アルツ君は職人進行性核上性麻痺の疑いのある元植木職人のアルツ君(父)、アルツ君の愛妻キノコさん(母)、そしてアルツ君の息子ヤッチの日々の生活を紹介しています。
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成年後見人さんの面会

2013/04/02 (火)  カテゴリー: ボタモチ
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こんばんは。

アルツ君の息子ヤッチです。

(^_^)/~

昨日アルツ君のところに面会に行ってきました。

この日はアルツ君、『定位置』ではなく、居室のベッドのところに腰かけ、漢字のお勉強中です。

面会のたびにヤッチが持って行っている『読めそうで読めない漢字』です。

アルツ君、漢字に興味があるというより、自分が読めた漢字を他の入所者さんに自慢することに生きがいを燃やしているようです。

でも、不思議とキノコさんやヤッチの存在は忘れてしまうのに、漢字に関しては、ある程度までは、おぼえているのですから、大したもんです。

過去にアップしたものを含めて、読めそうで読めない漢字を再度アップしておきましょうかね!?

過去にアップしたものはファイル名を変えてありますが、中身は同じです。

ご自身でも是非やってみてくださいね。

読めそうで読めない漢字(問題~PDFファイル)

読めそうで読めない漢字(答え~PDFファイル)


ヤッチ:「おっ?お勉強中かい?」

アルツ君:「まあね!!」

ヤッチ:「ずいぶんと熱心にやってるから、頭の中は漢字だらけでしょ?」

アルツ君:「そうでもないぞ!?今日は頭の中に浮かんでくるのは、食い物ばかりだ。」

ヤッチ:「『今日は』じゃなくて、いつもだろ?」

アルツ君:「うるさい!!失礼な。」

ヤッチ:「どうせ、そんなこったろうと思って、今日はいいもの、持って来たよ。」

アルツ君:「んっ?ボタモチか?」

ヤッチ:「どうしても、そこからは縁が切れないんだね?脳ミソはあんこで、できてるんじゃないのか?」

アルツ君:「かもな!?そのかわり、つぶあんだぞ!?」

ヤッチ:「つぶあんとこしあんだったら、どっちが頭がいいのかね?」

アルツ君:「そりゃあ、つぶあんに決まってるだろう~。」

ヤッチ:「その根拠たるをきかせて欲しいものだねぇ…???」

アルツ君:「つぶあんの方が美味い!!」

ヤッチ:「全然、理屈が合わないじゃないかよ!!まあ、いいや。今日はボタモチじゃないよ。イチゴだよ。」

近所のスーパーマーケットでイチゴを安くゲットしたので、アルツ君にもお裾分けです。

イチゴ


アルツ君:「かー!!イチゴ!?お前の畑で獲れたのか?」

ヤッチ:「あの~、畑を持つほど、お金持ちじゃないんですけど…。」

アルツ君:「まあ、いいや。それにしても美味そうだな~。こんなちょっとじゃなく、畑ごと持ってくればよかったのに。」

ヤッチ:「だから、畑は持ってないって!!」

アルツ君:「盗んできたのか?」

ヤッチ:「盗みもしないって!!」

アルツ君:「どらどら、食ってやろう!!おーい!!そこの赤いの!!今、俺の口に放り込んでやるからな!!」

アルツ君がイチゴを一粒手に取って、口の中に放り込みます。

ヤッチ:「どう?」

アルツ君:「甘い!!」

ヤッチ:「辛かったら、怖いもんな?」

アルツ君がもう一粒口の中に放り込んだところで、居室のドアをノックする音が聴こえます。

特養の生活相談員さんとアルツ君の成年後見人である司法書士さんです。

成年後見人さんは、毎月、月の中ごろと月末に定期的にアルツ君の面会にいらしています。

生活相談員さん:「すいません。○○先生(成年後見人さんのこと)がいらしたので、お連れしました。」

ヤッチ:「どうも、いつもお世話になっています。どうぞお掛け下さい。」

そう言って、ヤッチは居室に有った椅子を差し出します。

生活相談員さんは、すぐに事務所に戻って行ってしまいました。

後見人さん:「あっ、すいません。お食事中か何かではなかったのですか?」

ヤッチ:「いえいえ、ちょっと家からイチゴを持って来たので、父に食べてもらっていたところです。」

後見人さん:「すいません、月末にお伺いしようと思ったのですが、野暮用が入って伺えなかったものですから…。お父様、お元気にしてらっしゃいましたか?」

アルツ君:「元気元気!!元気すぎて困ってるよ~。どっこも悪くないんだから、困っちゃうよ~。」

たしか、元気な人は特養には入れなかったような…。

(-_-;)

後見人さん:「それはそれは、何よりです。顔色も良さそうですね?」

アルツ君:「まあね!!この間もあんまり俺が元気なのをみて、ここの人が『おじさん、いくつなの?』って言うから、考えたら、俺、もう83なんだよね~。」

ウソウソ!!85だろがっ!!

