アルツ君の息子ヤッチです。
(^_^)/~
お久しぶりでごぜ~ます。
(; ̄ー ̄川 アセアセ
しばらく、アルツ君の様子を書いていなかったので、ちょいと書いておきますね。
と、申しましても、大した変化はなく、変化と言えるものをあえて書くなら、アルツ君との会話のキャッチボールの中で、アルツ君が時々エラーをすることでしょうか…。
アルツ君の言っていることが、こちら側によくわからない場面が少し増えてきたように思えます。
でも、冗談は通じるし、本人はいたって明るく過ごしておりますので、ご心配なく。
\(^o^)/
時計の針も数字も読めない状態になってしまいましたが、本人は、『腹の中に時計が有るから心配いらない。』と申しております。
一時、感情の起伏が激しく、施設の職員さんに対して、食ってかかるような場面もありましたが、ケース会議の後、職員さんのアルツ君への対応がとても良くなり、そういったことも激減しているようです。
施設でのトイレ誘導の声掛けも以前に比べると、頻度が増えてきたようにも思えます。
ヤッチをはじめ、家族の面会時にも、職員さんがアルツ君の居室にいらして、声掛けして下さり、アルツ君のリハパン(紙パンツ)の状態を確認して行って下さるようになりました。
(*^_^*)
そんな施設で、先日、納涼のお祭りが開催されました。
例年通り、メインは盆踊りですが、露店も出て、タコ焼き、焼きそば、ヨーヨー、アイスなどが販売されていたようです。
納涼のお祭りが行われた日の日中はとても蒸し暑く、お祭りの直前に雷雨にも見舞われ、開催が危ぶまれましたが、夕方には、雨も上がり、無事開催される運びとなりました。
この日は、キノコさん、姉、ヤッチがアルツ君のところへ面会に行きました。
ヤッチより一足早くキノコさんと姉がアルツ君の居室に到着しています。
ヤッチ:「雨が止んで良かったな。お祭り中止にならずにやるようだよ。」
アルツ君:「お祭り?どこで?」
ヤッチ:「ここでさ。」
アルツ君:「ふ~ん。お祭りなんてここでやるのか?俺は聞いてないぞ。」
キノコさん:「あんたが多分忘れてるだけよ。」
姉:「でも、雨で中止にならなくてよかったね。」
アルツ君:「まあね!俺の日頃の行いがいいからな!?」
ヤッチ:「日頃の行いって、どんなよ?」
アルツ君:「まあ、食っちゃ寝だな…。」
ヤッチ:「それで、日頃の行いがいいって言うなら、これからは水不足だな…。」
アルツ君:「うるさい!!」
姉:「パパ、どうする?部屋(居室)から下まで、車椅子借りてきて、車椅子で下りる?」
納涼のお祭りは屋外にある施設の駐車場の一部を利用して行われます。
アルツ君:「バカ言っちゃいけないよ~。まだ、足が有るんだから、自分の足で下りますよ。」
ヤッチ:「腐りかけてるけどな!?」
アルツ君:「うるさい!!ちょびっと、水虫がまとわりついているだけだ!!」
一応、施設の職員さんに車椅子を用意してもらって、これにはキノコさんに乗ってもらいます。
姉:「パパがママの車椅子を押してあげたら?」
アルツ君:「嫌だ!!」
姉:「あー言うんだからね…。せっかく、ママも来てくれたのに、冷たい奴だ!!」
アルツ君:「冷房の部屋に居たからな!?」
早くもアルツ君のテンション、マックスの状態です。
いつもより、廊下を歩く速度も速いような…。
時折、立ち止まり、アルツ君、キョロキョロしています。
施設の中では、職員さんがお祭りの準備のために忙しそうに動き回っています。
職員さんのほとんどは、浴衣姿です。
アルツ君が普段お世話になっている男性職員の姿を見つけ、声を掛けます。
アルツ君:「かッー!!ずいぶん、カッコイイの着ているな~!!誰だかわからなかったぞ。」
男性職員さん:「今日は一年に一度のお祭りですからね。」
アルツ君:「かッー!!ずいぶん洒落たこと、言ってやがるな~。」
アルツ君、どうやら自分も浴衣を着たかったようです。
(; ̄ー ̄川 アセアセ
今度は浴衣姿の女性職員さんを発見です。
アルツ君:「かーッ!!人が変っちゃったみたいだな!?」
女性職員さん:「そう?綺麗に見えます?」
アルツ君:「綺麗な浴衣だね~。」
女性職員さん:「もうッ!!」
アルツ君の失礼極まりない発言を繰り返すのを聞きながら、家族そろって階下のお祭りの会場へと下りて行きます。
やぐらの周りには椅子が用意いされていて、すでに大勢の利用者さんたちが腰かけています。
アルツ君もこの椅子に腰かけます。
キノコさんは車いすのまま、アルツ君の隣に…。
たくさん、写メを撮ろうと思っていましたが、すでに暗くなりはじめていて、ヤッチの携帯では限界が…。
(-_-;)
司会進行役の女性職員さんの挨拶で、盆踊りが始まります。
と、申しましても、利用者さんの多くは車椅子なので、踊るのはこの地区のボランティア(?)の方々…。
ヤッチもアルツ君の手を取って、踊るように促しましたが、アルツ君、これを拒絶…。
アルツ君:「いいよ。気が向いたら、踊るから…。」
ヤッチ:「気が向くことがあるのかあ…???」
定番の『東京音頭』にはじまり、氷川きよしの『きよしのズンドコ節』、都はるみの『好きになった人』…etc.
