取りつけられているルームエアコンのほうを指さします。

視線の先は、エアコン本体ではなく、エアコンから延びた電気コードです。

このルームエアコンが設置された日にアルツ君がむき出しになったコードを引き抜いてしまったため、アルツ君がまた同じことをしないようにと、ヤッチが電気コードを粘着テープ(布テープ)で見えないようにしてしまったものです。

後で外す時のことを考え、粘着テープを壁紙に直に貼るのではなく、先に壁紙にマスキングテープを貼り、その上に粘着テープを貼っています。

最初はアルツ君が何を言っているのか、よくわかりませんでしたが、粘着テープの交差している部分がアルツ君には、十字架に見えるようです。

交差している部分は本体コードと延長コードの継ぎ目です、

ヤッチ:「毎日、お祈りできて、いいじゃん。これから高山右近と呼んでやるよ。」

アルツ君:「バカ言っちゃ、いけませんよ。こんなもん、必要ないんだから、捨てちゃえよ。」

ヤッチ:「捨てると、暑くなって、毎日、『涼しくなりますように。』ってお祈りしなくちゃならなくなるぞ?」

女性介護士さんは二人の会話を笑いながら聞いていらっしゃいましたが、しばらくすると、用事が有るのか、居室を出て行ってしまいました。

アルツ君:「お前ね、俺がこんなに寒いおもいをしてるんだから、こんな冷蔵庫、捨てちゃえよ。」

アルツ君の言う冷蔵庫とは、設置されているルームエアコンのことです。

ヤッチ:「俺は捨ててもかまわないけど、俺の持ち物じゃないからな…。旦那さんが弁償してくれるなら、この階から投げ落とすぞ?」

アルツ君:「そうかぁ…。」

ヤッチ:「もう少ししたら、冷蔵庫を外すって言ってたから、あと、ちょっとの辛抱だよ。」

アルツ君:「なら、いいけど、こっち(室外機)のほうをなんとかしろよ~?」

ヤッチ:「カーテンを閉めておけば?」

アルツ君:「バカ!こんなこわくて、気持ちの悪いもんがいることがわかっているんだ。臭いもんにフタをしたって、無駄だ。」

ヤッチ:「そうかぁ…。」

アルツ君:「俺はこんなこわい部屋にいるの嫌だから、あっち(アルツ君のいつもいる廊下の定位置)にいるから、その間に、お前、何とかしろよ!」

アルツ君はそう言って、居室を出て行ってしまいました。

ん…。

考えるのはヤッチの役目じゃないんだが…。

窓ガラスに、何かを貼って、エアコンの室外機が見えないようしてしまうことを最初に思いつきました。

施設の職員さんにお伺いすると、換気等のため、窓を開閉することがあるので、やらないでくれと…。

(-_-;)

じゃあ、やっぱり室外機を投げ落とすか、ぶっ壊す?

いろいろと考えた末、今はアルツ君が室外機の存在を『こわい』と言っていますが、すぐに忘れるだろうと…。

ただ、再び室外機が目に入って、思い出すかもしれません。

結局、室外機そのものがアルツ君の視線に入っても、それが『こわい』、『気持ち悪い』と、アルツ君に思わせなければ良いのですから、室外機を何かで覆ってしまえば良いのかなという結論に落ち着きました。

臭いものにフタをすることにかわりはありませんが…。

材料を持って来ているわけではないので、施設で、リハビリパンツの入っていた段ボールをもらって、それで覆うことに…。

窓ガラスに段ボールを貼りつけるのと大差ないのですが、窓ガラスに貼るのはご法度なので、ちょっと面倒でしたが、施設で借りたカッターを使い、段ボールを切り貼りして、しばしヤッチの工作の時間です。

エアコンの室外機の窓側(居室に向いている側)には、熱交換器のフィンが有ります。

これを段ボールでキッチリ覆ってしまうと、冷房効率が下がるし、故障の原因になります。

なので、すき間を空けました。

あまりベストな方法ではありませんが、コードやドレンの都合上、室外機を窓から離すのもこれでイッパイイッパイ…。

出来上がったところで、『定位置』でくつろいでいるアルツ君を呼びに行きます。

ヤッチ:「ちょいと、部屋に戻って、窓の外を見てくれよ?」

アルツ君:「なんでよ?」

ヤッチ:「『なんでよ?』って、さっき、『誰かいる』って、騒いでたじゃないかよ。」

アルツ君:「そっかぁ…。まあ、いいや、見てあげましょっ!」

アルツ君を居室に連れて行き、窓の外を見せます。

ヤッチ:「どう?まだ誰かいるように見えるかい?」

アルツ君:「ああ、あの事か!?大丈夫じゃないのかぁ…。まあ、いいだろっ!?」

ヤッチ:「何?その他人事のようなセリフ…。それに現場監督みたいな口調だな…。」

アルツ君:「現場監督じゃないけど、大丈夫そうだなぁ…。」

ヤッチ:「こわくないだろ?」

アルツ君:「まあね~。あの(段ボールの)うしろにいるのは隠れキリシタンだよな!?」

アルツ君

さすがです…。

(; ̄ー ̄川 アセアセ

ブログランキングに参加中です。
応援をお願いします。
にほんブログ村    人気ブログランキング    FC2ブログランキングへ
コメント 0 件
ツイートする

キーワード検索 : エアコン 室外機 空調 粘着テープ 定位置 

FC2スレッドテーマ : 認知症を介護する家族の悩み (ジャンル : 福祉・ボランティア

© 2019 アルツ君は職人
Unauthorized copying prohibited.

