亡くなった兄の部屋の荷物の撤去日が、10月28日の月曜日と、福祉事務所のケースワーカーさんから、事前に聞いていました。
福祉事務所が、運送業者を手配して、全部やってくれます。
母キノコさんの部屋の荷物を撤去した時の様子をこのブログの中で、ほんの少しだけ、紹介していたので、リンクを貼っておきます。
(リンク先の表示に、ほんのちょっと時間がかかりますが、我慢してください。)
キノコさんの部屋の撤去の様子(2018年5月17日)
ケースワーカーさんからは、特に『立ち会ってくれ。』とも言われておらず、日にちだけは、聞いていましたが、何時スタートなのかまでは聞いていません。
○○庁舎に、『改製原戸籍謄本』を取りに行った後、お昼を挟んで、ヤッチは、兄の部屋の様子を見に行ってきました。
もし、撤去作業をしているところに遭遇できれば、ちょっとラッキーかなという、ひそかな期待感のなか、自転車のペダルをこぎます。
部屋の荷物が全部運び出され、廃棄処分されてしまうのに、見届ける身内が一人もいないのは、あまりにもかわいそうだろうという、兄想いの優しい弟の気遣いです。
ん…。
なんて、できた弟なんでしょう。
英語でいうと、What …!
です。
ん?
Howか?
兄のアパートの前まで来ると、セダンタイプの自動車を洗車している男性がいます。
車両は、人を乗せるには、文句なしですが、兄の部屋の荷物を運び出すには、ちょっと役不足な形状です。
導線をふさぐような駐車の仕方なので、仮に、兄の部屋の荷物を運び出そうとしても、この車が邪魔です。
荷物を運び出すようなトラックは、近くには見当たりません。
早すぎた?それとも、もう、終わってる?
ヤッチは、その男性にたずねます。
ヤッチ:「このアパートで、引っ越しか何かやってるのを見ましたか?」
男性:「ああ、先ほど終わりましたよ。」
ヤッチ:「実は、その部屋の住人の弟なんです。もう終わっちゃったのか…。」
男性:「特に、何も問題なく、終了しました。壁紙も少し破れているところがありましたが、敷金の範囲内で、大丈夫だと思いますよ。この度は、ご愁傷さまです。お若いのにね…。お悔やみ申し上げます。」
???
運送業者の指揮命令者?
兄の知り合い?
福祉事務所の人間?
ヤッチ:「失礼ですけど…?」
男性:「ああ、失礼しました。このアパートの大家です。」
ヤッチ:「いやいや、こちらこそ失礼しました。いろいろと、兄がお世話になりました。」
男性:「(福祉)事務所の方なら、あちらにいらっしゃいますよ。」
大家さんが、ヤッチの方からは、自動車の陰で隠れて見えない位置を指さします。
兄の担当のケースワーカーさんは、誰かと話をしているようです。
ケースワーカーさんのお知り合いの方なのかもしれません。
ヤッチも、大家さんの右手に持ったホースから放たれた水の冷たさを右足のつま先に感じながらも、笑顔で、大家さんと、立ち話をします。
大家さん:「なにか、長い間、ご入院されてたみたいですね…。」
ヤッチ:「実は、私の方は、兄が亡くなった後に、そういった話を伺ったので、皆さんの方がお詳しいかもしれませんね…。」
だいたい、こんな内容を数分です。
話を終えたケースワーカーさんが、こちらに向かって歩いてきます。
ヤッチは大家さんに、もう一度、お礼を申し上げ、方向転換しながら、右足をチラ見します。
今度は、ケースワーカーさんと兄の部屋の前まで、一緒に歩きます。
ヤッチ:「撤去日って、今日なんですよね?」
ケースワーカーさん:「そうですよ。わざわざ来てくださったんですか?」
ヤッチ:「ええ、暇だったんで。それで、兄の荷物は、これから運び出すんですか?」
ケースワーカーさん:「いえ、もう、終わってます。」
ヤッチ:「ん?」
ケースワーカーさん:「荷物の方は、もっと前の、別の日に、運び出しています。今日は、大家さんに部屋を見てもらっただけですよ。大家さんへの明け渡しも済みました。」
ヤッチ:「それで、南京錠が掛かっているわけですね。」
ケースワーカーさん:「もう、お部屋の中には、お兄さまの荷物は何も残っていません。」
ヤッチ:「なんだよ、なんだよ…。引越しの仕事の経験があるから、ちょっとは、お手伝いできるかと思ってたんだけどな…。今から、荷物を戻す?」
ケースワーカーさん:「戻しません!」
ヤッチ:「かぶせるの早くない?それで、話は変わりますけど、今日の午前中、例の電気を止める件で、庁舎で謄本をもらってきました。」
ケースワーカーさん:「ありがとうございます。」
ヤッチ:「できるだけ早く、電力会社に送っておきますね。」
ケースワーカーさん:「お手数をお掛けします。」
ヤッチ:「これから、(福祉)事務所に戻られるんですか?」
ケースワーカーさん:「まだ、何軒か訪問があるので、それから…。」
ヤッチ:「お忙しいんですね。すばらしいです。じゃあ、また何か有ったら、ご連絡差し上げます。今日は、ありがとうございました。」
ケースワーカーさん:「こちらこそ。」
ヤッチは部屋に戻ります。
兄の郵便物が転送されてくるので、兄が亡くなった後は、頻繁に郵便受けを覗き込むようにしています。
あれ?
死角になるような場所にハガキが一枚、挟まっています。
どうやら、保険会社からの通知のようです。
宛名はヤッチ宛てではなく、兄宛てで、兄の住所から転送されてきたもののようです。
今日、届いたのではなく、以前に届いたものをヤッチが気づかないでいたような、少し湿気を帯びたハガキの感触です。
名前を出せば、誰でも知っている大手の損害保険会社からのハガキです。
袋閉じのハガキを開封すると、『2019年 地震保険料控除証明書』と書かれています。
契約者名は兄の名前です。
保険の種類は、『地震保険』になっていて、保険の対象は『家財』と印字してあります。
備考欄に、『証明日までに、上記保険料のお振込みをいただいことを証明いたします。』と書かれているので、保険料の支払いは済んでいるようです。
ハガキの中身をよく読んでみると、保険料の支払いは済んでいるので、もし兄が所得税の申告(確定申告)するようなことがあれば、この支払った地震保険料は所得税の控除の対象になりますよというものです。
要は、申告すれば、税金の支払いが少なくなるというものです。
『地震保険って、火災保険とセットじゃないと、加入できないんじゃなかったっけ?』
ヤッチの頭の中で、ヤッチが、質問してきます。
記憶違いでなければ、火災保険を契約中に、地震保険の契約を途中からでもできます。
しかし、地震保険だけ加入し、火災保険には、加入しないでいるというのはできないと、どこかで聞いたような…。
だとすれば、兄もヤッチと同じで、アパート暮らしでしたから、家賃の更新の時、更新料と一緒に火災保険の更新もしているはずです。
ヤッチの場合は、2年ごとのアパートの家賃の更新で、火災保険も2年ごとに更新し、2年分の火災保険料を先払いしています。
書類に、管理会社(= 大家さん)が付箋紙を貼ってくれているので、そこに署名捺印するだけで、ほとんど内容なんて確認していませんが…。
兄の場合も同じような契約になっていればよいのですが、もう、ここへ来て、すべてが、疑心暗鬼です。
大元の火災保険はどうなっているんだろう?
保険料の支払いをしていないで、あとで支払いの督促が来たらどうしようとか…。
火災保険とはいえ、ケツに火がつくのは、困りものです。
もう、ずっとヤッチを追跡されている方は、おわかりでしょう。
そうです。
ハガキに書かれているサポートセンターに、電話です。
いったい、誰が、最初に、『サポートセンター』と、言い始めたんでしょうね。
電話がつながると、部署が違うと言われ、別の番号に掛けるように言われます。
その番号に掛けなおします。
ヤッチ:「お忙しいところ、すいません。そちらの地震保険の契約者になっている兄が亡くなったもので、事情をお伺いしようと思って、お電話差し上げたのですが…。」
オペレーター:「それでは、お兄様のお名前とご住所をお伺いできますか?」
毎度毎度のやり取りなので、この辺は省略します。
オペレーター:「ハガキに記載があると思いますが、ご契約者様の『証券番号』を教えていただけますか?」
ヤッチ:「○○○○○○○○○○です。」
オペレーター:「ありがとうございます。確認が取れました。」
ヤッチ:「この、地震保険って、火災保険とセットになっていますよね?」
オペレーター:「はい。2018年の4月13日から2年間のご契約になっていて、お支払いの方は、ご契約(加入)時に、全額をお支払いいただいています。」
ヤッチ:「なら、よかったです。支払いが完了していないと、もう亡くなってしまっているので、厄介なことになるな…と、思ったもので…。」
PCが、学習してくれないので、『もう亡くなって』が、『毛無くなって』と、変換されるので、厄介です。
オペレーター:「大変恐縮ですが、お亡くなりになられていると、お伺いしましたが、保険の契約(加入)は、どうなさいますか?」
ヤッチ:「やはり、解約でしょうね…。」
オペレーター:「そうしますと、現在、お兄様名義でお手続きをいただいているので、弟様に名義を引き継いでいただく形を取らせていただくのは、いかがでしょうか?」
ヤッチ:「ん?どういうこと?解約ですよね?」
オペレーター:「はい、そうです。」
ヤッチ:「なんで、解約するのに、私に、わざわざ名義変更するわけ?」
オペレーター:「来年(2020年)の4月13日に、保険が満期になるので、来年の4月13日までの『返戻金』をお返ししなくてはいけないので…。」
ヤッチ:「へんれいきん?あー。還付があるということですね?払い過ぎた分を返して下さるということですね?」
オペレーター:「はい、一時払いでいただいていますので。それで、弟様名義に変更した後に、あらためて、解約をすると、弟様に返戻金をお支払いできるわけなんです。」
ヤッチ:「『返戻金』を受け取らないと、まずい?」
オペレーター:「満期になるのが、来年の4月です。それまでの期間のお支払いいただいた保険料が、ある程度残っていますけれども…。」
ヤッチ:「でも、受け取るには、名義変更しないとダメなんですよね?ほかに、なにか、いい方法は無いのかな…。」
キノコさんの亡くなった時は、大家さんが保険代理店を兼ねていて、気を利かせてくれて、キノコさんを亡くなったことにしないで、ヤッチの部屋に引っ越したことにして、解約手続きを取ってくれました。
引っ越し元のキノコさんの部屋の火災保険は必要ありませんから、これを解約し、返戻金をキノコさんの銀行口座に振り込んでもらいました。
福祉事務所の暗黙の了解のもと、キノコさんの口座をヤッチが管理していましたので、そのお金を引き出し、不足していた入院日の自己負担分などに充てた記憶が有ります。
オペレーター:「このまま、満期まで、お兄様名義で、ご契約を継続していただく方法もございますが、それですと、返戻金のお支払いは、できなくなってしまいます。」
ヤッチ:「実は、兄なんですけど、福祉のご厄介になっていたんですよ。代理店さん経由で、お支払いした保険料は、福祉から出ているんですよ。逆に、そのお金を返戻金として、私が、受け取ってしまうと、あとあと問題が出てきそうなんですよ。もう一度、福祉事務所と相談してみますから、解約の話は、保留にしておいてもらえますか?」
オペレーター:「わかりました。」
ヤッチ:「こちらから、後日、ご連絡差し上げますので、もう一度、ご担当者様のお名前をお伺いできますか?」
オペレーター:「私、○○と申します。平日、9時から、17時であれば、おりますので。」
ヤッチが生活保護を受けていなければ、ヤッチに名義変更して、返戻金を受け取れば、それでおしまいの話ですが、そうはいきません。
ちょっと、ややこしい説明なので、辛抱してくださいね。
(ヤダー!)
