アルツ君は職人進行性核上性麻痺の疑いのある元植木職人のアルツ君(父)、アルツ君の愛妻キノコさん(母)、そしてアルツ君の息子ヤッチの日々の生活を紹介しています。
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こえでません。

2019/10/07 (月)  カテゴリー: 兄
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片付ける前の兄の部屋


土曜日、日曜日を利用して、兄の部屋の片づけをしてきました。

はじめて上がる兄の部屋です。

関連記事:
兄が亡くなりました

兄の部屋の隣の住人が物音を立てると、クレームを言ってくると、聞いていたので、あまり掃除をしていなかったようですね。

とにかく、ホコリっぽい…。

靴下で、『雑巾掛け』をしているようなものです。

最近、福祉事務所のケースワーカーさんが、巡回訪問などで、部屋を訪れるとき、『どうぞお上がりください。』と申し上げても、部屋に上がりたがらないのは、このせいかもしれません。

別の理由が、あるのかもしれませんが、『雑巾掛け』をしたくないし、前に訪れた人の部屋が、ゴミ屋敷だったりすると、白い靴下が、黒い靴下になっていて、恥ずかしいのかもしれません。

ある意味、『ケースワーカーあるある』かも…。

片付けた後の兄の部屋

部屋のカーテンはレースのカーテン一枚(正確には、左右合わせて、二枚です。)だけで、しかも寸足らず。(画像はクリックで拡大できます。)

部屋は、画像の印象より薄暗く、空気がどんよりしています。

アパート(集合住宅)ですから、雨戸が無いのは当たり前かもしれませんが、網戸も付いていません。

今年(2019年)の夏にエアコンが壊れたと、聞いていましたが、これじゃあ、モスキートちゃんの餌食になって、窓を開けることもできませんね。

(冬だって、レースのカーテン一枚じゃ、寒いような…。)

介護保険で、ショートステイを使い、何泊していたか知りませんが、暑さをしのいでいたのも、わかるような気もします。

でも、もし介護保険の要介護度認定を受けていなかったらと、考えると、鳥肌もので、暖を取らないと、いけませんね~。

で、この兄の部屋ですが、片づけても、結局、部屋に残っている荷物は、すべて廃棄処分です。

区が提携している運輸会社によって、ほんの数時間で、全撤去です。

母キノコさんが亡くなった時も、軽自動車3~4台で、ものの1時間で、部屋の荷物は、全部、無くなってしまいました。
関連記事:
母、キノコさんが他界しました
↑ [2018/5/17] の様子

遺品として、残しておかなければいけないようなものが、見つかるかもしれないので、『放置』というわけにはいきません。

最近は、携帯電話等が普及しているので、遺影になりそうな写真は出てきませんね。

ヤッチのスマホにも兄の写真は一枚もありません。

兄の部屋で、兄の結婚式の写真が出てきましたが、ちょっと遺影にするのは難しそうです。

一応取っておいて、兄の娘に見せてあげようかと。

あと、兄が娘と、音信不通になるまでの間の、娘からもらった年賀状が大事に取ってあったので、確保しました。

義歯(入れ歯)も残されていました。

もう、口をこじ開けられないよな…。

他にも何点か、見つけ、ゲットしておきました。

兄が、亡くなるまでの様子を伺い知るような物や書類が、ちょいちょい出てくるので、中々作業が進みません。

今年(2019年)の9月は、訪問診療で、医師が頻繁に訪れていた様子です。

また、訪問看護ステーションの看護師さんは、毎日、いらしてくれていたようです。

今年(2019年)9月16日の血液検査の記録も出てきましたが、CRP値(炎症反応)が、9.80…。

基準正常値は0.30以下ですから、もうヤバヤバです。

そして、この頃の兄は、筆談でしか、コミュニケーションが取れなかった様子です。

もともと、確か左耳の聞こえが悪かったので、なおさらかもしれません。

あまり耳も聞こえていなかったんでしょうね…。

弱い筆圧01

縦書きかな?

何て、書いてあるか、わかりません。(画像はクリックで拡大できます。)

筆圧が弱いのは、よくわかります。

もともと、紙が破けるんじゃないかと思う程の強い筆圧の持ち主だったので、ヤッチの目には、余計、筆圧が弱いように感じます。

追記(2019/10/08)
縦書きにしてみました。
縦書きの画像


こえでません。


たぶん、訪問看護師さんとのやり取りか、ヘルパーさんとのやり取りです。

『こえでません。』(声がでません。)という文字が見えます。(画像はクリックで拡大できます。)

兄が、書いたものでは無い可能性もありますが、声が出なかったのは事実と思われます。

体力が落ちて声が出なかったんでしょうね。

『食道がん』ですから、なおさらのことでしょう。

この後、入院になって、亡くなるわけです。

兄の入院中持っていた携帯電話を、葬儀社から預かってきましたが、なぜかメール(ショートメール)のやり取りばかりです。

ほとんど、ヘルパーさんや訪問看護師さんのとのやり取りです。

入院中のやり取りではなく、入院前のやり取りです。

聞こえても、声が出なくては、話すことはできませんからね。

キー操作も、きつかったのではないかと思います。

途中で途切れて、文章として成立していないものも、多数ありました。

ほんの数文字で、送信し、何度も何度も、次の文言を入れ、また送信を繰り返していた様子です。

ヤッチが、そばにいれば、通訳を買って出れたんですけどね…。

なんで、近くに住んでいたのに、ヤッチは、気づいてあげられなかったんでしょう。

母キノコさんが、まだ元気の頃は、兄もキノコさんの部屋に出入りしていましたから、キノコさんを通して、兄の様子を伺い知ることができました。

母キノコさんの要介護度が増すに連れ、兄がキノコさんの部屋を訪れることは、ほとんど、なくなりました。

ヤッチが、兄を、キノコさんから、遠ざけていたせいです。

このころから、ヤッチと兄とのコミュニケーションは、皆無になってしまったわけです。

兄に対して冷たい態度を取り続けなければ、もしかすると、兄の命は、もっと長かったかもしれません。

兄の生きているうちに、娘と再会させることもできたはず…。

『便りのないのは良い便り』は、間違った考え方かもしれませんね…。

ホントに、不憫な兄です…。

そして

ホントに、○○なヤッチです…。



お詫び
2019年10月07日の20時30分くらいまで、あやまって、この記事にコメントできないような設定にしていました。
現在はコメントを投稿できるように、設定変更しています。(コメントできます。)



