
こんにちは。
アルツ君の息子ヤッチです。
(^_^)/~
昨日の午前中、キノコさんからヤッチの携帯に着信がありました。
キノコさん:「ねえ、あんたの部屋のテレビちゃんと映る?」
ヤッチ:「今、テレビは点けてないけど…。」
キノコさん:「じゃあ、ちょっと点けてみて?」
ヤッチは片手には携帯、もう片手にはテレビのリモコンを持って、テレビのスイッチを入れます。
テレビの画面には、なでしこジャパンの南アフリカ戦の録画放送が映し出されます。
ヤッチ:「ちゃんと映るよ~。」
キノコさん:「あらっ!?やだわぁ。何でかしら?」
ヤッチ:「オリンピックやってるよ~。」
キノコさん:「そうなのよ…。私もオリンピック観てたんだけど急にテレビが映らなくなっちゃって…。ちょっとみてくれない?」
御存知の方も多いかもしれませんが、キノコさんの部屋とヤッチの部屋はアパートの棟は違いますが、20~30mの距離です。
そう…。
なにも電話でやり取りする必要もない距離です。
ヤッチ:「わかった。今そっちに行くよ。」
キノコさんはカギを開けて待ち構えています。
キノコさん:「ロンドンオリンピック観てたんだけど、急に変な表示が出て映らなくなっちゃったのよ…。音も出ないのよ…。」
キノコさん、困惑の表情…。
.+*ウゥン(ノД`)コマッタ*+.
キノコさんの部屋のテレビの画面を見ると、『ICカードを正しく装着してください。』と表示されています。
確かにテレビ放送はそこには映し出されていません。
ヤッチ:「なんか、テレビをいじったりした?」
キノコさん:「いやぁ~。私は機械の事は全く音痴だから、何にもしてないわ。でも突然そんな表示が出たもんだから…。」
ヤッチ:「いじりもしないのに、こんな風になるのも妙だねえ!?」
キノコさん:「そうなのよ。だからあんたの部屋のテレビもこんな風になってるんじゃないかと思って電話したのよ。」
キノコさん、自分の部屋のテレビだけが映らなくなってしまったことを信じたくない様子です。
ヤッチ:「ICカードっていうのは多分、B-CASカードの事じゃないかなぁ…。」
あいにく、キノコさんの部屋のテレビはもらい物なので取扱説明書が有りません。
キノコさん:「カード?テレビを観るのにカードが必要なの?お金がかかるの?」
ヤッチ:「そうじゃないよ。地デジ対応のテレビはカードを入れないとたしかに観れないけど、クレジットカードやプリペードカードとは違うよ。」
キノコさん:「そうなの?何だかわけわからないわねえ…。カードなんて私は持ってないわよ。」
ヤッチ:「いや、最初からテレビにくっ付いてるはずだよ。」
テレビの背面を覗き込み、カードが入っていそうなスロットを探します。
有りました…。
(o^―^o)ニコ
カバーを外さないと、スロットが見えない構造のようです。
でも、もともとB-CASカードが挿入されていて、テレビを観ることができたのに、突然、今頃になって装着しろなんていうのもおかしな話です。
???
