アルツ君は職人進行性核上性麻痺の疑いのある元植木職人のアルツ君(父)、アルツ君の愛妻キノコさん(母)、そしてアルツ君の息子ヤッチの日々の生活を紹介しています。
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妖怪ゴゴ、救急搬送!

2015/05/07 (木)  カテゴリー: アルツ君
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救急車専用入口

こんにちは。

アルツ君の息子ヤッチです。

前回(3月31日~古っ!)の記事で、アルツ君の食欲も戻り、少しずつ体力も回復してきたことを書かせていただきました。

4月の終わりにはアルツ君の入所している特養でサービス担当者会議(ケース会議)も開催され、アルツ君の今後について、特養の職員さんと家族で、いろいろと話し合いをしました。

徐々に体力も回復しつつあるので、それに合わせてケアプランを実施しようという方向で全会一致でした。

ケース会議の時には、アルツ君の要介護度(従前は要介護3)についての認定調査の結果が出ておらず、はっきりとした要介護度が出ていないままの会議でしたが、5月になって、自治体から正式な認定調査の結果が出てアルツ君の正式な要介護度が決まりました。

その結果は、要介護5…。

要介護4くらいは覚悟していたのですが、飛び級してしまいましたね…。

そして、最近の2週間くらいの間、この要介護5にアルツ君の身体が合わせるかのように、アルツ君の食事摂取量(水分摂取量も)が減ってしまっている日が続いていました。

『せっかく順調に食事摂取量が増えてきていたのに、何が原因なんだろう?』と夕飯の食事介助をしているヤッチも首をかしげる場面も…。

『老化』が原因のことくらい、わかっているのに何とかアルツ君の食事摂取量を増やせないか、ジタバタしたいのが家族っていうやつです…。

アルツ君、最初の二、三口は『おいしい。』と言って、食べるのですが、そのあとは、口に入れたまま寝てしまうこともしばしば。

寝てしまうというより、まるでパソコンがフリーズしたり、ハングアップ(マウスもキー操作も受け付けない状態)してしまうかのように、アルツ君の動きが止まってしまいます。

意識消失、迷走神経反射、てんかん発作かとも思えるようなフリーズです。

『だるまさんがころんだ』を開催したら、今のアルツ君は無敵かもしれません。

こうなってしまうと、無理に揺り動かしても無駄で、CPUないしメモリの回復を待つしかありません。

無理に起こそうものなら、せん妄状態にでもなったかのように怒り出してしまいます。

このフリーズは数分程度で復活するときもあれば、そのままいびきをかいて寝てしまうことも…。

ひたすら、アルツ君が動き出すのを待つしかありません。

これじゃあ、食事摂取量が増えるわけないですよね~。

こんな日が何日間か続き、昨日(2015/5/6)の朝、姉からヤッチのところへ着信が。

姉:「今、特養の看護師さんから電話があって、パパが吐いちゃったんだって。」

ヤッチ:「それで?」

姉:「『脈も安定していないし、反応も鈍いから、これから救急搬送の準備をします。』だって。私、すぐにパパのところに行けそうもないから…。」

ヤッチ:「わかった。すぐに特養に向かうよ。」

ヤッチは自転車で特養に向かいます。

腕時計を見ると、時刻はちょうど10:30です。

自転車のターボチャージャーのスイッチをオンにして自転車を走らせます。

特養に着くと、受付の職員さんは事情をご存知の様子。

受付の職員さん:「今、救急隊が来ていますので、そのまま居室にお上がりください。」

普段は面会手続きのカードを書き込むのですが、この日は省略です。

アルツ君の居室に着くと、すでにアルツ君をストレッチャーに乗せる準備が進められています。

救命救急士さんや特養の職員さんがアルツ君の居室の中に大勢いるので、ヤッチは居室の外の廊下で待つことに。

待っているところに、特養の看護師さんが居室の外に出てきます。

特養の看護師さん:「OG病院に個室ならベッドの空きがあるということなので、そちらにお願いしましたけど、よろしいでしょうか?」

ヤッチ:「お手数をかけて申し訳ありません。お願いします。」

搬送先のOG病院はアルツ君が何度かお世話になっている病院です。

アルツ君のことを知っている病院スタッフがいらっしゃれば、受け入れを断られていた可能性もある病院です。

関連記事:

アルツ君の救急搬送の準備が進められている間、アルツ君のことについて、特養の看護師さんにお伺いしました。

ヤッチ:「どんな状況だったんですか?」

特養の看護師さん:「10時20分か、10時25分くらいだったかしら…。私が居室にお伺いしたときに、仰向けの状態で吐いていらっしゃって…。それで、これは大変と思って、側臥位(ソクガイ~横向きの姿勢)にしたんですね。そしたら、また結構の量を吐かれてしまって。脈を測ったら、普段お父様は60前後なのに120近く有ったし、呼びかけにも反応があまり良くなかったのでお姉様に電話をしたんですよ。」

