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アルツ君の息子ヤッチです。
(^_^)/~
今日はちょいとお堅い話です。
先日、ヤッチの元へ封書が届きました。
東京家庭裁判所からのものです。
差出人には、東京家庭裁判所 家事第1部2係(後見センター)と書かれてあります。
お役所をはじめ公的機関からこういうものが届くと一瞬ドキッとしてしまうのはヤッチだけでしょうか…。
(・・;)
『俺、何にも悪いことしてないよなぁ…!?』と自分に言い聞かせながら、封を開けると、どうやらアルツ君の成年後見制度についてのものでした。
ε-(゚д゚`;)フゥ...
おおよその内容は、アルツ君の『後見開始の審判』にあたり、ヤッチから意見を聞きたいというもので、返信用の封筒も同封されていました。
成年後見制度については、詳しい知識を持っていらっしゃる方も多いと思いますが、ヤッチは、なんとなくわかっているという程度で、詳しくは理解していません。
よくわからない点も多々あります。
だいたいこの『成年後見制度』という字を見ると、どこで区切ってよいのやら、毎回見間違っているような気さえします。
(^^ゞ
家庭裁判所の封書に同封されていた書類に簡単に解説しているものが有ったので、ヤッチと同じようにイマイチよくわからないぞという方のために、この文章を写し書きしておきます。
成年後見制度とは
- 成年後見制度
- 成年後見制度とは、ある人(以下「本人」といいます。)の判断能力が精神上の障害により不十分な場合(認知症高齢者、知的障害者、精神障害者等)に、本人を法律的に保護し、支えるための制度です。
例えば、本人のために預金の解約、福祉サービス契約の締結、遺産分割協議、不動産の売買等を必要があっても、本人の判断能力がなければ、そのような行為はできませんし、判断能力が不十分な場合にこれを本人だけで行うと、本人にとって不利益な結果を招くおそれがあります。
そのような場合に、家庭裁判所が本人に対する援助者を選び、その援助者が本人のために活動する制度が成年後見制度です。
※判断能力
売買や贈与等をする際に、その行為が自分に有利なのか不利なのか、適正か不適正か等を考えるのに必要な精神能力。
- 後見開始の審判
- 本人が一人で日常生活を送ることができなかったり、一人で財産管理ができないというように、本人の判断能力がない場合、家庭裁判所は「後見開始の審判」をします。
後見が開始すると、本人は選挙権を失い、印鑑登録は抹消されます。
医師、税理士等の資格や会社役員の地位も失います。
通常、本人が亡くなるまで、その状態は続きます。
- 成年後見人の選任
- 後見開始の審判と同時に、本人(成年後見制度では「成年被後見人」ともいいます)を援助する人として成年後見人を選任します。
成年後見人は、裁判所が最も適任と思われる方を選任しますので、審理の結果、成年後見人の候補者ではなく第三者の専門職(弁護士、司法書士、社会福祉士など)の方を選任したり、複数の後見人等を選任したりすることもあります。
また、後見人を監督する「成年後見監督人」を選任することもあります。
成年後見人に誰を選任するか、また、成年後見監督人を選任するかどうかの家庭裁判所の判断に対しては、不服申し立てをすることができません。
成年後見人は、本人の財産を管理するとともに、包括的な代理権を持ちます。[家庭裁判所から届いた文章を引用]
上の文章をご覧になっていただければ、成年後見制度の概要はお分りになると思います。
じゃあ、この申し立てはいったい誰がしたのという話になってきますが、この申し立てはヤッチがしたわけではありません。
もちろん、キノコさんでもなく、姉でもなく、兄でも有りません。
ましてやアルツ君本人がするはずもありません。
答えは高齢者相談センターです。
高齢者相談センターはアルツ君の住む東京23区の○〇区の機関でもあるわけなので、正式な申立人は○○区長です。
はじめてこのブログをご覧になる方は、何をこいつ、わけのわからんことを言い始めているんだと言われてしまいそうですが、アルツ君はヤッチの虐待によって高齢者相談センターに保護されている身の上です。
高齢者虐待防止法により、高齢者相談センターはしばらくの間、ヤッチからアルツ君を遠ざけ、保護していました。
施設で保護されていたのですが、その間ヤッチは当然面会を制限され、どこでアルツ君を保護しているかも教えてもらえない状況でした。
これが、今年の3月中旬くらいの事です。
そして、6月に入り、ようやく面会の制限が解け、アルツ君も特別養護老人ホームに入所が決まりました。
このアルツ君の特別養護老人ホームへの入所を決めたのも高齢者相談センターであり、今回の成年後見制度の「後見開始の審判」の申立てをしたのも、高齢者相談センターなのです。
[関連記事]
高齢者虐待防止法
アルツ君との面会解禁
高齢者相談センターはアルツ君が特養に入所したあたりから、フェードアウトしたかのようでしたが、実は水面下で動いていたんですねえ~。
高齢者相談センターがアルツ君に後見人をつけようと家庭裁判所に申し立てをしていたのです。
といっても、進めているという情報だけはヤッチも耳にしていました。
でも進めているという話だけで、具体的なことは何も聞かされていませんでした。
で、今頃になって、家庭裁判所からこの申し立てについて意見を聞きたいということで封書が届いたわけです。
書類は「照会書」と銘打って有ります。
簡単に言ってしまえばアンケート用紙です。
この照会書はヤッチだけに来たのではなく、個別に家族全員に送られてきているようです。
内容は以下のようなものです。(携帯の画面では読みづらいかも!?)