この記事のURLhttps://alzheimers.blog.fc2.com/blog-entry-477.html   Facebook   Twitter   hatena_bm hatena_bc

2014/07/30 | コメント (0) | トラックバック (0) | ホーム | ▲ Page Top

特別養護老人ホームの居室の灯り

2014/11/08 (土)  カテゴリー: 特別養護老人ホーム
▲ Page Top
十三夜

こんばんは。

アルツ君の息子ヤッチです。

(^_^)/~

最近のアルツ君ですが、身体を動かすのが億劫なのか、『散歩に行こう。』と言っても、なかなかよい返事が返って来ません。

散歩に行く場合は、少しでも歩行距離を稼ぐために、居室のある三階から歩行器を使って一階のエントランスまで歩いてもらい、そこから車椅子を使って出かけています。

ですが先週も、一緒に散歩に行こうというところまで漕ぎつけたのですが、施設のエントランスに向かって廊下を歩いている途中、眠くなってしまい、廊下に設けてある長椅子に座りこみ、そこで座ったままコックリコックリ…。

歩行距離にして、およそ30メートルといったところでしょうか…。

結局、散歩は断念し、居室のベッドで寝てもらい、その日はヤッチも帰ってきてしまいました。

少しでも歩いてもらって体力を維持してもらいたいところですが、無理をさせれば疲れてしまい、その反動で返って体力が落ちてしまうことになりかねません。

なにか本人のやる気を起こさせ、楽しんで体力を保持できるものは無いんでしょうかねぇ…???

口のほうは相変わらず衰え知らずというか達者ですが、こちらもまあ、意味不明、理解不能なことを言う場面が少し増えて来たかなという気がします。

昨日も面会に出かけてきましたが、ヤッチが居室の扉を開けると、ベッドに横たわりながら、一人で何かをしゃべっています。

しかも、上着を床に脱ぎ捨て、半袖の下着のシャツ一枚で…。

目を閉じたまま、まるで誰かと会話をしているようです。

急に話し掛けちゃいかんと思い、しばらく聞いていましたが、全く内容がわかりません。

ヤッチは居室の片隅に立ったまま、その会話を聞いていましたが、アルツ君がヤッチの気配に気づき目を開けます。

アルツ君:「お?お前、いつからそこにいるんだ?」

ヤッチ:「『三年前から』って言ったらどうする?」

アルツ君:「ちぇっ、中途半端だな。どうせなら十年前にして下さいよ。十年前に…。」

ヤッチ:「ところで、今、誰と話してたんだ?寝言にしちゃあ、長かったような気がするけど…。」

アルツ君:「誰ともしゃべってなんかいやしませんよ。お前の空耳だろ!?なっ?コウちゃん?」

ヤッチ:「んっ?誰だ?その『コウちゃん』って?」

アルツ君:「お前は知らないけど、『コウちゃん』っていうのがいるんだよ。」

ヤッチ:「前に『ケンちゃん』っていうのは聞いたけど、また新しい登場人物か?」

アルツ君:「そうだ。」

ヤッチ:「あんまり登場人物増やすなよ~。どっかのドラマみたいに視聴率が落ちて、わけわからなくなるから…。」

アルツ君:「そうは言っても、昔から『コウちゃん』っていうのがいるんだから仕方がないだろ!?『コウちゃん』っていうのは俺より背が高いんだぞ。」

ヤッチ:「だいたいさぁ、いつの話しなんだよ~?」

アルツ君:「俺が『十三七つ』の頃だ!」

▽引用(始)
十三七つ(じゅうさんななつ)とは…
『お月さまいくつ,十三七つ』の童謡から出た言葉。
十三夜の七つどきの月の意で、まだ若いこと。
コトバンクより引用
△引用(終)

