アルツ君は職人進行性核上性麻痺の疑いのある元植木職人のアルツ君(父)、アルツ君の愛妻キノコさん(母)、そしてアルツ君の息子ヤッチの日々の生活を紹介しています。
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音楽療法の中での質問

2012/10/25 (木)  カテゴリー: 音楽療法
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こんにちは。

アルツ君の息子ヤッチです。

(^_^)/~

昨日、特養に行き、アルツ君と面会してきました。

エレベーターで3階のフロアに上がると、廊下に出されたテーブルの前にアルツ君が腰かけています。

廊下の壁際がアルツ君の定位置です。

テーブルを挟んで、アルツ君の斜め前には男性の入所者(利用者)さんもいます。

この入所者さん、ひそかにヤッチは『どーしたらいいんですかおじさん』と呼んでいます。

時々会話を交えるんですが、会話の中身はいつも質問形式です。

「表札を書こうと思うんだけど、どーしたらいいんですか?」

「家系図を女房に頼まれているんですが、どーやって作ったらいいんですか?」

「この辺に宝くじ売り場はありますか?」

などです。

アルツ君と同じように、会話そのものはキャッチボールができる(?)のですが、やはりおっしゃってることが、少し現実離れしているような印象です。

ヤッチが曖昧な答えを返したりすると、必ずこうおっしゃいます。

「どーしたらいいんですか?」

この日も会話の内容はわかりませんが、二人で話し込んでいる様子…。

施設からの脱走を二人で企てているんでしょうか…??