照会書
このたび、申立人 東京都○○区長さん から △△(アルツ君の名前)さん を本人とする後見開始の審判の申立てがありました。
この申し立てについて、あなたからご意見をお聞きし、審理の参考にしたいと思いますので、この書類の枠内の事項に回答の上、8月13日までに返送してください。(記入欄が不足する場合は、適宜用紙を追加してください。)期限内に返送がない場合は、ご意見等は特にないものとして審理が進行します。ご意見等が有る場合は、必ず期限内に返送してください
成年後見制度については、同封の「成年後見制度とは」をご覧下さい。
- ご本人について後見を開始することについて、あなたのご意見はいかがですか。
なお、この質問は、ご本人の判断能力に関するものです。後見人に誰を選任するかについてのご意見は、次の質問(質問2)でご回答ください。
□賛成である
□反対である
- 【後見を開始することに反対である理由】
□後見を開始するほど判断能力は低下していない
□次のとおり- 申立人は、成年後見人候補者を ○○司法書士(司法書士の名前) としています。後見人の人選について、あなたのご意見はいかがですか。
□申立ての通り、成年後見人候補者が選任されることに賛成する
□申立人と利害関係のない第三者の専門職が選任されることを希望する
□家庭裁判所に一任する
□次のとおり- ご本人の生活状況について、お書き下さい。
□病院、老人ホーム等の施設で生活している
- 病院名又は施設名:
所在地:
□自宅又は親族宅で生活している
- □介護サービスを受けている
□親族が介護している(介護者: )
□介護は受けていない
□分からない
□次のとおり- ご本人の財産のうち、あなたが管理されている財産がある場合はお書きください。
(例)預貯金(金融機関名、残高など)、現金、株式その他の金融資産(証券会社名など)等
□管理している財産はない
□次のとおり- その他ご意見がある場合はお書きください。
以上、回答します。
平成 年 月 日
住所:
氏名:
電話(昼間の連絡先):
※ この書面お送りした以降、原則として、家庭裁判所からの通知等は有りません。[家庭裁判所の文章を一部抜粋して引用]
申立てそのものは区から行われているので、今さら申立てを取り下げろということはできないと思います。
また、ヤッチ自身はアルツ君に後見人をつけること自体に反対ではありません。
ただ、自分自身もしくは家族の誰かが家庭裁判所に申立てができなかったことが、なんとなく悔しい感じがします。
結果として、後見人が選任されるわけですから、誰が申立てをしても変わらないのですが、やはり自分、もしくは家族によって申立てをしたかったというのが率直な感想です。
もう一つ気になる事は、家庭裁判所から届いた照会書の質問2と関連することなのですが、成年後見人候補者の事です。
高齢者相談センターもしくは区が候補者として具体的に司法書士さんの名前をあげていますが、この人選について『異議なし』で賛成して良いものか…。
もちろん、この司法書士さんがどんな人物なのか全く面識は有りません。
この司法書士さんには、何の恨みも有りませんが、高齢者相談センターないし区の息のかかった人間である可能性も有ります。
となれば、高齢者相談センターが実質上の後見人になってしまい、アルツ君にとってこれが吉なのか凶なのかよくわからないところです。
きれい事を言うつもりは有りません。
正直、ヤッチは未だに高齢者相談センターに良い印象を持っていません。
これは論理的に説明できるようなものではなく、ただただ感情的なもので、かなりお子ちゃまレベルのものです。
まだキノコさんをはじめとして、家族の意見は聞いていませんが、ヤッチ自身は、質問2に関しては、『申立人と利害関係のない第三者の専門職が選任されることを希望する』にチェックマークを付けて、返信したいと考えています。
なにか良いアドバイスが有れば、教えていただけるとありがたいです。
賛成、反対、お叱りなんでもウェルカムです。
m(__)m
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アルツ君の息子ヤッチです。
(^_^)/~
先日、成年後見制度についての話をさせていただきましたが、今日は、このことについて姉と電話で話しをしました。
[関連記事:成年後見制度]
話しをしたと言っても、後見開始の審判の申立てをしたのは、高齢者相談センターなので、今すぐ何かを変えられる状況ではありません。
姉:「今日、お昼に家庭裁判所と高齢者相談センターに電話をかけて聞いたんだけどさ…。家庭裁判所の方は淡々とした答えで、後見人の候補者に司法書士がなることに反対なら反対の理由を照会書に書いて下さいだってさ。高齢者相談センターの方からは、家庭裁判所がセンターが候補者としてあげた人を後見人として選任したら、今後の事について直接会って話しをしたいだってさあ…。家庭裁判所も高齢者相談センターも司法書士がパパの後見人になっても、問題ないって言ってたよ。」
ヤッチ:「多分、役所だから、ダメとは言わないさぁ…。旦那さんの負債の事は言ったの?」
姉:「家庭裁判所には言わなかったけど、高齢者相談センターには言ったよ。司法書士でも問題ないのではないのでしょうか!?って返ってきた。」
ヤッチ:「問題ないというのは?」
姉:「滞納家賃の事だけど、家のカギを返してから、その後高齢者センターにもお金の事を大家さんは言って来ていないんだって。大家さんはお金を請求しないつもりなのかね?請求が無いなら、司法書士でも問題ないんじゃない?」
現在、アルツ君への郵便物はすべて高齢者相談センターに転送されることになっています。
電話もつながらない状況下では大家さんの次にとる手段と言えば、高齢者相談センターへの問い合わせです。
ヤッチ:「300万円もあるお金をカギを返しただけで大家が許すとは思えないけどね…。」
