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アルツ君の息子ヤッチです。
(^_^)/~
去年の今頃って何してたかなぁ~なんて考えてたら、
去年は記憶に狂いがなければ確か…、
サッカーのワールドカップの開幕の日じゃなかったかな?
アルツ君との付き合いが長くなると、ついつい自分の記憶が、おかしくなってないか検証してしまいたくなります。
そのアルツ君なんですけど、すでに自分の歯はほとんどなく、総入れ歯です。
普通の人は入れ歯を外して、床に就くと思うんですけど、なぜか外して寝るのが大っ嫌いっ。
風呂から上がると、そそくさと二階の自分の寝室に上がろうとして、キノコさんに呼び止められます。
今日もキノコさんに…。
キノコさん:「また入れ歯外してないでしょう?ちゃんと外して寝なくちゃダメじゃない!」
まるで幼稚園児のようなアルツ君。
階段に一歩足をかけたところでキノコさんに連れ戻されます。
キノコさん:「ちゃんと自分で洗面所で外してから寝ないと、入れ歯が長持ちしないでしょ!」
キノコさんにそういわれたアルツ君は洗面所に戻り、ひとりでガサゴソやってる様子。
洗面所から出てきたアルツ君をキノコさんが再び呼び止めます。
キノコさん:「ちゃ~んと外した?外したかどうだか口を開けてごらんなさい!」
こうなると年齢の差というのはないかんじですねえ~。
キノコさんにも乙女の時代は有ったはずなんだが…。
アルツ君:「お前に言われなくたってちゃんと取ったよ!!」
アルツ君はアカンべーをするような仕草で舌を出し口を開けます。
まるできかんぼうの三歳児!
(,,゚Д゚)、ペッ
キノコさん:「あっ!また!やっぱり外してないっ!」
大きく開いた口の中を遠目で見る限りは、アルツ君は入れ歯を外しているように見えます。
???
キノコさん:「舌は出さなくていいから、もう一度ゆっくり口を開けてごらんなさい。」
アルツ君は不敵な笑みを浮かべながら、仕方なさそうに口をひらきます。
キノコさん:「ほらっ。上の入れ歯だけ外して、下の入れ歯を外してないじゃないっ!もう一度下の入れ歯外して来なさい!」
アルツ君
さすがです…。
ついでにキノコさん
さすがです…。
(; ̄ー ̄川 アセアセ
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アルツ君の息子ヤッチです。
(^_^)/~
このブログをはじめて読む方のために、ときどき登場人物の説明をしますね。
(*^_^*)
もうそんなの知ってるよという方は端折っちゃってかまいません。
- ヤッチ
- これを書いてる作者本人。
ホリエモンのモヒカン刈りに、ちとジェラシー。 - アルツ君
- ヤッチの父親でバリバリのアルツハイマー。
現在要介護3で、毎週1回デイサービスに通っています。
元植木職人でこのブログの主人公。 - キノコさん
- アルツ君の最愛の妻。
本人いわく、いいとこのお嬢様。
あまり冗談が通じない。
まあこんなところで、読んでいくうち、すぐにどんな人間かわかると思います。
さて、今日の東京は非常に蒸し暑かったですねえ~。
「節電対策」の文字が頭に浮かび、エアコンのリモコンを握るか握るまいか、ちょっと考えるほど。
夕方になって、少し、厚さがやわらいだかな…??
アルツ君も今日はさすがに、日中、外へ散歩など行けなかったみたい…。
ヤッチが帰ってきて、アルツ君に質問します。
ヤッチ:「今日はどっか出かけたの?」
アルツ君:「お前なあ…。俺をそんなに丸焼きにしたいのか?そんなに美味くないぞっ。」
キノコさんは、茶の間でアルツ君の対面に腰かけ、一生懸命、もやしの根を一本一本丁寧に手でむしっています。
ヤッチ:「根切りもやし売ってるから、それ買ってくればよかったのに…。」
キノコさん:「少しでも節約してるの!」
確かに…。
顔をあげたキノコさんの顔にもやしの根の切れ端のようなものがついています。
ヤッチ:「ほっぺに、もやしがついてるよ。」
キノコさんがそれを振り払おうとした瞬間、そのもやしのような切れ端がサッと飛びましたっ!