ヤッチ:「多分、このカードがちゃんと入ってなかったからかもなぁ…。」
ヤッチはボソボソつぶやきながらテレビの主電源を落とし、B-CASカードをいったん引き抜き、再度挿入し直します。
挿入し終わり、テレビの主電源を入れ、リモコンでスイッチを入れてみます。
ヤッチ:「これでちゃんと映ると思うよ。なっ!?」
確かに、画面に映し出されていた『ICカードを装着してください。』の文字は消え、オリンピックの試合が映し出されました。
ヤタ───v(-∀-)v───♪
キノコさん:「あら、ホントだ!!」
ヤッチ:「原因はわからないけど、カードがきちんと入っていなかったのかもしれないなぁ~。」
キノコさん:「あら、そうなの。私はロンドンが遠いから映りが悪いのかと思ったわ。」
キノコさん
さすがです…。
(; ̄ー ̄川 アセアセ
午後は少し日差しがすこし和らいできたところで、アルツ君のところに面会に行ってきました。
実は面会に行く前日に、アルツ君が夕食後に吐いてしまったことを、施設の方から連絡をもらっていました。
このところ、フェルガードのお蔭なのか、すこぶる快調だったアルツ君ですが、ちょっとブレーキがかかっているのかなという印象です。
ただ、進行が早いと言われているアルツ君の進行性核上性麻痺ですが、今まで際立って病気が進行しているという感じも無いので、さほど気にすることも無いのかなとも思いましたが、このところの猛暑日でヤッチはあることを思い出しました。
そうです。
アルツ君、以前便秘がひどくて、気を失ったことが有ります。
確か、その時も連日、猛暑が続いていた時だったような…。
[関連記事:試写会に行った職人]
その時は便秘が原因だったとはわからなかったのですが、その後の主治医の診察で、どうも意識消失の原因は便秘ではないのかということがわかったのです。
その後はアルツ君にとってはとても効果があった特選養麗健茶を便秘になると飲ませたりして、お腹の調子を整えた記憶が有ります。
少々余談ですが、このお茶、ヤッチも試したことが有りますが、ものすごく調子が良くなりすぎて、トイレと大親友になったこともあるので、もしお試しになる方は最初からがぶ飲みしないでくださいね。
(^^ゞ
で、まあ、こんな一件が有るので、施設の看護師さんにこのことを伝えておいた方が良いのではと思い、面会に行ったわけです。
施設に到着し、看護師さんに話をしようと思ったのですが、看護師さんが忙しそうにしていたので、アルツ君を担当している職員さんにこのことを話しておきました。
ヤッチ:「父が、昨日吐いたということなのですが、原因はいろいろ考えられると思いますが、以前に便秘で気持ち悪くなったり、意識を失ったことが、実は有るんです。」
職員さん:「そうなんですかぁ。」
ヤッチ:「最近、私は父の面倒をみていないので、何とも言えませんが、もし便秘が続いているようでしたら、こういうこともあるということをお知りおきください。」
職員さん:「わかりました。」
他にも色々と要望なり、お願いをして、今度はアルツ君の部屋に向かいます。
職員さんと話し込んでしまったので、すっかり遅い時間になってしまいました。
(^_^;)
ヤッチ:「昨日、吐いたんだって?」
アルツ君:「誰?」
ヤッチ:「誰って、旦那さん(アルツ君)だよ。」
アルツ君:「吐くわけないだろっ!?俺は生まれてから吐いたことなんて一度もないぞ。」
ヤッチ:「じゃあ、昨日が生まれた日だったのかもな!?」
アルツ君:「バカ言え!!それじゃあ、俺はいくつになるんだ?」
ヤッチ:「84歳の赤ん坊だよ。」
アルツ君:「ふん、勝手言ってろっ…。それよりばあさん(キノコさん)はどうした?」
ヤッチ:「ばあさんなら、家にいるよ。」
アルツ君:「忙しいのか?」
ヤッチ:「オリンピックで(テレビを観るのに)忙しいかもよ!?」
アルツ君:「誰?ばあさんが?」
ヤッチ:「ああ。」
アルツ君:「へえ、あのばあさんがかよ!?いったい何の競技に出てるんだ?」
ヤッチ:「出てやしないよ。観てるだけだよ。」
アルツ君:「ロンドンでかよ?」
ヤッチ:「へえ~。オリンピックがどこでやってるか知ってるのか?でもロンドンには行ってないよ。」
ヤッチ:「どこでやってるかぐらい、100年前から知ってるわいっ!!」