姉:「でも現実に請求してきてないから…。」
ヤッチ:「たしか、民法上は金銭の請求権は半年間は有効だよ。俺なら絶対お金を取るけどね。それに高齢者相談センターはこの辺の事をよくわってないんじゃないのか!?司法書士に訴訟代理権が認められるのは、法改正されてなければ、借金総額が140万円までだぜ。それを超える金額となると、弁護士じゃないと代理権は認められていないはずだよ。いざ請求されちまうと、司法書士じゃ手におえないなんてことにならないかねえ…。」
姉:「私もその辺の事は全く分からないけどさぁ…。まあ、今のところはパパは施設に入っているから、施設のお金のことを考えるだけでいいわけだから、司法書士がなってもいいんじゃないのかね…???」
話しの雰囲気から姉には自分が後見人になるという頭はないようです。
ヤッチ:「どういう手続きを踏むことになるかはわからないけど、仮に高齢者相談センターが申立てを取り下げた場合、あなたが後見人になるというのはどう?」
姉:「でも、私がなっても、あまり変わらないんじゃないかしら!?もう一度高齢者相談センターに電話してみるけどさぁ…。高齢者相談センターは司法書士が後見人になっても家族の聞く耳を持たないというわけではありませんからとも言ってたよ。」
ヤッチ:「そこが怪しいのさ。一旦なっちまえば、不服申し立てができないんだから、後になって『そんな話ししましたっけ?』って言われたら最後だぜ。」
姉:「…。」
ヤッチ:「なにも高齢者相談センターだけが申立てできるわけじゃなくて、家族だって申立てできるんだから、そこのところも検討してみてよ。場合によっては、後見人が二人というのも発想として有っても良い気がするが…。」
姉:「なるほどねえ…。」
ヤッチ:「それに金銭的なトラブルが無くて、難しい問題を抱えていなけりゃ家族が後見人になってもいいんじゃない?」
姉:「逆に問題が無いなら、司法書士がなっても問題ないんじゃない?」
やはりアルツ君のまな娘です…。
さすがです…。
(; ̄ー ̄川 アセアセ
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アルツ君の息子ヤッチです。
(^_^)/~
何度かこのブログの中で話題にしてきた成年後見制度ですが、家庭裁判所から届いた照会書は8月の13日までに返送しなくてはならなかったので、先週照会書に意見を書いて返送しました。
繰り返しになりますが、家庭裁判所から届いた照会書は以下のようなものです。
照会書
このたび、申立人 東京都○○区長さん から △△(アルツ君の名前)さん を本人とする後見開始の審判の申立てがありました。
この申し立てについて、あなたからご意見をお聞きし、審理の参考にしたいと思いますので、この書類の枠内の事項に回答の上、8月13日までに返送してください。(記入欄が不足する場合は、適宜用紙を追加してください。)期限内に返送がない場合は、ご意見等は特にないものとして審理が進行します。ご意見等が有る場合は、必ず期限内に返送してください
成年後見制度については、同封の「成年後見制度とは」をご覧下さい。
- ご本人について後見を開始することについて、あなたのご意見はいかがですか。
なお、この質問は、ご本人の判断能力に関するものです。後見人に誰を選任するかについてのご意見は、次の質問(質問2)でご回答ください。
□賛成である
□反対である
- 【後見を開始することに反対である理由】
□後見を開始するほど判断能力は低下していない
□次のとおり- 申立人は、成年後見人候補者を ○○司法書士(司法書士の名前) としています。後見人の人選について、あなたのご意見はいかがですか。
□申立ての通り、成年後見人候補者が選任されることに賛成する
□申立人と利害関係のない第三者の専門職が選任されることを希望する
□家庭裁判所に一任する
□次のとおり- ご本人の生活状況について、お書き下さい。
□病院、老人ホーム等の施設で生活している
- 病院名又は施設名:
所在地:
□自宅又は親族宅で生活している
- □介護サービスを受けている
□親族が介護している(介護者: )
□介護は受けていない
□分からない
□次のとおり- ご本人の財産のうち、あなたが管理されている財産がある場合はお書きください。
(例)預貯金(金融機関名、残高など)、現金、株式その他の金融資産(証券会社名など)等
□管理している財産はない
□次のとおり- その他ご意見がある場合はお書きください。
以上、回答します。
平成 年 月 日
住所:
氏名:
電話(昼間の連絡先):
※ この書面お送りした以降、原則として、家庭裁判所からの通知等は有りません。[家庭裁判所の文章を一部抜粋して引用]
結局、1のアルツ君の後見を開始することについて…。
後見人をつける事そのものについては、反対ではないので、「賛成である」にチェックを入れました。
2の区が成年後見人候補者を名指しで司法書士としていることについては、「申立人と利害関係のない第三者の専門職が選任されることを希望する」にしました。
成年後見開始の審判の申立ては名義上は区長ですが、実質高齢者相談センターがその申立てを行っているわけで、因縁のある高齢者相談センターの息のかかった人間がなるのは好ましくないというヤッチの少しねじ曲がった感情論が正直そこにあります。
(^_^;)
3のアルツ君の生活の場所ですが、当然特別養護老人ホームであり、4のアルツ君の財産の管理は、ヤッチをはじめ、家族・親戚もアルツ君の財産を管理している人間はいません。
というより、アルツ君に財産と呼べるようなものは無く、有るとすれば、アルツ君に支給されている老齢厚生年金&老齢基礎年金くらいなでしょうか…。
この年金でアルツ君の特別養護老人ホームの費用を賄っているわけで、年金の振り込まれる口座は現在、高齢者相談センターが管理しています。
