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アルツ君の息子ヤッチです。
(^_^)/~
メマリー(認知症の薬)の服用を休止してから、第4日目のアルツ君。
今日は、デイサービスに行って来ました。
(*^_^*)
そして、アルツ君の帰って来るころには、姉も、我が家に到着です。
相変わらずの台風姉さんぶりで、アルツ君が帰って来ると、有無も言わさず、近所のスーパーに連れて行きます。
(姉のことについては、⇒ 台風一過 [ アルツ君は職人 ]をご覧ください。)
姉は、スーパーから帰って来るなり、ヤッチを呼びつけます。
姉:「○○ちゃん(アルツ君)が、おしっこ漏らしちゃったから、ズボン取り替えてやって!」
玄関先から、大声で、ヤッチを呼びます。
さすがのアルツ君も、制止します。
アルツ君:「そんなに、大声で叫んだら、俺が、小便漏らしたの、近所に言いふらしてるようなもんだぞ!もっと、小さな声で、呼べよ!」
そう言いながら、結構、アルツ君の声も、大声。
ヤッチからすれば、似たもの親子です…。
(ー_ー)!!
ヤッチが、アルツ君のズボンを脱がしている間、アルツ君は、なんだか、落ち着かない様子。
ヤッチ:「なに?落ち着けよ!ズボンをうまく履かせられないだろっ!」
アルツ君:「そんなこと言ったって、俺のボタモチ、誰かに食われやしないかと思って…。」
姉:「だれも食べたりしないわよ。パパのもん、取ったりしないから!」
姉が割って入ります。
アルツ君:「わかるもんか!!あそこにいるばあさんが、俺のボタモチ、食っちまうかもしれないからな!危ないもんだっ!」
認知症特有の症状なのでしょうか?
冗談めいて聞こえるかもしれませんが、アルツ君はマジです…。
キノコさん:「私はそんなことしませんよ。失礼ね!」
キノコさん特有の症状なのでしょうか?
キノコさんもマジです…。
姉:「無くなったら、無くなったで、また買ってくればいいんだから!パパ、早くズボン履きなさい!」
姉特有の症状なのでしょか?
このアバウトな性格…。
でも、姉のひとことには、アルツ君、従順です。
決して、飼い主には、逆らわない、飼い犬状態です。
ズボンを履かせ終わると、さっそくボタモチに飛びつきます。
『待て!』と、言われて、『よし!』と、言われた犬を想像してください。
キノコさん:「あら。あら。そんなに、慌てて食べたら、喉につかえるわよ。」
キノコさんは、姉がゴミにしたコンビニ袋を、それとなくほどきながら、アルツ君につぶやきます。
姉:「雨が降りそうだから、私は、帰るわね。じゃーね!あっそうだ!?しじみを買ってきたから、パパに飲ませてあげて!じゃーね!」
一方的に言い放って、姉は帰っていきました。
アルツ君:「あー!しじみだって。ばあさん、そんなもん、どこに隠してたんだ?」
キノコさん:「隠しなんかしませんよ。御嬢さんとあんたが、今、買いに行ってきたんでしょう。」
最近のアルツ君は、なぜかキノコさんに、風当たりが強いような気がします。
真面目な性格だから、ちょっと、かわいそうなときもあります。
アルツ君:「わかるもんか!いつも、俺に材木ばっかり、食わしてんだから…。」
ヤッチ:「まあまあ。毒をもられないだけ、マシなんだから…。」
今度は、ヤッチが割って入り、夫婦の仲を取り持ちます。
気が付くと、アルツ君はボタモチを2つ、完食しています。
キノコさん:「あらまあ~。そんな、2つも食べたら、もう、夜ごはん食べられないでしょう?」
アルツ君:「お前が、いつも、美味いもの、食わしてくれないから、先に食っちゃったんだよ。」
認知症の特有の症状に、『とりつくろう』というのが、有ると聞いたことがありますが、今のアルツ君がまさにその通りです。
あー言えば、こー言う…。
結局、大きなボタモチを2つも、食べてしまったアルツ君。