ヤッチ:「あっ!!蚊だっ!」
まぎれもなく、チューチューされたら、かゆいボーダー柄の蚊です!
なんで、あやつボーダーのくせにあんなにスリムなんだろう…?
ほっぺから、蚊がキノコさんの血を吸ったかどうかは、まだわかりません。
キノコさん:「ああっ~。もう何だかかゆいわ!どこに逃げたのかしら?」
蚊って、人間の血を吸うだけで、何であんなに目のカタキにされるんですかねえ…?
蚊にしてみれば、いい迷惑な話かもしれません。
キノコさん:「シマの蚊はすばしっこいから、スプレー持ってこなくちゃダメかしら?」
(また暗に俺に持って来いと…。)
今日は蒸し暑かったせいで、もう蚊が出没してるんですね…。
今季、初の蚊との対面アニバーサーリーです。
ヤッチ:「1匹くらいほっといてやれよ。」
というヤッチも結構天井見上げたりして、キョロキョロ。
(¨ )( ¨)
そんなやり取りを聞いていたアルツ君。
アルツ君:「俺は蚊に刺されたことなんか一度もないぞっ!鍛え方が足りないからかゆいんだ!」
ドヤ顔のアルツ君はそう言いながら、半袖でむき出しになった腕をさすっています。
キノコさん:「暑いから今日は蚊が多いのね。やだわ。」
キノコさんは蚊が大嫌い。
アルツ君:「暑いたってまだ4月だろ?たまたまだっ!」
???
そう言うアルツ君に一同沈黙…。(二人だけですが…。)
(-"-)
ヤッチ:「今日が4月?4月じゃないよ。6月だよ。」
アルツ君:「いや、違う!4月は暑いに決まってる。4月といえば、夏だっ!」
アルツ君は譲ろうとしません。
4月じゃ、多分、TUBUの前田さんも活動してないはず…。(古っ!)
折れようとしない職人にヤッチがたずねました。
ヤッチ:「4月が夏なら、8月はどうなるの?」
アルツ君:「真夏だっ!」
アルツ君
さすがです…。
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アルツ君の息子ヤッチです。
(^_^)/~
刑事コロンボの主人公を演じたピーターフォークさんがお亡くなりなったそうですね。
彼も晩年はアルツハイマー病をわずらい、自身が刑事コロンボを演じたことも忘れていたとか…。
うちのアルツ君も職人だったことを忘れる日が来るんですかねえ~?
あっ。そうそう…。
うちのカミさんがね…。
とは言っても母なんですけど…。
キノコさん朝から愚痴のオンパレード!
舞浜に連れていってミッキーと躍らせたいぐらい。
(^_^;)
キノコさん:「もうあのじいさんたらッ。やんなっちゃう!」
ヤッチ:「なんかまたやらかした?」
キノコさん:「昨日の夜のうちに、今日着る洋服を枕元に置いといてあげたのに、私のことわざわざ起こして、『俺の着る服どこやった?』って、朝の4時からひとのこと起こすのよッ!」
キノコさん:「それだけならまだ我慢できるんだけど、今度は下に降りて行ったと思ったら、下から私のこと『オイッーオイッー』って大声で呼びつけるのよ!」
キノコさん:「仕方がないから降りて行ったら、今度はおしっこ失敗したとか言って、着替えたばかりのズボンがビッショリ!もうまた洗濯よッ!」
男なら誰しも経験したことのある失敗といえ、アルツ君の場合はちとタイミングが悪すぎた…。
(真っ直ぐ飛ばない日もあるよな…。)
キノコさん:「もう今日は、これで洗濯2回目よッ!」
コロンボの妻はカーテンコールにも応える勢い…。
ヤッチ:「まあまあ、やらかしちゃったもんしようがないじゃない~。」
大人のヤッチがようやく合いの手を入れる感覚をつかみました。
『郵便屋さんおはいんなさい』で縄に入るより、多分難しいバイオリズム。
アルツ君は茶の間でしょんぼりしています…。
(・∩・)ショボン・・・
幼いころ、おねしょをして、キノコさんに厳しく叱咤された記憶がよみがえります…。
キノコさん:「おまけに、『俺のパンどこ隠した?』なんて言って、まったく失礼しちゃうんだからッ!」
ヤッチが岩崎宏美の聖母たちのララバイの替え歌をキノコさんに歌ってあげます。