5の「その他ご意見がある場合はお書きください。」のところに、スペースはあまり有りませんでしたが、ヤッチの意見を書いておきました。
父が現在の施設に入所する前は借家住まいでしたが、この借家には滞納家賃が有ります。現在は貸主である大家さんから請求は無いようですが、借主である父にいずれ請求が来れば、その請求額は司法書士さんの訴訟代理(140万円)の範囲を超えるような金額になると思います。
話し合いによる解決の任意整理では追いつかず、自己破産を視野に入れなければならない状況になることが予想されます。
ならば、後見人には司法書士さんよりも最初から弁護士さんがなる方が良いのではと考えます。
以上のように、金銭管理についてだけならば、専門職がなるのが妥当かもしれません。
しかし、後見人が本人の精神的な支えとなってあげることも重要なことだと思います。
私自身は、介護を含め、生活全般について面倒をみれる姉(長女)が後見人になるのが、より望ましいと考えています。
別紙に書いてもよかったのですが、あえて狭いスペースに小さな文字でギッチリ書き込んでしまいました。
(^^ゞ
で、このことについて、高齢者相談センターから姉に電話が入ったようです。
そう…。
別に口裏を合わせたつもりはないんですが、家庭裁判所から送られてきた照会書にキノコさんをはじめとする家族がみな司法書士が選任されることに反対意見を書いて出したようなのです。
それが家庭裁判所から高齢者相談センターの耳に入ったようです。
高齢者相談センターは姉に「言葉が足りなかった」と謝罪の言葉を言い、弁護士さんが選任されると、後見が始まった後の報酬が司法書士さんより高いということを説明したそうです。
ヤッチが電話に出ていれば、詳細を聞いていたですけどね…。
(-_-;)
いったい依頼ないし、選任されるといくら位の報酬を支払わなければならないのか、司法書士さんと弁護士さんとではいくら位の報酬の差があるのか…。
当然、報酬はアルツ君の年金でもって充当されるわけですから、額が大きければアルツ君のフトコロ事情は悪くなります。
ヤッチが折り返して電話をかけたいところですが、また問題を起こしてしまう結果になるので踏みとどまることに…。
(つд⊂)エーン
そのかわり、ネットでちょいと調べてみました。
成年後見制度にかかる費用は申立てにかかる費用と後見人が選任された後にその後見人に支払う報酬とに分けて考えないといけないみたいですね。
で、気になる金額は?
それがどうもケースバイケースでハッキリした数字はわかりません…。
(-_-;)
ただ、アルツ家の場合は、区長が申立てをしているのでその費用は区長が立て替え、本人に資力が有る場合は求償するよう(?)です。
でも「資力が有る場合」というのがどの程度で資力が有ると判断されるのかが分からないのでイマイチ実際の金額というのがわかりません。
(-_-;)
もしかすると、申立ての費用は申立て人である区長の負担で、これについての費用はアルツ君が払う必要はないんじゃないかなんて、ちょっと楽観的な考え方も出てきたりして…。
(^^ゞ
また、後見人に対する報酬も家庭裁判所が本人の収入、預貯金などを考慮して家庭裁判所が決定することとされているため、絶対額というのが事前にはわからないようです。
ただ、この後見人の報酬についてはおおむね月額2~3万円というのが相場なようです。
でもでも正直、これについても自信が有りません。
(-_-;)
[参考]
どうも姉の話からすると、高齢者相談センターはこういった費用面の事より自分の立てた候補者である司法書士さんを認めて欲しいというニュアンスです。
もし、アルツ君が抱えている多額の滞納家賃を請求されて、司法書士さんでは手に負えなくなっても、改めて司法書士さんから弁護士に依頼するということも頭に入れているというのです。
いずれにしても、申立人は区長(高齢者相談センター)であって、アルツ家の誰かが申立てをしているわけでもないので、このままだと、高齢者相談センターが押している司法書士さんに後見人が決まりそうな雰囲気です。
(-_-;)
だいたい今アルツ君がいる特別養護老人ホームに月々いくら掛かっていて、今までにいくらの出費が有ったのか、高齢者相談センターもそろそろ教えてくれてもよさそうなものだが…。
(; ̄ー ̄川 アセアセ
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アルツ君の息子ヤッチです。
(^_^)/~
アルツ君の成年後見人が決まりました。
前回の記事で書かせてもらった通り、やはりアルツ君の成年後見人は司法書士さんです。
[関連記事]
アルツ家が居住している自治体の区がこの成年後見制度の申立てを家庭裁判所に行っていたわけですが、申立て通りの結果となりました。
区と言っても、実際にアルツ君の成年後見制度に関しての事務をやっているのは、アルツ君を高齢者虐待防止法により保護した高齢者相談センター(地域包括支援センター)です。
高齢者相談センターがいつ申立てをしたのか、正確な日付はわかりませんが、アルツ君が特別養護老人ホームの入所した頃であることは間違いないと思います。
そうなると、アルツ君の入所が5月ですので、成年後見人が決まるまで、手続きだけで半年は要したことになります。
ヤッチはこのことを姉からの電話で知りました。
まだ、詳しいことは何もわかりません。
一昨日の晩に姉から電話をもらいました。
姉:「高齢者相談センター(地域包括支援センター)から電話が有って、パパ(アルツ君)の後見人が決まったのよ。」
ヤッチ:「やっぱり、司法書士の先生かい?」
姉:「そう、司法書士さん。それで明日、その司法書士さんがパパに挨拶に行くって言っているのよ。」
ヤッチ:「で?」
姉:「もちろん、高齢者相談センターの人がその後見人になった司法書士さんを連れて来るらしいんだけど、時間が午前なのよ…。」