今日の夕飯は、姉が買ってくれた刺身をちょっとと、しじみの味噌汁です。
アルツ君:「やっぱり、疲れたときは、しじみ汁に限るるるね〜。」
アルツ君、江戸っ子じゃないのに、巻き舌です。
キノコさん:「そんなに疲れるほど動いてきたの?」
すかさず、キノコさんのチェックが入ります。
アルツ君:「そりゃあ、俺だって、疲れる時ぐらいあるさ。」
キノコさん:「いつも寝てばかりなのに?」
キノコさん:「お前も、失礼だね~。は~は~。それで、俺に、こんなしじみ汁を飲ませてんだな?」
キノコさん:「なに?どういうことなの?」
アルツ君:「『あっさり、死んじまえ。』って、いうこと!」
【翻訳】
あっさり⇒アサリ
死んじまえ⇒シジミ
アルツ君
さすがです…
(; ̄ー ̄川 アセアセ
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アルツ君の息子ヤッチです。
(^_^)/~
メマリー(認知症の薬)の服用を休止してから、第6日目のアルツ君。
アルツ君に関して、なんか、薬がどうのと、ヤッチは勝手に書いていますが、薬以前に、果たして、本当に、この人、アルツハイマーなのという疑いまで、出てきました。
体の衰えは、確実にありますが、口の動きだけは、絶好調です。
(*^_^*)
今日は、アルツ君、とても早起きです。
4時半ごろに目が覚めたらしく、キノコさんは、相変わらず、アルツ君の『背中かいて!』攻撃を受けていたようです。
今日の朝は、いつものつぶあん&マーガリンではなく、ホットケーキ。
昨日、買うのを忘れました…。
+゚(pωq)゚+。エーン
ホットケーキといっても、電子レンジで温めれば、出来上がりの簡単なものです。
ヤッチが、アルツ君に2枚、先に渡すと、ものめずらしそうな顔をして、たずねてきます。
アルツ君:「何だこれは?食い物か?」
丁寧に、アルツ君に説明してあげます。
ヤッチ:「そうだよ。材木の粉を練ったもんで、すごくおいしいよ。」
アルツ君:「えっー?これは、材木の粉じゃあないな!材木の粉なら、もっとガサガサしてるはずだ。」
ヤッチ:「匠のなせるわざで、丁寧に、丁寧に、キメ細かく練りこんであるんだよ。」
アルツ君:「そうかっ!じゃあ、美味いかもしんないな?俺は、また、お前が、ばあさん(キノコさん)のケツッペタを、焼いたもんだとばっかり思ったぞ。」
ヤッチ:「奥さんのケツは、もう、肉が付いてないから美味くないよ。」
横で、聞いていたキノコさんは、呆れ顔です。
(´・д・`)バーカ
その奥様は、ホットケーキではなく、レーズンの入った一口サイズのコッペパンを食べています。
それを見たアルツ君、またしても、キノコさんにチョッカイを出します。
アルツ君:「ははあ~。お前の食ってるものが、ほんとの材木の粉が入ってるやつだな?どうだ美味いか?」
キノコさん:「もう…、やめてちょうだいっ!」
アルツ君:「お前。変なナイフみたいの持ってるけど、倉庫に、俺のカンナがあるから、貸してやろか?」
キノコさん:「イ・ラ・ナ・イ・ッ!」
キノコさんは、おしゃれに、バターナイフを片手に、マーガリンを塗りながら、食べていました。
でも、バターナイフを皿の上に置き、ため息をついています。
┐(´〜`;)┌
アルツ君:「なんだ?具合でも悪いのか?背中、かいてやろうか?」
キノコさん:「あんたが、いろんなこと、言うから、嫌になってるのっ!いいから、自分のホットケーキを速く食べちゃいなさいよ。あんたが、最近、一番食べるの遅いんだから!」
アルツ君:「うるさい女だな…。俺のことは、ほっとけーき!」
あまりにも、古典的すぎる…。
(・。・;
アルツ君
さすがです…
(; ̄ー ̄川 アセアセ
でも、ここまでの会話を聞いた人は、とてもアルツ君が、アルツハイマーだとは、思わないですよねえ?