ヤッチ:「100年前は生まれてないと思うが…。」
アルツ君:「まあ、どっちにしても俺も歳を取ったもんだぁ…。歳は取りたくないねえ…。」
ヤッチ:「この間まで、38歳だなんて言ってたくせして、ずいぶん歳を取るの早いじゃないかよ?」
アルツ君:「まあね。世界記録だ、世界記録…。」
ヤッチ:「このところ、テレビなんてろくろく観ていなかったんだから、たまにはテレビでも観てのんびりしなね。」
アルツ君:「いつだってのんびりしてるよ…。」
ヤッチ:「おっ!?もうこんな時間だ!?もう六時だ!!そろそろ夕飯だろ?俺はそろそろ帰るよ?」
アルツ君:「誰が『もうろくじじい』だっ!?俺はまだ死なないからなっ!!」
アルツ君
さすがです…。
(; ̄ー ̄川 アセアセ
[解説]
『もう六時』=『もうろくじじい』
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アルツ君の息子ヤッチです。
(^_^)/~
今日はちょいとお堅い話です。
先日、ヤッチの元へ封書が届きました。
東京家庭裁判所からのものです。
差出人には、東京家庭裁判所 家事第1部2係(後見センター)と書かれてあります。
お役所をはじめ公的機関からこういうものが届くと一瞬ドキッとしてしまうのはヤッチだけでしょうか…。
(・・;)
『俺、何にも悪いことしてないよなぁ…!?』と自分に言い聞かせながら、封を開けると、どうやらアルツ君の成年後見制度についてのものでした。
ε-(゚д゚`;)フゥ...
おおよその内容は、アルツ君の『後見開始の審判』にあたり、ヤッチから意見を聞きたいというもので、返信用の封筒も同封されていました。
成年後見制度については、詳しい知識を持っていらっしゃる方も多いと思いますが、ヤッチは、なんとなくわかっているという程度で、詳しくは理解していません。
よくわからない点も多々あります。
だいたいこの『成年後見制度』という字を見ると、どこで区切ってよいのやら、毎回見間違っているような気さえします。
(^^ゞ
家庭裁判所の封書に同封されていた書類に簡単に解説しているものが有ったので、ヤッチと同じようにイマイチよくわからないぞという方のために、この文章を写し書きしておきます。
成年後見制度とは
- 成年後見制度
- 成年後見制度とは、ある人(以下「本人」といいます。)の判断能力が精神上の障害により不十分な場合(認知症高齢者、知的障害者、精神障害者等)に、本人を法律的に保護し、支えるための制度です。
例えば、本人のために預金の解約、福祉サービス契約の締結、遺産分割協議、不動産の売買等を必要があっても、本人の判断能力がなければ、そのような行為はできませんし、判断能力が不十分な場合にこれを本人だけで行うと、本人にとって不利益な結果を招くおそれがあります。
そのような場合に、家庭裁判所が本人に対する援助者を選び、その援助者が本人のために活動する制度が成年後見制度です。
※判断能力
売買や贈与等をする際に、その行為が自分に有利なのか不利なのか、適正か不適正か等を考えるのに必要な精神能力。
- 後見開始の審判
- 本人が一人で日常生活を送ることができなかったり、一人で財産管理ができないというように、本人の判断能力がない場合、家庭裁判所は「後見開始の審判」をします。
後見が開始すると、本人は選挙権を失い、印鑑登録は抹消されます。
医師、税理士等の資格や会社役員の地位も失います。
通常、本人が亡くなるまで、その状態は続きます。
- 成年後見人の選任
- 後見開始の審判と同時に、本人(成年後見制度では「成年被後見人」ともいいます)を援助する人として成年後見人を選任します。
成年後見人は、裁判所が最も適任と思われる方を選任しますので、審理の結果、成年後見人の候補者ではなく第三者の専門職(弁護士、司法書士、社会福祉士など)の方を選任したり、複数の後見人等を選任したりすることもあります。
また、後見人を監督する「成年後見監督人」を選任することもあります。
成年後見人に誰を選任するか、また、成年後見監督人を選任するかどうかの家庭裁判所の判断に対しては、不服申し立てをすることができません。