ヤッチは会話に夢中になっているアルツ君に話しかけます。

ヤッチ:「今日は音楽療法のある日じゃないのか?」

アルツ君:「ふん。知らないぞ。それより今忙しんだ。」

会話に忙しいということなんでしょう。

ヤッチ:「月に何回も音楽療法があるわけじゃないから、出た方がいいんじゃないか?」

アルツ君:「誰にも(施設の人から)声をかけられないもん。」

そんなはずはないと思い、近くにいらした施設の職員さんにたずねます。

ヤッチ:「今日は音楽療法がある日なんですよね?」

職員:「はい、お声掛けさせていただきましたが、○○さん(どーしたらいいんですかおじさん)と話しこまれていて、『忙しいから行かない』とおっしゃられたもので…。」

ヤッチ:「まだ、(音楽療法は)やってますよね?」

職員:「もう始まっているとは思いますが、まだやっていると思います。」

ヤッチ:「途中から参加させてもらっても構いませんか?」

職員:「はい、大丈夫です。」

ということなので、アルツ君を途中参加させることに…。

ヤッチ:「ほら、行くべ?」

アルツ君:「どこへよ?」

ヤッチ:「2階でやってる音楽療法!!」

アルツ君:「2階で!?いつも2階だったっけ?」

ヤッチ:「『いつも』って言うことは、音楽療法を覚えていたんだ!?大したもんだ。」

アルツ君:「まだ、そんなにボケちゃいないぞ。バカにすんな!!」

ヤッチ:「ごめん、ごめん。もう始まってるっていうから、はやいとこ行こう!!」

アルツ君:「ちぇっ、『ごめん』は一回聞けばたくさんだ!!」

アルツ君を連れ、2階へと急ぎます。

エレベーターの扉が開くと、ピアノの音が聴こえてきます。

アルツ君:「はは~ん、やってやがる。」

ヤッチ:「音楽が好きなんだから、最初から出ればよかったのに…。」

アルツ君:「だって、だれも俺に声をかけてくれないんだもん、ちくしょう…。」

いつものように音楽療法はピアノを囲むように、入所者さんたちが車座になっています。

ちょうど、アルツ君が到着したときに、退席される方がいて、アルツ君はその方が座っていた席に座らせてもらいます。

途中からだったので、どうかなと思いましたが、内容はアルツ君にもすぐ理解できるものでした。

先生がピアノを演奏し、演奏した曲名を当てるというもの。

そして、その曲がどこの地名を題材にしているのかを当てるというものです。

まったく、余談ですが、『音楽療法』のことを記事にするのは非常に難しいです。

(; ̄ー ̄川 アセアセ

ピアノの音を文字にできないですからね…。

(; ̄ー ̄川 アセアセ

これから、書く歌詞はピアノの音だと思って、読み進めて下さい。

歌詞が間違っていたらごめんなさい。

m(__)m

先生:「それでは今から曲を演奏しますよ~!何の曲かを皆さん考えて下さ~い!」

♪知床の岬に~ はまなすの咲くころ~

もう、歌詞を口ずさんでいる方がたくさんいらっしゃいます。

先生:「この曲、皆さん、曲名おわかりになりましたか~?」

入所者さん(一同):「知床旅情!!」

ほとんどの入所者さんがドヤ顔です。

先生:「皆さん、早いですね!?素晴らしい!!この曲、森繁久彌さんがお歌いになったことでも有名ですよね?」

アルツ君:「俺も今歌ってたよ。」

先生、苦笑です…。

しかも軽くどころか、流されます。

先生:「では、この曲、どこの地方を歌った曲なんでしょうね?」

入所者さん(一同):「北海道!!」

またしても入所者さんはドヤ顔です。

アルツ君、先生に相手にされなかったためか、今度はとなりに座っている入所者さんに話しかけています。

アルツ君:「北海道はでっかいどう、てか!?」

父さん…。

それはあまりにつまらなすぎるわけで…。

…by純

先生:「皆さん、すごいですねー。じゃあ、また曲を弾きますね?当てて下さいね~?」

♪湯島通れば~ 想い出す~

♪お蔦主税の~ 心意気~

ヤッチは先生の演奏している曲が全くわかりませんでした。

(-_-;)

歌詞は後から調べて書いたものです。

[参考:細道のMIDI倶楽部]

でも、この曲も高齢者の方々には、すごく懐かしい身近な曲のようです。

先生:「おわかりになりました?曲名わかります?」

入所者さん(一同):「湯島の白梅!!」

またもや、ほとんどの方が即答です。

先生:「本当に皆さん素晴らしいですね~。もう、どこかもお分かりですよね?」

入所者さん(一同):「湯島!!」

先生:「すごい、すごい…。湯島に行かれたことはありますか?」

先生が入所者さん一人一人に聞いて回ります。

アルツ君にも先生の質問が回ってきます。

先生:「どうでしょう?湯島には行かれたこと、あります~?」

アルツ君:「当たり前さよ~。あのあたりは若い頃、散々遊び歩いたところだもの~。」

まさか、吉原あたりじゃないんでしょうね…??

先生:「お生まれがそちらなんですか?」

アルツ君:「俺は埼玉だよ~。」

先生:「勤め先が湯島の方だったとか…?」

アルツ君:「どうだったかなぁ…。」

なんで、そこは覚えていないんでしょうね…。

(-_-;)

先生もまたもや苦笑で、他の入所者さんの方へ行ってしまいました。

(-_-;)

先生:「では、湯島の白梅って、いったいどこに有るんでしょうね?」

入所者さんたちは口々に「湯島天神」とか「天神様」、「神社の中」と言っているのが聞こえてきます。

その中で人一倍大きな声だったのがアルツ君。

アルツ君:「秋葉原の上!!」

地図じゃないんだから…。

(-_-;)

湯島

この後も何曲かの演奏が続きました。

  • 東京行進曲~銀座
  • 赤い靴~横浜
  • 熱海ブルース~熱海
  • よさこい節~高知県
  • 南国土佐を後にして~高知県
  • 金毘羅船々~香川県
  • 炭坑節~福岡県

などなど、限られた時間にも関わらず、たくさんの曲を先生が演奏してくださいました。

今回の曲名当てと地名当ては、『熱海が何県?』という質問の正解率がちょっと低い程度で、入所している方たちの正解率は非常に高かったように思えます。

むしろ、ヤッチの方が曲は聴いたことがあるにも関わらず、曲名が出て来ませんでした。

(-_-;)

音楽療法を受けていたのは実はヤッチだったのかもしれません…。

(; ̄ー ̄川 アセアセ

最後に、いつものように車座になった入所者さんにボール(まり)を回し、先生のピアノの演奏が止まった時に、ボールを持っている入所者さんに質問をして行くというコーナーです。

先生:「秋も深まって、そろそろ紅葉のシーズンですね?さあ、皆さんは、今年の秋、旅行に行くとしたら、どこへ旅行したいですか?ピアノの音が止まった時にボールを持っている方に質問しますよ~?」

今までかなり順調に行っていた音楽療法ですが、ここへきてちょっとストップがかかったような状態になります。

先生の『どこに旅行したいか?』の質問に入所者さんの答えが出てきません。

(-_-;)

あんなにすらすら地名や県名が出て来たのに今度はあまり答えが思い浮かばない様子…。

(-_-;)

『京都に行きたい』がチラホラいらっしゃいましたが、ほとんどの方は、『どこへも行きたくない』、『ここ(施設)がいい』、『部屋で何かをしている方が良い』という答えです。

認知症特有の症状なのか、はたまた施設に気を遣っているのか…。

(-_-;)

アルツ君は答えたそうにしていましたが、アルツ君にはボールが回ってきませんでした。

(-_-;)

音楽療法を終え、アルツ君と今度は屋外に散歩に出かけます。

アルツ君:「かっー!!何だか居残り勉強みたいだなァ!?」

ヤッチ:「お疲れかい?」

アルツ君:「別にそんなことはないけどさ…。」

ヤッチ:「じゃあ、近くの公園まで散歩に行こうぜ?」

アルツ君:「別に…。かまいませんよ~。」

施設から公園までは100mあるかないかの距離ですが、高齢者にちょっとでも歩いてもらうのは良い事ですね…。

なぜって、少しでも動けば、腸も動くからです。

はあ?

