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というのも、先週から風邪をひいてしまい、昨日はついに昼間寝込む羽目に…。
言い訳になりますが、前の晩にアルツ君の頻尿があり、明け方まで付き合っていたので、体調が悪かったせいもあり、朝一旦は起きたものの、朝ご飯を食べた後、不覚にも自分の部屋で昼過ぎまで寝入ってしまいました。
朝目覚めた時は、いつも通りアルツ君は茶の間に腰かけ普段通り。
もちろんキノコさんも朝から起きて、アルツ君が前の晩に濡らしてしまった寝巻のズボンを洗濯です。
いつもと変わらぬ朝の風景…。
ヤッチは朝ご飯を終え、アルツ君のお世話も昼間はそんなに手がかからないので、キノコさんに任せてしまって寝床についてしまったわけです。
寝ている最中に遠くで声が聞こえるなぁとは思ったのですが、起きる気なし…。
ヤッチは昼ごろに目覚め、アルツ君と外に散歩にでも行こうかとようやく起き出します。
そう…。
アルツ君には申し訳ないのですが、風邪で体調を崩していたせいで、一緒に散歩に出るのも二、三日さぼっていました。
自分の部屋を出て、階下の茶の間に降りていくと、アルツ君の姿もキノコさんの姿も見えません。
部屋の灯りは点いたまま…。
暖房のスイッチも入ったまま…。
玄関のドアの施錠は解除されています。
???
最初はキノコさんとアルツ君で散歩に出かけたのかな?と思ったのですが、転倒の危険のあるアルツ君、もし転倒した場合にキノコさんには起こすことはできません。
まず、アルツ君とキノコさんのコンビで散歩に出かけることは有りません。
気付けば、留守番電話のランプが点滅しています。
どうやらメッセージが残されているようです。
メッセージ:「こちらは△△区役所の高齢者相談センター(※)の××です。□□さん(アルツ君のこと)と○○さん(キノコさんのこと)を安全な場所で保護しています。また連絡させていただきます。」
※
(我が自治体では「地域包括支援センター」のことを「高齢者相談センター」と呼びます。2012年現在)
最初はアルツ君がまたどこかで転倒し、保護されているのかと思いました。
ナンバーディスプレイに表示されている番号に電話をかけて見ることに…。
留守番電話に残されていた担当者の名前を告げ、取り次いでもらいます。
ほどなく担当者が電話に出たのでヤッチが質問をします。
ヤッチ:「父と母がそちらで保護されているという電話をいただいたのですが…???」
担当者:「はい、○○さん(キノコさん)から相談を受け、高齢者虐待防止法(正式名称:『高齢者虐待の防止、高齢者の養護者に対する支援等に関する法律』)に基づき、お二人を安全な場所で保護させていただいています。」
よくよく話を聞いてみると、ヤッチにキノコさんに対しての暴言や暴力が有り、キノコさんの訴えにより二人を保護しているとの事…。
正直、わが耳を疑いました…。
ヤッチにキノコさんに対する虐待が有ったというのです。
体調不良は有りましたが、慌てて、高齢者相談センターに出向きました。
正直動揺していて担当者がおっしゃったことをよく覚えていませんが、おおむね以下のような内容だったと思います。
担当者:「日頃から○○さん(キノコさん)に日常的な暴力があり、○○さんはそれを相談されました。○○さんの身の安全を考え、○○さんとお父様(アルツ君)をしかるべきところで保護しています。お母様は息子さんに首を絞められたとおっしゃっています。」
確かに家族の喧嘩の中でキノコさんの襟ぐりをつかんだことは有ります。
でも毎日のように彼女の襟ぐりをつかんだことは有りません。(首を絞めたことはない…。)
担当者いわく、暴言を吐くことも言葉の暴力になると…。
高齢者である母に向かって、日常の喧嘩の中で「バカヤロー」の一言も暴言であり、暴力だそうです。
そう言われれば、おっしゃるとおりかもしれません。
弁解するつもりも有りません。
さらに、アルツ君は望んで保護されたということです。
今、二人は自分の知らない場所で生活を始めているとのことです。
せっかく、このブログを応援して下さった方には申し訳ありませんが、これまで書いた記事は信ぴょう性のない、何の説得力をも持たない記事になってしまいました。
深くお詫びするとともに、突然で申し訳ありませんが、しばらくこのブログはお休みさせていただきます。
m(__)m
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本来なら、個別にご返事申し上げなくていけないところですが、記事での返信で失礼させていただきます。
ありがたいコメントたくさんいただき、正直、涙なくして、読むことができませんでした。
本当にありがとうございます。
皆さんのお気遣いに支えられ、折れることなく現実と向き合うことができそうです。
ヤッチのことは御心配なく!!