オペレーターさんとの会話の中にも、出てきましたが、兄の保険料は、福祉事務所が負担してくれています。
兄もヤッチも、同じ生活保護受給者ですから、ヤッチの場合を例に取りますね。
ヤッチのアパートの大家さんは、ご自身で管理会社を経営していています。
管理会社=大家さんです。
損害保険の代理店の肩書きも持っていらっしゃいます。
生活保護受給者がアパートなど家賃の更新をする際は、更新日の前に、事前に、アパートの管理会社とか、大家さんに、更新料がいくらなるかの見積書を出してもらいます。
火災保険料・地震保険料も、込み込みの金額の見積書を出してもらいます。
だいたい、家賃の1~2か月分くらいが、更新料の相場ではないでしょうか。
そして、この見積もりを持って、福祉事務所に出向き、ケースワーカーさんに、適正かどうか、査定してもらいます。
OKマークなら、後日、福祉事務所が更新料分の金額をヤッチの口座に振り込んでくれます。
このお金を持ち逃げすることは、可能ですが、住むアパートと、引き換えですから、チャレンジャー精神とハングリー精神を同時に持ち合わせる必要があります。
更新料は、更新時に管理会社の口座に振り込むか、ヤッチが自分の口座から、福祉事務所から振り込まれたお金を下ろし、現金で支払うことになります。
振込料は、ヤッチ持ちなので、ヤッチは現金で管理会社に直接支払っています。
更新が済めば、新しいアパートの契約書と支払ったお金の領収書を福祉事務所に持って行きます。
福祉事務所では、これらの書類のコピーを取り、福祉事務所で保管して、更新終了です。
今回の大事なポイントは、繰り返しになりますが、更新料も、そして火災保険料も生活保護費として、支払われているということです。
都営住宅などでは、こういった更新がないと聞きますから、事務負担は軽くなるでしょうね。
で、何の話をしていたんでしたっけ?
そうだ、福祉事務所と相談してみると言って、損害保険会社のオペレーターさんの電話を切ったんだ。
今度は、先ほど別れたばかりの福祉事務所のケースワーカーさんに電話です。
(交際していたわけではありません。)
あいにく、会議中で、遅くなるとのこと…。
折り返してもらうよう、お願いしましたが、この日、電話は掛かってきませんでした。
失恋です…。
翌日(10月29日)、直接、福祉事務所に行ってきました。
ケースワーカーさん、今日は事務所内にいらっしゃるようです。
ヤッチ:「すみません。たびたびのたびたび。」
ケースワーカーさん:「いえ。」
ヤッチは損害保険会社のオペレーターさんと話した内容をケースワーカーさんに伝えます。
ケースワーカーさん:「ちょっと、上の者と相談してきますね。」
ケースワーカーさんが『上の者』とおっしゃったのは、結構内容が、難しいからです。
損害保険会社から返戻金が支払われるというお話が、ありました。
(文字に注意して読み進めてください。)
この返戻金をヤッチが受け取ると、ヤッチの収入になります。
収入という意味では、相続上の課税対象にもなる可能性があります。
相続の話は置いといて、この返戻金が、ヤッチの収入になると、ヤッチは生活保護受給者ですから、今度は福祉事務所に収入の申告をしなくてはなりません。
生活保護法上のヤッチの義務です。
闇営業はご法度です。
通常、働いて得た収入なら、交通費などの経費を差し引いての計算になりますが、今回は、せいぜい経費といってても、オペレーターさんとの電話代くらい…。
カケホーダイだし…。
0120だし…。
ほぼ、返戻金の金額そのものが、ヤッチの収入(=所得)になります。
そして、今度は、この返戻金を『返還金』として、福祉事務所を通じて、国に返さなくてはなりません。
今回のケースの場合、生活保護の法律上、『返還金』扱いで処理されるかどうかまでは、ヤッチにもわかりません。
ただ、結局、いろいろな煩雑な手続きをヤッチが踏んでも、国に返すことになります。
ヤッチの手元に残るお金は、ゼロ円ということは確かです。
不労所得をヤッチが得ることはできません。
一方、ヤッチが返戻金を受け取らなければ、皆さんの税金をドブに捨てることになりますね…。
最近の東京では、ドブを見かけませんが…。
兄名義の火災保険の契約を、生活保護を受けていない姉名義に変更して、姉が解約して、返戻金を受け取るという方法もあります。
『漁夫の利』作戦です。
でも、姉の性格上、『そんなお金なら、要らない。』というのは、分かり切っているので、今回、この話は、姉には内緒です。
たぶん、こういったことを福祉事務所が認めるのか、認めないのか、それとも知らなかったことにするのかの判断を仰ぎに、ケースワーカーさんは、上司に相談しているのだと、思います。
一方のヤッチも、自分の判断で勝手にやってしまうと、取り返しのつかないことにもなりかねないので、逐一、福祉事務所にお伺いを立てるわけです。
ケースワーカーさんが、戻ってきました。
ケースワーカーさん:「今、上の者と相談してきたんですけれども、どちらでも構わないという判断でした。こちら(福祉事務所)では、一度、お渡ししたお金(火災保険料)をどうするかまでは、指導なり、意見することはできないということでした。弟様名義に変更されてもよいし、解約せず、保険を継続してもよいし、その辺は、ご家族のご判断に、お任せするということでした。ただ、注意していただきたいのは、弟様が返戻金を受け取られた場合は、後日、収入の申告をしていただくことになります。」
ヤッチ:「名義変更してもいいんだけど、返戻金と返還金の手続きのダブルはちょっと面倒というのが、正直なところです。じゃあ、このまま、満期日まで、火災保険の契約を継続して、以降は更新しない方向で。保険会社に、電話しちゃいますよ?」
ケースワーカーさん:「お任せします。」
翌日(10月30日)、損害保険会社に、そのまま契約を継続し、満期日以降は、更新しない旨を伝えました。
返戻金は無しです。
返戻金がいくらなのかも、結局聞いてないし…。
なんで、こんな簡単なことを回りくどく、やらなきゃいけないんでしょうかね…。
長年、兄とは、いさかいの絶えない関係だったので、確実に呪われていますね。
666…。
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先日、スーパーへ買い物に出かけたときのこと。
総菜売り場の前を通ると、幼稚園に通っているくらいの、小さなお子さん(女の子)が、ママに何か話しかけています。
総菜売り場には、多くのスーパーで、総菜を選ぶ容器や、輪ゴムなどを用意しています。
女の子:「どうして、ここにあるゴムバンドは、ペールオレンジじゃなくて、みんな、グリーンなの?」
ママ:「さあ、どうしてなのかしらね~???お店の人に、きいてみたら?」
ママの答えの前に、ヤッチ、その女の子に、心の中で、『欧米かっ!』と、懐かしい突っ込みを入れます。
彼女の短い質問ですが、実に現代の『なぜ』が、たくさん内包されているように感じました。
『ゴムバンド』…。
確かに、『ゴムバンド』で、間違いはありません。
でも、ヤッチの世代では、『輪ゴム』、または、『ゴム輪』と呼びます。
『輪ゴム』か、『ゴム輪』のどっちが、正解かで、さらなる議論を呼びそうですが、少なくとも、ヤッチの中では、『ゴムバンド』という発想は、ありませんでした。
確かに、ヤッチが自分で購入した『輪ゴム』の箱には、『ゴムバンド』と、書かれていてます。
『輪ゴム』とも、『ゴム輪』とも、書かれていないので、この女の子に軍配でしょうね。
次に、『ペールオレンジ』。
英語表記にすると、『Pale orange』です。
どんな色が頭に浮かびますか?
