アルツ君は職人進行性核上性麻痺の疑いのある元植木職人のアルツ君(父)、アルツ君の愛妻キノコさん(母)、そしてアルツ君の息子ヤッチの日々の生活を紹介しています。
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特別養護老人ホームの床

2012/09/01 (土)  カテゴリー: 特別養護老人ホーム
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こんにちは。

アルツ君の息子ヤッチです。

(^_^)/~

突然ですが、みなさんの会社のオフィスの床はどんな風になっていますか?

おそらくグレーの正方形のカーペットが敷き詰められているのではないでしょうか。

この正方形のカーペットはいろいろな呼び方がありますが、一般的にはタイルカーペットなどと呼ばれ、最近ではグレーだけではなく、いろんな色があり、デザインも豊富になってきています。

よく見ると、一つのタイルカーペットの目地は縦に走っていて、その隣のタイルカーペットの目地は横に走って、単調にならないような工夫までされていると思います。

で、このタイルカーペットをめくってみたことはありますか?

仕事中の方は上司が玉木宏のような人で有る事を祈りつつ、ちょびっとめくってみて下さい。

糊が効いているので、少し力を入れないと剥がれないかもしれませんが、ボールペンの先か何かで縁を持ち上げてみて下さい。

この糊はまた元に戻せば粘着力が戻るのでご心配なく…。

男性ならおそらく一度はめくったことがあるとは思いますが、、このタイルカーペットの下にはOAパネルというのがさらに敷いてあって、その下は中空構造になっています。

いわゆるこれがOAフロアというやつです。

この空間に皆さんが仕事でお使いになっているパソコンのLANケーブルや電話線が張り巡らされ、雑多なケーブル関係はすべてここに収納されています。

だから足元がスッキリしていて、ケーブルで蹴つまずいたりしないわけなんですね~。

オフィスでデスクなどの什器類のレイアウト変更をしても、タイルカーペットやOAパネルが細分化されているために、比較的自由な位置にケーブルを立ち上げることができます。

いつものごとく、前置きが長くなりましたが、アルツ君がいる特別養護老人ホームの居室にもこのタイルカーペットが貼られています。

入所している方々がシャカリキになってPCのキーボードを叩くということはありませんから、OAフロアにはなっておらず、タイルカーペットの下は中空構造ではなく、打ちっぱなしのコンクリートです。

でも、先日アルツ君のところに面会に行ったら、このタイルカーペットが妙なことに…。



タイルカーペットを取り囲むように粘着テープが貼られています。

どうしてこんなことになったのかをアルツ君にたずねてもわからず…。

(-_-;)

仕方がないのでヤッチが面会に行く前日に面会に行っていたキノコさんに聞くと、なんでもタイルカーペットがめくれが上がっていたので、この施設の職員さんが粘着テープを貼ってくれたんだそうです。

せっかく善意でしてくれたことなんですが、見栄えがどうも…。

(゚∀゚ ;)タラー

第一、タイルカーペットとタイルカーペットがキッチリ合わさっておらず、すき間が開いてコンクリート地肌が見えてしまっています。

すき間が開いた分、向こうサイドは生地が余ってしまっているわけで、隣のカーペットの上に乗っかるような格好になっています。

当然、わずかではありますが、段差ができてしまって、年寄りには転倒の危険が伴います。

(゚∀゚ ;)タラー

ヤッチとしてはここが大事なところで、万が一の事が有ったら取り返しのつかないことになるわけで…。

(゚∀゚ ;)タラー



『粘着テープをはがしても構わない』ということを施設の職員さんからキノコさんが聞いていたので、タイルカーペットに貼りつけられている粘着テープを剥がしてみることにしました。



柱の部分を除けるため、タイルカーペットをカットした努力の跡は見受けられますが、おそらくカットするときにタイルカーペットを裏返しにしてカットしたのか、目測を誤ってしまっているようです。

(゚∀゚ ;)タラー

ヤッチは持参したカッターで、タイルカーペットをカットし、貼り直しすることに…。

柱を除けるため、新たな切れ込みを作ります。

切り取ったタイルカーペットの端切れは取って置いて、誤ってカットされた箇所の穴埋めに使うことに…。



やっぱり内装の仕事は仕上げを丁寧にやらないといけないですね~。

(^_^)/~

職人さんのセンスを問われます…。

( ̄^ ̄)

って、内装職人ではなく、元植木職人の息子ですが何か?

(; ̄ー ̄川 アセアセ

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2012/09/01 | コメント (8) | トラックバック (0) | ホーム | ▲ Page Top

介護サービスの限界

2012/09/12 (水)  カテゴリー: 特別養護老人ホーム
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こんばんは。

アルツ君の息子ヤッチです。

(^_^)/~

この記事をアップしたつもりだったんですが、アップされておらず、変な時間の更新になってしまいました。

m(__)m

9月10日(月)にアルツ君のところに面会に行ってきました。

この日は日中とても暑く、アルツ君を外に散歩と言ってもちょっと無理そうな気配…。

面会を終えて、帰って来る時に、施設の中をなるべく歩くようにと言い置いては来るのですが、やはり忘れてしまうようです。

(-_-;)