そうなんです…。

最近、完全にパブロフの犬状態です…。

ヤッチと散歩すると必ず、ヤッチに御馳走を振る舞ってくれます。

(つд⊂)エーン

[関連記事:御馳走を振る舞う職人]

どうも、公園に行って帰ってきたところで、アルツ君がヤッチに『早く帰れ帰れ』と言います。

こっちはすでに気づいていたんですけどね…。

まあ、毎度毎度、ヤッチが施設内でアルツ君の下の世話をするのもどうかと思い、今回は施設の職員さんに、ブツの始末をしていただきました。

(^^ゞ

当たり前と言えば、当たり前なんですけどね…。

せっかく午前中にお風呂に入ったというのにもったいない話です。

(-_-;)

施設の職員さんにブツの後始末をしていただき、キレイにしてもらったところで、ヤッチはアルツ君に質問をします。

ヤッチ:「さっき音楽療法で先生が『どこに旅行したいか?』っていう質問してたけど、旦那さん(アルツ君)はどこに行きたい?」

アルツ君:「さっき音楽療法なんてやってたっけ?」

ヤッチ:「そうだよ、やってたよ。知床旅情を熱唱してたじゃないかよ。」

アルツ君:「そういえば、やってたかなぁ…。」

ヤッチ:「忘れたら忘れたで、また思い出すさ。それより旅行、どこに行きたい?」

アルツ君:「どこっていうこともないな…。俺は風呂が好きだからなぁ。」

ヤッチ:「じゃあ、温泉旅行か?」

アルツ君:「温泉ならいうことなしだなぁ。自分磨きの旅だ。」

ヤッチ:「なんだそれ?自分磨きの旅だなんて、どこでそんな言葉を覚えたんだ?今どきの若い女の子みたいじゃないか!?」

アルツ君:「バカ言え!!俺はまだ若いぞ!!それにケツもピカピカになる!!」

アルツ君

さすがです…。

(; ̄ー ̄川 アセアセ

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2012/10/25 | コメント (6) | トラックバック (0) | ホーム | ▲ Page Top

秋に食べたいものは?

2012/11/17 (土)  カテゴリー: 音楽療法
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こんばんは。

アルツ君の息子ヤッチです。

(^_^)/~

前回の記事ではアルツ君のお世話になっている特別養護老人ホームの職員さんの対応について書かせていただきました。

[関連記事:特養に入所は幸福なの?]

コメントにも書かせていただきましたが、今週水曜日に対応した職員さんではありませんが、別の施設の職員さん(上司?)から謝罪の言葉をもらい、また金曜日にさらに違う職員さんから呼ばれ、謝られました。

m(__)m

姉がどのような表情や口調で施設に物申したのかはわかりませんが、二人もの方がヤッチに謝罪してきたので、かなりきつく言ったことがうかがえます。

ヽ(*`ェ´*)ノ

アルツ君にダメージは今のところ見受けられないので、気持ちを切り替えて今日は明るい話題を…。

水曜日の話になってしまいますが、施設で音楽療法が有りました。

職員さんがアルツ君に『音楽療法に出席しましょう!』と声をかけて下っても、毎回のように断るアルツ君。

アルツ君、実際は出席したくて出席したくて仕方ないのに、裏返しのことを言って断るプリティーなやつなんですよ。

(^_^;)

アルツ君が素直に出席してくれるまでは、音楽療法が有る日は、ヤッチが施設に行って、出席を促すかなと思っています。

失礼な話しですが、ヤッチも音楽療法をついでに受けられちゃうし、お年寄りウォッチングには絶好のポイントです。

いつものようにヤッチはエレベーターでアルツ君の居室に向かいます。

ヤッチ:「今日は音楽療法が有るらしいよ。」

アルツ君:「音楽療法?へえー、そんなのが有るのか!?」

アルツ君の顔が半笑いなので明らかに認知症を装っています…。

(;一_一)

ヤッチ:「あんなに女性陣に囲まれてハーレム状態になれるところはそうそうないじゃん!?」

アルツ君:「ふんっ!!ばあさんばかりじゃないかっ。」

やっぱり、音楽療法を覚えています…。

(;一_一)

