こんばんは。
アルツ君の息子ヤッチです。
(^_^)/~
今さらの話ですが、5月6日って何の日なんでしょうかね?
- 5月3日(土)
- 憲法記念日
- 5月4日(日)
- みどりの日
- 5月5日(月)
- こどもの日
- 5月6日(火)
- 何の日???
答えを先に申し上げてしまうと、5月6日火曜日はみどりの日のいわゆる『振替休日』ということになるようです。
えっ?知らなかったのはヤッチだけ???
ヤッチのような昭和世代の人間の感覚からすると、『振替休日』って、そもそも月曜日なんじゃないの?という感じですが、法律が改正されていたんですね…。
しかも2005年に…。
どこかの記事で書いたかもしれませんが、日本の祝日については、『国民の祝日に関する法律』という、ちゃんとした法律があって、条文化されています。(通称:『祝日法』)
この『国民の祝日に関する法律』が2005年に改正、公布され、改正された法律が2007年から施行されています。
『国民の祝日に関する法律』の中でこう記されています。
- 第三条
- 「国民の祝日」は、休日とする。
- 2
- 「国民の祝日」が日曜日に当たるときは、その日後においてその日に最も近い「国民の祝日」でない日を休日とする。
- 3
- その前日及び翌日が「国民の祝日」である日(「国民の祝日」でない日に限る。)は、休日とする。
5月6日のことについては、この第三条の2(赤文字部分)が該当することになると思います。
相変わらず、算数ができないと理解できない文章ですね…。
(; ̄ー ̄川 アセアセ
3番目に書かれている第三条の3は、祝日と祝日に挟まれた日を休日にしますよ~という条文なので、比較的わかりやすいと思いますが、2番目はとっても厄介な文言です。
そもそも法律が改正される前までは、祝日が日曜日に当たるときは、その翌日が休日とされていました。
昭和世代のヤッチの考えるいわゆる『振替休日』の概念で、至ってシンプル…。
ところが、2007年施行の法改正によって、上記のような難しい条文に変ったわけです。
すこしわかりにくいので、ひも解いて行くと…。
5月4日日曜日がみどりの日で「国民の祝日」です。
改正前なら、「国民の祝日」であるみどりの日が日曜日なので、翌日の月曜日が『振替休日』として、休日になります。
しかし、改正法では、第三条の2(赤文字部分)に、『その日後においてその日に最も近い「国民の祝日」でない日を休日とする。』と書いてあります。
みどりの日の後に、みどりの日に最も近い「国民の祝日」でない日、つまり、みどりの日に最も近い平日が休日になるわけで、こいつを、さがさなくてはなりません。
みどりの日の翌日、5月5日は子どもの日なので「国民の祝日」です。
ここに異論はないですよね?
『「国民の祝日」でない日』と条文は言っているので条件に当てはまりません。
5月6日は、『「国民の祝日」でない日』(平日)に当たるので、やっとここで、5月6日が休日扱いとなるわけです。
お疲れ様でした。
今後、振替休日は絶対月曜日だという考え方は捨て、可変だという認識を持たなないといけないかもしれませんね。
また、『国民の祝日に関する法律』の中に『振替休日』という言葉は出てこないので、世間一般で用いる言葉で、通称のような表現と理解しておく必要もありそうですね。
さらにさらに、『祭日』は存在していても、法律の中に、『祭日を休日とする』という規定はないので、もう『土日祝祭日はお休み』という表現は死語かもしれません。
さて、
「国民の祝日」が日曜日に当たるときは、その日後においてその日に最も近い「国民の祝日」でない日を休日とする5月6日火曜日に、アルツ君のところに面会に行ってきました。
早い話がおとといの翌日です。
(●`w´●)ニァ・・
この日は5月というのに、とても寒く、『アルツ君と散歩』という概念は捨てなくてはいけません。
連休前に特養で転倒し、左腕を打撲したアルツ君ですが、少し痛みが残っているものの、順調に回復しているようです。
連休中の別の日にも、特養で外出許可をもらって、アルツ君をキノコさんの部屋に連れてきたりして、まあ穏やかに過ごしていたのではないのでしょうか。
盛りは過ぎてしまいましたが、アパートの前に有る藤が見事だったので、眺めてきました。
画像が暗く写っているのはヤッチの携帯の解像度の問題も有りますが、藤がたくさん咲いて、藤棚がトンネルのようになっているためです。
キノコさんのことをすぐに忘れてしまうアルツ君ですが、会っている時は終始にこやかでした。
そして、昨日…。
ヤッチが居室を訪ねると、アルツ君お尻を向けて、ベッドに横たわっています。
お尻を向けながら、なにやら、大声で怒鳴っています。
アルツ君:「お前なんか、帰れっ!!」