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アルツ君の息子ヤッチです。
(^_^)/~
気がつけば、8月も後半。
今年の夏は、なんか短いように感じるのは、ヤッチだけ?
それとも歳のせい?
あまり深く考えるのは、やめにして、一日一日をがんばっていきましょう!!
アルツ君に 、
「今日は何月?」
と聞いても 、
「そんなこと聞いてどうする?」
と返って来るだけ…。
たしかに真理かも…。
そんなアルツ君、今日はキノコさんに、強制的に散歩に行くように命じられ、少しお疲れの様子。
いつものように、ヤッチがアルツ君をお風呂に入れます。
他人のことは言えませんが、洗いがいのない、頭皮のマッサージ(シャンプー)をして、身体を洗います。
ヤッチ:「はい。湯船に浸かっていいよ。」
アルツ君:「水じゃないだろうな?」
ヤッチ:「今日は、氷水にしておいた。」
アルツ君:「バカ!俺、死んじゃうじゃないか?」
ヤッチ:「だって、いつも『死にたい、死にたい』って、言ってるから…。」
用心深く浴槽に手を突っ込み、温度を確認しています。
ヤッチ:「大丈夫だよ!キュッと、心臓が締まるから!」
アルツ君:「あ~。このくらいの温度なら、ちょうどいいや。」
ヤッチ:「ポックリ逝ける温度だろ?」
アルツ君:「どうしても俺を殺したいみたいだな?」
ヤッチ:「殺すと、俺が犯罪者になるだろ?希望だよ。希望!」
アルツ君:「まあ、どっちでもいいや。ねえ、電気消して!」
新婚夫婦じゃあるまいし、何で湯船に浸かるのに、電気を消さなきゃ、いけないんですかねえ~?
リクエストにお応えして、風呂場の電気を消してやることにします…。
アルツ君が、風呂に入っている間に、ヤッチはキノコさんに代わって、夕食の準備に、取り掛かります。
なんて親孝行な息子なんだろうと思ったあなた!!
まだまだ、ヤッチをわかってませんね~。
今日の夕食は、買ってきた惣菜類で、おかずは完璧。
後は蕎麦を茹で、それこそ、氷水で締めれば、出来上がり~!!
(^^)/
蕎麦を茹でるための水を鍋に入れ、火をかけます。
すぐに、お湯は沸きそうなので、弱火にしてアルツ君の様子を伺いに行きます。
電気の消えているお風呂場は、ちょっと不気味…。
物音が聞こえず、とても静かです。
…
風呂の戸を開けます…。
…
ピチャピチャと、顔を時折、水面に打ち付けている元職人さんの姿が…。
そう…。
またしても寝てるんです…。
(-_-;)
ヤッチ:「お~い!土左衛門が浮いてるぞ~!」
あわてて、アルツ君が顔を上げます。
あまりに、勢いよく顔を上げたもんだから、浴槽の壁に、頭を強打しています。
( *´艸`)クスクス
小気味良い重低音のサウンドが、風呂場一面に広がります。
ゴ━━( ゚д゚ ;)━━ン
アルツ君:「お前。俺を殺す気かよ!」
ヤッチ:「まあまあ。生きてたんだから、ありがたいと、思わなきゃ。」
寝ぼけまなこで風呂から出てきたアルツ君を着替えさせ、蕎麦茹でに着手します。
速攻、茹でて、速攻、締めて、テーブルに、ド~ン!
一人分を分けるのも面倒なので、一つのザルのまま、キノコさんと三人分です。
アルツ君:「おっ!蕎麦か?美味そうだな?」
アルツ君が、ヤッチの茹でた蕎麦を覗きこみます。
3玉で158円。
アルツ君に箸を渡すと、すぐに、食らいつきます。
でも、勢いよく蕎麦を口に入れたと思ったら、アルツ君の口の動きが、急に、スローになってしまいました。
???
