アルツ君の息子ヤッチです。
(^_^)/~
先日、キノコさんが夜道を歩くのに懐中電灯が欲しいというので、100円ショップでLEDの懐中電灯を買ってきてあげました。
もともとキノコさんの部屋には大きな懐中電灯が有るのですが、単一の電池を4個だか6個だか入れなくてはならない大きなもの…。
確かにアルツ君の居る特養からの帰り道にいくらシルバーカーを押しながらとはいえ、このバカデカい懐中電灯ではお荷物です。
^_^;
んなわけで、キノコさんのリクエストでポッケに入るようなサイズの懐中電灯を買って渡しました。
キノコさんの部屋で電池をセットします。
さすが100円ショップの懐中電灯…。
ヤッチが電池をセットして、スイッチを入れたのですが、点灯しません。
(-_-;)
最初は電池の入れ間違いかなと思ったのですが、どうも接触が悪いようです。
ちょっと懐中電灯を手に持って振ってみました。
シェイクしてやると点くじゃないですか…。
(。・´_`・。)エ-
キノコさん:「それはそうやって点けるものなの?」
ヤッチ:「違うよ。ちょっと接触が悪いみたいなんだよ。点けるときはここに付いている赤いボタンを押すだけ…。接触が悪くて点かない時はもう一度電池を入れ直してみるか、2、3回懐中電灯を振ってみな。」
キノコさん:「でも、今は点くんでしょ?」
ヤッチ:「点くよ。」
キノコさん:「点くんだったら、今はいじらない方がいいわ。私がいじってまた点かなくなったら困るもの…。」
ヤッチ:「ちょっとした接触の問題だから、壊れてるわけじゃあないと思うよ。直せないこともないけど、また今度だなぁ!?時間がある時にでも直すよ。」
電池の接触部分のコイルをちょっと調節してやるだけだったのですが、この手抜きが失敗の始まりです。
(-_-;)

次の日の夕方にキノコさんがヤッチの部屋のインターホンを鳴らします。
ヤッチ:「どうしたの?」
キノコさん:「実は、ちょっと寒くなってきたじゃない!?なもんで、エアコンの暖房を入れて、さっき電子レンジを回したらブレーカーが落ちちゃったのよ。」
そうです…。
入居の時にヤッチの部屋は30Aの契約で、キノコさんの部屋は20Aの契約だったんです…。
で、不動産屋さんにもしかしたら、アンペア数をあげた方がいいかも!?というアドバイスをもらっていたんです。
でも、20Aの方が当然基本料金は安く済むというので、ちょっと様子を見てから考えようというので、保留にしてしまっていたんです。
夏の冷房を入れる時期には、電子レンジを使ってもブレーカーが落ちることはなかったので、このままでもよいのかな!?という矢先の出来事です。
ヤッチ:「電子レンジ回したって、自分で持ち上げて回したのか?」
キノコさん:「どういうこと?」
やっぱり、キノコさんには冗談は通じないようです…。
(-_-;)
ヤッチ:「やっぱり、暖房の方が電気食うのかぁ…。で、ブレーカーは自分で上げられたのか?手は届いたのか?」
キノコさん:「それは、ここに入る(入居の)時に教えてもらっていたから、できたんだけど…。」
ヤッチ:「えらい、えらい。大したもんだ~。」
キノコさん:「問題は懐中電灯の方よ。」
ヤッチ:「懐中電灯?」
キノコさん:「そうよ。懐中電灯。少し暗かったから、あんたに買って来てもらった懐中電灯を点けようと思ったら、点かないのよ。」
ヤッチ:「やっぱり、直しておけばよかったかぁ…。」
キノコさん:「ブレーカーが落ちると、懐中電灯も点かなくなっちゃうの?」
ヤッチ:「はあ?」
キノコさん:「だって、点かなかったわよ…。」
ヤッチ:「ごめん、ごめん。ちゃんと俺が直しておけばよかったよ。」
キノコさん:「ブレーカー?」
ヤッチ:「違うよ!!100円ショップの懐中電灯の方。」
キノコさん:「もう一つ大きい方の懐中電灯が有ったからよかったけど…。」
ヤッチ:「やっぱり、100円ショップの懐中電灯は直しておいた方が良さそうだな!?今そっち(キノコさんの部屋)に行くよ。懐中電灯、直しておこう。」
ヤッチはキノコさんの部屋に行き、100円ショップの懐中電灯に手を加えます。
ヤッチ:「これで、点かなくなるっていうことは、もう無いと思うよ。」
キノコさん:「悪いわね。」
ヤッチ:「仕方ないよ。変なのを買って来ちゃったから…。」
キノコさん:「でも、それ、ちゃんと点けば、すごくいいわよ。軽くて年寄り向きだわ~。」
ヤッチ:「それはそうと、何で俺の部屋まで呼びに来たの?携帯(らくらくホン)が有るんだから、電話すれば良かったのに…。」
キノコさん:「だって、ブレーカーが落ちて停電したから、携帯も使えないもんだとてっきり思って…。」
キノコさん
さすがです…。
(; ̄ー ̄川 アセアセ
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アルツ君の息子ヤッチです。
(^_^)/~
今日のお昼頃、何気なく点けていたテレビで『
本来は、フジテレビの深夜0:40(毎週火曜日)にやっている番組らしいのですが、ヤッチは深夜にテレビをあまり観たことがないので、こんな番組が有るのをまったく知りませんでした。
(^^ゞ
御存知の方も多いのかな!?
深夜番組なのに、お昼にやっているのは再放送なのか、スペシャルなのかよくわかりませんでしたが、ちょっと観てみると、脳の活性化にはとても良さそうな雰囲気です…。
昨今、クイズ番組はいろいろな放送局でやっているので、賛否両論あるとは思いますが、この番組はヤッチ的には、大好物の類で、ついつい見入ってしまいました。
ちょっとなぞなぞめいた問題を出演者に出し、出演者がこれに答えていくという極々シンプルなものです。
例えば、大正時代に発売され、現在も販売されているロングセラー商品の話。
この商品を作った創業者が、他社の製品に負けないように、「比べるものが無いくらい素晴らしい商品」という意味で名付けた商品があります。その商品名とは何か?
といった問題です。
おわかりになられたでしょうか?
