進行性核上性麻痺の疑いのある元植木職人のアルツ君(父)、アルツ君の愛妻キノコさん(母)、そしてアルツ君の息子ヤッチの日々の生活を紹介しています。[スマホ版]
(△ケアチェック要約表抜粋)
- 食事・水分
- 食事形態~米飯、キザミ
- 体重 60.5kg BMI 25.8 ALB(アルブミン)3.7 平成26年5月2日現在
- 食事摂取~96%
- 自己摂取
- 時折、食後に「こんな固いもの、柔らかいもの」など興奮がみられ、都度、傾聴する。
- 排泄
- 自己でも行われるが、定時、随時、トイレ内、リハパン、パッド、ズボンの確認は行っている。
- リハパン、パッドが濡れているときなど興奮がみられる時あり。その時は、時間を置き、声掛けし、促す。(最近は興奮の頻度は少なく、機嫌が戻るのも早い。)
- 入浴・清拭
- 一般浴
- 入る順番、入浴で一緒に入る他の利用者に対して立腹されることが有る。(多くの利用者に見られる傾向ではあるが…)
- 入ると、順番と、一緒に入る方とを配慮している。
- 一番風呂、湯船に長く浸かるのが好き。
- 整容・更衣
- 口腔ケアの際に、家族持参のうがい薬でうがいを行っている。
- 入浴後の爪切りの際、きちんと切れない場合(爪白癬のため切りにくくなっている)は、必要に応じ、医務対応(看護師)している。
- リハビリ
- 歩行能力維持を目標にサークル歩行器を使用し、休憩を入れながら、3階のフロアで2周歩行訓練を行っている。
- すり足気味。
- 医療・健康
- ②慣れた環境で精神的に落ち着き穏やかに過ごす。
- 内痔核があり、出血しないように内服薬を服用している。
- 胃炎が有り、内服しているが、バイアスピリン服用中なので胃内出血しないように往診ドクターと相談をする。
- 両足爪、踵間部に白癬(みずむし)が有り、毎日処置する。改善すれば、往診ドクターと相談。
- 転倒しないように気を付ける。
- 便秘しないように、毎日プルゼニド1錠を服用する。
- 社会活動
- 居室に向かい、幻覚が見えているのか、何かを話されていることが多い。傾聴すると興奮されるため、少し時間を置いてから、傾聴、声掛けを行う。
- 職員とコミュニケーションを取り、一日一回、サークル歩行器で、施設内、施設外を散歩している。(下肢筋力の低下を防ぐのを含めて…)
(△施設サービス計画書(1)抜粋)
- 要介護状態区分
- 要介護3
- 利用者及び家族の生活に対する意向
- ご本人:
健康でいられれば良いと思っています。
特に困っているようなことはありません。- 総合的な援助の方針
- 穏やかに安定した生活が出来るように援助します。
ご本人の排泄への気配りを行い、清潔に生活できるように援助します。
見守りや介助により転倒を防止し、怪我に注意していきます。
健康状態が維持できるように配慮します。
(△施設サービス計画書(2)抜粋)
- 不安なく穏やかに過ごしたい。
- ご本人の言動を怒ったり否定したりせず、とにかく誉める事により、安心して生活していただく。
- ご家族との時間を大切にしたい気持ちが強く、ご家族が帰られた後、「どこに行った。」と興奮されることがある。
そのような場合は、声掛けを行い落ち着いていただく。
興奮がおさまらない場合は、しばらく時間を置いてから、声掛けを行う。- お金がないと心配されている時は、「若いころに働いたお金が十分に有ると娘様や息子様から聞いていますよ。」と声を掛け、安心していただく。
- 幻覚が見えているのか、誰もいない居室内に向かって話をされることが多い。
すぐにお声掛けすると興奮されるため、少し時間を置いてから、声掛けや傾聴を行い、気分転換を図っていただく。- フロア内にお好きな音楽を流し、穏やかな時間を過ごしていただく。
- 音楽がお好きなので、音楽クラブや音楽療法に参加していただく。
また、余暇の時間に職員と歌を歌って頂いたりして、楽しい時間を過ごしていただく。