♪さあ~愚痴りなさい~♪
…中略…
♪この~家(うち)は~戦場だから~♪
♪男はみんな~傷を負った戦士~♪
♪どうぞ~心の痛みを~ぬぐ~って♪
♪小さな子供の昔に帰って♪
♪熱い胸に~~♪
だいたい朝はこんな感じ…。
なんとか平穏に昼は乗り切ったらしく、夜です。
我が家の食卓は当然…。
画像の左上の方には湿布の塗り薬が…。(年寄り家族)
けっこうヘビーな量を食べたアルツ君は、いつものようにキノコさんのマウスピース(入れ歯)のチェックを受け、薬を飲みます。
今日は入れ歯について反則が見つかり、イエローカードをもらっていました。
涼しいのに、例によって、上半身裸のままです。
キノコさん:「また寝巻着ないでッ!ちゃんと着てから寝なさいよ!」
アルツ君:「お前に言われなくたってわかてっる!二階で着ようと思ってんだろッ!」
キノコさん:「まったく…。」
アルツ君:「♪タラ~ラッタタ~。」
いつものように、アルツ君は意味不明の言葉を発しながら、二階に登っていきました。
一階の階段のすぐ横には、アルツ君の寝巻が、綺麗にたたんで置いたままです…。
キノコさん:「お水ぶっかけてやろうかしらッ!!」
アルツ君
さすがです…。
(; ̄ー ̄川 アセアセ
ついでに
キノコさん
さすがです…。
(; ̄ー ̄川 アセアセ
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アルツ君の息子ヤッチです。
(^_^)/~
今日も暑かったですね~。
( ≧▼≦;)ゞアチッチチィ
東京も梅雨明けし、夏本番がスタートしました。
アルツ君も、この頃暑いせいか、ちっとも表に出ようとしません。
確かに暑いと、外に出る気は失せますが、それにしても、引きこもり状態が増えています。
キノコさんのストレスがどんどん貯まっていくようです。
人間歩かなくなると、足もどんどん退化していく感じです。
ふくらはぎあたりから、つま先にかけて、アルツ君の皮膚が固くなり、むくみまで見られるようになってしまいました。
キノコさん:「歩かないと、このまま寝たきりなっちゃうわよ!少し表を散歩してきたら?」
キノコさんが問いかけても、動かすのは口ばかり。
アルツ君:「もう少し涼しくなってからだ。涼しくなったら出かけてきますよっ!」
キノコさん:「『暑い暑い』って、言ったって、これからずっと暑いんだからっ!いつ出かけるのよ?」
アルツ君:「冬になってから…。」
身体の衰えは、日増しに進行していますが、憎まれ口は、日増しにエスカレートしています。
キノコさんにしてみれば、ほとんど一日中、同じ空間にいて、憎まれ口を叩かれてばかりいれば、まともな精神力を維持するのは難しいようです。
少しでも、自分の自由な時間が欲しい、アルツ君と接している時間を少なくしたいというのは、わからない話ではありません。
キノコさんも介護認定を受け、要介護にはならなかったものの、要支援2の人間です。
もともと心臓の具合が良くなく、不整脈持ちの人間です。
ただ、アルツ君のアルツハイマーの進行に伴って、逆に元気になっているようにも思われます。
全く素人の発想かもしれませんが、手のかかる人間が出来たことで、キノコさんは逆に元気になっている…。
本来的に備わっている母性みたいながものが、よみがえって、ますますそれに磨きがかかっている…。
そんな風に、ヤッチは最近、勝手に思っています。
以前、テレビで、老人ホームかなにかの施設に、ダメな警察犬だか盲導犬を送り込んだら、そこにいた年寄りが、みんな元気になったというのを放送していました。
警察犬なり盲導犬としては、役割を果たせない犬で、人間側から見ると、利用価値のない犬です。
そんなダメ犬を施設に連れて行ったら、年寄りたちが、自分が介護されているのも忘れ、今度は自分たちがダメ犬の介護に回り、その年寄りたちがみんな元気になっていったという話です。
犬にしてみれば、はなはだ迷惑な話かもしれませんが、本来的に人間に備わっている『何か』が、人間を元気にさせるのかも…?