ヤッチ:「そうでしたか…。」

特養の看護師さん:「もしかすると、誤嚥(ごえん~食物や吐しゃ物を気管内に飲み込んでしまうこと)していらっしゃるかもしれませんね~。」

ヤッチ:「じゃあ、誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん~誤嚥によって起こる肺炎)の可能性も大ですね。熱は?」

特養の看護師さん:「私が測ったときは37.7度です。」

アルツ君を乗せたストレッチャーが居室の外へ出てきます。

救急車に同乗するのは、特養の看護師さんとヤッチです。

ヤッチは階段を使って階下に降り、救急車に向かいます。

救急車に乗り込み、シートベルトを装着します。

今回は受け入れ先が決まっているので、すんなりスタートです。

この日まだヤッチはアルツ君と一度も会話を交わしていません。

酸素マスクを付けられ、目を閉じているアルツ君にヤッチは話しかけます。

ヤッチ:「旦那さん、景気のほどはどうだい?」

うん…。

振られてしまいました…。

アルツ君の身体は小刻みに震えています。

たぶん、小刻みだから、『震え』というのだとは思いますが…。

ヤッチは同乗している救急救命士さんにたずねます。

ヤッチ:「なんか、震えていて寒そうだから、毛布を掛けてあげてもいい?」

救急救命士さん:「そうですね。」

ヤッチはアルツ君の居室から持参してきた毛布をアルツ君の上半身に掛けます。

入院ということにならず、その日のうちに帰れる場合も考え、アルツ君の上着、靴下、靴、そして毛布を居室から持ってきました。

15分程度で搬送先のOG病院に到着です。

アルツ君は処置室へすぐに入れられ、特養の看護師さんとヤッチは処置室の外にある待合室で待つように言われます。

連休でどこの病院もお休みなのでしょう。

待合室は急患の患者さんでいっぱいです。

中には長椅子に寝そべっている人の姿も。

30分くらいすると、姉がOG病院の時間外入口から登場です。

姉:「パパは?」

ヤッチ:「今、処置室にいるよ。」

特養の看護師さん:「レントゲンを撮ったり、検査に色々と時間がかかるのでしょうね~。」

姉:「あ、すいません。ご挨拶もしないで。父がいろいろとお世話になりました。」

特養の看護師さん:「あ、いえ…。」

このあと、30分くらい待ったところで、救急室の先生からお呼びがかかり、三人は処置室に通されます。

救急室の先生:「さっそくで申し訳ないんですけれども、簡易的なものですが、こちらがお父様の胸部のX線写真です。」

姉:「はい。」

救急室の先生:「ご覧になってお分かりになるように、まだ病巣らしきものは何も写っていません。おそらくもう少し時間が経過して精密な画像を撮ると、お父様の肺に誤嚥をしている跡が写るかもしれません。またお熱も施設を出られたときは37度台だったとお伺いしていますが、もしこれが誤嚥性肺炎だとすると、まだこれからもっと高熱になってくる可能性もあります。」

姉:「はい…。」

救急室の先生:「まだ詳しく調べてみないとわかりませんが、事前に伺った事や聴診器を当てると、お父様ののどや胸からゼーゼー音がかなり聴こえてくるので、誤嚥性肺炎の可能性が高いと思います。」

ヤッチ:「逆流性食道炎も併発している可能性は?」

救急室の先生:「そうですね、今申し上げたように、詳しく調べなくてはいけないことがたくさんあるのですが、あいにく連休で、専門の医師がおりません。検査等は連休明け、もしくは週明けになりますがよろしいでしょうか?」

姉:「ということは入院?」

救急室の先生:「ということになりますね。それまでは点滴と抗生剤で様子を見させていただくということで。よろしいでしょうか?」

姉:「わかりました。」

救急室の先生:「それでは入院の準備ができましたら、病室にご案内しますので、先ほどいらした待合室でお待ちください。」

ヤッチ:「先生、お忙しいところ申し訳ないですが、気になることがあるので一つだけ質問させてもらっていいですか?」

救急室の先生:「はい、何でしょうか?」

ヤッチ:「誤嚥性肺炎っていうのは、食べ物とかが肺に入って、肺炎の引き金になるわけですよね?」

救急室の先生:「そうですね。」

ヤッチ:「肺の中に入ってしまった食物というのは、胃の中の物のように体内に吸収されるんですか?それとも肺に居座るんですか?」

救急室の先生:「胃のように体内に吸収されることはありません。ほとんどは繊毛(せんもう)運動といって、多くは口から排出されます。それがいわば、痰(たん)です。ごくごく一部は体内に吸収されるものもありますが、基本的には吸収されずに体外に排出されると考えて良いと思います。」

