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スマホ版 アルツ君は職人

進行性核上性麻痺の疑いのある元植木職人のアルツ君(父)、アルツ君の愛妻キノコさん(母)、そしてアルツ君の息子ヤッチの日々の生活を紹介しています。[スマホ版]

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診察に行ってきました

https://alzheimers.blog.fc2.com/blog-entry-136.html
こんばんは

アルツ君の息子ヤッチです
(^_^)/~

今日はアルツ君と主治医のクリニックに診察に行ってきました。

当然診察を受けるのはアルツ君ですからね。

予約時間が夕方の5時半というなんとも中途半端な時間です。

('д`)

キノコさんは夕飯作りがあるので「あんたが何とかして!?」の一言です。

学級委員長兼教育係で最高指揮命令官の指示は絶対です。

ァィ(゚ρ゚)ノ

いきものがかりのヤッチがアルツ君と一緒にクリニックに行くことになりました。

クリニックに行く前にアルツ君にトイレを済ましてもらいます。

「ちゃんと出たのか?」

「何が?」

「『何が』って決まってるだろ!?おしっこ!」

「ああションベンか!?出たような気もするな~。」

「自分のことなのにわからないのか?」

「自分の名前くらいはわかるぞ。」

続けても無駄なようです…。

(-_-;)

トイレを済ました(?)アルツ君と表へ出ます。

もう5時半というと暗いですね。

久々に『秋』を感じてしまいました…。

抜け毛の秋の到来です…。

彡(-ω-;)彡ヒューヒュー

クリニックまでの道のりはアルツ家からほんの少し歩いてやや広い通りに出れば一直線です。

そう。アルツ君にしてみれば通いなれた道です。

なぜなら、クリニックに行く途中にアルツ君がいつも姉にボタモチを買ってもらうスーパーマーケットがあるからです。

スーパーマーケットのちょうどはす向かいくらいにクリニックがあり、アルツ家からするとはす向かいの分だけ遠い距離ということになります。

アルツ君は表に出るとキョトン顔…。

「こんな夜中にどこに行くんだ?」

「まだ夜中じゃないよ。それに今日はお医者さん。」

「だれの?」

「『だれの』って旦那さんのだよ。」

「俺はどこも悪くないぞ~。」

「そうそう。悪くないのを確認しに行くだけだよ。」

「そんなもん確認しなくたっていいんじゃないのか?」

「確認しなくてもいいのか悪いのかを確認してもらいに行くんだよ。」

「何だか難しいこと言いやがるなあ。まあいいや。行きましょう~。」

名付けて『スパイラル作戦』の成功です。

( `pq´)ゥシシ

通いなれた道なのか足取りはまあ軽い方です。

ただ左足が少し引きずるような歩き方をするのが気になります。

「左足痛いのか?」

「痛くないぞ。」

「それにしては引きずるよなあ~。」

「夜中にばあさんが俺の足を蹴っ飛ばしてるからだろ!?」

「ばあさんにそんな力ないよ。蹴っ飛ばしたらばあさんの足が折れちゃうよ。」

「わかるもんか!あのばあさんのことだから何しでかすかわかったもんじゃない!」

「ああ。一生懸命晩飯作ってくれてるのにかわいそうに…。」

「今頃毒を入れてるに決まってる。」

何でいつもキノコさんのことをここまで悪口を言うのか…。

そのくせキノコさんがちょっと自分の視界から消えただけで家中探し回ります…。

やや広い通りに出て車道の右側を二人で歩いているのですが、アルツ君がどうしても車道の方にはみ出していきます。

「そんなにフラフラ出て行っちゃ車に轢かれるぞお~。」

「何が?出て行ってなんかいないぞお。」

自分では真っ直ぐ歩いているつもりのようです。

左足が曲がりにくいせいでどうしても体が傾き、車道の方へとはみ出していくようです。

少し体も前傾してきています。

「後頭部から釣り針に引っ掛けられたイメージで歩いてみん?」

「いやだ!そんなことしたら頭から血が出るぞ。」

「脳ミソ出ないだけましじゃん。」

「じゃあ。電柱の看板の文字見ながら歩けば?」

「わき見運転になるからいやだ!」

何を言っても『いやだ!』になりそうなのでしばし放置です。

姉にいつも連れてきてもらうスーパーマーケットのすぐそばまで来ました。

アルツ君はヤッチの少し前を歩いています。

勘違いしないでくださいね。

けっしてヤッチの歩行速度がアルツ君に劣っているわけではないので…。

なにを考えているのかこのまま直進すればいいのにアルツ君突然車道を渡り出してしまいました。

キョロ(゚∀゚≡゚∀゚)キョロ

「どこ行くんだよ!」

ヤッチが少し大声になります。

「どこって?あそこだろ?」

アルツ君の指さしているのはスーパーマーケットです。

「行かないよ!」

「えっ?行かないのか?なんだ…。ボタモチ買いに行くんじゃないのかあ…。」

衝―∵(*゚∀゚*)∵―撃ッ!!

「行くわけないだろ!これから医者に行くの!」

「あそこはボタモチ無いんだよなあ…。」

(;^ω^)ぅぁwツマンネ

アルツ君を呼び寄せようやくクリニックに到着です。

今日は来院している人が多く座るところがありません。

インフルエンザの予防接種と老人健診で来ている人が多いようです。

待つのが嫌いなアルツ君が我慢できるか心配です。

幸い親切なかわいらしい御嬢さんがアルツ君のために席を空けてくれました。

「悪いねえ。どっから来たの?」

(ナンパしてる場合かっ!!)

「いいから…。」

ヤッチがアルツ君の腕をやんわりつねってそのかわいらしい御嬢さんに軽く会釈します…。

ヤレヤレ┐(´д`)┌

しかし混んでいるわりには早くアルツ君の名前が呼ばれました。

看護師さんに血圧を計ってもらうとすぐに診察室にお呼びがかかります。

主治医の先生に最近の具合を聞かれます。

「最近はどうですか?お変わりないですか?」

ヤッチが答えようとする前にアルツ君がそれをさえぎるかのように答えてしまいました。

「調子いいよっ!!」

「ほほう…。それは何よりですね。」

「便秘の方はいかがですか?」

これもアルツ君が答えてしまいます。

「調子いいよっ!!」

大人のヤッチがすかさず訂正します。

「いえいえ。インターバルは薬をいただいたせいか縮まったようですが、相変わらず便秘がちです。」

「そうですか~。最近ちょっとまた血圧が高い時があるようですね~。」

主治医はヤッチが持参した血圧手帳を見ながらそうおっしゃいます。

「そうですね。脈が異常に上がる日があるようなんですが…。」

「たまに不整脈みたいなのが出るのかもしれないな~。」

「朝が多いようなんですが…???」

「そうですね。こういうのは夜よりは朝起きることの方が多いんですよ。弱い降圧剤をまた少し飲んでみましょうか?」

さすが主治医の先生商売上手です。

『飲んでください』と言われると反論したくなりますが、こう言われると『飛車』を獲られた感覚に陥ります…。

少し間が開いた瞬間にアルツ君が答えます。

「薬かあ~。先生さあ~。ボタモチみたいに美味いのって無いの?」

アルツ君

さすがです…

(; ̄ー ̄川 アセアセ




【追伸】
主治医が「良薬口に苦し」と答えたのは言うまでもありません…。

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