後見人さん:「そうですよね。失礼ですが、年齢の割にお若く見えますものね?」

アルツ君:「まあ、それほどでもないよ!!」

木に登るのは結構だが、後で降りられなくなるタイプ…。

(-_-;)

後見人さん:「じゃあ、食事も美味しく召し上がるんですね?お父様は、好き嫌いとかは無いんですか?」

アルツ君:「そうだね~。たいていの物は食っちゃうね~。ゴキブリ以外なら何でも食っちゃうよ!!」

後見人さん、ちょっと苦笑…。

後見人さん:「それはすごい!!特に甘い物が好きとか、辛いものが好きとかは?」

アルツ君:「まあ、どちらかというと甘い物だね。」

どちらかというより、甘い物オンリーだろがっ!!

後見人さん:「イチゴを食べていらっしゃったようですが、イチゴが好物だとか?」

アルツ君:「いえいえ、これはコイツ(ヤッチのこと)がたまたま持って来たから食ってやってたんです。」

後見人さん:「そうでしたか…。実は僕も甘い物が大好きなんですよ。」

アルツ君:「私と一緒だね~。」

後見人さん:「特に甘い物だと、お父様はどんなものがお好きなんですか?」

アルツ君:「甘い物なら、何だっていいけど、強いて言うなら、『ボタモチ』かね~。」

出た出た!!!強いてあげなくても、ボタモチだと思われます。

(-_-;)

後見人さん:「そうですか、いえ、実は僕もボタモチとかお萩が大好きなんですよ!!」

アルツ君:「へえ、こりゃまた、奇遇だねえ~。」

後見人さん:「特に、こしあんより、ちょっとゴツゴツしたつぶあん…。」

アルツ君:「へえ、じゃあ、俺と一緒だ!!」

後見人さん:「あ、お父様もそうなんですか?どうも人間が古いせいか…、失礼。どうも昔ながらのものが好きなんですよ~。」

アルツ君:「うん、うん、わかりますよ。だいたい私くらいの年代は、ボタモチと言ったらつぶあんだよ~。」

後見人さんはアルツ君よりはるかにお若いと思われるが…。

(-_-;)

後見人さん:「じゃあ、大判焼きとか今川焼といった類のものは?」

アルツ君:「あーあ、あれも嫌いじゃないね!!」

後見人さん:「最近じゃ、よくあれにチーズが入っていたり、カスタードが入っていたりするじゃないですか!?僕はやっぱり、つぶあんが王道の気がするんですよ。」

アルツ君:「まあ、そうだね。つぶあん以外は邪道だね。」

他のものは食ったことが無いだろがっ!!

後見人さん:「あ、やっぱり、お父様もそうですか?でも何と言ってもつぶあんのボタモチは美味しいですよね?」

アルツ君、すでに口元からダレヨが垂れかかっています。

まぃぅ―( ´)艸(` )―♪

アルツ君:「そうだね、ボタモチさえありゃ、私なんか他の物はいらないね~。」

後見人さん:「そうでしたか~。そうしたら、今度はお父様に、ボタモチをお持ちしますよ。」

アルツ君:「それはそれは…。待ってます!!」

ちっとは遠慮しろいっ!!

後見人さん:「ところでここ(特養)はそう言った和菓子を持ち込むのは大丈夫なんですか?」

後見人さんはヤッチの方に向き直ります。

ヤッチ:「はい、ナマモノの場合、残した時は持ち帰るように言われていますが、特に父の場合、食事制限があるわけではないので、ほどほどの量なら構わないと思いますよ。」

アルツ君:「お前ね、俺がボタモチ持って来られて、残すと思うか?」

ヤッチ:「思いませんっ!!」

後見人さん:「そうですか?僕はまた、こういったところは、外部から飲食物を持ち込むのは禁止なのかと思っていました。知らないこととはいえ、失礼しました。」

ヤッチ:「いえいえ、あまりお気づかいなさらず、手ぶらでいらしてください。」

アルツ君、不満そう…。

(-_-;)