ヤッチ:「おい、おい、寝ているところを起こしちゃったかぁ?ゴメン。」
アルツ君:「寝てなんかいないわいっ!!いいから、帰れ!」
ヤッチ:「ボタモチ持って来たんだけど、食べないか?」
アルツ君:「そんなもん、いらん!誰かにくれてやれっ!」
ヤッチ:「それがさぁ…、イラン人、見当たらないんだよなぁ…。」
アルツ君:「いいから、帰れっ!」
久しぶりにオコリンボのアルツ君です。
しばらくすると、寝息を立てて寝てしまいました。
昼寝をしようとしていたところにヤッチが居室を訪れたもんで、機嫌を損ねてしまったのかもしれませんね…。
ヤッチはアルツ君が寝ている間に、静かに居室の中の片づけをします。
20分くらいしたところでしょうか…。
アルツ君が目を覚まします。
ヤッチ:「なに?もう起きちゃったの?もっと寝てればよかったのに。」
アルツ君:「俺は寝てなんかいないぞ!?」
ヤッチ:「いやいや、便利な脳ミソだな。寝てたことも覚えてないのか?」
アルツ君:「なんで、お前がここに居るんだ?」
ヤッチ:「旦那さんにボタモチを食わせてやろうと思って…。」
アルツ君:「ん?ボタモチ?なんでそれをもっと早く言わないんだ?」
ヤッチはボタモチという言葉を早口で発音します。
アルツ君:「お前はバカだねぇ~。早口でしゃべれって言ってんじゃないんだよ。」
ヤッチ:「どういうこと?」
アルツ君:「いいから、早く食わせろ!」
ヤッチ:「一気に丸ごと行くか?」
アルツ君:「その『はやく』じゃないんだよ…。」
ヤッチ:「食わしてやってもいいけど、食い終わったら、歩く練習な?」
アルツ君:「かっー!厳しいねぇ…。」
ヤッチ:「最近ちっとも歩いてないから、ここ(施設)の中をウロチョロしようぜ?」
アルツ君:「やだ。」
ヤッチ:「なんで?」
アルツ君:「腕が痛い。」
ヤッチ:「逆立ちして歩けって言ってんじゃないんだから、歩くことぐらいできるべ?」
アルツ君:「それができないんだなぁ…。」
ヤッチ:「スーパーカー(歩行車)を使ってもいいからさ…???」
アルツ君:「まあ、まあ、ボタモチを食ってから考えましょっ。」
ヤッチ:「ボタモチだけは覚えてるんだな?」
アルツ君:「そうですよん。食い物の恨みは何とかって言うからな。」
ヤッチは持って来たボタモチをアルツ君に食べてもらいます。
アルツ君:「これ?俺が全部食ってもいいのか?」
ヤッチ:「一個しかないんだから、全部食って、いいよ。」
アルツ君:「かー、こんなに食ったら、腹いっぱいで歩けなくなるぞ?」
ヤッチ:「じゃあ、やめるか?」
アルツ君:「嫌だっ!」
ヤッチはアルツ君がボタモチを食べている間に歩行車(器)を用意します。
ヤッチ:「食い終わったか?」
アルツ君:「これなら、もう一つくらい有ってもいいな…。」
ヤッチ:「夜ご飯を食べられなくなるぞ?」
アルツ君:「夜飯もボタモチでいいぞ?」
ヤッチ:「まあまあ、お茶を飲んで、胃袋のすき間を埋めてやって下さい。」
アルツ君が少し落ち着いたところで、散歩に誘います。
ヤッチ:「じゃあ、ここの中を散策に行こうよ?」
アルツ君:「面倒臭いなぁ…。」
ヤッチ:「歩けなくなる方がもっと面倒臭いと思うけどなぁ…。」
以前は『死んでも車椅子は嫌だ。』なんて言っていたアルツ君なんですけどね…。
(-_-;)
ヤッチ:「じゃあ、これ(歩行車)につかまって!」
なかば、強制です。
アルツ君:「どこ行く?」
ヤッチ:「どこでもいいよ。旦那さんが行きたいところで。」
アルツ君:「どこも行きたくないんだよなぁ…。」
ヤッチ:「じゃあ、向こうの棟まで。」
アルツ君:「構いませんよん。」
アルツ君が居室を出て、廊下を歩きはじめます。
ヤッチ:「ずいぶん、すり足になっちゃったなぁ…。」
アルツ君:「それほどでもないよ。」
ヤッチ:「ほめてないし!」
アルツ君:「足が重い。太ったのかなぁ…。」
ヤッチ:「それも有るかもしれないけど、一番の原因は運動不足だな!?」
アルツ君:「そうかぁ…。」
ヤッチ:「速く歩く必要はないから、足をキモーチ高く上げて歩いてみん?」
アルツ君:「こうかあ?」
ヤッチ:「まーだ、すり足だなぁ…。廊下が削れちゃうよ…。」
アルツ君:「はは~ん!廊下(老化)現象…。」
アルツ君
さすがです…。
(; ̄ー ̄川 アセアセ
文字で会話しているわけではないので定かで有りませんが、アルツ君が『廊下減少』とまで、トンチを利かせていたとしたら、
さらにさすがです…。
(; ̄ー ̄川 アセアセ
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のぞみん、こんばんは。
ちょっと動くと、すぐに疲れてしまうアルツ君ですが、まだまだ脳ミソは枯渇していません。
というより枯渇させません!
