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訃報の記事ばかりが続いて、恐縮ですが、昨日(2019年10月03日)の朝、兄が亡くなりました。
享年66歳です。
寝耳に水、青天の霹靂、ハゲ頭に氷です。
兄のことを記事にしたことが、あまりありません。
ヤッチに兄がいることをはじめて知ったという方も多いと思います。
抜け毛度が、ヤッチより進行している10歳年上の実の兄がいます。
姉よりも年上で、アルツ家の長男です。
兄は、ヤッチと同様に、生活保護を受けています。
兄の訃報を区の福祉事務所のケースワーカーさん(女性)から、昨日(10月3日)のお昼過ぎの電話で知りました。
事前に、具合の悪かったことも、まったく知らされていませんでした。
ケースワーカーさん:「○○さん(ヤッチのこと)の携帯電話でよろしいでしょうか?保護△係の□□と申します。」
たぶん、こんな切り出しだったと思います。
『たぶん』と書いたのは、動揺していて、記憶が曖昧です。
ケースワーカーさんが続けます。
ケースワーカーさん:「今日の朝、お兄様が○○病院で、お亡くなりになりまして…。」
はじめて聞く病院の名前でした。
都内の病院ですが、兄の住むアパートから、遠く離れた場所にある病院でした。
ここからは、一字一句覚えていないので、『だいたい』こんな感じの会話だったということで…。
ヤッチ:「えっ!今日ですか?」
ケースワーカーさん:「はい。実は、今年(2019年)の9月から、肺炎になられていて、そこから、ずっと寝たきりだったんですね…。」
ヤッチ:「病院に入院したとかっていう話じゃないんですか?」
ケースワーカーさん:「今朝、病院でお亡くなりになったと、連絡が入りました。」
ヤッチ:「風邪から?誤嚥性肺炎?」
ケースワーカーさん:「その辺のところは、よくわからないのですが、実は、お兄様なんですが、『食道がん』が、かなり進行していまして…。」
ヤッチには、人の話をさえぎって、かぶせて話す悪い癖があります。
ヤッチ:「食道がん?それで、父母の納骨に出かけたとき(2019年4月30日)に、やせ細っていたのか…。」
ケースワーカーさん:「納骨の話は、お兄様から、私もよく話を聞いていました。」
今年(2018年)の4月の終わりに、姉夫婦、兄、ヤッチの4人で、アルツ君とキノコさん二人の遺骨を樹木墓地に、納骨してきました。
- 関連記事:
- アルツ君、キノコさんの納骨
- [2019/05/05 (日)]
キノコさんが亡くなってから納骨の日(約1年間)まで、ずっと、兄と会っていませんでした。
久しぶりに会う兄は、体重が減り、懐中電灯で照らすと、骨が浮かび上がりそうなくらい、やせていました。
声のほうも、そばに耳を近づけないと、聞き取れないような状況でした。
その時は、『不摂生をして、満足に食事を摂っていないのだろう。』、そんな風に考えていました。
いつものヤッチなら、それを言葉にして、本人にダイレクトに言ってしまうのですが、なぜか、その時は、そんな気分になれなかったのを記憶しています。
また、兄は、納骨を終えると、車で来ているのだから、一緒に車で帰ればよいのに、なぜか『用事がある』と言って、電車で帰ってしまいました。
なんとも奇妙な行動です。
たぶん、納骨の日は、ほとんど会話をしていません。
話を戻します。
ヤッチ:「で、死亡診断書の死亡理由は何だったんですか?肺炎?食道がん?」
ケースワーカーさん:「なんとも、私からは、申し上げられませんけど、死亡診断書には『食道癌』と書かれています。」
ヤッチ:「いつ、食道がんが、わかったんですか?」
ケースワーカーさん:「私も今年(2019年)の4月から、お兄様の担当になっているのですけれど、記録を見る限りでは、去年(2018年)の12月に、『がん』がわかったようです。」
ヤッチ:「兄と連絡を取っていなかった私が悪いんですけど、なんでもっと早くに、福祉事務所さんから、知らせていただけなかったんでしょうか?」
ケースワーカーさん:「お兄様が、『家族には教えないでくれ。』と、強く希望されたものですから…。」
兄のいう『家族』とは、ヤッチと姉という意味だと思います。
ヤッチ:「そうでしたか…。それは失礼しました…。でもな…。」
ケースワーカーさん:「それでも、お兄様、大変なご病気なのに、痛みにこらえて、お仕事をされていたみたいですよ。」
ヤッチ:「その判断は、果たして『吉』だったんですかね…。結構、『がん』は進行していたんですか?」
ケースワーカーさん:「詳しくは、存じ上げませんが、今年(2019年)の7月になってから、私どもの判断で、介護保険を使って、介護用ベッドをお部屋に設置させていただきました。」
ヤッチ:「そんなひどいことになってたんですか…。要介護度は?」
ケースワーカーさん:「要介護3です。」
ヤッチ:「区分変更を掛ければ、多分、介護度は4とか、5ですよね?」
ケースワーカーさん:「おそらく…。で、9月に、肺炎になられてしまって…。訪問看護が毎日入っていたのですけれども、看護師が、『もうアパートのお部屋では、無理。』というので、往診の先生と相談の上、○○病院に入院していただいた次第です。(入院日9月26日)」
ヤッチ:「それで、そのまま逝っちゃったっていうわけですか…。」
ケースワーカーさん:「おっしゃるとおりです…。」
ヤッチ:「遺体は、今どこに?」
ケースワーカーさん:「区で、委託している葬儀社があるのですが、御遺体はそこで安置しています。」
ヤッチ:「焼く前に会いに行く必要があるよなぁ…。」
ケースワーカーさん:「それで、ご傷心のところ、大変恐縮なんですが、今後の手続き等々について、ご相談差し上げたいことが、ございますので、一度、福祉事務所の方にいらしていただけないでしょうか?」
ヤッチ:「一度ならず、何度でも。今から伺いましょうか?」
ケースワーカーさん:「そうしていただけると、ありがたいです。」
早速、福祉事務所に出向き、いろいろな手続きのための書類を書いてきました。
生活保護法では、国から最低限の葬儀費用が支給されるので、その書類です。
兄の死亡届を葬儀社が代行して、区へ提出するための書類。
火葬の委託の書類。
5、6枚に署名捺印したような気がします。
言われるがままに、書いていたので、もう何の書類に署名したかの記憶もありません。
そこで、問題になったのが、火葬した後の遺骨をどうするか?