ヤッチ:「わかりました。やっとすっきりしました。前々からこのことが気になって、俺の頭の中も誤嚥気味だったもので…。ありがとうございます。」

待合室で待つこと、さらに30分。

アルツ君のベッドを一人で押している看護師さんが処置室から出ていらっしゃいます。

OG病院の看護師さん:「○○さん(アルツ君)のご家族の方、いらっしゃいますか~?」

三人は慌てて立ち上がります。

OG病院の看護師さん:「病棟にご案内しますので、ご一緒にどうぞ。」

アルツ君のベッドの後に続き、病棟へと向かい、エレベーターに乗り込みます。

病室は3階のようです。

デイルームのところで待つように言われます。

看護師さん:「後ほど、病室にご案内しますので、こちらでお掛けになってお待ちください。」

このあと、別の看護師さんがデイルームにいらして、入院についての説明やアルツ君についての病歴などの事情聴取です。(割愛させていただきます。)

ようやく、病室に案内されます。

特養の看護師さんはアルツ君の服用薬を届けてくれた特養の職員さんの車で帰られました。

案内されたアルツ君の病室は個室です。

個室しかベッドの空きがないといわれていたので仕方ありません。

でも結構な金額の差額ベッド代(一日につき21,600円)だけに広いです。

備え付けの冷蔵庫はヤッチの部屋のものより大きいです。

アルツ君に必要はありませんが、トイレも部屋に備え付けです。

ウォシュレット標準装備なので、アルツ君の入院中はヤッチが家から我慢して、ここで用を足します。

これまた必要のないことかもしれませんが、備え付けのテレビは無料で、テレビカードを購入する必要もありません。

ちょっとというか、大いに気がかりなのは、アルツ君の入院が長引けば、アルツ君のフトコロ事情にダメージが…。

結局この日は専門の医師による病状説明はありませんでした。

アルツ君も久々に熟睡しています。(当たり前か?)

時折呼吸が苦しいのか険しい表情をしますが、夢の中のようです。

病室でのアルツ君は目を覚ましそうもなかったので、この日はアルツ君をゆっくり寝かせてあげることに…。

姉とヤッチは病室を後にすることにしました。

病状等が分かれば、また記事にさせていただきたいと思います。

話はかわりますが、アルツ君の最愛の妻キノコさん。

姉がアルツ君の救急搬送を電話でキノコさんに伝えたそうです。

そして、ヤッチもアルツ君の入院している病院からの帰りに、アルツ君の様子を伝えようとキノコさんの部屋に立ち寄りました。

キノコさんの部屋に入るとすぐにキノコさんがヤッチにたずねてきます。

キノコさん:「あの人、大丈夫なの?」

ヤッチ:「連休で専門の先生がいないらしく、検査待ちだから、俺にもよくわからないよ。」

キノコさん:「そうよね…。でもあの人、連休で帰る予定でも有ったんじゃないの?」

ヤッチ:「???」

キノコさん:「連休を利用して帰省する人も多いらしいから…。」

ヤッチ:「何を言ってるの?」

キノコさん:「だからあの人よ。誤嚥性肺炎かもしれないって聞いたから。」

ヤッチ:「旦那さんのことだよね?」

キノコさん:「そうよ。帰省するんじゃなかったの?」

ヤッチ:「帰省って、どこへ?」

キノコさん:「あら、やだ。金沢(石川県)よ。」

ヤッチ:「えっ~!『旦那さん』っていうのは、○○(姉)の旦那じゃなくて、あなたの旦那だよ!」

キノコさん:「あら、やだ。そうだったの。」

キノコさん

さすがです。

(; ̄ー ̄川 アセアセ

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2015/05/07 | コメント (2) | トラックバック (0) | ホーム | ▲ Page Top

妖怪ゴゴ、復活しました!