ヤッチ:「二人で来るっていうことだね!?で、何時なの?」
姉:「一応、朝10時っていう約束なんだけど、私、どうしても会社抜けられそうもないから、あんた行ってくれない!?ホントに悪いんだけど…。」
ヤッチ:「それは構わないけど、俺が行っても大丈夫?」
ヤッチは虐待者本人(ヤッチ)と後見人が会って良いものかちょっと戸惑いを覚えます。
(-_-;)
姉:「高齢者センターの人には『弟が立ち会っても良いか?』って訊いてあるからそれは大丈夫なんだけど…。」
ヤッチ:「なら、行って来るよ。旦那さんの所(特別養護老人ホーム)で当然会うんだよね!?何か用意しなきゃならないものは有るの?」
姉:「いや、何もいらないわ。ただ、全く顔を知らない人がいきなりパパのところに行ったら、またパパ、興奮して怒鳴ったりしないかそれが心配なんだわ…。」
ヤッチ:「なるほど…。」
姉:「司法書士さんとは当然パパは初対面だけど、高齢者相談センターの人は○○さんだから、パパは覚えてるとは思うんだけど、あんたやママのこと忘れちゃうくらいだからね…。」
高齢者相談センターの○○さんというのは、アルツ君が保護された当初からお世話になっている職員さんで、アルツ君が保護されている期間中もドクターのところへ自動車で送迎をして下さった方でも有ります。
なのに、アルツ君、その職員さんを『運転手』呼ばわりし、今の特別養護老人ホームに入所が決まった後も、この職員さんの話をすると、大変失礼な話ではありますが、明らかに『大嫌い』を口にします。
ヤッチとしては、アルツ君の『覚えている』ことの指標になるので、『良し』としていますが、職員さんにこのことが耳に入ったら、気を悪くすることでしょうね…。
(-_-;)
ちょっと話が逸れましたが、姉は話を続けます。
姉:「詳しいことは、後日先方(司法書士さん)に時間を作ってもらって、話をするつもりでいるんだけど、とにかく、パパがまた変に興奮したり、不安になったりするのが心配なんだわ…。」
そうなんです…。
アルツ君が保護されている時は、かなり感情が高ぶり、混乱や興奮していたご様子…。
姉はそれを思い出し、そのことを心配している様子です。
ヤッチも、もちろん落ち着いてきているアルツ君が再び混乱することは嫌です。
ヤッチ:「了解。わかったよ。とにかく旦那さんの所に明日行って来るよ。」
成年後見人が決まったことで、いろいろと問い正していかないこともたくさん出てきました。
アルツ君は特養(特別養護老人ホーム)に入所が決まり、そこに現在お世話になっているというだけで、介護保険を利用するとはいえ、アルツ君含め、他の家族が、どのくらいアルツ君の自己負担があるのかも知らないし、ましてや実費分もわかりません。
これに司法書士さんの報酬が加わるとどうなる事やら…。
(・ω`・?ハテナ?
さらに請求がどのような流れで行われ、事務手続きがどういうふうに行われているのか、これまで自治体そのものが中に入っているため、我々が関与できないので、それらのことも全くわかりません。
いくら、高齢者相談センターが『心配なさらなくて大丈夫です。』とおっしゃられても、正直何が大丈夫なのかがわかりません。
(つд⊂)エーン
アルツ君は認知症の周辺症状が出ているというのは確かですが、専門の先生の診察はここ長い間受けていません。(施設に主事医がいらして定期的な検診は受けていますが…)
『進行性核上性麻痺の疑い』という診断ですが、これが確定なのか、未だ疑いなのか、はたまたそうでないのかも知りたいところです。
これが、後見人が決まることで、家族の判断で専門医のところに連れて行くことができるのか、それとも後見人である司法書士さんの判断を仰がなくてはいけないのかなど、どうもよくわかりません。
アルツ君には特別養護老人ホーム(施設)、成年後見人、高齢者相談センター、家族など、たくさんの人間がかかわっているので、責任の所在や権利関係もこの機会にハッキリさせておく必要が有りそうです。
実際にはそうバッサリ線引きはできないんでしょうけどね…。
^_^;
色々書かせてもらいたいことはたくさん有りますが、まだ後見人さんと挨拶もしていないし、わからないことをダラダラ書いても仕方がないので、『後日時間を作ってもらう』という姉の言葉を信じて、その話し合いを待って、具体的なことは改めて記事にしたいと思います。
昨日は、こんな事情から、朝からアルツ君に面会に行ってきました。
アルツ君:「あっ!?なんだ?もうそんな時間か?」
ヤッチ:「『そんな時間』ってどんな時間だよ?」
アルツ君:「『そんな時間』は『そんな時間』だよ。もう昼飯の時間か?」
ヤッチがちょこちょこ面会に来ていることを忘れてしまっているアルツ君ですが、いつも午後から面会に来るヤッチが朝から現われたので、なんとなく時間の意識が残っているのかもしれませんねぇ~。
(*^_^*)
ヤッチ:「まだ、おそらく朝ご飯食べ終わって一服っていう時間じゃないの?朝は食べたのか?」
アルツ君:「朝は食べないけど、確か朝飯は食ったような気がするなあ…。すーぐ忘れちゃうんだよなあ…。」
ヤッチ:「でも、忘れちゃうことを忘れるなら、問題有りかもしれないけど、忘れちゃうことを覚えているんだから、悲観することでもないよ。縄もロープもネクタイもいらないよ。」
アルツ君:「シュロ縄(生け垣などに使う木を結ぶための黒い縄)だったら首が痛いぞー!!」
ヤッチ:「水に浸してからならもっと痛いぞ!?用意するか?」
アルツ君:「まだ、死ぬもんかっ!!」
ヤッチ:「今日はさ。これから旦那さんのお世話をしてくれる人が来るんだってさ?」
アルツ君:「俺の世話?そんなもん必要ないじゃないか。」
ヤッチは戸惑いました。
果たして、成年後見人とアルツ君に説明したとしてわかってもらえるかどうか…。
