アルツ君の息子ヤッチです。
(^_^)/~
昨日書かせてもらった記事はことのほか反響が大きく、熱いコメントも多数いただき、感謝感謝でございます。
引き続き、アンケートも継続してやっていますので、ぜひぜひご協力お願い申し上げます。
【これまでのアンケート一覧】
さて、今日は年初に書かせていただいた記事の続きです。
(記事はこちら→おしっこの軌道と飛び散り)
これもなかなか反響の大きかった記事なのですが、またまた新たな発見が有ったので記事にしようかなと…。
記事のコンセプトは?
いえいえ。そんなものは求めちゃいけません。
(; ̄ー ̄川 アセアセ
だいだいそんなものを考えて書いた記事ではないのですから…。
前回はなぜ故おしっこが飛び散るのかを書いたわけですが、今回はそれより一歩踏み込んで、いかにしたら飛び散りを最小限にとどめることができるかを書いていきたいと思います。
ただし、モデルは高齢者であって、若い成人男性に焦点をあてているのではないことをあらかじめ申し上げておきます。
また、『座ってすればいいのよっ!!』は今回も禁句とさせていただきます。
これを解禁してしまうと、この先の記事は書くことができません。
(; ̄ー ̄川 アセアセ
アルツ君にも甘い和菓子をエサに『座りショウベン』をマスターさせようと試みましたが、現在もマスターするには至っておりません。
人たちが監視の目を光らせているときは、座ってやったりするところまではどうにかこぎつけたのですが、監視の目が離れると、やはり立ってやってしまうというイタチごっこ状態…。
何回かに一回は便器の枠から外れ、とんでもない結末を迎えてしまいます。
でこの枠から外れる時のポイントですが、前回も書かせていただきましたが、たいていは便器の手前で、若い人なら少しの量ならこのポイントに撒くことは有っても、大量にまき散らすことはないポイントです。
むしろ若ければ若いほど、自分の立ち位置より遠い場所にまき散らすという方程式も成り立つくらいです。
で、なぜゆえ前にこぼすのか?
これ、おしっこの勢いや、飛距離にも関係しますが、最近の研究の結果、立ち位置が大きく関係していることがわかってきました。
通常洋式トイレの場合、立ち位置は便器の手前。
足はだいたい肩幅くらいに広げます。
便器の汚れ具合にもよりますが、便器の淵がわずかな光源で水滴で光っていると察知した場合は、自分のズボンに汚れが付くのを防ぐため、もう少し大股になる場合もありますが、通常は肩幅くらいが一般的と思われます。
パンツからホースを取り出す時は、やや前傾気味に取り出し、推定されるおしっこの軌道に着衣(上着の裾など)がかかっていないかを必ず確認をします。
冬場はダウンなど厚手のものを着ると、これらの着衣が視線をさえぎり、ホースの取出しが若干難しくなるため、取出しから放水完了までの平均時間は夏場のそれよりもやや長いものとなります。
取り出し後、放水が始まり軌道が安定すると、前傾姿勢を離れ、少し腰を突き出すような横柄な姿勢も可能となります。
この時が最も放水量も多く、出してる感が強い至福の時でもあります。
ちょっと横にまき散らせてしまいましたが、失礼、横道にそれましたが、年齢とともにおしっこに勢いが無くなってきますから、この立ち位置が悪いと便器の手前にこぼしてしまう確率も高くなってきます。
特に夏場と冬場とでは通常時でもホースの長さが冬場の方が微妙に短いことが多く、長さが短い分、飛距離も短くなる傾向が有ります。
ではどうするか??
