アルツ君は職人進行性核上性麻痺の疑いのある元植木職人のアルツ君(父)、アルツ君の愛妻キノコさん(母)、そしてアルツ君の息子ヤッチの日々の生活を紹介しています。
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ペアルックを拒む職人の妻

2012/10/16 (火)  カテゴリー: 姉
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こんばんは。

アルツ君の息子ヤッチです。

(^_^)/~

この間の日曜日はアルツ君のお世話になっている特別養護老人ホームでお祭りが有りました。

施設関係者だけではなく、一般の人にも開放され、日曜日ということもあって、子どもたちもたくさん来ていました。

施設内では、地域のボランティアの方々による和太鼓やブラスバンドの演奏などがあり、施設の外では、野菜の直売、模擬店などそれはそれはにぎやかでした。

施設の中庭では動物村と称して、やぎ、羊、あひる、にわとり、うさぎ等々が放し飼いにされ、動物たちを触れることができるといった催し物もありました。




なかでも人気を集めていたのは、ひよこです。

ひよこのコーナーには黒山の人だかりです。

chick001.jpg chick004.jpg

chick002.jpg chick003.jpg

ヤッチの小学生の頃には、よく校門の前でこやつを売りに来ていたもんでしたけどね…。

ちなみに羊や山羊のコーナーは子どもたちに人気がないのか、人もまばらです。

sheep002.jpg goat001.jpg

一緒に中庭に出ていたアルツ君がつぶやきます。

アルツ君:「かっー。ひよこの方が人気があるんだな!?食うんだったらこっち(羊や山羊)の方が美味いのに…。」

ヤッチ:「どうしてすぐに食う方に持って行くかねぇ…??」

今日はお祭りということもあって、キノコさんも施設に来ています。

動物が苦手のキノコさんは施設の中でブラスバンドの演奏に聴き入っています。

動物村を後にし、アルツ君と一緒にキノコさんに合流します。

ちょうどブラスバンドの演奏が終わるところで、施設での催しはこれでおしまいです。

三人揃って、アルツ君の居室に戻ります。

居室に戻ると、キノコさんがひとりニヤついています。

キノコさんが姉からプレゼントされたという紙袋を指さし、話しだします。

[紙 袋]
↑クリックで画像を表示します

キノコさん:「これなんだけどさー。この間おじいちゃんにあの子(姉)がベストを持ってきたじゃない!?」

夏も終わり、少し寒く感じる時もあるので、姉がアルツ君にベストをプレゼントしています。

[アルツ君のベスト]

キノコさん:「『これ(アルツ君のベスト)と同じものなら、ユニクロですぐに手に入るから、ペアルックで着れば?』ってあの子に言われたんだけどね…。」

ヤッチ:「年寄りのペアルックなんて、オシャレじゃん。」

キノコさん:「やだ~~。」

ヤッチ:「なんで?」

キノコさん:「なんとなく、みっともなくて着られないわ。」

ヤッチ:「それで?」

キノコさん:「おじいちゃんとペアルックは嫌だからって言ったら、あの子が気を利かせてくれたのがそれなのよ。女物のベストらしいんだけど…。」

キノコさんが先ほどの紙袋を指さし、笑い出します。

ヤッチ:「あっ!?それ!?洋服なのか!?俺はまた旦那さんの足の下に敷くマットかなにかと思ったよ?」

キノコさん、おかしくてたまらない様子…。

「そうなのよ(笑)。これを私に『着なさい』ってあの子が言うのよ。」

ヤッチ:「うちにあるラグみたいな素材だな?」

キノコさん、完全に吹き出してしまいました。

実は、引越ししてきた時に、似たような素材で、マイクロファイバーのラグをネットで購入しています。

しかもキノコさんの部屋とヤッチの部屋とお揃いです。

[ヤッチの部屋のラグ]

キノコさん:「やめてよ~。余計に着られなくなっちゃうじゃない。」

ヤッチ:「だって、あんまり色も質感もクリソツだからさ~。あの御嬢さん、奥さん(キノコさん)のところへしょっちゅう出入りしてるはずなのになあ!?さすがでな!?なかなかいいセンスしてるぜ。」

