こんにちは。
アルツ君の息子ヤッチです。
(^_^)/~~
今日の東京は梅雨の晴れ間となって、雲は多いながらも、良い天気です。
昨日も雨は降っていなかったので、畑に水やりをしに行こうということで、。アルツ君が以前から借りている老人農園に二人で畑仕事に行ってきました。
植えているものは、すべて野菜類で、ピーマン、ジャガイモ、ナス、ミニトマト、トマト、キュウリです。
オッと忘れちゃいけないスイカまで植わっていました。
^_^;
スイカはアルツ君がどうしても育ててみたいというので、2本だけ植えています。
ウネを作って、一つのウネには各5本くらいの野菜を植えています。
植えている畑の面積はそこそこ有って、10畳はゆうに有ります。
やはり前日に雨が降っておらず、その前日も暑いくらいなので、畑の土も少し乾き気味です。
水場があってそこからホースを引いて水をまくこともできますが、少し距離があるので、ジョウロで何回かに分けて水を水場まで汲みに行き、自分の借りている畑まで往復することにしました。
いざジョウロで水を撒くとなると最低でも10往復くらいはしなくてはなりません。
アルツ君が自分で水をやりたいというので、アルツ君にジョウロを渡し、ヤッチ自身は勢いよく伸びて、少しフラフラしているトマトを支柱に結び付けて、固定する作業をしていました。
水場から一番近くに植えているものは、ピーマンです。
ピーマンの列、その次にジャガイモの列、ミニトマトの列・・・キュウリの列までくれば、水やりは完了です。
さすがに昔は植木職人のアルツ君水やりはなどはお手の物です。
水場に水を汲み、ピーマンに丁寧に水をあげています。
アルツ君:「勢いよく水をやると、畑の土が葉っぱにかかって、そこから病気になるんだよ…」
なにやら顔見知りなのか、畑に来ていたやはりアルツ君くらいの年齢のおばあちゃんに講釈をたれています。
ヤッチの方は誰にも邪魔されず、作業は順調です。
次はトマトからキュウリのつるを支柱に巻きつけてやろうと列の移動です。
ピーマンの水やりを終え、ジャガイモに水やりをしていたアルツ君も次はヤッチが作業していたトマトの列に水やりを開始しました。
ある程度の年齢になるとジョウロで水を汲み、水場から歩いて畑の野菜に水をやるというのは結構重労働だと思います。
ヤッチ:「代わろうか?」
アルツ君:「そんなに大変じゃないから、大丈夫。」
オッと〜!
元気いっぱいですね〜。
ヤッチがキュウリのつるを支柱に巻きつけて、かれこれ30分は経過しているんでしょうか?
アルツ君の方を見ると、まだトマトに水やりをしています。
しばらくアルツ君を観察することにしました。
???
トマトの株の最後の1本に水をあげて、今度はスイカの列に進んで水をあげればアルツ君の作業は8割くらいは終了ということになります。
水を汲みに行って戻ってきたアルツ君はまたトマト列に戻ってきて、トマトに水やりをしています。
そしてジョウロの水がなくなって、再び水を汲みに行き、再び戻ってきて、またさらにトマトに水をあげています。
???
そうです!
どこまで自分が水を撒いているのかわからなくなっているんですねえ・・・。
(ー_ー)!!
ヤッチ:「そこはもう撒いたよ!!」
アルツ君
さすがです…。
(; ̄ー ̄川 アセアセ
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アルツ君の息子ヤッチです。
(^_^)/~
昨日はアルツ家にとって大変な一日となってしまいました。
アルツ君は要介護3といってもおそらく知らない人から見たら、ちょっと変わったおじさんぐらいにしか見えないくらい元気です。
日常生活の中では物忘れがひどいというだけで、そんなに他人に危害を及ぼしたり、困らせたりすることはありません。
昨日はアルツ君が植木職人だった頃の昔のお客様(お得意様)のお宅を訪問したいというので、家族は特に理由を聞かずに「行ってきてもいいよ」というGOサインを出してしまいました。
歩いても30分はかからないくらいの距離です。
家族にしてみれば、それをバスに乗って出かけるというわけですから、まあちょっと遠出のお散歩くらいにしか考えず、多少の不安はあるもののまあ大丈夫だろうと判断を下したわけです。
私営のバスは、アルツ君の年齢になると、どこまで乗っても無料です。
そのバスはJRと私鉄を南北に結んで、アルツ君が乗るバス停から終点のJRの駅までは30分くらいでしょうか。
お得意様のお宅の最寄りのバス停は、ちょうどその中間くらいのところに有り、バス停を降りればすぐのところです。
アルツ君はお昼前には帰ってくると言い、午前10時過ぎくらいに自宅を出発しました。
もちろん一人だけです。
そのアルツ君はお昼になっても帰ってきません。
お得意様の家で昼ご飯でも御馳走になっているんだろう…そう家族はまだ考えていました。
???