成年後見人は、本人の財産を管理するとともに、包括的な代理権を持ちます。[家庭裁判所から届いた文章を引用]
上の文章をご覧になっていただければ、成年後見制度の概要はお分りになると思います。
じゃあ、この申し立てはいったい誰がしたのという話になってきますが、この申し立てはヤッチがしたわけではありません。
もちろん、キノコさんでもなく、姉でもなく、兄でも有りません。
ましてやアルツ君本人がするはずもありません。
答えは高齢者相談センターです。
高齢者相談センターはアルツ君の住む東京23区の○〇区の機関でもあるわけなので、正式な申立人は○○区長です。
はじめてこのブログをご覧になる方は、何をこいつ、わけのわからんことを言い始めているんだと言われてしまいそうですが、アルツ君はヤッチの虐待によって高齢者相談センターに保護されている身の上です。
高齢者虐待防止法により、高齢者相談センターはしばらくの間、ヤッチからアルツ君を遠ざけ、保護していました。
施設で保護されていたのですが、その間ヤッチは当然面会を制限され、どこでアルツ君を保護しているかも教えてもらえない状況でした。
これが、今年の3月中旬くらいの事です。
そして、6月に入り、ようやく面会の制限が解け、アルツ君も特別養護老人ホームに入所が決まりました。
このアルツ君の特別養護老人ホームへの入所を決めたのも高齢者相談センターであり、今回の成年後見制度の「後見開始の審判」の申立てをしたのも、高齢者相談センターなのです。
[関連記事]
高齢者虐待防止法
アルツ君との面会解禁
高齢者相談センターはアルツ君が特養に入所したあたりから、フェードアウトしたかのようでしたが、実は水面下で動いていたんですねえ~。
高齢者相談センターがアルツ君に後見人をつけようと家庭裁判所に申し立てをしていたのです。
といっても、進めているという情報だけはヤッチも耳にしていました。
でも進めているという話だけで、具体的なことは何も聞かされていませんでした。
で、今頃になって、家庭裁判所からこの申し立てについて意見を聞きたいということで封書が届いたわけです。
書類は「照会書」と銘打って有ります。
簡単に言ってしまえばアンケート用紙です。
この照会書はヤッチだけに来たのではなく、個別に家族全員に送られてきているようです。
内容は以下のようなものです。(携帯の画面では読みづらいかも!?)
照会書
このたび、申立人 東京都○○区長さん から △△(アルツ君の名前)さん を本人とする後見開始の審判の申立てがありました。
この申し立てについて、あなたからご意見をお聞きし、審理の参考にしたいと思いますので、この書類の枠内の事項に回答の上、8月13日までに返送してください。(記入欄が不足する場合は、適宜用紙を追加してください。)期限内に返送がない場合は、ご意見等は特にないものとして審理が進行します。ご意見等が有る場合は、必ず期限内に返送してください
成年後見制度については、同封の「成年後見制度とは」をご覧下さい。
- ご本人について後見を開始することについて、あなたのご意見はいかがですか。
なお、この質問は、ご本人の判断能力に関するものです。後見人に誰を選任するかについてのご意見は、次の質問(質問2)でご回答ください。
□賛成である
□反対である
- 【後見を開始することに反対である理由】
□後見を開始するほど判断能力は低下していない
□次のとおり- 申立人は、成年後見人候補者を ○○司法書士(司法書士の名前) としています。後見人の人選について、あなたのご意見はいかがですか。
□申立ての通り、成年後見人候補者が選任されることに賛成する
□申立人と利害関係のない第三者の専門職が選任されることを希望する
□家庭裁判所に一任する
□次のとおり- ご本人の生活状況について、お書き下さい。
□病院、老人ホーム等の施設で生活している
- 病院名又は施設名:
所在地:
□自宅又は親族宅で生活している
- □介護サービスを受けている
□親族が介護している(介護者: )
□介護は受けていない
□分からない
□次のとおり- ご本人の財産のうち、あなたが管理されている財産がある場合はお書きください。
(例)預貯金(金融機関名、残高など)、現金、株式その他の金融資産(証券会社名など)等