判断能力がないのに後見人が選任されたのに、今のアルツ君には、むしろ判断能力がアリアリで、事情を説明したら、怒り出しそうな気配もあります。
(-_-;)
だましているような感じで嫌な感じですが、少しオブラートに包んだ物言いをヤッチはしてしまいました。
ヤッチ:「これから、何が有るかわからないじゃないか!?法律的なことだとか、俺らに手に負えない時にその先生に助けてもらうんだよ。言ってみれば、旦那さんのお抱えの顧問の法律の先生だよ。司法書士さん。」
アルツ君:「かっー!!俺はまるで会社のお偉いさんみたいだな!?で、その先生とやらは仕事はできるのか?」
ヤッチ:「俺も会うのは初めてだけど、多分庭仕事はできないな!?剪定バサミなんか持ったことないかもよ。」
アルツ君:「それじゃあ、ダメだ。」
ヤッチ:「まあ、会ってみないとわからないじゃないか。とりあえず、10時に来ることになってるから、会ってみようよ。」
アルツ君:「別にかまいませんけど!?どうせ俺はここに居てやることがないんだから…。」
ヤッチ:「そうおっしゃらずに、その先生が来た後は散歩に行こうよ。天気もいいし…。」
アルツ君:「まあ、今日はあったかいからな。で、いつ来るんだ?」
ヤッチ:「(だから)10時。」
アルツ君:「そっか、10時か!?もうすぐじゃないか。」
ヤッチ:「そうだよ。俺はその時間に合わせて来たんだもの…。」
アルツ君:「さいざんすか…。」
ヤッチ:「早いとこ、いつもの日記書いちまおうよ?」
ヤッチは先日このブログでも紹介させていただいた『ちょこっと日記』を取り出します。
[関連記事:『ちょこっと日記』]
アルツ君:「なんだ?日記って?」
ヤッチ:「これこれ。」
アルツ君:「それかあ!?」
今日はページが替って新しく目標を書く欄が空白です。
ヤッチ:「日付とか、名前は後回しでいいから、今後の旦那さんの目標を先に書こうよ。」
アルツ君:「目標ねぇ…。」
アルツ君、ボールペンを持って少し考えていましたが、おもむろに書きはじめました。
アルツ君:「あいよ。書いたぞ。これでいいんだろ?」

[アルツ君の日記の内容]
ヤッチ:「あのさ…。この言葉年中言ってると思うけどそれしか頭に無いの?目標っていうより、もう永遠のテーマみたいじゃないか?」
アルツ君:「悪いか?」
ヤッチ:「悪かあないけどさあ…。」
アルツ君:「それより誰か来るんだろ?遅いな?」
ヤッチ:「あっ、ホントだ。ずいぶん遅いな!?10時回ってるぞ!?」
最初は車が渋滞でもしているのかなと思いました。
アルツ君とくだらないおしゃべりを続けて時間を潰します。
でも、11時になっても先方は姿を現しません。
(つд⊂)エーン
アルツ君:「さっき、お前誰か来るって言ったな!?何時だ?」
ヤッチ:「10時…。」
アルツ君が壁に掛かっている時計を見ます。
アルツ君:「10時っていうことはもうとっくに過ぎてるぞ?おい?」
ヤッチ:「どっかに隠れて、旦那さんが時計を読めるかチェックしてるかもしれないな!?」
アルツ君:「三つ子じゃあるまいし、時計ぐらい読めるわい!!」
廊下の外ではお昼ご飯の準備でしょうか、良い香りが漂ってきます。
気がつけば、11時半を回っています。
(-_-;)
しびれが切れ始めているヤッチでしたが、ここで特養の職員さんが高齢者相談センターの職員さんと司法書士さんらしき人物をアルツ君の居室に連れてきます。
特養職員さん:「大変お待たせしました。お二人をお連れしたので…。」
ヤッチは座っていた椅子から立ち上がります。
アルツ君も腰かけていたベッドからゆっくり立ち上がります。
アルツ君:「どうも、どうも!!」
アルツ君、機嫌が悪いどころか、ニコニコ顔でお出迎えです。
ヤッチはアルツ君が怒り出すことをどっかで期待していましたが、何とも拍子外れな感が有ります。
(-_-;)
司法書士さん:「はじめまして!!司法書士の○○と申します。お父さんにお会いできて大変うれしく思っています!!」
ヤッチとアルツ君の二人に名刺を下さった司法書士さんはなかなかのナイスミドル…。
50代後半でしょうか、メタボ体型ではなく、割とスラッとしています。
パリッとしたスーツを着て気難しそうな印象も有りません。
白手袋をさせれば、かなりの得票数を主婦層から獲得できそうな人です。
(^_^;)
ヤッチは自分がアルツ君の息子で有る事を告げ、アルツ君を司法書士さんに紹介します。
アルツ君:「俺は名刺なんか持っていないよ。必要ないから…。」
司法書士さん:「それはもう大丈夫です。お父さんお元気そうですね?」
アルツ君:「まあね!!頭だけが悪いみたいだけどな!?」
司法書士さん:「お身体が元気なのは何よりですよ~。今日はお父さんに挨拶に来たんですよ!?」
アルツ君:「それはそれはご丁寧に…。」
司法書士さん:「詳しいことは後々お話しさせていただくことにして、今日はお父さんと会えてよかった!!これから長いお付き合いになると思いますがよろしくお願いしますね!!」
司法書士さんが手を出し、アルツ君の両手を握りしめ、握手しています。
やっぱり、この司法書士さん、駐車場に選挙カーを停め、助手席には白手袋とタスキを置いて来ているに違いありません。
( 一一)
そんな妄想とともに、ヤッチは今日自分が何をしにここへ来たのかわからなくなってきています。
(-_-;)
アルツ君が興奮するかもしれないと言っていた姉の言葉はアルツ君のニコニコ顔で木っ端です。
(-_-;)
じゃあ、後で散歩に行けば大義名分はできると言っても、もう、じきにアルツ君は昼飯時になり、ヤッチは退散で、散歩に行く時間は残されていません。
(-_-;)
司法書士さん:「お父さん、また私はこちらにお伺いしますから、是非顔を覚えておいてくださいね?」
無謀とも思える司法書士さんの言葉にアルツ君も愛想をふりまきます。
アルツ君:「ええ、ええ。ちゃんと覚えておきますよ!!」
司法書士さん:「それではまたお伺いしますので、私はこの辺で!!」