ヤッチはたまたま答えを知っていたので、『な~んだ。あれのことか。』とすぐにわかってしまいましたが、御存知ない方からすると、けっこう難易度が高いのではないでしょうか…。
答えは『ムヒ』です。
知らない人はいないんじゃないかというくらい有名な虫さされ・かゆみ止めです。
『比べるものが無い』→『無比』→『ムヒ』という図式です。
ヤッチがわからなかったのは、Facebookでも話題になったという実話問題です。
いつ、話題になったのかは知りませんが、もしかするとかなり古く、しかも有名な話しなのかもしれませんね~。
(^^ゞ

問題と言うのは、数式『128√e980』に何かをすると、ある気持ちが表現されます。
その気持ちとは何か?という問題です。
ヒントとしては、この数式にひと手間加えると、解答が見えて来るというものです。
勘の鋭い方はすぐにおわかりになったと思いますが、ヤッチは答えを聞くまで、さっぱりわかりませんでした。
(-_-;)
皆さんはすぐおわかりになられたでしょうか…???
えっ!!
答えを知りたい…!?
(●`w´●)ニァ・・
掲示板に答えを載せておきました。
(^_^)/
是非、掲示板にアクセスしてみてください。
(●`w´●)ニァ・・
たぶん、すぐに見つかると思います。
(●`w´●)ニァ・・
→ 掲示板で答えを探す
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アルツ君の息子ヤッチです。
(^_^)/~
アルツ君の成年後見人が決まりました。
前回の記事で書かせてもらった通り、やはりアルツ君の成年後見人は司法書士さんです。
[関連記事]
アルツ家が居住している自治体の区がこの成年後見制度の申立てを家庭裁判所に行っていたわけですが、申立て通りの結果となりました。
区と言っても、実際にアルツ君の成年後見制度に関しての事務をやっているのは、アルツ君を高齢者虐待防止法により保護した高齢者相談センター(地域包括支援センター)です。
高齢者相談センターがいつ申立てをしたのか、正確な日付はわかりませんが、アルツ君が特別養護老人ホームの入所した頃であることは間違いないと思います。
そうなると、アルツ君の入所が5月ですので、成年後見人が決まるまで、手続きだけで半年は要したことになります。
ヤッチはこのことを姉からの電話で知りました。
まだ、詳しいことは何もわかりません。
一昨日の晩に姉から電話をもらいました。
姉:「高齢者相談センター(地域包括支援センター)から電話が有って、パパ(アルツ君)の後見人が決まったのよ。」
ヤッチ:「やっぱり、司法書士の先生かい?」
姉:「そう、司法書士さん。それで明日、その司法書士さんがパパに挨拶に行くって言っているのよ。」
ヤッチ:「で?」
姉:「もちろん、高齢者相談センターの人がその後見人になった司法書士さんを連れて来るらしいんだけど、時間が午前なのよ…。」
ヤッチ:「二人で来るっていうことだね!?で、何時なの?」
姉:「一応、朝10時っていう約束なんだけど、私、どうしても会社抜けられそうもないから、あんた行ってくれない!?ホントに悪いんだけど…。」
ヤッチ:「それは構わないけど、俺が行っても大丈夫?」
ヤッチは虐待者本人(ヤッチ)と後見人が会って良いものかちょっと戸惑いを覚えます。
(-_-;)
姉:「高齢者センターの人には『弟が立ち会っても良いか?』って訊いてあるからそれは大丈夫なんだけど…。」
ヤッチ:「なら、行って来るよ。旦那さんの所(特別養護老人ホーム)で当然会うんだよね!?何か用意しなきゃならないものは有るの?」
姉:「いや、何もいらないわ。ただ、全く顔を知らない人がいきなりパパのところに行ったら、またパパ、興奮して怒鳴ったりしないかそれが心配なんだわ…。」
ヤッチ:「なるほど…。」
姉:「司法書士さんとは当然パパは初対面だけど、高齢者相談センターの人は○○さんだから、パパは覚えてるとは思うんだけど、あんたやママのこと忘れちゃうくらいだからね…。」
高齢者相談センターの○○さんというのは、アルツ君が保護された当初からお世話になっている職員さんで、アルツ君が保護されている期間中もドクターのところへ自動車で送迎をして下さった方でも有ります。
なのに、アルツ君、その職員さんを『運転手』呼ばわりし、今の特別養護老人ホームに入所が決まった後も、この職員さんの話をすると、大変失礼な話ではありますが、明らかに『大嫌い』を口にします。
ヤッチとしては、アルツ君の『覚えている』ことの指標になるので、『良し』としていますが、職員さんにこのことが耳に入ったら、気を悪くすることでしょうね…。
(-_-;)
ちょっと話が逸れましたが、姉は話を続けます。
姉:「詳しいことは、後日先方(司法書士さん)に時間を作ってもらって、話をするつもりでいるんだけど、とにかく、パパがまた変に興奮したり、不安になったりするのが心配なんだわ…。」
そうなんです…。
アルツ君が保護されている時は、かなり感情が高ぶり、混乱や興奮していたご様子…。
姉はそれを思い出し、そのことを心配している様子です。
ヤッチも、もちろん落ち着いてきているアルツ君が再び混乱することは嫌です。
ヤッチ:「了解。わかったよ。とにかく旦那さんの所に明日行って来るよ。」
成年後見人が決まったことで、いろいろと問い正していかないこともたくさん出てきました。
アルツ君は特養(特別養護老人ホーム)に入所が決まり、そこに現在お世話になっているというだけで、介護保険を利用するとはいえ、アルツ君含め、他の家族が、どのくらいアルツ君の自己負担があるのかも知らないし、ましてや実費分もわかりません。
これに司法書士さんの報酬が加わるとどうなる事やら…。
(・ω`・?ハテナ?