Google先生に、『Pale orange』を日本語訳してもらうと、単にカタカナで、『ペールオレンジ』と、教えてくれます。
『Pale』だけを日本語訳してもらうと、『淡い』と、出てきます。
これ、最近になって、友人から教えてもらって、ヤッチも調べたことがあります。
小さなお子様がいらっしゃるご家庭では、すでにご存じの方の方が、多いかもしれません。
実は、『肌色』のことなんです。
人種によって、肌の色は違うわけで、皆さんの頭の中で、思い浮かんでいる『あの色』だけを『肌色』とすることは、差別につながるということで、『肌色』という言葉は、最近は、使わないそうです。
色鉛筆やクレヨンのメーカーでは、『ペールオレンジ』、または、『うすだいだい』という表記に、自主的に、しかも結構以前から、変更しているようです。
歴史としては、平成11年ごろから、始まっているようですよ。
そして、『グリーン』…。
ヤッチと同じ世代の方は、『グリーン』と言う人より、『緑』と言う人の方が、多いのではないでしょうか。
せいぜい、洋服の色とかを表現するときにしか、使わないような気がします。
むしろ、樹木や観葉植物を表す言葉として、使う方が多いような気がします。
本当は、和製英語なので、『plants』が、正解かもしれませんが…。
『キセキ』を頻繁にカラオケで熱唱する人以外には、ヤッチの世代では、まず使うことが無かったので、この女の子の発した『グリーン』が、妙に耳に残っています。
このくらいの子供の世代では、『緑』と言うより、『グリーン』と言う方が一般的になっているんでしょうか。
さらに、この女の子が疑問を持っていた、なぜ故、スーパーでは、『ゴムバンド』の色を変えているのか?
総菜などを選んで、袋詰めや、あのシャカシャカした容器に入れるための、ゴムバンドの色をなぜ、『ペールオレンジ』ではなく、『グリーン』にしているかという疑問です。
テレビ番組とかでも、放送していそうなことなので、ご存知の方も多いかもしれません。
『ペールオレンジ』のゴムバンドを使用すると、コロッケなどのフライの色と似た色なので、『ゴムバンド』が、総菜類に紛れて、どこに行ったか、わからなくなってしまいます。
そこで、あえて、色を変えて、見やすくしているんです。
あやまって、『ゴムバンド』を口に入れてしまって、事故が起こらないようにするための、配慮です。
赤の『ゴムバンド』を使用しているところも見かけますが、ヤッチの行くスーパーは、ほとんど、『グリーン』です。
ポリの灯油缶の色(関東では『赤』)が、地域によって異なるらしいですから、東西南北で、色が違うかもしれませんね。
さて、結局、ママと一緒に買い物に来ていた女の子に、答えを教えてあげられませんでした。
ママが女の子を防御するような素振りや視線をヤッチに送ってきたので、やめにしました。
ロリコンではなく、ママの方がタイプなんですけど…。
ちなみに、ヤッチの幼少期は、色鉛筆を使い終わると、缶ペンケースの裏ブタに書かれてる通りに、きちんと並べて収納しないと、気が済まない、几帳面というか、神経質なところがありました。
あとで、姉にグチャグチャにされて、泣かされるんですけどね…。
24色の色鉛筆を買ってもらった日には、もったいなくて使えない日々の連続でしたね…。
現在、トイレの便器を掃除するときは、基本、『素手』ですが、なにか、ご不満は、ございますでしょうか?
そろそろ、『電気の話は?』と、思われてますよね?
やきもきしていらっしゃいますよね?
わかりました…。
それでは、『本題』に移らせていただきます。
空色(Sky blue)と水色(light blue)の違いは何なんでしょうか…???
違うっ!!
以前、記事にもさせていただきましたが、亡くなった兄の部屋の電気の供給が、亡くなってしばらく経っても、止まっていないところからのスタートです。
関連記事:
なかなか電力会社からの返事が無かったので、先日、兄の部屋に行き、兄の部屋の電気を止めるため、屋外から、玄関上の電気の配線引き込み口を、ケーブルカッター(配線等を切る道具)で、切断してきました。
ケーブルカッターで、ガッチャンと、何のためらいもなく、電気の線を切断し、電気を止めました。
というのは、冗談です。
電力会社に、兄の死亡診断書と改製原戸籍を速達で送付したところまでが、以前に書いた記事です。
電力会社で、兄とヤッチの兄弟関係を確認できれば、電力会社から連絡してくれることになっています。
その電力会社からの電話が、11月2日土曜日の夕方遅くに、掛かってきました。
オペレーター:「私、◇◇でんきお客様センターの□□と申します。○○様(ヤッチ)のお電話で、お間違いないでしょうか?」
ヤッチ:「はい、そうです。」
オペレーター:「先日は、書類をお送りいただき、誠にありがとうございました。こちらでご兄弟関係の確認が取れましたので、11月3日付けで、電気をストップする手続きを取らせていただこうと存じますが?」
ヤッチ:「大変失礼ですけど、結構、電気を止めるまでに、全体として、時間がかかりましたね。できれば、もっと早く、簡単な手続きにしてほしかったな…。」
オペレーター:「お待たせして、たいへん申し訳ございませんでした。恐縮ですが、明日、11月3日付けで、ご解約ということでよろしいでしょうか?」
このオペレーターさん、かなりの早口なので、ヤッチの脳が追いついていきません。
たぶん、こんな会話だったということで、ご容赦願います。
ヤッチ:「早く止めてもらうことに越したことはないので、いいと思いますよ。」
オペレーター:「それでは、11月3日ということで。電気料金なんですが、ご契約者様のお兄様が、振込票で普段お支払いいただいていたので、10日ごろに、そちらに振込票を送らせていただきます。」
やっち:「ちょっと、待ってください。失礼ですけど、そちらの料金の計算期間の締め日と請求日というのは、いつなんでしょうか?」
オペレーター:「失礼いたしました。毎月の電気料金を2か月遅れで、ご請求させていただいています。」
ヤッチ:「当月の分を2か月遅れで支払うということですか?たとえば、10月なら、10月1日からを10月31日までの分を12月に支払うということ?」
オペレーター:「おっしゃる通りです。10月の分のご請求を12月10日前後に、振込票が届くように送らせていただいています。」
ヤッチ:「兄の支払いは毎月毎月、ちゃんとしていたのかな?未納分があるとか?」
オペレーター:「はい。それは大丈夫です。」
ヤッチ:「そうすると、何月の分からお支払いするのかな?」
オペレーター:「9月からです。9月分の請求を11月10日前後にさせていただきます。」
ヤッチ:「で、11月3日付けで、兄の部屋の電気を止めるとおっしゃいましたよね?」
オペレーター:「はい。」
ヤッチ:「それじゃあ、11月は、電気を使っていないけど、3日だけ飛び出しますよね?たった3日だけでも、料金の支払いが発生するんですか?」
オペレーター:「大変申し訳ございませんが、電気をご使用になられなくても、基本料金は発生してしまうので…。」
3日飛び出したのは、そっちのせいだろと、言ってやりたかったのですが、グッとこらえます。
ヤッチ:「じゃあ、支払いの対象になる月は、9月、10月、11月ということになるんですか?」
オペレーター:「おっしゃる通りで、各月、2か月遅れの10日頃のご請求となります。」
- 9月分(9/1~9/30分)
- 11/10支払い(2019年)
10月分(10/1~10/31分)- 12/10支払い(2019年)
11月分(11/1~解約日?:11/3分)- 1/10支払い(2020年)
ヤッチ:「かー、3か月分も有るんだ…。でも、この3か月分の料金の請求をまとめて出してもらうことは、できないのかな?」
オペレーター:「あいだに、東電(東京電力)が入っているので…。そちらから、データが送られてくるので、弊社では、大変申し訳ありませんが、どうすることもできません…。」
いまいち、説得力に欠けますが、この電力会社ではない、東京電力が関わって、手続きがややこしくなっていることだけはわかりました。
ヤッチ:「なんだか、電力が自由化になったっていうけど、返って、不自由な話だな…。そうすると、最後の請求は、来年の1月10日っていう風に考えておけばいいのかな?」
オペレーター:「お時間が掛かってしまい、大変申し訳ありませんが、来年まで、お付き合いさせていただくようになります。」
いえいえ、電話で話しただけでは、交際はできません。
ヤッチ:「わかりました。私の住所に、兄の名義の振込票を送ってください。住所は教えないでも、大丈夫ですよね?」
オペレーター:「弟様のお名前の後ろに『方(かた)』を付けて、その後ろに、お兄様の名前という形で、送らせていただきます。」
ヤッチ:「なんだか、同棲してるみたいで、嫌だな…。振込票の名義は必ず、兄の名前だけにしてくださいね。」
オペレーター:「わかりました。」
ヤッチ:「今後のために、ちょっとお伺いしておきたいんですけど…。今回のように、まだ、電気が止まっていない間に、例えば、兄の部屋に、新しい入居者が決まったような場合、新しい入居者さんも、当然、電力会社に申し込み手続きをしますよね?」
オペレーター:「はい。」
ヤッチ:「そうした時でも、今回のように、まだ兄の契約は生きていますよね?」
オペレーター:「はい。」
オペレーター:「新しい入居者さんが、例えば東京電力と契約したような場合、電力の供給は一本なのに、契約が二重になるような事ってあるんですか?」
オペレーター:「いえ、そういうことはありません。弊社でも、東京電力でも、二重にならないように、ご契約者様が重ならないように照会を掛けますので。かならず、追跡して、何らかの形で、お知らせします。」
ヤッチ:「そうですか。兄の部屋の電気が止まっていない間に、新しい入居者の契約が決まったら、ちょっとおもしろいかな?なんて、ブラックなことを考えていたものですから。」
オペレーター:「他に、なにかご不明な点はございますか?」
ヤッチ:「そちらが、一晩中、起きていてくれるのなら、いくらでもありますが…。今日はやめにしておきます。」
オペレーター:「それでは、早速ではございますが、後日、請求書を送付させていただきます。本日はお忙しい中、ありがとうございました。」
今後、ヤッチの手元に届いた請求書は、福祉事務所の兄の担当のケースワーカーさんへ持って行くことになっています。
その後、どう支払うかは、何も聞いていません。
福祉事務所では、亡くなった兄の現金にも、預金口座にも、手を付けられないと言っていました。
経費で、落とせるんでしょうかね…。
そして…。
オペレーターとの電話を切った後に気づいてしまったのですが…。
上記の太字で書いた『電気料金の支払い』というところをよーくご覧になってください。
今年(2019年)の10月10日にも8月分の支払いがあるはずです。
兄は10月3日に亡くなっています。
亡くなったはずの兄が、10月10日に、電気料金を支払えるはずがありません。
ヤッチも支払っていないし、ましてや、手を付けられないと言っていたケースワーカーさんも、支払うことはありません。
じゃあ…????