明るく、楽しいブログにしたい、事実、これまでの生活は本当に楽しい生活でした(自分だけが!?)。
そして、これからも楽しい生活にしたい、そう考えています。
キノコさんの心的ストレスがどれほどのものだったか、今は本人と会うこともかなわない状況ですし、会えば、ますます心的ストレスが強くなってしまうかもしれません。
ただ何がキノコさんに対しての心的ストレスだったか、思い当たるところが有ります。
もちろん、ヤッチ自身の憶測ですから、実際にキノコさんが感じているものとは、まったく違うかもしれません。
ただ、これを語るには、多くのカミングアウトしなければならないことが有ります。
言い訳がましく聞こえるかも知れませんが、今からお話しすることは、自分自身の中で記事にする必要が無いと思っていたので書かなかっただけで、ブログを面白おかしくするために隠していたことではありません。
実はヤッチには同居する10歳年上の実の兄がいます。
もちろん、アルツ君とキノコさんの実の子であり、アルツ家の長男です。
兄、姉、ヤッチの順の三人兄弟。
何度もこのブログに登場する姉は、嫁に出ています。
兄は、20年ほど前に離婚していて、離婚した奥さんとの間には娘もいます。
兄の部屋は、アルツ君の寝室の前に有り、いつも部屋に居るのか、居ないのかわからない状態。
ヤッチ自身は、兄がどんな仕事をしているのか、またきちんと働いているのかも分かりません。
兄は階段を上り下りするにも、抜き足差し足…。
当然、今住んでいる家で食卓を共にしたことは一度も有りません。
皆さんにとってはこんな家族がいるのかと、こっちの方が衝撃的事実かもしれません。
でも、キノコさんにとっては自分が腹を痛めた可愛い長男です。
でも、弟から見た兄はどうでしょう?
アルツ君のお世話もかえりみず、部屋に引きこもりの兄…。
ただ飯食らいの邪魔者になってしまいます。
事業を興せば失敗の連続…。
借金のつけは、いつも他の家族のメンバーです。
嫁に出ている姉とて例外ではなく、尻拭いを何度させられていることか…。
アルツ君には年金収入が有りますが、大半は住んでいる借家の賃料に充てられます。
キノコさんは専業主婦ですから、当然収入は有りません。
残るつけはヤッチの懐からになります。
でも、花屋をやめて(実はこれも兄が原因…)職を失ってしまった40代後半のヤッチにまともな職など有りません。
日雇いの仕事やアルバイトで何とか生活費を捻出しようとしますが、やはり限界があります。
いつの間にか、多重債務はヤッチ名義です。
これは、ヤッチの甘えかもしれませんが、アルツ君の認知症が進むと思うように仕事に出かけることもいつの間にかできなくなってしまいました。
ついには自己破産を決意…。
御存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、これについては、あまり更新はしていませんが、別でブログを書いています。
[ヤッチが書いているブログはこちら→自己破産スタートします!!!]