さらに請求がどのような流れで行われ、事務手続きがどういうふうに行われているのか、これまで自治体そのものが中に入っているため、我々が関与できないので、それらのことも全くわかりません。
いくら、高齢者相談センターが『心配なさらなくて大丈夫です。』とおっしゃられても、正直何が大丈夫なのかがわかりません。
(つд⊂)エーン
アルツ君は認知症の周辺症状が出ているというのは確かですが、専門の先生の診察はここ長い間受けていません。(施設に主事医がいらして定期的な検診は受けていますが…)
『進行性核上性麻痺の疑い』という診断ですが、これが確定なのか、未だ疑いなのか、はたまたそうでないのかも知りたいところです。
これが、後見人が決まることで、家族の判断で専門医のところに連れて行くことができるのか、それとも後見人である司法書士さんの判断を仰がなくてはいけないのかなど、どうもよくわかりません。
アルツ君には特別養護老人ホーム(施設)、成年後見人、高齢者相談センター、家族など、たくさんの人間がかかわっているので、責任の所在や権利関係もこの機会にハッキリさせておく必要が有りそうです。
実際にはそうバッサリ線引きはできないんでしょうけどね…。
^_^;
色々書かせてもらいたいことはたくさん有りますが、まだ後見人さんと挨拶もしていないし、わからないことをダラダラ書いても仕方がないので、『後日時間を作ってもらう』という姉の言葉を信じて、その話し合いを待って、具体的なことは改めて記事にしたいと思います。
昨日は、こんな事情から、朝からアルツ君に面会に行ってきました。
アルツ君:「あっ!?なんだ?もうそんな時間か?」
ヤッチ:「『そんな時間』ってどんな時間だよ?」
アルツ君:「『そんな時間』は『そんな時間』だよ。もう昼飯の時間か?」
ヤッチがちょこちょこ面会に来ていることを忘れてしまっているアルツ君ですが、いつも午後から面会に来るヤッチが朝から現われたので、なんとなく時間の意識が残っているのかもしれませんねぇ~。
(*^_^*)
ヤッチ:「まだ、おそらく朝ご飯食べ終わって一服っていう時間じゃないの?朝は食べたのか?」
アルツ君:「朝は食べないけど、確か朝飯は食ったような気がするなあ…。すーぐ忘れちゃうんだよなあ…。」
ヤッチ:「でも、忘れちゃうことを忘れるなら、問題有りかもしれないけど、忘れちゃうことを覚えているんだから、悲観することでもないよ。縄もロープもネクタイもいらないよ。」
アルツ君:「シュロ縄(生け垣などに使う木を結ぶための黒い縄)だったら首が痛いぞー!!」
ヤッチ:「水に浸してからならもっと痛いぞ!?用意するか?」
アルツ君:「まだ、死ぬもんかっ!!」
ヤッチ:「今日はさ。これから旦那さんのお世話をしてくれる人が来るんだってさ?」
アルツ君:「俺の世話?そんなもん必要ないじゃないか。」
ヤッチは戸惑いました。
果たして、成年後見人とアルツ君に説明したとしてわかってもらえるかどうか…。
判断能力がないのに後見人が選任されたのに、今のアルツ君には、むしろ判断能力がアリアリで、事情を説明したら、怒り出しそうな気配もあります。
(-_-;)
だましているような感じで嫌な感じですが、少しオブラートに包んだ物言いをヤッチはしてしまいました。
ヤッチ:「これから、何が有るかわからないじゃないか!?法律的なことだとか、俺らに手に負えない時にその先生に助けてもらうんだよ。言ってみれば、旦那さんのお抱えの顧問の法律の先生だよ。司法書士さん。」
アルツ君:「かっー!!俺はまるで会社のお偉いさんみたいだな!?で、その先生とやらは仕事はできるのか?」
ヤッチ:「俺も会うのは初めてだけど、多分庭仕事はできないな!?剪定バサミなんか持ったことないかもよ。」
アルツ君:「それじゃあ、ダメだ。」
ヤッチ:「まあ、会ってみないとわからないじゃないか。とりあえず、10時に来ることになってるから、会ってみようよ。」
アルツ君:「別にかまいませんけど!?どうせ俺はここに居てやることがないんだから…。」
ヤッチ:「そうおっしゃらずに、その先生が来た後は散歩に行こうよ。天気もいいし…。」
アルツ君:「まあ、今日はあったかいからな。で、いつ来るんだ?」
ヤッチ:「(だから)10時。」
アルツ君:「そっか、10時か!?もうすぐじゃないか。」
ヤッチ:「そうだよ。俺はその時間に合わせて来たんだもの…。」
アルツ君:「さいざんすか…。」
ヤッチ:「早いとこ、いつもの日記書いちまおうよ?」
ヤッチは先日このブログでも紹介させていただいた『ちょこっと日記』を取り出します。
[関連記事:『ちょこっと日記』]
アルツ君:「なんだ?日記って?」
ヤッチ:「これこれ。」
アルツ君:「それかあ!?」
今日はページが替って新しく目標を書く欄が空白です。
ヤッチ:「日付とか、名前は後回しでいいから、今後の旦那さんの目標を先に書こうよ。」
アルツ君:「目標ねぇ…。」
アルツ君、ボールペンを持って少し考えていましたが、おもむろに書きはじめました。
アルツ君:「あいよ。書いたぞ。これでいいんだろ?」

[アルツ君の日記の内容]
ヤッチ:「あのさ…。この言葉年中言ってると思うけどそれしか頭に無いの?目標っていうより、もう永遠のテーマみたいじゃないか?」
アルツ君:「悪いか?」
ヤッチ:「悪かあないけどさあ…。」
アルツ君:「それより誰か来るんだろ?遅いな?」
ヤッチ:「あっ、ホントだ。ずいぶん遅いな!?10時回ってるぞ!?」
最初は車が渋滞でもしているのかなと思いました。
アルツ君とくだらないおしゃべりを続けて時間を潰します。
でも、11時になっても先方は姿を現しません。
(つд⊂)エーン
アルツ君:「さっき、お前誰か来るって言ったな!?何時だ?」
ヤッチ:「10時…。」
アルツ君が壁に掛かっている時計を見ます。
アルツ君:「10時っていうことはもうとっくに過ぎてるぞ?おい?」
ヤッチ:「どっかに隠れて、旦那さんが時計を読めるかチェックしてるかもしれないな!?」
アルツ君:「三つ子じゃあるまいし、時計ぐらい読めるわい!!」
廊下の外ではお昼ご飯の準備でしょうか、良い香りが漂ってきます。
気がつけば、11時半を回っています。
(-_-;)
しびれが切れ始めているヤッチでしたが、ここで特養の職員さんが高齢者相談センターの職員さんと司法書士さんらしき人物をアルツ君の居室に連れてきます。
特養職員さん:「大変お待たせしました。お二人をお連れしたので…。」