この時にまだ結論を出していませんでしたが、後で姉に連絡し、一致した意見になりました。
遺骨は一応、姉が持ち帰り、アルツ君、キノコさんの眠る樹木墓地に申し込みをしようという結論です。
今年の応募・抽選は締め切っているので、もし当選しても、埋葬できるのは再来年になりそうです。
一通り、書類に署名したところで、ヤッチが切り出します。
ヤッチ:「ところで、なんで、食道がんというのが、わかったんですかね?兄が、がん検診に申し込むような人間ではない気がするんですが。」
ケースワーカーさん:「去年(2018年)の12月から、歯科へ通院されていたようなんですけど、歯科の先生が大学病院を紹介されたようです。」
ヤッチ:「え、じゃあ、口を開けたときに、『びらん』が目視で確認できるほど、ひどかった???」
ケースワーカーさん:「おそらく、おっしゃるような状況だったのかもしれません。」
ヤッチ:「大学病院での検査結果は?」
ケースワーカーさん:「ステージいくつとは、お伺いしていませんが、多分、相当その時に進行していたのではないかと思います。今年(2019年)の1月から、長い期間、入院されていましたからね…。」
ヤッチ:「入院?これまた初耳だわな…。いつまで入院していたんですか?」
ケースワーカーさん:「1月1日から3月13日までです。」
ヤッチ:「おい、おい、勘弁してよ~。大学病院に、3か月も?よほど、予後が順調じゃなかったんですね…。」
後から聞いた話ですが、この期間内に、『がん』の切除術も行っていたようです。
切腹手術です。
- 追記(2019年10月09日)
- 個人情報の関係上、病院から、直接話を聞くことはできませんでしたが、兄を担当していた訪問看護師さんの話では、切除術(開腹手術)は行っていないそうです。入院期間中は、抗がん剤治療(化学療法)も行わず、放射線治療が中心だったそうです。
退院して間もない4月にアルツ君、キノコさんの納骨に来ているわけですから、そりゃあ、元気がないのは当たり前です。
あくまで、推測ですが、無理をしてまで、納骨に出かけたのは、死期の迫った自分が、そろそろそっちに行くよという挨拶に行きたかったのかもしれません。
当たり前のことですが、初耳なことが満載で、どれを書いたら、よいかわかりません。
今年(2019年)4月に、退院後、通院していた大学病院で、余命宣告も受けていたようです。
医師からは『腹をくくれ』と言われたそうな。
言うなら、『食道をくくれ』だろうと、突っ込みを入れたくなるヤッチです。
今年(2019年)7月には、食事が思うように摂れなくなり、『胃ろう』の造設手術も行っていたみたいです。
暑かった今年(2019年)の夏に、兄のアパートの部屋のエアコンが故障し、ショートステイを繰り返し、暑さをしのいでいたことも聞きました。
こんな話をヤッチが聞いていたら、何かできることもあったろうにと、悔しくてたまりません。
ケースワーカーさん:「ところで、お兄様には、娘さんがいらっしゃるんですか?」
ヤッチ:「もう、何年前だろう?20年とか、30年前に離婚していて、娘が一人いますよ。」
ケースワーカーさん:「やはり。お兄様は、唯一、『娘に会いたい』と漏らしていたものですから。」
ヤッチ:「もう、何年も音信不通だし、連絡先を私は聞いていません。」
ケースワーカーさん:「お兄様も連絡先が、わからないとおっしゃってました。」
ヤッチ:「でも、離婚した奥さんとは赤の他人でも、娘との親子関係は消滅しないわけですよね?」
ケースワーカーさん:「私も法律には疎いので、その辺のところは詳しくわかりません。」
ヤッチ:「仮に、兄に財産が有れば、離婚していても、子供には相続権が認められていると思いますよ。」
ケースワーカーさん:「はい…。」
ヤッチ:「そうだ!勝手に、私が、火葬の日程を決めて、後で、このことを娘が知ったら、『なんで、火葬する前に会わせてくれなかったのよ!!』って、怒られる可能性がありますよね?」
ケースワーカーさん:「その辺のところは、ご遺族様と葬儀社で、話し合って決めていただいて、構わないことなので…。」
ヤッチ:「うまいね…。火葬する前に、娘の居所を探す必要がありますよね?」
ケースワーカーさん:「それはお兄様が、生前から希望されていたことなので。」
ヤッチ:「そうしたら、家に帰って、ネットで検索してみますよ。」
ケースワーカーさん:「そんなこと、できるんですか?」
ヤッチ:「できるかどうか、わかりませんが、生前、何もしてやれなかったので、何かしてやらないと…。」
ケースワーカーさん:「そうですか。もし娘さんが見つかって、葬儀社と火葬の日取りが決まったら、こちらにも連絡が入ると思いますが、連絡をくださいますか?」
ヤッチ:「わかりました。いろいろと、兄が、お世話になって、ありがとうございました。私からもお礼を申し上げます。」
ヤッチは家に戻り、兄の娘の所在を調べます。
何とか、離婚した奥さん(兄の元嫁)のお兄さんまで、たどり着き、電話を掛け、兄の訃報を知らせました。
ヤッチの電話番号を教えて、兄の元嫁さんに折り返してもらうように告げました。
兄の元嫁さんからの連絡はありませんでした。
今日(10月4日)になって、ネットで、兄の娘らしき人物も見つけたのですが、本当に兄の娘なのか、自信がありませんでした。
ネット上に公開されている電話番号(勤務先)に、思い切って(心臓バクバクいわせて)、掛けてみると…???
やった!
娘本人でした!