聞いてしまえば、『なんだー』という実に簡単なことなのですが、意外に盲点でもあります。
便器手前にこぼすということは、当たり前の話ですが、もっと便器近くに近づくかそれよりも前に出てやれば、手前にこぼすことは少なくなります。
しかし、アルツ君には学習能力が有りません。
(; ̄ー ̄川 アセアセ
そこで、アルツ君のために場ミリをトイレの床に貼りつけてみました。
アルツ君の利用頻度が高い二階の寝室そばのトイレなので、奥行きもなく、狭いトイレなので少し見づらいですが…。
ちなみに便器手前に設置している吸水シートは、就寝時の失禁に備え、ベッドや布団に敷く吸水シートです。
市販のマットなども有りますが、あまりにアルツ君がやらかしてしまうため、洗濯をするキノコさんが悲鳴を上げ、使い捨てに出来るものを使用しています。
今回はペット用の吸水シートです。
床に直接布粘着テープで貼りつけてしまうと、布粘着テープはのりがきついので、床を傷めてしまったり、のり跡が残ってしまいます。
そこで、あらかじめ床に粘着力の弱いマスキングテープを貼り、その上に布粘着テープを貼っています。
こうすることで、粘着力を損なわず、吸水シートもずれにくくなります。
これは引越し屋さんなどが荷物を運ぶときに、床や壁を傷つけないためにやる養生の原理を応用したものです。
またまた横漏れしてしまいましたが、この場ミリをやるようになったら、ずいぶんアルツ君のおしっこの失敗が少なくなりました。
1日に平均7回おしっこをするとして、これを立ったまま、おしっこをすると、おおよそ2,000滴の飛び散りが有るという統計もあるくらいですから、かなり我が家の飛び散り度は減ったと思われます。
しかし、なぜか飛び散りはゼロにはならず、時として便器前の吸水ポリマーは膨張してしまいます。
(-_-;)
そう…。
紙パンツの形状にも問題が有ったんです…。
紙パンツは、ご存知のように前開きになってはおらず、ホースの取り出し口はフロント部分には存在しません。
しかも、漏れを防ぐために、股上も深い構造になっています。
当然、ホースを取り出す時は、股上の部分を押し下げるか、めくってホースを露出しないとなりません。
しかし、のりしろが多いということは、この動作をするにも、股上の浅いものに比べると、どうしても手間がかかります。
パンツをずり降ろしてするにしても、大きく手を回り込ませて、ずり降ろさないとなりません。
ヤッチも履く実験をしているので、わかりますが、意外に脱ぎ履きは面倒だという感想です。
で、最近発見してしまいました。
アルツ君のホースの取出し現場です。
腰ゴム付近をめくったり、パンツを下ろしてやっていないんです。
(-_-;)
横からめくってホースを取り出していました。
ある意味、合理的とも思えますが、ご存知のように紙パンツは、漏れを防ぐために横から出すにしても、ぴったりとした形状です。
当然、ホースは紙パンツによって締め付けられたような状態で取り出されます。
しかも基本注水姿勢を完了したとしても、ホースは前方向ではなく、横方向になります。
横方向に向いているホースを前方向にコント―ロールするということは、制御不能の危険率もそれだけ高まるわけですから、失敗も多くなってしまいます。
結局我が家の場合、場ミリをセットするまでは良かったのですが、アルツ君のホースの取り出し方という大きな課題を残してしまいました。
今後、また新たな研究をはじめないとなりません。
良いアイデア等がございましたら、どしどしコメントなんぞをいただけるとありがたいです。
今後、新たな研究成果は時期は未定ですが、vol.03として発表させていただきたいと思います。
(^^ゞ
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キーワード検索 : おしっこ 座りショウベン トイレ 養生 場ミリ 紙パンツ
FC2スレッドテーマ : 認知症を介護する家族の悩み (ジャンル : 福祉・ボランティア)
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うちも横出ししてますわ。
日中は監視下の元、座り便所でございますが、夜間は・・・。
明らかに横出ししやがった!って形跡が残された洗濯物と格闘する日々でございます、はい。
あや~。
そちらにもお仲間がいらっしゃいましたかぁ。
次回は認知症の横出し傾向と対策というテーマで記事を書いてみますか~。
(^^ゞ
