月曜日(10/21)に、兄の担当のケースワーカーさんが不在だったため、昨日(10/23 水曜日)に、福祉事務所を訪れ、兄の亡くなった後のことを、兄の担当のケースワーカーさんに、相談をしてきました。
兄に、借金などの債務が有るのか、無いのかの再確認と、兄の携帯電話を解約した後の、通話料金等の支払いを福祉事務所で、処理してくれるかどうかを聞くためです。
この話をすると、タダでさえ長いヤッチの話が、さらに、長くなってしまうので、また、改めて記事にしたいと思います。
この話の中で、兄のアパートの部屋の電気、ガス、水道の供給が未だストップしていないことを聞かされます。
えー!!
福祉事務所が
やってくれてるんじゃないの?!
そんな感じです。
キノコさんが亡くなった時は、頻繁にキノコさんのケースワーカーさんと連絡が取れていたので、早めにヤッチがストップした記憶が有ります。
でも、今回は兄が亡くなるまで、全く顔を合わせたことのなかったケースワーカーさんだったので、ちょっと距離感が有ったのは事実です。
兄が亡くなったのが、10月3日ですから、あとちょっとで、1か月になろうかという時間の流れです。
以前も書きましたが、福祉事務所では、生活保護受給者が亡くなると、葬儀の費用等までは、面倒をみて下さるようですが、その後のこうした細々とした手続きまでは、面倒見てくれないそうです。
法律上、亡くなった日に生活保護は廃止になるから、その後のことは、残された家族(遺族)で処理してくださいというのが、建前になっているようです。
補足しておきますが、やむを得ない事情で、法律の範囲を越えて、電気の供給を管理会社に依頼して、止めてもらえることもあるようです。
ヤッチの場合を考えてみます。
親戚関係は、過去の家族間での相続や借金等のトラブルによって、音信不通のままです。
姉に先立たれた場合、ヤッチは未婚で、末っ子ですので、身寄りの無い、男おひとり様状態です。
アパートの部屋の一室で、ハゲ散らかしたまま病死した場合、上野樹里ちゃんに肋骨を外され、事件性が無ければ、火葬され、無縁仏ということになります。
その間も、アパートの一室は電気の点いたままかもしれません。
電気料金の支払いの無いまま、電力会社が供給をストップし、料金未納のまま、プッチン!と無縁仏となるわけです。
たぶん、ヤッチの死んだ後は、誰も後始末をしてくれる人はいないんでしょうね。(合唱 = 合掌)
ケースワーカーさんとのお話に戻します。
ケースワーカーさん:「お兄様のお部屋なんですが、まだ、電気、水道、ガスが止まってないんですよね…。」
ヤッチ:「えー!!まだ、止まってないのーーー!!」
ケースワーカーさんからすると、てっきり、ヤッチが手続きしてくれているもんだと、思い込んでいたようです。
また、ヤッチが供給ストップのお願いをされているにも、関わらず、兄の死に動揺していて、聞き逃していたのかもしれません。
ヤッチはヤッチで、ケースワーカーさんが手続きしてくれているもんだと、思い込んでいました。
ケースワーカーさん:「ブレーカーは落としてきたんですけどね。」
ヤッチ:「そいつは、早く止めないと、まずいな…。月をまたぐと、使っていないにしても、また料金が掛かるしな…。」
ケースワーカーさん:「そうなんですよ…。」
兄の部屋は、すでに撤去に向けて、区の委託した運送会社が荷造りをはじめていて、もう、いつでも荷物を運び出せる状態かもしれません。
区の委託した運送会社が入ることを聞いていたので、作業に入る前に、電気を止めてしまうと、冷蔵庫の中身が悲惨なことになると思って、一応の配慮だったんですが…。
こんなことなら、冷蔵庫の中身も早く取り出して、処分し、ヤッチが勝手に電気を止めておくべきだったのかもしれません。
ヤッチ:「と、なると、水道は、水道局に電話すれば良いとして…。電気は東京電力?東京ガス?」
ケースワーカーさん:「いや…どっちでしょう???そこまでは…。」
ヤッチ:「電気料金の請求用紙とか、領収書を探すにしても、兄の部屋、片付けの業者さんが入っちゃってるんですよね?」
ケースワーカーさん:「たぶん…。」
ヤッチ:「となると、お客様番号とかもわからないよな…。はたして、お客様番号なしで、俺が電話して、止めてもらえるのかな…?」
ケースワーカーさん:「…。」
ヤッチ:「まあ、いっか!!とりあえず、東京電力あたりに電話して聞いてみるか!」
ケースワーカーさん:「そうしていただけると、助かります。なるべく早い方が良いので。」
ヤッチ:「じゃあ、今から家に帰って、電話してきます。」
帰宅し、まず、水道局に電話です。
兄が亡くなったことと、ヤッチが弟であることを告げると、立ち合いなしで、その日のうちにストップしてくれるとのことでした。
未納の水道料金の請求書は兄名義で、ヤッチに直接送ってもらうようにお願いしました。
請求書を送ってもらうまでに、1週間程度かかるとのことでした。
続いて、東京ガスに電話です。
同じような手続きを踏んで、その日のうちに供給をストップしてもらいました。
請求書作成までに、2週間程度かかるとのご返答です。
最後にヤッチが質問します。
ヤッチ:「兄は、そちらで、電気料金とガス料金をひとまとめにして契約をしていないんですよね?」