キノコさんは盆踊りよりも、蚊に刺されることばかりを心配して、うちわで自分の身体を仰ぎまくっていました。
アルツ君は、踊りはしませんでしたが、時折、歌を口ずさむような場面も見られ、まあ、良い気分転換になったのでは!?
(*^_^*)
納涼のお祭りの最後は、花火で締めくくりです。
住宅地の中に施設が有るので、打ち上げ花火は無理ですが、施設の二階から、ナイアガラの滝などをやって、職員さんたちの自作の花火がお披露目されました。
これには利用者さんからも拍手がわき起こりました。
やはり携帯では上手く撮れませんね…。
(-_-;)
火事の現場ではありませんよ~。
こうして、納涼のお祭りはあっという間に終了です。
アルツ君、お祭りが終わっても、興奮冷めやらぬご様子…。
何を話していたかは、おぼえていませんが、とにかくしゃべり放しです。
ヤッチはそんなアルツ君をみて、姉に耳打ちをします。
ヤッチ:「大丈夫かね?夜中に興奮して騒いだりしないかね?」
姉:「大丈夫じゃない。もうパパの寝る時間はとっくに過ぎてるから、バタンキューじゃない!?」
ヤッチ:「それもそっかー。」
アルツ君の施設での就寝時間はとうにオーバーしていましたので、家族も足早に施設を後にします。
後日(一昨日)、施設へ面会に行った際に、お祭りの日のアルツ君の様子を職員さんに訊いてみました。
ヤッチ:「お祭りの日はお手を煩わせることはなかったですか?」
職員さん:「大丈夫でしたよ。ご機嫌もよろしいようで、このところ、ずっと穏やかに生活されていますよ。」
ヤッチ:「それは良かった!!いつもありがとうございます。」
ヤッチはアルツ君の居室に向かいます。
ヤッチ:「お祭りはどうだった?」
アルツ君:「お祭り?ってどこの?」
ヤッチ:「ここの…。」
アルツ君:「そんなのやったっけ?」
ヤッチ:「毎日新鮮でいいね~。お祭りの日にばあさんと一緒に座ってなかったか?」
アルツ君:「座っていたような気もするな…。」
ヤッチ:「『ズンドコ節』の時に、『キ・ヨ・シ!!』って合いの手入れてなかったか?」
アルツ君:「入れてたような気もするな…。」
ヤッチ:「浴衣姿の人がここら辺をウロチョロしてなかったかあ??」
アルツ君:「あー!!それは覚えてるぞ!!あれが、お祭りの日か!!」
どうやら、今回の納涼のお祭りのキーワードは『浴衣』もしくは『浴衣姿』のようです。
ヤッチ:「そんなに浴衣を着たかったか?」
アルツ君:「別に…。」
ヤッチ:「俺がマジックで裸に浴衣を書いてやろうか?」
アルツ君:「嫌だッ!!」
ヤッチ:「それはそうと、ボタモチが無かったから、水ようかん持って来たけど、どうする?」
アルツ君:「まあ、まあそれはそれは食べたいですね~。」
ヤッチ:「じゃあ、開けてやるから、味わって食えよ?」
アルツ君:「それはそれは…。」
ヤッチはプリンと同じような容器に入っている水ようかんのフタを開け、スプーンと一緒にアルツ君に渡します。
渡すと同時にアルツ君、これを頬張ります。
ヤッチ:「スプーンが逆だべ!!柄の方で食ってどうするんだよ!!」
アルツ君、柄の方で水ようかんをかきこんでいます。
(-_-;)
アルツ君:「どうするも、こうするも、口の中に入っちゃえば同じだよ。」
ヤッチ:「一つだけしか持って来て無いんだから、ゆっくり食えよ。」
アルツ君:「こんな美味いものなら、十個は食えるな!?」
ヤッチ:「あのさ~。持って来た人に感謝はないの?」
アルツ君:「食欲なら有るぞ!?」
ヤッチ:「それに、そんなに大きく頬張ったら、すぐ無くなっちゃうぞ?」
アルツ君:「そうか!?これでも、ずいぶんと、遠慮して食ってるんだけどな…。」
ヤッチ:「一つしか持って来てないんだから、もし遠慮してるんだったら、『お前も食べるか?』とか、『分けっこしようか?』とか、普通言うでしょ?」
アルツ君:「ふふん…。だから、遠慮してるんだな…。」
ヤッチ:「なんで?」
アルツ君:「奥ゆかしいじゃないの…。ちゃんと、(『お前も食べるか?』と言うのを)遠慮してるんだなぁ…。」
なんだって、こんな難しいことが言えるのに、数字が読めなくなるんでしょう…。
(; ̄ー ̄川 アセアセ
アルツ君
さすがです…。
(; ̄ー ̄川 アセアセ
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こんばんは。
アルツ君の息子ヤッチです。