キノコさん:「そんなこと言わないでよ。ますます着られなくなっちゃうわ。」

ヤッチ:「ちょっと、ここで着てみれば?」

キノコさん:「それが、ちょっと丈も短いのよ。」

[拡げたところ]

[こんな感じの素材]

[裏 地]

[表 地]


ヤッチには見れば見るほど、部屋に敷いてあるラグの切れ端に見えて来てしまいます。(笑)

一部始終見聞きしていたアルツ君がついに口をはさみます。

アルツ君:「はは!!お前、マタギにでもなるのか?」

キノコさん:「やだ~。みんなで変なこと言わないでよ~。」

アルツ君が追い打ちをかけます。

アルツ君:「こんな短いんじゃ、お前、へそ出して歩くようだぞ!?」

キノコさん:「もう、やめてよ~。あの子、自分の着ているものは、ブランドものだか何だか知らないけど、高級品ばっかり着ているのにね…。」

ヤッチ:「わからないぞ。もしかしたら、ものすごい高級品かもしれないぞ!?」

キノコさん:「それにしてもね…。」

姉がせっかくくれたものなのに、ケチをつけるようですが、キノコさん、お気に召さない様子です。

(^_^;)

アルツ君:「首に巻いて襟巻にすればいいんじゃないのか?それにしても何の毛なんだろうなぁ…。」

アルツ君も困惑するキノコさんを完全におちょくっています。

(^_^;)

キノコさん:「もう、みんなしてひどいんだから…。」

とうとう、キノコさん、姉がプレゼントしてくれたベスト(?)を袋に戻してしまいました。

(-_-;)

[紙 袋]

アルツ君が今度は真顔でつぶやきます。

アルツ君:「それにしても、今刈ったら、あいつ寒いだろうなぁ…。」

最近のアルツ君、非常に難しいです…。

(; ̄ー ̄川 アセアセ

アルツ君

さすがです…。

(; ̄ー ̄川 アセアセ

たぶん…。

↓↓↓
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2012/10/16 | コメント (4) | トラックバック (0) | ホーム | ▲ Page Top

運動療法(歩行訓練)の中止

2013/03/28 (木)  カテゴリー: 姉
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こんばんは。

アルツ君の息子ヤッチです。

(^_^)/~

突然ですが、学生時代に習った数学のことを思い出しました。

未だに良くわかったようなわからないような…。

(-_-;)

これを思い出すたびに頭の中がモヤモヤします。

1=0.99999…

の数式です。

数字の1と数字の0.99999…はイコールだということを教わりました。

でも、未だにこれを考え出すと、眠れなくなりそうになります。

(-_-;)

まず1÷3を計算機で打つと液晶には0.33333…と表示されますよね!?

つまり、1/3=0.33333…。

これに3を掛けます。

数式にすると、

1/3×3=0.33333…×3です。

すると、どうでしょう…。

1=0.99999…。

んんんんんん…。

どうぞ皆さんも眠れなくなって下さい。

(●`w´●)ニァ・・

宇宙に果てはあるのでしょうか…?

あるとすれば、その向こうは…???



さて、昨日はアルツ君のところに面会に行ってきました。

その前日に姉(またの名を台風姉さん)からメールが有り、アルツ君の入所している特養の相談員さんと一度話しをしてくれという内容のものです。

以下が姉からのメールの内容の本文です。

(姉からのメール)

おはようございます。

○○さん(施設の生活相談員さん)からパパの運動療法をストップしたほうが良いのでは?と相談ありました。

ガクッと前のめり回数が多発しているのと体力の衰えが目立つからだそうだ。

どうしましょう?