キノコさんはいぜん透明人間のままだし、男を連れ込んでいる疑惑も解消されぬままです。

この日も少しでも歩いてもらおうと、ボタモチを寄せ餌に面会に行ってきました。

面会に行ったのはちょうどおやつ時の午後三時くらい…。

施設ではおやつ時と言っても、茶菓子は滅多に出ることはなく。お茶だけです。

どういう基準なのかはわかりませんが、入所者さんの中にはポカリのようなものを出されている方もいらっしゃいますが、アルツ君はお茶です。

お茶と言っても緑茶ではなく、生ぬるいほうじ茶もしくは麦茶です。

ヤッチがエレベーターを使い、アルツ君のいる3階まで行くと、アルツ君、廊下に出されたテーブルの前に腰かけ、お茶を待ってる様子です。

いわゆるここがアルツ君の言う『定位置』です。

ヤッチがアルツ君に声をかけます。

ヤッチ:「これからお茶かい?」

アルツ君:「どうもそうみたいだな…。晩飯じゃないみたいだぞ!?」

ヤッチ:「ボタモチを持ってきたけど、お茶と一緒にどう?」

アルツ君:「いやー、お腹いっぱいだなー、食えないよ。」

ヤッチ:「へー、珍しいな。昼飯たんまり食ったのか?」

アルツ君:「昼飯?昼飯かぁ…。俺は昼飯食ったのかなぁ???」

ヤッチ:「昼飯食ってないなら、腹ペコのはずだよ。」

アルツ君:「じゃあ、やっぱり食ったんだろうなぁ…。」

ヤッチ:「うらやましいな。ダイエットしている人が聞いたら、その脳ミソ1万円で買ってくれるかもしれないぞ。」

アルツ君:「ちぇっ!!1万円じゃあ、耳かき1杯しか売れないね。」

ヤッチ:「じゃあ、お茶だけ飲んでやめにしておくか?」

アルツ君:「バカ言え、お茶だけ飲んだらボタモチに失礼だろっ。どれどれ俺が美味そうに食ってやるからな~。」

ヤッチが手渡したボタモチの入った保冷バッグを覗き込みながらアルツ君がつぶやきます。

―( ´)艸(` )―♪

ボタモチを食べる時はアルツ君必ず、自分の部屋で食べます。

他の入所者さんへの遠慮がまだ残っているようです。

部屋に入ると、さっそくアルツ君、ボタモチをパクつきます。

ヤッチ:「そんなに慌てて食ったら、のどに詰まるぞ。だいたい腹いっぱいだって言ってたじゃないか。」

アルツ君:「いいんだよ。詰まったら詰まったでそん時考えるから…。」

ヤッチ:「死ぬことをか?」

アルツ君:「ばか!!こんな美味いもん食えるんだから死ぬもんか!!」

ヤッチ:「それはそうと、最近歩いてないでしょ?」

アルツ君:「バカ!!歩かなかったらトイレにだって行けないぞ。」

ヤッチ:「そうじゃなくて、長い距離を歩いてないでしょ?」

アルツ君:「どうだったかなぁ…。長いクソならしたけどな。」

ヤッチ:「汚ねえなぁ~。ボタモチ食いながら、よくそのセリフが吐けるね?それ食い終わったら、中(施設)を散歩しよ!!」

アルツ君:「別にかまいませんよ~。」

アルツ君が食べ終わったところで、アルツ君を再び廊下に連れ出します。

アルツ君の部屋のある棟から別棟まで歩く計画です。

廊下の手すりにつかまりながら、歩行訓練の開始です。

ヤッチは手を貸さず、アルツ君の横で見守りです。

廊下を歩きはじめると、けっこうにぎやかです。

忙しそうに歩き回る職員さん、車椅子を押し、自力で部屋に戻ろうとする入所者さん、椅子に腰かけ目を閉じたまま奇声を発する入所者さん、目の前にお茶が出されているのにお茶が無いと職員に食って掛かる入所者さん、風呂上りで髪をドライヤーで髪を乾かしてもらっている入所者さん…。

失礼な話ですが、最初は見るものすべてが新鮮でしたが、いつの間にか慣れっこになってしまいました。

(^^ゞ

アルツ君はすれ違う入所者さん一人一人に笑顔を振りまいています。

(*^_^*)

ヤッチ:「今日はまあまあ調子が良さそうだね?」

アルツ君:「俺はいつもパーパー調子がいいぞ。」

ヤッチ:「切り返しのセンスもまあまあだな。」

アルツ君:「部屋にうちわも有るぞ。」

くだらない話をしながらゆっくり廊下を歩きます。

二人で廊下を歩いていると前方からこっちに向かって女性が近づいてきます。

身なりはというと、他の入所者さんとは違ってラフな服装ではなく、お出かけ用のちょっとフォーマルな感じな衣装。

帽子を被り、バッグも持っています。

歳は定かではありませんが、70前後でしょうか、足取りもしっかりしていて、背筋もピンと伸びています。

もしかすると、入所者さんのご家族の方で、面会に来ていたのかもしれません。

女性:「出口はどこでしょうか?入ってきたのはよいのですけれど、出口がわからなくなってしまって…。」

女性がヤッチに向かってたずねてきます。

ヤッチのことを職員と勘違いしているのでしょうか…???

女性:「こっちの方かしら、それともこっちかしら…。」

???

ヤッチはちょっと『おかしい』と思いました。

この施設に面会に来る時は必ず1階のロビーで入館の手続きをします。

入館の手続きを済ますと、首からぶら下げるIDカードのようなものを渡されます。

『私は面会者です』の証です。

でも、この女性、IDカードのようなものは首に下げていません。

もしかしたら、入所(利用)者さん??

ヤッチ:「おかあさん、ごめんねえ…。我々もここはじめてだから出口を探してるんだぁ。」

女性:「そうなんですかぁ…。私、迷子になっちゃったのかしら…。」

ヤッチ:「そんなことないですよ。ここはわかりにくいからねぇ…。そこに掛けてお待ちになってらっしゃれば?わかる人を今呼んできますから。」

ヤッチは女性の目の前に有ったソファを指さし、そう答えます。

女性を不安にさせちゃいかんと思った咄嗟の一言です。

施設の出口までの経路は決して難しくはなく、施設の構造はいたってシンプルです。

女性:「そーう!?じゃあ、ここに座らせていただくわね。座っていたらいいのかしら?」

ヤッチ:「そこで大丈夫ですよ。ちょっと待っててください。人を呼びますから。」

アルツ君のこともあるので、その場を離れることができません。

オマケにアルツ君が『俺が教えてやる』とか、『そんなの簡単さ』とか小声でぶつくさつぶやいています。

(-_-;)

もし、アルツ君が出口を理解していれば、とうの昔にアルツ君の脱走はコンプリートしています。

(-_-;)

ヤッチは職員さんの姿を探します。

ようやく、遠巻きに姿が見えました。

ヤッチ:「すいませ~んっ!!」

ちょっと無謀とも思える大声をあげてしまいました。

職員さんが気づき、こっちに向かってきます。

手には着替えらしき物を抱えています。

入所者さんのお風呂の準備でもしていたのでしょうか?

かなりの早足で近づいてきます。

声が届く範囲になったところでヤッチが近づいてきた男性職員さんにお願いします。

ヤッチ:「こちらの方が出口がわからないとおっしゃってるんですけど…???」

職員さん:「あっ。ありがとうございます。○○さん(女性の苗字)!!ちょっとそこで待ってて。」

職員さんは女性に声をかけると、再びどこかの部屋に入って行ってしまいました。

男性職員さん、すぐに部屋から出て来ると思いきや、なかなか出てきません。

入所者さんと思しき女性が立ち上がり、男性職員が入った部屋に入って行ってしまいました。

職員さんとのやり取りが聞こえてきます。

職員さん:「ちょっと待って!!今、そっちに行きますから。」

女性が部屋から出てきて再びヤッチに話しかけてきます。

女性:「おトイレですって。」

どうやら男性職員さんは、他の入所者さんのトイレ介助をしていたようです。

他の入所者さんのトイレ介助を済ませた男性職員さんは、ようやく女性のところに戻り、女性を自分の部屋へ誘導していきました。

なんのことはない女性の腰かけていたソファのすぐ後ろがその女性の居室でした。

(^^ゞ

女性を誘導し終わった男性職員が居室から出て来るとヤッチに会釈します。

「どうもお手数をおかけしました。ありがとうございました。」

でも、

この一連のやり取りどうなんでしょう…???

ヤッチはこの施設でたびたび入所者さんから声をかけられます。

ヤッチが話しかけやすい顔をしているからでしょうか?

いえいえ、多分それは違います。

顔面麻痺で顔の半分しかシワが寄らない人間に好んで入所者さんが声をかけてくるとは思えません。

(*/∀\*)イヤン

おそらくは施設の職員さんがみな忙しく動き回っているからだと思います。

スーパーマーケットなどに行き、自分が探しているものがなかなか見つからないことってどなたも経験が有るはずだとおもいます。

そんな時、忙しそうに作業している店員さんには声をかけにくいですよね。

ヤッチなんか、牛肉売り場の前で明日の黒毛和牛の発注量をいくつにするかをのんびりと考えている、少し寝不足気味の顔をした副店長あたりにたいてい声をかけます。

ドラムを叩くかのごとく、わき目もふらずトマトを並べる店員さんには声をかけにくいもの…。

介護施設の職員さんにも、これと同じことが言えるのではないでしょうか?

