こんばんは。
アルツ君の息子ヤッチです。
突然ですが、あなたの持っている年金手帳は何色ですか?
ヤッチの持っている年金手帳はオレンジ色です。
たしか、20歳になって、国民年金の加入手続きの際に作ったと記憶しています。
皆さんも被保険者資格取得の手続きなどで手帳を発行してもらった時のことを思い出してください。
思い出せないくらい遠い昔ですか?
生まれ年が昭和52年より後の人は多分青い色の年金手帳をお持ちなのでは?
えっ?
何が言いたいかって?
はい…。
持っている年金手帳の色でおおよその年齢がバレてしまうということなんです。
まずは下の表をご覧ください。
青色の年金手帳が発行されているのは、平成9年(1997年)1月からです。
年金手帳の色の違いは? | ||
---|---|---|
手帳の色 | 発行時期 | 発行元 |
茶色 ※ 国民年金 | 昭和35年10月 ~ 昭和49年10月 | 厚生省など |
オレンジ色 | 昭和49年11月 ~ 平成08年12月 | 社会保険庁 |
青色 | 平成09年01月 ~ 平成21年12月 | 社会保険庁 |
平成22年01月 ~ | 日本年金機構 |
昭和52年(1977年)生まれの人が20歳になるのが、平成9年(1997年)。
基本的には年金の加入は20歳になってから。
昭和52年(1977年)生まれの人が20歳になって、例えば国民年金の加入手続きを行えば、青色の年金手帳が発行されることになります。
昭和52年(1977年)生まれの人の現在の年齢は、現在の西暦-1977年=???。
Googleアシスタントに『計算博士につないで』と呼びかけて下さい。
なぜ故この平成9年(1997年)1月から青色の年金手帳が発行されているか?
多分、基礎年金番号制度の創設が関係しているのだと思います。
平成9年(1997年)1月にに基礎年金番号制度が創設され、スタートしました。
この年の平成9年(1997年)1月のから新たに青色の年金手帳も発行されています。
大きな変革の年、節目の年だったのではないでしょうかね~。
ヤッチのようにその前からオレンジの手帳を持っている人には、『基礎年金番号通知書』なる用紙が送付され、新たな青色の年金手帳は発行されませんでした。
用紙の一部をビリビリと切り取って、手帳に挟んでおきなさい的な紙切れ一枚です。
新たに手帳を発行し、古い年金手帳を回収するコストを考えたら当然のことだったかもしれませんね。
で、この青色の年金手帳ですが、さらに同じ青色でも2種類あります。
『年金手帳』と書かれた下に、『社会保険庁』と書かれている手帳。
もう一つは、『年金手帳』と書かれた下に、『日本年金機構』と書かれている手帳。
『日本年金機構』と書かれた手帳は平成22年の1月から、発行されていて、もうここまで来ると、平成生まれでないと、新規でこの手帳を持つことはできません。
ずっとずっと若い世代が持つ年金手帳とも言えるかもしれません。
いわゆる年金記録問題などの相次ぐ不祥事により、改革が進められ、社会保険庁は平成21年(2009年)12月31日に廃止(解体)されています。
翌年の平成22年(2010年)1月からは、特殊法人の日本年金機構に運営業務が引き継がれ、この時から、今まで『社会保険事務所』と呼ばれていた社会保険庁の出先機関は『年金事務所』と呼ばれるようになっています。
同時に年金手帳は、『日本年金機構』の名で発行されるようになりました。
発行元が無くなっているんですから、『社会保険庁』と書かれた年金手帳を発行するわけにはいきませんわな~。
今から国民年金などに加入されるような方にはこの『日本年金機構』と書かれた青色の年金手帳が間違いなく発行されます。
誰ですか?
今、「うらやましい…。」っておっしゃったのは?
大丈夫です!
年齢を重ねただけです!
言い方を換えれば、ちょっと『ジジイ・ババア』になっただけです。
あっ、もっとひどいか?
『二本年季が入った機構』…。
これも、ダメか…。
大丈夫です!
ヤッチのブログを読んでいるということは少なからず、介護の経験があるか、介護に興味があるはず。
あともう少しで、年を取らなくなります。
むしろ若返ります。
前の日の晩ご飯のおかずも覚えていないようになるかもしれません。
なんのフォローにもなってやしない…。
いやいや、大丈夫です!
今度はホントに。
亡くなったキノコさん、御年89歳にして、青色の『日本年金機構』から発行された年金手帳を持っていましたから。
確か、父アルツ君が亡くった際に、ヤッチが年金事務所にアルツ君の死亡届を出しに行った時のことです。(2016年、平成28年)
相談の中で、キノコさんに自分自身の老齢の年金を受給できる可能性があることがわかり、その後福祉事務所に手続きを代行してもらい、年金を受給することになりました。
キノコさんの年金請求の手続きの途中で、青色の『日本年金機構』と書かれた年金手帳を発行してもらっています。
そう、今まで一度も年金手帳を持ったことが無かったんです。
「若い人にしか発行してもらえない色の年金手帳だから大事にしな。」と冗談を言った記憶もあります。
当然、キノコさんはキョトン顔でしたが…。
ヤッチがキノコさんの死亡届を出しに行った際に、この青色の年金手帳は年金事務所に返納してしまいましたが…。
まあ間違いなく、キノコさん、一度は青色の年金手帳を手にしています。
つまり、高齢になっても、青色の年金手帳を発行してもらえる可能性はあるということです!
あとは、年金手帳を紛失してしまったような場合、再発行してもらえば、青色の年金手帳をゲットできるんではないでしょうか。
そうそう、今回の記事は、本当はキノコさんの年金のことについて、いろいろ書こうと考えていたんです。
でも、どうも話がおかしな方向に行ってしまい、年金手帳だけの記事になってしまいました。
次回こそはキノコさんの年金にまつわる記事を書きたいと思っています。
ダメですよ。
青色の年金手帳が欲しいからといって、再発行の手続きをしようなんてことを考えるのはヤッチだけにして下さい。
くれぐれも、『今』所持している年金手帳を破って捨てたりしないで、大事に保管してくださいね。
追伸
来年度、キティちゃんの年金手帳が発行されるそうです。
…ウソです。
令和4年4月1日より年金手帳が廃止になります
法律改正により令和4年4月1日より年金手帳が廃止になり、年金手帳に替えて、クレジットカードとほぼ同じ大きさの「基礎年金番号通知書」が交付されます。
これから年金制度に加入する人には、基礎年金番号通知書が交付され、年金手帳は交付されません。
すでに、マイナンバーがあれば、年金の各種届出や申請を行うことができるので、マイナンバーさえあれば、「基礎年金番号通知書」は不要なようにもみえます。
しかし、たとえば、海外に居住している方の年金の手続きや、国民年金保険料の口座振替の申し出などの手続きも、まだ基礎年金番号が必要になるため、マイナンバーに一本化というわけにいかず、「基礎年金番号通知書」が交付されるようです。
現在、年金手帳を持っている方については、特に手続きの必要はありませんが、今後、年金手帳を紛失してしまうと、新たな年金手帳は交付されずに、上記の「基礎年金番号通知書」が交付されるようです。
詳しくは、以下の基礎年金番号・年金手帳について(日本年金機構)をご覧ください。
基礎年金番号・年金手帳について(日本年金機構)
(URL)
https://www.nenkin.go.jp/service/seidozenpan/20131107.html2022年3月25日追記
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キーワード検索 : 年金手帳 社会保険庁 日本年金機構 基礎年金制度 マイナンバー 基礎年金番号通知書
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こんばんは。
アルツ君の息子ヤッチです。
2018年9月13日です。
キノコさんの年金の事を記事にしたいと思っているのに、なかなか先に進めません。
いろいろと、厄介な用事が入って、思うように記事を書けません。
今日も年金の話題ではなく、ヤッチの話題です。
「おいおい、介護のブログだろ?」
「認知症がテーマじゃないのか?」
「この記事を書けるんだから、その時間くらいあるだろ!」
「秋は大変だね?毛が抜けるから。」