やはり、火葬する前に、兄の姿を見たいということで、本日(10月4日)午後、兄の娘、ヤッチの姉、ヤッチの三人で、兄の安置されている葬儀社で面会してきました。
以前会った時より、さらに痩せていました。
ケースワーカーさんの話だと、17kgも痩せたとか…。
とにかく、兄が生きているうちに、娘に会わせてやりたかった…。
たぶん、兄の娘も、そう思っていたことでしょう。
ヤッチと兄とは、喧嘩ばかりして、道端で会っても他人のふりをする生活が、ずっと続いてきました。
どちらかというと、ヤッチの兄に対しての一方的な冷たい仕打ちのようなものが、有ったと思います。
父母が亡くなり、そういったわだかまりも消え、雪解けの雰囲気になりつつあったのですが、やはり、世の中、そう思うようにいかないものですね。
柳ジョージ&レイニーウッド
(YouTube)
- 追伸
- 火葬は2019年10月8日に決まりました。
- 荼毘に付した後、上記の三人で兄の骨を拾う予定です。
- 明日から、ヤッチは、兄の携帯電話の解約やら、アパートの部屋の掃除など、雑用が増えそうです。
- ちょっと、ネットサーフィンを楽しむ余裕はなさそうなので、皆さんのブログへの訪問は、しばらくお休みさせていただきますね。
- 誤字脱字、乱文ご容赦のほど。
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土曜日、日曜日を利用して、兄の部屋の片づけをしてきました。
はじめて上がる兄の部屋です。
- 関連記事:
- 兄が亡くなりました
兄の部屋の隣の住人が物音を立てると、クレームを言ってくると、聞いていたので、あまり掃除をしていなかったようですね。
とにかく、ホコリっぽい…。
靴下で、『雑巾掛け』をしているようなものです。
最近、福祉事務所のケースワーカーさんが、巡回訪問などで、部屋を訪れるとき、『どうぞお上がりください。』と申し上げても、部屋に上がりたがらないのは、このせいかもしれません。
別の理由が、あるのかもしれませんが、『雑巾掛け』をしたくないし、前に訪れた人の部屋が、ゴミ屋敷だったりすると、白い靴下が、黒い靴下になっていて、恥ずかしいのかもしれません。
ある意味、『ケースワーカーあるある』かも…。
部屋のカーテンはレースのカーテン一枚(正確には、左右合わせて、二枚です。)だけで、しかも寸足らず。(画像はクリックで拡大できます。)
部屋は、画像の印象より薄暗く、空気がどんよりしています。
アパート(集合住宅)ですから、雨戸が無いのは当たり前かもしれませんが、網戸も付いていません。
今年(2019年)の夏にエアコンが壊れたと、聞いていましたが、これじゃあ、モスキートちゃんの餌食になって、窓を開けることもできませんね。
(冬だって、レースのカーテン一枚じゃ、寒いような…。)
介護保険で、ショートステイを使い、何泊していたか知りませんが、暑さをしのいでいたのも、わかるような気もします。
でも、もし介護保険の要介護度認定を受けていなかったらと、考えると、鳥肌もので、暖を取らないと、いけませんね~。
で、この兄の部屋ですが、片づけても、結局、部屋に残っている荷物は、すべて廃棄処分です。
区が提携している運輸会社によって、ほんの数時間で、全撤去です。
母キノコさんが亡くなった時も、軽自動車3~4台で、ものの1時間で、部屋の荷物は、全部、無くなってしまいました。
- 関連記事:
- 母、キノコさんが他界しました
- ↑ [2018/5/17] の様子
遺品として、残しておかなければいけないようなものが、見つかるかもしれないので、『放置』というわけにはいきません。
最近は、携帯電話等が普及しているので、遺影になりそうな写真は出てきませんね。
ヤッチのスマホにも兄の写真は一枚もありません。
兄の部屋で、兄の結婚式の写真が出てきましたが、ちょっと遺影にするのは難しそうです。
一応取っておいて、兄の娘に見せてあげようかと。
あと、兄が娘と、音信不通になるまでの間の、娘からもらった年賀状が大事に取ってあったので、確保しました。
義歯(入れ歯)も残されていました。
もう、口をこじ開けられないよな…。
他にも何点か、見つけ、ゲットしておきました。
兄が、亡くなるまでの様子を伺い知るような物や書類が、ちょいちょい出てくるので、中々作業が進みません。
今年(2019年)の9月は、訪問診療で、医師が頻繁に訪れていた様子です。
また、訪問看護ステーションの看護師さんは、毎日、いらしてくれていたようです。
今年(2019年)9月16日の血液検査の記録も出てきましたが、CRP値(炎症反応)が、9.80…。
基準正常値は0.30以下ですから、もうヤバヤバです。
そして、この頃の兄は、筆談でしか、コミュニケーションが取れなかった様子です。
もともと、確か左耳の聞こえが悪かったので、なおさらかもしれません。
あまり耳も聞こえていなかったんでしょうね…。
縦書きかな?
