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こんにちは。
アルツ君の息子ヤッチです。
(^_^)/~
昨日の午前中、キノコさんからヤッチの携帯に着信がありました。
キノコさん:「ねえ、あんたの部屋のテレビちゃんと映る?」
ヤッチ:「今、テレビは点けてないけど…。」
キノコさん:「じゃあ、ちょっと点けてみて?」
ヤッチは片手には携帯、もう片手にはテレビのリモコンを持って、テレビのスイッチを入れます。
テレビの画面には、なでしこジャパンの南アフリカ戦の録画放送が映し出されます。
ヤッチ:「ちゃんと映るよ~。」
キノコさん:「あらっ!?やだわぁ。何でかしら?」
ヤッチ:「オリンピックやってるよ~。」
キノコさん:「そうなのよ…。私もオリンピック観てたんだけど急にテレビが映らなくなっちゃって…。ちょっとみてくれない?」
御存知の方も多いかもしれませんが、キノコさんの部屋とヤッチの部屋はアパートの棟は違いますが、20~30mの距離です。
そう…。
なにも電話でやり取りする必要もない距離です。
ヤッチ:「わかった。今そっちに行くよ。」
キノコさんはカギを開けて待ち構えています。
キノコさん:「ロンドンオリンピック観てたんだけど、急に変な表示が出て映らなくなっちゃったのよ…。音も出ないのよ…。」
キノコさん、困惑の表情…。
.+*ウゥン(ノД`)コマッタ*+.
キノコさんの部屋のテレビの画面を見ると、『ICカードを正しく装着してください。』と表示されています。
確かにテレビ放送はそこには映し出されていません。
ヤッチ:「なんか、テレビをいじったりした?」
キノコさん:「いやぁ~。私は機械の事は全く音痴だから、何にもしてないわ。でも突然そんな表示が出たもんだから…。」
ヤッチ:「いじりもしないのに、こんな風になるのも妙だねえ!?」
キノコさん:「そうなのよ。だからあんたの部屋のテレビもこんな風になってるんじゃないかと思って電話したのよ。」
キノコさん、自分の部屋のテレビだけが映らなくなってしまったことを信じたくない様子です。
ヤッチ:「ICカードっていうのは多分、B-CASカードの事じゃないかなぁ…。」
あいにく、キノコさんの部屋のテレビはもらい物なので取扱説明書が有りません。
キノコさん:「カード?テレビを観るのにカードが必要なの?お金がかかるの?」
ヤッチ:「そうじゃないよ。地デジ対応のテレビはカードを入れないとたしかに観れないけど、クレジットカードやプリペードカードとは違うよ。」
キノコさん:「そうなの?何だかわけわからないわねえ…。カードなんて私は持ってないわよ。」
ヤッチ:「いや、最初からテレビにくっ付いてるはずだよ。」
テレビの背面を覗き込み、カードが入っていそうなスロットを探します。
有りました…。
(o^―^o)ニコ
カバーを外さないと、スロットが見えない構造のようです。
でも、もともとB-CASカードが挿入されていて、テレビを観ることができたのに、突然、今頃になって装着しろなんていうのもおかしな話です。
???