司法書士さん、『この辺で選挙カーに戻ります。』だったのでしょうか…。
(^_^;)
次の選挙区を回らなくてはいけないので、お忙しそうです。
(^^ゞ
アルツ君とヤッチは立ったまま、司法書士さんの背中を見送ります。
特養の職員さんも高齢者相談センターの職員さんも会釈しながら、居室を出て行かれました。
司法書士さんが居室にいらした時間は推定で5分弱といったところでしょうかね…。
この程度の挨拶だけなら、ヤッチは多分その場に居なくても済んだような…。
(-_-;)
アルツ君の昼飯タイムは刻々と迫って、もう散歩は無理そうです…。
(-_-;)
静かになった居室でアルツ君がぼそりとつぶやきます…。
「ところで、今日はお前、何しに来たんだ?」
確かに…。
(; ̄ー ̄川 アセアセ
さすがです…。
(; ̄ー ̄川 アセアセ
…って
誰が…。
(; ̄ー ̄川 アセアセ
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© 2023 アルツ君は職人
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アルツ君の息子ヤッチです。
(^_^)/~
先日、アルツ君の入所している特別養護老人ホームで、姉、成年後見人である司法書士さん、特別養護老人ホームの職員さんとの間で今後についての話し合いが有りました。
当初は、姉と司法書士さんだけが施設(特別養護老人ホーム)をお借りし、面談する予定だったそうですが、その話を聞いた施設側も是非同席させてくれとのこと…。
ヤッチは司法書士さんとはあいさつ程度の会話をして、一応面識がありましたが、姉はというと、まだ会ったことが有りませんでした。
それで、今後の話もしたいしと言うので、特養をお借りして話し合いの席を設けることになったみたいです。
ヤッチも同席しようかと姉に申しましたが、うるさ型のヤッチが来たのでは、まとまる話しもまとまらなくなるとでも思ったのでしょうか、「私が行くから…。」と軽く往なされてしまいました。
(; ̄ー ̄川 アセアセ
成年後見人である司法書士さんとの初顔合わせで家族側が一番聞きたかったことは、滞納している家賃などを請求された場合の対応です。
収入のないアルツ君に大きな債務が有る事は事実ですが、これを請求された場合に司法書士さんがどう処理するのかを聞きたかったわけです。
結局、答えは簡単だったようです。
司法書士さん曰く。
司法書士さん:「お父様(アルツ君)と私(成年後見人)はイコールですから、何か有った時は私が代わりにそれを引き受けます。おもに金銭面についてだけですが、面倒なことは私に全部来ますからご心配なさらぬように。裁判所にも逐一報告を上げることになっていますから、不正もできないことになっています。」
実際にその場に居なかったヤッチですから、これは姉から聞いた話になりますが、何とも頼もしいじゃないですか…。
『アルツ君とイコール』の関係…。
まさか司法書士さんがリハパン一丁でボタモチを食べながら、『必殺払わない!!』を敢行するとは思えませんが、アルツ君に火の粉が飛んで来ないのは何よりです。
借りていた家の大家さんに大変申し訳ない話ですが…。
(; ̄ー ̄川 アセアセ
先日もアルツ君の施設に面会に行くちょうど中間地点くらいに、旧借家が有るのですが、たまたまそこを通りかかった時に、すでにその借家は無く、さら地になっていました。
建築計画の大きな看板が立っていて、建築主、施行者の名前にも大家さんの名前はありませんでした。
もしかすると、取れない相手からお金を何年もかけて回収してもらちが明かないというので、大家さんが土地を手放したのかもしれませんねえ…。
今後どうなる事やらわかりませんが、いずれにしても金銭面に関しては成年後見人である司法書士さんが面倒をみてくれるというので、それを信じるしかないようです。
そして、アルツ君に対して、ヤッチの虐待が有るとして、これまで高齢者虐待防止法に基づき、高齢者相談センター(地域包括支援センター)がアルツ家に関与していて、アルツ君宛ての郵便物はすべて高齢者相談センターに転送されていましたが、すでにこの郵便物は司法書士さんの手元に届くように手続きが済んでいるそうな…。
今まではアルツ君のことについて何か特別養護老人ホーム側に話をしたいことが有っても、まずは高齢者相談センターにお伺いをたててからでないと話が進まなかったわけですが、今後は直接話をできることになり、一応は高齢者相談センターは手を引くことになりました。
なにもヤクの密売をやっていたわけではないので、『手を引く』と言うのもおかしな表現ですが、今後も他のことでお世話になることもあるかもしれません。
一応、『高齢者虐待』の文字はアルツ家からは一掃された形です。
まあ、正直スッキリしないのはヤッチだけですかねぇ…。
(-_-;)
いっそムショにでも入っていれば、もっとシャバの空気は美味かったかもしれません…。
(; ̄ー ̄川 アセアセ
成年後見人である司法書士さんとの話は他にも細かなことについて姉がいろいろと話をしたようです。
すべてここでというとちょっと無理なので、折に触れてちょこちょこ書かせていただきたいと思います。
施設側(特別養護老人ホーム)とは、この席で入所に関しての契約書を姉が利用者の代理人という形で契約を交わしています。
アルツ君の入所が今年の5月か6月のはじめくらいの話ですから、ずいぶん間が開いてからの契約ということになります。
まったく、推測ですが、これには高齢者相談センターがアルツ家に介入していたという事実が有るので、もしかすると因果関係が有るのかもしれません。
また、『利用者の代理人』といえば、成年後見人かなとも思うのですが、成年後見人が決まった後に姉の名前で契約書を取り交わすというのも不思議な感じがします。
(・ω`・?ハテナ?