何て、書いてあるか、わかりません。(画像はクリックで拡大できます。)
筆圧が弱いのは、よくわかります。
もともと、紙が破けるんじゃないかと思う程の強い筆圧の持ち主だったので、ヤッチの目には、余計、筆圧が弱いように感じます。
- 追記(2019/10/08)
- 縦書きにしてみました。
- ↓
- 縦書きの画像
たぶん、訪問看護師さんとのやり取りか、ヘルパーさんとのやり取りです。
『こえでません。』(声がでません。)という文字が見えます。(画像はクリックで拡大できます。)
兄が、書いたものでは無い可能性もありますが、声が出なかったのは事実と思われます。
体力が落ちて声が出なかったんでしょうね。
『食道がん』ですから、なおさらのことでしょう。
この後、入院になって、亡くなるわけです。
兄の入院中持っていた携帯電話を、葬儀社から預かってきましたが、なぜかメール(ショートメール)のやり取りばかりです。
ほとんど、ヘルパーさんや訪問看護師さんのとのやり取りです。
入院中のやり取りではなく、入院前のやり取りです。
聞こえても、声が出なくては、話すことはできませんからね。
キー操作も、きつかったのではないかと思います。
途中で途切れて、文章として成立していないものも、多数ありました。
ほんの数文字で、送信し、何度も何度も、次の文言を入れ、また送信を繰り返していた様子です。
ヤッチが、そばにいれば、通訳を買って出れたんですけどね…。
なんで、近くに住んでいたのに、ヤッチは、気づいてあげられなかったんでしょう。
母キノコさんが、まだ元気の頃は、兄もキノコさんの部屋に出入りしていましたから、キノコさんを通して、兄の様子を伺い知ることができました。
母キノコさんの要介護度が増すに連れ、兄がキノコさんの部屋を訪れることは、ほとんど、なくなりました。
ヤッチが、兄を、キノコさんから、遠ざけていたせいです。
このころから、ヤッチと兄とのコミュニケーションは、皆無になってしまったわけです。
兄に対して冷たい態度を取り続けなければ、もしかすると、兄の命は、もっと長かったかもしれません。
兄の生きているうちに、娘と再会させることもできたはず…。
『便りのないのは良い便り』は、間違った考え方かもしれませんね…。
ホントに、不憫な兄です…。
そして
ホントに、○○なヤッチです…。
お詫び
2019年10月07日の20時30分くらいまで、あやまって、この記事にコメントできないような設定にしていました。
現在はコメントを投稿できるように、設定変更しています。(コメントできます。)
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10月8日火曜日の午後(2019年)、兄を荼毘に付してきました。
兄の子供(娘)、兄の妹(ヤッチの姉)、弟ヤッチの3人で、兄の骨を拾ってきました(収骨)。
残念ながら、兄のノドボトケは欠けていました。
兄の最期は、声が出なかったと、聞いていました。
兄の火葬を終えて、帰る時に、兄の娘が、
「お父さんの、ノドボトケ、黄色かった。『がん』だと、黄色くなるんだよね。」
と、言ったのが、何とも印象的でした。
兄の遺骨は、姉が持ち帰り、姉夫婦のいる部屋で、しばらく過ごしてもらうことに。
父アルツ君、母キノコさんが眠る樹木墓地に納骨する予定です。
抽選に応募し、当せんする必要がありますが…。
遺影をまだ作っていないので、遺骨の横には、父アルツ君、母キノコさんの二人が、笑みを浮かべている写真を飾りました。
お花は、兄の介護保険でお世話になった、ケアマネージャーさんと、訪問看護ステーションの看護師さんからの頂き物です。
話が前後しますが、前記事で兄の部屋を片付けてきたことを書かせていただきましたが、その時、兄の部屋から、CD-ROMが出てきました。
O病院から、もらって帰ってきたもののようです。
ヤッチの部屋に持ち帰り、自分のPCで開いてみると、兄の食道の内視鏡検査の結果の画像を収録したものでした。
検査日付は2018年11月27日。
O病院は母キノコさんが入院し、息を引き取った病院でもあります。
- 関連記事:
- 母、キノコさんが他界しました
兄は、今年(2019年)の元旦から、同年の3月13日まで大学病院に、入院していたようですが、このCD-ROMは、大学病院のものではありませんでした。
ちなみにこの大学病院は、過去にヤッチが、顔面神経麻痺で入院していた病院です。
- 関連記事:
- 顔面神経麻痺
ヤッチが聞いた話では、去年(2018年)の年末、兄がO病院の歯科を受診中に、歯科の先生が大学病院への紹介状(診療情報提供書)を書いて、兄が大学病院に入院という流れだったようですが、どうも、違っていたようです。
O病院も救急指定の総合病院なので、兄は、大学病院へ行く前に、O病院の、内科だか、耳鼻咽喉科だか、外科だか、わかりませんが、このO病院内の他科を受診し、内視鏡の検査を受けていたようです。
- 歯の治療のため、O病院で歯科を受診(いつから受診していたかは不明)
- O病院の他科を受診(食道がんの疑いのため)
- O病院で内視鏡検査(2018年11月)
- O病院で、紹介状を書いてもらい、大学病院を受診
- 2019年1月1日~3月13日まで、『食道がん』の治療のため、大学病院に入院
もしかすると、このCD-ROMを紹介状と一緒に大学病院に、持って行ったのかもしれません。
で、このCD-ROMの中には、兄の食道の内視鏡検査の画像が、枚数にして、79枚ほど入っていました。。
特殊なソフトを使わないと、画像を見れないようになっていたので、ヤッチのPCに落とすのが、大変。
何とか、加工・修正を加えて、アップロードできたので、以下に画像リンクとして、掲載したいと思います。(4枚で1セットにしました。)
アップする必要もないのでは?と思いましたが、兄が亡くなるまでの、兄の生きた証として、ヤッチが記録として残しておきたかったので、ご理解をいただけると、幸いです。
画像は、目を覆いたくなるような画像ばかりです。
『気持ち悪い』、『グロテスク』と、申し上げた方が、ニュアンスが伝わるかも。
とにかく、グロテスクな画像ばかりですので、あえてサムネイル(見本となるような小さな画像)表示にしていません。
こういったグロテスクな画像の苦手な方は、以下のリンク(文字)をクリック、またはタップしないでください。
言葉だけで、説明するなら、素人のヤッチが見ても、すぐに、これは、相当病気が進行しているなということが、わかります。
しかも、これ、去年(2018年)の11月の終わりの画像です。
約1年近く前のものです。
口から、胃に向かって内視鏡を入れていったのだと思いますが、もう、『ノドちびまる子ちゃん』を越えてすぐに、病変らしきものが…。
食道がんというより、咽頭がん???