…。
だれ?
(; ̄ー ̄川 アセアセ
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具体的には、今年(2019年)の、8/1~8/31日までの8月に使用した電気料金です。
これからお話しする内容は、わかりにくい内容なので、十分な時間のある時にご覧くださるか、端末を途中で、投げ捨ててください。
8月に兄が使用した電気料金を2か月遅れで、つまり、10月10日に支払うことになっているのですが、ヤッチの手元には請求書(振込票)は届いていません。
前記事の繰り返しになってしまいますが、振込票が届いていないのに、ヤッチに支払いはできません。
兄は10月3日に亡くなっているので、兄にも支払うこともできません。
前記事:
電力会社のお客様センターのオペレーターさんは、『9月分、10月分、11月分』の3か月分を請求すると言っていたので、『8月分』は、含まれていません。
『9月分』より前の未納分は残っていない(『大丈夫』)とも、言っていました。
じゃあ、いったい誰が支払ったのだろう?という話です。
- 8月分(8/1~8/31分)
- 10/10支払い(2019年)
- ↑
- 誰が支払った???
- 未納が無いというなら支払っているはず。
- 10/3に亡くなった人に10/10の支払いはできないのでは?
9月分(9/1~9/30分)- 11/10支払い(2019年)
10月分(10/1~10/31分)- 12/10支払い(2019年)
11月分(11/1~解約日?:11/3分)- 1/10支払い(2020年)
兄は、9月26日に入院しているので、もし、振込票が自分の部屋に届いていたとしても、ドラえもんの手を借りる必要があります。
人が亡くなると、電気料金が8月だけ、タダになるなんていう話も聞いたことがありません。
以前の記事をご覧になってもらえば、おわかりになると思いますが、この電力会社の大元は、大手携帯電話会社です。
兄は、ここの会社の携帯電話を使用し、時々、三太郎たちと鬼退治に出かけていたようです。
兄の携帯電話の解約は、10月23日に済ませていますが、こちらの携帯料金の支払いもしていません。
これは、ヤッチの方で、了解済みです。
携帯電話の解約時に、支払い料金については、口座引き落としを掛け、引き落としできない場合は、兄名義の請求書を兄宛てで、送ると、ショップの店員さんから聞いています。
疑問を引きずったまま過ごしていると、昨日(11月6日)に、この電力(携帯電話)会社の封筒1通と、ハガキが1通届きました。
2通とも同じ電力(携帯電話)会社のものです。
どちらにも、住所の部分に黄色のシールが貼られ、兄の住所からヤッチの住所に転送されてきたことが確認できます。
携帯料金の請求書かな?
最初、ヤッチはそう思いました。
でも、ハガキと、封書の2通あります。
中を開けてみることにしました。
画像を掲載しようと思いましたが、個人情報等ばかりなので、重要と思われれる箇所だけ抜粋します。
ハガキの方は、剥がせるシールで閉じてある袋閉じタイプのもので、振込票を兼ねているものです。
封書の方は、よく目にする一般的な請求書で、こちらにも振込票が入っています。
どちらも発行日は2019年11月1日になっています。
ハガキの振込金受領書の内容
(まだ支払っていません)
- 支払期日
- 2019年11月12日
- ご請求金額
- 3,738円
- うち消費税額等
- 276円
- ご請求コード
- 〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇
- 電話番号
- 〇〇〇-〇〇〇〇-〇〇〇〇
- ご依頼人名
- 〇〇〇〇〇〇(兄の名前)
- 内訳
- 2019年10月請求
- 3,738円
- 受取人
- 〇〇〇〇株式会社
封書の振込金受領書の内容
(まだ支払っていません)
- 支払期日
- 2019年11月12日
- ご請求金額
- 6,222円
- うち消費税額等
- 414円
- ご請求コード
- ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
- 電話番号
- (空 欄)
- ご依頼人名
- 〇〇〇〇〇〇(兄の名前)
- 内訳
- 2019年10月請求
- 3,676円
- 2019年9月請求
- 2,546円
- 合計
- 6,222円
- 受取人
- 〇〇〇〇株式会社
ざっと、見ただけでは、どっちが携帯料金の振込票なのか、電気料金の振込票なのか、わからないですよね。
わかるのは、わざわざこんなものを一覧にするヤッチは、よほど暇なヤツだということだけです。
『携帯料金のお支払いのご案内』とか、『電気料金のお支払いについて』とかの文字がどこかに書かれていれば、ああ、なるほどねと、思うのですが、どこにも、そんな文字は見当たりません。
また、もし、そういうことが書かれて有ったとしても、内訳を見ただけでは、いつからいつまでの請求なのか、よくわかりません。
ハガキと封書の両者の違いとして読み取れるのは、ハガキには、兄の携帯電話の番号が印字されていますが、封書の方は、空欄です。
また、『請求コード』が違います。
しかし、これだけの情報量で、どれが解約した携帯電話の料金の振込票なのか、解約した電気料金の振込票なのか、また、いつからいつまでの請求なのかわかりません。
お決まりのようになってしまったユーザーサポートに電話です。
携帯料金と電気料金の窓口は、一つで、個別に電話を掛ける必要は無さそうです。
しかし、この会社、『お客様センター』というのと、『料金センター』というのが有って、今回は、『料金センター』に電話です。
前回の記事で書かせたいただいた電話での会話は、『お客様センター』の方です。
兄の住所やら、兄の生年月日、ヤッチの電話番号等のやり取りは、省略させていただきます。
通話途中に、電話が切れるというアクシデントがあり、3回も違うオペレーターと通話しています。
ヤッチにすれば、不毛なやり取りを3回したことになり、少々不機嫌です。
3回目のオペレーターからの途中からのやり取りです。
オペレーター:「それでは、ご契約者のお兄様に届いたご案内に書かれている請求コードを教えていただけますか?」
ヤッチ:「ハガキの方?それとも封書?」
オペレーター:「両方をお教え願えますか?こちらでお調べしますので。」
ヤッチは、ハガキ、封書のそれぞれの振込票に書かれていた請求コードを教えます。
オペレーター:「それでは、お調べいたしますので、電話を切らずにお待ちいただけますか?」
ヤッチ:「さっきも、通話の途中で電話が切れちゃったから、待ちたくないな…。」
オペレーター:「大変申し訳ございません。そうした時は、必ずこちらからお電話を差し上げますので、とりあえず、電話を切らずにお待ちください。」
だったら、最初から、そういうシステムに切り替えればいいのにと思うヤッチ…。
保留音が流れます。
しばらく待たされ、保留音が止まります。
オペレーター:「○○様(ヤッチの名前)、大変お待たせしました。まず、ハガキの方なんですが、これは、携帯電話の料金の請求になります。」
↓
ハガキの振込金受領書の内容
(まだ支払っていません)
- 支払期日
- 2019年11月12日
- ご請求金額
- 3,738円
- うち消費税額等
- 276円
- ご請求コード
- 〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇
- 電話番号
- 〇〇〇-〇〇〇〇-〇〇〇〇
- ご依頼人名
- 〇〇〇〇〇〇(兄の名前)
- 内訳
- 2019年10月請求
- 3,738円
- 受取人
- 〇〇〇〇株式会社
ヤッチ:「何で、携帯電話の料金の請求だってわかるの?いただいたハガキには、電話料金の請求と書かれている箇所は無いよ。」
オペレーター:「ご請求コードという項目の下に、お兄様の電話番号が印刷されていると思いますが…?」
ヤッチ:「えー。それだけで、携帯料金の請求だと、判別するのは無理でしょ?不親切すぎるよね…。まあ、いいや。それで、ハガキには、『10月請求』の3,738円って書かれているけど、この『10月請求』というのは、いつからいつまでの話なの?」
オペレーター:「9月1日~9月30日まで、携帯電話をご使用になられた分の料金になります。」
ヤッチ:「つじつまが合うのかな…。先日、御社のお客様センターから、兄の電気を止めることで、電話をいただきました。その時は、料金は、2か月遅れと、お伺いしましたが、間違っているということはないですか?」
オペレーター:「大変申し訳ありません。『携帯料金』と『電気料金』の計算の仕方が違いまして…。『携帯料金』は、『1か月遅れ』のご請求で、電気料金は『2か月』遅れのご請求なんですよ…。」
ヤッチ:「同じ会社なのに、何でそんな面倒なことをするのかな…。ショップで兄の携帯電話を解約した時は、翌月25日に兄の口座から引き落としになるって聞いていたけど、その話はどこへ飛んで行っちゃったのかな…?」
オペレーター:「お調べしますので、しばらくお待ちいただけますか?」
またしても、保留音…。
オペレーター:「○○様(ヤッチの名前)、大変お待たせしました。確かに、お兄様は、携帯電話の料金については、お兄様の口座からのお引き落としのご契約になっていますね…。」
ヤッチ:「そうすると、御社の方で、9月に使用した分について、先月10月25日に引き落としを掛けたけど、引き落としができなくて、改めて、このハガキで振り込んでくれという通知を出したということでいいのかな?それで、11月1日発行になっているのかな?」
オペレーター:「おそらく、そうだと存じます…。」
ヤッチからすれば、『おそらく』と、言われた段階でアウトです。
オペレーターの目の前の端末には、そう言った情報も載っていると思うんですがね…。
ヤッチ:「あれこれ、文句を言っても、先に進まないから、いいや。一つずつ、解決しましょう。そうすると、携帯料金については、今の3,738円のほかに、10月1日から解約日までの料金の支払いが、まだ残っていますよね?」
オペレーター:「はい。」
ヤッチ:「解約したのが、10月23日ですから、10月1日から10月23日までの料金の計算は、計算済みなのかな?」
オペレーター:「はい、3,065円です。まだ、ご請求をさせていただいていません。」
ヤッチ:「これは、次回からどういう請求の仕方になるのかな?口座引き落とし?それとも、振込票?」
オペレーター:「ご契約は口座引き落としになっていますが…??」
ヤッチ:「いやいや、それこそ、おバカさんでしょ。今回、口座引き落としが、できなかったわけでしょ?引き落とせないから、このハガキを送ってきたんですよね?死んだ人間の口座から、次回は引き落としをできるという確率は、ほぼゼロに近いでしょ。次回は、振込票を私の手元に直接送ってくださる方が、確実じゃないですか?」