ヤッチ:「また難しい言い回しだなぁ~。何だかオオカミでも出てきそうだな?」

アルツ君:「オオカミは出てこないけど、赤犬は美味いぞ。お前、食ったことないでしょ?」

ヤッチ:「もう、いいよ!ゲテモノ食いの話しは…。」

どうやら、アルツ君の少年時代、もしくは幼少期が脳裏に映り、それを回想して会話をしているような気配です…。

ヤッチ:「ところで何で上着を床に脱ぎ捨てているんだ?」

アルツ君:「知らん。俺が寝てるあいだにオオカミでも食いちぎりに来たんだろ!?」

ヤッチ:「どうでもいいけど、半袖一枚じゃ風邪ひくぞ?」

アルツ君:「いいんだよ。引いたって足したって。」

ヤッチ:「『風邪を足す』ってどうやるのかね?」

アルツ君:「知らん!」

ヤッチ:「まあ、どうでもいいけど散歩に行こうぜ?」

アルツ君:「今日はやめとく。」

ヤッチ:「そのセリフ、もう聞き飽きたよ。」

アルツ君:「俺は飽きてない。」

ヤッチ:「行こうよ?」

アルツ君:「やだ。」

ヤッチ:「どうして?」

アルツ君:「どうしても。」

ヤッチ:「なんで?」

アルツ君:「なんでも。」

ヤッチ:「かんで?」

アルツ君:「なんでもかんでもっ!!」

ヤッチ:「じゃあ、ここまで車椅子を持ってくるからさ~。なっ?」

アルツ君:「持って来てから考える!」

ヤッチは居室を離れ、エントランスへ車椅子を借りに行きます。

居室に戻り、車椅子を中に入れます。

ヤッチ:「インチキおじさん登場!持って来たから行くべ!」

アルツ君:「うるせーな…。散歩、散歩って…。行きたきゃ独りで行きゃーいいんだよ…。」

アルツ君に身支度させ、強制的に外へ連れ出します。

ヤッチ:「外は寒いべ?さっきみたいに半袖じゃ?」

アルツ君:「俺はちっとも寒くないぞ。厚着してるし…。」

居室で上着を脱ぎ捨てていたことは、この時すっかり忘れているようです。

散歩中の会話はいつも通りで新鮮味に欠けると思うので、省略させていただきます。



散歩から戻り、車椅子を押して施設の廊下を歩きます。

普段と違いアルツ君が車椅子に乗っているからなのでしょうか、アルツ君は多くの職員さんから声を掛けられます。

『あら?お散歩?お天気がよくて良かったですね。』、『今日は素敵なお帽子を被ってらっしゃいますね。』、『寒くなかったですか?』…。

アルツ君、そのたびに愛想をふりまくので、居室に到着するころにはクタクタです。

アルツ君:「おい、俺は部屋に戻ったら一寝入りするからな?」

ヤッチ:「了解いたしました、ご主人様。すでにお部屋の前でございます。」

アルツ君:「え?なんだ、そうか…。もう着いたんだ!?」

居室の扉を開け、二人は中に入ります。

アルツ君:「そういえば、隣のばあさん、死んだらしいやぁ…。」

ヤッチ:「隣りって○○さん(隣の入所者さん)のこと?」

アルツ君:「そうだよ…。」

実は、アルツ君の隣りの居室には100歳とか101歳になるおばあちゃんが入所していました。

確かこの間の連休明け(11月4日?)にお亡くなりになられたんです。

後で生活相談員さんからお伺いしたところ、末期のがんだったそうな…。

相談員さんがこの特別養護老人ホームで働き始めたときに入所された方らしく、施設で10年以上生活されたことになります。

個人情報の範囲なので、部位など事細かに聞けませんでしたが、おばあちゃんのご家族からは延命措置はとらないよう言われ、看取り介護(看取りケア)の段階だったそうです。

確か先月か先々月に入院されて、また施設に戻ってきていたので、ヤッチはてっきりお元気になったとばかり思っていました。

おばあちゃんがお元気な頃は、アルツ君とは犬猿の仲で、一触即発の場面も多々ありました。

ヤッチも最初はちょっと苦手なタイプでしたが、いつしか施設で顔を合わせると、ハイタッチで挨拶する間柄になっていました。

ちなみにおばあちゃんのほうは車椅子ですが…。

最近はこのハイタッチを返すおばあちゃんの力も段々と弱くなり、退院されてから少し痩せたかな!?と思っていた矢先のことでした。

お亡くなりになる前日には、おばあちゃんのやんちゃな声も聴いていたんですがね…。

とても残念です。

心よりご冥福をお祈り申し上げます。

ところでアルツ君ですが、おばあちゃんが亡くなられたことを知らないはずなんです。

施設側も利用者(入所者)に気づかれないように、居室からご遺体を運ぶ時には、十分配慮していることも聞いています。

入所されている方がお亡くなりになると、居室は何日間か空き部屋となりますが、特別養護老人ホームの待機人員は相当数いると聞いていますから、すぐに新しい入所者さんがやってきます。

今はまだこのおばあちゃんの居室は空き部屋で、新しい入所者さんは決まっていない様子です。

では、なぜ故アルツ君がこんなことを言い出すのか…???