後見人さん:「いえいえ、今度お伺いするときは、たくさんは無理なご様子ですが、美味しいボタモチをお持ちしますよ。」

アルツ君、後見人さんを見据えてうなずいています。

フムム(゚ω(゚ω`(゚ω`,,)フムム

後見人さん:「それでは、私はこのくらいで…。また月の中ほどで、こちらにお伺いしますよ。お父さん、その時は…。」

アルツ君:「よろしく、たのんますね!!」

後見人さんは、そうおっしゃってアルツ君の居室を後にされました。

居室に居るのはアルツ君とヤッチの二人だけ…。

しばらくアルツ君、後見人さんが出て行った居室のドアの方を見つめていましたが、ふと我に返ってヤッチに話しかけてきます。

アルツ君:「ずいぶんと、いい人だな!?誰なんだ?」

アルツ君

さすがです…。

(; ̄ー ̄川 アセアセ

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ボタモチの威力

2013/12/15 (日)  カテゴリー: ボタモチ
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こんばんは。

アルツ君の息子ヤッチです。

(^_^)/~

アルツ君の就寝時に設置されていたコールマットですが、コールマットに接続されている電源コードをアルツ君が、どこかに隠してしまい、以降、結局コールマットの設置は取りやめになってしまいました。

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コールマットは必要か?

コードをどこかにやってしまったのは、これで二回目です。

居室のどこを探しても見つからないので、ヤッチの勘では、三階の自分の居室の窓から投げ捨てたのではないかと思うのですが、アルツ君に訊いても、『そんなもの、しらない。』の一点張りです。

たぶん、こういう結果になるのは、予測していたので、それ以上追及することはやめにしました。

監視されるのは誰でも嫌なものですし、トイレに行こうとベッドから離れれば、施設の職員さんが馳せ参じるのですから、多分ヤッチでも同じことをしていたかもしれません。

施設の方々には、ご迷惑をかけることになってしまいましたが、結果として、アルツ君が夜間に大声を上げることは無くなったそうな…。

施設の職員さんから姉に『コールマットが無い方がお父さんの機嫌は良いみたいですね。(コールマットを)もっと早くに気づいて外してあげればよかった。申し訳ありませんでした。』と逆に謝られてしまったとの事です。

コールマットが取りやめになったあとは、しばらくアルツ君も穏やかに過ごしていたようです。

ですが、一昨日、ヤッチがアルツ君の施設へ面会に行ったときは、アルツ君に変化が…。

ヤッチが居室のドアをノックすると、『は~い。』と女性の声が…。

どうやら、女性の介護職員さんの声です。

ヤッチが居室に入ると、クローゼットの中にしまってある荷物が散乱…。

アルツ君はベッドに腰かけて、アルツ君の正面にある椅子に、女性職員さんが散乱した荷物を集めながら座っています。

女性職員さん:「ほ~ら、来てくれたじゃないですかぁ~。」

訪れたばかりのヤッチには事情が呑み込めません。

???

ヤッチ:「なんか、あったんですか?」

女性職員さん:「お父様ね、『朝から(面会に)誰も来ない。』って部屋で暴れてたの。」

アルツ君:「暴れてなんかいやしませんよっ!!ちょっと運動してただけだっ!!」

ヤッチ:「オリンピックはまだ先の話しだぞ!?だいたい何の競技に出るんだ?」

アルツ君:「ふん。なんだっていいや。だ~れも来やがらないんだから…。」

ヤッチ:「で、気にいらなくて暴れてたっていうわけ?」

女性職員さん:「そっ。」

アルツ君:「ばあさん(キノコさん)なんか、ちっとも俺のところに顔を出さないぞ。どっかで遊んで歩いてるんだろっ!!」

うん…、ヤッチはキノコさんから、前日に面会に行ってきたと聞かされていたんですが…。

(-_-;)

ヤッチ:「まるで参勤交代だな。」

アルツ君:「あたりまえさよ~。(女房なら)顔を出すのが当たり前さよ~。」

女性職員さん:「息子さん、来てくれたじゃない?」

アルツ君:「ふんっ!!」

ヤッチ:「わかった、わかった。ばあさんには、俺からよく言っておくよ。何なら、正座させて漬物石でも膝の上に載せておこうか?」

アルツ君:「お前なんて、当てになるかいっ!!」

ヤッチ:「聞き捨てならないセリフを今吐きましたね?当てにならない?ふ~ん…。」

アルツ君:「なによ?」

ヤッチ:「いやさ、今日は久々に『ボタモチ』を持って来たんだけどな~。」

( ̄◇ ̄;)エッ?