幸い、過払い金が返ってきたこともあり、これを生活費に充てます。
でも、他からの収入がない家計に、いずれ破たんは訪れます。
兄に収入が有ったとしても、出かける頻度から見て、そう多くは無いはず。
どうしても、ヤッチは兄に対してお金を稼いでくれるよう強く当たってしまいます。
かなわないならば、アルツ君のお世話を援護してくれと…。
でもそれも実現しないまま時だけが流れます。
ところが、キノコさんは、決して兄のことを悪く言いません。
逆に言えば、兄のことを悪く言うヤッチに相当な怒りを覚えていたのかもしれません。
記憶は定かではありませんが、ヤッチがキノコさんの襟ぐりをつかんだのはこの時だったと思います。
キノコさんがヤッチに放った一言に激怒したのです。
『大学まで出してやったのに…。』
なんでそれを兄に言えないのか…。
でも、やはり暴力は暴力です。
母の心を傷つけたのは間違いないと思います。
もしかすると、兄に対して嫉妬していたのかもしれません。
そして、情けない自分に腹が立ってキノコさんに辛く当たってしまったのかもしれません。
最愛の妻に暴力を振るう息子にアルツ君も怒りを感じていたのかもしれません。
以後、お金の使い道について家計を預かるキノコさんにヤッチが細かく詮索することがキノコさんのストレスになって行ったのだと思います。
最近になって、今住んでいる家の家賃が20か月滞納になっていることを兄から聞かされます。
兄の言葉は「だってそれまで、ずっと親父が支払いに行ってたんだから、俺は知らないよ。」です。
認知のあるアルツ君に振り込まれた年金をATMで下ろし、家賃の通帳を持って大家さんのもとに果たして支払に行けるでしょうか?
キノコさんはコンビニで買い物もできない人です。
年金の振り込まれるアルツ君の通帳にはATMで数度に分けてを全額引き出されている箇所も有ります。(ヤッチの思い込みかもしれません)
アルツ君とキノコさんが保護される何日か前に明日止めるという未納のガス料金を福祉事務所にお願いして、ヤッチ名義でお借りしています。
その時に、生活保護を受ける相談をヤッチは福祉事務所の方としています。
借りたお金を自宅に持ち帰った時に、兄とキノコさんを呼び、二人揃って福祉事務所に生活保護の相談に行くよう促しました。
二人の答えは『ノー』でした。
理由は『そんなものを受けたら、いちいちお金の使い道をうるさく言われるだけだ』でした。
仕方なく、せめてガス料金だけでも確保しようと、次の日とその翌日だけですが、ほんの短い時間だけ、昼間の日雇いの仕事に出かけてしまいました。
もちろん、アルツ君のお世話はキノコさんにお願いして…。
仕事を終え、急いで帰ると、兄とキノコさんが待ち受けていました。
拒んでいた福祉事務所に生活保護の相談に行くというのです。
もちろん、ヤッチは『行くな』とは言いません。
タッチ交代でアルツ君とお留守番です。
後でわかったことですが、この時に二人は生活保護の申請を済ませています。
御存知のように生活保護は、世帯単位で支給されるものなので、後はヤッチがOKすれば、受理されるかどうかは先になりますが、申請だけは完了になります。
そして福祉事務所と同じ施設内の同じフロアに高齢者相談センター(地域包括支援センター)が有ります。
まったくこれは推測でしかないので、何の根拠も有りませんが、この時にキノコさんはヤッチの虐待について相談に行ったのではないかと思います。
アルツ君とキノコさんが保護された次の日に、申請が済んでいることを知らないヤッチがもう一度生活保護の相談に行くことになっていました。
この辺は?マークで、生活保護が通れば、風向きは少し変わっていたのではと思う部分ですが、どうにもよくわからないところです。
でも、昼間寝入ってしまったときにキノコさんとアルツ君は保護されたのです。
今となっては自分のやってしまったことを取り消すことはできません。
ヤッチがキノコさんに謝って済む問題とは思えません。
そして決して健康ではないキノコさんの寿命を縮めてしまっているやもしれません。
アルツ君の病状が悪化しないことを祈るばかりです。
泣きながら、ヤッチのことを高齢者相談センターの担当者の方に弁明してくれた姉に申し訳なく思っています。
そして、アルツ君を大好きだった姉からアルツ君を遠ざけてしまったのはまぎれもなくヤッチです。
これから少し時間はかかるかもしれませんが、キノコさんの気持ちがわかるようなことが有れば、できる限りキノコさんの意思を尊重したいと考えています。
高齢者相談センターと福祉事務所は同じ窓口ではありますが、高齢者相談センターの方からは福祉の問題と高齢者の虐待とは分けて考えるべきだとも言われました。
若干見解の相違はありますが、これも真摯に受け止めなければいけないのかもしれません。
さらに、このブログを読んで下さっている皆さんの期待を裏切ってしまったことをお詫び申し上げます。
自分で申し上げるのも変ですが、地の底を這って生きてきたヤッチなので、妙な真似はさすがにしないし、勇気もないのでそこだけはご安心くださいね。
かなりの乱文ですが、ご容赦下さい。
『同情するなら金をくれ』というところでしょうか!?(←ちょっと復活の兆し!?)