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Comment


お疲れさまでした

今日は最後のお別れとなったのでしょうか。
やはり時間をおいて再度見ても
縦書きの最初のメモは「ねてる」「いたいね」に見えて仕方ありません。
昨日のコメレスもありがとうございました。
本当に強いお方。
周りで見守る方々も、歯がゆいながらもグッとこらえてご意思を尊重されたということ。頭が下がる思いです。
亡くなられた際に連絡してよいかという質問に対するお兄様の行動に,隠そうとした深層心理が出ている気もします。
弱い姿は見せまい,心配させまい,亡くなったことは伝えてもよい(ダメとは言わない)。
お兄さんの最後の優しさでしたね。

リンクまで貼っていただきありがとうございます。
恐縮ながらも感謝いたします。

ちかこーん |  2019/10/08 (火) 21:48 [ 編集 ] No.2401 -

ちかちゃんへ

ちかちゃん、こんばんは。

昨日(10月7日)は、コメント欄のこと、大変ご迷惑をおかけしました。

兄の書いたと思われるメモの件ですが、記事中に、縦書きにして画像を貼り付けてみました。(追記しました。)

うん…。

「ねる」、
「いたい」、「ねる」

に、ヤッチには見えます。
最初の「ねる」は、「る」が迷い筆になって、
「ね~る」のようになったような…。
そして、これを前提として、何を訴えたかったのかを推測してみると、「寝ると、痛い。寝ると。」です。
つまり、「横たわると、痛い。」です。
横になりたいんだけど、横になると、痛いし、でもやっぱり、横になりたいと訴えていたのかも。

痛みの緩和のため、医療用麻薬の入った湿布薬を使用していたと、訪問看護師さんから伺っていますし、右腕に帯状疱疹もあったと聞いています。

あくまでも推測の域を出ませんが、介護用ベッドの上で、リクライニングをフラットに近い状態にすると、どこかに激痛が走ったとか…。
こればかりは、当事者でないとわかりませんね。

明日、10月9日に、訪問看護ステーションの担当だった看護師さんとお会いできるアポを取らせていただきました。
機会が有れば、もう一度聞いてきますね。
なんか、忘れそうで、自信ないですが…。

携わった方の記憶も少し曖昧なところがあって、この看護師さんによると、がん細胞を切除する手術をしていないとのことでした。
短期の放射線治療を行っただけだったと、おっしゃっていました。
なにか、年表のようなものを作って、今一度整理する必要がありそうです。

ちかちゃんの優しいお言葉、兄が聞いたら、きっと、よろこぶことでしょう。
いつもありがとうございます。

ヤッチ |  2019/10/08 (火) 23:39 [ 編集 ] No.2402 -

あぁ・・・

ヤッチさん,参りました。
「ねる」「いたい」「ねる」。
まさにその通りだとコメントを拝見して心の底から合点しました。
さすがは弟さん。
しかも「ホントだ!ねる,いたい,ねるだ!」と思ってからも
「横たわると痛い」ではなく,「痛い。だから寝る」だと思ってしまった。
安易な発想でお兄さんの思いに寄り添えなかったことを反省するとともに,
さすが,血を分けたヤッチさん!
近年はどうあれさすが長年一緒にいたヤッチさん!と
感動しました。
聞かずともきっと,お兄さんに思いをはせるヤッチさんの予想通りな気がしますよ(:_;)

ちかこーん |  2019/10/09 (水) 19:20 [ 編集 ] No.2403 -

ちかちゃんへ

ちかちゃん、こんばんは。

あとで、同じような内容の記事を書くかもしれませんが、今日(10月9日)、訪問看護ステーションに出向き、話を聞いてきました。
こちらの看護ステーションは、「がん」などの患者さんを対象に、主に緩和ケアを行っているステーションでした。
兄のお世話してくださったのは、所長さん。

例のメモの件ですが、所長さんのお話では、自分とのやり取りではなく、ヘルパーさんとのやり取りではないかと、おっしゃっていました。

兄は、背中の痛みを訴えることが多く、ヘルパーさんが、兄を横向きに寝かせて(側臥位)、背中を清拭することが多かったそうです。
仰向けに寝かせると、背中とベッドマットレスの接地面が多くなるので、痛がることがよくあったそうです。
それで、そんなことを書いたのではと…。

でも、ちかちゃんのコメントを拝読すると、なるほど、そういう見方もあったかと、納得させられます。
ちかちゃんの推理のほうが正解かも。

父アルツ君が元気なころは、家族の誰かが、病気になると、
「おまえらは、あっちが痛いの、こっちが痛いの、ケツが痛いの、すぐ言いやがる。早く寝ないから、そうなるんだ。早く寝ろ!」
と、口癖みたいに、言っていました。
父にとっては、睡眠こそが、命の源でした。
兄もそれを教え込まれていた一人ですからね。

「痛い。だから寝る。そうすれば、痛みを忘れられる。」と言いたかった説にも、一票を投じます。

ヤッチ |  2019/10/09 (水) 21:55 [ 編集 ] No.2404 -

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