アルツ君の目の色が変ります。

アルツ君:「ボタモチ?」

ヤッチ:「ボタモチを持って来たんだけど、どうせ当てにならない息子の持って来たものなんか食えないよな~。帰るかな~。」

おいしいボタモチ


女性職員さん:「お茶をお持ちしましょうか?」

ヤッチ:「いやいや、食べるかどうかわからないんで…。」

アルツ君:「ばーか!!ボタモチと聞いて食わないやつがあるかよっ。」

女性職員さん:「お茶をお持ちしますね。」

ヤッチ:「すいません…。」

アルツ君:「はやく出せ!!」

ヤッチ:「家でトイレは済ませて来たよ。」

アルツ君:「いいから、早く出せ!!」

ヤッチ:「その前に手は洗ったのか?手にボタモチが付いてるんじゃないだろうな?」

アルツ君:「どっちでもいいや。みそもクソも一緒くただっ。」

ヤッチ:「汚ね~な~。それじゃあ、持ってこなくても、いつでも食えるじゃんかよ。」

アルツ君:「いいから、早く出せ!!」

ヤッチがボタモチのパッケージを開けていると、ちょうど、女性職員さんがお茶を持って来てくれました。

女性職員さん:「いいなぁ~。」

アルツ君:「やらないよん~。」

女性職員さん:「取らないよ~。」

アルツ君:「美味いんですからね。」

女性職員さん:「はい、はい。何かありましたら声を掛けて下さい。」

女性職員さんはそうおっしゃって、居室を出て行かれました。

ヤッチ:「ばあさんからの貢ぎ物だからな。心して食えよ。」

本当はスーパーマーケットで買ってきたもですが…。

アルツ君:「あの、ばばあ、家でこんなもんばっかり食ってるのか?」

ヤッチ:「いや、もっと美味いものかもしれんぞ。」

アルツ君:「かっー!!」

そう言いながら、アルツ君、大きなボタモチの真ん中にフォークを突き刺し、大口を開けて放り込もうとします。

ヤッチ:「おいおい、無茶でしょ。切ってやるから、チビチビ食えよ。」

アルツ君:「チビチビ食っちゃ美味くないぞ!?」

ヤッチ:「でもさ…。ここで窒息死するのを見届けたくないからさぁ…。」

ヤッチはアルツ君が一度口に放り込もうとしたボタモチを切り分けます。

切り分けるヤッチの手をアルツ君がじーっと見つめています。

アルツ君:「かっー!!ボタモチなんか食うのは10年ぶりだぞ。」

ヤッチ:「あのさ、もう流行語大賞の発表は終わったんだから、そのセリフやめない?」

アルツ君:「なんでも、いいや。早く食わせろ。」

ヤッチは切り分けたボタモチの一つにフォークに挿し、アルツ君に渡します。

アルツ君、パクリと一口…。

ヤッチ:「で、なんでさっき、そんなに暴れてたの?」

アルツ君:「ふふん…。」

ボタモチを食べながら、アルツ君はにやけています。

ヤッチ:「笑っているっていう事は、暴れてたことをおぼえてるっていう事だな?」

アルツ君:「ふふん…。」

ヤッチ:「面会に誰も来なくてへそを曲げてたのか?」

アルツ君:「そういう事は言わないのっ。」

ヤッチ:「で、今はどうなの?ご満悦?」

アルツ君がコクリとうなずきます・

ヤッチ:「誰かが面会に来ないのが気にいらないんじゃなくて、誰かが食い物を持ってこないから気にいらないんじゃないのか?」

アルツ君:「ふふん…。」

ヤッチ:「ということはさ、今ボタモチを食べてるよね?」

アルツ君:「食べてますよん。」

ヤッチ:「じゃあ、ボタモチを持って来た俺はもう用無しっていうこと?」

アルツ君:「ふふん…。そういう事になるのかなぁ…。」

アルツ君

さすがです…。

(; ̄ー ̄川 アセアセ

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ボタモチの利きめ

2014/02/14 (金)  カテゴリー: ボタモチ
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snow_2014_02_14