いつまた更新できるかはわかりませんが、キノコさんにとっても、アルツ君にとっても、姉にとっても、兄にとっても良い結果が出るように、時間はかかるかもしれませんが努力したいと思います。
さらに生活保護の申請は両親不在のまま済ませ、ケースワーカーの訪問調査が来週の月曜日になっています。
申請が通るかは微妙なところですが、申請が通れば、皆さんが汗水たらして稼ぎ出した税金のお世話になることになります。
m(__)m
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先日ネットで注文して置いたフェルガード100です。
すぐさま、電話をかけ、宅配便のお兄さんに届けてもらいました。
キノコさんが高齢者相談センターで保護されるという事件が有ったため、お話しする機会を逸していましたが、3月12日のドクターの診察でアルツ君の認知症の薬は何も処方してもらっていません。
その前まではアルツ君はアリセプト1.5mgを処方してもらい飲んでいましたが、この診察でヤッチがアルツ君に頻尿が有ることをドクターに伝えると、薬剤過敏も考えられるということで、一旦アリセプトを休止しようということになったのです。
コメントをいただいて、教えてもらった抗利尿ホルモンの点鼻薬のこともドクターにお話をしましたが、いろいろ薬剤を使って症状を悪くするよりも、このまま様子を見た方がよいということになり、認めてもらうことはできませんでした。
また、ヤッチはメネシットというパーキンソンに使用する薬も試したいということもお話ししましたが、メネシットは表情筋がこわばっていくことが、考えられるので、これだけ表情が豊かなアルツ君が能面のような姿なっていくのは忍びないということでこれも却下となっていたんです。
ドクターからその日処方してもらったのは、抑肝散だけです。
結局アルツ君は、血圧の薬以外に認知症の薬といえるかわかりませんが、抑肝散しか飲んでいない状態です。
そこで、最後の頼みの綱で有るフェルガードを飲んでもらうように高齢者相談センターの方に手渡し、アルツ君に飲んでもらうようお願いしていました。
本当は、姉と相談して、フェルガードAやフェルガード100Mなども試す予定でいたのですが、副作用などをヤッチ本人が診てあげることができないので、安全策をとり、今まで飲んでもらっていたフェルガード100に落ち着いています。
姉からの情報でアルツ君が現在暮らしているという施設にフェルガード100の在庫が無くなっていると聞き、ヤッチがネットでフェルガード100を注文していたのです。
無くなる前に早目に教えてよと言いたいところですが、今は微妙な立場ゆえそれも言えず…。
少しでもアルツ君に早目に飲んでもらいたいと思い、夕方遅くになってしまいましたが、午後5時ギリギリくらい高齢者相談センターに届けに行ってきました。
すぐさま立ち去ろうとしたヤッチに高齢者相談センターの担当者(支援係長さん)の方が呼び止めます。
支援係長さん:「すこしお時間いただけないでしょうか?」
ヤッチ:「もうそちらもお帰りになる時間じゃないのですか?」
支援係長さん:「いえ、私どもは構いません。いかがでしょうか?」
別に断る理由もないし、高齢者相談センターの担当者の方(支援係長さん)から声を掛けてくるのは、初めてです。
姉が毎朝、高齢者相談センターに電話をかけてくれていて、その情報をヤッチは耳にしていますが、高齢者相談センターから直接声掛けしてもらうのは今回が初めて…。
支援係長さん:「お母様のことでお話があるのですが…。」
ヤッチ:「はい。なんでしょうか?」