オペレーター:「はい。こちらで請求させていただいているのは、ガス料金のみです。」
ヤッチ:「わかりました。お手数ですが、請求書を私に直接送ってください。よろしくお願いします。」
次は、東京電力に電話です。
現時点では、兄が電気料金とガス料金をひとまとめにしていないなら、残るは『東京電力(TEPCO)』しかないだろうというヤッチの頭の中です。
兄の名前や部屋の住所などを告げ、お客様番号がわからないことも伝えました。
オペレーター:「お調べいたしますので、しばらくお待ちいただけますか。」
保留音が流れます。
時間にして、1分程度だったでしょうか…。
…
オペレーター:「おかしいですね。こちらにはご登録がありませんね。」
ヤッチ:「ご登録がない?」
オペレーター:「おっしゃる通りでございます。」
ヤッチ:「でも、部屋の灯りは点きましたよ。おかしいな…。」
オペレーター:「おそらく、他社と料金を合算してお支払いになられているのでは?」
ヤッチ:「いえ、いえ。先ほど、東京ガスに連絡しましたが、ガスのみの契約でしたよ。」
オペレーター:「大変恐縮ですが、最近は、同業他社が多数存在するものですから、こちらでは、『ご登録がない』ということだけしか、申し上げられません。
ヤッチ:「ああーー。そっか!そっか!東京電力さんだけではないんですね!うん、うん…。なるほどね…。じゃあ、どこ?」
オペレーター:「大変恐縮ですが、同じ事業の会社が多数存在しますので、どこでお兄様が、ご契約なさっていたのか、私どもでは把握できません。」
ヤッチ:「大変失礼な質問をしてしまいました。別の会社を当たってみますね。お手数を掛けて申し訳ありませんでした。」
電話を切ってからのヤッチ、しばし放心状態です。
小さなころから、電気といえば東京電力に慣れ親しんできているので、他の会社との契約というのが思いつきません。
また、兄の性格上、わざわざ料金をひとまとめにするような人間ではないはず…。
じゃあ、どこよ…。
ボトックス注射の影響で、『まばたき』が緩慢になっている左目の瞼をマッサージしながら、黙想です。
閉じたまぶたの奥で、チラリ、ホラリと文字が降りてきました。
そういえば、俺のアパートの管理人さんが言ってたな…。
『auは便利だよ。携帯の料金も電気代も一緒に支払えるから。』
au…????
もしかして…。
PART 2…。
小林幸子…?
いやいや、違うって!!
アイツの携帯もauだったよな…。
ということは、電気もauかあ…?
多分、『auで電気代をお支払いいただくと、au携帯のユーザーは割引を受けられるんですよ。』みたいな誘い文句に引っ掛かりーの…。
『auでんき』なる文字をネットかテレビ見たような気がします。
兄の携帯のボタンをあっちこっちプッシュしてみました。
偶然、開いたeメールの受信ボックスに、『auでんき』の文字が出てきました。
よっしゃー!!
これだ!!
ネットで、『auでんき』の電話番号を探し、電話です。
同じ手続きの繰り返しで、兄の住所などをオペレーターに伝えます。
オペレーター:「確かにこちらで、ご登録いただいていますね。」
ヤッチ、心の中で自分に拍手です。
ヤッチ:「それで、大変恐縮なんですが、役所(福祉事務所)との兼ね合いも有って、早めに電気を止めていただきたいんですけど。」
オペレーター:「それでは、書類をお送りしますので、今、お電話にお出になられているお客様のご住所から、教えていただけますか?」
ヤッチ:「ちょ、ちょっと、待ってください。書類っていうのは?」
オペレーター:「こちらから、『家族確認書類』というものを送らせていただいています。ご契約者ご本人で無い場合は、その書類をお送り返していただき、確認が取れてからでないと、電気をお止めすることができないんですよ。」
ヤッチ:「えー!じゃあ、今すぐ止めてくれっていうのは、無理なんですか?」
オペレーター:「はい。」
ヤッチ:「他社のことを申し上げて恐縮ですが、東京電力だったら、電話一本だけで、速攻止めてくれましたよ。」
オペレーター:「大変申し訳ありませんが、わたしどもauでんきでは、『家族確認書類』をご返送いただいてからでないと、できないんですよ…。」
ヤッチ:「じゃあ、私の手元に、その『家族確認書類』が届いて、それをauでんきさんに送り返して、確認が取れてから、auでんきさんが連絡してくれるっていう流れ?」
オペレーター:「さようでございます。」
ヤッチ:「そんな面倒な手続きを踏まないと、電気を止めてくれないんだ…。かー、こんな面倒な手続きを高齢者ができるかね?その人の部屋の電気も止めることになりかねないよな…。」
オペレーター:「…。」
ヤッチ:「それで、確認後は、電話かなんかで、ご連絡いただけるんですか?」
オペレーター:「おっしゃる通りです。」
オペレーター:「そうすると、送っていただくだけで、1週間程度、掛かっちゃうよね?先ほども申し上げました通り、急いでいるんですよね…???」
オペレーター:「それでは、お急ぎということでしたので、書類の方を速達で送らせていただきます。」
ヤッチ:「そうしたら、私も、速達で送り返した方が良いですよね?」
オペレーター:「いえ、普通(郵便)で構いません。」
なんじゃ、それ?