お昼が過ぎ、そろそろアルツ君の大好きなおやつの時間です。
昔の職人なので午前10時半の休憩と午後3時の休憩は体に染みついていて、現役を引退した今もこの時間になると、お茶とお茶菓子を催促します。
???
おやつの時間だというのに…。
そろそろ心配しないわけにはいかなくなってきました。
おやつをお得意様のお宅でいただいているにしても、ちょっと帰りが遅すぎる気がしてきました。
キノコさんがヤッチに言います。
キノコさん:「ちょっと、あんた。迎えに行ってきてよ。」
こういう時の役割は決まってヤッチが任命されます。
ヤッチ:「しようがない…。行ってくるか…。」
自転車にまたがり、表通りに出ると、2~300m位先にアルツ君らしき姿が見えます。
昔職人だった人間は骨太で遠くから見ても陰影がクッキリです。
自転車をこぐヤッチとアルツ君の表通りでの再開です。
ヤッチ:「ずいぶん遅かったんじゃない?」
アルツ君:「バスに乗らないで、歩いて行ってきたからな。」
ヤッチ:「歩いて行ったにしても、遅くないか?」
アルツ君:「仕方ないだろっ。帰りも歩いてきたんだから…。」
ヤッチ:「お得意さんの家で昼飯でも食べてきたの?」
アルツ君:「行ってない…」
ヤッチ:「行ってないって?じゃあどこに行ってたの?」
アルツ君:「わからんっ!!」
どうやら家に戻って話を聞くと、行きは乗るはずのバス停が混んでいたらしく、お得意様の家まで歩いて行こうと決め、テクテク歩いたそうです。
歩いているうち、自分がどこにいるのわからなくなり、さまよい歩いていたらバス停の終点であるJRの駅にたどり着いたそうな…。
終点のJRの駅に着いたときは、土地勘があり、自分がどこにいるかわかったそうです。
もうこうなるとお得意様のお宅訪問どころではありません。
早く家に帰ろうとまたすぐJRの駅を後にして歩き出したとの事。
(バスに乗って帰ってくればいいのに…。)
また歩きだしてようやくヤッチとご対面となったわけです。
アルツ君その間飲まず食わず…。
ようやく自宅にたどり着いたアルツ君は家族の心配もよそにお腹が空いたと言って話もそこそこに、残しておいた昼ごはんをほおばっていました。
これって迷子なんですかねえ~?
それとも徘徊なんですかねえ~?
どなたかお分かりになる方教えていただけませんか?
ちなみに、今日になると、アルツ君は昨日の出来事を全く覚えていませんでした。
アルツ君
さすがです…。
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たまごが先か?
福島県で津波で流されてしまった鶏舎を復興するとき、よその県からにわとりを連れて来たら、福島県産になるんですかね?
それともたまごからかえすのかな?
あっ!
すいません!
こんにちは。
アルツ君の息子ヤッチです。
(^_^)/~
アルツ君の寝る時間は、いつもだいたい決まっていて、夜の7時には床についてしまいます。
夜の7時?
と思われるかもしれませんが、夕方5時くらいには夕飯を食べ、それからお風呂に入って寝てしまいます。
ですから夜の11時、12時はアルツ君にとっては真夜中です。
☆彡
多分夜の11時くらだったでしょうか、チェコ戦の結果のニュースでも観ようかとヤッチが2階の自分の部屋から1階のリビングに降りて来たときです。
キノコさんも寝てしまっているらしく、1階は真っ暗です。
リビングの灯りのスイッチを入れ、部屋を明るくしたその時です!!
ななっ、なんとっ!
そこにアルツ君が座っているではありませんかっ!!
真っ暗闇の中ですよ。
???
しかもアルツ君の上着はパジャマで下はなぜか普段着のズボン姿です。
こっちも暗闇から急に人の姿が現れたのでビックリです。
(@_@;)
ヤッチ:「どうしたの?」
アルツ君:「左足が痛くて眠れない…。」
でもなぜ部屋を暗くしておく必要があったのでしょうか?