また、敷居の高そうなこじゃれた洋菓子店に入り、ショーケースの前に立っているカワイ子ちゃんに『いらっしゃいませ~♪』なんて言われると…。

今日はモンブランと決めていたにも関わらず、

「今日はブルーベリーのタルトがおススメなんですよ~♪」

もうここに心あらずです…。

(・・;)

「じゃあ、それで…。」

(・・;)

何でモンブランを買わなかったのかという自責の念とあの子俺の事好きなんじゃないかという妄想で脳ミソは破壊寸前です。

(-_-;)

って、何の話をしていたんでしたっけ!?

あっ、

そうそう…。

施設の職員さんもナースステーションのような所にいらっしゃいますが、我々が対面販売が苦手のように、カウンター越しに睨みをきかせている職員さんに入所者さんも声をかけずらいのでは!?ということが言いたかったんです。

脱線ついでに申し上げてしまえば、コンビニがマガジンスペースまで作って、お客が一人にならないようにしたり、蛍光灯を通常の向きとは逆に設置し、わざわざ目線に飛び込むようにして店内を明るく見せる配慮をしている時代です。

どこぞのショッピングモールなどは『接客されたくない場合はこのブレスレットを付けて下さい』なんていう時代です。

すいません…。

m(__)m

話しを元に戻すと…。

ココにはいろいろな問題が内包されていると思うわけなんです。

介護保険制度の問題、介護保険料の問題、高齢化社会の問題、介護職員のモラルの問題、利用者の理解力不足、意識の低さ…。

いろいろな問題があり、考えさせられる多くの事が有るように思えます。

ただ、今回に件に関して言えば、作業には加わらなくてもよいから、あともう一人だけ、利用者を見守れる職員さんがいらっしゃったらと思うのはヤッチのわがままなんでしょか?

現時点での介護サービスの限界なのでしょうか…?


忘れてました…。

アルツ君の歩行訓練に戻らなくてはなりません。

(-_-;)

アルツ君:「なんだ、あのおばさん、ここの人(入所者さん)だったのかぁ…。」

ヤッチ:「そうみたいだな。たまたま今日はわけがわからなくなっちゃったんじゃない!?」

アルツ君:「ここは年寄りが多いからな!?年を取るとみんなあーなっちゃうのかね~。」

ヤッチ:「十分、旦那さんもなってると思うよ。まあ、高齢化社会だから仕方がないかね!?」

アルツ君:「ふん、俺は道だってちゃんと覚えてるぞ。あの人よりはまだちゃんとしてるぞ。」

ヤッチ:「どうかね~。もしかしたらあの人以下かもしれないぞ!?」

アルツ君:「ふんっ!!これ以下社会ってかぁ…!!」

アルツ君

さすがです…。

(; ̄ー ̄川 アセアセ

【解説】
高齢化社会=これ以下社会

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2012/09/12 | コメント (4) | トラックバック (0) | ホーム | ▲ Page Top

特養に入所は幸福なの?

2012/11/13 (火)  カテゴリー: 特別養護老人ホーム
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こんばんは。

アルツ君の息子ヤッチです。

(^_^)/~

今回の記事は長編ですので、時間に余裕が有る時に読んでいただけるとありがたいです。

また、自分の勝手な意見を書いておりますので、不快に感じられる方もいらっしゃると思います。

あらかじめ、お断りしておきますよ~。

(^_^)/

さて昨日の東京、午前中は前日から降り続いていた雨でパッとしませんでしたが、午後からはよく晴れて絶好のお散歩日和です。

(o^―^o)ニコ

こんな日はアルツ君と一緒に散歩に行くしかないと思い、アルツ君のところに面会に行ってきました。

いつものようにアルツ君は、廊下の定位置に腰かけています。

アルツ君がヤッチの存在に気づき、一緒に居室戻ります。

居室のドアを開けると、「んっ!?」

相当きついオイニー(臭い)が…。

(; ̄ー ̄川 アセアセ

尿臭ではありません。

(; ̄ー ̄川 アセアセ

ベッドの上にはズボンが置いてあって、きちんと拡げられています…???

ヤッチ:「ズボン汚しちゃったのか?」

アルツ君:「いや、天気がいいから、干してんだよ。」

明らかに怪しい言動…。

(;一_一)

ヤッチはズボンに顔を近づけ、臭いを嗅ぎます。

いつからでしょう…?

こんな事が平気で出来るようになってしまったのは…。

(; ̄ー ̄川 アセアセ

アルツ君:「お前はいやらしいなあ。そんなとこ嗅いでどうするつもりなんだ?」

ヤッチ:「縄張りの確認だよ。縄張りの。」

オイニーの正体はここだと思ったのですが、どうも見当違いだったようです。

(〟-_・)ン?

股のところに手も入れてみましたが、濡れていません。

(;一_一)

ヤッチ:「おかしいなあ~??」

アルツ君:「何がおかしいんだ?そんなところ探ったって金なんか出てきやしないぞ!?」

ヤッチ:「ん~。確かに…。帯を切っていない札束が出て来るのかと思ったんだが…。」

アルツ君:「そんなもんが有るわけないだろっ。」

なぜ故、ベッドの上にズボンが拡げられていたのかは謎のままでしたが、トイレ(洋式)を覗くとオイニーの正体がわかりました。

便器も便座も汚れています。

トイレの中の入ってすぐの左手にポリの汚物入れが有り、そこに履いた紙パンツを入れるようになっていますが、フタがちゃんとしまっていません。

フタを開けると、しっかりとブツの入った紙パンツが…。

居室の中にあるトイレと居室の空間はカーテン一枚で区切られているだけです。

足元の方はスカスカで、誰かが入ってればすぐにわかるような構造です。

それゆえに、ブツのオイニーが居室にまで広がっていたようです。

と、

その時!!

ヤッチ、危うく転倒しそうになります!!

施設で借りたスリッパの足が滑ります!!

光の加減でトイレの床が濡れていることに気づかなかったのです…。

ε-(゚д゚`;)フゥ...

幸い、尻餅をつくのは免れましたが、もし、これがアルツ君だったらと…。

いやいや、ゾッとします…。

ε-(゚д゚`;)フゥ...