こんにちわ。先日読んだ高齢者が自分で、用足しがうまくできなくなって、パットや紙おむつの使用を決心するけれど、難しかったと言うことが書いてある本の中にこの事が書いてありました。彼は認知症にはなっていないので、自分で様々間に合わない小をなんとか、便器を汚さないように頑張るんですが、とにかく間に合わないのと、やはり、縮こまってしまって、上を向いてくれないので、要するに垂れてしまう。それと周りの毛が不潔になってしまうのでそってしまう場面が出てきます。すると大部出しやすくなったそうです。おむつはやはり下げてやると足がつぼまってしまい、体をそらす事が出来ず、脱がないといけないが、それだと間に合わない。した後ももうないと思って、しまうとかなりの量があとから流れ出てしまう。最終的にこの人はパットにして、先に出てしまうものはこれでなんとか止めて、後のもこれに吸わせるようにしたそうです。とにかく横出しはもちろん、ずらしてやっても、紙おむつが邪魔になって、外だけ汚し、すると、そこに着いたのは床に垂れ床を汚す事になってしまうようです。アルツ君は今までのパンツの感覚で穴から引っ張り出しているつもりだと思いますから、紙おむつだと、やはり横出ししかできないのではないかしら。ってなんにも解決になりませんが。ちなみにうちのじいじ、大の時は下はすべて脱いで、用を足します。もう、だいぶ前からですが。小はいわゆる小便器でないとできないと、改築の時に言い張って小便器と洋式トイレが同じ個室にあります。ちなみに下を脱ぐのは洋間で脱いで、とことこトイレに。お風呂もそのままフリーで出てきて部屋で服を着ます。震災があったときに、下がフリーのおじいちゃんがいたらそれはうちのじいじです。(;一_一)
なんでもかんでもコメントしたいのぞみんですがこの件に関しましてはわっかりませ~んあっ そうそう。のぞみんの「ゲーリー君」は2日間で退散いたしました。(笑)
よしこさんへ
全部脱がないと、大ができない人は結構いますよね。
私の友人にもいます。
でも、アルツ君時々脱がずに座っているときが有るんですけど…。
(-_-;)
のぞみんさんへ
今度「ゲーリー君」が遊びに来た時は、トイレに布団を持参することをおススメします。
(●`w´●)ニァ・・
はじめまして。
cona*と申します。
何度かヤッチさんの足跡が残っており・・・
きっと私が頻繁にお邪魔している足跡を見て、「一体何者だろう?」と思っていらっしゃるのだろうなぁ、と思いまして。
私は作業療法士で、病院に勤務しており、現在は入院の方のリハビリを担当しています。
これまで、通所リハ(短期間のお手伝いでしたが)や訪問リハなど、在宅で生活されている方のリハも経験してきました。
もちろん認知症の方とも毎日接しております。
自分が趣味ブログを始めたことで、
介護ブログがこんなにたくさんあるのだということを知り、
色々なブログを巡っているうちに、ヤッチさんのブログにたどり着きました。
初めはヤッチさんとお父様のやり取りをとても新鮮に感じ、こんな風に御自宅で生活されている家庭があるんだ、と驚きました。
また、お父様の絶妙な切り返しに、PCの前で1人吹き出してしまうことも多々あります。
でもそんな中、24時間介護されているご家族の大変さや、悩み、日々試行錯誤、多くの工夫をされていることなども知り、
知識やこれまでの経験で、「偉そうになんでもわかっている」ようなつもりになってしまっている自分に、反省しております。
最近の記事を見ると、お父様のパーキンソン症状らしきものが気になりますね。
実際に状況を見ていないので、お父様に適した対応はこれ、とは言えないのですが、
ご存知かもしれませんが、一般的にパーキンソン症状のある方には、体幹をねじったり伸ばしたりと、体を大きく動かすような運動が有効とされています。
歩いていて体がどんどん前傾していき転倒しそうになる時は、一度立ち止まって、体を大きく伸ばしてあげるといいかもしれません。
ちょっと作業療法士っぽいコメントも残してみました。
お節介でしたら申し訳ありません。
またお邪魔させてくださいね。
それでは。
cona*さんへ
はじめまして。
コメントありがとうございます。
私も時間が有る時は、訪問者リストに残っている方のブログ等を時々拝見させていただいています。
ただ、空気を読めない部分が有ることを自覚しているものですから、ブログを書いていらっしゃる方がどんな気持ちで記事を書いているのかわからないと、下手なコメントを書いて、気分を害されるのではと思い、コメントを差し控えてしまうことがよく有ります。
読み逃げの御無礼、どうかお許し下さい。
介護については全くのど素人です。
介護と呼べるかどうかも怪しいところで、基本的なこともなにも知らないし、全くの我流の世話焼きです。
ネットで情報を得たり、皆さんからのアドバイスで日々勉強させてもらっています。