と、非難の声が聞こえてきそうですが、優先して書くべきと自分で判断したことがあるので、こちらから先に書かせていただきます。
今日はブログを閉鎖する覚悟で記事を書きたいと考えています。
ランキングサイトからご訪問下さった方からすると、不快な記事かもしれません。
そのうち、消える運命のブログかもしれませんから、今しばらくご辛抱いただけると、幸いです。
今は、全米オープンテニス2018の大阪なおみ選手と同じ気持ちです。
実はこのブログの事なんですが、
ブログ内の記事を悪意のある第三者に盗用されています。
まだ、ブログそのものを乗っ取られているわけではありません。
どうも記事の一部を盗用されて、悪意のあるサイトが多量の広告(?)を流しています。
冒頭に日付を付していることに違和感をおぼえた方もいらしたと思いますが、このことに対してのわずかながらの抵抗です。
ヤッチの拙い文章力では、どういった経緯なのかおわかりにならないと思うので、画像を使ってお話しさせていただきますね。
先日、Googleで自分のブログ名を入力して検索をかけてみました。
普段あまり自分のブログを検索するなんてことしないですよね?
最近では、自分を検索することをエゴサーチと言うらしいですが、それのブログ版です。
ヤッチの書いているブログ名は、ご存知のように「アルツ君は職人」です。
これをググったところ、以下のような結果が表示されました。
画像はクリック、またはタップで拡大することもできます。
一部マーカーでURLの部分を消しています。
実際に今、「アルツ君は職人」でGoogle検索したら、きっと違う画面が表示されていると思います。
ご覧のとおり、広告のようなタイトルがいっぱい並んでいます。
タイトルはどれも通販サイトのキャッチコピーみたいなものばかりです。
タイトルも通販サイトからコピーしてきたものかもしれません。
マーカーで消した部分はサイトのURLですが、ヤッチのブログのURLではありません。
まったく知らないサイトのURLばかりです。
ヤッチは、ブログで、花柄のワンピも、真ちゅうも、ブレスも売っていません!
花柄のワンピは、お出かけするときに、たまに着るだけです!
えっ…?
話しを戻します。
おまけに検索結果のタイトル下の説明文(スニペット)には、我が父、「アルツ君」の文字が見えます。
普段のヤッチなら、「まあいいか」とやり過ごしていたかもしれません。
でも、盗用された記事が、アルツ君の亡くなったことをご報告させてもらった時のものです。
なんだか悲しい気分になったと同時に、久しぶり怒りがこみ上げてきました。
最近は怒る相手がいないのでおとなしく過ごしていました。
「アルツ君が急逝しました」で検索をかけると、もう爆発しそうな気分になるほど広告の嵐です。
盗用されている記事が父アルツ君の亡くなった時のものではなかったら、もしかすると多量の毛髪が抜け落ちるような感覚にならなかったかもしれません。
盗用と毛髪に因果関係は認められないとしても、あざ笑われているような感覚です。
やはり知ってしまった以上放置するわけにはいかないという感情が芽吹いてきました。
毛髪ではありません。
亡くなった父、アルツ君にもし今このことを報告したら、目も合わさず低いトーンでこう言うでしょう。
アルツ君:「お前、俺が死ぬまでボタモチを食わせろよ。」
まだ、いろいろと調べている段階ですが、ブログ内の記事を全部パクられているのではなく、いくつかの記事がパクられているようなんです。
今のところ、パクられていると思われる記事は、ブログの紹介文(ブログタイトル下の冒頭部分)と、その他に3つです。(いつの間にか言葉使いが汚くなっている…)
普通、自分のブログを検索すれば、最初のページには自分のブログの記事等がいっぱい表示されますよね?
ページ後半に行くほど、関係性の薄いサイトや、「髪が薄い」などのワードがヒットするはず。
でも、どうも悪意のある第三者のサイトがヤッチの書いた記事よりも上位にヒットするというあわれな結果…。
逆に言えば、Google検索結果の上位に表示されることが奴らのねらいなのかもしれません。
キノコさんの介護で、1年以上もネット環境に自分の身を置くことができなかったので、その間に量産されたのか、それとも、最近になって、量産されたのかもわかりません。
ちょっと思い当たるのは、これまでずっとRSSが全体表示(記事全部がRSS配信される)になっていたこと。
RSSというのは、最近あまり利用されていないようですが、ブログやホームページの更新情報をお伝えする技術で、タイトル、日付、記事の要約などが記されているものです。
多分、使わないだけで多くのレンタルブログなどでは配信設定がなされていると思います。
ブログまで飛んでこなくても、RSSから記事を読めますから、盗み取ることなど簡単にできてしまいます。
今更ですが、全体表示から部分表示に改めました。(FC2では配信をストップできない仕様)
それ以外にやったことは、重複しますが以下の通りです。
- ブログ名をGoogle検索
- ブログのURLをGoogle検索
- ブログのURLのhttpsを除外して
Google検索 - ブログの紹介文をGoogle検索
- ブログでよく読まれている記事を
Google検索 - 「アルツ君」、「キノコさん」など
ブログの特色となるキーワードを
Google検索 - リツイートの多かったツイートを
Google検索 - 比較的文章の長いツイートを
Google検索
他にもいろいろやっていますが上記が主なものです。
嫌になるほど網にかかります。
そこから先は、自己流…。
Google Search Console(サーチコンソール)で削除リクエストをかけたり、ウェブスパム レポートを送っています。
「スパム」については後で簡単な説明をさせていただきますが、「不正、迷惑」と考えておいてください。
「ウェブスパム」というのは、ここではGoogleをだまして、検索結果に表示される掲載順位を上げようとする不正の事です。
これをGoogleに報告するのがウェブスパム レポートです。
このウェブスパム レポートが今回のケースでは正しい対処法なのか全くわかりません。
削除リクエストは1,000件くらいしています。
Googleに対し、コピペしては送信を繰り返し、これを少なくとも1,000回はやっています。
ヤッチがスパムと判断されても仕方のないほどやらかしています。
削除リクエストについては、仮に悪意のあるサイトでも、所有権を保持していれば、削除できません。
つまり、webにたまたまキャッシュが残っているようなものだけしか削除してもらえません。
削除されなければ、順位は別として検索結果には表示され続けます。
あくまでもGoogleは検索エンジンであって、ウェブサイトを潰す権限までは持っていないわけです。
ウェブスパム レポートは、少し慎重にならざるを得ないので、少なめですが、それでも150件くらいは送っていますかね。
ウェブスパム レポートの方はヤッチがレポートを送ると、そのサイトについて審査し、スパムと判断されれば、検索結果から外されることもあるようです。
「あるようです。」と書いたのは、どうやってGoogleが処理しているのか、具体的にわからないからです。
ただし、スパムに対し、Google先生が敏感であることはこちらにも伝わってきます。
レポートしたサイトが検索結果に表示されなくなり、検索結果の画面が変化するからです。(すぐにというわけではありませんが…)
そのほかにやっているのは、被害にあっているのが確実にわかるサイトの所有者さんに、メールで連絡とかですかね。
不特定多数のスパムサイトが相手なので、ヤッチ一人の力ではどうすることもできません。
そこで、同じような被害にあっている人に連絡すれば、お互いに協力して一掃することもできるのではないかという考えからです。
参考になるかどうかわかりませんが、以下にGoogle Search Console(サーチコンソール)のリンクを貼っておきます。
いずれもGoogleアカウントが必要となるようです。
アカウントを作成したなら、所有しているブログやホームページをサーチコンソールに登録しておいた方がよいかもしれません。
自身のブログやホームページを登録しておけば、仮にハッキングされたとしても、ここからわかる場合がありますので。
- Google Search Console(Google アカウントが必要)
- 古いコンテンツの削除(Google アカウントが必要)