ヤッチ:「なに?なんか入ってた?材木は、入ってないよ。」
ヤッチが、そう言っても、少し上の空…。
やや天井方向に顔を上げながら、ノソノソと口を動かしています…。
ヤッチ:「ああ?入れ歯かあ?また、入れ歯が、合わなくなっちゃたんだ?」
ようやく、蕎麦を飲み干したアルツ君が、手を横に振ります。
ヤッチ:「なに?入れ歯がおかしくなっちゃた?」
アルツ君:「いや~。そうじゃないんだよ~。入れ歯は、おかしくないんだよ~。口が、おかしいんだよ~。」
ヤッチ:「だから、入れ歯がおかしくなって、口に合わないんだろ?」
アルツ君:「いや~。入れ歯は壊れてないから、入れ歯は、おかしくないんだな~。」
確かに、アルツ君のおっしゃる通りです…。
入れ歯が壊れたのではなく、アルツ君のあごの骨格なり、歯茎が変化して、相対的に、入れ歯が合わなくなっているのですから…。
(-"-)
アルツ君:「口が、なくなっちゃったみたいだ。ばあさん!俺の口どこに隠したっ?」
最近、何かにつけ、キノコさんを犯人呼ばわり…。
キノコさん:「口?口は、ここに有るじゃない!ここ!」
アルツ君の隣りに座っていたキノコさんは、突然の濡れ衣に激怒して、アルツ君の口を指でつまみます。
アルツ君:「いや!あんまり,痛くないところみたら、俺の口はどっか行っちゃったんだ!おい!俺の口どこに隠した?」
もうこうなると、アルツ君に乗っかるしかありません…。
(ー_ー)!!
ヤッチが参戦して、キノコさんに助け舟を出します。
ヤッチ:「どっか椅子の下とかに、落ちてるんじゃないか~。ちょっと、俺が探してやるから、そこどいてみん!」
アルツ君を立ち上がらせ、アルツ君が座っていた椅子の下をのぞき込みます…。
ヤッチ:「やっぱり無いな…。しばらく、口なしで、過ごせば?」
アルツ君:「そうは言うけど、口が無かったら、お前、しゃべれないじゃないか!それじゃ大変だろ?」
ヤッチ:「でも、今、しゃべってるけど…。」
…
「あ、そっか!無くなったんじゃ、ないんだ!」
アルツ君
さすがです…
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アルツ君の息子ヤッチです
(^_^)/~
今日のアルツ君は、朝から足の痛みを訴えます。
二階の寝室からやっとのことで降りてきて
アルツ君:「足が材木になっちゃった。ばあさん(キノコさん)!なんとかして~。」
キノコさんに訴えかけますが、キノコさんはキノコさんで、またいつものが始まっちゃったわという感じで、あまり相手にしません。
キノコさん:「運動ちっともしないからよ~。朝から晩まで動かなきゃ、足だって動かなくなるわよ~。」
アルツ君:「そんなこと言ったって、痛いもんは痛いんだもん。」
口をとんがらして反論します…。
キノコさん:「そんなカワイ子ぶったってダメよ。朝ごはん食べたら散歩してきなさい。」
今日は奥さん、朝から飛ばします…。
アルツ君:「こんな病気になっちゃったのは家相が悪いからだな!?どっか引越した方がいいな。」
以前の現役バリバリのころのアルツ君だったら、まさかこんなことを言うはずありません。
キノコさん:「へー。家相なんて信じるの?でなんていう病気なの?」
アルツ君:「お前が揉んでくれない病…。」
キノコさん:「そんな病気の名前があるはずないでしょ!動かない病よ!動かない病!」
アルツ君:「ちぇっ!あういうこと言ってんだから…。失礼なやつだね~。」
キノコさん:「失礼なやつはどっちよ!」
アルツ君:「お前だよ!」
アルツハイマーとはいえ、屁理屈の時の脳の回転数だけは、ターボスイッチが、入ります。
キノコさん:「いいから早くご飯食べちゃいなさいよ。ほっとくと、お昼までかかってんだから!」
アルツ君の名誉のために言わせてもらえば、キノコさんそれは盛りすぎです…。
(ー_ー)!!