ヤッチは個室に通されます。
目の前に腰かけたのは高齢者支援係長さんと若い女性の職員さん。
キノコさんとアルツ君が保護され、このセンターに出向いた時に応対してくれたのもこの方達で、姉が毎朝電話をかけているのは支援係長さんのほうです。
支援係長さん:「お姉さまと先ほどお電話して同じことを申し上げたのですが、お姉さまから何か聞いていますか?」
ヤッチ:「いえ、何も聞いていませんが…。」
姉が午前に電話してこの係長さんが何と答えたかまでは、電話で聞いていましたが、午後のやり取りについては何も姉からは聞いていませんでした。
話が前後しますが、福祉の話が進んでいて、今月中にもヤッチと兄は今住んでいる家を出て、アパートを借り、生活保護を受ける前提で動いています。
その際に、福祉事務所からはアルツ君とキノコさんの荷物を取って置きたいものだけを除けて、後は処分してかまわないと言われています。
この事を姉は福祉事務所の方ではなく、高齢者相談センターの支援係長さんに電話しているのです。
姉の午前のやり取りについてはこんな感じです。
姉:「父と母の荷物を今月中にも処分するように言われているのですが、ご存知ですか?」
支援係長さん:「えっ!そんなに福祉の方で話が進んでいるのですか?」
姉の話では高齢者相談センターの係長さん相当動揺していたようです。
支援係長さん:「お父様とお母様に処分しても良いか御意向を聞かないといけませんね。それに福祉の方とも相談しないといけませんね。」
もう、アルツ君とキノコさんの生活に必要なものの大半をこの時には処分してしまっています。
姉:「もう、大半を処分してしまっているし、今頃になって『福祉』なんですか?『福祉』は関係ないとおっしゃってましたよね?」
豪快姉さん、やってくれます。
縦割り主義をさらに八つ裂きです。
そんな姉との電話のやり取りから、いつだかはわかりませんが、高齢者相談センターの方がアルツ君とキノコさんのところに面会に行ったようです。
ヤッチと支援係長さんとの個室での会話に戻ります。
支援係長さん:「実はお父様とお母様は一緒の場所で保護されているのですが、今日お母様の態度が急変してしまって…。」
支援係長さん:「お父様については認知が入っているものの、老人ホームに入所することに同意していらっしゃるのですが、お母様はまだ、要支援という身ではありますが、認知が有るわけではないので、お父様と一緒の施設の入居することはできないんですね…。」
ヤッチ:「それで?…。」
支援係長さん:「お母様も最初はこの話に納得されていて、実際、入居してもらう施設の面接を受けてもらったりもしているので私どもの方では、お二人別々の生活も容認されていると判断していました。」
ヤッチ:「はい…。」
支援係長さん:「ただ、急に今日になってお母様が、『3人の子供たちに会わせろ』の一辺倒で、今度はお父様までもが興奮して、お二人で喧嘩まではじめてしまいました。お父様もかなりの興奮具合でやっと別々の部屋に分かれてもらい、お父様には落ち着いてもらいました。」
ヤッチ:「はあ…。」
支援係長さん:「お母様には、取り付く島もないといった感じで、お母様はふて寝してしまって、話を聞いていただけない状況でした。」
そんなことは日常茶飯事だよと言ってやりたいところでしたが、姉がすでにこのことについては係長さんに電話でチクリと言っているようです。
『しょっちゅう、そういうことが有るから、弟が声を荒げることが有るですよ…。』と…。
ヤッチはしばらくは黙って聞いていましたが、ついに重い口を開きました。
ヤッチ:「母はお嬢様育ちのような所が有るので、自分の気に入らないことが有ると、よくふて寝をしますよ。」