出血も見られます。
食道なので、患部からの直接の痛みが有ったか不明ですが、違和感や胸のつかえは相当あったのではないかと。
飲み込みも悪くなっていただろうと、推測できます。
また、声を調節する神経を圧迫し、声が出なくなるのも当然のことのように思えます。
途中、きれいな箇所もありますが、奥へ進むにつれ、再びヤバヤバな展開に。
きれいな箇所も出血した箇所から血液が流れ込んでいるので、川の流れのような状態になっています。
技師や医師ではないので、内視鏡が胃まで到達しているのか、不明です。
往復して、撮影しているかどうかもわかりません。
前置きが、長すぎました。
以下の文字をクリック、またはタップすると、画像が表示されます。
PCで、ご閲覧の方は、文字を普通にクリックすると、画面上で、画像が展開します。
開いた画像の上で、マウスを動かすと、画面の右上に『NEXT』という文字が浮かび上がります。
また、画面の左上には、『PREV』という文字が浮かび上がります。
それらの文字列をクリックしていけば、何度も開いては閉じを繰り返さず、スライドショーのように、画像を展開できると、思います。
スマホでは機能しません。
くれぐれも、グロテスクな画像の苦手な方、血圧高めの方は、文字をクリック、またはタップしないでください。
番号の若い方が、口もとに近い画像です。
- 内視鏡検査の画像(閲覧注意)
- 内視鏡検査画像01
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10月3日(2019年)に兄が亡くなってから、2週間目を迎えようとしています。
父母が亡くなった時とは違って、兄は、多少なりとも、仕事やプライベートでの人間関係が有ったようです。
兄が亡くなったことを知らない方々から、電話やメールをもらいました。
兄の携帯電話はヤッチが預かっています。
亡くった病院に兄が持ち込んでいたため、福祉事務所から葬儀社を通して返却されたものです。
兄の携帯が鳴ると、ヤッチが出て、兄が亡くなったことを伝えます。
電話に出られずに、こちらから折り返すこともありました。
お一人お一人に、丁寧に、御返事をしなくてはなりません。
電話1本またはメール1通を返すのに、すこし時間がかかります。
ですが、せめてものヤッチの償いと思って、出来るだけ自分の知りうる限りを相手に伝えました。
ところで、生活保護を受けていると、生活保護受給者は、亡くなった時点で、保護が廃止となります。
福祉事務所は、生活保護受給者が亡くなった後、葬儀や、部屋の退去の費用までは、面倒を見てくださいます。
生活保護の廃止後の上記以外のことについては、当然、残された家族(遺族)がやらなくてはなりません。
携帯電話の解約も遺族がやることになります。
生活保護を受けていなくても、携帯電話の解約は、結局、遺族がやることになりますよね。
もう、兄の携帯電話が鳴ることも、そろそろ無いような気配なので、解約をしようかなと…。
まず、携帯電話の契約者が、亡くなった場合、二つの手続きが、あります。
一つは、家族が、契約者の契約を引き継ぎ、契約を継続する手続きです。(承継)
ヤッチが兄の携帯電話を譲り受け、今までの兄の契約から、ヤッチ自身の契約に変更する手続きです。
兄の携帯をヤッチが使用する契約です。
もう一つは、今回のように、兄は亡くなっているので、亡くなった契約者の契約を引き継がずに、解約する方法です。(解約)
兄の携帯電話の解約の手続き後は、ただのおもちゃで、処分しても構わない状態となるものです。
ヤッチも自分の携帯電話を持っているので、二台も携帯電話は必要ありません。
ですので、今回は『解約』の方向で、手続きをしようかなと、思っています。
この解約について、少しだけ知識がありました。
ヤッチは、docomoの携帯電話を使用していて、兄の携帯電話は、auで、携帯電話会社が違います。
実際の手続きは?となると、やや不安だったので、まずは、auのホームページで確認してみました。

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携帯電話の購入時の店舗でなくても、お住いの近くの、auショップ、ソフトバンクショップ、docomoショップ(以下ショップといいます)などで、手続きができます。(家電量販店等を除く。)
解約に必要なものや書類についても、おおむね大手キャリアで、同じようです。
- 気合と忍耐(長い待ち時間が予想されるため)
- 電話機本体(UIMカード、SIMカード、ICカード等を含む)
- 契約者本人が亡くなったことを確認できる書類(の写し)
- 死亡診断書
- 死亡届
- 火葬(埋葬)許可書
- 会葬礼状
- 住民票の除票など
- 解約手続きをする(来店する)人の本人確認書類(身分証明証)
- 運転免許証
- マイナンバーカードなど
- 解約手続きをする(来店する)人の認印
最寄りのauショップに電話で確認したところ、認印は必要ないと言っていました。
まあ、持って手続きに行かれた方が無難かと…。
また結婚などによって、解約手続きをする人と契約者(ヤッチと兄)の姓が違っているような場合は、家族関係を証明できるような戸籍・住民票の除票などが必要になるかもしれませんね。
携帯電話の購入時に、途中解約すると、手数料がかかると、耳にしたことがあると思いますが、2年しばりとかの解約でも、契約解除料はかからないようです。
つまり、解約そのものに料金は発生しないことになります。
たぶん、ここまでは、調べれば、どなたでもわかることだと思います。
問題はこの後です。
ネット検索しても、詳しく出ていない情報です。
解約に際して、料金や手数料が発生しないことは、わかりました。
でも、通話料金や、各プランの基本料金等はどうなるのでしょうか?
ヤッチも、兄の携帯電話に、すぐに出られなくて、後で兄の携帯電話で折り返すということを何度かしています。
少なからず、定額プランのようなものを組んでいない限り、通話料金が発生します。
また、携帯電話を割賦(月割)で、携帯電話の購入代金を支払っている方も多いと思います。
こうした料金や購入代金等はいったい誰が支払うのでしょうか?