新聞を読みながら、朝のモーニングコーヒーをニヒルにすすっていたダンディーなヤッチも周囲の雑踏に顔を上げます。
テレビ版ですが…。
ヤッチ:「何だったてーの?足が痛いなら、切ってやろうか?」
アルツ君:「バカなこというな!」
ヤッチ:「バカなことなんて言ってないよ。幸い、旦那さん(アルツ君)の庭仕事やってた時の道具が、いっぱいあるから…。」
アルツ君:「切ったら痛いだろ?」
ヤッチ:「痛いかどうかは、やって見なくちゃわからないよ。チェーンソー?それとも電動バリカン?糸ノコもいいな…。」
アルツ君:「痛くないやつがいいなあ…。チェーンソーだと、肉が飛び散るぞ~。」
ヤッチ:「それじゃあ。痛くないように、毎晩旦那さんが寝ているときに、糸ノコで少しずつ切っててやるよ。そうすればクリスマスには間に合うよ。」
アルツ君:「クリスマス?何でクリスマスなんだ?」
ヤッチ:「切った足をローストして、みんなで食おうよ。」
キノコさん:「ちょっとっ!!あんた達!朝から、よくそんな話ができるわね!」
キノコさんは、しかめっ面です…。
ヤッチ:「ごめん。ごめん。とりあえず糸ノコの歯を冷凍庫に入れておくか~。」
朝ごはんの後、アルツ君はキノコさんに放り出されるように、散歩に追いやられたようです。
アルツ君の足はかなりむくんできているので、かなりつらい時もあるようです。
認知症の薬の副作用ではないかと疑うこともありましたが、お医者さんからは「NO!」
運動不足が、原因だという診察結果です…。
いずれにしても、まだクリスマスには、まだ間があるので、少しずつ、どう料理していくかを考えたいと思います。
夕ご飯時になり、またもやアルツ君とキノコさんの仲良しコンビが再結成されました。
\(^o^)/
キノコさん:「味噌汁ばっかり飲んでないで、おかずを食べなさい!ご飯だって、こんなにいっぱい残ってんじゃないの~。」
アルツ君:「だって、食いたくないんだもん…。」
キノコさん:「食べないと、どんどん体弱くなっていっちゃうわよ。娘が、この間来たときに、『パパに食べさせてあげて!』って、漬物を置いて行ったから、それと一緒に、ご飯を食べてみたら?」
アルツ君:「えっ!あいつ、そんなもん置いてったんだ?ばあさん、また俺に、隠しておきやがったなあ~!」
アルツ君、大好きな一人娘の置き土産を食べないわけにはいきません。
キノコさん:「そうよ。うちじゃあ、あんまり食べたことないけど、ゴーヤの漬物だって!?食べてみる?」
アルツ君:「うん!」
(ガキじゃあるまいし…)
キノコさんが、台所で、姉が置いてったというゴーヤの漬物を切っています。
ヤッチは、ゴーヤと聞いただけで、あの苦みを思い出し、苦手です…。
(-_-;)
しかも、漬物にしたら、もっと苦くなっちゃうんじゃないの?
何切れか、小皿にその漬物を切り、キノコさんが、食卓に置きました。
キノコさん:「はい!どーぞ。」
!!\\\((◎o◎))///!!
!!\\\((◎o◎))///!!
聞いたこともないような金切声をアルツ君が上げます!!
アルツ君:「なんだよ~!!お前、俺に、なにを食わせようとしたんだよ!!」
キノコさん:「何って~?娘が持ってきたゴーヤよ。」
アルツ君:「あいつが、そんなもん持ってくるわけないだろ~。」
もうちょっと半べそです…。
キノコさん:「はい。おいしいんだから食べてごらんなさい。」
キノコさんは笑顔で、そのゴーヤを箸で一切れつまみ、アルツ君の口元へ持って行きます。
アルツ君が、飛びのきます。
アルツ君:「やだーーー!!」
キノコさん:「なーに。おおげさねえー。」
アルツ君:「おま…。おまえ…おっ、俺に、イモムシ食わせようとしただろ~?」
今にも泣き出さんばかりです…。
キノコさん:「おいしんだから食べてごらんなさい。ほーら!」
キノコさんは、アルツ君の目の前で、一切れ口に入れて、見本を見せます。
元植木職人のアルツ君。
現役時代はイモムシや毛虫と一緒に苦楽を共にした仲なはずです…。
(゚´ω`゚)
キノコさん:「お前。よくそんなもん食えるな~。俺は、お前みたいに、イモムシなんか、食えないからなっ!!」
アルツ君、いじけた子供のように、キノコさんにお尻を向けて座り、小さくなっています。
キノコさんが、アルツ君の背後から、また追い打ちをかけるように、ゴーヤを口元に持って行こうとします。
アルツ君:「やめてくれよ~~。ふ~ん。」
また飛びのいて、とうとう部屋の隅の方まで、たどり着いてしまいました。
キノコさん:「な~に。臆病者ねえっ…。」
キノコさんは一人で、ムシャムシャ。
アルツ君、キノコさんをチラリとみるものの、視線が合うと、また壁の方を向いてしまいます…。
たしかに、言われてみればそう見えなくはないんですけど…。
また、読者が減りそうなので、行間を開けて、画像をアップしますね!