ヤッチ:「旦那さん(アルツ君)、今日はトイレの中、雨降ったのか?」

アルツ君:「いや知らないぞ!?なんでだ?」

ヤッチ:「いやさ…、トイレの中洪水だからさ…。」

アルツ君:「雨漏りでもしてるんだろ!?」

ヤッチ:「この辺は黄色い雨が降るのかなあ…。」

ヤッチはトイレットペーパーで床を拭きながらつぶやきます。

推測ではありますが、紙パンツにブツを漏らしてしまったアルツ君が便座に座ります。

どうにか自分で処理しようと、ブツ入りパンツを脱ぎます。

汚物入れと便座とは若干の距離が有り、便座からお尻を浮かせて手を前に出さないと届きません。

便座から腰を浮かせ、紙パンツを捨てようとアルツ君が前かがみになります。

基本注水姿勢を離れ、アルツ君のホースが便座から外れます。

本来、アルツ君のホースは白い陶器がターゲットでしたが今度はフローリング床へとターゲットを変えます。

ブツ入りパンツの汚物入れへの投下が最大目標であったアルツ君は自分のホースから散水が始まっていることを忘れます。

アルツ君が気づいた時は『なんでこんなに床が濡れているんだろう?』の図式です。

もしかすると、ベッドの上に拡げられたズボンは、アルツ君がトイレに入る前に脱いだのかもしれませんねぇ…。

結局、事件は鑑識に回すことなく、脱いであったズボンもランドリー送りにしてしまったので、事件は迷宮入りです。

(^^ゞ

ヤッチはトイレを掃除し、アルツ君に散歩に行こうと切り出します。

ヤッチ:「天気がいいから、表に散歩行こうよ。」

アルツ君:「行ってもいいけど、(外は)何にもないんだよなあ~。」

ヤッチ:「そう言わずにさあ…。(遊歩道にある)竹藪に札束が落ちてたら、二人で山分けしようぜ。」

アルツ君:「ちぇっ。タケノコだって出てやしないぞ。」

一応、散歩に出る前に紙パンツが汚れていないかの確認をし、アルツ君に一声かけます。

ヤッチ:「トイレに行かなくても大丈夫そう?」

アルツ君:「大丈夫ですよん!!俺は三十年くらいトイレに行ってないからな!?」

ヤッチ:「アイドル気取りだなあ!?八十いくつのアイドルなんて聞いたことないぞ。」

アイドルの話を理解できなかったアルツ君に上着を着てもらい、散歩に出かけます。

階下にエレベーターで降り、受付のお姉さんに『散歩行ってきま~す!!』と声をかけ、自動ドアを開けます。

外に出て10メートルも歩かないうちにアルツ君が急に立ち止まります。

アルツ君:「ちょっと待った!!」

ヤッチ:「何だ!?!?オール電化か?告白タイムか?」

アルツ君:「ダメだ!!トイレに行きたくなっちゃった!!」

アルツ君のただならぬ表情にヤッチもビックリします。

多分、1階にもトイレが有るはずなんですけど、探している間に間に合いそうもないフン囲気…。

(゚∀゚ ;)タラー

ヤッチ:「自分の部屋まで戻るか?」

アルツ君:「ああ、その方がよさそうだ!!」

実際、紙パンツは履いているんですけどね…。

ヤッチ:「部屋までちょっと距離が有るぞ。大丈夫か?」

アルツ君:「そんなもん、わかるもんかよ。戻るぞ!!」

何で上目線なんでしょう???

受付を抜け、エレベーターの前まで来ると、ちょうどタイミングよく、扉が開きました。

ヤッチ:「ラッキー!!乗っちゃおう!!」

アルツ君:「そうだなぁぁぁ。」

二人でエレベーターに乗ると、どこからともなく漂うモカブレンドの香りでヤッチはアルツ君が間に合わなかったことに気づきました…。

(ll-艸-)ァリャリャ

でも、間に合わないにしても、アルツ君に排便の感覚が残っているのは、変な話ですが、うれしいところです。

(^^ゞ

居室の有る階に戻ると、カウンターの中にいる施設の職員さんに『出ちゃってるかも話』を告げ、アルツ君と居室の中に入ります。

ヤッチ:「ズボンだけでも脱いでおこうか。すぐにここ(施設)の人が来てくれるから。」

アルツ君:「…。」

ヤッチがちょうどズボンを脱がし終わったところで男性職員さんが居室にバケツを持って駆け付けます。

職員さん:「○○さん(アルツ君)、トイレに入ってそこ(便座)に座っちゃいましょうか?」

アルツ君:「ここに座ればいいのか?すまんねぇ…。」

職員さん:「いえいえ…。」

この男性職員さん、実に手慣れたもので、座っているアルツ君の紙パンツのサイドを手で引き裂き、スルスルっとパンツを剥ぎ取り、ブツの入ったパンツを持ってきたバケツに放り込みます。

さすが、プロです、実に早い。

( ゚∀゚ノノ゙パチパチパチ

と、ここまでは良かった…。

(-_-;)

施設で介護をの仕事をしてらっしゃる方からみたら、極々ありふれた光景で、当たり前のことなのかもしれません…。

(-_-;)

職員さん:「〇〇さん、おしりを拭きますから、少し腰を持ち上げられますか?」

アルツ君:「大丈夫だよ。」

アルツ君が立ち上がってしまいます。

この姿勢で良いのかどうかは別にして、男性職員さんがアルツ君のおしりを拭きます。

職員さん:「あっ。」

男性職員さんがアルツ君のおしりを拭きながら小さな声を漏らします。

??

職員さん:「○○さん、おしり痛くないですか?」

アルツ君:「別に…。」

男性職員さんがヤッチの方に顔を向けます。

職員さん:「脱肛(痔)が有りますね!?」

ヤッチ:「もしかすると、寒くなって来たから出てるかもしれませんね。」

職員さん:「前々から有りましたか?」

ヤッチ:「はい、主治医から注入軟膏をもらって入れている時期もありましたよ。」

アルツ君の病状や健康状態に関しては、アルツ君が高齢者虐待防止法で保護された後に、ここ特別養護老人ホームではなく、高齢者相談センター(地域包括支援センター)の職員さんにすべての情報をこちらから出しています。

当然、高齢者相談センター(地域包括支援センター)という行政の手で、ここ特養にアルツ君の入所を決めたのですから、そういった情報もすべて特養側に伝わっているものだとばかり思っていました。

職員さん:「それは初耳だなぁ…。」

ヤッチからすれば、アルツ君はこの特別養護老人ホームに入所してから半年は経とうかいうのに、アルツ君のおしりを拭いたことがなかったという方が驚きです。

(。・´_`・。)エ-

毎日ではないにしたって、半年もの間のうち、何回かアルツ君のトイレの世話をしてればそのくらいのことは見えてきそうなもんです…。

(。・´_`・。)エ-

職員さんが紙パンツをアルツ君に履かせ、アルツ君はトイレから出てきて、アルツ君のズボンを持っているヤッチの方に戻って来ます。

アルツ君はヤッチの目の前に有った椅子に腰を下ろします。

ホッとしたのか、疲れてしまったのか表情がイマイチさえません。

(・・;)

ヤッチはアルツ君が履いていたズボンのすそをたぐり寄せ、ズボンを履かせる準備です。

男性職員さんは後始末をしながら、ヤッチに話しかけます。

職員さん:「最近、○○さんが転倒したりするのは、排便との関係が有るのかもしれませんねぇ…。」

実は最近になってアルツ君、キノコさんが面会に来ているときに、職員さんの目の前で転倒しています。

この男性職員さんの目の前だったのかはわかりませんが、施設内のことだったので、大勢の職員さんがアルツ君に駆け寄ってきたそうです。

幸い、ケガもなく大事には至りませんでしたが、この男性職員さんは多分このことをおっしゃっているのでしょう…。

ヤッチ:「ほほ…。なるほど!?」

職員さん:「普段、あまり動かれない方が急に立ち上がったりすると、腸は動きますから、そういったことでバランスが微妙に崩れ、それが転倒につながったりすることってよく有る事ですから…。」

ヤッチは介護となると、キノコさんとアルツ君しか知らないので、他の被介護者(介護される側)のことは全くわかりません。

歩行によって腸が動いて排便が促されるというのは自分にだって当てはまるので十分理解できますが、これが転倒につながることってホントなのっていう印象です。

(-_-;)

ヤッチ:「まあ、そういうこともあるのかもしれませんが、父の場合は進行性核上性麻痺ではないかとドクターから言われているので、もしこれが確定だとすると、眼球障害が出て、転倒のリスクが高まるとは言われていますが…。」

アルツ君の目の前でこの会話は正直したくは有りませんでした…。

(-_-;)

あまりに、咄嗟に話しかけられたもので、こっちにも外へ出て話そうという余裕が有りませんでした…。

m(__)m

職員さん:「キノコさん(実際には実名です)が、面会の時に色々と食事をご自宅から用意して○〇さんに食べてもらうことは結構なことですが、○〇さんが糖尿だってことをご存知ですか?何を食べさせたのかをこちらとしても把握したいので、おっしゃっていただかないと…。」

カチンッ!!