各キャリアのホームページ上でも、支払いの必要はないなどの、文言は出てきません。
わからなかったので、auショップに電話で訊いてみました。
auショップでは、『相続人である方が支払うことになります。』と、電話に出られた方が、おっしゃって、どうもお茶を濁して、答えているような印象がありました。
ならば、違う携帯電話会社に訊いてみようと、今度は、最寄りのソフトバンクショップに電話を掛けてみました。
詳しくは、『ショップではわからないので、サポートセンターでたずねてくれ。』との、ご回答。
SoftBankのサポートセンターに電話です。
会話の途中からです。
ヤッチ:「どこの携帯電話会社も、解約の際の手数料は、発生していないことまでは、わかったのですが、月々の通話料等の請求は、どうなるんですか?」
オペレーター:「もし、口座振替等で、普段、お支払いいただいているようでしたら、この場合、お兄様の口座から引き落としさせていただきます。また、お振込み用紙等で、お支払いいただいていたのであれば、ご本人様宛に請求が行くかと存じます。」
ヤッチ:「『ご本人様宛』というのは、私ですか?兄ですか?」
オペレーター:「失礼しました。ご契約者ご本人のお兄様です。」
ヤッチ:「でも、亡くなった契約者(兄)の携帯電話の解約に伺うわけで、御社も、亡くなった事実をご存知なのに、なぜ故、亡くなった人間に、請求を出すんですかね?」
オペレーター:「…。一応、法律上と申しますか、お手続き上、そうなっていまして…。」
ヤッチ:「法律ということでしたら、今回の通話料金の支払い義務者は、誰になるんですか?」
オペレーター:「お兄様が亡くなられて、ご本人様はいらっしゃらないので、相続人でいらっしゃるご家族様です。」
ヤッチ:「じゃあ、私だ。でも、そちらでは、誰が相続人なのか、調査でもしない限りわからないですよね?代理人が、解約手続きに行く場合だってあるんだから。」
オペレーター:「おっしゃる通りですね…。」
ヤッチ:「そうなると、しばらくは、兄宛の請求書を兄の家に、送付するわけですよね?口座振替で、兄が支払っていたとして、口座が凍結されれば、引き落としもできませんよね?」
オペレーター:「そ・うい・う・こ・とになりますかね…。」
ヤッチ:「なんか、腑に落ちない話ですね…。相続人が判明するまで、兄宛に請求書を送り続けるということなのかな…。いやがらせみたいな話ですね?」
オペレーター:「大変恐縮なことではあるのですが、ご解約の手続きまでは、各ショップでやらせていただく運びです。ただ、その後のことに関しては、弊社ではなく、別の会社に権利関係が移転することになっていまして…。」
ヤッチ:「債権を回収するような別会社に、権利関係を譲渡するということですか?」
オペレーター:「おっしゃる通りです。弊社の関連会社ではあるのですが、解約後のお話は、この会社との、お話合いになっていくと思います。」
これ以上、話をしても無駄だと踏んだヤッチ。
丁重にお礼を言い、電話を切ります。
今度は、docomoのサポートセンターに電話です。
繰り返しになるので、端折らせていただきます。
ヤッチ:「いろいろと調べさせていただいて、亡くなった兄に対して、兄のところに、請求が行くというところまではわかりました。
でも、すでに、郵便局には、転送届を出していて、兄宛の封書やハガキは、みんな私の部屋の郵便受けに入るんです。いつまで続くのか、わかりませんが、仮に私宛では無いにしても、毎月、請求書が届くのは勘弁だな…。なにか、手っ取り早く、届かなくする方法はないんですかね?」
オペレーター:「お兄様の相続を拒否するという方法がございますが…?」
ヤッチ:「なんか、ただの携帯電話の解約手続きなのに、面倒でやだな…。ほかに、なにか方法はないですかね?」
オペレーター:「『大変グレーな部分』では、あるのですが、一応、そう前置きさせていただいた上で、お話させていただきます。」
ヤッチ:「おっ。そういうの待ってたんです!」
オペレーター:「お客様(ヤッチ)のところへ、転送で、お兄様宛の請求書がそちらに届きますよね?」
ヤッチ:「はい。」
オペレーター:「その請求書に、手書きで結構ですから、例えば、『ここには、いません。』とか、書いていただいて、ご返送いただければ、以降の請求は、ストップするかと、存じます。」
ヤッチ:「封書に切手を貼って、送り返せということですか?」
オペレーター:「いえ、そのままで、結構です。」
ヤッチ:「うん…???なんだ???ああ、そういうことか!送られてきた封書に、『ここにはいません』と書いて、ポストに、投函すれば、いいんだ!そうすれば、行き先不明の郵便になるから。」
オペレーター:「申し上げにくいことですが…。」
ヤッチ:「いえいえ、もう、おっしゃってるし。それに、ブラック寄りだな…。でも、ちょっと、胸のつかえが取れたような気がします。お答えにくいことまで、おっしゃっていただいて、ありがとうございます。」
ヤッチは電話を切ります。
最初に、auショップには電話でたずねましたが、肝心のauサポートのほうに、まだ電話をしていなかったので、同じような質問をぶつけてみることに…。
どうしてなんでしょうか…?
解約手続きのところまでは、マニュアルがあるのか、流ちょうに話をしてくださるのに、その後の料金の支払いのことになると、しどろもどろに…。
何度も、何度も保留にされ、誰かと相談している様子。
結局、代表のサポートに、ヤッチは電話を掛けたのに、料金センターに、電話を掛けるように言われます。
教えてもらった番号に電話を掛けます。
対応してくれたのは、新木優子さん似の女性オペレーターです。(たぶん…。)
今回も、繰り返しになるので、途中からの会話です。
オペレーター:「おっしゃるように、お兄様ご契約の通話料金等に関しましては、ご契約様のお兄様がお亡くなりになっているので、お支払いは、最終的には、相続人のご家族へ請求させていいただく形になります。今、電話をいただいたお客様が、法律上の相続人様であるのなら、お客様(ヤッチ)への請求ということになります。」
ヤッチ:「払いたくなければ?」
オペレーター:「『相続放棄』という形を取っていただいて、相続をしないという意思表示をしていただければ、それ以降、お客様(ヤッチ)には、請求書をお送りすることはございません。」
ヤッチ:「手続きが面倒なんでしょ?」
オペレーター:「いえいえ。こちらから、『相続放棄申述受理通知書』というものをお送りさせていただきますから、そちらに必要事項をご記入いただき、、ご返送いただければ、それで、お手続きは完了です。」