> 最近の記事を見ると、お父様のパーキンソン症状らしきものが気になりますね。
> 実際に状況を見ていないので、お父様に適した対応はこれ、とは言えないのですが、
> ご存知かもしれませんが、一般的にパーキンソン症状のある方には、体幹をねじったり伸ばしたりと、体を大きく動かすような運動が有効とされています。
> 歩いていて体がどんどん前傾していき転倒しそうになる時は、一度立ち止まって、体を大きく伸ばしてあげるといいかもしれません。
確かに最近は身体が前傾して、身体が固くなっていますねえ~。
漫画の世界なら、身体を反対方向に二つ折りにしたいところですが、そうもいかないようです。
力ずくは、禁物でしょうが、適度に身体を動かしてもらうのが良いのか、安静が良いのかちょうど迷っているところでもありました。
是非、アドバイスを参考に実践してみたいと思います。
参考になるご意見は、積極的に採用させていただき、自己責任にて実践したいと考えていますので、お気づきになられたことがございましたら、お気軽にコメントいただけるとありがたいです。
これからもよろしくです。
\(^o^)/
ヤッチさん、はじめまして。いつも楽しく拝見させていただいています。
おしっこの軌道と飛び散りvol.03を楽しみにしていましたが、なかなか掲載されませんね。座りションもチャレンジされたようですが、やはりおしっこの飛び散り問題の解決は難しいですね。
私も知的障害の息子のおしっこの飛び散りに長年悩まされておりますが、ヤッチさん同様なかなかうまくいきません。おかげでトイレはいつもおしっこ臭いです。(^_^;)
アルツ君の飛び散りは便器手前が多いようですが、わが息子は元気な中学生なので前方&左右がほとんどです。
でもさっきすごい新商品を見つけてしまいました!
「おしっこシールド」という代物なのですが、これが見るからにおしっこの飛び散りをなくせそうなアイテムなのです。試しに購入して使ってみようと思います。
これで長年の悩みから解放されたらうれしいです。機会があればレビューをコメントしたい思います。
お互いがんばっておしっこの飛び散り問題を克服しましょう。(^O^)/
それではまた。
まささん、はじめまして。
おしっこの飛び散り問題は決して忘れているわけではありません。
ただ、最近の記事をご覧になっていただくと、お分かりのようにわが父アルツ君、特別養護老人ホームに入所してしまったんですね~。
家にいる時と違って施設では、床におしっこが水たまりのようになっていっても、結構お構いなしなんですよ。
さすがに面会に行くたびに、私が掃除をさせられているので、先日施設にクレームを言いました。
その後は少し改善され、定期的に施設側も見回るようになったのですが、やはり完璧と言えない部分が有ります。
私自身もこれで悩まされてきたわけですから、施設に強く言えないのも正直なところで、最近またこの飛び散り問題をどうにかしないといけないと思い始めていたところです。
ただ、施設内の事なので、私自身がテープを貼ったりするなどの工作はできないのが実状です。
(^^ゞ
「おしっこシールド」とは、また何だかワクワクさせてくれるネーミングですね!!
是非是非試して、結果を教えてください。
vol.03の記事を書かせていただくとき、参考にさせてもらうかもしれません。
克服できると良いですね!!
ヤッチさん、お久しぶりです。
「おしっこシールド」買って試してみました!
使い始めてから2週間ほどたちますが、効果テキメンでした!!見事に飛び散りは無くなりました。
知的障害の息子でも簡単に取り付け取り外しができ、今まではおしっこの飛び散りが心配で一人ではおしっこはさせれませんでしたが、今は一人でさせています。トイレのおしっこ臭もなくなりました。
おしっこシールドを取り外して置いておくトレーは100均で買ってきました。とても快適です。家族へのイラ立ちも無くなりました。(特に朝!)
ナッチさんがお困りの、便器手前の汚れには無防備ですが、前方や左右の壁や床への飛び散りには効果抜群です。
同じような悩みをお持ちの方は使ってみて損はないと思います。
ナッチさんの抱えておられる悩みも早く克服できるといいですね。応援しています。
まささん、こんばんは。
「おしっこシールド」の効果があってよかったですね!!
介助なしでトイレに行けるようになったことは御家族としてもこの上なく、負担軽減ですね。
アルツ君の場合はおっしゃるように下にこぼしてしまうことが多いので、ちょっと購入は難しいかな…。
また、その後の経過なども教えてください。
コメントありがとうございます。
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