2015/05/10 (日)  カテゴリー: アルツ君
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監視モニタ

こんばんは。

アルツ君の息子ヤッチです。

5月の大型連休最終日の5月6日(水)にOG病院に救急搬送、そしてその日のうちに入院となった、アルツ君。

やはり、誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん~口の中の食物やバイ菌を含む唾液が肺に入り起こる)だったようです。

入院当初は呼吸も苦しい様子で酸素マスクを付けていましたが、昨日、ヤッチが面会に出かけたときには、マスクは外されていました。

大変お騒がせしましたが、一昨日金曜日の午後の時点で、アルツ君の体温は36.0度、血圧120、酸素飽和度100、平均心拍数52、むせ込みなしの優等生ぶりです。

点滴と抗生剤を引き続き受けていますが、点滴と抗生剤がよく効いてしまうのか、87歳の高齢者とは思えないような回復力です。

話が前後しますが、アルツ君の入院を姉の旦那の入院と勘違いしていたキノコさんとアルツ君の入院日の翌日に面会に行ってきました。

アルツ君の方はすでに意識は戻っているようです。

ただ、環境の変化で混乱している様子で、ものすごい不機嫌。

最愛の妻が面会に来たというのに、目も開けようとしません。

去年の11月に脳梗塞で入院して以来、目を閉じていることが多くなっていましたが、さすがにこのときばかりは目を開けると思ったのに、わざと目を開けないようにしているようにも見えました。

キノコさんが話しかけても、『うるさい。』、『あっち行け。』、『知らない』の駄々っ子ぶり…。

ブツブツ言ったりもしていましたが、酸素吸引のマスク越しに話すのでこちらには、何を言っているかわかりません。

ちょううどそこへ病院の言語聴覚士(ST)さんが病室に入っていらっしゃいました。

STさん:「言語聴覚士の○○と申します。」

ヤッチ:「はじめまして。次男です。よろしくお願いします。」

STさん:「午前中もお伺いしたんですけれども、お父様の嚥下の状態を見させていただきますね。」

ヤッチ:「よろしくお願いします。」

STさん:「お父様はゼリーとかはお好きですか?」

ヤッチ:「あまり好きじゃないかもしれません。ただその日の気分でおいしくなったり、まずくなります。」

STさん:「好き嫌いが結構あるんですか?」

ヤッチ:「もともと好き嫌いはないんですが、最近、ちょっと酸味のあるようなものを『美味くない。』ということがあります。」

STさん:「そうでしたか。実はリンゴのゼリーをお持ちしたので、ちょっと召し上がっていただこうと思ったのですが、召し上がっていただけないかしら?」

ヤッチ:「どうでしょう。のどが渇いていれば食べるんじゃないでしょうか?」

STさん:「それと普段から入れ歯は外していらっしゃるんですか?」

ヤッチ:「実は特養に入所しているんですが…。寝たきりで目を閉じていることが多いので、特養の職員さんが飲み込んでしまうと大変だからという理由でほとんど付けていません。」

STさん:「部分入れ歯ではないから、飲み込んでしまうことはないと思うんですけどね…。」

ヤッチ:「でしょ?それで飲み込んでもいいから、付けるようにお願いして、最近になってようやく付けるようにしてもらっています。」

STさん:「やはり、食べ物をごっくんと飲み込むときは、奥歯が必要ですから、付けていただいた方がいいんですけどね。」

ヤッチ:「なるほど…。確かに奥歯があった方が飲み込みやすいですね。」

STさん:「ちょっと義歯を付けていただいて、ゼリーを召し上がっていただきますね。」

STさんがアルツ君に義歯を装着し、ゼリーをスプーンで口元に運びます。

アルツ君、口を開けてくれません。

ヤッチ:「旦那さん、飲み込むところを見たいんだってさ。」

アルツ君:「いらないよ!」

STさん:「じゃあ、ほんの少しだけ召し上がってみてください。」

STさんが再度アルツ君の口元に少量のゼリーを持っていき、口を開けた瞬間、口の中にスプーンを差し入れます。

アルツ君、咥え込んだのはよいのですけど、スプーンを咥えこんで放しません。

ヤッチ:「旦那さん、それは食えないよ。」

アルツ君がスプーンを開放し、ゼリーをしかめっ面で飲み込みます。

アルツ君:「いよいよやりやがったなっ!チクショーっ!こんなまずいもん、食わしやがって!」

ヤッチ:「なんだよ、なんだよ。それだけ大声が出れば元気じゃん!」

アルツ君:「うるさいっ!」

ますます不機嫌になってしまいました。

ヤッチはSTさんに話しかけます。

ヤッチ:「すみません…。これじゃあ、評価できませんね。」

STさん:「うん、でも飲み込みはそんなに悪くないみたいですね。のどもちゃんと動いているようだし…。私が持ってきたゼリーが美味しくなかったのかしら?」

ヤッチ:「そんなことはないと思いますよ。もともとボタモチが好きなんですけど、さすがに食べさせるわけにいかなくて、最近は水ようかんを時々食べてもらっています。」

STさん:「あんこがお好きなんですね?」

ヤッチ:「好きというより、愛していますね。」

アルツ君:「余計なこと、言うなっ!」

STさん:「そうでしたか…。」

ヤッチ:「セブンイレブンで売っている水ようかんは特に美味しいらしく、よく食べてくれます。」

STさん:「うちの方にもあずきのゼリーが有ったかしらね…?」

ヤッチ:「そしたら使っていない冷蔵庫がここにありますから、私がセブンイレブンで買ってきて、この冷蔵庫に入れておきますよ。リハの時にお使いいただいて結構ですから。」