この辺からヤッチ、完全にお怒りモードに突入です。

(*`д´)

もちろん、アルツ君の目の前です。

平静を保とうと努力します。

しかし、動揺を隠せないことが自分でもはっきりとわかります。

その証拠にしゃべりながら、座っているアルツ君の足元で、ヤッチはアルツ君にズボンを履かせようと、アルツ君の両足をズボンにくぐらせ、たぐり上げましたが、後ろ前で有る事に気づきます。

(。´・д・)エッ

ヤッチ:「えっ…。糖尿ですか?それこそ初耳だなぁ…。アルブミン値が若干低めで貧血に気をつけるように言われてはいましたが…。」

[関連記事:老人健診]

職員さん:「そうです。確か糖尿が有るって聞いています。」

アルツ君がまだヤッチやキノコさんと生活している頃で、しかもヤッチの情報は1年以上も前のことですが、その時の老人健診では糖尿の疑いを心配していましたが、糖尿はないと主治医から言われていました。

後でわかったことですが、今年の9月20日にこの特養で健診が有りましたけど、この検査結果を知らされているものは家族には誰もいません。

何で施設の職員さんだけが知っていて、家族は知らないんですかねえ!?

[関連記事:認知症の記憶のメカニズム]

だいたい、ヤッチはアルツ君のところに面会に行くたびにボタモチを持って行っているんですけど…。

(-_-;)

ヤッチ:「御存知かどうかわかりませんが、先日(アルツ君の)後見人が決まったところです。しばらく専門医の診察も受けていないので、診察を受けたいなと思っていたところです。ただ、家族が勝手に連れて行って良いものか…。包括(高齢者相談センター)との兼ね合いもあるので、後見人さんや包括の方と話をしてからそうしたいと考えてはいるんですけど…。」

職員さん:「そういうことは御家族さんの方でやっていただかないと…。我々は何か有って、後から何かをするっていうことはできますが、先回りして何かをするということはできませんから…。」

?????

【ヤッチの心の中】
(ここから色文字部分はヤッチの心の叫びです。↓)

おいおい、ちょっと表に出ようか?

じゃあ、何かい?

親父が転倒した後に救急搬送や葬儀屋の手配はするけど、親父がもし転倒したとしても責任は無いよって言いうのかい?

『先回り』の責任逃れは得意なんですねえ~。

ははあ、それで俺が言わないと、3回に1回くらいは親父の部屋のトイレのトイレットペーパーが品切れなのかな!?。

サービスのいい店屋だったら1時間おきにチェックシートに自分のサインを書いてるけどね!?

こっちが親父を面倒診てもらっている負い目から何も言えないことをちょっと勘違いしてやしないかい?

こっちは『いじめ問題』に近いものすら感じているんだぜ。

こっちから文句を言えば、親父に危害が及ぶんじゃないかと低姿勢でいることをそろそろわかった方がいいと思うよ。

そりゃさぁ…。

制度上の問題で人手が足りなくて、すべてをカバーできないことはわかるよ。

でもさ、与えられた仕事をこなすことだけで、仕事に生きがいなんて感じられるのかなぁ…。

仕事のスキルだけ高くてもこの仕事は務まらないんだと思うんだけどな…。

凡人には気づかない何かを気付いてはじめて介護って言うんじゃないのかい?

俺は『介護』って言葉は好きじゃないし、多分仕事としての介護は務まらないと思うけどね…。

俺が介護される方の立場だったらで考えようか!?

スキルが有って寸分の狂いもなく世話ができる人間とスキルは多少劣るけど笑顔で接してくれる方のどっちを選ぶかって聞かれたら、間違いなく笑顔を取るかな…。

余裕が無くて、仕事しているときの顔がいつも引きつってるよ~。

自分の心に余裕がないから、他の人にも余裕をもって接することができないんじゃないんですかねえ~。

自分の身内が介護施設に入らなきゃいけないって言う時に果たして、胸張ってここにしようって言えるのかな…???


とまあ、『怖い』、『恐ろしい』、『不愉快』、『偉そう…』とお叱りを受けそうですが、これがヤッチの本性であり、ホンネです。

(●`w´●)ニァ・・



ヤッチ:「そうですか…。わかりました。お手数かけます。」

努力して男性職員さんに申し上げた言葉はこの言葉です。

(-_-;)

職員さんにも空気が伝わったのかもしれません…。

話題がかわります。

職員さん:「ところで、○○さんは、お正月は自宅に戻ってご家族と一緒に過ごされないんですか?ここに居る利用者さんの多くは、皆さんそうしている方が多いですよ。○〇さんのような(分別がまだつく)方だとそういうこと(家に帰れないで寂しいと思うこと)ってわかってしまうと思いますよ。外泊の許可を取れば家に帰ることもできますから…。」

【ヤッチの心の中リターンズ】
(ここから色文字部分はヤッチの心の叫びです。↓)

あの…。

(-_-;)

ここで『わかってしまう』、『わからない』の話をされても…。

本人がすでに目の前に居るんですけど…。

もうバレバレなんですけど…。

(-_-;)


アルツ君の足元でひざまずいているヤッチがアルツ君の顔を見上げると、アルツ君がヤッチにはまだできない『への字口』をしています。

この顔が焼き付いて昨晩はよく眠れませんでした…。

(つд⊂)エーン

いつものヤッチならおそらく色文字の部分はハッキリ言葉に出して言っていると思います。

でも、どこかで『虐待者』のレッテルを貼られていることを意識して、ブレーキをかけます。

自分はそうではないと思っても、世間はそういう目では見てくれないと思ってしまうのです。

信用を落としてしまった人間が信用されるまでには時間が必要なのかもしれません。

姉からも、言いたいことは一回姉に相談してからにしてくれとも言われています。

(-_-;)

[関連記事:高齢者虐待防止法]

もちろん、今回書いた記事ですが、介護職に就いていらっしゃる方すべてを批判しているわけではありません。

施設全般について、批判しているわけでもないということもご理解いただければありがたいです。

あまりこのことに回りくどく触れてしまうと、ご覧になられている方をさらに不愉快にさせてしまうのでこの辺で失礼したいと思います。

m(__)m

この後日談としては、施設常駐の看護師さんにアルツ君のおしりの脱肛のことを伝えました。

今週の金曜日に定期的なこの施設の主治医の診察が有るので、診てもらうようにするとの返事をいただきました。

さらに、男性職員さんの対応についてですが、その日の夜にアルツ君のところに面会に行った姉から施設にクレームを言ってもらい、姉から『父の目の前でこういう話をされて甚だ遺憾である』と施設の事務所で、今回の職員の上司らしき人物に言ってきたとの事です。