支援係長さん:「そうなんですか…。お母様は施設をご案内したときも気に入っている様子にも見えたのですが…。」
ヤッチ:「多分、それは大きな勘違いです。母は人に勧められると嫌と言えない人間です。そして後になって身内に愚痴をこぼすんです。他人にハッキリものを言えない性格なんです。」
支援係長さん:「そうでしたか…。」
ヤッチ:「だから、ここに至るまでの経緯を再三姉が聞いてくれとお願いしていたじゃないですか…。でも聞いてはくださらなかった…。私は当事者ですが、そちらから背景なりを事情聴取されたことは一度も有りません。」
支援係長さん:「でも、ここには背景は必要ないのでは?」
ヤッチ:「今となってはもう母の帰る家は無いんですよ。」
正直、高齢者相談センターの相談を受けるのもおかしな話の気がします。
支援係長さん:「それで、お母様をここ(高齢者相談センター)に連れてくることは可能なので、ここでご兄弟3人で面会して下さるわけにはいかないでしょうか?」
面会して、何を話すのかが見えてこない…。
ヤッチ:「母が帰りたいと言っても、福祉の方で話が進んでいて、もう今の家は立ち退かなければならないのですよね。ということは、母が施設での生活を受け入れるか、あるいは兄と同居して、そこで生活して、生活保護を受けるような生活しかあり得ないのではないでしょか?私と母が同居するのも変だし…。また父は、母が一緒にいるから、今はおかしくならないかもしれませんが、母と別居が決まれば、一番父が不安定になると思いますよ。『ばあさんどこに行った?』と探し回ります。」
支援係長さん:「とにかく、ご兄弟そろってお母様に会っていただけないでしょうか?」
ヤッチ:「もちろん、協力できないというわけではありませんが、私が同席すると、母の本当の気持ちは引き出せないのではないでしょうか?私の目が有れば、言いたいことも言えなくなるということも考えられます。」
支援係長さん:「そうでしょうか…。」
ヤッチ:「多分…。母がどうしても私に顔を出せと言うなら、顔を出すという形にして、私自身は自宅で待機しているというのはどうでしょうか?呼び出しをもらえばそちらに出向くという形で…。」
支援係長さん:「わかりました。お母様にもう一度お話ししてみます。」
ヤッチ:「経験的に言うのも何ですが、母がふて寝したら、元通りになるには最低1週間はかかりますよ。明日だと返って症状は悪化します。そんなに急がなくてもいいんじゃないですか?」
支援係長さん:「でも、3月中には家を出ないといけないわけでしょう?」
ヤッチ:「それはそちらが決めた話で、私たちが決めた話ではないのでは!?何度も高齢者相談センターと福祉事務所と連携をとってくれと言う話も提案させていただいたと思いますがね…。」
支援係長さん:「わかりました。明日皆さんに個別にお電話差し上げます。」
ヤッチ:「兄に電話をしても兄は私には何も伝えてくれないので直接私に連絡してくださいますか?携帯にかけて下さい。」
支援係長さん:「えっ!携帯をお持ちなんですか?」
おいおい、勘弁してよ…。
二人が保護された日に携帯の番号教えてるよ~。
結局高齢者相談センター何がしたいのでしょうか?
収集のつかない事態を兄弟に丸投げ!?
母が高齢者相談センターに相談に出かけているのですよね?
今はその高齢者が家に帰りたいと相談をしてきているのと同じですよね?
相談者がそうしたいと言っているのに、家に帰れなくしたのもヤッチのせい?
高齢者相談センターに保護を求めて相談に行ってしまうと、キノコさんの気まぐれも許されないって言うこと?