空部屋となった居室ですが、昼間はともかく、夜間は灯りが点いていません。

いくら認知能力が落ちてきたアルツ君といえども、勘だけは鋭いですからねぇ…。

なんとなくわかってしまうのかもしれませんねぇ…。

省エネの問題や廊下を徘徊する入所者などの保安上の問題もあって難しいことなのかもしれませんが、空部屋となった居室の灯りは是非とも点けたままにしておいて欲しいものですねぇ…。

くだらないことかもしれませんが、もし施設関係のお仕事の方がご覧になっていらっしゃるならば、頭の片隅に留めておいていただけると幸いです。

さて、アルツ君の話しに戻ります。

ヤッチ:「なんで、○○さんを勝手に殺すんだ?」

アルツ君:「だって、部屋の灯りが消えたままだもの…。」

ヤッチ:「別の部屋にでも移ったんじゃないのか?旦那さんのセクハラが嫌になって…。」

ヤッチ、アルツ君の鋭い洞察力に上手い取り繕いの言葉が出てきません。

ある意味、取り繕いとは高度な技術です。

アルツ君:「いや。違うな…。俺も長いことないな…。」

ヤッチ:「ずいぶん、旦那さんにしては消極的な発言だな?」

アルツ君:「そうだよ。」

ヤッチ:「いよいよ悟りでも開いたか?」

アルツ君:「悟りは開かないけど、里芋なら食ってもいいなぁ…。」

ヤッチ:「あのな…。それだけ食欲の有る奴がそう簡単に死ぬと思うか?悟りを開いたんだったら、丸めるか?」

アルツ君:「どこを?」

ヤッチ:「頭だよ…。」

アルツ君:「嫌だっ!!お前と一緒にはなりたくないっ!!」

誰がハゲやねん!!

誰が灯りやねん!!

アルツ君

さすがです…。

(; ̄ー ̄川 アセアセ

ブログランキングに参加中です。
応援をお願いします。
にほんブログ村    人気ブログランキング    FC2ブログランキングへ
コメント 0 件
ツイートする

キーワード検索 : 特別養護老人ホーム 散歩 十三七つ 車椅子 延命措置 看取り介護 

FC2スレッドテーマ : 日々徒然なる話 (ジャンル : 福祉・ボランティア

© 2019 アルツ君は職人
Unauthorized copying prohibited.

この記事のURLhttps://alzheimers.blog.fc2.com/blog-entry-485.html   Facebook   Twitter   hatena_bm hatena_bc

2014/11/08 | コメント (0) | トラックバック (0) | ホーム | ▲ Page Top

瞬間湯沸かし器と化す職人の息子

2015/07/14 (火)  カテゴリー: 特別養護老人ホーム
▲ Page Top
2015年7月13日の室内温01

こんばんは。

アルツ君の息子ヤッチです。

ヤッチですが、もう、何回施設で怒りを爆発させているんでしょうか?