- ウェブスパム レポート(Google アカウントが必要)
- ※削除リクエストのページでは、「削除をリクエスト」というボタンを押すと、ページを削除できるか否か、その場でわかります。
- ※ウェブスパム レポートのページではページ下に「ウェブスパムを報告」というボタンを押すと、フォームが表示されます。
その場で結果は表示されません。
上記リンクをクリックして、ページに飛んでも、すぐに送信されたりしませんから、表示自体は可能です。
そうそう、「スパム」というのは、前述しましたが、やはり「ウェブでの迷惑(行為)、不正」という意味でいいんじゃないでしょうか。
「スパム」という文字そのものには意味はなく、例の食べ物のスパムです。
迷惑メールという言葉の方が最近では一般的ですが、相手のことを考えずに、何度も何度も迷惑なメールを送りつけることをスパムメールと呼ぶこともあります。
むしろ日本ではスパムメールがイメージしにくいので、迷惑メールという呼び方に変わってきたのではないかな?
と、いうことは、ヤッチのハゲ散らかした頭は周囲の人にとってはスパムということになるんでしょうか。
ホントのことはさておき、このスパムですが、過去に、イギリスで放送されたコントが語源になっているようです。
夫婦がスナック(食堂)に入ると、メニューにはスパムしかない。
夫婦以外のお客さんはみな、なぜかバイキング(海賊)。
奥さんはスパム嫌い…。
スナック(食堂)のママなのか、店員の設定なのか、よくわかりませんが、この人物がメニューを読み上げ、スパムを連呼する。
夫もバイキングたちもスパムを連呼。
結局この奥さんはスパムを注文させられてしまう??というコントです。
望まないものを強制的に押し付けられる迷惑行為です。
バイキングはここに掛かってくるのかな?
船を乗っ取る海賊…。
たまたまYouTubeでこのコントの動画を見つけたので、貼っておきますね。
この動画、著作権上、スパムと判断されて削除されてしまう可能性があるような…。
また、いつものごとく、話が逸れてしまいました。
上記のように削除リクエストしたり、ウェブスパム レポートを送ると、前述のようにGoogleの方で動いてくれる様子で、一時はこうした多量の広告を発信するスパムサイトが検索結果から減ります。
でも、また次の日になると、また違うサイト名で同様の広告がわんさか表示されます。
一見すると、同じサイトのように見えますが、httpをhttpsに変えたり、頭の方にwwwが付いていたりと、よく見ないと見過ごしてしまいます。(Googleでは別サイトとして扱うようです。)
そして、果たしてこれが商品を販売するサイトなのか、誘い文句でサイトに誘導し、悪事を働くサイトなのかもわかりません。
Googleの検索順位を上げる目的だけなら、もっと正攻法で順位を上げればよいのに、どうも意図することが見えてきません。
また、仮にクリックして、サイトに何も表示されなくても、何が仕掛けられているのかわかりません。
ちょっと怖くてクリックする気になれませんよね。
それに、日本語のタイトルなのに、ほぼ全部海外のサイト。
印象では、南米とかロシア、それにロシア近隣国が多いかな?
URLをコピーすることはできるので、表示されているURLの中の社名らしき部分をコピーし、検索をかけてみました。
中には下の画像のようなサイトが…。
ほとんどモザイクになってしまいましたが、ヤッチのブログを検索した時に表示されていた会社のタイトルと、その会社の説明です。
見えている部分はGoogleの警告文です。
「このサイトは第三者によってハッキングされている可能性があります。」
多分、名前を言えば、だれでも知っている海外の航空会社です。
お間違いのないように、ヤッチのブログがハッキングされているのではなく、海外のこの会社がハッキングされている可能性があるというGoogleからの警告文です。
つまり、その会社のウェブサイトが乗っ取られている可能性があるということです。
まさにハイジャック…。
ちなみに、ヤッチのパソコンはウイルスソフトによれば、ハッキングの被害を受けていないようです。
信ぴょう性は個々人のご判断にお任せするとしてですが…。
あくまでも推測ですが、ヤッチのブログを検索した時に表示されていた多くの会社は、実在する会社で、それが何者かに改ざんされた可能性が高いようです。
正規の会社等にいわゆるハッキングによって忍び込み、ウェブサイトを改ざんし、そこから広告(?)を多量にアップしている。
その際に、ヤッチのブログの記事の一部を貼り付け、偽装しているのではないかということです。
(勝手な思い込みかも?)
ヤッチのブログではなく、
他の会社・機関をハッキング
↓
会社・機関の
ウェブサイト(ホームページ等)を
乗っ取る
↓
その会社の
ウェブサイト(ホームページ等)を
改ざんし、大量の広告(?)を発信。
(広告だけとは限らない)
↓
その際に自らは文章を書かず、
ヤッチの書いた
ブログの記事を貼り付け、
記事を自動で生成。
(ツールがあるのかも?)
↓
生成した記事を
機械的に多量にアップする。
↓
たくさん改ざんした
サイトを持っているため、
同時多発的に記事をアップ。
↓
Googleの検索結果に
上位表示される。
↓
サイトに来た人を餌食に…
???
で、ここ数日、ヤッチは暇さえあれば、Googleとにらめっこ…。
見えてきたのは、被害にあっているのはヤッチだけではないということです。
Googleの検索結果を見る限り、多くの企業のホームページの文章や個人のブログの記事が盗用されています。
タイトルと説明文に整合性がないので、機械(bot)にはわからなくても、人の目ではすぐに、「あっ、これ、やられてるな。」とわかります。
SNS内の文章も盗用されています。
ヤッチはTwitterのアカウントしか持っていないので、Facebook、Instagramなどのことはわかりませんが、Twitterのツイートも盗用されているようです。
気づいていない人も多くいると思います。
もう、何を申し上げたいかわかりますよね?
今、これをご覧になっている皆さんも、ご自身のブログやホームページ、SNSについて調べておいた方がよいのでは?というご提案です。
ブログは大丈夫でしょうか?
ホームページ上の文章は盗用されていないでしょうか?
また、ご自身のブログやホームページはハッキングされていないでしょうか?
常時SSL化(https化)は済んでいますか?
関連記事:
ブログを常時SSL化しました [ アルツ君は職人 ]
早めに気づくことはとても大事です。
介護においても気づくことは重要です。
と、らしいことを書いてみる…。
まずはGoogle検索して下さい。
Yahoo検索よりGoogle検索の方がおすすめの気がします。
Google検索でスパムサイトが上位表示されなくなれば、Yahoo検索でも上位表示されなくなる可能性が高いからです。
差し支えなければ、検索設定で、セーフサーチをOFFにして、検索も実行してください。
スパムと思しきサイトを見つけても、安易にクリックしない方がよいと思います。
特徴は繰り返しになりますが、通販サイトのキャッチコピーのようなものがタイトルになっています。
説明文はブログやホームページの文章をそのまま貼り付けたような表記。
日本語の文章として成立していない箇所があります。
表示されるURLは比較的海外のドメインが多い。(改ざんしている人間が日本人の可能性もある。)
タイトルと説明文に関係性、因果関係、整合性が認められないなどです。
残念ながら、ご覧の方の中でも、ヤッチのような被害にあわれている方がいるかもしれません。
ブログの記事が、単純に他のブロガーさんに盗まれただけなら、記事を盗用したブロガーさんに削除依頼や、著作権侵害で訴えればよいだけですが、今回のケースでは、何か自分も被害者なのに加害者のようになってしまうこともありうるということです。
もちろん、記事を盗まれただけでも良い気分の人はいないと思いますし、手続だけでも時間と労力を要しますが、それ上回るような事態が起きる懸念です。
とても一個人の力だけでは、太刀打ちできないことが、最近ヤッチにもわかってきました。
消してはまた量産、消してはまた量産のイタチごっこ…。
消すといっても、検索サイトから外れてもらうだけで、閉鎖に追い込んでいるというわけでもないのです。
スパムサイトは存続します。
ゼロにすることはできないかもしれませんが、多くの皆さんの力を借りれば、減少させることはできると思います。