施設側からは『申し訳ありませんでした。』、『職員によく言ってきかせます。』、『何かございましたらどんなことでも結構ですので、すぐにおっしゃってください。』と言われて来たそうです。

ヤッチも電話をくれた姉に宣言しました。

「今度(何か有ったとき)は俺が直接、事務所ドアを叩くよ!!」

ヤッチ

○○○(合計すると20の数字!?)です…。

(; ̄ー ̄川 アセアセ

乱文もご容赦…。

m(__)m

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2012/11/13 | コメント (8) | トラックバック (0) | ホーム | ▲ Page Top

インフルエンザによる面会自粛

2013/02/02 (土)  カテゴリー: 特別養護老人ホーム
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こんばんは。

アルツ君の息子ヤッチです。

(^_^)/~

深刻な大気汚染が問題となっている中国(北京)ですが、その原因の一つが『PM2.5』という微粒子だそうな…。

なんでも、この『PM2.5』という微粒子は、工場などから出る煙や自動車の排気ガスなどがその発生源で、人間の髪の毛の太さのおよそ40分の1ほど…。

ヤッチの髪の毛をひいき目に見たとして、20分の1ということになるんでしょうか…。

(-_-;)

この『PM2.5』は花粉よりも小さいので、花粉用のマスクをしていても、肺の奥まで入り込んでくるらしいですよ。

コワ━━━((;゚Д゚))━━━!!

喘息や肺がんを発症させる危険な物質であるということは想像のつくことですが、これが肺だけにとどまらず、脳にも蓄積され、これが原因で思考力を低下させるじゃないかなんていうことまで言われているので、もしかしたら、『急性認知症』なんていう言葉まで新たに生まれてきたりして…。

コワ━━━((;゚Д゚))━━━!!

最近では、天気予報などでも、当たり前のように『花粉情報』をやっていますが、今後は『PM2.5情報』なんていうのも各放送局で流すかもしれませんね。

九州大学応用力学研究所(竹村俊彦准教授)では『大気汚染粒子予測』なる動画まで配信していますから、もう対岸の火事とは言ってはいられないかも…。

参考までに、この九州大学応用力学研究所のホームページのURLを載せておきますね。

[参考]


さて、いつもの通り前置きが長くなりましたが、昨日はアルツ君のところに面会に行ってきました。

そう言えば、アルツ君に最近ボタモチを食べてもらっていなかったので、途中スーパーマーケットに立ち寄り、買っていくことにしました。

買い物を終え、再び自転車に乗り、アルツ君のいる施設(特養)に向かいます。

施設に着くと、受付で面会者カードに記入して、面会の手続きをします。

記入している途中で、受付の女性職員さんに話しかけられます。

女性職員:「あの…。ご存知とは思いますが、インフルエンザが流行っていまして…。」

『インフルエンザが流行』という言葉を聞くと、いつも妙な違和感を覚えるのはヤッチだけでしょうか…。

だって、『流行かぜが流行』って言っている気がしてならないんですけど…。

まあ、そんなことはどうでもいいですね。

(^^ゞ

ヤッチ:「みたいですね…。」

女性職員:「それで…。担当の先生(施設の嘱託医)や保健所の方から指導がございまして…、皆さんに面会の自粛を呼び掛けているんですよ…。」

ヤッチ:「あっ、そうなんですか?じゃあ、今日は(面会は)無理?」

女性職員:「いえいえ、今日はせっかくいらしていただいたのですから、どうぞ。ただ、マスクの着用とそこに備え付けてあるアルコールで消毒してから、面会にいらしていただきたいのですが…???」

ヤッチ:「はい、わかりました。」

ヤッチは、顔面神経麻痺の影響で、外出するとき、マスクは標準装備です。

施設に来た時は、アルコール消毒もいつも欠かさずやらしていただいているので、普段と変わりありません。

ただ、いつも気になるのは、受付で面会の手続きを済ますと、施設のスリッパに履き換えるのですが、面会にいらっしゃる多くの方は、スリッパに履き換える前にアルコール消毒をしています。

消毒済ませた手ですぐにスリッパに触るんですよねえ!?

ヤッチは泥まみれの手で平気でおにぎりを食べる口なので、自分自身はあまり気になりませんが、神経質そうな方に限って、先にアルコール消毒をしているのが笑えます。

普段に比べ、職員さんもナーバスになっているように見受けられるので、スリッパに履き換え、1階にあるトイレをお借りし、手洗いを済ませてから、消毒です。

手にアルコールをシュッシュしていると、再び、女性職員さんに声をかけられます。

女性職員:「あの、いつもお使いになられているエレベーターなんですが…。今日は、そのエレベーターではなく、奥にあるエレベーターをご利用ください。」

いつも、受付からすぐのところにあるエレベーターを利用させてもらっています。

そのエレベーターで3階に昇り、渡り廊下を抜けて、アルツ君の居室に向かいます。

受付のある棟とアルツ君の居室のある棟が別棟なんです。

で、今日は先に別棟に渡ってから、別棟のエレベーターを使えという指示です。

ヤッチは『何でまた!?』と思いつつ、普段、使っていないエレベーターを言われた通り使います。

このエレベーターを使うと、アルツ君の居室は扉が開いたとすぐのところ…。

アルツ君の『定位置』に至ってはすぐ真正面です。

3階に着き、エレベーターの扉が開くと、アルツ君、『定位置』に腰かけています。

目をつぶり、腕組みをして瞑想にふける元植木職人さんです。

ヤッチ:「死んでるのか?」

アルツ君:「おっ!?お前、どっから来たんだ?」

いつもと違うところから出てきたヤッチにビックリするアルツ君。

ヤッチ:「家からだよ。」

アルツ君:「ちぇっ!!もっと気の利いた事言えよ!!」

ヤッチ:「ところで、インフルエンザが流行ってるらしいな?」

アルツ君:「どうもそうらしいな~。この下(2階)でだれか(インフルエンザに)なったらしいや。」

ヤッチ:「旦那さん(アルツ君)は大丈夫なのか?」

アルツ君:「だれ?俺~?俺はここがいいもん!!」

アルツ君が自分の頭を人差し指でコンコンと突きます。

ヤッチ:「ならいいけどさ~。でも、人がたくさんいるから、いつうつされるかわからないぞ!?」

アルツ君:「かーっ!!お前ね、人なんかいるかよ!!あそこ見てみろよ!!」

アルツ君が指さした方向は、別棟に行くための渡り廊下の方向です。



ヤッチはエレベーターから出てきてすぐにアルツ君のところに向かったので、アルツ君の指さした方向に背を向けています。

ヤッチが振り返ると、アルツ君の指さした方向には防火扉が…。

(・・;)

防火扉で遮断され、別棟には行けないようになっています。

ヤッチ:「あちゃーー!!火事でもあったのか?」

アルツ君:「バカ言っちゃいけないよ~。インフルだってよ~。インフル…。」

ヤッチ:「ウィルスが入って来ないようにってか?」

アルツ君:「ふんっ!!(防火扉の)向こう側でも同じことを言ってるっていうんだよ!!」

遮断されているとはいえ、防火扉には、小さな扉が設けられているので、職員さんはその小さな扉で行き来はできるようです。

でも、徘徊癖のある入所者さんもたくさんいらっしゃるので、そこは職員さんだけしか使えないようにロックされていると思われます。

ヤッチ:「なるほど…。インフルエンザ対策か…。」

アルツ君:「俺は、(職員に)怒鳴ってやったよ!!『こんなことしたってなる奴はなるんだから、風通し良くしておけっ!!』ってな!?」

ヤッチ:「たしかに一理あるな…。せまっくるしいよなあ…???」

別棟に行く渡り廊下を遮断されると、アルツ君の居室のある廊下だけが空間になるわけで、わずか30~40m程度を行き来できるだけになります。

(-_-;)