リビングで上半身はパジャマ姿で下はズボンのベルトをキッチリ締めている老人がボッーと椅子に腰かけている姿を想像してみて下さい。
(llllll゚Д゚)ヒィィィィ
騒ぎを聞きつけたキノコさんも起きて、降りてきました。
キノコさん:「歩いて遠くまで行ったからでしょっ。」
キノコさんの一言でヤッチもピンときました。
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そうです。
アルツ君、筋肉痛だったんですねえ~。
☆ヽ(o_ _)oポテッ
この後もキノコさんはアルツ君が落ち着いて寝るまで一緒付き合わされていたようです。
キノコさんの方が今日は疲れてお昼寝しています。
...zzZZZ
アルツ君
さすがです…。
(; ̄ー ̄川 アセアセ
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アルツ君の息子ヤッチです。
(^_^)/~
携帯でこの記事を読んでいる方から、登場人物の設定がよくわからないとの指摘を受けたので、今一度おさらいしておきます。
- ヤッチ
- 今これを書いている私です。
- アルツ君
- 元植木職人でアルツハイマー型認知症と診断され、今は現役を引退しているヤッチの父です。
要介護3の認定を受け、毎週1回デイサービスに通っています。 - キノコさん
- アルツ君の愛妻。
ヤッチの母でもあります。
最近はアルツ君の介護で疲れ気味。
まあこんなところで、だいたいわかると思いますが、アルツ君は、御年83歳で認知症ということ以外では、病気はなく、体力だって同じ年の方に比べれば丈夫な方かと…。
会話のやり取りだって、時々別に認知症じゃないんじゃないのかと思わせるくらい、トンチも聞くし、冗談だって通じるときもあります。
そんなアルツ君のことなんですが…。
朝からワイドショーではAKB48の総選挙の開票結果で持ちきりでしたよね。
観るなと言われても、観てしまうくらい話題のアイドル!
(*^_^*)
そのワイドショーをテレビで観ていたアルツ君。
アルツ君:「何だこの子達は?国会議員にでもなったのか?」
キノコさん:「ちがうわよ!48人もメンバーがいるから、テレビに出られる子をファンの投票で選んでるのよ。」
キノコさんがアルツ君に優しく説明しています。
(^_^.)
「エー・ケー・ビーって何だ?チョコレートでもくれるのか?」
???
キノコさん:「それはGHQ!マッカーサーはパイプ咥えて出てないでしょ!」
キノコさんがピシャリ。
なかなか息の合ったボケとツッコミです。
アルツ君
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アルツ君の息子ヤッチです。
(^_^)/~
去年の今頃って何してたかなぁ~なんて考えてたら、
去年は記憶に狂いがなければ確か…、
サッカーのワールドカップの開幕の日じゃなかったかな?
アルツ君との付き合いが長くなると、ついつい自分の記憶が、おかしくなってないか検証してしまいたくなります。
そのアルツ君なんですけど、すでに自分の歯はほとんどなく、総入れ歯です。
普通の人は入れ歯を外して、床に就くと思うんですけど、なぜか外して寝るのが大っ嫌いっ。
風呂から上がると、そそくさと二階の自分の寝室に上がろうとして、キノコさんに呼び止められます。
今日もキノコさんに…。
キノコさん:「また入れ歯外してないでしょう?ちゃんと外して寝なくちゃダメじゃない!」
まるで幼稚園児のようなアルツ君。
階段に一歩足をかけたところでキノコさんに連れ戻されます。
キノコさん:「ちゃんと自分で洗面所で外してから寝ないと、入れ歯が長持ちしないでしょ!」
キノコさんにそういわれたアルツ君は洗面所に戻り、ひとりでガサゴソやってる様子。
洗面所から出てきたアルツ君をキノコさんが再び呼び止めます。
キノコさん:「ちゃ~んと外した?外したかどうだか口を開けてごらんなさい!」
こうなると年齢の差というのはないかんじですねえ~。
キノコさんにも乙女の時代は有ったはずなんだが…。
アルツ君:「お前に言われなくたってちゃんと取ったよ!!」
アルツ君はアカンべーをするような仕草で舌を出し口を開けます。
まるできかんぼうの三歳児!
(,,゚Д゚)、ペッ
キノコさん:「あっ!また!やっぱり外してないっ!」
大きく開いた口の中を遠目で見る限りは、アルツ君は入れ歯を外しているように見えます。
???
キノコさん:「舌は出さなくていいから、もう一度ゆっくり口を開けてごらんなさい。」
アルツ君は不敵な笑みを浮かべながら、仕方なさそうに口をひらきます。
キノコさん:「ほらっ。上の入れ歯だけ外して、下の入れ歯を外してないじゃないっ!もう一度下の入れ歯外して来なさい!」
アルツ君
さすがです…。
ついでにキノコさん
さすがです…。
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