□管理している財産はない
□次のとおり- その他ご意見がある場合はお書きください。
以上、回答します。
平成 年 月 日
住所:
氏名:
電話(昼間の連絡先):
※ この書面お送りした以降、原則として、家庭裁判所からの通知等は有りません。[家庭裁判所の文章を一部抜粋して引用]
申立てそのものは区から行われているので、今さら申立てを取り下げろということはできないと思います。
また、ヤッチ自身はアルツ君に後見人をつけること自体に反対ではありません。
ただ、自分自身もしくは家族の誰かが家庭裁判所に申立てができなかったことが、なんとなく悔しい感じがします。
結果として、後見人が選任されるわけですから、誰が申立てをしても変わらないのですが、やはり自分、もしくは家族によって申立てをしたかったというのが率直な感想です。
もう一つ気になる事は、家庭裁判所から届いた照会書の質問2と関連することなのですが、成年後見人候補者の事です。
高齢者相談センターもしくは区が候補者として具体的に司法書士さんの名前をあげていますが、この人選について『異議なし』で賛成して良いものか…。
もちろん、この司法書士さんがどんな人物なのか全く面識は有りません。
この司法書士さんには、何の恨みも有りませんが、高齢者相談センターないし区の息のかかった人間である可能性も有ります。
となれば、高齢者相談センターが実質上の後見人になってしまい、アルツ君にとってこれが吉なのか凶なのかよくわからないところです。
きれい事を言うつもりは有りません。
正直、ヤッチは未だに高齢者相談センターに良い印象を持っていません。
これは論理的に説明できるようなものではなく、ただただ感情的なもので、かなりお子ちゃまレベルのものです。
まだキノコさんをはじめとして、家族の意見は聞いていませんが、ヤッチ自身は、質問2に関しては、『申立人と利害関係のない第三者の専門職が選任されることを希望する』にチェックマークを付けて、返信したいと考えています。
なにか良いアドバイスが有れば、教えていただけるとありがたいです。
賛成、反対、お叱りなんでもウェルカムです。
m(__)m
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アルツ君の息子ヤッチです。
(^_^)/~
アルツ君が特別養護老人ホームに入所してからというもの、ヤッチがアルツ君の身のまわりの世話をするということがほとんどなくなりました。
せいぜい、面会に行ったときに、汚れているトイレを掃除するとか、アルツ君の紙パンツをたまに交換する程度…。
これも本来なら、施設の職員さんがやるべきところですが、自分もアルツ君の世話をしてきた人間なので、どうも強くは職員さんに言えないところがあります…。
(^_^;)
猛暑が続いているので、最近は、アルツ君も施設内で靴下を履いているということがほとんどありません。
ヤッチがアルツ君のところに面会に行ったときに、何気なくアルツ君の足元に目をやると、アルツ君の足の爪に異変が…。
┏(゚ェ゚) アレ?
もともと分厚い爪で、爪を切るのも一苦労だったのですが、どうも見る限りヤバヤバの状況です。
左手の親指にも同じような異変が…。
むしろこの左手の親指の爪の方が深刻かも…。
このまま放置しておくと、とんでもないことになりそうなので、一応施設に常駐しておられる看護師さんに報告することに…。
看護師さん:「あらっ!?ホントだ!?」
ヤッチ:「このまま放っておくと、ひどくなっちゃいますよね?というよりひどくなってますよね?」
看護師さん:「なかなか治りにくいのよねえ…。」
ヤッチ:「爪も結構のびてますよねえ?」
看護師さん:「あまり深く切ってもよくないし…。難しいところねえ…。主治医の先生の診察が近々有りますから、報告をあげておきますね。」
ヤッチ:「お願いします。」
とまあ、勿体を付けながら書いてきましたが、アルツ君の爪…。
どうやら、爪水虫のようです。
(^^ゞ
主治医の診察で外用薬をもらい、風呂上りに看護師さんに薬を塗ってもらっているようです。
最近はすこし、改善されてきましたが、発見当初は、ちょっと女性なら目をそむけたくなる様相を呈していました。
で、肝心な画像は?