STさん:「それは助かります。ぜひお願いします。今日はあまりご機嫌がすぐれないようなので、これで失礼します。」

この後もアルツ君、ずっと不機嫌。

あまり、刺激しても仕方がないので、キノコさんと早々に退散です。

そして翌日の5月8日金曜日、打って変わって、アルツ君、穏やかです。

『どうもすみません。』、『ありがとう。』、『すまないね。』を連発です。

珍しく目を開けている場面も多く見られました。

ちょっと気になるのは、独り言がますます増えたことですかね。

相変わらず、頭の中で誰かと会話をしているようです。

この日の夜、入院している病院の担当の先生(主治医)から電話をもらいました。

まだ、ヤッチは直接担当の先生とお会いしていません。

担当の先生によれば、アルツ君の病状は抗生剤が効いている様子で快方に向かっているということでした。

画像を見ると、まだ肺の中に水がたまっているとのことで、薬を使って、肺にたまった水を抜くということでした。

熱も平熱近くまで戻っていますが、炎症反応の数値はまだ高い状態なので、今しばらく入院して様子を見るとのことでした。

退院は嚥下の状態を見極めてからということなので、今しばらく先になりそうです。

飲み込みの悪いまま、水分摂取が十分に取れないまま、施設に戻ってしまうと、また入院なんていうことになりかねないので、ヤッチも担当の先生の意見に賛成です。

入院している病院からの詳しい病状説明は、アルツ君の入所している特養の職員さんを交えて、5月12日(火)にしていただく予定です。

アルツ君に本格的に食事が支給されるのは週明けの月曜日からになるようです。

昨日の5月9日(土)も今日5月10日も面会に行ってきました。

機嫌は良く穏やかです。

個室という静かな環境で寝ているせいなのかもしれません。

機嫌の良い状態で施設に戻れると良いのですが、アルツ君のことですから、もうひと波乱あるかもしれません。

(; ̄ー ̄川 アセアセ

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妖怪ゴゴ、完食!

2015/05/13 (水)  カテゴリー: アルツ君
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アルツ君の昼食のメニュー(5月12日)

こんばんは。

アルツ君の息子ヤッチです。

『妖怪ゴゴ』の名前の由来が分からないという問い合わせが有ったので、ヒントを出しますね。

『妖怪ゴゴ』を全部ひらがなに直して、じっと文字をながめてください。

答えが見えてくると思います。(アルツ君の現在の要介護度は?)

さて、5月6日に誤嚥性肺炎でOG病院に入院したアルツ君、入院から一週間経とうとしています。

これまで、点滴のみで絶食状態だったアルツ君の食事も5月11日(月)の昼食から始まったようです。

アルツ君の病室のサイドテーブルに食事摂取の記録が置かれていました。

5月12日(火)の昼食は6割程度の摂取量だったみたいです。

画像のように『「もういい」で終了』と書かれていたので、アルツ君が『もう結構です。』と言って食事の途中で眠ってしまったことが推測されます。

そして同じ日の5月12日の火曜日にアルツ君を担当している医師(主治医)から、アルツ君の病状説明がありました。

以前アルツ君が入院した時と同一人物の女性の医師です。

姉とヤッチの二人はカンファレンスルームに通され、主治医から、病状説明を聞きます。

内容は前回の記事とほとんど変わりありません。

主病名は『誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)』です。

アルツ君の血液検査の結果のコピーを渡され、パソコン画面でアルツ君の胸部のCT画像を見せてもらいました。

主治医:「画像を見ていただくとお分かりになると思いますが、まだ若干ですが、肺にお水がたまっています。またお渡ししたお父様の血液検査の結果ですが、たくさん数値が並んでいますが、お身体の炎症を見る上で重要になるのは、ここにあるCRPというたんぱく質と白血球数になります。」

姉:「そうなですか…。」

アルツ君のCRP値(基準値 0~0.3
1.73(5月6日)
11.79(5月7日)
8.91(5月8日)
3.68(5月11日)

アルツ君の白血球数(基準値 30~98
52.0(5月6日)
183.7(5月7日)
120.3(5月8日)
84.2(5月11日)

主治医:「救急でこちらにいらした日(5月6日)はそれほどでもないのですが、その翌日からCRPも白血球もぐっと上がっています。そして、昨日の検査で少し落ち着いたかなという印象です。」