いったい高齢者虐待防止法は何を保護し、誰を支援するものなのでしょうか…。
すでにヤッチの引越しの荷造りは完璧なんですけど…。
高齢者相談センター
さすがです…。
(; ̄ー ̄川 アセアセ
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ヤッチは前回の記事の通りで、キノコさんとの面会に当たり、同席してはキノコさんの本心を引き出せないという懸念から、一応自宅待機の形をとり、姉と兄に面会に行ってもらい、キノコさんがヤッチにも同席して欲しいという希望が有れば、馳せ参じるということを兄と姉に告げました。
本当は会って話をしたいのですが、キノコさんが興奮したり、情緒不安定になってしまってはいけないので、かなり苦渋の選択です。
姉については、会社を休んでキノコさんに面会するという選択肢もありましたが、兄に面会(話し合い)は一任するという形をとりました。
アルツ君については、今のところ在宅で介護という方向性は選択することがかなわない状況なので、残るキノコさんの今後の生活が3人の話し合いの焦点です。
姉が兄に一任した理由は、キノコさんと同居し、生活保護をもらいながら生活していくことを受け入れる姿勢が兄に有るなら、このことをキノコさんに伝えられるのは、兄本人しかいないと考えたからです。
兄もそれ(一任すること)を受け入れることに同意しました。
兄がキノコさんとの生活を望み、兄に受け入れる気持ちが有るかはまだこの時点では本人から聞いていません。
ところがですよ…。
昨日高齢者相談センターの係長さんにヤッチの電話番号を教えたにもかかわらず、実は今日の午後3時に高齢者相談センターでキノコさんと面会することになっていたのです。
今日(面会日の当日)の朝に兄や姉に高齢者相談センターから電話で連絡が入り、(面会日の当日)の午後3時に高齢者相談センターでキノコさんに面会することになっていたそうです。
なぜ故、あれだけ携帯の番号を教えておいたのに事前にヤッチの元には知らせが来ないのか…。
しかも昨日の今日で姉は会社を休めるはずがありません。
ヤッチも待機する旨は伝えていましたが、連絡が入らなければ、待機のしようが有りません。
幸い、姉からこのことを電話で教えてもらったので、面会するということはわかっていましたよ。
でも、直接連絡すると高齢者相談センターが言った以上、事前に連絡してくるのは当たり前の話ですよね。
ビジネスだったらあるまじき行為です。
ヤッチが虐待者だから?
ちょっと卑屈になってしまったヤッチはここでも耐えるしかありません。
(つд⊂)エーン
今日は自宅でプラプラです。
兄は高齢者相談センターに午後3時前に出かけて行きました。
帰ってきたのは夕方の6時を回ったあたりでしょうか。
高齢者相談センターの担当者さんを交えての兄とキノコさんの面談の途中に、仕事中の姉の携帯に高齢者相談センターの人から電話が入ったそうです。
ヤッチはその話を姉から電話で又聞きします。
姉:「パパも高齢者相談センターに来てるんだって。『みんなに会えるなら俺も行く』ってついてきたんだって。パパ泣いてたよ。私に会いたいって。あんまり泣きじゃくるから、高齢者相談センターの人が『どうにかしてください!』って電話をかけて来たんだよ。私にだよ!あり得る?」
ヤッチ:「あり得ると思ったからかけて来たんでしょ!?普通は考えられないでしょ。でも旦那さんも相当ボタモチを食べてないから、禁断症状が出てるよなぁ…。」
姉:「しかもだよ。その担当者、私になんて言ったと思う?『何で今日は来て下さらなかったんですか?』だって!昨日の今日で誰が会社休めるのって話よ!バカじゃないっ!」
ヤッチ:「お怒りは御もっともで…。で旦那さんは…。」
姉:「私の声を聞いて少し安心したのか、ちょっとは落ち着いたみたいだけど…。やっぱり『帰りたい』って言ってたよ!」
ヤッチ:「奥さん(キノコさん)と話しはしたの?」