まだ、解決法が何も見つかっていないままでの情報発信となりましたが、注意喚起の意味で、記事を書かせていただきました。
ご存知のない方にもぜひ教えてあげてください。
まあ、こんなことを申し上げると、スパムサイトがこの記事をみて、ヤッチに対して嫌がらせをしてくるかもしれません。
今でも、windowsの更新プログラムがインストールされると、最後に「ドクロマーク」が表示されるのではないかと、モニタから目を離せないくらいです。
とにかく、この記事を書くには勇気が必要でした。
自分の甘さを露呈するわけだし、記事を読んでいただける機会も減ってしまうと思います。
既に、今、ご覧の方の何パーセントかは、「エンガチョキッタ!」の文字が浮かんでいると思います。
「それでも、いいよ。」と慈悲深くお考えいただける方は、大変厚かましいお願いですが、ディスポの手袋を装着して、よき解決法を教えていただけるとうれしいです。
また、記事内容に間違った箇所が有れば、ご指摘ください。
それまで、このブログが有ればの話ですが…。
(; ̄ー ̄川 アセアセ
乱文ご容赦のほど…。
(; ̄ー ̄川 アセアセ
このブログ内にも簡単にリツイートできるボタンを各所に設けています。
ぜひ、Twitterなどで多くの方に知らせて下さい。
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こんばんは。
アルツ君の息子ヤッチです。
キノコさんの年金の話を書くと申し上げておきながら、ずっと記事を書いていませんでした。
ようやく記事を書けそうです。
まあ、ヤッチ一人が空回りしているだけで、年金の話はややこしいし、興味を引く話題ではないかもしれませんね。
最初のうちはちょっと難しい説明になりますが、ウザくても粘り強くご覧下さいね。
と、誰に同意を求めているんですかね?
母キノコさんですが、亡くなる1年ほど前まで、老齢に関しての年金をもらっていませんでした。
老齢基礎年金(国民年金)と老齢厚生年金(厚生年金)を受給しておらず、いわゆる無年金者でした。
老齢厚生年金はご存知のように、厚生年金に加入している会社(適用事業所)などに勤めたことがある方に支給される年金です。
現在も条件を満たせば、仮にその会社に1ヶ月しか勤めていない場合でも、その分の年金をもらえます。
で、キノコさんです。
ずいぶん過去の話ですが、そういった会社に勤めたことが無いか、ヤッチがたずねたことがあります。
ヤッチ:「昔さ、会社勤めしたことってないの?」
キノコさん:「そうね…。結婚する前にちょっとだけ出たことはあるけど、○○会社なんて、名前の付く大きな会社には勤めたことはないわね…。」
ヤッチ:「終戦後?終戦前?」
キノコさん:「終戦後よ。だって終戦前は女学校に通っていたんだから。それに…。」
ヤッチ:「『それに…。』ってなに?」
キノコさん:「それに、10年も20年も長く勤めたことないし、『あんたはもらえる資格がない』って言われたことがあるわ。」
ヤッチ:「誰が言ったの?社会保険事務所(今の年金事務所)の人?」
キノコさん:「たぶんそうだと思うけど、覚えていないわ。『脱退手当金をもらっているからダメだ』みたいなことを言われたような…。おじいちゃんの年金の手続きの時かしらね…。」
『おじいちゃん』というのは、キノコさんの夫、アルツ君のこと。
アルツ君はずっと植木職人だったわけではなく、サラリーマンをしていた時期があります。
サラリーマンの時期は結構長く、その期間が25年近く有ったので、老齢基礎年金、老齢厚生年金、両方の年金をもらっていました。
脱退手当金というのは、昔の年金制度の中で、将来年金として結びつかない人のために、いわば救済措置として、年金ではなく一時金と支給する制度。
積み立てを中途解約するような制度です。
現在の法制下でも、もらえる人は限られると思いますが、残っている制度かと。
でも、『脱退手当金をもらっている』というのはキノコさんの記憶違いか何かの間違いです。
少額とはいえ、まとまったお金が一時金として入るのですから、本人の記憶として残っているはず。
後に、これはやはり年金事務所に、記録として残っていませんでした。
その時の会話はそれでおしまい。
ヤッチもそれ以上追及することはありませんでした。
時が流れます。
父、アルツ君が亡くなります。
2016年(平成28年)11月3日の事です。
関連記事:
アルツ君は老齢基礎年金・老齢厚生年金を受給していましたから、年金をもらっている人が亡くなれば、自治体に出す死亡届とは別に、年金事務所にも死亡届を出す必要があります。
通常、年金は2ヶ月に一回の支給で、その2か月分を1ヶ月遅れでもらいます。
この『1ヶ月遅れ』によって、年金をもらっていた人が亡くなると、特別な事情が無い限り、まず例外なく、もらい損ねた年金が発生します。
未支給年金というやつです。
アルツ君は11月に亡くなっていますが、亡くなった月の11月分の年金まで受給できます。
10、11月分の年金は翌月の12月に支給されることになっています。
12月では、アルツ君本人はもう亡くなっていて、受け取ることができないので、この2ヶ月分が未支給年金。
年金事務所に提出する『年金受給権者死亡届』には、この未支給年金を請求する手続きの用紙がセットになっています。(2018年現在)
未支給年金をもらえるのは、生計を同一にしていた親族等、つまり我が家の場合、キノコさんがもらうことになります。(先取権順位は配偶者が一番上)
またアルツ君は、亡くなっていて、自分で自分の死亡届を出しに行けませんから、キノコさんが手続きをすることになります。
アルツ君は、亡くなった当初は特別養護老人ホームに住民票がありました。
キノコさんは生活保護を受給し、アパートで独り暮らし。
二人の住民票は別々…。
さらっと書いてしまいましたが、別々に暮らしていたのだから、『生計を同一にしていた』とは言えないのでは?という疑問が残ります。
でも大丈夫。
面会などで、定期的な音信が有れば、年金受給の際は、『生計同一』関係が認められるようです。(第三者の証明が必要。)
ドキッとされた方は、これから先の事を考え、ホームにはなるべく足を運びましょう。
で、当時のキノコさんはアルツ君が亡くなったばかりですし、とても一人でそんな手続きをする余裕はありませんでした。
それを抜きにしても足腰が弱っていて、年金事務所に手続きに出向くことができる健康状態ではありませんでした。
ヤッチがキノコさんに委任状を書いてもらい、ヤッチが手続きすることになりました。
ここで、一般の人と違うのは、キノコさんが生活保護を受けているということ。
生活保護を受け、未支給の年金を受け取ると、それは収入として、後日、福祉事務所に申告しなくてはなりません。
年金を扱う年金事務所と生活保護を扱う福祉事務所との間に横のつながりはありません。
これまで受けていた保護費によって変化しますが、受け取った年金を申告すれば、『返還金』として、キノコさんの場合、全額福祉事務所を介し、国や自治体等に返納です。
生活保護を受けていなければ、受け取った年金は一時所得として、金額によっては所得税の申告が必要になることもありますが、概ね全部自分のもの。
相続税の対象となるようなこともありません。
でも、キノコさんは生活保護を受けていたので、『それだけのお金が有ったなら、生活保護費を支給しなくても自分の生活を賄えたんだから、お金を返してくださいよ。』という論理のもと、返還しなくてはなりません。
申告しなければ、当然、昨今話題の不正受給になる可能性大です。
何が申し上げたいかと言えば、キノコさんが未支給年金を請求し、それをもらったとしても、キノコさんの手元には一円も残らないということです。
バッシングを受けそうなので、お断りしておきますが、保護費相当額のお金は手元に残って、プラスアルファのお金は入らないという意味です。
おまけに、その手続きをヤッチが代わってやるので、ヤッチの駄賃は出ません。
未支給年金の請求は福祉事務所に相談してから提出することにして、死亡届だけを提出しようと、ヤッチは予約を取らずに、最寄りの年金事務所に出かけました。(予約優先で待たされます。)
たしか、2016年11月の末だったと記憶しています。
死亡届だけを出して、未支給年金の請求はしないということは、後々、波紋を呼ぶことになるのですが、これはまた別の機会にお話ししたいと思います。
ヤッチには別の目的がありました。