オペレーター:「たびたび申し訳ありません。少々お待ちいただけますか?」
保留音です…。
オシッコ、漏りそう…。
オペレーター:「○○様(ヤッチの名前)、大変お待たせしました。そうしましたら、10月1日からご解約日までの携帯料金につきましては、次回から、弟様宛てに、名義は、お兄様のお名前で、振込票をお送りさせていただくのは、いかがでしょうか?」
ヤッチ:「解約当初から、それをご提案させていただいていたんですけどね…。では、その方法でお願いします。なんなら、今回の振込票を破棄して、2か月分まとめて、送ってくれるとありがたいんですけどね…。」
最後のヤッチの提案はスルーされました。
オペレーター:「それでは、次回からは、振込票を弟様に送らせていただきます。ここまでのことで、何かご不明な点はございますか?」
ヤッチ:「ご不明な点だらけで、何からきいていいのか、わからなくなっているのが、一番のご不明な点です。でも、一つ、聞いてもいいですか?」
オペレーター:「はい、どうぞ。」
ヤッチ:「御社の請求は、いつ、掛けるんですか。ショップでは、『25日に引き落とし』と言われるし、お客様センターでは、『10日にお支払い』と言われるし、ちゃんとした日付を知りたいんですよね。給料をもらうときだって、締め日や給料日がわからないまま、働く人って少ないと思うんだけど…。」
オペレーター:「お支払い方法によって、多少の違いはありますが、お振込票でお支払いの場合は、お振込票を『月初』にお送りしています。」
ヤッチ:「今までの10日とか、25日っていうのは何だったんだろうね?」
オペレーター:「わかりかねますが…。振込票でお支払いいただく場合ですと、通常は、『定期便(ていき便)』という形で、月初に、請求書と振込票を一緒にお送りさせていただいています。」
ヤッチ:「ファイナルアンサーなんですよね?じゃあ、次は、電気料金の話に、ステップアップしましょうか。」
骨盤底筋を鍛えています…。
飽和度93%…。
オペレーター:「封書でお送りしたものは、電気料金についてのご案内です。」
だいぶ上の方に行っちゃってると思うので、もう一度、封書の中身を貼り付けておきます。
↓
封書の振込金受領書の内容
(まだ支払っていません)
- 支払期日
- 2019年11月12日
- ご請求金額
- 6,222円
- うち消費税額等
- 414円
- ご請求コード
- ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
- 電話番号
- (空 欄)
- ご依頼人名
- 〇〇〇〇〇〇(兄の名前)
- 内訳
- 2019年10月請求
- 3,676円
- 2019年9月請求
- 2,546円
- 合計
- 6,222円
- 受取人
- 〇〇〇〇株式会社
ヤッチ:「先にお伺いしますけど、兄は電気料金の支払いを何でしていたんでしょうか?口座引き落とし?振込票?」
オペレーター:「コンビニ払い…、失礼しました、月々のお支払いは振込票でお支払いいただいています。」
なぜゆえ、携帯料金は口座引き落としにしているのに、電気料金も口座引き落としにしておかないのかという疑問が生ずると思いますが、ヤッチには、兄の性格上、不自然なこととは、思えません。
借金等を繰り返していた人間なので、借金を返す方法を模索するよりも、借金から逃れる方には長けていた人間なので、何かの防御策かと思われます。
ヤッチ:「それで、内訳にある『9月請求』、『10月請求』というのは、何月に使用した電気料金なのかな?」
オペレーター:「『9月請求』というのは、7月1日から7月31日に使用された電気料金です。『10月請求』というのは、8月1日から8月31日に使用された電気料金です。」
ヤッチ:「ちょ、ちょ、ちょっと待ってください。お客様センターでは、9月に使用した分からの電気料金を支払ってくださいって、言われましたよ。それ以前の月については、『大丈夫です(未納はない)』とも、おっしゃっていましたよ。7月、8月のことまでは、聞いてないですよ。」
オペレーター:「お客様センターでは、料金計算等はできないはずなので、その場ではわからないはずなんですけど…。」
ヤッチ:「それじゃあ、なんで、そんな無責任なことをおっしゃったんですかね?おおいに、遺憾だし、お客様センターと料金センターで、横のつながりは無いの?」
オペレーター:「大変申し訳ございません。」
ヤッチ:「あなたが、おっしゃったわけではないので、強くは申し上げられないけど、上の人には、報告を上げておいてくださいね。直接、私が言おうか?」
オペレーター:「いえいえ。私から。」
ヤッチ:「ということは、今回の封書も、未納のお金が有ったから、督促代わりの封書だったっていうことになるのかな?」
オペレーター:「おっしゃる通りで、間違いないかと存じます。」
ヤッチ:「この督促代わりの封書は、11月1日に発行しているもんだから、11月2日に電気を解約した時には、すでに封書は、送られてしまったあとで、お客様センターでは、『処理済み』と判断したということなのかな?」
オペレーター:「お客様センターで、どのように判断したかは、こちらではわかりかねますが…。」
ヤッチ:「不毛な議論だね?そうすると、電気料金については、7月分、8月分、9月分、10月分、11月分の5か月分の支払いがまだ残っているっていうことで、いいんですね?」
オペレーター:「そのように、なります。」
ヤッチ:「各月の請求は、私宛てに送っていただけるのかな?」
オペレーター:「少々、お待ちください。今度は、電話を切らないでも、大丈夫ですので。えーとー…。そうですね。ご解約時に、そのように変更されています。」
これ以降も、話は、まだ続きましたが、省略させていただきます。
電気を止める際の解約手続きの時(11月2日)、お客様センターのオペレーターが、こう言っています。
一字一句正確かどうかは、別にして、内容そのものは間違っていないと思います。
ヤッチ:「兄の支払いは毎月毎月、ちゃんとしていたのかな?未納分があるとか?」
オペレーター:「はい。それは大丈夫です。」
『大丈夫』という言葉は、最近、否定にも、肯定にも、使われるので、くせ者です。
主語もハッキリしません。
今回の『大丈夫』は、請求をちゃんとしていますから、『大丈夫』だったということでしょうか。
いずれにせよ、兄の支払うべき電気料金が5か月分あることが、判明しました。
闘病中という事情があるにせよ、兄が7月分からの電気料金の支払いを怠っていたわけです。
携帯電話については、2か月分の支払いが残っています。
(これはやむをえません。)
福祉事務所は、ヤッチにこれを何とかしろと言っていたわけですから、突っぱねてよかったです。
それにしても…。
またしても、疑問が湧いてきちゃったんですけど…。
7月(7/1~7/31)分の電気料金を支払っていなかったとすれば…。
もう、11月ですよ。
わざわざ、ヤッチが戸籍謄本(改製原戸籍謄本)を取って、兄弟関係を証明してまで、電力会社に電気を止めてもらう手続きしなくても…。
電力会社みずからが、『料金未納』で、電気を止められる話ではないでしょうか…?
(; ̄ー ̄川 アセアセ
徒労…。
(; ̄ー ̄川 アセアセ
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© 2023 アルツ君は職人
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記憶が薄れる前に、今年(2019年)、10月3日に亡くなった兄のこの1年間のことをまとめておきたいと思います。
なんだか、父アルツ君や母キノコさんの時と違って、兄についての情報が少ない分、記憶もぼやけていくのが、早いような気がしたので、ここに書きとどめておきたいと思います。
これまで書いた記事の内容と重複するところがたくさんあります。
また、これまで書いた記事と異なる箇所もあります。
今回書かせていただく記事が、より現実に近いものとなります。
過去の記事に関しての相違する箇所は、ここに書かせていただく記事内容に置き換えてくださるようお願い申し上げます。
(いわゆる手抜きです。)
ヤッチは、兄が亡くなった後に、兄が食道がん(癌)だったことを知ったので、兄がどんな日常を送り、どんな闘病生活を送っていたのか、全く知りません。
そう、エピソード記憶なるものが全くないんです。
ですから、まとめると申し上げても、みな、人様から聞いた話ばかりです。
具体的には、兄を担当していた福祉事務所のケースワーカーさん、訪問看護ステーションの看護師さん、介護保険のケアマネジャーさんから、おうかがいした話が大半です。
兄が亡くなった後に、ヤッチは兄の部屋を片付けましたが、その時に、兄が使用していた手帳が出てきたので、その情報も一部含まれています。
毎日の様子というわけにはいかず、断片的なことしか書けませんがご了承ください。
さらに、ヤッチの頭から、一気に記憶をバラバラと落としていますので、記事が普段にも増して長いです。
また、乱文です。
髪の毛も混ざっているかもしれません。
通勤や帰宅途中に、ご閲覧の方は、時折、降車駅を確認してください。
余談ですが、ひらがなの『がん』と、漢字の『癌』は、臨床の場などでは使い分けられているようですが、このブログでは、あえて、平易な『がん』という言葉を使わせていただきます。
「がん」と「癌」の違い
「がん」という言葉は皆様ご存知ですが、それでは悪性腫瘍、悪性新生物、癌、がん、肉腫、さらに良性腫瘍などとのちがいは? ときかれると少し返答に困られるのではないでしょうか。がん、悪性腫瘍、悪性新生物は同じですが、「がん」は主に臨床で、「悪性腫瘍」は主に病理学で、「悪性新生物」は主に統計学で使われているようです。
平仮名の「がん」には、漢字の癌、肉腫、白血病や悪性リンパ腫などが含まれます。一方、漢字の「癌」は癌腫と同じで、肉腫や悪性リンパ腫は含まれません。ですから一般に「がん」といいますと、悪性腫瘍(悪性新生物)全般のことで、胃癌や肺癌のような癌と白血病や骨肉腫のような肉腫のことを示します。がんとは | 星ヶ丘医療センターから引用
さて、その兄ですが、普段は、生活保護を受給しながら、『屋上緑化』の仕事をしていたようです。
これ、おそらく父アルツ君が、認知症になる前の、まだ植木職人として、バリバリの現役だった頃に、兄がやり始めた仕事ではなかったかと思います。
よい香りのする奥様方を相手に、ヤッチも花を売っていた頃でもあります。
父アルツ君が、『博打みたいなことをして、儲けにつながるのか?実績のないヤツにお客さんなんて付きやしない。』と、兄にお説教をしていたのを覚えています。
屋上緑化の仕事というのは、読んで字のごとく、建物の屋上に植物などを植え、庭園を造り、緑化し、それを維持管理する仕事です。
緑のカーテンというのをご存知でしょうか?