どうしても見ますぅ…?
気持ち悪くなっても知らないですよ~。
グロい画像が苦手の方はクリックしないでくださいね。
ワタシ結構平気かもという方は『爆弾』画像をクリックしてみて下さい。
ご覧になっているあなたの端末のモニターが爆発するかもしれません。
(●`w´●)ニァ・・
それでは…
とまあ、水虫とはいえ、こわいですよね!?
それにも増して気になるのがアルツ君の手の親指の曲がり加減です。
以前よりもカーブがきつくなっているような気がします。
これもレビー小体型認知症のパーキンソン症状の進行なのでしょうかねえ~。
この事をアルツ君に言うと…。
ヤッチ:「だいぶ、指のカーブがきつくなって来てるんじゃないのか?」
アルツ君:「そうだな。運転が上手くないと曲がり切れないぞ。」
ヤッチ:「それに、足の爪も手の爪も腐り始めてるじゃないか?もう長いことないんじゃないか?」
アルツ君:「バカを言えっ!!肉だって、果物だって腐りかけが美味いんだぞっ!!」
アルツ君
さすがです…。
(; ̄ー ̄川 アセアセ
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アルツ君の息子ヤッチです。
(^_^)/~
先日、成年後見制度についての話をさせていただきましたが、今日は、このことについて姉と電話で話しをしました。
[関連記事:成年後見制度]
話しをしたと言っても、後見開始の審判の申立てをしたのは、高齢者相談センターなので、今すぐ何かを変えられる状況ではありません。
姉:「今日、お昼に家庭裁判所と高齢者相談センターに電話をかけて聞いたんだけどさ…。家庭裁判所の方は淡々とした答えで、後見人の候補者に司法書士がなることに反対なら反対の理由を照会書に書いて下さいだってさ。高齢者相談センターの方からは、家庭裁判所がセンターが候補者としてあげた人を後見人として選任したら、今後の事について直接会って話しをしたいだってさあ…。家庭裁判所も高齢者相談センターも司法書士がパパの後見人になっても、問題ないって言ってたよ。」
ヤッチ:「多分、役所だから、ダメとは言わないさぁ…。旦那さんの負債の事は言ったの?」
姉:「家庭裁判所には言わなかったけど、高齢者相談センターには言ったよ。司法書士でも問題ないのではないのでしょうか!?って返ってきた。」
ヤッチ:「問題ないというのは?」
姉:「滞納家賃の事だけど、家のカギを返してから、その後高齢者センターにもお金の事を大家さんは言って来ていないんだって。大家さんはお金を請求しないつもりなのかね?請求が無いなら、司法書士でも問題ないんじゃない?」
現在、アルツ君への郵便物はすべて高齢者相談センターに転送されることになっています。
電話もつながらない状況下では大家さんの次にとる手段と言えば、高齢者相談センターへの問い合わせです。
ヤッチ:「300万円もあるお金をカギを返しただけで大家が許すとは思えないけどね…。」
姉:「でも現実に請求してきてないから…。」
ヤッチ:「たしか、民法上は金銭の請求権は半年間は有効だよ。俺なら絶対お金を取るけどね。それに高齢者相談センターはこの辺の事をよくわってないんじゃないのか!?司法書士に訴訟代理権が認められるのは、法改正されてなければ、借金総額が140万円までだぜ。それを超える金額となると、弁護士じゃないと代理権は認められていないはずだよ。いざ請求されちまうと、司法書士じゃ手におえないなんてことにならないかねえ…。」
姉:「私もその辺の事は全く分からないけどさぁ…。まあ、今のところはパパは施設に入っているから、施設のお金のことを考えるだけでいいわけだから、司法書士がなってもいいんじゃないのかね…???」
話しの雰囲気から姉には自分が後見人になるという頭はないようです。
ヤッチ:「どういう手続きを踏むことになるかはわからないけど、仮に高齢者相談センターが申立てを取り下げた場合、あなたが後見人になるというのはどう?」
姉:「でも、私がなっても、あまり変わらないんじゃないかしら!?もう一度高齢者相談センターに電話してみるけどさぁ…。高齢者相談センターは司法書士が後見人になっても家族の聞く耳を持たないというわけではありませんからとも言ってたよ。」