ヤッチは座っていた椅子から立ち上がります。
アルツ君も腰かけていたベッドからゆっくり立ち上がります。
アルツ君:「どうも、どうも!!」
アルツ君、機嫌が悪いどころか、ニコニコ顔でお出迎えです。
ヤッチはアルツ君が怒り出すことをどっかで期待していましたが、何とも拍子外れな感が有ります。
(-_-;)
司法書士さん:「はじめまして!!司法書士の○○と申します。お父さんにお会いできて大変うれしく思っています!!」
ヤッチとアルツ君の二人に名刺を下さった司法書士さんはなかなかのナイスミドル…。
50代後半でしょうか、メタボ体型ではなく、割とスラッとしています。
パリッとしたスーツを着て気難しそうな印象も有りません。
白手袋をさせれば、かなりの得票数を主婦層から獲得できそうな人です。
(^_^;)
ヤッチは自分がアルツ君の息子で有る事を告げ、アルツ君を司法書士さんに紹介します。
アルツ君:「俺は名刺なんか持っていないよ。必要ないから…。」
司法書士さん:「それはもう大丈夫です。お父さんお元気そうですね?」
アルツ君:「まあね!!頭だけが悪いみたいだけどな!?」
司法書士さん:「お身体が元気なのは何よりですよ~。今日はお父さんに挨拶に来たんですよ!?」
アルツ君:「それはそれはご丁寧に…。」
司法書士さん:「詳しいことは後々お話しさせていただくことにして、今日はお父さんと会えてよかった!!これから長いお付き合いになると思いますがよろしくお願いしますね!!」
司法書士さんが手を出し、アルツ君の両手を握りしめ、握手しています。
やっぱり、この司法書士さん、駐車場に選挙カーを停め、助手席には白手袋とタスキを置いて来ているに違いありません。
( 一一)
そんな妄想とともに、ヤッチは今日自分が何をしにここへ来たのかわからなくなってきています。
(-_-;)
アルツ君が興奮するかもしれないと言っていた姉の言葉はアルツ君のニコニコ顔で木っ端です。
(-_-;)
じゃあ、後で散歩に行けば大義名分はできると言っても、もう、じきにアルツ君は昼飯時になり、ヤッチは退散で、散歩に行く時間は残されていません。
(-_-;)
司法書士さん:「お父さん、また私はこちらにお伺いしますから、是非顔を覚えておいてくださいね?」
無謀とも思える司法書士さんの言葉にアルツ君も愛想をふりまきます。
アルツ君:「ええ、ええ。ちゃんと覚えておきますよ!!」
司法書士さん:「それではまたお伺いしますので、私はこの辺で!!」
司法書士さん、『この辺で選挙カーに戻ります。』だったのでしょうか…。
(^_^;)
次の選挙区を回らなくてはいけないので、お忙しそうです。
(^^ゞ
アルツ君とヤッチは立ったまま、司法書士さんの背中を見送ります。
特養の職員さんも高齢者相談センターの職員さんも会釈しながら、居室を出て行かれました。
司法書士さんが居室にいらした時間は推定で5分弱といったところでしょうかね…。
この程度の挨拶だけなら、ヤッチは多分その場に居なくても済んだような…。
(-_-;)
アルツ君の昼飯タイムは刻々と迫って、もう散歩は無理そうです…。
(-_-;)
静かになった居室でアルツ君がぼそりとつぶやきます…。
「ところで、今日はお前、何しに来たんだ?」
確かに…。
(; ̄ー ̄川 アセアセ
さすがです…。
(; ̄ー ̄川 アセアセ
…って
誰が…。
(; ̄ー ̄川 アセアセ
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アルツ君の息子ヤッチです。
(^_^)/~
今回の記事は長編ですので、時間に余裕が有る時に読んでいただけるとありがたいです。
また、自分の勝手な意見を書いておりますので、不快に感じられる方もいらっしゃると思います。
あらかじめ、お断りしておきますよ~。
(^_^)/
さて昨日の東京、午前中は前日から降り続いていた雨でパッとしませんでしたが、午後からはよく晴れて絶好のお散歩日和です。
(o^―^o)ニコ
こんな日はアルツ君と一緒に散歩に行くしかないと思い、アルツ君のところに面会に行ってきました。
いつものようにアルツ君は、廊下の定位置に腰かけています。
アルツ君がヤッチの存在に気づき、一緒に居室戻ります。
居室のドアを開けると、「んっ!?」
相当きついオイニー(臭い)が…。
(; ̄ー ̄川 アセアセ
尿臭ではありません。
(; ̄ー ̄川 アセアセ
ベッドの上にはズボンが置いてあって、きちんと拡げられています…???
ヤッチ:「ズボン汚しちゃったのか?」
アルツ君:「いや、天気がいいから、干してんだよ。」
明らかに怪しい言動…。
(;一_一)
ヤッチはズボンに顔を近づけ、臭いを嗅ぎます。
いつからでしょう…?
こんな事が平気で出来るようになってしまったのは…。
(; ̄ー ̄川 アセアセ
アルツ君:「お前はいやらしいなあ。そんなとこ嗅いでどうするつもりなんだ?」
ヤッチ:「縄張りの確認だよ。縄張りの。」
オイニーの正体はここだと思ったのですが、どうも見当違いだったようです。
(〟-_・)ン?
股のところに手も入れてみましたが、濡れていません。
(;一_一)
ヤッチ:「おかしいなあ~??」
アルツ君:「何がおかしいんだ?そんなところ探ったって金なんか出てきやしないぞ!?」
ヤッチ:「ん~。確かに…。帯を切っていない札束が出て来るのかと思ったんだが…。」
アルツ君:「そんなもんが有るわけないだろっ。」
なぜ故、ベッドの上にズボンが拡げられていたのかは謎のままでしたが、トイレ(洋式)を覗くとオイニーの正体がわかりました。
便器も便座も汚れています。
トイレの中の入ってすぐの左手にポリの汚物入れが有り、そこに履いた紙パンツを入れるようになっていますが、フタがちゃんとしまっていません。
フタを開けると、しっかりとブツの入った紙パンツが…。
居室の中にあるトイレと居室の空間はカーテン一枚で区切られているだけです。
足元の方はスカスカで、誰かが入ってればすぐにわかるような構造です。
それゆえに、ブツのオイニーが居室にまで広がっていたようです。
と、
その時!!
ヤッチ、危うく転倒しそうになります!!
施設で借りたスリッパの足が滑ります!!
光の加減でトイレの床が濡れていることに気づかなかったのです…。
ε-(゚д゚`;)フゥ...
幸い、尻餅をつくのは免れましたが、もし、これがアルツ君だったらと…。
いやいや、ゾッとします…。
ε-(゚д゚`;)フゥ...