大人げないと自分でわかっているのに自分を抑えることができません。

これから書かせていただく記事は介護職の方や施設関係者の方からすると、いや、この方達以外の人にとっても、不愉快極まりない記事になります。

あらかじめご承知の上ご覧ください。

さて、昨日7月13日の東京は晴れて、非常に暑い日でした。

東京にお住まいの方ならご存知かもしれませんが、晴れて暑い上に風も非常に強い一日…。

涼しい風ならよいのですが、これがまた熱風…。

そんな暑いさなか、午後2時を回ったころでしょうか。

ヤッチはアルツ君の居る施設(特別養護老人ホーム)に向かいます。

途中セブンイレブンに立ち寄り、アルツ君の主食となりつつある水ようかん三つ(一日分)と杏仁豆腐を購入しようと、レジに向かいます。

ヤッチ:「これだけ暑いと、ご商売にも影響が出るでしょ?」

店員さん:「そうですね。あんまり暑いので、お客さんも外に出ていらっしゃらないみたいです。それに自動ドアが開くと熱風が入ってくるので、店内に居ても暑いんですよ。」

ヤッチ:「フライヤーを使ったりするから、楽なお仕事じゃないですね。」

セブンイレブンのお姉さんと雑談した後、冷えた水ようかんを持って自転車を走らせます。

なんだか水ようかんがホットになりそうな勢いです。

余談ですが、この水ようかん、もう少し日持ちしてくれると、毎日施設に持っていく必要がなくなるんですが、アルツ君の好物ゆえに切らすことはできません。

アゲインストの風の中をぬって施設に到着です。

持ってきた水ようかんは施設の冷蔵庫に保管してもらい、アルツ君の食事の時に出してもらいます。

ヤッチはナースステーションのカウンターで施設の女性職員さんに水ようかんを預けます。

ヤッチ:「また水ようかんをお持ちしたんで、入れておいてもらっていいですか?」

女性職員さん:「わかりました。」

ヤッチ:「それとまた杏仁豆腐を食べてもらおうと思って持って来たんで、今食べてもらってもいいですか?」

女性職員さん:「あ、それでしたら、冷蔵庫にも以前持って来ていただいたものがあるので、そちらから召し上がっていただけますか?」

女性職員さんが冷蔵庫から杏仁豆腐を出してきます。

なんてことはない、ヤッチが新しく持って来た物の方が日付が古い…。

ヤッチ:「なんだ、今日のやつの方が古いじゃん。じゃあ、こっちから先に食べさせますね?」

ヤッチはアルツ君の居室へ向かいます。

普段、昼間は廊下側の扉は開いたままになっています。

一応、扉をノックします。

その瞬間、ヤッチは熱い空気に包まれます。

そう、向かい側の南側の窓が半分ぐらい開いています。

強風にあおられて、アルツ君の居室のカーテンは暴れています。

ヤッチ:「旦那さん、暑くないかい?」

仰向けにベッドで寝ていたアルツ君がヤッチの姿に気づき、こっちを向きます。

アルツ君:「暑いなんてもんじゃないよ~。」

ヤッチ:「だよな。」

居室にあるデジタルの室温計(姉が購入したもの)を見ると、29.4度を表示しています。

いくら空調(冷房)が入っているとはいえ、直射日光の照りつける南側の窓が開いていれば、室温が上がらないわけはありません。

しかもアルツ君の麻痺側に窓が設置されていますから、アルツ君に閉めることはできません。

ナースコールは有ったとしても使い方を知りませんし、アルツ君に大声をあげられるほどの体力はありません。

ヤッチ:「喉渇いてないか?」

アルツ君:「大丈夫…。」

アルツ君の『大丈夫』は危険のサイン…。

ヤッチ:「ほんのちょっとだけ我慢できるか?」

アルツ君:「大丈夫…。」

アルツ君、少しぐったりしているようにも見えます。

ヤッチは慌てて生活相談員さんがいる事務所に向かいます。

そうそう、記事にしていませんでしたが、以前からのヤッチのクレーマーぶりに現場の職員がビビッてしまっているので、施設側からのお願いで、ヤッチから現場の職員さんに注文をつけないでくれと言われています。