フウセンカズラ、ゴーヤ、朝顔などのつる性の植物を窓の外や壁面に張ったネットなどに這わせて植え付け、まるでカーテンを張ったかのように育てていくものです。
水分を含んだ植物の葉が、窓や壁面に当たる直射日光をさえぎってくれるので、夏の室内温度の上昇を抑えてくれると同時に、光熱費も抑えられます。
観賞用というより、省エネ対策として用いられることが多いようですが、植物を育てることの好きな方にとっては、両方をかなえてくれるので、一時、とても流行りました。
カンタンに申し上げれば、これの屋上版が、屋上緑化というものです。
当然、屋上の無い建物では、屋上を造らないと、屋上緑化はできませんね。
兄が、どの程度の規模で、これをやっていたかは、わかりませんが、主に数軒の都内の幼稚園の屋上の緑化などに携わっていたようです。
ここで、生活保護を受けている人間が働いて収入を得てもいいの?という疑問が出ると、思いますので、先にお断りしておきます。
生活保護を受給している人も、就労は許可されています。
というより、推奨されています。
後日、収入申告すれば、収入を得ても構いません。
収入申告をしない場合は、いわゆる『不正受給』になる可能性が高いです。
収入にかかった経費も認められ、働いて得たお金の金額分相当は、生活保護費から差し引かれます。
言い換えると、働いて得たお金は手元に残りますが、生活保護費が削られます。
5万円稼いで、5万円を生活保護費から、引かれてしまうと、働かない方がマシみたいなことになってしまうので、就労意欲が無くならない程度に、上乗せがあります。
つまり、働いた側からすると、保護費以外のお小遣い銭が、わずかですが、増えます。
逆に、生活保護費(最低生活費)以上に稼いでしまえば、『もう、生活保護は要らないね』ということになり、生活保護は卒業、廃止となります。
兄がどの程度の収入を得ていたかは知りませんが、ケースワーカーさんによれば、兄はこの屋上緑化の仕事をライフワークにしていたとのことです。
なんだか、横文字が出てくると、わかったような、わからないような話になってしまいますが、要は、好きでこの仕事をやっていたということになるんでしょうか。
そんな兄ですが、以前の記事にも書かせていただきましたが、去年(2018年)の後半の11月27日に、自宅近くのO病院で、内視鏡検査を受けています。
ちょうど、1年前くらいです。
高橋ジョージの吐く息が白いです。
関連記事:
O病院での内視鏡検査の結果、『食道がん』の疑い有りということで、近隣の大学病院への紹介状を書いてもらい、診察の結果、入院という運びになったようです。
兄の大学病院への入院日ですが、去年2018年の年末なのか、今年2019年の1月からなのか、はっきりしません。
兄の手帳を見る限りでは、去年2018年の12月27日に診察を受けているのは確かです。
この日、緊急入院になったと考えるよりは、入院日を決める相談を兼ねた受診と考える方が自然なのではないでしょうか。
年末年始は、大学病院も外来診療をやっていませんから、入院日を今年2019年の1月4日とか、1月5日にしたのではないかと考えられます。
今年2019年1月5日に、腫瘍マーカー検査(がんの勢いを調べる血液検査)とCTを受けています。
そして、1月9日より30日間の放射線治療も始まっていたようです。
兄の手帳には1月10日から、朝夕の2回、毎日の体重が記録されています。
1月10日の時点で、朝の体重が48.0kg、夕の体重が49.0kgです。
1週間後の1月17日の体重が朝45.7kg、夕45.6kgと記録されています。
こんなに、1週間で減ってしまうものなのでしょうかね…。
違う体重計に乗ってしまって、誤差が生じたのでしょうか。
ちょっと、目を疑ってしまいました。
もともと、見た目は痩せている方でしたが、それでも、元気な頃は、60kg程度はあったのでは?というのがヤッチの印象です。
兄の身長は、おそらく165cm程度だと思いますが、BMI換算すると、
49.0÷(1.65×1.65)=17.99…
BMIの計算をしなくても、男性の体重が、48.0とか、49.0kgと聞いたら、痩せすぎだって、普通思いますよね。
- BMI
- Body Mass Indexの略
- 体格指数と呼ばれることもあり、太っているか、痩せているかの指標。
- 【計算式】
- 体重(kg)÷身長(m)の2乗
- 【基準値】
- 18.5~25
- 18.5未満:やせ
- 25以上:肥満
兄の腫瘍マーカーの値が、どれほどのものだったのかの情報はありませんが、検査結果を待たずに、すぐに放射線治療が始まっていたようですから、『がん』は、もうこの時に、かなり進行していたのではないでしょうか。
残念ながら、放射線治療の様子もわかりません。
退院は、兄の手帳には、3月13日(2019年)と記されています。
手帳のところどころに、『しゃっくり』、『ゲップ』、『吐き気』、『下痢』、『痰(血つき)』という文字が、見て取れます。
中でも、『つき上げる吐き気』という表現が多く使われています。
『つき上げる』って、いったいどんな感覚なんですかね。
『こみ上げる』なら、すこし想像がつきますが、直下型地震のように、『突然やってくる』みたいなニュアンスなのでしょうか。
今度、会ったら聞いておきますと、言いたいところですが、焼きあがって骨になっています。
『喉元があつい』なんていうのも、有りました。
3か月以上も入院し、入院していることをヤッチや妹である姉に知らせなかったわけですから、かなり心細かったのではないでしょうかね…。
面会する人も無く、さびしい入院生活だったのではないでしょうか。
少し体力的に余裕が有って、テレビを観るにしても、テレビカードを購入する必要が出てきます。
入院経験のある方なら、ご存知かもしれませんが、すぐにクレジットが無くなってしまいます。
もし、頻繁にテレビを観ていたら、すぐに生活保護費は底をついてしまいますから、テレビを観て過ごすなんていうこともできなかったと思います。
また、看護師さん以外に、身の回りの世話は、いったい誰がやっていたんでしょうね…。
現在の福祉事務所のケースワーカーさんが、兄の担当になったのは、今年(2019年)の4月からですから、もしかすると、このケースワーカーさんの前任者が、頻繁に面会にいらしてくださっていたのかもしれません。
兄の入院時の様子は、この程度の情報しかありません。
2月の後半には、体重が42.9kgまで減少しています。
サイズにして、AAA65です。
院内のNST(栄養サポートチーム=Nutrition Support Team)も入っていたようですが、体重の増減を繰り返していたようです。
退院日の3月13日には、48.0kgまで、体重が戻り、退院しています。
それでも、兄より若干身長の高いヤッチの体重が62kgですから、少なすぎですね。
ヤッチも内臓脂肪の話は抜きにして、太っている方ではないと思います。
やや回復傾向だったのか、入院期間が長いせいで追い出されたのかも、わからずじまいですが、今年(2019年)3月13日に兄が退院しているのは、間違いないようです。
話が前後しますが、兄の入院中に、地域包括支援センターの保健師さんや兄の担当の介護保険のケアマネジャーさんが、兄の病床に訪れています。
入院中に、兄は介護保険の認定調査を受けて、『要介護3』の認定を受けたという話をこのケアマネさんから聞きました。(亡くなるまで要介護3は変わらず。)
兄の退院後に、どんな選択肢が有ったのかわかりませんが、兄は『在宅』を希望したそうです。
何よりも、前述した屋上緑化の仕事を継続し、自宅で生活したいという強い希望が有ったそうです。
そのためには、兄の自宅(部屋)の環境が整っていないことが、まず問題になったとか…。
はい…。
おそらくゴミ屋敷状態だったことが、疑われます。
キノコさんが亡くなった後に、キノコさんの荷物から、自分に必要そうなものを、せっせと運び込んでいましたから、余計でしょうね。
ケースワーカーさんの話によれば、この時から、変な咳をすることも多かったとか。
咳き込むと止まらなくなってしまうようなことも有ったので、埃っぽい兄の部屋の環境は、けっして良い環境とはいえません。
そして、兄の部屋のエアコンが故障していることが、最大の問題だったとか…。
ヤッチは、夏の暑い時期に兄の部屋のエアコンが故障していたと聞いていましたが、どうもこの時に、故障していたようです。