検査(アルツ君の病院での診察)は、もう少し暖かくなって薬がゼロになったらと思うけど…。

○○さんと一度話しをしてくださいませ。

明日は、私は、仕事で行けないからパパの面会をして下さるとありがたいです。

『運動療法』というのは、アルツ君の入所している特養で、特養の介護士さんが、週に2回程度、アルツ君と一緒に行っている『歩行訓練』のことです。

『運動療法』なんていうと、ずいぶん大それた話に聴こえてしまいますが、エレベーターで階下に降り、階段でまた元の階へ、アルツ君が介護士さんと登ってくるというもの…。

要は『歩く練習』です。

何セットも繰り返して、『階段登り』をやるわけではなく、その日の健康状態や体力の状態をみてやるわけで、せいぜい多い日でも40段程度の階段を登ればよい方ではないでしょうか…。

アルツ君の膝がカックンとなることが有るのは、前々からわかっている事だし、先日もヤッチと歩いていて、一緒に転倒したばかりです。

[関連記事:パーキンソンロード

体力の衰えも、歩く機会が少なくなっている分、衰えているのも事実です。

まあ、歩く機会が減っているのに、筋力がアップしてムキムキの年寄りになっていくのも怖い気もしますが…。

(^^ゞ

でも…。

アルツ君が転倒はしたとはいえ、歩行訓練を中止しなけりゃならないほど、アルツ君の体力が衰えているようには、正直ヤッチには思えなかったんですけど…。

(-_-;)

第三者の目からは、アルツ君の体力は相当に衰えているということなのでしょうか…。

話しは変わりますが、姉は自分の会社から帰宅すると、毎日ほとんど欠かさずに、アルツ君のところへ面会に行っています。

時折、アルツ君と施設内を歩いたりして、歩行訓練もしているようです。

まあ、ヤッチがやる歩行訓練と違って、かなりスパルタ的に歩かせているのは、姉の性格上、察しがつきます。

(-_-;)

ですから、姉もアルツ君の体力的なことはじゅうぶんに把握していると思われます。

『運動療法の中止』の話を施設から持ちかけられた以上、ヤッチも一度、施設と話し合ってみる必要が出てきます。

このまま、『歩く』機会をさらに少なくしてしまえば、アルツ君が歩けなくなってしまうのも、そう遠くないはず…。

(-_-;)

階段を登るのではなく、せめて施設内の廊下などの平坦なところを歩くような訓練は是非とも続けてもらいたいものです…。

んなわけで、昨日は面会を兼ねて施設の生活相談員さんと話し合いを持つため、出かけてきました。

この日はちょうどアルツ君の音楽療法の有る日。

アルツ君、『定位置』で腕組みをしてウトウトしています。

ヤッチ:「お疲れかい?」

アルツ君:「別に…。春眠暁を覚えずだ。」

ヤッチ:「へえー難しい言葉をおぼえてるねー。焼肉定食ばかりが頭に浮かんでるかと思ってたよ。」

アルツ君:「人をバカにするな。」

ヤッチ:「ところで今日は音楽療法が有る日じゃないのか?誰か呼びに来てくれたか?」

アルツ君:「だーれも呼びに来ないぞ。歌なんか歌わなくたっていいや…。」

ヤッチ:「そうは言っても主役が居なくちゃ始まらないだろう…。」

ヤッチは音楽療法が有るか無いかを施設の職員さんにたずねます。

この日はアルツ君の居る3階ではなく、2階で行われるそうです。

ヤッチ:「2階でやるらしいぞ。まだ始まってないって。行くんでしょ?きっとギャルばかりの花園だぞ。」

アルツ君:「しょうがない…。言ってやるかあ~。俺は生姜は嫌いだけどな。」

アルツ君とエレベーターを使って階下に降ります。

2階のデイルームではまだ音楽療法は始まっていない様子です。

施設の職員さんが、参加する入所者さんを集めるのに忙しそうにしています。

ヤッチは用意いされている椅子にアルツ君を腰かけさせ、この間に生活相談員さんと話をしようと再び3階に戻ります。

担当の生活相談員さんがいる事務所の戸をノックします。

担当の生活相談員さんはパソコンをパチクリやっています。

ヤッチ:「ちょっとよろしいでしょうか?」

生活相談員さん:「はい。」

ヤッチ:「姉からメールをもらって、父の運動療法のことでお伺いしたんですけど…?」

生活相談員さん:「あ、はい…。少しお待ちいただけますか?今、会議室のカギを持ってきますので…。」

別に会議室じゃなくて、立ち話でもいいんですけど…。

(-_-;)

例のアルツ君のメマリーの一件以来、どうも職員さんの対応が丁重すぎます…。

(-_-;)

[関連記事:何でメマリー飲んでるの?