ヤッチ:「旦那さん(アルツ君)、今日はトイレの中、雨降ったのか?」
アルツ君:「いや知らないぞ!?なんでだ?」
ヤッチ:「いやさ…、トイレの中洪水だからさ…。」
アルツ君:「雨漏りでもしてるんだろ!?」
ヤッチ:「この辺は黄色い雨が降るのかなあ…。」
ヤッチはトイレットペーパーで床を拭きながらつぶやきます。
推測ではありますが、紙パンツにブツを漏らしてしまったアルツ君が便座に座ります。
どうにか自分で処理しようと、ブツ入りパンツを脱ぎます。
汚物入れと便座とは若干の距離が有り、便座からお尻を浮かせて手を前に出さないと届きません。
便座から腰を浮かせ、紙パンツを捨てようとアルツ君が前かがみになります。
基本注水姿勢を離れ、アルツ君のホースが便座から外れます。
本来、アルツ君のホースは白い陶器がターゲットでしたが今度はフローリング床へとターゲットを変えます。
ブツ入りパンツの汚物入れへの投下が最大目標であったアルツ君は自分のホースから散水が始まっていることを忘れます。
アルツ君が気づいた時は『なんでこんなに床が濡れているんだろう?』の図式です。
もしかすると、ベッドの上に拡げられたズボンは、アルツ君がトイレに入る前に脱いだのかもしれませんねぇ…。
結局、事件は鑑識に回すことなく、脱いであったズボンもランドリー送りにしてしまったので、事件は迷宮入りです。
(^^ゞ
ヤッチはトイレを掃除し、アルツ君に散歩に行こうと切り出します。
ヤッチ:「天気がいいから、表に散歩行こうよ。」
アルツ君:「行ってもいいけど、(外は)何にもないんだよなあ~。」
ヤッチ:「そう言わずにさあ…。(遊歩道にある)竹藪に札束が落ちてたら、二人で山分けしようぜ。」
アルツ君:「ちぇっ。タケノコだって出てやしないぞ。」
一応、散歩に出る前に紙パンツが汚れていないかの確認をし、アルツ君に一声かけます。
ヤッチ:「トイレに行かなくても大丈夫そう?」
アルツ君:「大丈夫ですよん!!俺は三十年くらいトイレに行ってないからな!?」
ヤッチ:「アイドル気取りだなあ!?八十いくつのアイドルなんて聞いたことないぞ。」
アイドルの話を理解できなかったアルツ君に上着を着てもらい、散歩に出かけます。
階下にエレベーターで降り、受付のお姉さんに『散歩行ってきま~す!!』と声をかけ、自動ドアを開けます。
外に出て10メートルも歩かないうちにアルツ君が急に立ち止まります。
アルツ君:「ちょっと待った!!」
ヤッチ:「何だ!?!?オール電化か?告白タイムか?」
アルツ君:「ダメだ!!トイレに行きたくなっちゃった!!」
アルツ君のただならぬ表情にヤッチもビックリします。
多分、1階にもトイレが有るはずなんですけど、探している間に間に合いそうもないフン囲気…。
(゚∀゚ ;)タラー
ヤッチ:「自分の部屋まで戻るか?」
アルツ君:「ああ、その方がよさそうだ!!」
実際、紙パンツは履いているんですけどね…。
ヤッチ:「部屋までちょっと距離が有るぞ。大丈夫か?」
アルツ君:「そんなもん、わかるもんかよ。戻るぞ!!」
何で上目線なんでしょう???
受付を抜け、エレベーターの前まで来ると、ちょうどタイミングよく、扉が開きました。
ヤッチ:「ラッキー!!乗っちゃおう!!」
アルツ君:「そうだなぁぁぁ。」
二人でエレベーターに乗ると、どこからともなく漂うモカブレンドの香りでヤッチはアルツ君が間に合わなかったことに気づきました…。
(ll-艸-)ァリャリャ
でも、間に合わないにしても、アルツ君に排便の感覚が残っているのは、変な話ですが、うれしいところです。
(^^ゞ
居室の有る階に戻ると、カウンターの中にいる施設の職員さんに『出ちゃってるかも話』を告げ、アルツ君と居室の中に入ります。
ヤッチ:「ズボンだけでも脱いでおこうか。すぐにここ(施設)の人が来てくれるから。」
アルツ君:「…。」
ヤッチがちょうどズボンを脱がし終わったところで男性職員さんが居室にバケツを持って駆け付けます。
職員さん:「○○さん(アルツ君)、トイレに入ってそこ(便座)に座っちゃいましょうか?」
アルツ君:「ここに座ればいいのか?すまんねぇ…。」
職員さん:「いえいえ…。」
この男性職員さん、実に手慣れたもので、座っているアルツ君の紙パンツのサイドを手で引き裂き、スルスルっとパンツを剥ぎ取り、ブツの入ったパンツを持ってきたバケツに放り込みます。
さすが、プロです、実に早い。
( ゚∀゚ノノ゙パチパチパチ
と、ここまでは良かった…。
(-_-;)
施設で介護をの仕事をしてらっしゃる方からみたら、極々ありふれた光景で、当たり前のことなのかもしれません…。
(-_-;)
職員さん:「〇〇さん、おしりを拭きますから、少し腰を持ち上げられますか?」
アルツ君:「大丈夫だよ。」
アルツ君が立ち上がってしまいます。
この姿勢で良いのかどうかは別にして、男性職員さんがアルツ君のおしりを拭きます。
職員さん:「あっ。」
男性職員さんがアルツ君のおしりを拭きながら小さな声を漏らします。
??
職員さん:「○○さん、おしり痛くないですか?」
アルツ君:「別に…。」
男性職員さんがヤッチの方に顔を向けます。
職員さん:「脱肛(痔)が有りますね!?」
ヤッチ:「もしかすると、寒くなって来たから出てるかもしれませんね。」
職員さん:「前々から有りましたか?」
ヤッチ:「はい、主治医から注入軟膏をもらって入れている時期もありましたよ。」
アルツ君の病状や健康状態に関しては、アルツ君が高齢者虐待防止法で保護された後に、ここ特別養護老人ホームではなく、高齢者相談センター(地域包括支援センター)の職員さんにすべての情報をこちらから出しています。
当然、高齢者相談センター(地域包括支援センター)という行政の手で、ここ特養にアルツ君の入所を決めたのですから、そういった情報もすべて特養側に伝わっているものだとばかり思っていました。
職員さん:「それは初耳だなぁ…。」
ヤッチからすれば、アルツ君はこの特別養護老人ホームに入所してから半年は経とうかいうのに、アルツ君のおしりを拭いたことがなかったという方が驚きです。
(。・´_`・。)エ-
毎日ではないにしたって、半年もの間のうち、何回かアルツ君のトイレの世話をしてればそのくらいのことは見えてきそうなもんです…。
(。・´_`・。)エ-
職員さんが紙パンツをアルツ君に履かせ、アルツ君はトイレから出てきて、アルツ君のズボンを持っているヤッチの方に戻って来ます。
アルツ君はヤッチの目の前に有った椅子に腰を下ろします。
ホッとしたのか、疲れてしまったのか表情がイマイチさえません。
(・・;)
ヤッチはアルツ君が履いていたズボンのすそをたぐり寄せ、ズボンを履かせる準備です。
男性職員さんは後始末をしながら、ヤッチに話しかけます。
職員さん:「最近、○○さんが転倒したりするのは、排便との関係が有るのかもしれませんねぇ…。」
実は最近になってアルツ君、キノコさんが面会に来ているときに、職員さんの目の前で転倒しています。
この男性職員さんの目の前だったのかはわかりませんが、施設内のことだったので、大勢の職員さんがアルツ君に駆け寄ってきたそうです。
幸い、ケガもなく大事には至りませんでしたが、この男性職員さんは多分このことをおっしゃっているのでしょう…。
ヤッチ:「ほほ…。なるほど!?」
職員さん:「普段、あまり動かれない方が急に立ち上がったりすると、腸は動きますから、そういったことでバランスが微妙に崩れ、それが転倒につながったりすることってよく有る事ですから…。」
ヤッチは介護となると、キノコさんとアルツ君しか知らないので、他の被介護者(介護される側)のことは全くわかりません。
歩行によって腸が動いて排便が促されるというのは自分にだって当てはまるので十分理解できますが、これが転倒につながることってホントなのっていう印象です。
(-_-;)
ヤッチ:「まあ、そういうこともあるのかもしれませんが、父の場合は進行性核上性麻痺ではないかとドクターから言われているので、もしこれが確定だとすると、眼球障害が出て、転倒のリスクが高まるとは言われていますが…。」
アルツ君の目の前でこの会話は正直したくは有りませんでした…。
(-_-;)
あまりに、咄嗟に話しかけられたもので、こっちにも外へ出て話そうという余裕が有りませんでした…。
m(__)m
職員さん:「キノコさん(実際には実名です)が、面会の時に色々と食事をご自宅から用意して○〇さんに食べてもらうことは結構なことですが、○〇さんが糖尿だってことをご存知ですか?何を食べさせたのかをこちらとしても把握したいので、おっしゃっていただかないと…。」
カチンッ!!