未支給年金の請求ではなく、キノコさん本人が老齢年金をもらえるかの相談です。
もし、キノコさんがこの先老齢年金をもらえて、その額が多ければ、生活保護を受けなくても済むかもしれないと考えたからです。
金額によっては、生活保護の『返還金』となってしまうかもしれませんが、キノコさんの60歳時点にさかのぼって、老齢年金をもらえるかどうか、今後何かあった場合にそなえて、調べておくことは悪いことではないように思えます。
キノコさんの世代だと、年金の受給資格が有れば、60歳から老齢厚生年金を受給でき、65歳から老齢基礎年金と老齢厚生年金の両方の年金をもらえます。
キノコさんは昭和3年生まれですから、もしもらえるならば昭和63年から、亡くなる平成30年4月まで年金を受けられることになります。
この時はまだ、こんなに早く亡くなるとは思っていませんでしたから、『将来ずっともらえる』の方が正しい表現かな?
この過去にさかのぼった相談をしようというのがヤッチの考えでした。
年金事務所の相談窓口で、アルツ君の死亡届を出した後、ヤッチは切り出します。
ヤッチ:「母からもらった委任状があるので、母の年金についてもお伺いしたいことがあるんですが?」
相談員さん:「はい、どういった事でしょうか?」
ヤッチ:「実は母なんですけど、年金を受給していません。過去にさかのぼって、受給資格が有るか調べて欲しいんですけど?」
相談員さん:「わかりました。お母様の生年月日を教えてください。」
このあと、キノコさんの生年月日のほかに、旧姓だとか、アルツ君といつ結婚したかとか、職歴等々、いろいろ聞かれました。
ヤッチ、キノコさんがアルツ君といつ結婚したかも知りませんでした。
まあ、年金事務所のデータに有ったようなので、この辺は問題無かったんですが…。
相談員さん:「お母様、もしかすると年金がもらえるかもしれませんよ。」
ヤッチ:「それは、どういう理由で?」
相談員さん:「ご主人様(アルツ君)と婚姻期間が長いので、よく計算してみないとわかりませんが、それだけで、まず国民年金の受給資格を満たしそうですよ。」
ヤッチ:「ほんとですか?」
相談員さん:「はい、カラ期間といって、年金額には反映されない期間なんですけど、もしお勤めとかしていたら、そのお勤めしていた期間の年金(老齢厚生年金)が出るかもしれません。」
ヤッチ:「脱退手当金をもらっているとか、本人は申しておりましたが…??」
相談員さん:「ハッキリとここで『もらえます』とは、断言できませんが、脱退手当金の事が有っても、受給できる可能性の方が高いです。」
ヤッチ:「勤めに出たことがあると申していましたが、長くは勤めていなかったようなので、もらえる金額も少ないんでしょ?」
相談員さん:「それを計算するためには、お母様がいつ、どこにお勤めだったか、どの程度の期間お勤めだったか照会をかける必要があります。お母様がお勤めだったという会社は?」
どうも、相談員さんの前にあるパソコンには、キノコさんの職歴も年金額も表示されているような気配。
おわかりになっていながら、こちらに探りを入れている様子にさえ見えます。
ヤッチ:「ここは電話を使用してもいいんですか?もし、OKなら、家にいると思うので、確認できると思いますが?」
相談員さん:「構いませんよ。」
ヤッチはキノコさんに電話をかけます。
キノコさん:「もしもし。」
ヤッチ:「今、大丈夫?○○詐欺を働こうとしているお宅の息子なんですけど?」
キノコさん:「…。」
ヤッチ:「冗談だよ。俺の生年月日は昭和○○年○○月○○日。父の名前は○○○。頭が大分というか救いようのないほど薄くなっています。○○川で旦那さんが拾ってきた次男。」
キノコさん:「やーだ。びっくりさせないでよ。それでなくても心臓が悪いんだから…。」
ヤッチ:「今、年金事務所に来ているんだけど、あなたの事で相談してるんだよ。前に勤めていたことがあるって言ってたよね?」
キノコさん:「うん。ずいぶん前にね。」
ヤッチ:「なんていう会社に勤めていたか覚えてる?」
キノコさん:「覚えてないわ…。名前なんか無かったと思うわ。最初に勤めたところは、みんな『かまぼこハウス』って呼んでたわ。」
ヤッチ:「『か・ま・ぼ・こ・ハ・ウ・ス』…?工場か何か?」
キノコさん:「違うわよ。なんと言ったらいいのかしら、今なら、ウエイトレスみたいな仕事よ。」
ヤッチ:「それは初耳だな。そのウエイトレスをやっていた店の名前が『かまぼこハウス』なの?」
キノコさん:「違うわよ。家族が来る食堂よ。進駐軍の家族。その進駐軍の将校たちが住んでいる家の事を当時は、『かまぼこハウス、かまぼこハウス、』って、呼んでたのよ。牧師さんもいたわよ。」
ヤッチ:「へー!これまた、驚きだなー。どこに有ったの?」
キノコさん:「あれはね…。今でいったら、どこになるのかしら。都電くらいしか通って無かったからね。皇居のそばよ。」
ヤッチ:「皇居?そんなところに食堂が有ったの?」
キノコさん:「そうよ。お濠のすぐそばよ。食堂が有ったのは、『かまぼこハウス』の中よ。」
ヤッチ:「ははー。ちょっと見えてきたぞ。GHQ関連の施設か何かだ?」
キノコさん:「そうそう。当時はGHQって言うより、みんな進駐軍って言ってたのよ。」
ヤッチ:「で、そこ以外に勤めたところは?」
キノコさん:「そこがだんだん人手が余ってきたかしら…。よくわからないけど、『五反田の方に行ってくれ。』って言われたような気がするわ。」
ヤッチ:「五反田?なんていう会社?」
キノコさん:「それも名前が無いのよ…。確か、島津藩の別荘か何かが有ったのよ。」
ヤッチ:「別荘?島津藩というのは薩摩の島津藩のこと?」
キノコさん:「そうよ…。なんて言ったらいいのかしら、別荘かどうかは、ハッキリしないけど、旧の島津藩の公爵の家が有ったのよ。そこに進駐軍の将校たちが寝泊まりするところが有ったのよ。」
ヤッチ:「そこで、何をしてたの?」
キノコさん:「やっぱり、ウエイトレス…。食堂よ…。」
ヤッチ:「へー、今のメイド喫茶の先駆けだねー?」
キノコさん:「メイドさんというのは別にいたわ。五反田の方にいたかどうか、覚えてないけど、『かまぼこハウス』には、たしかメイドさんがいて、その子たちがお世話をしてたわ。わたしはウエイトレス。でも当時はウエイトレスなんて言葉、使わなかったわよ。」
ヤッチ:「じゃあ、その五反田の食堂、旧島津藩邸とやらもやっぱりGHQ関連?」
キノコさん:「そうね…。そういうことになるのかしらね…。」
ヤッチ:「よしゃー、わかった。相談が終わったら、なるべく早くそっちに行くよ。」
ヤッチは電話を切ります。
目の前にいらした年金事務所の相談員さんはキノコさんとヤッチの電話の内容がほぼわかっている様子で、照会票を用意して待っています。
ヤッチ:「お待たせして、申し訳ありません。GHQ関連の食堂でウエイトレスをしていたことがあるようです。一つは皇居のお濠の近く。」
相談員さん:「2ヶ所以上では、ございませんでしたか?」
ヤッチ:「母の話では、2ヶ所です。」
そうしましたら、ここにまず、『駐留軍』でもいいし、『進駐軍』でもいいので、お勤め先のところに書いてください。
相談員さんが照会票の用紙をヤッチの目の前に置きます。
ヤッチは相談員さんの言われるままに、用紙を埋めていきます。
相談員さん:「こちら(日本年金機構)の記録は2ヶ所だけなので、お母様のおっしゃる記憶は間違っていないと思います。」
ヤッチ:「書かせてもらった記録なんですけど…。母が皇居のそばだと言っていた『かまぼこハウス』と『旧島津藩邸』の順番が逆ですけど?『かまぼこハウス』が先に勤めていた所だと母は言っていましたが?」
相談員さん:「厚生年金の加入期間を把握するためのものですし、こちらで把握していますので、書き換えなくても大丈夫です。」
画像のように、相談員さんに言われるままに書きましたが、母の記憶が正しいとすると、『かまぼこハウス』が先で、五反田の方を後に書かなくてはいけません。
また、『ビレッチングセクション』と書けと言われましたが、これがキノコさん言う『かまぼこハウス』のことなのでしょうか?
質問するのを忘れました。
未だに謎のままです。
GHQ関連の資料を調べても、よくわかりません。
なんとなくですが、駐留軍の個人住宅のことを『ビレッチングセクション』と呼ぶような感じですが…???。
このあと、相談員さんの目の前にある端末(パソコン)によって、キノコさんの厚生年金の加入記録が、短い期間ですが、19ヶ月あることがわかりました。