契約書のコピーを姉がヤッチにくれました。
その契約書とは別に『個人情報の取得と利用についての同意書』と『意思確認書』というものが有りました。
『個人情報の取得と利用についての同意書』については最近お馴染みのやつで、第三者に個人情報を提供することはありませんが、やむを得ない場合や法律に基づく場合は情報を提供することもありますが、同意してくれますか?というものです。
姉はその場で署名捺印したようです。
もう一つの『意思確認書』については、まだ特別養護老人ホーム側には提出していません。
A4サイズの用紙一枚だけのものですが、内容はというと、以下のようなものです。
[意思確認書]
- 終末期をどこで迎えたいですか?
- 施設で最期を迎えたい
- 自宅に戻り、最期を迎えたい
- 入院を希望する
- 現段階ではわからない
- 終末期の医療として、どのようなものを望みますか?
- 積極的に受けることを希望する(入院対応)
- 看取りケアを希望する(施設対応)
- 現段階ではわからない
- 施設利用者が病院に搬送されるような場合、あるいは、家族に連絡が取れない、またはすぐに駆けつけることができない場合の対応について、急変時(心停止・呼吸停止)の蘇生を希望しますか?
- 延命処置(人工呼吸器装着[挿管]、強心剤、輸血投与等)を希望する
- ※人口呼吸・心臓マッサージ・AEDの使用は延命措置ではないため、必ず行います
- 延命処置は希望しない
- 現段階ではわからない
- 献体等の登録についてお聞かせください。
- 献体等の登録をしている
- 献体
- 骨髄バンク
- アイバンク
- 臓器提供意思カード
- その他( )
- 献体等の登録はしていない
- その他ご希望等があれば、ご記入ください。
【アルツ君の特養の書類を抜粋して引用】
一応、施設側からこの意思確認書についての補足説明の書類も付いていました。
簡単に言ってしまえば、本人(アルツ君)の意思が一番重要になるので、面会を重ねる間に本人の意思の確認をとってくれというものです。
本人の確認が困難な場合は家族で判断し、これを施設側に提出してくれと…。
特に早急に判断し、急いで施設に提出しなくてはならないものではないことも書き添えられています。
また、気が変われば変更も可能のようです。
1の『Q.終末期をどこで迎えたいですか?』の答えの『A.施設で最期を迎えたい』はいわゆる看取り介護、ターミナルケアということになるようです。
御存知のように終末期とは、治療効果が期待できず予測される死への対応が必要となった期間のことです。
亡くなる最後まで施設での介護(本人に苦痛が伴わない状態に限る)を希望することになるわけです。
この看取り介護は、あくまで、医師が看取り介護状態だと判断した時点で行うこととなるようです。
2の『Q.終末期の医療として、どのようなものを望みますか?』に関して『A.積極的に受けることを希望する(入院対応)』は積極的に医療行為を望むという意味です。
『A.看取りケアを希望する(施設対応』はターミナルケアのことで、上記のように医師の判断が必要です。
また、その開始については医師・家族のカンファレンス等が必要になるようです。
3の『延命措置』ですが、最近の救急対応が病院への到着を待たずに延命措置が行われることが主流になっているために、こういった質問が設けられているようです。
つまり、一刻を争うような場合に、ブッ挿すのブッ挿さないの、放置すんの?どうすんの?ってな話です。
4の『献体』というのは、医学、歯学における、解剖学の研究・教育に充てるために、死後の身体を無条件・無報酬で提供する意味らしいです。
まだ、この書類は施設には提出していないと申しましたが、アルツ君にも確認していないし、家族で話し合いの場も設けていません。
何だか難しすぎるというのが印象でしょうかねぇ…。
(; ̄ー ̄川 アセアセ
たとえ認知症でも、年寄りは他人や家族に迷惑はかけたくないと思うだろうし、家族や周囲は少しでも長生きしてほしいと思うのは至極当然なことのようにも思えます。
本人の意思と家族の意思では噛みあわないこともあるのではないのでしょうかねぇ…。
アルツ君にこんな話をどういう雰囲気で話したらよいんでしょうかねぇ…。
ターミナルケアなんて説明したところで、『駅のホームに布団を敷くのか?』とか言われそうだし、『延命措置』なんて言ったところで『ボタモチ食べりゃ元気になるぞ』ぐらいなことを言いそうです。
皆さんはどうお考えになられますかねぇ???
(; ̄ー ̄川 アセアセ
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