ヤッチ:「救急の先生がおっしゃっていたように翌日のほうが炎症反応が大きく出ていますね。」

主治医:「はい。それと関連するかもしれませんが、お父様の尿をとれさせていただきましたが、尿からバイ菌が見つかりました。『尿路感染』が疑われます。」

ヤッチ:「なるほど…。バイ菌と闘おうと、体を熱くしちゃってるわけですね?」

主治医:「まあ、簡単に申し上げてしまうと、そういうことになります。」

他にも主治医から細かな説明を受けましたが、主要な部分ではないので、省略させていただきます。

姉:「それで父が退院できるのはいつぐらいになりそうですか?」

主治医:「このまま順調にいけば、肺の中のお水も炎症反応も治まってくると思いますが、十分にお食事が摂ることができるか、すこし心配でして…。」

ヤッチ:「そうおっしゃっていただけると嬉しいです。早急に退院させて施設に戻っても、また水分摂取、食事摂取がうまくいかずに、再び入院なんてことになりかねませんからね。」

主治医:「そうですね…。ただ『食べる』ということに関しては、ここにいらしてもご本人様次第ですし、これだけ飲んでおけば元のお体に戻るというお薬は無いのが現状でして…。」

姉:「お気遣いありがとうございます。具体的に退院の日は早くて来週くらいと考えても良いですか?」

主治医:「そうですね。週明けくらいにはと、私どもの方でも考えております。」

姉:「お忙しいところ、貴重なお時間を割いていただきありがとうございました。」

主治医:「いえいえ、こちらこそお待たせして申し訳ありませんでした。」

この後、姉とアルツ君の病室に向かいます。

病室のドアは開いていて、アルツ君のベッドサイドには看護師さんの姿があり、夕食介助の準備を進めています。

とてもきれいな看護師さん。

ヤッチも誤嚥性肺炎で入院したいです。(ジェラシー)

アルツ君担当のSTさん(言語聴覚士)の指示書のようなものを看護師さんが読んでいます。

アルツ君の食事介助の時は飲み込みをスムーズにするため、お茶などの水分を摂って、口の中を湿らせてから本格的な食事を摂ってもらっています。

ただ、アルツ君の場合、とろみのついたお茶が苦手…。

なので、実は事前にSTさんとヤッチが申し合わせをして、食事前にお茶の代わりにヤッチが冷蔵庫に買い置きしている『水ようかん』を一口二口食べてもらってから、食事を摂ってもらうようにしようということで、話が一致していました。