ヤッチも約束を守り、ここ最近は現場の職員さんとは挨拶程度を交わすだけにしています。

直接話しをしてよいのは、生活相談員さん以上の役職のある方たちだけです。

事務所に行くと、この階の課長さんがいらっしゃいます。

ヤッチ:「あのさ、部屋の空調というか、部屋の温度なんだけど何とかならないかな?この暑いのに窓が開いてるんだけど…。部屋の温度。29度以上もあるよ。」

課長さん:「部屋の窓が開いている…???」

ヤッチはうなずきます。

課長さん:「今、(居室に)お伺いしますね。」

ヤッチが窓を開けたまま、アルツ君に辛抱してもらったのはこのためです。

いわゆる現場保存というやつです。

ヤッチはアルツ君の居室に戻ります。

ヤッチ:「旦那さん、大丈夫か?杏仁豆腐持って来たから食べようぜ?」

アルツ君:「お金がないからいらない…。」

ヤッチ:「お金はいらないよ。食べよ。」

アルツ君:「大丈夫ですって…。」

ん…。

元気がありません。

先ほどの課長さんはナースステーションで現場の女性職員さんと空調の設備の電源辺りで冷房の設定温度を確認しているようです。

中々居室にいらしてくれません。

先ほど施設の課長さんと話していた現場の女性職員さんと看護師さんが居室に向かってきます。

廊下近くの扉付近に立っていたヤッチに女性職員さんがヤッチに話しかけてきます。

この女性職員さん、アルツ君の入所している棟の介護スタッフを束ねる介護リーダーと呼ばれる方です。

女性職員さん:「どうもすいませんでした。先ほど便が出たので、換気のために窓を開けておいたんです。」

さっそく、施設との約束を破るヤッチ…。

ヤッチ:「でも、(アルツ君は)グッタリしちゃってるよ。」

女性職員さん:「便が出てすぐだからじゃないかしら。」

どういう根拠でアルツ君のグッタリ感を査定しているのかヤッチにはさっぱりわかりません。

ヤッチ:「換気するだけなら、こんなに室温が上がるまで窓を開けておく必要はないんじゃない?」

女性職員さん:「すいませんでした。」

看護師さん:「すいませんでした。」

ヤッチ:「今日の外はものすごく暑いし、風も強いんだから、窓を開ければどういうことになるかくらいは判断がつくでしょ?」

看護師さん:「そうですよね…。」

そこへ課長さんも居室に入ってきます。

ヤッチは同じことを繰り返します。

課長さん:「以後こういうことがないように気をつけさせていただきます。」

居室の窓を閉めれば済む話なので、ヤッチも話を切り上げ、アルツ君に杏仁豆腐を食べてもらう準備に取り掛かります。

たくさんの人が自分の居室に入ってきて、騒がしくしていたので、もうアルツ君、この段階で不機嫌です。

一口、二口を食べたところで、アルツ君が口を開けてくれなくなってしまいました。

少しでも水分補給をしてもらおうと思って面会に来たのに残念な結果です。

ベッドに横たわり、目を閉じたままのアルツ君がボソッとつぶやきます。

アルツ君:「ばあさん(キノコさん)はどうした?」

ヤッチ:「あれ?今日は月曜日だからばあさんのやつ、お昼頃ここに居たんじゃないか?」

ヤッチもこの日、キノコさんが面会に来ていたのかどうかを知らなかったので、キノコさんに電話を掛けます。

ヤッチ:「今大丈夫?あのさ、今日は旦那さんのところにきた?」

キノコさん:「行ったわよ。お昼ご飯の前に帰ったけど。」

ヤッチ:「やっぱ。そうなんだ。ちょっと待ってね。旦那さんにかわるから。」

ヤッチはアルツ君の耳元に携帯電話を近づけます。

何やら少し話したようですが、アルツ君が、『はい、お願いしま~す。』と言って眠ってしまいました。

再びヤッチはキノコさんと会話をします。

ヤッチ:「今日さ、お宅がここに来た時、旦那さんの部屋の窓は開いてた?」

キノコさん:「そうね…。風がピューピュー入り込んで来ていたから、開いていたんじゃないかしら。でもそんなに暑くはなかったわよ。」

ヤッチ:「了解。ありがとう。今、窓が開けっ放しになっていて旦那さんがバテちゃってたからさ…。」

キノコさん:「そうなの?大丈夫?」

ヤッチ:「わからない…。じゃあ、悪いけど切るよ。」

ヤッチは居室を後にします。

再度、生活相談員さんの事務所を訪れます。

今度は主任生活相談員さんも在席しています。

ヤッチ:「すいません。今、母に電話したんだけど、どうも午前中も部屋の窓が開いていたらしいね?」

主任生活相談員さんがこれに対応します。

主任生活相談員さん:「開いていた??僕がお父様の昼食の時にお伺いした時は閉まっていたんですけど…?」

ヤッチ:「母が嘘を言っているようにも思えないし、旦那さんの目やにがカピカピになっていたからさ…。」

嫌味な言い方ですね~。

あー、ヤダヤダ。

主任相談員さん:「そうでしたか…。」

ヤッチ:「だいたい、部屋の空調の設定温度は何度に設定してるの?」

主任生活相談員さん:「日によって変わりますけど、今日ですと、25度とか26度じゃないでしょうか?」

ヤッチ:「それは現場の職員任せなの?施設で何度に設定しましょうという統一的な冷房の設定温度というのはないの?」

主任相談員さん:「お父様のお部屋は南側で直射日光が入るので、部屋の温度が上がってしまいがちになるので…。」

ヤッチ:「実は昨日も同じ時刻にここへ伺ったんですけど、その時の部屋の温度は25.3度。あまりにも寒いので申し上げようと思ったんだけど、例のように、現場の職員に物申すなと言われているんじゃない!?だから、ここに伺って申し上げようと思ったんだけど、日曜日でどなたもいらっしゃらなかったから、姉にこのことをメールして帰って来ちゃたんですよ。」

主任生活相談員さん:「場合によっては、冷房時に25度代になることもありえるかと…?」

ヤッチ:「いやいや、25度は仕事で動いている人には快適温度かもしれないけど、じっとしている人には酷でしょ。それも高齢者だよ。さらにタオルケット一枚で腕が飛び出てるんだよ?寒すぎない?」

主任生活相談員さん:「寒くなりすぎないように、頻繁にお伺いして様子を見させていただきます。」

ヤッチ:「さっき、ここの看護師さんに聞いたら、『25度はありえないでしょ。』って言っていたぐらいだから、冷房の設定温度についても皆さんで話し合ってくださいよ。現場の裁量で現場の職員の体感温度で設定温度を決めるんじゃなくて、働いている方には失礼かもしれないけど、利用者本位で設定温度を決めてよ。」

主任生活相談員さん:「わかりました。」

ヤッチ:「命にかかわることなんだから、早急に対応してくださいよ。後でまた夕食の介助に伺います。あ、それと親父に二択で質問しないで下さいよ。『暑いですか、寒いですか?』って聞くと、『わからない。』って答えますから。」

午後3時半くらいだったでしょうか。

ヤッチは施設を出ます。

屋外の気温は32、3度あったのではないでしょうか。

自分の用事を済ませ、ヤッチはアルツ君の夕食の介助のために再び施設に自転車を走らせます。

施設に到着したのが午後の5時半を回ったところでしょうか。

受付を済ませアルツ君の居室に向かいます。

居室に入ると、昼間とは打って変わって寒い!!