4月中旬にエアコンの交換が済んだと、後から聞きました。
今年(2019年)は、3月になっても、寒い日が続きましたから、暖房器具なしで、ガリガリ君のアンダー細め野郎には乗り切ることはできません。
そこで、ケアマネさんが、介護保険のショートステイを利用するのはどうだろうと提案してくださったとのこと…。
ショートステイというのは、短期間、施設に入所して食事、入浴、リハビリ、レクリエーションなどを受けられる介護サービスです。
ただ、ショートステイだと、自宅ではなく、その施設で寝泊まりするわけですが、まず、外出することはできません。
たいていの特別養護老人ホーム(特養)などの施設では、ショートステイの利用者さんのために部屋を空けています。
ヤッチも父アルツ君の特養に頻繁に通っていましたから、ショートステイの利用者さんの様子も見ています。
帰宅願望の強い利用者さんが、ショートステイを使うと、職員さんたちが、かなりピリピリしているのも見ています。
利用者さんが、隙あらば脱走を試みるからです。
兄が仕事先へ出かけたいと言った場合、ショートステイでは、外出ができないので、兄の希望と合致しません。
ケアマネさん、一生懸命、外出許可の下りるショートステイ先を探してくれたようです。
区内には、たった1件だけあったそうです。
それもヤッチのアパートから歩いて通えるような場所です。
数年前に、できたばかりの特別養護老人ホームです。
兄が亡くなった後に、この特養にあいさつに伺いましたが、ヤッチはここの施設長さんと顔見知りでした。
アルツ君の入所していた特養(別の特養です)で、トラブルになった時、この施設長さんは、当時、地域包括支援センターのセンター長をされていて、ヤッチと姉ががアルツ君の入所していた特養にクレームを入れるときに、同席してくださった方でした。
ヤッチの顔で、兄の外出許可が下りたとは思えませんが、外出許可の下りるショートステイは都内でも、あまりというか、ほとんど無いそうですね。
たまたま、この施設長さんのご配慮なのか、外出許可の下りるショートステイ先が見つかったので、退院後、兄はここで寝泊まりしていたようです。
ショートステイできる期間は、30日間が上限(?)と聞いたことがありますが、けっこうフルに使っていた様子です。
たまに自宅のアパートに戻り、またショートステイで入所ということを亡くなるギリギリまで、繰り返していたようです。
しかし、まあ、病み上がりというか、病んでる最中なんだから、働かないで、寝てればいいのにと、ヤッチが居合わせたら、言っていたでしょうね。
実際に、兄が亡くなった後に、兄をお世話してくださった方たちの前で、『働かせるより、療養を優先した方が良かったのではないでしょうか?』と言ってしまったことがあります。
みなさん、『お兄様の強い希望が有ったもので…。』とおしゃっていました。
強い希望というより、皆さん、口には出さないけれども、兄の姿を見て、兄の死を予感していたのかもしれません。
死ぬ前に希望をかなえてあげたい的な…。
福祉の仕事に従事している方なら、一層、そうお考えになるのかもしれません。
そんなこんなで退院した兄ですが、どのくらいの頻度で、ショートステイ先から仕事に出かけていたのかまでは、聞くことができませんでした。
亡くなる直前まで、この特養のショートステイを利用していたことだけは確かです。
電気料金のことを記事にしていますが、エアコンをフル稼働させるような時期に、兄の電気料金が安く抑えられているのは、ほとんど自分の部屋に居なかったからなんですね。
ただし、ショートステイを利用するといっても、ずっとお世話になっている特養に居続けることはできません。
ロングステイとなれば、特養に入所するのと、同じになってしまいますから、時には自宅に戻ることがあったと思います。
兄は、フローリングに布団を敷い寝ていました。
なぜ、わかるかといえば、キノコさんの亡くなった後、兄がキノコさんの荷物を運んでいるときに、ヤッチが、自分の使っていなかった布団を兄に譲っているからです。
でも、今年(2019年)の7月に介護保険を利用して、福祉用具貸与で、介護用ベッドを兄の部屋に搬入しています。
ベッドを入れるスペースを作るために、ケースワーカーさんたちが部屋の大掃除をしてくれたそうです。
ヤッチの譲った布団は粗大ごみ行きです。
このことからも、兄の病状は日に日に悪くなっていったことがうかがえます。
座敷布団では起き上がるのも困難になっていったことが推測されます。
時を同じくして、兄の訪問診療、訪問看護、また、管理栄養士さんも入ってくれるようになったそうです。
訪問看護については、ほぼ毎日だったと聞いています。
また、訪問看護でいらっしゃる看護師さんは、毎日違う方いらっしゃるような感じではなく、兄専属みたいな感じで、お一人の看護師さんが、主に訪問していたような印象です。
ペインクリニックに通い始めたのもこの頃だと聞いています。
月の大半をショートステイとして利用し、ショートステイを使わない日は、これらの訪問診療や看護を受ける日々の始まりです。
兄の部屋には、車椅子も残されていました。
また、おむつも…。
いつから使用していたのかわかりませんが、亡くなる直前は、自力で立つことも、トイレに行くこともできなかったのではないでしょうか。
キノコさんの時もそうでした。
最初は、ヤッチがリハパンを替えるのも嫌がっていたのに、いつの間にか、毎日のように、摘便をしてあげないと気が済まないような親密の中に…。
ヤッチのテクに魅了されたのか、『そんなにやったら、腸に穴があくぞ』と言っても、言うことを聞いてくれないような時もありました。
兄もヤッチに言ってくれれば、おむつくらいなら、替えてやったのにと、愚痴りたくなりますね…。
愚痴っても仕方ないことですが、兄の病状がより一層憎悪したのは、今年(2019年)の8月の後半から9月に入ってからのようです。
思うように食事も、のどを通らなくなっていったのだと思います。
今年(2019年)、8月29日に胃ろうの造設手術を受けています。
兄の手帳を見る限りでは、8月29日から9月2日まで入院と書いてあります。
そして、退院した足で、ショートステイ先の特養に戻る予定だったそうですが、胃ろうの管理が特養では、できなかったため、自宅で訪問看護師さんの指導を受けていたようです。
兄の手帳への記載はここまでです。
ここからは、訪問看護師さんから聞いた話が中心です。
胃ろうの手術を受けて帰ってきた兄は、体力を消耗していて、調子悪そうな様子だったっそうです。
そして9月7日(2019年)に、兄の入院していた大学病院で、がん患者やその家族に対しての『フォーラム』が有ったそうです。
兄はこれに出席…。
『フォーラム』と言われても、想像がつきません。
4匹の羊が、マイク片手に演説でしょうか。
どんな内容か、わかりませんが、そこの会場の冷房が効きすぎて、兄は『寒かった』と言っていたそうです。
疲れて帰ってきたのに、翌日の9月8日(2019年)に仕事に出かけたそうです。
訪問看護で入っていた看護師さんも、日常生活を支援するヘルパーさんも兄の様子が、さらに、さらに憎悪したのは、9月9日(2019年)からと、口を揃えておっしゃっています。
具体的にどんな様子だったかは、想像するしかありません。
9月9日(2019年)に訪問診療で、医師の診察を受けています。
この時、兄の部屋で血液検査をしたようですが、この検査結果が兄の部屋に残されていました。
(クリックで拡大できます。)
白血球数が13,850(正常値3,500~9,700)。
体内での炎症を示す数値はのCRP値が9.80(正常値0.30以下)。
かなり、ヤバヤバというか、いつ逝っちゃってもおかしくないような炎症反応です…。
訪問看護師さんもおっしゃっていましたが、血液検査の異常な炎症反応は、食道がんだけのものだけのものではなかったんでしょうね。
まず、肺炎、しかも誤嚥性肺炎が疑われます。
逆に低いのが、筋肉に存在する酵素のCK(クレアチンキナーゼ)の25(正常値50~230)。
赤血球数357(正常値438~577)
うん…。
妊娠したのかな…。
翌日の9月10日のショートメールが、兄の携帯電話に残されていました。
この頃は、もう声も、うまく発声できなくなっていたと思われるので、通話より、ショートメールが多かったのではないでしょうか。
また、もともと片側の耳が難聴だったため、人の声質によって、聞き取りにくい声と、聞き取りやすい声があったので、通話よりメールだったのかも?