この辺からヤッチ、完全にお怒りモードに突入です。
(*`д´)
もちろん、アルツ君の目の前です。
平静を保とうと努力します。
しかし、動揺を隠せないことが自分でもはっきりとわかります。
その証拠にしゃべりながら、座っているアルツ君の足元で、ヤッチはアルツ君にズボンを履かせようと、アルツ君の両足をズボンにくぐらせ、たぐり上げましたが、後ろ前で有る事に気づきます。
(。´・д・)エッ
ヤッチ:「えっ…。糖尿ですか?それこそ初耳だなぁ…。アルブミン値が若干低めで貧血に気をつけるように言われてはいましたが…。」
[関連記事:老人健診]
職員さん:「そうです。確か糖尿が有るって聞いています。」
アルツ君がまだヤッチやキノコさんと生活している頃で、しかもヤッチの情報は1年以上も前のことですが、その時の老人健診では糖尿の疑いを心配していましたが、糖尿はないと主治医から言われていました。
後でわかったことですが、今年の9月20日にこの特養で健診が有りましたけど、この検査結果を知らされているものは家族には誰もいません。
何で施設の職員さんだけが知っていて、家族は知らないんですかねえ!?
[関連記事:認知症の記憶のメカニズム]
だいたい、ヤッチはアルツ君のところに面会に行くたびにボタモチを持って行っているんですけど…。
(-_-;)
ヤッチ:「御存知かどうかわかりませんが、先日(アルツ君の)後見人が決まったところです。しばらく専門医の診察も受けていないので、診察を受けたいなと思っていたところです。ただ、家族が勝手に連れて行って良いものか…。包括(高齢者相談センター)との兼ね合いもあるので、後見人さんや包括の方と話をしてからそうしたいと考えてはいるんですけど…。」
職員さん:「そういうことは御家族さんの方でやっていただかないと…。我々は何か有って、後から何かをするっていうことはできますが、先回りして何かをするということはできませんから…。」
?????
【ヤッチの心の中】
(ここから色文字部分はヤッチの心の叫びです。↓)
おいおい、ちょっと表に出ようか?
じゃあ、何かい?
親父が転倒した後に救急搬送や葬儀屋の手配はするけど、親父がもし転倒したとしても責任は無いよって言いうのかい?
『先回り』の責任逃れは得意なんですねえ~。
ははあ、それで俺が言わないと、3回に1回くらいは親父の部屋のトイレのトイレットペーパーが品切れなのかな!?。
サービスのいい店屋だったら1時間おきにチェックシートに自分のサインを書いてるけどね!?
こっちが親父を面倒診てもらっている負い目から何も言えないことをちょっと勘違いしてやしないかい?
こっちは『いじめ問題』に近いものすら感じているんだぜ。
こっちから文句を言えば、親父に危害が及ぶんじゃないかと低姿勢でいることをそろそろわかった方がいいと思うよ。
そりゃさぁ…。
制度上の問題で人手が足りなくて、すべてをカバーできないことはわかるよ。
でもさ、与えられた仕事をこなすことだけで、仕事に生きがいなんて感じられるのかなぁ…。
仕事のスキルだけ高くてもこの仕事は務まらないんだと思うんだけどな…。
凡人には気づかない何かを気付いてはじめて介護って言うんじゃないのかい?
俺は『介護』って言葉は好きじゃないし、多分仕事としての介護は務まらないと思うけどね…。
俺が介護される方の立場だったらで考えようか!?
スキルが有って寸分の狂いもなく世話ができる人間とスキルは多少劣るけど笑顔で接してくれる方のどっちを選ぶかって聞かれたら、間違いなく笑顔を取るかな…。
余裕が無くて、仕事しているときの顔がいつも引きつってるよ~。
自分の心に余裕がないから、他の人にも余裕をもって接することができないんじゃないんですかねえ~。
自分の身内が介護施設に入らなきゃいけないって言う時に果たして、胸張ってここにしようって言えるのかな…???