こんばんは。

アルツ君の息子ヤッチです。

(^_^)/~

日中、雪の中、アルツ君のところへ面会に行ってきました。

アルツ君、廊下に設けられた自分の『定位置』に腰かけています。

ヤッチより先にアルツ君が話しかけてきます。

アルツ君:「今日、ばあさんは(ここに)来てないんだろ?」

ここ特養に居るのは、アルツ君なわけで、ヤッチではないのですから、キノコさんが来ているか来ていないか、ヤッチはわからないわけです。

なのに、アルツ君、最近必ずと言ってよいほどこの質問をしてきます。

まあ、キノコさんの安否を知る人間としてヤッチを認識しているのですから、必ずしも悲観すべき認知力の低下ではないような気もしますが…。

ヤッチ:「旦那さん、今日外の景色眺めたか?」

アルツ君:「眺めなくたって、雪が降ってることくらい、目ん玉に飛び込んできますよ。」

ヤッチ:「素晴らしい視力ですね~。ばあさんならこの雪じゃ外に出られるわけないよ。」

アルツ君:「兵糧攻めにあってるのか…。あーあ、そんなこと言ってたら、腹減っちゃったなぁ…。」

ヤッチ:「昼飯食ったんだろ?」

会話をしていると、女性職員さんが、ヤッチに話し掛けてきます。

女性職員さん:「あの…、お父様なんですけど…。」

ヤッチ:「はい?こんにちは。なんでしょう?」

女性職員さん:「今日の昼食なんですけど、お父様、昼食を半分ほど残されてしまって…。」

食欲旺盛のアルツ君ですが、たまには食欲が無いことだって有るでしょう…。

ヤッチ:「そうだったんですか…。」

女性職員さん:「今日のメニューに酢の物があって、もしかすると、それがお気に召さなかったのかなあと思って…。」

ほとんど好き嫌いのないアルツ君ですが、最近は吸引力が無くなってきたせいか、蕎麦だけ嫌がるようになっています。

特養で蕎麦が食事メニューに組まれている時は、外してもらうようにお願いしていますが、それ以外の制限はありません。

ヤッチは、アルツ君に問いかけます。

ヤッチ:「旦那さん、酢の物嫌いだったっけ?」

アルツ君:「俺は、何だって食べますよん。」

ヤッチ:「そうだよな?ゲテモノ食いで有名だもんな?」

アルツ君:「カラスだけは美味いと思ったこと無いな…。」

女性職員さん:「ただ、昼食後、お部屋をお訪ねしたときに、洗面所にどうも食べたものを全部吐かれてしまったみたいで…。」

ヤッチ:「え?そうだったんですか?」

女性職員さん:「はい…。」

ヤッチ:「それでかぁ…。」

女性職員さん:「ん?と、おっしゃいますと?」

ヤッチ:「いや、俺がここに来た時に、父が『腹減っちゃったなぁ…。』って言っていたものですから。」

女性職員さん:「あ、そういうこと?なるほど。」

ヤッチ:「血圧だとか、熱だとかは大丈夫なんですか?」

女性職員さん:「はい、それは、看護師さんを呼んでチェックしてもらいましたので…。特にお風邪をひいているとかそういうことではないようです。」

アルツ君を見るかぎり、特に顔色が悪いわけでもなく、ヤッチの目からもいつもと変わらぬ様子に見えます。

なんだって、最近頻繁にリバースするようになっちゃったんでしょうかね~。

(; ̄ー ̄川 アセアセ

逆流性食道炎が完治していないのでしょうか…。

食事のたびに誤嚥を繰り返しているのでしょうか…。

ヤッチはアルツ君に話し掛けます。

ヤッチ:「旦那さん、まさか妊娠してないよな?」

アルツ君:「バカ!!何で男の俺が妊娠するんだ!!」

ヤッチは今度、女性職員さんにお伺いします。

ヤッチ:「父に食べてもらおうかと思って、ボタモチを持って来たんですけど、そんなことじゃあ、食べてもらうわけにはいかないですよね?」

これにはアルツ君のほうが先に反応します。

アルツ君:「んっ!!ボタモチ?何で食っちゃいけないんだ?」

女性職員さんも同調します。

女性職員さん:「いえ、昼も何も食べていらっしゃらないことになるし、お父様の食欲が有って、食べたいとおっしゃるなら、むしろこちらでも食べていただきたいと思っています。」

アルツ君:「はは~んだ!!」

ヤッチ:「しかしさぁ、何だってまあ、このタイミングでボタモチを持ってくるかねえ~。孝行息子が世の中にはいたもんだぁ~ね~。なっ、旦那さん?」

アルツ君:「俺に息子なんていたっけか?」

ヤッチ:「目の前にいるじゃんかよ。ボタモチを持って来てくれる気の利く息子がよ。」

アルツ君:「お前が気が利くんじゃなくて、気が利くのはボタモチだろっ?」

アルツ君

さすがです…。

(; ̄ー ̄川 アセアセ

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