以下は、前日に訪問診療でいらしてくださったクリニック(医師?)と兄との間のショートメールの記録です。
携帯を打つ手がおぼつかないのか、意味不明の箇所もありますが、できるだけ忠実に再現してみます。
カッコ内は送受信時刻です。
『躯』という言葉が出てきますが、これは『身体(からだ)』という意味だと思います。
『からだ』と入力して、『身体』に変換するより、『く』と入力し、『躯』に変換する方が、打つ回数が少なくてすむので、そうしていたのではないかと考えられます。
お前は建造物か!と、突っ込みを入れたくなりますが…。
血液検査の翌日のやり取りです。
9月10日の履歴
兄:「昨日は有難うございます!診察後の躯の状態。トラナール(2錠)その他の薬の効き目あると思いますが?痰 午後11時より酷く明け方まで続く」(10:55)
- ※トラナール → トラマール
- がんの痛みを抑える解熱鎮痛消炎剤
クリニック:「承知しました」(10:56)
クリニック:「しんどかったですね」(10:56)
クリニック:「今日はうかがいますか?」(10:57)
兄:「ゴミ箱一杯でました。但し 粘着状の黄色い痰です。熱は、明け方には、多少下がったようです。喉が、乾いたので 口からOS-1 100cc飲 躯痛み有」(11:14)兄の携帯電話より引用
そんな調子が悪いのなら、安静第一と思いますが、9月14日に仕事に出かけます。
ヤッチがその場にいたら、確実に抑制をかけて、亀甲縛りですね。
身体に赤のロウソクを垂らした後、放置して固め、身動きの取れないようにします。
結局、最寄り駅に徒歩で向かったものの、たどり着けなかった様子です。
最寄り駅までは、ゆっく~~り歩いて30分、普通に歩いて15分~20分といったところでしょうか。
この日、最寄り駅に向かう兄と、訪問看護師さんとのショートメールでのやり取りが、兄の携帯電話に残されていました。
やはり、意味不明の箇所がありますが、おおよその見当はつくと思います。
9月14日の履歴
兄:「便秘薬が効かないのか、ガスとゲップだけはよく出ます。痛みも酷くなり、タイミングは、まあまあ良かった。メール手の中 うつの辛い。取り敢えず外出。」(10:10)
看護師さん:「気をつけてください。帰ったら連絡ください。」(10:14)
兄:「結局 ○○駅にも、着きません。至急 連絡ですので 会話通話を、始めた途端に 背中 腕 等激痛。痰 咳止まらず。今現在 咳 痰収まり 痛みまだ続く!?」(10:35)
看護師さん:「今日は仕事難しいのでは?」(10:36)
看護師さん:「戻れますか?」(10:37)
看護師さん:「大丈夫ですか?」(10:47)
看護師さん:「どうですか?家に戻れましたか?」(12:26)
兄:「もう 戻っています」(12:30)
看護師さん:「良かったです!」(12:30)
看護師さん:「14時ぐらいに行きましょうか?」(12:31)
兄:「すみません。先ほどから少し熱が・出てきたよう 今日朝~帰宅迄は、状態 状況 説明済み はやめに お願いします 済みやせん」(12:43)
看護師さん:「了解です。」(12:46)兄の携帯電話より引用
訪問看護師さんが、14時過ぎに兄の部屋を訪れたそうですが、右腕に帯状疱疹が出ていたそうです。
9月21日には、大学病院で、定期的な診察があり、介護タクシーを利用して、外来で診察を受けたそうです。
ケースワーカーさんの話では、自らの足で車椅子に乗り、先に準備して、部屋で待っていたそうです。
行く気満々っていうやつです。
散歩前のワンコロ状態…。
なぜ故、そういうテンションになったかは不明ですが…。
タミフルは飲んでいなかったと思います。
しかし、診察から自宅へ戻ると、ぐったりと、疲れてしまったそうな…。
看護師さんの話によれば、この時にいったん下がっていた熱が再び上がり、肺炎も悪化していたのではないかというお話しでした。
大学病院での外来診察の翌日の9月22日の夜も訪問看護師さんとメールでやり取りしています。
しかし、相当具合が悪かったのか、うまくコミュニケーションを取れていなかった様子です。
繰り返しになりますが、大学病院を受診した翌日の夜のやり取りです。
9月22日の履歴
看護師さん:「メール打てますか?」(20:06)
看護師さん:兄に電話を掛ける。話したかどうかは不明。兄の電話に着信履歴のみが残る。(20:17)
看護師さん:「明日伺います。もしも緊急事態ですか!今行く必要あるのであれば
一字でも『うん』でも打てますか?」(20:30)
看護師さん:「大丈夫ですか?」(20:54)
看護師さん:「明日でも大丈夫ですか?」(21:02)
看護師さん:「読めているのであれば一字だけでも返答ください。」(21:02)
兄:看護師さんに電話を掛ける。話したかどうかは不明。兄の電話に発信履歴のみが残る。(21:06)
看護師さん:兄に電話を掛ける。話したかどうかは不明。兄の電話に着信履歴のみが残る。(21:16)
看護師さん:兄に電話を掛ける。話したかどうかは不明。兄の電話に着信履歴のみが残る。(22:14)兄の携帯電話より引用
兄がショートメールを打てないような状況だけは推測できます。
ショートメールを打つかわりに、ワン切りのような形で、看護師さんの携帯電話に着信履歴を残し、生存していることを知らせたような感じですかね…。
この訪問看護ステーションは夜間対応型のステーションではありません。
たまたま当番で、この看護師さんが緊急時に備えていらしたのか、それとも業務外で、兄にお付き合いくださったのかもわかりません。
兄のことを心配下さって、ただただ、頭の下がる想いです。
看護師さんご自身も相当なストレスだったでしょうね…。
翌日の9月23日(2019年)に、兄の今後について、介護保険で入っているヘルパーさんなどの意見も聞き、兄のお世話をしていた方たちで、話し合いをしたそうです。
結論としては、『もう、これ以上、在宅での生活は無理。』だったそうです。
9月24日に訪問診療のドクターに入院のための紹介状を書いてもらったようです。
入院日は9月26日(2019年)です。
入院する病院は、緩和ケアが中心の病院です。
つまり、治癒を目指した積極的な治療が有効でなくなった人を対象とする病院です。
肉体的苦痛や、精神的苦痛を取り除いたり、やわらげたりする医療やケアを行う病院です。
入院日の前日に、ずっと兄に寄り添ってくださっていた訪問看護の看護師さんが、兄にそれとなく、たずねたそうです。
看護師さん:「○○さん(兄の名前)、もし、この病院に入院したら、そこで最期かもしれません。それでも入院されますか…?」
兄:「○○○○(自分の名前)!生きる努力をします!」
声を出すのもやっとなのに、ハッキリと自分の名前を言い、しっかりとした口調でそう言ったそうです。
最期まで、『生』に執着したということなのでしょうか…。
さすがです…。
入院先の病院で、兄は帰らぬ人となりました。
2019年10月3日、朝7時55分。
享年66歳。
2019年10月8日、荼毘に付す。
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もう、亡くなった兄の携帯電話の料金の話は終わりにしたいんですが、なかなかそうさせてくれません。
前々回の記事にも、書きましたが、携帯電話会社の料金センターのオペレーターさんから、先月の10月1日から解約日(10月23日)までの携帯料金は、兄名義の振込票をヤッチの部屋の住所に送っていただけるというお約束をいただいていました。
- 口座振替ではなく、振込票(名義人は兄)で支払う。
- 振込票は、兄の住所ではなくヤッチの住所へ送付する。
実際には、この振込票をヤッチが福祉事務所のケースワーカーさんに渡し、兄の残した現金から支払うことになっています。
でも、これは振込票を送ってもらったあとの話ですから、ここで問題となる話ではありません。
前々回の記事内での
ヤッチとオペレーターの会話
オペレーター:「○○様(ヤッチの名前)、大変お待たせしました。そうしましたら、10月1日からご解約日までの携帯料金につきましては、次回から、弟様宛てに、名義は、お兄様のお名前で、振込票をお送りさせていただくのは、いかがでしょうか?」
~ 中略 ~
オペレーター:「それでは、次回からは、振込票を弟様に送らせていただきます。ここまでのことで、何かご不明な点はございますか?」
~ 中略 ~
ヤッチ:「ファイナルアンサーなんですよね?じゃあ、次は、電気料金の話に、ステップアップしましょうか。」
先週、袋とじのハガキが届きました。
携帯電話会社からのものです。
ハガキは、亡くなった兄の住所へ送付されたものです。
転送されて、ヤッチの住所に届けられました。
ハガキには、『口座振替のご案内』と書かれています。
『携帯料金を11月25日に指定口座から引き落としをしますよ。』という通知です。
もう、おわかりですよね。
はい…。
約束していたヤッチ宛ての住所ではありません。
亡くなった兄の住所に送られたものです。
転送されるので、ヤッチの手元に届くまで、どうしても日数が掛かります。
また、ヤッチが郵便局に転送届(願い)を出していなければ、宛先不明の郵便物として、差出人の携帯電話会社に、送り返されても、おかしくない郵便物です。
袋とじのになったハガキのシールを剥がしてみました。
携帯料金の内訳だけで、ハガキは振込票を兼ねたものではありません。
つまり、この会社、約束した振込票を送ってきてくれていません。
このハガキの発行日は、11月5日になっています。
ヤッチが、最後に、この携帯電話会社のオペレーターと話したのは、11月6日です。
もしかすると、ハガキをこの携帯電話会社が送付した後に、オペレーターと話している可能性も有り、行き違いになっている可能性もあります。
またしても、この携帯電話会社に料金センターに、確認の電話です。
やり取りについては、長くなるので、省略します。
…
問い合わせたところ、結局、請求方法について、何ら、変更の処理はなされていませんでした。
_| ̄|○
何度も、変更してくれと、お願いをしていたにも、か・か・わ・ら・ず です。
_| ̄|○
変更の処理がなされていないのですから、行き違いなどというものは、発生しません。
_| ̄|○
つまり、兄が亡くなる前と、亡くなった後、携帯電話の解約前と解約後について、何ら、請求方法、支払い方法に変わりがないということ…。
この携帯電話会社の端末には、振込票をヤッチの部屋の住所へ送るという記載はないとのことでした。
手続き方法も、口座振替のままになってるとのこと…。
当然のことながら、口座振替のままなら、ヤッチの住所は必要ありませんからね…。
もう、呆れてしまいました。
残念です。
_| ̄|○
何のために、この会社に、何度も何度も電話を掛けてきたんだろう?っていう話です。
今、請求されている携帯料金ではなく、前回の携帯料金も、兄の通帳に残高が無くて、この会社は口座振替による引き落としができませんでした。
その結果、兄宛てに振込票を送って督促しています。
亡くなっているんだから、口座に入金することはできないと思うんですけどね…。
しかも、兄の現金と預金通帳は福祉事務所が預かったままです。
福祉事務所は、口座への入出金はできないと、おしゃっています。
だれも、入金できる人がいません。
このことも、説明してるんですが…。
なんで、同じことを繰り返すんですかね…。
まったく、この会社、学習能力無しです。
この会社の料金センターに電話するたびに、ヤッチ宛てに振込票を送るよう、お願いしてきたんですけどね…。
毎回のように、ヤッチの部屋の住所を教え、オペレーターさんも、復唱して確認しているんですがね…。
長谷川式認知症スケールを会社内で、実施する必要がありそうです。
普段のヤッチなら、声を荒げて、クレームを言うところですが、たぶん、申し上げても、すぐ忘れるんだろうと思い、静かに、変更していただくように、お願いしました。
今週中に、ヤッチの手元に振込票を送ると、先方はおしゃっていました。
ホントに送られてくるかは別として…。
オペレーターさんと、静かに話をしている最中、ヤッチは、ある話を思い出していました。
現在を象徴するかのようなお話です。
おばあさん:「あら、やだ、おじいさん。さっき、私と一緒に食べたばかりじゃない。」
おじいさん:「そうだったか…。食べてたか…。」
おばあさん:「そうよ。おじいさん。なにを寝ぼけたことを言ってるの?」
二人は、一週間後、医師により、死亡が確認された。
笑えない話で、今回の一件では、ヤッチにも、何か落ち度が、あるかもしれません。
しかし、この携帯電話会社ですが、社名の由来通りの会社なのかもしれませんね…。
always
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