国民年金、つまり老齢基礎年金については、受給資格が有るというだけで、もらえる金額はゼロだと思っていましたが、アルツ君との婚姻期間が長かったおかげで、『加給年金』や『振替加算』が付きそうです。
この説明はヤッチにはとても難しいので、日本年金機構のリンクを貼っておきます。
要は、キノコさんのもらえる年金が増えるということです。
国民年金から老齢基礎年金を受給できるということは、キノコさんの19ヶ月分の厚生年金加入期間も老齢厚生年金として受給できることにつながります。
参考:
- 加給年金額と振替加算~日本年金機構
この時はまだ、年金の請求をしていませんから、請求してみないと、受給できるかどうかはわかりません。
ヤッチ:「今、ここで、年金額の計算を出せますか?」
相談員さん:「概算程度でよろしければ、出せますけど。あくまでも見込み額ということなら。」
このあと、キノコさんの年金額も出してもらいました。
年額で、30万円を少し下回る程度、月額にすると、2万5,000円に届かないくらいですかね。
少額であるにせよ、ちり、もつ、レバー、山に盛るです。
ヤッチ:「これ、時効に引っかかる可能性というのはどうなんでしょう?今も5年ですか?」
相談員さん:「そうですね。ご存知のように、年金は請求をしていないと、5年までの分しか支払われません。それより前は、原則、時効になってお支払いはできません。」
ヤッチ:「時効にならないで、特例で受給権を獲得した当初までさかのぼって支払われる可能性もありますよね?」
相談員さん:「『時効特例給付』というのが、ございますが、これも請求を掛けてみないと、今ここでお答えできる内容ではございません。」
年金は請求があってはじめてもらえるもの。
65歳で年金をもらうことができるのに、請求をしないでそのまま放置し、例えば80歳になって請求の手続きをしても、過去にさかのぼってもらうことのできる年金は、75歳からの5年分だけ。
それより前の年金は時効でもらうことができなくなってしまいます。(将来の分は変更なくもらえます。)
つまり10年分損をしてしまうということになります。
『時効特例給付』というのは、いろいろ条件がありますが、簡単に言ってしまえば、この5年の時効に関係なく、もっと前の年金も支払われるというものです。
参考:
- 年金時効特例法の施行について~日本年金機構
今の例なら、10年分損をしたという部分についても全部支払われる給付制度です。
ただし、特例に該当するかどうかには細かな条件があります。
ヤッチ:「わかりました。請求するかどうかは、本人の意思確認も必要だし、福祉事務所とも相談しないとですから、請求の用紙だけいただけますか?それと父の遺族厚生年金の請求の申込書も?」
相談員さん:「せっかくもらえそうなのですから、すべて請求をされたらよいと思いますよ。請求が遅くなれば、どんどん時効で金額が目減りしてしまいますし…。」
ヤッチ:「ありがとうございます。できるだけ、その方向で動いてみます。ありがとうございました。」
ヤッチは年金の請求の際の添付書類の説明を受け、年金事務所を後にしました。
勘違いしないでくださいね。
これ、アルツ君が亡くなって間もない2016年11月の話ですからね。
ヤッチはキノコさんの部屋に戻ります。
キノコさん:「何だったの?」
ヤッチ:「『何だったの?』って、ご挨拶だね。奥様の年金の相談をしてきたんじゃないかよ。」
キノコさん:「あらまー。それで?」
ヤッチ:「年金をもらえそうだよ。」
キノコさん:「いつから?」
ヤッチ:「請求をしてみないとわからないよ。なんだか提出する添付書類がいっぱいあるからし…。住民票をもらうにも、年金の委任状とは別の委任状が必要。それに、奥様の場合は、サイパン島から書類を取り寄せなくちゃいけないみたいなことを言ってたからさ…。」
キノコさん:「サイパンに行かなくちゃダメなの?」
ヤッチ:「どこにそんな金が有るんだよ???」
キノコさんはサイパン島生まれ。
だからって、ヤッチはハーフではありませんよ。
キノコさんは日本人。
戦前のサイパン島は日本の統治領。
キノコさんの父親(広島県出身)が神戸からサイパン島に移り住み、今は幻となった新聞社を経営していたそうな…。
多くの島民の下男を抱え、優雅な生活を送っていたと聞いております。
社長令嬢だったんですね~。
浜辺にはオコゼが沢山いるから泳いじゃいけないと親から言われ、あんなに綺麗な海なのに一度もサイパンの海で泳いだことが無かったそうです。
なので、かなづち。
また、昭和初期のサイパン島には沖縄県の人たちも多く移住していたと、この時初めてキノコさんに教えてもらいました。
さらに余談ですが、サイパン島には、タピオカ工場が有り、タピオカ工場の前を通ると、『臭かった。』と本人が申しておりました。
キノコさんのタピオカ嫌いはここに原点があったようです。
結局、いわゆる『サイパン島の玉砕』の前に、戦火を逃れるため、船で内地(日本)に何日もかけて戻って来たそうです。
そこからは、ずっと東京住まい。
十分、身バレしそうな勢いですが、話しを年金の話に戻します。
ヤッチ:「お宅が『かまぼこハウス』でウエイトレスしていた時の記録が出てきたから、厚生年金も出そうだよ。」
キノコさん:「えー。そんなのまでもらえるの?」
ヤッチ:「多分、キノコさんが60歳になった時点では、この記録がデータベースに無かったんだと思うよ。」
キノコさん:「どういうこと?」
ヤッチ:「昔はパソコンなんて無かっただろ?」
キノコさん:「そうね…。」
ヤッチ:「会社で何か記録するにしても、今みたいにパソコンに入力していたんじゃなくて紙の帳簿に記録していたと思うよ。紙の記録を役所に持って行って、また紙の記録にするんだから、ミスが出るよ。」
キノコさん:「まあ、そーね…。」
ヤッチ:「で、紙に記録するんじゃなくて、パソコンに入力して、オンライン化したのは、多分平成になってからだだから、最近になって記録が出てきたんじゃない???」
キノコさん:「なんだか、よくわからないわ…。」
ヤッチ:「俺だって、推測で話してるんだからわからないよ。」
キノコさん:「まー。」
ヤッチ:「記録は出てきたのはいいけど、旧姓の記録で、誰だかわからないし、どこにいるのかもわからないから、連絡のしようが無かったっていう話になるじゃないかと思うよ。」
キノコさん:「ややこしい話しねえ…??」
ヤッチ:「紙台帳をパソコンに入力して、データベースとして蓄積する作業が順調にいかなかったんじゃないかな。未だに処理しきれてないらしいよ。」
キノコさん:「データベース???」
ヤッチ:「わかりやすく言えば、紙の記録を日本年金機構のパソコンに放り込むんだよ。」
キノコさん:「まあ!乱暴ね!」
(その2)へつづく
→ 70年前の戦後の記憶と記録(その2)
Photo:ウィキメディア・コモンズ (Wikimedia Commons)
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こんばんは。
アルツ君の息子ヤッチです。
前記事からのつづきです。
前記事:
2016年頃の会話です。
ヤッチ:「それにしても、よくいろいろと覚えてたよね。すごいよ。」
キノコさん:「何が?」
ヤッチ:「勤め先のことだよ。」
キノコさん:「あー。あれね。戦争の前後の事はよーく覚えているわよ。」
ヤッチ:「でも、俺、今まで一度もウエイトレスをしてたなんて聞いたことないぞ。」
キノコさん:「『かまぼこハウス』のこと?」
ヤッチ:「そう。」
キノコさん:「当時はまだね、あんたは知らないと思うけど、進駐軍のところで働いているなんて、大っぴらにできなかったのよ。」
ヤッチ:「なるほど…。敗戦国だもんな…。でも、今はそんなの関係ないじゃん?」
キノコさん:「そうだけど。あんたに教えてなかった?」
ヤッチ:「そこは忘れてるんだね?」
キノコさん:「もう、何十年も前の話よ。」
ヤッチ:「そうだよな。70年前?いや、もっと前か?終戦はいつだっけ?」
キノコさん:「昭和20年。」
ヤッチ:「さすが!」
キノコさんには結局、見せてあげることはできませんでしたが、最近になって、当時のことをいろいろ調べていたら、キノコさんの言っていた『かまぼこハウス』の写真が出てきました。
しかも、カラー…。
画像はクリック、またはタップで拡大可能です。
どうやら、『かまぼこハウス』の正式な名称は『パレス・ハイツ(Palace Heights)』が正解なようです。
現在の三宅坂周辺、跡地には国立劇場、最高裁判所が建っている場所です。