生活相談員さんと会議室に向かう廊下の途中でヤッチは話を切り出します。

ヤッチ:「なにか『運動療法を中止した方が良いのでは?』とそちらからご提案を受けたみたいで?」

生活相談員さん:「えっ?」

生活相談員さんはちょっとビックリした様子…。

ヤッチ:「手に負えないほど(アルツ君の)膝がカックンカックンなっちゃうのかな?」

生活相談員さん:「いえいえ、そういうことではないんですよ~。」

ヤッチ:「ん?」

二人は廊下で立ち止まります。

生活相談員さん:「申し訳ありません。僕の言葉が足りなかったようです…。」

ヤッチ:「ん?どういうこと?姉のメールでは相当(アルツ君が)深刻な状況みたいなニュアンスだったんですけど…。」

生活相談員さん:「いえいいえ、そういうことではないんですよ~。こちら(施設)で『運動療法』を中止したいということではないんですよ。」

ヤッチ:「んーっ…。ますますわからないな…。」

生活相談員さん:「では、最初からご説明させていただきますね。まず、こちらでうちの職員と一緒にお父様に階段を登ってもらったりしていることは御存知ですよね?」

ヤッチ:「えー、それはもう…、私が提案したくらいですから…。」

生活相談員さん:「こちらでお父様のコンディションを拝見して、それに合わせて、階段登りなどの歩行訓練をさせてもらっているのですが…、ここからが僕の言葉が足りなかったところです…。」

ヤッチ:「ふんふん。で?」

生活相談員さん:「お姉さまがこちらにいらっしゃるのは夜とか夕方が多いじゃないですか?」

ヤッチ:「まあ、平日は会社が終わってからですからねえ。」

生活相談員さん:「で、こちらで日中、お父様に階段登りをしていただくわけなんですが…。」

ヤッチ:「普通、そうだろうね~。」

生活相談員さん:「お姉さまがこちらにお見えになって、1階から3階までお父様に階段を登っていただくことが有るみたいなんですよ?」

ヤッチ:「えー!!1階から3階?そりゃキツイわー。」

生活相談員さん:「ですよね?で、それだけならまだしも、お姉さまがいらっしゃる前に、こちらでお父様に階段登りをしていただいている日が有ったもので…。」

ヤッチ:「それじゃあ、ダブルでトレーニングじゃん?」

生活相談員さん:「そうなんです…。そこで僕の言葉が足りなかった部分なんです…。日中にお父様が『運動療法(歩行訓練)』をやられた日は、その日はお父様が体力的にかなり辛くなってしまうので、お姉さまに『階段登り』などの歩行訓練はお控え願えないかとご相談申し上げた次第なんです…。」

ヤッチ:「じゃあ、あやつ(姉のこと)、他人の話をまた全く聞いて無かったっていうこと?」

生活相談員さん:「いえいえ、そういうことではなくて、こちらの言葉が足りなかったんだと思います。」

ヤッチ:「なにも知らない(おぼえていない)親父さん(アルツ君)はいい迷惑だねぇ~?」

生活相談員さん:「はい…。日中に『運動療法』を実施したことをお姉さまにきちんとお伝えしていなかったことは、こちらにも責任が有ります。」

ヤッチ:「いやいや、そりゃあ、こっち(家族)が先にそちらに確認すべきでしょ。」

生活相談員さん:「そうしていただけると、確かに助かるんですけど…。確認した上で、お父様がまだ体力的に大丈夫というようなら、ご家族様で歩行訓練をやっていただく分には、構わないと思うんですけど…。あと、こちらで気づいたことは、お父様の足がカックンってなるのは、どうも体力的なことや筋力的なことではないようですね。お疲れになっていないと時でもなることが有るみたいで…。正直、予測不能なところが有るので、こちらも慎重にやらせていただきます。」

ヤッチ:「いやいや、お騒がせてして申し訳ありません。なんせ、あの人(姉のこと)、他人の話を聞いているようで聞いていませんからっ!!」

それにしても…

お姉さま

さすがです…。

(; ̄ー ̄川 アセアセ

やはり、遺伝でしょうか…。

(; ̄ー ̄川 アセアセ

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2013/03/28 | コメント (4) | トラックバック (0) | ホーム | ▲ Page Top