看護師さん:「水ようかん…????」

ヤッチ:「ひょっとして、水ようかんをお探しですか?それなら冷蔵庫に買い置きしています。」

看護師さん:「あ、そういうことでしたか。水ようかんがお好きなんですか?」

姉:「大好きだよね~。」

アルツ君:「おいしね(美味しいね)~。」

ヤッチ:「在庫切れにならないよう補充しておきますので、夕食に限らず、必要な時はどうぞお使いください。」

看護師さん:「ありがとうございます。それじゃあ、お父さん、水ようかんを先に食べましょう。」

アルツ君:「うん、おいしね~。」

姉:「まだ、口の中に入ってないじゃんかよ!」

アルツ君:「おいしね~。」

看護師さんが水ようかんを小さなスプーンでアルツ君の口に運びます。

看護師さん:「どうですか?おいしいですか?」

アルツ君:「おいしね~。」

姉:「今度は本物の『おいしね~。』だ。」

看護師さん:「今日は鮭の西京焼きだそうです。お魚はお好きですか?」

アルツ君:「おいしね~。」

看護師さん:「それではお口に入れますよ?」

看護師さんが手際よく、ムース状になった鮭の西京焼きをアルツ君の口に入れます。

アルツ君:「おいしね~。」

姉:「よく甘いものを先に食べてから、しょっぱいものを食べられるね。」

アルツ君:「おいしね~。」

このあとも、ふろふき大根などのおかず(もちろんミキサーにかけてあります。)をアルツ君が『おいしね~。』と言って、食します。

後半になると、少しアルツ君が疲れてしまって、時々目を閉じてしまいます。

姉:「パパちゃん。頑張って目を開けて!目の前にいるの、誰だかわかる?」

アルツ君の目の前にいるのは、姉です

その後方にヤッチも立っています。

アルツ君:「わ~んない(わからない)…。」

姉:「そっか…、わからないか…。」

ヤッチ:「旦那さん、誰に食べさせてもらっているかわかるか?きれいなお姉さんだよ。頑張って目を開けて食べて。」

アルツ君:「はい。」

この日のアルツ君、気持ちの悪いくらい、素直です。

ヤッチ:「どう、おいしいかい?」

アルツ君:「おいしね~。」

ヤッチ:「誰が食べさせてくれてるの?」

アルツ君:「お姉さん…。」

姉:「本当に見てるのかあ?パパちゃん、ちゃんと目を開けて見ないと、看護師さんの顔がわからないよ。」

アルツ君:「はい。」

『はい。』と言いつつ、目を閉じてしまっています。

それでも、看護師さんの食事介助の仕方が上手だったのか、アルツ君の食欲が戻ったのか、後半は目を閉じながらも、アルツ君、食事を完食です。

食事を完食するアルツ君を見るのはヤッチも姉も久しぶりです。

姉:「すごいね。入れ歯を入れてるせいもあるのかね?」

ヤッチ:「さあね?本人に聞いてみないとわからないね~。」

姉:「パパ。すごいね!おいしかった?」

アルツ君:「かわいいね~。」

姉:「見えてるじゃん!このエロじじい!」

アルツ君

さすがです…。

(; ̄ー ̄川 アセアセ

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2015/05/13 | コメント (0) | トラックバック (0) | ホーム | ▲ Page Top

アルツ君の退院日が決まりました。

2015/05/16 (土)  カテゴリー: アルツ君
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アルツ君の手の甲

こんばんは。

アルツ君の息子ヤッチです。

アルツ君の退院日が決まりました。

来週5月12日火曜日の午前中です。

アルツ君の入所している特別養護老人ホームの職員さんが病院に自動車で迎えに来てくれることになっています。

ヤッチも立ちあいます。

前回の記事で、アルツ君が出された食事を完食した記事を書かせていただきましたが、全体的に見れば、完食する日は少なく、平均すれば、4割~5割くらいの食事摂取量というのが、実際のところではないでしょうか。

現在入院中のOG病院では常時点滴で、脱水状態になる心配はさほどありませんが、特養に戻れば、点滴を受けることはできません。

果たして上手く水分摂取ができるか、気がかりなところです。

また、退院といっても、依然アルツ君の身体は低栄養状態のままです。

アルブミン値も低いし、その他の栄養素も正常値の範囲を下回ったままです。

植物でいえば、肥料切れを起こしている状態ともいえます。

今までとれていたコミュニケーションも少しずつ取れない場面も増えてきました。

独り言を言っていることが多く、ヤッチでも中々何をアルツ君が言っているのかわからないことが増えてきました。

特養に戻って、水分摂取や食事摂取が上手くできなければ、また入院なんていうことにもなりかねないかもしれませんね~。

今回の入院に際しての病院側からの病状説明の時に、主治医から『胃ろう(いろう~手術で腹壁を切開し、胃内に管を通し、食物や水分等を送り込む)』の話もちらほら出ていましたので、再度入院ということになれば、『胃ろう』を勧められるかもしれません。

これまでヤッチも『胃ろう』の造設には反対意見を唱えていましたが、積極的考えなくてはいけない日が来るかもしれません。

と、ここまで書いて、矛盾する話になりますが、昨日(5月15日金曜日)、アルツ君のところに面会に行ったときのこと…。

アルツ君に食べてもらおうと、水ようかんを病室にある冷蔵庫に入れて保管しているのですが、これを確認したところ、ストックがゼロです…。

確か5月13日水曜日の時点では4つほど冷蔵庫に入っていたのですが…。

13日、14日、15日の3日間で4つ消費したことになります。

一日に一つも食べられれば、アルツ君にしては上出来くらいに考えていたのですが、一日一つ以上のペースで無くなっていることになります。

ん…。

在庫切れになってはかわいそうなので、セブンイレブンに自転車を走らせ、水ようかんを購入し、再び冷蔵庫に入れておきましたよ…。

食欲が戻っているのなら良いのですが、もしかして看護師さんが…???

それともアルツ君が夜な夜なひとりで立ち上がって冷蔵庫まで…???

(; ̄ー ̄川 アセアセ

3つで大丈夫かな…。

(; ̄ー ̄川 アセアセ

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2015/05/16 | コメント (0) | トラックバック (0) | ホーム | ▲ Page Top

消えた水ようかんの行方

2015/05/18 (月)  カテゴリー: アルツ君
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セブン-イレブンのロゴ

こんにちは。

アルツ君の息子ヤッチです。

アルツ君の退院が明日5月19日火曜日に決まり、OG病院側からアルツ君の退院日の着替えを事前に用意しておくように言われました。

入院当日アルツ君の着ていた洋服は便失禁で汚してしまっていたので、その日のうちに持ち帰りました。

入院中は病院のアメニティーで寝巻をお借りしています。

なので、着替えが病院には一着もない状態なので、昨日、アルツ君の入所している特別養護老人ホームまで着替えを取りに行ってきました。

その足でOG病院に面会に行くことに…。

ついでに、セブンイレブンに立ち寄り、アルツ君の好物の水ようかんも3つゲット。

余談ですが、セブンイレブンの看板にあるロゴ。

『ELEVEN』の最後の文字『N』が、どうして『n』と小文字になっているんですかね?