ちょっと、それてしまいましたが、そんな二人のやり取りを聞いていて、ヤッチも会話に加わります。
ヤッチ:「犬でも飼えば?そうすれば、散歩連れてかなきゃなんないから、おのずと外に出かけるんじゃない?」
キノコさん:「自分の下の世話もできない人が、犬の世話できるわけあるもんですか!」
あっさり、これはキノコさんに却下されました。
キノコさん、大のペット嫌い…。
(・・;)
アルツ畑も放置しているくらいだから、確かにペットを飼えば、ヤッチの仕事が増えるばかりです。
アルツ君:「犬ならそこにいるじゃないか。お前の目の前に。噛みつきババア犬!」
アルツ君ドヤ顔。
キノコさん、顔真っ赤。
ヾ(。`Д´。)ノ彡☆ブーブーッ!!
アルツ君:「お前たちが、うるさいから、俺は風呂に早く入って、寝ちまおうっ!」
日は傾いてきていますが、外では日曜日のせいか、小さな子供の遊ぶ声が響き渡っています。
多分、アルツ家のはす向かいに住んでいる、まだ年中さんくらいの、かわいい女の子の声です。
保育園に、毎朝、その子とその子の弟をお父さんが自転車に乗せて連れて行くのを見かけます。
アルツ君がその時間にちょうど外に出て行ったりすると、女の子がアルツ君に駆け寄ってきます。
女の子:「○○○○さ~ん!」
普通、小さな子は大人を見ると、『おじさ~ん!』とか『おじいちゃ~ん!』とか、言いますが、なぜか、その子はアルツ君のことを苗字で呼びます。
女の子なので、少しオマセさん…。
たぶん、その子が、お友達か誰かと、家の前の道を、かけっこかなにかを、しているみたいです。
\(^o^)/
ちいさな子供の声は不思議と騒音にならないもんですね…。
(*^_^*)
キャッキャッキャッと、飛び回っているようです。
アルツ家の前あたりで、足音がピタリと止まりました。
その、ちいさな女の子が、お友達に何かを話しているようです。
女の子:「あのね。ここは○○○○さんていう、おじいちゃんのおうちなんだよ。でもね。○○○○さん、いつも早く寝ちゃうから、もう寝ちゃってるかも?静かにしてあげましょっ!」
このちいさな女の子の声は、アルツ君の耳にも、届いたようです。
アルツ君:「♪子供が鳴くから、寝~ましょっと♪」
(翻訳) カエルが鳴くから帰ろっと!
………
何で、女の子が、そんな情報持ってんだろう???
アルツ君
さすがです…。
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アルツ君の息子ヤッチです。
(^_^)/~
今日は、ヤッチが夕方帰宅すると、キノコさんが、なにやらテンパった様子。
ヤッチ:「なんかあったの?」
キノコさん:「それがさあ、ガス料金の支払いを忘れちゃって…。」
ヤッチ:「ガス止められるって?」
キノコさん:「いやあそうじゃないのよ~。」
ヤッチ:「じゃあ、なに?」
ときどき、年寄りとの会話は、テンポというか、波長が合わず、ちょっとイライラするときが有ります。
(・.・;)
キノコさん:「おじいちゃん(アルツ君)に、コンビニに、支払いに行ってもらおうと思ったんだけど、払い込みの用紙が無いのよ~。」
ヤッチ:「それじゃあ、どっか探せば、出てくるんじゃないの?」
キノコさん:「いやあ、そうじゃないのよ~。」
ヤッチ:「だから何っ?」
さっきより、あらい口調になってしまいました。
m(__)m
キノコさん:「払い込み用紙を持たせて、支払いに行ってもらったんだけど、その領収書がないのよ。」
アルツ君、歩くだけでも、ひと仕事なのに、アルツ妻はけっこう無茶なことをします。
買い物に行くのだって、せいぜい一品だけ、アルツ君に注文を出せれば、よい方です。
(いや、それも、もう無理かも?)
