こんばんは。
アルツ君の息子ヤッチです。
(^_^)/~
すっかり、ブログの更新をさぼってしまっていました。
アルツ君のところへはちょこちょこ面会に行っているのですが、記事にできるような話題がありません。
ヤッチが面会に行っても、アルツ君、すぐに疲れてしまい、ベッドで寝入ってしまいます。
こうなると、ヤッチも施設に長居するというわけにもいかず、早々に引上げてくることが多くなってしまいます。
当然、会話も少ないので、記事にする話題もナシで帰ってくることの繰り返しです。
近くの公園をアルツ君と散歩しても、居室に戻ってくると、アルツ君はすぐにベッドで横になり、グーグーと寝息を立てて、眠ってしまいます。
アルツ君が自分の足で歩いて散歩したというのなら、疲れてしまうというのもわかりますが、散歩している間はずっと車椅子に乗ったままです。
屋外に出ると、屋内にいる時よりは色々な物音が耳に飛び込んで来るし、目もキョロキョロ動かすことが多くなるので、もしかすると、それだけで、アルツ君にとっては、疲れる事なのでしょうか…。
歩行についてもかなり怪しい状態になってしまいました。
施設の廊下の手すりなどにつかまり、つたい歩きをしているときも、ヨロヨロとしてしまうので、目を離せない状態です。
何だか、ここ最近は認知機能の低下より、体力の低下の方が速いような気がします。
これを含めて、認知症の進行というのかもしれませんけどねぇ…。
認知症の進行に歯止めをかけるのも重要なことですが、並行してアルツ君の体力維持が今後の課題になって来そうです。
昨日もアルツ君のところへボタモチを持って、面会に行ってきました。
ヤッチ:「大好物のボタモチを持って来たけど食うか?」
アルツ君:「大好物って言うほどでもないけど、食ってやってもいいぞ。」
ヤッチ:「じゃあ、一番の好物っていうのは何なのさ?」
アルツ君:「そうだなあ…。ボタモチかなあ…。」
ヤッチ:「それを大好物って言うんじゃないのかよ!」
アルツ君:「まあ、まあ、腹の中に入っちまえば、みんな一緒だ!」
ヤッチ:「じゃあ、お茶だけにしておくか?」
アルツ君:「そう言わずに、食わせろよ?」
ヤッチ:「食い終わったら、散歩だぞ?」
アルツ君:「今日はダメだ。」
ヤッチ:「何で?」
アルツ君:「天気が悪い。」
ヤッチ:「今日は雨が降ってるから、それらしい理由になったけどさ、いつも『天気が悪い。』で逃げてないか?」
アルツ君:「それほどでもないよ…。」
ヤッチ:「じゃあ、外は無理だから、廊下を渡って、向こうの棟(ムネ)まで行って、テレビを観よう!」
アルツ君:「『むこうのムネ』って何だよ?お前が言うと、ものすごくイヤらしく聞こえるな?」
ヤッチ「じゃあ、向こうのケツでも、あそこの太ももでもいいや。とにかく少し歩くのさ!」
アルツ君:「ちぇっ。」
ヤッチ:「だいたい、いつもボタモチを食べ終わると、寝ちゃうんだから、今日は寝かさないぞ?」
アルツ君:「かっー!厳しいですねぇ…。」
ヤッチ:「ベッドで寝てばかりいて、体を動かさないと、どんどん歩けなくなっちゃうぞ?」
アルツ君:「そうかなあ…。」
ヤッチ:「このままだと、正月を迎えられないかもしれないぞ?」
アルツ君:「大丈夫だよ。毎日正月やってるから…。」
ヤッチ:「この分だと、焼き場に持って行っても、口だけが、なかなか焼けないんだろうなぁ…。」
アルツ君:「醤油でも掛けとけ!」
アルツ君がボタモチを食べ終わりました。
ヤッチ:「じゃあ、スーパーカー(歩行器)を持ってくるから、待ってて。」
ヤッチは廊下に置いてある歩行器を居室に持ってきます。
歩行器を居室に常に置いておけば良いのでは!?というご指摘もあるかと思いますが、実はヤッチもこのことを以前のケース会議で提案しました。
ただ、やはりヨロヨロしているアルツ君なので、立ち上がろうとして、よろけてしまった時、歩行器にしがみついてしまうような事があると、かえって危険だということで、施設側では廊下の邪魔にならない位置に置いて管理しているようです。(確認したわけではないので、推測です。)
ヤッチ:「スーパーカーを持って来たぞ。立てるかい?」
アルツ君:「当たり前さよ~。」
アルツ君は椅子に腰かけていて、ヤッチは歩行器をアルツ君の背後まで持ってきました。
ヤッチ:「なんだか、立ち上がるのも、『やっと』っていう感じだなあ…。」
アルツ君:「食い終わったばかりだからな!?」
ヤッチ:「その切り返しの速さと同じぐらい早く体も動くといいけどな。」
アルツ君;「スピード違反になるぞ!?」
ヤッチ:「で、立ち上がったら、ぐるっと回転して!」
アルツ君、立った状態で、自分が腰かけていた椅子に両手を添えて、椅子をガタガタとさせています。
どうやら椅子を動かそうとしている様子です。
ヤッチ:「なに?どうかしたのか?」
アルツ君:回転するんだろ?」
ヤッチ:「そうだよ。」
ふたたび、アルツ君、椅子をガタガタ…。
ヤッチ:「旦那さん、そうじゃないよ。椅子を回すんじゃないよ。自分の身体を回転させるんだよ!」
ヤッチもわかってはいるのですが、ついつい声が大きくなってしまいます。
アルツ君:「チクショー、こいつ、なかなか回らないよ…。」
ヤッチ:「椅子は関係ないよ。椅子からゆっくり手を放して、振り返ればいいんだよ。」
アルツ君の視界に歩行器を置いてあげなかったので、かわいそうなことをしてしまいました。
(-_-;)
アルツ君:「なーんだ!そうか!す~ぐ、わからなくなっちゃうんだよな~。」
そう言いつつ、まだアルツ君、椅子から手を放しません。
ヤッチ:「両方、イッペンに手を放すと倒れちゃうから、ゆっくり片手を放して、ゆっくり体の向きをかえてごらんよ。」
アルツ君:「こいつ、4本足だぞ?」
ヤッチ:「椅子のことじゃないよ。自分のことだよ。」
アルツ君:「なーんだ!そうか!す~ぐ、忘れちゃうんだよな~。」
ヤッチ:「忘れちゃうことを覚えてるんだから、まだ首を吊るのは早いよ。」
アルツ君:「ちぇっ。他人のことだと思って勝手なこと言いやがって!で、どうするのよ?」
ヤッチ:「ちょっと、待って。記念撮影をしておいてやるから。」
アルツ君は依然として、自分の身体の向きをかえるわけでもなく、椅子と格闘しています。
アルツ君:「で、早く教えろよ!どうするのよ?すぐ忘れちゃうんだからさ…。」
ヤッチは介助に入り、アルツ君の体の向きをかえ、アルツ君の背後にある歩行器のところに立たたせました。
アルツ君:「なんだ、そういうことかよ…。ふぅ…。」
ヤッチ:「忘れないように、ばっちり、証拠写真を撮っておいたから。」
アルツ君:「ふん。くだらんことをしやがって。覚えてろよっ!!」
アルツ君
さすがです…。
(; ̄ー ̄川 アセアセ
覚えていられるんでしょうか…。
(; ̄ー ̄川 アセアセ
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