部屋の室温計は25.1度…。

湿度も38%を指し、『乾燥マーク』が点灯しています。

ベッドの上のアルツ君を見ると、こっちを向いて半笑いです。

ヤッチにはこの半笑いが呆れている顔のように見えました。

ヤッチ:「おい、おい旦那さん、寒くないかい?具合悪くなってない?」

アルツ君:「大丈夫だよ。まだ若いんだから…。」

ヤッチ:「『特別なスープ』をあげたくなる言い回しだな。ほんとのこと言ってみん?寒いだろ?」

アルツ君:「寒くはない。冷たい。死んじゃったって…。」

ヤッチはアルツ君の掛けているタオルケットの上にもう一枚毛布を掛けます。

そしてまたもや、慌てて生活相談員さんの事務所に駆け込みます。

ヤッチ:「今度は冷房が効きすぎて、寒いんだけどさ…。」

課長さん:「寒い?今伺います。」

ヤッチは足早に居室に戻ります。

ヤッチ:「旦那さん、調子悪いところない?」

アルツ君:「悪いっていえば、お腹空いちゃったよ~。」

ヤッチ:「それは調子が悪いんじゃなくて、調子がいいんだよ。あー、よかった。」

女性職員さんがアルツ君の夕食を持って、居室に入ってきます。

女性職員さん:「失礼します。お食事をお持ちしました。」

ヤッチ:「ありがとうございます。」

女性職員さん:「お部屋の冷房温度大丈夫ですかね?」

現場の職員にもの申すなと言われているヤッチでしたが、本日2枚目のイエローカードです。

ヤッチ:「ありえない温度でしょ。寒すぎるよ。」

女性職員さん:「さっきお伺いした時は26度代だったんですけどね。」

ヤッチ:「これで入口の扉を閉めたら、なかなかのストッカーになるよね?」

女性職員さん:「すいません…。」

女性職員さんは足早に出て行ってしまいました。

ヤッチはアルツ君のベッドのリクライニングを上げ、エプロンをつけてもらいます。

ヤッチ:「今日はお魚だよん!」

アルツ君:「かあー、美味しいね、チクショー!」

ヤッチ:「それにひじきの煮物もあるよん!」

アルツ君:「おいしね~、チクショー!」

いつもの儀式として、一通り献立を説明します。

ミキサー食でみんなペースト状になっているので、正直なところヤッチにもどれがどれだかわからない時があります。

お茶を飲んでくれないアルツ君なので、白飯のミキサー食をお茶代わりに最初にアルツ君の口に流し込みます。

ヤッチ:「じゃあ、お魚から行きますか?ちょっとだけ食べてみて?しょっぱいときは白飯と混ぜるから?」

アルツ君の口に放り込みます。

アルツ君が渋い顔をします。

アルツ君:「あー、美味しい。チクショー!」

ヤッチ:「びっくりさせるなよ。変な顔をするから、まずいのかと思ったよ。」

最近分かってきたことですが、どんなに美味しい料理でも、アルツ君が食事を飲み込むときに渋い顔をしたり、顔をゆがめるのは、それだけ飲み込む力が弱ってきているのではないかと…。

一口目は『まずい』と言っても、二口目は『美味しい』というのは、一口目では、まだのどが潤っていないからではないかと…。

4、5口食べたところで、アルツ君、早くもフリーズです。

寝ているわけでもないのですが、完全に動作を停止してしまいます。

こうなると、アルツ君自身が自力で復帰するのを待つしかありません。

そこへ施設の課長さんが居室に入ってきます。

課長さん:「今、よろしいですか?」

ヤッチ:「今、休憩中なんで構わないですよ。」

課長さん:「どうですかね?」

ヤッチ:「『どうですかね?』じゃないよ。さっき25度代だったけど、この室温計見てよ。24度代だよ。」

課長さん:「今、天井の吹き出し口を見させていただきますね?」

課長さんは天井にある空調を確認したり、点検口を開けて何かを調べているようです。

居室を出たり入ったりしています。

課長さん:「この点検口のところに風量を調節できるスイッチがあるようなんですけど…。」

ヤッチ:「今、設定温度は何度なの?」

課長さん:「今、ちょっと前に28度に設定して、ここにお伺いしたところです。」

ヤッチ:「そしたら、風量を絞る前にその設定温度でどうなのかを確認した方がいいんじゃない?」

課長さん、ヤッチの申し上げていることを理解していない様子…。

居室を離れて行ってしまいました。

代わって、主任生活相談員さんが居室に入ってきます。

主任生活相談員さん:「今、風量の方を下げさせていただきますね。」

ヤッチ:「風量の調節よりも設定温度を変更したんだから、その設定温度のまま、しばらく運転してみるのが順序じゃない?」

主任生活相談員さん:「今、風量を下げましたんで、ちょっとこれで様子を見させてください。」

ヤッチ:「様子を見るのは結構だけど、今頃やる話じゃないよね?」

主任生活相談員さん:「申し訳ありません…。」

ヤッチ:「ちょっと表(廊下)に出よう。」

ヤッチは主任生活相談員さんと一緒に廊下に出て切り出します。

ヤッチ:「お昼過ぎに来て、部屋の窓が開いていた時に、ここの職員さん、みな口をそろえて言ったよね?『注意します。』、『気をつけます。』って…。」

主任生活相談員さん:「すいません…。」

ヤッチ:「その時から、2.3時間の余裕はあるはずなのに、なんで今頃空調をいじりだすわけ?何を気をつけていたのかね?」

主任生活相談員さん:「一応、お部屋の温度確認はさせていただいていたのですが…。」

ヤッチ:「じゃあ、俺が来たから部屋の温度が下がったっていうわけ?」

なんで、こんな言い方しかできないんでしょうね…。

主任生活相談員さん;「そういうわけでは…。」

ヤッチ:「だいたいさ、昼にお伺いした時も『換気のために窓を開けていた。』っていうけど、なら、なんで俺が居室に入る前にそのことを言わないわけ?水ようかんを持って来たとき、ナースステーションで職員と会話をしてるよ。これじゃあさ、客観的にみて、『窓を閉め忘れていた。』と思われても仕方がないんじゃない?」