とまあ、『怖い』、『恐ろしい』、『不愉快』、『偉そう…』とお叱りを受けそうですが、これがヤッチの本性であり、ホンネです。
(●`w´●)ニァ・・
ヤッチ:「そうですか…。わかりました。お手数かけます。」
努力して男性職員さんに申し上げた言葉はこの言葉です。
(-_-;)
職員さんにも空気が伝わったのかもしれません…。
話題がかわります。
職員さん:「ところで、○○さんは、お正月は自宅に戻ってご家族と一緒に過ごされないんですか?ここに居る利用者さんの多くは、皆さんそうしている方が多いですよ。○〇さんのような(分別がまだつく)方だとそういうこと(家に帰れないで寂しいと思うこと)ってわかってしまうと思いますよ。外泊の許可を取れば家に帰ることもできますから…。」
【ヤッチの心の中リターンズ】
(ここから色文字部分はヤッチの心の叫びです。↓)
あの…。
(-_-;)
ここで『わかってしまう』、『わからない』の話をされても…。
本人がすでに目の前に居るんですけど…。
もうバレバレなんですけど…。
(-_-;)
アルツ君の足元でひざまずいているヤッチがアルツ君の顔を見上げると、アルツ君がヤッチにはまだできない『への字口』をしています。
この顔が焼き付いて昨晩はよく眠れませんでした…。
(つд⊂)エーン
いつものヤッチならおそらく色文字の部分はハッキリ言葉に出して言っていると思います。
でも、どこかで『虐待者』のレッテルを貼られていることを意識して、ブレーキをかけます。
自分はそうではないと思っても、世間はそういう目では見てくれないと思ってしまうのです。
信用を落としてしまった人間が信用されるまでには時間が必要なのかもしれません。
姉からも、言いたいことは一回姉に相談してからにしてくれとも言われています。
(-_-;)
[関連記事:高齢者虐待防止法]
もちろん、今回書いた記事ですが、介護職に就いていらっしゃる方すべてを批判しているわけではありません。
施設全般について、批判しているわけでもないということもご理解いただければありがたいです。
あまりこのことに回りくどく触れてしまうと、ご覧になられている方をさらに不愉快にさせてしまうのでこの辺で失礼したいと思います。
m(__)m
この後日談としては、施設常駐の看護師さんにアルツ君のおしりの脱肛のことを伝えました。
今週の金曜日に定期的なこの施設の主治医の診察が有るので、診てもらうようにするとの返事をいただきました。
さらに、男性職員さんの対応についてですが、その日の夜にアルツ君のところに面会に行った姉から施設にクレームを言ってもらい、姉から『父の目の前でこういう話をされて甚だ遺憾である』と施設の事務所で、今回の職員の上司らしき人物に言ってきたとの事です。
施設側からは『申し訳ありませんでした。』、『職員によく言ってきかせます。』、『何かございましたらどんなことでも結構ですので、すぐにおっしゃってください。』と言われて来たそうです。
ヤッチも電話をくれた姉に宣言しました。
「今度(何か有ったとき)は俺が直接、事務所ドアを叩くよ!!」
ヤッチ
○○○(合計すると20の数字!?)です…。
(; ̄ー ̄川 アセアセ
乱文もご容赦…。
m(__)m
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© 2023 アルツ君は職人
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アルツ君の息子ヤッチです。
(^_^)/~
前回の記事ではアルツ君のお世話になっている特別養護老人ホームの職員さんの対応について書かせていただきました。
[関連記事:特養に入所は幸福なの?]
コメントにも書かせていただきましたが、今週水曜日に対応した職員さんではありませんが、別の施設の職員さん(上司?)から謝罪の言葉をもらい、また金曜日にさらに違う職員さんから呼ばれ、謝られました。
m(__)m
姉がどのような表情や口調で施設に物申したのかはわかりませんが、二人もの方がヤッチに謝罪してきたので、かなりきつく言ったことがうかがえます。
ヽ(*`ェ´*)ノ
アルツ君にダメージは今のところ見受けられないので、気持ちを切り替えて今日は明るい話題を…。
水曜日の話になってしまいますが、施設で音楽療法が有りました。
職員さんがアルツ君に『音楽療法に出席しましょう!』と声をかけて下っても、毎回のように断るアルツ君。
アルツ君、実際は出席したくて出席したくて仕方ないのに、裏返しのことを言って断るプリティーなやつなんですよ。
(^_^;)
アルツ君が素直に出席してくれるまでは、音楽療法が有る日は、ヤッチが施設に行って、出席を促すかなと思っています。
失礼な話しですが、ヤッチも音楽療法をついでに受けられちゃうし、お年寄りウォッチングには絶好のポイントです。
いつものようにヤッチはエレベーターでアルツ君の居室に向かいます。
ヤッチ:「今日は音楽療法が有るらしいよ。」
アルツ君:「音楽療法?へえー、そんなのが有るのか!?」
アルツ君の顔が半笑いなので明らかに認知症を装っています…。
(;一_一)
ヤッチ:「あんなに女性陣に囲まれてハーレム状態になれるところはそうそうないじゃん!?」
アルツ君:「ふんっ!!ばあさんばかりじゃないかっ。」
やっぱり、音楽療法を覚えています…。
(;一_一)
ヤッチ:「バッカだなぁ~。若きゃー子ばかりだったら、俺は旦那さんを誘いに来ないで、俺一人で出席しちゃうぞ?」
アルツ君:「ふんっ。」
ヤッチ:「それに今の若きゃー子の前で、『♪二人は若い』なんて歌ってみな?『おじさん古~い!!』なんてて白い目で見られるぞ。」
アルツ君:「ふん、俺はまだ若いけどな!?♪あなたと呼べ~ば~…。」
ヤッチ:「そいつを歌えること自体、もう若くないと思うんですけど…。まあ、いいや、出るんでしょ?」
アルツ君:「仕方がないな…。出てやるか…。」
アルツ君が出席しなくたって音楽療法は予定通り行われるのに、自分が出席してやらないと始まらないくらいのものの言い方…。
(-_-;)
そのくせ、いつものように『何時から始まる?』、『どこでやるんだ?』のオンパレード(←あえてこの言葉を使ってみました。)で落ち着かない様子…。
ヤッチ:「ちゃんと迎えに来てくれるから大丈夫だよ。声がかかるまでそこにゆっくり腰かけてなよ。」
ヤッチはアルツ君がいつも腰かけている定位置の椅子を指さし、そこに座ってもらいます。
アルツ君の座っているテーブルを挟んで、100歳になったというおばあちゃんが、車椅子に腰かけています。
左目は閉眼してもう視力がないそうです。
右目も黒目の部分は白く濁ってほとんど視力は残っていないと聞いています。
最近施設に来ても、お姿を見かけなかったので心配しておりました。
アルツ君の隣、ちょうどそのおばあちゃんの対面に腰を下ろしたヤッチに向かっておばあちゃんが微笑んでいます。
見えているんでしょうか…????