アルツ君、キノコさんの納骨

2019/05/05 (日)  カテゴリー: 姉
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献花台01


4月30日(2019年)に父アルツ君、母キノコさんの遺骨を都内某所にある霊園に納骨してきました。

「都内某所」といっても、上の画像を見れば、「ああ、あそこか。」とすぐにわかってしまうかもしれませんね。

比較的大きな都立の霊園です。

これでますます選択肢は狭まりました。

何度もするわけではありませんが、「今回」、アルツ君とキノコさんを埋葬したのは、墓石のある墓地ではありません。

「樹木葬」とか、「公園墓地」とかいわれている埋葬方法によるものです。

姉が手続きをしたので、詳しいことはわかりません。

ただ、この霊園では「樹木墓地」、「樹林墓地」と呼んでいるようです。

お昼ちょっと前に、ヤッチの兄、姉、姉の旦那さんの4人で出かけることになっていました。

ヤッチのところに姉が、姉の旦那さんの運転で、軽自動車で迎えに来てくれました。

姉:「パパとママの遺骨(骨壺)、軽自動車だから、トランクに入らなくてさ~。」

ヤッチ:「で?」

姉:「悪いんだけどさ、あんた、パパとママの遺骨を膝の上に載せていってくれない?バッグに入ってるからさ。」

ヤッチ:「お兄さん(長男)は?」

姉:「途中、スーパーで拾っていくことになってる。」

なるほど、二人の遺骨は大きなトートバッグ一つに並べて入っています。

後部座席に置かれ、一人分の席を占領しています。

姉:「ちょっと大変かもしれないけど、よろしく頼むわ。」

ヤッチは車に乗り込み、トートバッグを膝の上に載せます。

ヤッチ:「重っ!」

遺骨の入ったトートバッグ


引きの画を撮りたかったんですが、膝に載せた瞬間、もう身動きが取れません。

姉:「ママはそんなでもないんだけど、パパがママの倍ぐらいの重さがあるのよ~。」

ヤッチ:「ちゅうことは、旦那さんは『右』だな?」

姉:「正解!」

ヤッチ:「旦那さん(アルツ君)のことだから、ぜったい、せせら笑ってるな。こんなに重かったかあ??骨になっても肥えることってあるんだ…。火葬場から持って帰ってきたときは、もっと軽かったような気がしたんだけどな。」