ヤッチ:「そこが怪しいのさ。一旦なっちまえば、不服申し立てができないんだから、後になって『そんな話ししましたっけ?』って言われたら最後だぜ。」
姉:「…。」
ヤッチ:「なにも高齢者相談センターだけが申立てできるわけじゃなくて、家族だって申立てできるんだから、そこのところも検討してみてよ。場合によっては、後見人が二人というのも発想として有っても良い気がするが…。」
姉:「なるほどねえ…。」
ヤッチ:「それに金銭的なトラブルが無くて、難しい問題を抱えていなけりゃ家族が後見人になってもいいんじゃない?」
姉:「逆に問題が無いなら、司法書士がなっても問題ないんじゃない?」
やはりアルツ君のまな娘です…。
さすがです…。
(; ̄ー ̄川 アセアセ
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アルツ君の息子ヤッチです。
(^_^)/~
今日はアルツ君の施設に面会に行ってきました。
入館手続きを済ませ、アルツ君の部屋の有る3階まで行くと、施設の職員さんから、
職員さん:「今、○○さん(アルツ君)と奥様は2階で『音楽クラブ』に出席されていますよ。二階にいらっしゃれば、すぐに見つけられると思います。」
そうです。
キノコさんもヤッチより一足早く面会に来ていました。
(^^ゞ
『音楽クラブ』というのは、ヤッチもよくわからないのですが、いつもやっている『音楽療法』とは別のもので、先生も違います。
クラブというくらいだから、入会していないと参加できないようにも思えますが、別にそんなわけではなく、自由参加型のサークル活動的なものでしょうか…。
まっ、とりあえず、2階に行ってみましょう。
階段を利用しようとしたのですが施錠されていたので、エレベーターで…。
エレベーターで降りるとすぐに大広間の様な所が有ります。
さっそくピアノの音が聴こえ、入所者さんたちがたくさん集まって、ピアノに合わせて歌を歌っています。
歌詞カードと思しきA4サイズ紙を片手に持って歌っている入所者さんもたくさんいらっしゃいます。
ヤッチはアルツ君とキノコさんの姿を探します。
はいはい、いました…。
片づけられて隅の方に置かれたソファにふんぞり返っているのは元植木職人です。
その横できちんと腰かけ、歌詞を見ながら歌を歌っているのは愛妻キノコさんです。
ヤッチがアルツ君の方に近づいて行くと、アルツ君も気がつきます。
アルツ君:「俺の部屋に行っても誰もいないぞ!?」
ヤッチ:「わかってるよ。そこにいるんだから…。それよりみんな歌ってるんだから、早く歌えよ。」
アルツ君:「いいんだよ。歌わなくたって。代わりにばあさんが歌ってるぞ。」
聞けば、アルツ君、この音楽クラブに最初は参加しないとダダをこねていたのをようやくキノコさんが手を引っ張り連れて来たようです。
ヤッチが来た時には違う曲が掛かっていましたが、アルツ君とおしゃべりしている間にその曲は終わってしまいました。
次に歌う曲の歌詞を先生がみんなに配ります。
ヤッチにも先生は渡して下さいました。
次に歌う曲は『♪月の砂漠♪』です。
月の砂漠
- 月の砂漠を はるばると 旅の駱駝(らくだ)が 行きました
金と銀との 鞍(くら)置いて 二つならんで 行きました
- 金の鞍(くら)には 銀の甕(かめ) 銀の鞍(くら)には 金の甕(かめ)
二つの甕(かめ)は それぞれに 紐(ひも)で結んで ありました
- 先の鞍(くら)には 王子さま 後の鞍(くら)には お姫さま
乗った二人は おそろいの 白い上着を 着てました
- 広い沙漠を ひとすじに 二人はどこへ 行くのでしょう
朧(おぼろ)にけぶる 月の夜(よ)を 対の駱駝は とぼとぼと
- 砂丘を 越えて 行きました
黙って 越えて 行きました
この歌、よくよく歌詞を眺めると結構ロマンチック…。
王子と姫の恋の逃避行の物語なのでしょうか…。
そんな事を感心しながら、ヤッチが歌詞を眺め、一緒に口ずさんでいると、聴こえてきました~。
アルツ君の歌声~♪
少し笑みすら浮かんでいるようにも見えます。
しかしっ!!