しかも当然、階下には降りられませんし、ましてや外出は禁止です。

(-_-;)

アルツ君:「これじゃあ、生き埋めだよ。生き埋め!!」

たしかにこの閉塞感はかわいそう…。

喋る言葉が若干こだましているようにも聴こえます。

(-_-;)

皆さんのお住まいになっておられるマンション、あるいは、お勤めになっている会社で、ご自身のいるフロアだけしか往来できないとしたらいかがでしょう…。

用はないとしても、ちょっとストレスが貯まりそうな雰囲気ですよねえ!?

ヤッチ:「でも、インフルのウィルスが入って来ないように、施設でも努力しているんだから、我慢しないと仕方がないよ…。」

アルツ君:「バカ言っちゃいけないよ!!俺はトンネル掘りに来たんじゃないぞ。だいたい、俺は財布だって持ち歩かないんだからっ!!」

一瞬、耳を疑うセリフも飛んできましたが、アルツ君、ちょいと興奮気味です。

(-_-;)

ヤッチ:「下(受付)で『当面の間、面会を自粛してください。』って言われたから、ばあさん(キノコさん)もしばらくここに面会に来られないかもな!?」

アルツ君:「バカ言っちゃいけないよ!!だいたい『当面』っていつまでよ?そんないい加減な話しあるかいっ!!なろうがなるまいがこっちには関係ない話だ!!」

ヤッチ:「まあ、まあ…。ボタ持って来たけど、どうなんだろう…。食べさせてもいいのかなぁ…。」

アルツ君:「んっ?ボタモチ!?」

( 一一)

ヤッチ:「インフルだっていうからさぁ…。なま物を食ってもらって良いものかどうか…。」

(●`w´●)ニァ・・

アルツ君:「そんなもん、俺の腹に入るんだから、関係ないさ!!はやく、よこせ!!」

ヤッチ:「食ってインフルになったら、俺のせいになっちゃうからなぁ…。」

(●`w´●)ニァ・・

アルツ君:「いいんだよ!!ボタモチ食って死ねれば、本望なんだからっ!!」

ヤッチ:「死ぬのか?」

(●`w´●)ニァ・・

アルツ君:「バカっ!!」

ヤッチ:「それじゃあさあ、まず、よく石鹸つけて洗おうよ?」

アルツ君:「ボタモチをか?」

ヤッチ:「違うよ!!旦那さんの手だよ!!」

アルツ君:「俺の手は綺麗なもんだぞ!?朝だか夜だかおぼえてないけど、いつだったか、ケツを拭いたっきりだ。」

ヤッチ:「よけい洗わなきゃだろがっ!!」

アルツ君と一緒に居室の洗面台に向かいます。

アルツ君が手を揉み揉みしながらつぶやきます。

アルツ君:「こんなところに閉じ込められるのが長く続くようなら、総理大臣も引退だなぁ!?」

ヤッチ:「まあ、これ(ボタモチ)を食べれば、次の日、高熱が出て、待つまでもないかもよ!?」

(●`w´●)ニァ・・

アルツ君:「お前は親に向かってよくそういう口を叩くな?」

戸惑いはありましたが、久しぶりのボタモチだったので、結局アルツ君にボタモチを食べてもらいました。

言うまでなく、完食、そしてあっという間です。

(^^ゞ

アルツ君:「おまえ、それにしても相当このボタモチ高かっただろう?」

どうも、ところどころで意味不明のセリフが出るのは、ヤッチも家に帰ってから気づいたのですが、どうやらアルツ君、何かと混同しているようです。

(; ̄ー ̄川 アセアセ

文章にしてしまうとわかりやすいですよね。

アルツ君

さすがです…。

(; ̄ー ̄川 アセアセ



インフ○(エンザ)…。

インフ○(ーション)…。

(; ̄ー ̄川 アセアセ

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2013/02/02 | コメント (2) | トラックバック (0) | ホーム | ▲ Page Top

ホーム喫茶

2013/02/21 (木)  カテゴリー: 特別養護老人ホーム
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こんばんは。

アルツ君の息子ヤッチです。

(^_^)/~

突然ですが、Windowsに標準で付いているメモ帳が日記にもなるってご存知でしょうか?

メモ帳を開いて半角の大文字で『.LOG』と記入します。

メモ帳


記入し終わったら、開いているファイルにたとえば、『日記.txt』など、ご自身の好きなファイル名を付けて保存します。

保存したファイルを再び開くと、この開いたファイルに自動で日付と時刻が記入されます。

日記帳


書き込まれた日付と時刻につづいて、内容を書き込めば、立派な日記帳の出来上がりです。

保存して再びファイルを開くたびに、日付と時刻が自動で記入されます。

しかも何と言っても、メモ帳なので軽いのが良いところ…。

付箋も良いですが、保存ができず、デスクトップが散らかってしまうことが有るので、こっちの方が使い勝手が良いかも!?

デスクトップなどに置いて、いくつかファイルを作成し、ビジネスとプライベートと分けて日記を付けるなんていうこともできるかもしれませんね。

是非使ってみてください。

\(^o^)/

手動で日時を挿入したい場合は?

上記のような『日記.txt』などのファイルを作らなくても、メモ帳に日時を挿入することは可能です。
新しくメモ帳を開き、日時を挿入したいところにカーソルを合わせ、キーボードの 【F5】 キーを押すと日時が挿入されます。
あるいは、メモ帳上部のメニューバーの [ 編集 ]-[ 日付と時刻 ] をクリックしても同様に日時が挿入されます。