現在の住居表示でいけば、東京都千代田区隼町。
東京にお住いの方なら、だいたいどの辺りか見当が付くのではないでしょうか。
このキノコさんが言っていたパレス・ハイツは、昭和20年12月にアメリカ軍に接収(取り上げられること)され、昭和33年11月に返還されるまでの間、アメリカ軍将校の宿舎として使用されていたようです。
キノコさんの話では軍人さんだけではなく、その家族も住んでいたと言っていましたから、1棟ごとに家族が住んでいたのかもしれません。
記事のトップ画像を含めて、転載させてもらった画像は、国立国会図書館デジタルコレクションのモージャー氏撮影写真資料です。
国立国会図書館は今なら首都高速4号線を挟んで『かまぼこハウス』とお向かいになるロケーションですね。
図書館の資料によれば、当時GHQの文官として勤務していたアメリカ人モージャー(Robert V. Mosier)氏が撮影した写真を後の2008年に、その親族が国会図書館に寄贈したようです。
モージャー氏撮影写真資料(一部抜粋)
- 受入
- 2008年、米国在住のモージャー(Robert V. Mosier)氏の親族からカラースライド(304枚)の寄贈を受けた。当館においてデジタル化作業を行い、2017年、デジタルコレクションで公開した(なお、デジタルコレクションでの公開にあわせ、紙の複製資料(憲政資料室収集文書1416)は利用不可)。
- 主な内容
- モージャー氏が、第二次世界大戦後、GHQの文民スタッフ(civilian secretarial staff)として1946年4月から1947年1月まで日本に滞在した際、東京、名古屋、広島等の全国各地で撮影した街頭風景や建築物のカラー写真。
画像については、「インターネット公開(保護期間満了)」となっていて、著作権保護期間が満了しているので、転載可能のものです。
ただ、モージャー氏撮影写真資料は304枚もの画像が収録されているので、ちょっと全部を紹介するわけにはいきません。
記事の最後に一部を紹介しますね。
また、すべてをご覧になりたいという方のためにリンクも貼っておきますね。
参考(引用元):
- 国立国会図書館デジタルコレクション
- モージャー氏撮影写真資料
(国立国会図書館デジタルコレクション内)
この、キノコさんの勤めていたという『かまぼこハウス』ですが、何でこんな形だったんでしょうかね。
たくさんの駐留軍兵士を収容しなくてはならないため、この形状のものの方が早く作れたのでしょうか?
紹介させていただいたモージャー氏撮影写真資料とは別のサイトに、白黒ですが、より鮮明かつ全容を見ることができる写真を見つけました。
(クリックで拡大できます。)
Tokyo, Japan 1917-1950: Rare Images Of Love, Loathing And Life
東京、日本1917-1950:愛、嫌悪、そして日常の希少な写真1946年6月10日
当時のパレスハイツGeneral view of Palace Heights looking towards downtown Tokyo on June 10, 1946. In background is the Imperial Palace and the moat surrounding the grounds of the emperor. The first families are expected to arrive next month at which time the project is expected to be finished. (AP Photo/Charles Gorry)Ref #: PA.116077081946年6月10日、東京の都心部を見下ろすパレスハイツの概観。写真後方には皇居とそれを囲むお濠が見えます。 最初の家族は来月に到着する予定で、その時点でプロジェクトは終了する予定です。(AP Photo / Charles Gorry)参照番号:PA.11607708
FLASHBAKのページの中段以降に画像があると思いますが、大そうな敷地面積…。
ヤッチはキノコさんが『食堂』なんて言うから、こんな大規模なものだとは思いませんでした。
ヤッチ:「『かまぼこハウス』の後に今度は五反田に勤めたんでしょ?」
キノコさん:「島津家ね。」
ヤッチ:「五反田のどの辺?どっち口?」
キノコさん:「どうだったかしら…。」
ヤッチ:「そこも食堂だったんでしょ?」
キノコさん:「そう、丸々一つのお屋敷をレストランというか、食堂にしてたのよ。将校の宿舎よ。ペーペーは居ない…。」
ヤッチ:「それが旧島津公爵邸ということだ?」
キノコさん:「そうそう。」
こっちの方は、『五反田 島津藩』で検索をかけると、すぐにわかりました。
現在の清泉女子大学の本館になっています。
旧島津公爵邸は戦後昭和21(1946)年1月にGHQに接収(取り上げられること)され、駐留軍の将校宿舎として昭和29(1954)年まで使用されていたようです。
参考リンク:
- 旧島津公爵邸の画像
スマホでは表示されないかも?
(Google マップ)- 清泉女子大学ホームページ
(清泉女子大学トップページ)- 旧島津公爵邸と清泉女子大学のあゆみ
(清泉女子大学ホームページ内)
ヤッチ:「戦後まもない頃だから、通うのも大変だったでしょ?」
キノコさん:「どうだったかしら?どうやって通ってたか、そこだけはあまり記憶がないわね…。」
ヤッチ:「職場の雰囲気はどうだったの?」
キノコさん:「あんまり、おしゃべりした記憶がないわね。食堂に来る将校はみな紳士だったわよ。ただ、軍隊だから、軍人同志は規律が厳しいの。『イエス・サー!ノー・サー!アイ・ドント・ノー・サー!』って…。」
ヤッチ:「ふ~ん…。給料はどうだったの?GHQ関連だから結構いいお金もらってたんじゃない?」
キノコさん:「そうね、おそらく日本の会社に行くよりはもらっていたかもしれない。いくらだったかしら?700円?7,000円?覚えてないわ。」
ヤッチ:「米軍さんだから、チップとかくれたんじゃない?」
キノコさん:「ヒ・ミ・ツ…。」
ヤッチ:「なんだ?今さら。」
キノコさん:「チップをもらっちゃダメだって言われてたから。」
ヤッチ:「デートのお誘いは?」
キノコさん:「やーねー。」
ヤッチ:「どう考えたって当時は日本人より外人さんの方がお金を持っていただろ?お妾さんになる人だっていたんじゃない?」
キノコさん:「そういう人も確かにいたわね。お金が無くて自分の家族のためにっていう人もいたわ。」
ヤッチ:「で、キノコさんは?」
キノコさん:「…。」
キノコさんが指でバッテンマークを作ります。
ヤッチ:「なんだ?どういうこと?」
キノコさん:「『ベービーちゃん、ダメね…。』って…。」
ヤッチ:「なんだ?なんだ?ちゃんと教えろよ。」
キノコさん:「当時は、働いているみんなに、将校たちが、あだ名を付けていたのよ。だから、当時働いている人の名字とか、全くおぼえていない…。」
ヤッチ:「で?」
キノコさん:「わたしのあだ名はベービーちゃん。」
ヤッチ:「へー。なんで?」
キノコさん:「他の人に比べると、幼い顔をしていたから。」
ヤッチ:「へー!ベービーちゃんね。じゃあ、これから、ベービーちゃんて呼んでやるよ。」
キノコさん:「やめてよ。」
ヤッチ:「それで、なんで、将校が『ベービーちゃん、ダメね…。』って言ったわけ?」
キノコさん:「真面目だったから。」
ヤッチ:「誰が?」
キノコさん:「ワ・タ・シ…。」
キノコさんは人差し指で自分の鼻をツンツンします。
ヤッチ:「ああ、なるほど!誘いにキノコさんが乗ってこないから、『ベービーちゃん、ダメね…。』なんだ?」
キノコさん:「そ。もういいでしょ!」
ヤッチ:「でもさ、その時、キノコさんが誘いに乗っていたら、アメリカ暮らしだったかもな?」
キノコさん:「そうね…。そのかわり、あんたも、ここに、いないわね!」
キノコさん
さすがでした…。
(; ̄ー ̄川 アセアセ
お約束通り、モージャー氏の写真(一部)を載せておきますね。
これらの写真は何年か前に、話題になったらしいですが、ヤッチは最近知りました。
ご存知の方も多いかもしれませんが、ご存知ない方のために…。
自分の知っているところが有ったりすると、結構感動を覚えます。
当時を知る貴重な資料として、ずっと残しておきたいですね。
画像はクリック、またはタップで拡大可能です。