その他のクラブ活動やレクリエーションにもお誘いする。- 下肢筋力低下防止を含めて、一日一回サークル歩行器で施設内外の散歩を職員とコミュニケーションを取りながら行っていただく。
- 和菓子販売やヤクルト販売に声掛けしてお誘いすることにより、買い物やおやつを楽しんでいただく。
- 入浴の際、順番や一緒に入る方に対して立腹されることがあるため、順番や同時に入る方に配慮して、トラブルを避ける。
- 他の利用者とトラブルになりそうな時は、職員が間に入って対応する。
- 転ばないように気をつけて生活したい。
- 歩行のふらつきや前傾姿勢があるので、見守りを行う。
居室にいらっしゃる時は、こまめに訪室して、安全確認を行う。- 夜間コールマットを使用し、鳴動したらすぐに訪室して様子を観察し、転倒を予防する。
- 裸足でフロアに出て来られることが多いので、靴をお持ちして履いていただく。
また、靴の踵を踏んでしまわれるので、介助にて、きちんと履いていただく。- 入浴時の歩行は、手引きさせていただく。
- サークル歩行器を使用して、休憩を入れながら3階フロア2周の歩行訓練を行う。
- 床をフローリングにすると水分等で滑りやすくなるので、頻回に様子観察を行い、必要時に床掃除を行う。
- 清潔に過ごしたい。
- 定時と希望時に排泄介助や声掛けを行う。
その他、立ち上がって居室に戻ろうとされた時は、声掛けして、トイレ誘導を行う。
不機嫌な場合は、少し時間を置いてから介助する。失敗された場合は速やかに掃除や着衣交換を行う。- 起床時、配茶時、ゴミ回収時等、機会あるごとにトイレを確認し、汚れていたら速やかに掃除をする。
その時に、トイレットペーパーの確認も行い、無くなりかけている時は交換する。- ご家族の面会の時も、定時排泄時間は、ご本人やご家族の承諾を得て、声掛けやトイレ介助を行う。
- リハビリパンツをはかずにズボンだけはいていらっしゃる時がある。
随時居室のくずかご等を確認して、リハビリパンツの確認を行い、はいていらっしゃらない様子がある時はご本人のプライドを傷つけないように、「スッキリしましょう」等と声を掛け、パンツをはいていただく。- 夜間、衣類やシーツを床に広げてしまわれる事が多いので、落ち着かれたらすぐに片づけを行う。
- 衣類の上下を間違えてしまわれる事があるので、その都度説明して、きちんと着替えていただく。
- 毎食後、歯磨きしていただくように声掛けを行う。
フロアでなさらない場合は、居室で行うなど工夫して、必ず口腔ケアを行う。
毎回ご家族が持参して下さったうがい薬を使用する。
夜は義歯をお預かりする。- 洗面は、起床時と就寝時に温タオルをお渡しして、顔を拭いていただく。
- 一般浴にて入浴していただき、洗髪、洗身はほぼ全介助させていただく。
- 床をフローリングに貼り替え、カーペット等の汚れや臭いを防ぐ。
- 健康な生活を送りたい。
- 食事はご本人の希望により米飯、刻みを提供して、栄養管理を行う。
ご本人の希望や状態に応じて食事形態の変更を行う。- 右半側空間無視の可能性があるので、食器の位置を変えるなどの対応を行う。
しっかり食事をしていただけるように見守りを行う。- 手足に水虫があるので、軟膏を塗布して完治を目指す。
爪切りを行う際は、必要に応じて看護師が行う。- バイアスピリンを服用していらっしゃるため、出血しやすくなる。
介助の際は内出血や傷に注意する。- 不整脈や胸痛に注意し、薬を毎日内服することにより、狭心症の安定を維持する。
- 痔が悪化しないように、内服を行い、様子を観察する。
- 胃炎があり、胃薬を内服していただいているが、バイアスピリン服用中のため、胃内出血しないように、定期的に往診医の診察を受ける。
- 毎日プルゼニドを服用して便秘を予防する。
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