これらの方法は『日記.txt』の日時を修正したい場合にも、有効だと思います。
追記 2014/02/05






さて、昨日は、アルツ君の施設に面会に行ってきました。

アルツ君の居室でお決まりの漢字テストからスタートです。

漢字テストの設問の中に『蠍』という文字があります。

アルツ君:「かー!!また難しい字が出てきやがったな…。虫が付いてるから虫なんだろうな…。」

ヤッチ:「砂漠とかに居るらしいよ?」

アルツ君:「ラクダか!?」

ヤッチ:「自分で虫って言っておいて、何でラクダなんだよ。」

アルツ君:「そうだよなぁ…???」

ヤッチ:「刺されると痛いらしいよ?」

アルツ君:「注射か?」

ヤッチ:「あの…。注射だったら、すぐ読めるでしょうに…。」

アルツ君:「そうだよなぁ…???」

ヤッチ:「俺も実物は見たことが無いけど、刺されたら痛そうな感じだな?」

アルツ君:「わかった!!ムカデだろっ?」

ヤッチ:「う~ん。おしいちゃ、おしいな…。ムカデは『百足』って書くだろ!?そんなにイッパイ足は無いかな…。足を少なくすると、段々似てくるかもな!?」

アルツ君:「足をむしり取るんだろ…。おっ!?ミミズか?」

ヤッチ:「それじゃあ、むしり過ぎだろう。じゃあ、ヒントね!?こいつが出て来る歌があるよ。」

アルツ君:「歌?」

ヤッチ:「♪いいえ わたしは 何とかの おんな~」

アルツ君:「オカマか?」

ヤッチ:「どうして、俺がオカマにならなきゃなんないんだよ!!反応するところが違うでしょうに!!…さ○り?」

アルツ君:「さゆり?」

ヤッチ:「そういうこと言ってると、天城越え熱唱するぞ~!!この字が女の人の名前だったら怖いぞ~!!」

アルツ君:「わかんないな~。バンザイだ~。」

ヤッチ:「答えはサ・ソ・リ…。」

アルツ君:「かー!!これがサソリかよ…。あいつ(姉のこと)じゃ絶対わからないな…!?かー!!サソリ!?」

アルツ君、漢字テストのことになると、必ず姉のことを引き合いに出し、自分と比べます。

そして漢字に弱い姉のことをコバカにします…。

くだらない問答をしているところで、施設の職員さんがアルツ君の居室の開いたままの扉をノックします。

職員さん:「あの…。今日これから、『ホーム喫茶』があるのですが、ご家族の方と一緒に参加されてはいかがでしょうか?」

以前も記事にしたと思いますが、こちらの施設では、『ホーム喫茶』と称して、月に何度かデイルームが喫茶店と化します。

入所している方の中で、希望者にお茶が振る舞われます。

もちろん、無料というわけではなく、後日、介護保険から請求されるシステムです。

現在アルツ君の介護保険等のお金の出し入れは成年後見人さんにやってもらっているので、定かではありませんが、1杯50円と聞いたことが有ります。

ヤッチ:「コーヒー飲めるってよ?どうする?」

アルツ君:「コーヒー!?じゃあ、行こ、行こう!!でも俺は財布持ってないぞ!?」

ヤッチ:「大丈夫だよ。今はお金持ってなくても…。」

アルツ君:「それじゃあ、余計行こ、行こう!!」

ヤッチ:「俺の分もおごってくれるのか?」

アルツ君:「おお、いいぞ。店ごと買っちゃえ!!」

今は、インフルエンザも落ち着いたということでしょうか…。

防火扉は閉まっていません。

防火扉が開いて開放的になった渡り廊下を歩いて、アルツ君とデイルームを目指します。

デイルームにはすでに入所者さんが大勢集まっていて、ホール係と化した職員さんたちが忙しそうにしています。

職員さん:「何をお飲みになりますか?」

職員さんがアルツ君にメニュー表を差し出します。

メニューには、コーヒー、紅茶の他にココア、カルピスや昆布茶も有るようです。

ホットにするか、冷たいのにするかも選択できるようになっています。

アルツ君:「そんなもん見なくたって、俺はコーヒーでいいよ。砂糖イッパイちょうだいよ。俺は甘いもん好きだからな!?」

職員さん:「では、あたたかいのにしますか?冷たいのにしますか?」

アルツ君:「コーヒーったらあったかいでしょ~。」

ヤッチもホットコーヒーを注文します。

すぐにアルツ君のもとに、コーヒーが届きます。

スティックシュガー2本にミルク、それにビスケットが3つ付いています。

高齢になると細いスティックシュガーは封を切るのも、意外に上手くできません。

ヤッチが特別に封を切ってやることに…。

ヤッチ:「このカップに砂糖2本は多いんじゃないの!?ひとつでいいんじゃないか?」

アルツ君:「そう言わずに、全部放り込めよ!!後で塩をなめるから。」

ヤッチ:「塩をなめたら、また砂糖をなめたくなるぞ~。」

アルツ君:「いいんだよ、いいから全部放り込め!!」

結局、2本のスティックシュガー全部投入です。

ヤッチ:「これじゃあ、コーヒーの味がしなくなっちゃうぞ~。」

アルツ君:「甘けりゃ、何だっていいんだよ。」

ヤッチ:「そのうち、朝起きたら、全身、アリだらけでまっ黒だな!?」

この日は、なぜか、ヤッチは入所者達からさんから、施設の職員さんと間違われます。

入所さんA:「ちょっと、わたしのココアまだ?」

ヤッチ:「申し訳ありません、すぐにお持ちします。すいませ~ん!!おかあさんのココアがまだだそうで~す!!」

職員さん:「はーい!!ただいま~!!」

あくまでもなごやかムードの中、『ホーム喫茶』が進行します。

アルツ君の腰かけているテーブルのひとつ向こうでは飲み物を飲み終えた入所者さんの集団が何やらもめています。

腰かけているのは全員女子…。

4名…。

聴こえてくるのは、代表格のお二人の会話です。

入所者さんB:「あら、奥さん、お財布引っ込めて~。今日はあたしが払うから。」

入所者さんC:「それじゃあ、悪いわよ。いつもお世話になっているんだから、私のほうこそ、払うわよ!!」

入所者さんB:「そんなわけ、行かないわよ!!私が!!」

入所者さんC:「私が!!」

入所者さんB:「私っ!!」

時々、街中の喫茶店で見かけるあき竹城集団とまったく変わりありません。

(; ̄ー ̄川 アセアセ

もちろん、『ホーム喫茶』の場でお財布を出す必要はありません。

(; ̄ー ̄川 アセアセ

入所者さんC:「何だか悪いわ~。それじゃあ、ワリカンにしましょうよ?」

入所者さんB::「そ~う~!!奥さんがそうおっしゃるならそうしましょっか!?」

入所者さんC:「…。」

入所者さんB:「…。」

腰かけている他の入所者さん:「…。」

急に全員無言になってしまいました。

(; ̄ー ̄川 アセアセ

どうやら、ワリカンの計算をしているようです。

(; ̄ー ̄川 アセアセ

でも、全部50円だから、計算する必要ないんですけどね!?

(; ̄ー ̄川 アセアセ

やがて入所者さんBが職員さんに声をかけます。

入所者さんB:「ちょっと、悪いんだけど、いくらになるか計算してくれる?」

職員さんが笑顔で答えます。

職員さん:「今日は、皆さん、お財布をしまってください。後で、僕が計算して、皆さんに請求しますから。」

入所者さんB:「じゃあ、頼んだわよ!?負けといてね!?」

ヤッチはこの光景がおかしくて、すっかりそっちに見入ってしまっていました。

気がつくと、アルツ君、不敵な笑いを浮かべながら、素知らぬ顔でヤッチのコーヒーまで飲んでしまっています。

(; ̄ー ̄川 アセアセ

そして、またしても、ヤッチは施設の職員と勘違いされます。

少し遅れて、『ホーム喫茶』にいらした女性の入所者さんです。

車椅子を一人で押してきたようです。

入所者さんD:「そんなところに腰かけてないで、はやく仕事しなさいよ。」

ヤッチ:「申し訳ありません。すぐに仕事に入ります。」

またどこからか大きな声が聴こえてきます。

入所者さんE:「ねえ、ちょっと冷たい昆布茶もらえる?」

『冷たい昆布茶』って…。

(; ̄ー ̄川 アセアセ

さすがにメニューにはないでしょ!?

飲みたくねーーー!!!

入所者さん

さすがです…。

(; ̄ー ̄川 アセアセ

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