姉:「ママも興奮してたよ。そんなこと(ヤッチの虐待のこと)を言った覚えはないって。ちょっと疲れていただけで、こんなはずじゃなかったと言ってるよ。」
ヤッチ:「まあどっちの話がほんとだかは難しいところだけど、帰りたいのは事実のようだね。」
姉:「でしょ~っ!でなんで施設に入れなきゃなんないの!高齢者相談センターが最初に、みんなから事情をちゃんと聞いていれば、こんなことにならなかったと思わない~っ?ふざけるな!って話よ!」
ヤッチ:「確かに聞く耳持たずだったもんね…。」
姉:「でしょっ~!今日は兄に任せるとしても、私はこのままじゃ絶対済まさないからねっ!」
姉のテンション高めの声は、完全に役所に牙をむいてやるという決意の表れです。
ヤッチ:「また、検討会を開催しないとだね。」
姉:「そうよ。この電話のおかげで、今日は取引先に30分以上遅刻よ。携帯じゃ地下鉄にも乗れないでしょ。これで仕事がまとまらなかったらどうしてくれるのって話よ!また後で電話するね。じゃあね!バイバイ!」
さすがアルツ君の一人娘。
肝っ玉が座っています。
姉との電話のあと、しばらく経ってから、今度は兄が帰って来ました。
こちらはテンション低めです。
姉とも予想はしていましたが、兄にキノコさんを引き取る選択はその表情からも無かったようです。
兄の方からヤッチに切り出します。
兄:「一応だけど、お袋と親父を説得してきたよ。一応の話だからな。」
ヤッチ:「説得?で?」
兄:「親父もそうだけど、お袋は今家の近くの老人ホームに居たわけだけど、面会の帰りはそこには行かず、今日からは『高齢者老人ホーム』というところに入所するんだって。」
ヤッチ:「『高齢者老人ホーム』!?聞いたことないな!?養護老人ホームじゃないの?」
兄:「俺は知らないよ!聞いてきたまんまを書いてきたんだから。」
ヤッチ:「まあ、いいや。で、旦那さんは?」
兄:「特別養護老人ホーム。」
ヤッチ:「ふーん。二人一緒ってわけにはいかないんだ?」
兄:「らしいな…。」
ヤッチ:「都内なの?」
兄:「親父の方はわからん。お袋は都内だって聞いてきた。」
ヤッチ:「都内のどこ?」
兄:「教えてもらえない…。」
ヤッチ:「面会はさせるけど居場所は教えないっていうつもりか…。だけど旦那さんが特別養護老人ホームっていうことは、そこにもう住民票を移すって言うことだぞ。」
兄:「だから、それは知らないよっ!一応だよ。一応…。」
アルツ君は要介護3ですが、特養(特別養護老人ホーム)に入れるんでしたっけ?
要介護4じゃなかったでしたっけ?
介護度の問題は抜きにしても、そんな簡単には入れるんでしたっけ?
職権で入れてもらったのかな?
しかも昨日の時点では入所の空を待っている状態と聞いていたが…。
ヤッチ:「二人とも別々かぁ…。」
兄:「一応だぞ。一応…。それでお袋も親父も納得して帰って行ったよ。○○(姉の)には高齢者相談センターから電話で今の話をキチンとお伝えしますって言ってた。」
なんでヤッチには電話をくれないんですかねえ~。
まだ、野菜の相場が高いから?
報・連・相は高くても大事だと思うんですけどねえ~。
高齢者相談センター
さすがです…。
(; ̄ー ̄川 アセアセ
グレてやる…。
(ノД`)シクシク
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前記事のコメントに書かせていただきましたが…。
キノコさん施設を脱走して、ヤッチのところ(アルツ家)に帰って来ています。
無事保護させていただきました。
今日は記事に出来ないかもしれませんが、後日詳しいことは記事にさせていただきます。
コメントを下さった皆さん、個別に返事できなくてごめんなさい。
ちなみに虐待などしていないので、ご安心ください。
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