ヤッチは仕方なく、送付先を伝え、電話を切りました。
そう、兄の部屋の電気、まだ止められないんです…。
自由化になったのは良いことなのかもしれませんが、おそらく、auでんきという会社自体が、兄の部屋の電気を止めることはできないんでしょうね。
多分、兄の部屋の電気の供給をストップするのは、実質、東京電力で、書類上の手続きが必要になるんでしょうね。
今後は解約する場合の手続きまで、規約等を読んでおく必要がありそうですね。
また、兄は携帯電話の料金と電気料金を別々にして、請求されていたようです。
セットにするプランもあるようですが、解約時のことを考えると、検討の余地がありそうです。
まだ、速達は届いていません。
いつ、兄の部屋の電気を止めることができるんでしょうか…。
(; ̄ー ̄川 アセアセ
それにしても…。
なんで、普通郵便で返すんだろう…。
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相続放棄をされる可能性があるのなら、
公共料金も支払ってはいけませんよ。
あくまでも止める連絡だけです。
債務を一部の者だけに支払った場合は、すべての債権者に平等に支払わなければならなくなり、相続放棄がでくなくなりますよ。お兄さんの通帳から自動で引き落としされたものは大丈夫です。
またお兄さん名義の通帳からの引き出しもダメです。そのまま福祉事務所に持っててもらうのが安心です。
とにかくちょっとでも支払いをしてしまうと相続放棄できません。
「ハゲ散らかしたまま病死した場合、上野樹里ちゃんに肋骨を外され」
・・・。
せめて「上野樹里ちゃんに死に化粧の代わりに髪をボンドでくっつけてもらい」にしてください。。。
って…凄いこと言ってるな私!(^▽^;)
そして「ボトックス注射」が気になって,
電気の件に触れないままコメントを終えてしまいそうですw
アワキビさん、こんばんは。
アワキビさん、教えていただき、ありがとうございます。
後で記事にするつもりですが、兄の公共料金の支払いや、携帯料金の支払いは、福祉事務所で処理していただくよう、お願いしました。
どう処理するかまでは、聞いていませんが、姉や私が、支払うことはしたくないという意思表示をしてきました。
ただ、これをやってしまうと、兄の子供のところに、福祉事務所が支払いをお願いするかもしれないと言っていたので、それが気がかりです。
職権で、すぐに居場所はわかってしまいますしね。
兄の子供も相続放棄すれば、よい話ですが、精神的なストレスを掛けたくないというのが本音です。
お金のトラブルも兄の離婚原因と聞いていますので、離婚当時、まだ小さかった兄の子供にとって、兄は、素敵なお父さんのままでいて欲しいと、思っています。
ご丁寧なアドバイス、大変感謝しております。
さては、『監察医 朝顔』(ドラマ)をご覧になっていませんね。
ヤッチ、樹里ちゃんに、
「教えてください。お願いします」
と、耳元で囁かれるんです。
ボトックス注射は、数年前の顔面神経麻痺の後遺症で、神経がきちんとつながらず、口を開けると、左目が閉じてしまうんです。
たぶん、もう治る気配なしです。
今は、5か月に一度、目元にボツリヌス菌を注射しています。
そうすると、神経が麻痺して、口を開けても、左目が閉じなくなります。
その代わり、注射を打った後、しばらくは、逆に、左目が開いたままになって、ドライアイになってしまうというジレンマです。
まばたきすると、左右で速度が違うので、初対面の人は奇異に感じると思います。
詳しくは、以下の記事をご覧ください。
顔面神経麻痺後のボツリヌス療法 01
[ アルツ君は職人 ]2014/02/10
https://alzheimers.blog.fc2.com/blog-entry-447.html
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