おばあちゃん:「私ね、お母さんがここに来ないとクビになっちゃうのー!!」
廊下に響き渡るような大きな声で話しかけてきます。
見えているのでしょうか…。
『クビ』という時にはご自分の右手で喉をかき切るような仕草もします。
ヤッチ:「『お母さん』って誰のこと?」
おばあちゃん:「私ね、お母さんがここに来ないとクビになっちゃうのー!!」
おばあちゃんの顔は深刻な表情ではなく、むしろ自分の右手でのどをかき切る仕草を楽しんでいるかのようにも見え、ニコニコしています。
おばあちゃんのおっしゃる『お母さん』は記憶の中のご自身の母親なのか、それともご自分のお嫁さんか娘さんなのか結局わからずじまいです。
そして、おばあちゃんが何かの不安を訴え、大声を出しているのかもということも頭をよぎりましたが、おばあちゃんの仕草がおかしくてアルツ君と二人でケタケタ笑ってしまいました。
まるで志村けんの『アイ~ン!!』のようです。
ヤッチ:「『クビ』ってどういうことなんだろうね?」
アルツ君と顔を見合わせ、二人で吹き出します。
おばあちゃん:「私ね、お母さんがここに来ないとクビになっちゃうのー!!」
おばあちゃんはまるでロボットのようにこのフレーズを連呼しています…。
ロボットと違うのは笑いながら叫んでいるところ…。
おばあちゃんには失礼ですが、おばあちゃんのおかげで、アルツ君のソワソワがまぎれました。
(^_^)/
施設の職員さんがお迎えに来きます。
今日は同じフロアで音楽療法が開催されるようです。
おばあちゃんは音楽療法に参加しないようです。
ヤッチ:「おばあちゃん、また後でね!!」
おばあちゃん:「私ね、お母さんがここに来ないとクビになっちゃうのー!!」
アルツ君と笑いながら、歩いて同じフロアのデイルームのような所に移動です。
すでに王様が腰かければ、ハーレムが完成する状態になっています。
またしても、アルツ君、両手に華状態です。
しかも車座の中に他の男性入所者さんはいらっしゃらないのでホントのハーレムです。
(*^_^*)
何度がこのブログで、音楽療法のことは記事にさせてもらっていますが、今回も前半部分のカリキュラムは過去のものとだいたい同じでしたので、省略させていただきます。
もし、興味のある方は下のリンクをたどって、記事をご覧になってください。
[カテゴリー:音楽療法]
音楽療法の後半、最後は音楽療法の先生がピアノを弾き、ピアノを弾いている間、車座になった入所者の方達が一つのボール(まり)をとなりの人に渡して行き、ピアノを先生が弾くのをやめた時に、ボール(まり)を持っている入所者さんに先生が質問するというものです。
今回の先生の質問は『秋に食べたいものは?』です。
先生:「すこし寒くなって、秋というよりもう冬かもしれませんが、ちょっと戻ってもらって秋を思い出して下さい。皆さんが秋と聞いて食べたいものは何でしょうか~?ボールを持っている人に質問しますからね~?」
先生がピアノを弾きはじめます。
最近、ちょっと思うのですが、先生はアルツ君がそこそこ答えを返すので、場を盛り上げるつもりかなにかで、よくアルツ君がボールを持っているときにピアノを弾くのを止めるのではないかなあ…。
この日のアルツ君の位置からすると、三番目か四番目くらいに質問が飛んできそうな気配です。
質問は『秋に食べたいもの』です。
やはり…。
皆さんも期待しちゃいますよね!?
アルツ君の口から発せられる『○○モチ』という言葉…。
(・・;)
正確には『お萩』と言わなくてはならないかもしれませんが…。
(・・;)
ちょっと期待しますよね…。
ヤッチにはすでに先生に向かって、アルツ君が『ボタモチっ!!』と叫んでいる映像が映ってしまっています。
(・・;)
来るかっ!!
久々のボタモチっ!!
先生がピアノを弾くのを止め、最初に質問された入所者さんの答えは確か『栗』だったような…。
(>ω<;)フー
自分のことではないのに何でヤッチが先生のピアノの音にドキドキしてるんでしょう…?。
(*´・ω・`*)ドキドキ
次の入所者さんの答えは『ブドウ』だったような、『まつたけ』だったような…。
(*´・ω・`*)ドキドキ
もうすでに、ヤッチの中では他の入所者さんの答えはどうでもよくなっています。
(*´・ω・`*)ドキドキ
アルツ君がなんて答えるかばかりに意識が行ってしまい、アルツ君の順番が近づくにつれ、心拍数が上がってきます。
(*´・ω・`*)ドキドキ
アルツ君の二軒隣りの人にボールが回ってきたところで、ピアノの音が止みました。
もう、その二軒隣りの方がどのような食べ物をおっしゃったのか全くうろ覚えです…。
多分、『さんま』??…です。
大変失礼な言い方ですが、出て来る答えは秋と言って思いつく在り来たりのものばかりだったような気がします…。
^_^;
それより、二軒隣りでまた先生がピアノを弾きはじめて、先生がアルツ君がボールを持った時にピアノを止めるとなるとすぐじゃないですかぁ~!?
先生…。
そんな小技使ってくれるんでしょうか…。
(*´・ω・`*)ドキドキ
先生が再びピアノの前に腰かけ、ピアノを弾きはじめます…。
(*´・ω・`*)ドキドキ
オットーーーーッ!!!
ジャストミーーーーートッ!!!
古館と福澤がタッグを組みますっ!!
誰だよそれはっていう話ですが、先生のピアノの音が鳴り止んだ時、アルツ君がボールを持っているじゃないですかっ!!
ヤッチは明子姉さんの心境です…。
飛雄馬…(涙)。
椅子から先生がゆっくりと立ち上がり、アルツ君に近づきます…。
(*´・ω・`*)ドキドキ
いや、
実際は早足で近づいたのかもしれません…。
(*´・ω・`*)ドキドキ
先生はあの禁断の一言を発してしまうんでしょうか…。
(*´・ω・`*)ドキドキ
アルツ君の目の前に先生がいらっしゃいます…。
(*´・ω・`*)ドキドキ
先生が自分のひざに両手を置き、中腰になり、アルツ君と目を合わせます…。
(*´・ω・`*)ドキドキ
先生:「○○さ~ん、秋に食べたいものは何ですか~?」
おそらく、テレビ局なら相当スイッチャーは大忙しな状況…。
(*´・ω・`*)ドキドキ
(*´・ω・`*)ドキドキ
アルツ君:「アケビ!!」
ェェェェェェエエエ工工工----ッ!!!
少しざわついていたデイルームが一瞬沈黙に包まれたような気がしたのはヤッチだけでしょうか…。
(-_-;)
アルツ君が未だかつて、『アケビを食べたい』なんて聞いたことがないんですけど…。
『アケビ』と口にするのを聞いたこともないような…。
(-_-;)
先生:「アケビって…。アケビって秋に食べるものなんですか?」
アルツ君:「そうだよ。秋だよ。知らないの~?甘いんだよん!!」
完璧に、してやったりのドヤ顔です…。
(-_-;)
この後、居室に戻ったアルツ君が得意満面の顔をしていたのは言うまでも有りません。
(; ̄ー ̄川 アセアセ
若い頃飲み歩いた、どこぞのスナックのママの名前でも思い出したのでしょうか…。
アルツ君
さすがです…。
(; ̄ー ̄川 アセアセ
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