ヤッチ:「そ・う・ぞ・く・ほ・う・き・し・ん・じゅ・つ?」
顔面神経麻痺の後遺症の残るヤッチには、よいリハビリ材料になりそうな文言。
オペレーター:「『申述』という漢字は、申し述べると書きます。」
ヤッチ:「はい、はい、はい。わかりました。で、それを送り返せばいいんだ?」
オペレーター:「そうです。」
ヤッチ:「なんだよ。なんだよ。実は、いろいろなところに、電話を掛けていたんですよ。最初からこちらに掛ければよかった…。」
オペレーター:「お客様のご住所と、フルネームの漢字をお教えいただければ、今からお送りさせていただきますよ。」
ヤッチ:「えっ!そんなにすぐに送っていただけるんですか?でも、送っていただいた書類を返送するのは、解約の手続きを終えてからの方がいいですよね。」
オペレーター:「そうですね。(解約)前ですと、つじつまが合わない部分もあるかと存じますので。」
ヤッチは、自分の住所と名前を教え、『相続放棄申述受理通知書』を送ってもらうことにしました。
ちなみに、確定した請求金額は、3,630円でした。
『相続放棄申述受理通知書』をau料金センターから送ってもらえると、書きましたが、実際には、家庭裁判所が、『相続放棄申述受理通知書』を交付し、その写しをauに送り返すのが、正しい手続きの流れになるようです。
訂正して、お詫び申し上げます。
なお、その後のことについて、改めて記事にしていますので、ご参照ください。
甘くはなかった…亡くなった人の携帯電話の解約
払えない金額ではないのに、まあ、何と回りくどく、クレーマーチックに、しかも、どれだけの時間と労力を費やしたことか。
しかも、この3,630円…。
うすうすの頭で、感じては、いたのですが…。
料金未納で、通話を止められるまで使って、踏み倒すという方法もありかなと…。
ヤッチの中の悪魔が、今、ほくそ笑んでいます。
( ̄ー ̄)ニヤリ
- 参考(引用)サイト
- 契約者が死亡したためau携帯電話を解約したい(au)
- ご契約者の死亡による解約(docomo)
- 契約者死亡に伴う解約の手続き方法を教えてください。(SoftBank)
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兄が亡くなってから、ヤッチの頭の中に、ある言葉が、時折、テロップのように流れます。
『バッカなやつだな…。』
これ、決して兄を軽蔑しているわけではなく、もう少し早く、病気のことを教えてくれれば、よかったのにという感情が入っています。
また、自分に対して、向けられた言葉でもあるような気がします。
父母が亡くなった時には、もちろん、さび(み)しい、悲しいという気持ちがありました。
しかし、今回の一件では、これとは何か別の感情が、あるような気がします。
言葉に表せないような感情に支配され、さびしい、悲しいという感情と絡みあって、なんだか窮屈な感じがします。
そして、上記の言葉以外に、ヤッチの頭の中には、なぜかわかりませんが、やたらと、大好きだったミュージシャン、柳ジョージさの曲が流れます。
ヤッチの高校生くらいの頃でしょうか、彼の曲をよく聴いていました。
その頃は、まだ柳ジョージ&レイニーウッドというバンドで、グループで活動していたと思います。
彼の楽曲は、40年以上?経った今でも、歌詞を覚えていて、口ずさむことができるものもあります。
酒好きだった柳ジョージさんは、2011年10月10日に、腎不全で、63歳という若さで、お亡くなりになります。
晩年は、結構、やせ細っていた印象です。
この辺りが、兄と被って、ヤッチの頭に浮かぶのかもしれませんね。
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- アルツ君バテバテ
柳ジョージさんのしゃがれ声のブルースは、秀逸です。
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心に染みます。
忘れかけた 心の痛みと~
古い回帰の上を 彷徨うか~
悪銭で 買える幸せを~
錘ぎながら 生きていこうか~
人はみんな PRISONER~
…
教えてくれ 何をすればいいのかを~
何処へ 行けばいいのか…Uta-Netより引用
ただ、あまりに染みすぎて、ちょっと暗い気分になってしまったので、一昨日(10月15日)、気分転換のため、午後から必要かどうか疑わしい髪の毛を切りに、床屋さんに行ってきました。
そして、その足で、電車に乗り、父母の眠る樹木墓地に行ってきました。
兄が亡くなったことを報告しに…。
記事にはしていませんが、何度か樹木墓地へ足を運んでいます。
あいにくの曇天です。
どうも、ここに来るときは、晴天ではない日ばかり。
芝生の中央にあるシンボルツリーの『カツラの木』は、もう色づき始めています。
もしかすると、この夏に、水分を十分貯えられなかったので、早めに色づいているのかもしれません。
どこかからか、キンモクセイの香りも漂ってきます。
ヤッチは線香に火をつけ、献花台に花を供えます。
そして、シンボルツリーに向かって、手を合わせます。
ここからは、ヤッチの妄想の中での、アルツ君、キノコさんとの会話です。
便宜上、姉の名前をA子、兄の子供の名前をB子ということで…。
妄想の始まり ▼
ヤッチ:「おいおい。今まで曇り空だったのに、手を合わせた途端に、雨かよ。旦那さん(アルツ君)、また、俺にいやがらせで、水を掛けてんだろ?」
アルツ君:「水なら、ましなほうだ。ショ〇ベンだ。ハハハ。」
ヤッチ:「汚いなー。たく…。さっき、床屋に行ってきたばかりだから、直に、冷たさが、伝わるじゃないかよ。」
アルツ君:「歓迎だよ。歓迎。俺のショ〇ベンは、育毛剤だ。」
ヤッチ:「手遅れだよ!ところでさあ、お兄さんがこの10月3日に亡くなったよ。」
キノコさん:「あら、まー。(キノコさんの口癖)」
アルツ君:「あいつは、いくつだ?」
ヤッチ:「7月に66歳になったばかり。」
キノコさん:「具合でも悪かったの?」
ヤッチ:「『食道がん』だってよ。」
キノコさん:「いつから?」
ヤッチ:「いつからかは、わからないけど、今年(2019年)の4月には、医者から、『腹をくくれ』って、言われたらしいよ。」
キノコさん:「『らしい』とは?」
ヤッチ:「A子にも、俺にも、教えないでほしいって、お兄さんが口止めしてたから、死んだ後に、福祉事務所の人から聞いたんだよ。」