今まで、よく目にするロゴなのに、全く気づきませんでした。

話がそれましたが、午後3時半ごろ、アルツ君の病室に到着です。

ヤッチ:「○○(ヤッチの名前)です。景気はどう?」

最近のアルツ君、ヤッチの顔を見てもわからないようなので、最初に名乗るようにしています。

アルツ君:「もう、ダメらしいって…。はい。」

アルツ君の最近のブームはしゃべった後、最後に『はい。』と付け加えます。

ヤッチ:「誰がそんなこと言ったんだ?」

アルツ君:「誰か知らないけど、もうダメなんだって。はい。」

ヤッチ:「そうか…。そんなに死にたいか…。でも俺が聞いた話だと、元気そうだから早く帰ってくれって言われてるんだけどな…。腹をかっさばく必要も全くないらしいよ。」

アルツ君:「わ~んない…。(わからない。)はい。」

ヤッチ:「その証拠に今日は旦那さんの退院の時に着る着替えをもって来たんだぜ?」

アルツ君がちょっと表情を変えます。

アルツ君:「そうか…。そうなのか…。はい。」

ヤッチ:「なんならココの先生に言って、心臓を摘出する手術をしてくれって言っておこうか?」

アルツ君:「そんなことをしたら、死んじゃうよ~。はい。」

ヤッチ:「なら、大丈夫だ。何が大丈夫かはわからないけど、今すぐおっちんじゃうことはないよ…。お腹は空いていないのか?」

アルツ君:「それが全然空かないんです…。はい。」

ヤッチ:「そうか…。食欲が出ないですか…。」

ヤッチはこの話題で水ようかんを買ってきたことに気づきます。

ヤッチ:「旦那さんに元気を出してもらおうと思って、今日も水ようかんを3つも買ってきたんだけど、多すぎたかな…?」

アルツ君:「ありがと…。はい。」

ヤッチ:「じゃあ、冷蔵庫に入れておくから、お腹が空いたら看護師さんに言って、食べさせてもらってね?」

ヤッチは、買ってきた水ようかんを片手で重ねて持ち、もう一方の手で冷蔵庫のドアを開けます。

ヤッチ:「あれっ?」

冷蔵庫の中にはつい先日補充しておいた水ようかんが一つしか入っていません。

しかも、冷蔵庫に残されている水ようかんのカップの中は、スプーン一杯程度しか入っておらず、ほとんど空(カラ)に近い状態です。

先日は犯人捜しをせずに病室を後にしましたが、時効が成立する前に容疑者を確保する必要が出てきました。

ちょうどそこへ、アルツ君の点滴をチェックするために看護師さんが病室に入ってきました。

看護師さん:「失礼します。ちょっと、点滴を見させてください。」

ヤッチ:「いつもありがとうございます。」

看護師さん:「うん。あともうしばらくしたら、点滴の方は終了ですね。またその時にお伺いしますね?」

ヤッチ:「ちょっと、お伺いしたいことがあるんですけど?」

看護師さん:「はい?なんでしょうか?」

ヤッチ:「冷蔵庫の中の水ようかんの減りがこのところ早いようなんですけど、父が全部食べてるんですかね?」

看護師さん:「そうですね。」

ヤッチ:「つーことは、ほぼ毎食後?」

看護師さん:「そうですね。残されることもあるんですけど、毎食後一個はほぼ…。」

ヤッチ:「ここで出される食事も食べての上ですよね?」

看護師さん:「このところ、食欲もあるご様子で、食事の後に水ようかんをぺろりと…。」

ヤッチ:「マジですか?毎食後に一つ食べてるんじゃ、3つ買ってきたって、すぐ無くなるわけだ~。」

アルツ君:「どっか、やり方が悪いんじゃないの?はい。」

『やり方が悪いんじゃないの?』は、最近、よくアルツ君が口にする言葉で、意訳するなら、『俺のせいじゃないよ。』という意味です。

体力も言語も衰えてきてはいるアルツ君ですが、『取り繕い』の能力だけは、衰え知らずのようです。

アルツ君

さすがです…。

(; ̄ー ̄川 アセアセ

口どけなめらか水ようかん
116円 125円(税込)
1包装当たり
熱量 153kcal
たんぱく質 2.3g
脂質 0.1g
炭水化物 35.6g
ナトリウム 5mg


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2015/05/18 | コメント (2) | トラックバック (0) | ホーム | ▲ Page Top

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