(*^_^*)
やっぱり面白いです(^^)
湯船に浸かりながら笑ってしまいました。
今まで読ませて頂いて廊下減少までいっているような気がします。
よっちさん、こんばんは。
どうなんでしょうねぇ…。
瞬時にパッと切り返す時もあれば、全くダメなときも有ります。
この日は相当調子の良い日だったのかもしれませんね。
初めましてm(__)m 私の母親79歳になった今年アルツハイマーと診断され、不安な毎日を過ごしてます…まだまだ普段の生活が出来て周りから見たら、普通のおばあちゃんです…たまたま見つけたこのブログを最近よく見せてもらってます。ヤッチサンとお父さんの関係、関わり方が凄くいいな…と。お父さんが発症したのは、いつくらいなのでしょうか?それがとても気になり、勇気を出してコメしました。
愛☆さん、はじめまして。
記憶が定かでありませんが、父(現在86歳)は2007年とか2008年ごろにはじめて診察を受けたのではないかと思います。
その時にアルツハイマー型認知症だと診断され、アリセプト5mgを処方されています。
2006年に店(花屋)をやめていますが、その時にはまだ、元気だったのは確かです。
閉店後も地下足袋を履いて、お客さんのところに庭木の手入れに出かけていましたから…。
いつものように、朝早くお客さんのところに自動車で出かけたはずの父が、お客さんの家がどこだかわからないと言って、舞い戻って来てしまいます。
その時に医者に連れて行き、アルツハイマーと診断され、薬を処方されました。
これが、上記のように2007年とか2008年ごろじゃなかったかな…。
当初は本人も家族も一過性のものだろうと思って、実はあまり気にも、とめていなかったんです。
引越しをしてしまった関係で、父に関する資料が残っていませんが、私の手元にある父のおくすり手帳では、現在の主治医の診察を受けている日が2008年11月で、やはりアリセプト5mgを処方されています。
最初に診察を受けた先生は、現在の主治医とは別の先生ですから、父の発症は、2008年11月より前であることは間違いないようです。
すいません。
きちんとした答えを返せなくて…。
参考までに、関連しそうな記事のリンクを載せておきます。
認知症の父親を持つ実の息子の心境は?[2012/02/04]
http://alzheimers.blog.fc2.com/blog-entry-242.html
認知症の薬の服用履歴~アリセプト、メマリー[2012/01/31]
http://alzheimers.blog.fc2.com/blog-entry-239.html
現在も父には、認知症だという病識は有りません。
私の友人たちが、面会に行けば、大人の対応をし、あまり認知症だという印象を持たれないようです。
お母さまがどのようなご病状なのか存じ上げませんが、病識が無いようでしたら、ご家族が不安そうな顔を見せないことが一番の特効薬のような気がします。
皆様が、穏やかに生活できるようお祈りしています。
コメント、ありがとう!!
詳しく本当にありがとうございます(ノ_・。)母の認知症を私自身がまだ受け入れられてないので、一人になると泣いてしまってる毎日です…母も自分の物忘れに感づいてる様子です。今は、特定の日の時間を覚える事に自信が無いようでメモしたり何回も確認してくる状況です。イクセロンパッチをつけてます。これからどんな変化があるのか…私をいつまで認識出来るのか…不安いっぱいです(;_;) それを含めヤッチサンのブログを見てました。アドバイス頂いた様に母には、気付かれないように毎日毎日接してます。 色々とありがとうございましたm(__)m ヤッチサンみたいに文章能力が無いので、そこは、お許しをm(__)m・・ またブログ更新楽しみにしてます(^^)微笑ましい介護参考になります(^^)
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