姉:「○○ちゃん(姉の旦那さん)が、お供え物イッパイ買って、パパに食べさせていたから。」

ヤッチ:「ボタモチ太りだな。」

アルツ君の遺骨は姉の部屋に2年以上も置かれています。

遺骨を火葬場から持ち帰った時は、焼き立てのホヤホヤ。

全く水分を含んでいなかったので、軽く感じたのかもしれません。

冗談を言っている間、すでにホールドされたヤッチの右太ももの麻痺が始まっています。

兄を待ち合わせた近所のスーパーで拾って、霊園に向かいます。

連休の混雑を予想して、余裕をもって出たので、受付時間よりも30分程度早く霊園に到着です。

外はあいにくの雨…。

時折、強く降るような場面も…。

霊園管理事務所の前で、4人はしばし車の中で待機です。

姉がシビレを切らしたのか、「ちょっと聞いてくる。」と言って管理事務所に一人で入っていきます。

なかなか姉が戻って来ないので、残る3名も公園事務所内へ。

すでに姉が手続きを終わらせようとしているところでした。

雨の中、霊園事務所の職員さんの案内で、事務所からすぐの埋葬場所に徒歩で移動です。

「樹木葬」なんて聞いていたので、たくさんの樹木が植えられた鬱蒼とした場所を想像していました。

しかし、ほぼ芝生です。

目視で、30メートル四方の芝生でしょうか。

芝生の中央に「カツラの木」が2~3本くらい植えられているだけのところです。

もし、晴れていれば、マスクをした既婚男女が手つなぎデートでもしているんじゃないかと思わせるような場所です。

樹木墓地のシンボルツリー


二人が埋葬される具体的な位置を霊園事務所の職員さんに教えてもらいます。

二人の埋葬場所


たぶん、この辺だけ、異様に芝の伸びが速いかもしれません。

埋葬に立ち会えるのかと思っていましたが、埋葬される日は毎月第四木曜日と決まっているようです。

なので、実際の埋葬、納骨というのはまだ先になるようです。

しかも、立ち合いもできないようです。

シンボルツリーといわれる「カツラの木」に対峙するように、献花台が設けてあります。

その中央には祭壇が置かれています。

どうやらお墓参りにきた人はここで、シンボルツリーに向かって手を合わせるようです。

余談になりますが、冒頭で、「樹木墓地」、「樹林墓地」の話をさせていただきましたが、両者には違いがあるようです。

どちらも、申し込みするのに料金がかかります。

月々、あるいは年単位の管理料は発生しません。

初期費用のみで申し込みできるのは共通しています。

記憶が曖昧ですが、違うところをピックアップしてみますね。

この霊園でいう「樹墓地」は遺骨をシンボルツリーの周囲に一体ずつ個別に埋蔵します。

一方の「樹墓地」は、共同の埋蔵施設があるらしく、遺骨は他人の遺骨と一緒に埋葬されるようです。

「樹林墓地」の場所も「樹木墓地」と違うところにあるようです。

「樹木墓地」のお隣にあると聞きましたが、実際にどこにあったのか確認していません。

埋葬(埋蔵)方法に「個別」と「共同」という大きな違いがあるようです。

また、姉の持っていたパンフレットをチラっと見たとき、「樹林墓地」は粉骨(遺骨をパウダー状にする・粉末にする)と料金が安くなるようなことが書いてありました。

記憶では4万円台だったような…。

また「樹木墓地」では遺骨を粉骨すると受け付けてもらえず、生前の申し込みもできません。

「樹林墓地」は生前の申し込みができる…。

ちなみに、現行の法制下では、ヤッチが深夜に白い鉢巻を締め、火葬したアルツ君の遺骨をすり鉢ですり潰し粉骨し、遺骨を粉末にするだけなら、お咎めがないようですよん。

そこには粉骨砕身の努力が必要となりますが…。

じゃあ、人間の骨とはわからないまでに粉末にして、これをあやまって下水に流したら?

粉末を不燃ゴミ、あるいは可燃ゴミとして、自治体の収集車に運搬させたら?

遺骨を粉末にして、ベランダの鉢植えに肥料として与えたら?

出資法と利息制限法の狭間のグレーゾーン金利の話みたいになるなので、これ以上の追及はやめにしましょう。

結局、アルツ君、キノコさんは「樹墓地」の方に埋葬されることになりました。

二人の亡くなった日が違うので、申し込みも別々です。

でも、埋葬場所を一か所しか聞いていないので、たぶん一緒、あるいは、お隣同士で埋葬してくれるのではないかと思います。

樹木墓地
遺骨を一体ずつ個別に埋葬
粉骨NG
生前申し込みNG
遺骨一体あたり188,000円(2019年4月現在)

樹林墓地
共同埋蔵施設に他の方の遺骨と一緒に合祀
粉骨OK
生前申し込みOK
遺骨一体あたり128,000円(2019年4月現在)
※上記はヤッチの記憶に基づくもの。
※料金、埋葬方法等は変更になる可能性あり。


献花台に設けられた祭壇


白く見える祭壇の屋根はアクリル製。

献花台はちょっと寸足らずの傘立てのようにも見えました。

献花台の足元の線香立て


献花台の下に線香を立てる場所もありますが、どうも「立てる」というより「寝かす」という方が正解なような…。

お皿を取り出して、外で使えるのかな?

姉が用意してきた仏花を献花台に入れ、手を合わせて納骨終了です。

帰りの車中で姉が言います。

姉:「ママが亡くなったのが、4月18日で、○○ちゃん(姉の旦那さん)の『誕生日』。パパが亡くなったのが祝日の『文化の日』。納骨日が『平成最後の日』だから、これで忘れることないね。」

ヤッチ:「そんな、こじつけで覚えてなくても、普通覚えているでしょ?」

姉:「あんたね、私を誰だと思ってるの?」

ヤッチ:「…。」

姉:「パパの娘よ。」

その弟なんだが…。

お姉様

さすがです…

(; ̄ー ̄川 アセアセ

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