東京会館
帝国劇場
第一生命館
大正生命ビル
日比谷帝国生命館
~東京都~

帝国ホテル~東京都

明治生命館~東京都

日比谷公園交差点
(有楽門前)での
交通整理の
米軍兵士と
日本人警察官
~東京都~

国会議事堂
と
スクールバス
~東京都~

岸本ビル
内外ビル
日本郵船ビル
東京海上ビル
~東京都~

東京PX(松屋本店)
~東京都~

日比谷帝国生命館
(後の朝日生命)
~東京都~

聚楽園弘法大師像
と
米軍軍人
~愛知県~

原爆ドーム
(広島県産業奨励館)
~広島県~

原爆ドーム
(広島県産業奨励館)
と
焼け跡風景
~広島県~

名古屋松坂屋~愛知県

大阪PX
(そごう大阪店)
~大阪府~

占領軍クラブSTORK CLUB
(後藤家木曽川別荘)
入り口の看板
~岐阜県~

製作中の和傘
~岐阜県~

製作中の和傘02
~岐阜県~

女性
と
南大津通7丁目の標識
~愛知県~

名古屋城の焼け跡
~愛知県~

通行人~愛知県

日用品店
(オカヤ商店)
~場所不詳~

平安神宮神宮道
(表参道)
と
大鳥居
~京都府~

美容室
ビューティーセンター
名宝マロミ美容室分室
と
通行人
~場所不詳~

少年たち~場所不詳

建設中の丸栄百貨店
~愛知県~

露店と
映画演劇の
広告看板
~愛知県~

松坂屋前の路上
~愛知県~

京都市役所
「CityHall」の表示あり
~京都府~

名古屋市役所愛知県庁
~愛知県~

空襲で
被災した
松坂屋
~愛知県~

4人の子ども
と
富士山
~山梨県山中湖畔~

横浜駅東口駅舎
~神奈川県~

参謀本部焼け跡
~東京都~

アーニーパイル劇場
(東京宝塚劇場)
~東京都~

東京駅丸の内駅舎
(修理中)
~東京都~

第一生命館前
の
マッカーサー乗用車
~東京都~

第一生命館前
の
マッカーサー元帥
~東京都~

第一生命館前の軍人
~東京都~

第一生命館~東京都

現在の第一生命本社
~東京都~

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