それをガス料金の支払いとは、少し無謀すぎるような…。
ヤッチ:「えー!ずいぶんチャレンジャーだね。行けるわけないじゃん!」
キノコさん:「それが、用紙をコンビニに持って行って、お金を出して、ハンコついてもらえば、それでおしまいだと思ったから…。」
キノコさんは簡単にそういいますが、自分だって、コンビニで公共料金の支払いをしたことが無いはず。
なんせ、最近になってはじめて、コンビニでトイレを貸してくれるのを知ったくらいですから…。
しかも、トイレを借りた後に、わざわざレジに並んで、「おいくらですか?」
アルツ君も、さすがですが、キノコさんも負けてはいません。
ヤッチ:「で?もともとの、ガス料金の支払いは、済んでいるのかな?」
キノコさん:「それが分からないのよ…。」
なんとも心細い返事です。
(-_-)
ヤッチ:「お金も、旦那さん(アルツ君)に、持たせたんでしょ?」
キノコさん:「払い込み用紙とは別に、袋に入れて、ちゃんと、持たせたけど…。」
近くにいたアルツ君を立たせて、ボディチェックです。
アルツ君:「なっ、なんだ?俺は凶器なんて持ってないぞ!悪役じゃないからなっ!」
多分、自分がジャイアント馬場か、アントニオ猪木にでもなったつもりなのでしょう。
アルツ君のカーゴパンツの横ポッケから、袋に入ったお札と小銭が出てきました。
アルツ君:「これはお前!凶器じゃないからなっ!お金だぞ!わかるか!」
レスラー気取りの職人は、無実を主張します。
キノコさんが持たせたお金かどうか確認すると、キノコさんは『そうだ』と、うなずきます。
ヤッチは、レスラー気取りの職人をニュートラルコーナーに連れていきます。
ヤッチ:「お金とは別に、紙があったでしょ?ハガキみたいなやつ?」
アルツ君:「いやっ。だから、これはオ・カ・ネ!!凶器じゃないぞっ!」
ヤッチ:「わかった!わかったから!ワン・ツー・スリー!ハガキみたいな紙は、どこにやった?」
完全にヒール役と化してしまったアルツ君は、万歳しながら、詰め寄られたヤッチに、小声で答えます。
アルツ君:「赤いのに入れてきた…。赤いのにっ!」
ヤッチ:「赤いのに…?『赤いの』って、何?いったい、どこまで行ってきたの?」
少し思い出すのに時間がかかるようです…。
アルツ君:「家を出て、角を右に曲がっただろ…。それから…。確か、真っ直ぐ歩いて行ったなあ…。」
右に曲がると、コンビニとは真逆の方向です。
ヤッチ:「右に曲がったら、コンビニには、行かないじゃん。どこに行ったか、ゆっくりでいいから、考えてみて?」
とにかく、自分が数十分前に、どこに行ったか覚えていないので無理かもしれません。
(ー_ー)!!
アルツ君:「あ、そうだ!こんなマークが付いてた!」
アルツ君は、近くにあった広告の裏に、そのマークとやらを、ボールペンで書いて見せます。
????
そこに書かれたマークはまぎれもなく
『〒』マーク!
\(◎o◎)/!
郵便ポストに入れてきたということでしょうね…。
ガス料金の払い込み用紙は、どこに届くのでしょうか。
????
アルツ君
さすがです…。
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