(ゴーヤが好きな人は見ないでください。)
(ずっと下の方)


アルツ君
さすがです…
(; ̄ー ̄川 アセアセ
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アルツ君の息子ヤッチです
(^_^)/~
今日は、キノコさんの腰の具合が、あまり良くないというので、夕飯はスーパーで惣菜を買って済ますことに…。
ご飯だけは炊いてあるので、おかずだけを買ってくれば何とかなりそう…。
今日はスーパーのチラシが入っていて、割引品がなんか有りそうな気配です。
行ってから考える手もありましたが、目移りするのが嫌なので、事前に、ある程度チェックしていくことに…。
今日はこれしかないでしょう!!
\(^o^)/

これだけじゃあ、ちょっと、つまんないかもしれないので…

後は、冷蔵庫の中にあるもので、何とかなるでしょう…。
自転車に乗り、スーパーに到着です。
チラシが入っているせいなのか、ヤッチが来るという情報が漏れたのか、いつになく混んでいます。
(+_+)
早目にお目当ての『めばち』をゲットするため、魚売り場に向かいます。
オッと!チラシでは、「さく」と書いてありましたが、お刺身になったのが並んでいます。
切る手間が省けて良いので、150g780円を2パック、かごに入れることにします。
1000円弱で買えるのかな?
お次は、冷凍食品。
やっぱり、みんな考えることは一緒です。
夕方遅く行ったのでショーケースの棚は、すでにスカスカ。
。+゚(pωq)゚+。エーン
あまり美味しそうなものが無かったので、煮込みハンバーグを1パックだけ買うことにします。
後は、明日のパンを買って、終了です。
ちょっとさびしい気もしますが、冷蔵庫になんか有るし、メインは『めばち』。
しかも2パック有るのだから、3人でじゅうぶんおかずになるはず。
家に到着しました。
キノコさんに具合をたずねるとキュウリぐらいは切れるというので、アルツ畑でとれたキュウリを切ってもらうことに…。
ご飯がまだ炊けてないようなので、ヤッチは先にお風呂を洗うことにします。
アルツ君は、テレビを観ていましたが、刺身を見せると、
アルツ君:「美味そうだな~。もう食べてもいいのか?」
ヤッチ:「まだご飯が炊けてないからもう少し我慢しな。これで三人分だからみんなで食べようぜ。」
そう言って、ヤッチは風呂を洗うために裸足になります。
今日は、いつもより念入りに時間をかけて洗ってやりました。
━ピカピカ☆☆☆ピカピカ━
足を拭き、茶の間に入ります。
ヤッチ:「もうご飯炊けたの?」
台所で何か作ってる様子のキノコさんにそうたずねます。
キノコさん:「炊けたんだけど…。ちょっとそこ見て。」
キノコさんは、あごで、ご飯を食べるテーブル方向を見やります。
????
………
えっ~!!!!!
さっ…刺身が…!!!
さっ…刺身がないっ…!!!
めっ…『めばち』が…!!!
めっ…『めばち』がない~!!!!
\(◎o◎)/!
アルツ君のくちびるは…???
すっ…すでに油ギッシュ!!!
みんなが目を離している隙に…。

しかも完食…。
・゚・(゚うェ´゚)・゚・
ウィッグのような刺身の『つま』だけが…。
アルツ君
さすがです…
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