甘くみてはいけません、元植木職人!!!
きけば、替え歌を口ずさんでいるではありませんかっ…。
(;一_一)
銀の鞍(くら)には ボタモチ~♪
二つのモチは それぞれに~♪
俺が並べて 食べました~♪
恐ろしき作詞能力…。
(゚∀゚ ;)タラー
秋元康も真っ青です…。
(゚∀゚ ;)タラー
フェルガード効果なのか、副作用なのか…。
(゚∀゚ ;)タラー
まあ、ここでバトルを展開すると、他の入所者さんたちの迷惑になるので音楽クラブが終わるのを待つことに…。
音楽クラブが終わって、部屋に戻るとヤッチはアルツ君に問いただします。
ヤッチ:「何であんな替え歌歌ってたんだい?」
アルツ君:「ああ、あれかぁ…。だってお前たちがちっとも俺にボタモチ食わせてくれないからさ~。食い物の恨みは怖いぞ!?」
ヤッチ:「食わせたってすぐに忘れちゃうじゃないかよ!!」
アルツ君:「忘れるから、すぐに食いたくなるんだろっ!!」
あー言えばこういう節はまだまだ健在のようです…。
(-_-;)
ヤッチ:「じゃあ、今度食わせてやるから…。」
アルツ君:「今度って何時だ?」
ヤッチ:「子供かっ!!」
アルツ君:「子供じゃなくて、いい年寄りですけど…。」
ヤッチ:「じゃあ、今度面会に来たときなっ!?俺が覚えていた場合の話だけどな。」
アルツ君:「その歳してまだボケるのは早いぞ!?」
ヤッチ:「あんたに言われたくないよっ!!それより、そろそろトイレに行った方がいいんじゃないのか?」
アルツ君:「いや、大丈夫だぞ。」
ヤッチ:「大丈夫なわけないよ。音楽クラブで結構長い時間歌ってたんだろ?」
アルツ君:「まあね。」
ヤッチ:「じゃあ、紙パンツ取り替えるか、トイレに行った方がいいんじゃないのか?」
アルツ君:「だから、大丈夫なの!!」
ヤッチ:「どうして?」
アルツ君:「どうしてって、俺はラクダだからっ!!」
ヤッチ:「意味不明なんですけど…。まあいいや。紙パンツを取り替えておこう!!」
そう言ってヤッチはアルツ君の紙パンツを脱がしにかかります。
予想通りです…。
(-_-;)
パンツはグッショリ…。
相当な重みです…。
(-_-;)
アルツ君がヤッチに向かってドヤ顔でのたまいます。
アルツ君:「なっ?言った通りだろっ?」
ヤッチ:「はあ?」
アルツ君:「俺のパンツはラクダのコブだってんだよっ!!」
アルツ君
さすがです…。
(; ̄ー ̄川 アセアセ
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