主任生活相談員さん;「そういう風に疑いのまなざしでしか見れないんですよね!」

生活相談員さんは目をむいてヤッチのパーソナルスペースに入ってきます。

プロボクシングでゴングが鳴る前のにらみ合いを想像してください。

ヤッチ:「なんだ、お前。その挑発的な態度は。ふざけるな!!」

ついに点火スイッチが入ってしまいました。

主任生活相談員さん:「『何もしていない。』とおっしゃられましたよねっ!」

さらににじり寄ってきます。

ヤッチ:「『客観的にみて、そう思われても仕方がない。』と言ってるんだよ!」

主任生活相談員さん:「…。」

ヤッチ:「『気をつけます』と言った以上、早急に直してって言ってるんだよ!」

主任生活相談員さん:「直しますけど、僕は向こうの棟で介護に入らないといけないんです!」

ヤッチ:「はあ…???だったら、ここへ顔を出すなよ!親父だって介護を受ける人間じゃないのかよ?他が忙しいから、親父の面倒は見られないんだなっ!」

主任生活相談員さん:「…。」

殴らんばかりの形相でヤッチの顔に自分の顔を近づけてきます。

ヤッチ:「ダメだ。お前と話をしても…。サービス業をやる人間の顔じゃないよ。」

ヤッチは視線を外し、事務所の方に歩いていきます。

主任生活相談員さんもヤッチの後に着いてきます。

騒ぎを聞きつけた課長さんが事務所の前に立っています。

その課長さんにヤッチは口を開きます。

ヤッチ:「もうさあ、なんなわけ…。利用者が『寒い。』っていうのが理不尽な要求なわけ?冷房25度の設定温度じゃ寒すぎるということもお昼過ぎに来た時に申し上げましたよね。それが何で、夕方になってもそのままなわけ?俺、間違ったことを言ってるのかな?」

課長さん:「いえいえ。」

ヤッチ:「じゃあなんで、こんな挑発的な目を向けられるわけ?こいつの顔、見てみなよ」

ヤッチは課長さんに見えるように主任生活相談員の体を換えます。

そして、その相談員さんに言い放ちます。

ヤッチ:「仕事があるんだろ?早く行けよ。」

一番信頼できると思っていた相談員さんだったんですけどね…。

なんとも残念な結果です。

この後、課長さんと同じような話をしました。

課長さんとの話は繰り返しになるので省略(手抜き)させていただきます。

課長さんとの話の中でヤッチが強調したことを一点だけ書かせていただきます。

ヤッチ:「問題点が出たならさ、施設で『きちんと解決しました。』という報告だけでは、もう納得いかないよ。今後こういうことが起こらないようにどう改善したのか、具体的な改善策を示した上で、本当にそれを実行したのかを目に見える形で示してよ。」

まあ、再三再四申し上げてきたことなんですが、そのたびに期待を裏切られているので、今回も当てにはできませんが…。

28度設定が推奨設定の温度ではあるが、利用者さんにとっては『暑い』と感じる方もいらっしゃるということに関しては、ヤッチも施設側も一致しています。

また入浴介助を終えた職員さんの労働環境を考えると、冷房時の推奨設定の28度では労働意欲の低下を招くことも考えられます。

アルツ君の部屋が26度から27度くらいになるように、体感ではなく、随時部屋の温度で確認していくというのが施設の見解でした。

ヤッチとしては湿度によっては26度でも『寒い』という意見なんですが、聞き入れてもらえませんでした。

とりあえず、アルツ君の部屋の温度が26度から27度で推移するように設定温度を変え、こまめに訪室していただくということで妥協しました。

本日(7月14日)もお昼過ぎの2時半ごろにアルツ君のところに面会に行ってきました。

アルツ君の居室の温度はというと…?

25.3度…。

ベッドサイドにはナースコールが設置されていました。

ん…。

どう解釈すればよいのでしょうか…。

(; ̄ー ̄川 アセアセ

ブログランキングに参加中です。
応援をお願いします。
にほんブログ村    人気ブログランキング    FC2ブログランキングへ
コメント 46 件
ツイートする

キーワード検索 : 特別養護老人ホーム 水ようかん 杏仁豆腐 高齢者 冷房 空調 生活相談員 設定温度 

FC2スレッドテーマ : 認知症を介護する家族の悩み (ジャンル : 福祉・ボランティア

© 2019 アルツ君は職人
Unauthorized copying prohibited.

この記事のURLhttps://alzheimers.blog.fc2.com/blog-entry-530.html   Facebook   Twitter   hatena_bm hatena_bc

2015/07/14 | コメント (46) | トラックバック (0) | ホーム | ▲ Page Top

« 前のページ  

▲TOP