(^_^)/~
久しぶりの更新が標題の通りとなってしまいました。
(-_-;)
昨日(8月28日)の朝の9時過ぎに、姉から電話が掛かってきました。
姉:「さっき、パパの居る特養の生活相談員さんから電話があってさ…。パパが『調子悪い』って言うから、施設で熱を計ったんだって。」
ヤッチ:「あ…。」
姉:「そしたら、相談員さんが、『お父様、お熱が有るようなので、近くのS病院に連れて行きます。』って、連絡が有ったのよ~。」
ヤッチ:「俺が昨日面会に行った時は、ピンピンしてたんだけどなぁ…。風邪でもひいたのか?」
姉:「わからないけど、一応そんな具合だから、また施設から連絡でも有ったら、あんたにも連絡するわ。じゃーね!!」
正午頃になって、再びヤッチの電話が鳴ります。
姉からです。
姉:「今、相談員さんから、電話が有ってさ…。パパなんだけど、連れて行ったS病院で、血を吐いちゃったらしいのよ。」
ヤッチ:「それで?」
姉:「そこの病院では検査の設備がないから、検査ができる病院を探して、救急搬送するって言ってるのよ。」
ヤッチ:「で?」
姉:「病院側か、特養側が言ってるのかは、わからないけど、『至急、S病院に来て欲しい。』って…。悪いけど、あんた行ってくれない?」
ヤッチ:「わかった!!なんか必要なものは?」
姉:「特に聞いてないけど、とにかく急いで行ってみて!!」
ヤッチは自転車に乗り、S病院へと…。
距離がありましたが、東京の残暑も少し和らいで、助かりました。
結構なスピードで自転車を走らせることができます。
S病院に到着すると、処置室で仰向けに寝かされているアルツ君の姿が…。
点滴を受け、鼻にも管が刺さっています。
特養の看護師さんが、ヤッチを出迎えてくれました。
特養の看護師さん:「お父様なんですけど、かなり高熱でして…。それに、こちらに来てから、嘔吐されまして…。その時に一緒に血も…。」
見れば、アルツ君の鼻に刺さっている管の所々が血痕でしょうか、黒くなっています。
特養の看護師さん:「意識は有るので、しゃべられても大丈夫ですよ。」
ヤッチ:「ありがとうございます。お手数をかけて、申し訳ありません。」
ヤッチはアルツ君に話し掛けます。
すいません…。
(-_-;)
ヤッチも人の子…。
(-_-;)
何と言って、アルツ君に話し掛けたか記憶がありません…。
(-_-;)
何か会話を交えたのは確かですが、全く思い出せません。
(-_-;)
しばらくして、S病院の医師からの説明が入ります。
S病院の医師:「出血の箇所を特定したいのですが、こちらには胃カメラや内視鏡の十分な設備がありません。今、検査を受け入れてくれる病院を探しています。受け入れ先が決まり次第、そちらに救急搬送させていただきたいと思います。息子さんに、付き添いで救急車に乗っていただきたいのですが…。」
ヤッチ、よっぽど、余裕が無かったんでしょうね…。
いつもなら、『運転はやだよ。』とか、『先生も一緒に行く?』と申し上げるところですが、ひねりの無い『はい。』という返事だけ…。
(-_-;)
すぐに受け入れ先が決まり、救急搬送となりました。
地元では、比較的有名な救急指定のOG病院です。
余談ですが、ヤッチの友人のNのお父上もこの病院に救急搬送された経緯があります。
後々、詳しく記事にさせていただきたいと思いますが、アルツ君、搬送先での入院になりました。
(-_-;)
OG病院で、アルツ君、検査のため、なかなか病室に戻って来ませんでしたが、夕方遅くになって、担当して下さった医師からの説明がありました。
アルツ君も病室に戻って来ました。
もう外は真っ暗です。
(-_-;)
医師の説明では…。
(-_-;)
やはり、恐れていた誤嚥性肺炎…。
(-_-;)
そして、逆流性食道炎…。
(-_-;)
一時、四十度近くまで上がったアルツ君の熱は誤嚥性肺炎によるもの…。
吐血は、逆流性食道炎によるものとの事です。
(-_-;)
アルツ君、今はOG病院で、ナースステーションから見える位置の個室で、安静にしています。
意識も有り、救急搬送される前のS病院にいる時よりは会話もたくさんできるようになりました。
ヤッチも自宅に戻って来ています。
詳しいことは後日ということで、今日はこの辺でご容赦下さい。
乱文もご容赦…。
m(__)m
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