キノコさん:「あんたたち、仲が悪かったからね…。私は、一番、それを心配していたのよ…。」
ヤッチ:「そうだよな。一番の親不孝者は俺だよな。それに一番の醜い仕打ちをお兄さんにしちまったよな…。でも、今となっては、どうにもできないし…。」
アルツ君:「酒好きだったから、どうせ、飲みすぎたんだろ?」
ヤッチ:「最近は、どうかわからんけど、若い時のツケが回ってきたんだろうな…。」
キノコさん:「あんたと違って、辛い物のほうが好きだったからね…。それでなんだわ…。この春、ここに、顔を見せた時(父母の納骨の時)、声が小さかったのね…。かわいそうに…。」
ヤッチ:「旦那さんとキノコさんの納骨の時、車で一緒に来たのに、お兄さん、一人、電車で帰っちゃったんだよ。」
キノコさん:「あら、そうだったの。」
ヤッチ:「たぶん、自分が『がん』だっていうことを、今思うと、俺らに悟られないようにするためだったんだろうな…。」
アルツ君:「お前らは、兄弟で何をやってるんだかな…。だいたい、あいつも、鍛え方が足りないんだよ…。」(『鍛え方が足りない』は、アルツ君の口癖)
ヤッチ:「いやいや、『がん』は、鍛えても、治らんでしょ。でも、この一年はよく頑張ったと思うよ。人に内緒にしていて、さぞ、辛かっただろうし、心細かったと思うよ。」
アルツ君:「ちっ。だったって、死んじまったら、何にも、なんないじゃんかよ。」
ヤッチ:「自分だって、死んでるじゃん!」
キノコさん:「それで、もう、お骨にしたの?」
ヤッチ:「10月8日に燃してきて、A子のところにいるよ。あー、そうそう…。B子に連絡がついて、B子も来てくれたよ。」
アルツ君:「B子?かっー!懐かしいなぁー!俺も会いたかったなー!」
ヤッチ:「そうだよな…。旦那さんにとっても、キノコさんにとっても、かわいい孫だから、会いたかったよな…。」
キノコさん:「元気だった?」
ヤッチ:「うん。当たり前の話だけど、綺麗になって、立派な大人女性って感じだったよ。」
アルツ君:「今度、ここへ連れてこい。」
ヤッチ:「ん…。そうしたいとは思っているけど、もう20年以上も、会ってなかったんだぜ。」
アルツ君:「それがどうした?」
ヤッチ:「B子は20年以上、お父さんがいない生活を送ってきたわけじゃないか…。悲しいかな、自分のお父さんは、いないんだという人生の方が長いんだぜ。今さら、お父さん風や、おじさん風を吹かせても、迷惑なんじゃないかなと、思って…。」
アルツ君:「で?」
ヤッチ:「B子には、B子の生活が有って、これ以上、うちの家系と関わり合いを持ちたくないんじゃないかと思ってさ…。」
キノコさん:「どうして、そう思うの?」
ヤッチ:「B子の電話番号しか聞けなかったよ。○○に住んでいるとは聞いたけど、詳しい住所まで聞けなかったよ。そのつもりは、B子にはなかったのかもしれないけど、俺には、B子の『聞かないでくれ』オーラが見えたよ。」
キノコさん:「そうなの…。」
ヤッチ:「あれこれ、今の生活を詮索されるのが嫌なんじゃないかなと思って…。B子はB子で、遠慮しているかもしれないけどな。もしかすると、お父さんが、亡くなったことを知らせない方が、よかったんじゃないかと、今になって思うよ…。」
アルツ君:「お前は、とんだお節介野郎だな。」
ヤッチ:「たしかに…。B子のほうから、過去を含め、自分自身のことや心境を話してくれると、ありがたかったんだけど、そんな感じじゃなかったしな…。今、どんな気持ちでいるのか、わからずじまい…。」
アルツ君:「相変わらず、『女ごころ』のわからないやつだな!」
ヤッチ:「秋だし、だから、独り身なんですけど…。B子に、俺から時折、声を掛けてあげるのが、B子にとって幸せなことなのか、それとも、そっとしておくのが、幸せなのか、俺にはわからないよ…。ありがた迷惑になってもまずいし…。しかも、だいたい俺の子供じゃないしな…。」
キノコさん:「(お兄さんの)お墓は決まったの?」
ヤッチ:「まだ。A子さんが、ここ(樹木墓地)へ申し込みをするって言ってた。」
キノコさん:「じゃあ、ここに来るのね?」
ヤッチ:「ここしか、ないからね…。」
アルツ君:「じゃあ、そん時に、B子を連れて来い!」
ヤッチ:「そうしたいと思ってるけど、俺たちと一緒に、ここへ来るのは、嫌がるかもな…。B子から『納骨の日が決まったら、ぜひ連絡をください。』とは、言われなかったから…。」
アルツ君:「でも、電話番号、わかってるんだろ?」
ヤッチ:「ああ、わかってるよ。一応、納骨の日が決まれば、連絡してみるけど、あまり期待しないで。もしかすると、B子一人で、別の日に、来てくれるかもしれないよ。」
アルツ君:「お前の頭と同じか…。期待、薄…。」
ヤッチ:「うるせーよ!旦那さんだったら、期待、無し…じゃないかよ。」
アルツ君:「俺は今、フサフサだぞ。」
ヤッチ:「芝生をカツラにしてるからな。冬になると、枯れるぞ。」
アルツ君:「西洋芝なら、常緑だ。」
ヤッチ:「あいかわらずだな。今日は、台風19号の影響で、旦那さんの好きだった『ボタモチ』が、売ってなかったよ。今度来るときは、キノコさんの好きな『練り切り』と、旦那さん定番の『ボタモチ』を持ってくるよ。じゃあ、また来るよ。」
アルツ君:「ああ、お前は来なくてもいいけど、『ボタモチ』だけは、死ぬほど、持って来いよ。」
ヤッチ:「だから、死んでるし…。」
妄想終わり▲
父母が存命なら、こんな展開になったであろうフィクションです。
ヤッチは墓地を後にし、電車の駅へ向かいます。
帰りの電車の中で、ややご高齢とお見受けする女性同士の会話が耳に飛び込んできます。
Aさん:「最近、さらに老眼が進んで、どうも携帯電話のボタンの変なところを押すことが多くなっちゃって。」
Bさん:「使えるだけマシよ。私なんて、使い方もよくわからないから、電話番号を携帯電話に登録するとき、息子のお嫁さんに、入れてもらってるのよ。『かける』か、『とる』だけの機械よ。」
Aさん:「年を取るって、嫌ね~。」
Bさん:「それで、お嫁さんに言われちゃったのよ。『お義母さんの携帯電話のアドレス帳、病院の電話番号ばかりですね。』って。」
Aさん:「きっと、私たちが、死ぬ頃は、病院の電話番号で、アドレス帳が、埋め尽くされているかもしれないわね。ホホホ。」
たしかに…
(; ̄ー ̄川 アセアセ
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