ヤッチ:「多分、このカードがちゃんと入ってなかったからかもなぁ…。」
ヤッチはボソボソつぶやきながらテレビの主電源を落とし、B-CASカードをいったん引き抜き、再度挿入し直します。
挿入し終わり、テレビの主電源を入れ、リモコンでスイッチを入れてみます。
ヤッチ:「これでちゃんと映ると思うよ。なっ!?」
確かに、画面に映し出されていた『ICカードを装着してください。』の文字は消え、オリンピックの試合が映し出されました。
ヤタ───v(-∀-)v───♪
キノコさん:「あら、ホントだ!!」
ヤッチ:「原因はわからないけど、カードがきちんと入っていなかったのかもしれないなぁ~。」
キノコさん:「あら、そうなの。私はロンドンが遠いから映りが悪いのかと思ったわ。」
キノコさん
さすがです…。
(; ̄ー ̄川 アセアセ
午後は少し日差しがすこし和らいできたところで、アルツ君のところに面会に行ってきました。
実は面会に行く前日に、アルツ君が夕食後に吐いてしまったことを、施設の方から連絡をもらっていました。
このところ、フェルガードのお蔭なのか、すこぶる快調だったアルツ君ですが、ちょっとブレーキがかかっているのかなという印象です。
ただ、進行が早いと言われているアルツ君の進行性核上性麻痺ですが、今まで際立って病気が進行しているという感じも無いので、さほど気にすることも無いのかなとも思いましたが、このところの猛暑日でヤッチはあることを思い出しました。
そうです。
アルツ君、以前便秘がひどくて、気を失ったことが有ります。
確か、その時も連日、猛暑が続いていた時だったような…。
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その時は便秘が原因だったとはわからなかったのですが、その後の主治医の診察で、どうも意識消失の原因は便秘ではないのかということがわかったのです。
その後はアルツ君にとってはとても効果があった特選養麗健茶を便秘になると飲ませたりして、お腹の調子を整えた記憶が有ります。
少々余談ですが、このお茶、ヤッチも試したことが有りますが、ものすごく調子が良くなりすぎて、トイレと大親友になったこともあるので、もしお試しになる方は最初からがぶ飲みしないでくださいね。
(^^ゞ
で、まあ、こんな一件が有るので、施設の看護師さんにこのことを伝えておいた方が良いのではと思い、面会に行ったわけです。
施設に到着し、看護師さんに話をしようと思ったのですが、看護師さんが忙しそうにしていたので、アルツ君を担当している職員さんにこのことを話しておきました。
ヤッチ:「父が、昨日吐いたということなのですが、原因はいろいろ考えられると思いますが、以前に便秘で気持ち悪くなったり、意識を失ったことが、実は有るんです。」
職員さん:「そうなんですかぁ。」
ヤッチ:「最近、私は父の面倒をみていないので、何とも言えませんが、もし便秘が続いているようでしたら、こういうこともあるということをお知りおきください。」
職員さん:「わかりました。」
他にも色々と要望なり、お願いをして、今度はアルツ君の部屋に向かいます。
職員さんと話し込んでしまったので、すっかり遅い時間になってしまいました。
(^_^;)
ヤッチ:「昨日、吐いたんだって?」
アルツ君:「誰?」
ヤッチ:「誰って、旦那さん(アルツ君)だよ。」
アルツ君:「吐くわけないだろっ!?俺は生まれてから吐いたことなんて一度もないぞ。」
ヤッチ:「じゃあ、昨日が生まれた日だったのかもな!?」
アルツ君:「バカ言え!!それじゃあ、俺はいくつになるんだ?」
ヤッチ:「84歳の赤ん坊だよ。」
アルツ君:「ふん、勝手言ってろっ…。それよりばあさん(キノコさん)はどうした?」
ヤッチ:「ばあさんなら、家にいるよ。」
アルツ君:「忙しいのか?」
ヤッチ:「オリンピックで(テレビを観るのに)忙しいかもよ!?」
アルツ君:「誰?ばあさんが?」
ヤッチ:「ああ。」
アルツ君:「へえ、あのばあさんがかよ!?いったい何の競技に出てるんだ?」
ヤッチ:「出てやしないよ。観てるだけだよ。」
アルツ君:「ロンドンでかよ?」
ヤッチ:「へえ~。オリンピックがどこでやってるか知ってるのか?でもロンドンには行ってないよ。」
ヤッチ:「どこでやってるかぐらい、100年前から知ってるわいっ!!」
ヤッチ:「100年前は生まれてないと思うが…。」
アルツ君:「まあ、どっちにしても俺も歳を取ったもんだぁ…。歳は取りたくないねえ…。」
ヤッチ:「この間まで、38歳だなんて言ってたくせして、ずいぶん歳を取るの早いじゃないかよ?」
アルツ君:「まあね。世界記録だ、世界記録…。」
ヤッチ:「このところ、テレビなんてろくろく観ていなかったんだから、たまにはテレビでも観てのんびりしなね。」
アルツ君:「いつだってのんびりしてるよ…。」
ヤッチ:「おっ!?もうこんな時間だ!?もう六時だ!!そろそろ夕飯だろ?俺はそろそろ帰るよ?」
アルツ君:「誰が『もうろくじじい』だっ!?俺はまだ死なないからなっ!!」
アルツ君
さすがです…。
(; ̄ー ̄川 アセアセ
[解説]
『もう六時』=『もうろくじじい』
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キーワード検索 : テレビ オリンピック なでしこジャパン ICカード B-CASカード リモコン もうろくじじい
FC2スレッドテーマ : 認知症を介護する家族の悩み (ジャンル : 福祉・ボランティア)
© 2021 アルツ君は職人
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