ヤッチ:「バッカだなぁ~。若きゃー子ばかりだったら、俺は旦那さんを誘いに来ないで、俺一人で出席しちゃうぞ?」

アルツ君:「ふんっ。」

ヤッチ:「それに今の若きゃー子の前で、『♪二人は若い』なんて歌ってみな?『おじさん古~い!!』なんてて白い目で見られるぞ。」

アルツ君:「ふん、俺はまだ若いけどな!?♪あなたと呼べ~ば~…。」

ヤッチ:「そいつを歌えること自体、もう若くないと思うんですけど…。まあ、いいや、出るんでしょ?」

アルツ君:「仕方がないな…。出てやるか…。」

アルツ君が出席しなくたって音楽療法は予定通り行われるのに、自分が出席してやらないと始まらないくらいのものの言い方…。

(-_-;)

そのくせ、いつものように『何時から始まる?』、『どこでやるんだ?』のオンパレード(←あえてこの言葉を使ってみました。)で落ち着かない様子…。

ヤッチ:「ちゃんと迎えに来てくれるから大丈夫だよ。声がかかるまでそこにゆっくり腰かけてなよ。」

ヤッチはアルツ君がいつも腰かけている定位置の椅子を指さし、そこに座ってもらいます。

アルツ君の座っているテーブルを挟んで、100歳になったというおばあちゃんが、車椅子に腰かけています。

左目は閉眼してもう視力がないそうです。

右目も黒目の部分は白く濁ってほとんど視力は残っていないと聞いています。

最近施設に来ても、お姿を見かけなかったので心配しておりました。

アルツ君の隣、ちょうどそのおばあちゃんの対面に腰を下ろしたヤッチに向かっておばあちゃんが微笑んでいます。

見えているんでしょうか…????

おばあちゃん:「私ね、お母さんがここに来ないとクビになっちゃうのー!!」

廊下に響き渡るような大きな声で話しかけてきます。

見えているのでしょうか…。

『クビ』という時にはご自分の右手で喉をかき切るような仕草もします。

ヤッチ:「『お母さん』って誰のこと?」

おばあちゃん:「私ね、お母さんがここに来ないとクビになっちゃうのー!!」

おばあちゃんの顔は深刻な表情ではなく、むしろ自分の右手でのどをかき切る仕草を楽しんでいるかのようにも見え、ニコニコしています。

おばあちゃんのおっしゃる『お母さん』は記憶の中のご自身の母親なのか、それともご自分のお嫁さんか娘さんなのか結局わからずじまいです。

そして、おばあちゃんが何かの不安を訴え、大声を出しているのかもということも頭をよぎりましたが、おばあちゃんの仕草がおかしくてアルツ君と二人でケタケタ笑ってしまいました。

まるで志村けんの『アイ~ン!!』のようです。

ヤッチ:「『クビ』ってどういうことなんだろうね?」

アルツ君と顔を見合わせ、二人で吹き出します。

おばあちゃん:「私ね、お母さんがここに来ないとクビになっちゃうのー!!」

おばあちゃんはまるでロボットのようにこのフレーズを連呼しています…。

ロボットと違うのは笑いながら叫んでいるところ…。

おばあちゃんには失礼ですが、おばあちゃんのおかげで、アルツ君のソワソワがまぎれました。

(^_^)/

施設の職員さんがお迎えに来きます。

今日は同じフロアで音楽療法が開催されるようです。

おばあちゃんは音楽療法に参加しないようです。

ヤッチ:「おばあちゃん、また後でね!!」

おばあちゃん:「私ね、お母さんがここに来ないとクビになっちゃうのー!!」

アルツ君と笑いながら、歩いて同じフロアのデイルームのような所に移動です。

すでに王様が腰かければ、ハーレムが完成する状態になっています。

またしても、アルツ君、両手に華状態です。

しかも車座の中に他の男性入所者さんはいらっしゃらないのでホントのハーレムです。

(*^_^*)

何度がこのブログで、音楽療法のことは記事にさせてもらっていますが、今回も前半部分のカリキュラムは過去のものとだいたい同じでしたので、省略させていただきます。

もし、興味のある方は下のリンクをたどって、記事をご覧になってください。

[カテゴリー:音楽療法]

音楽療法の後半、最後は音楽療法の先生がピアノを弾き、ピアノを弾いている間、車座になった入所者の方達が一つのボール(まり)をとなりの人に渡して行き、ピアノを先生が弾くのをやめた時に、ボール(まり)を持っている入所者さんに先生が質問するというものです。

今回の先生の質問は『秋に食べたいものは?』です。

先生:「すこし寒くなって、秋というよりもう冬かもしれませんが、ちょっと戻ってもらって秋を思い出して下さい。皆さんが秋と聞いて食べたいものは何でしょうか~?ボールを持っている人に質問しますからね~?」

先生がピアノを弾きはじめます。

最近、ちょっと思うのですが、先生はアルツ君がそこそこ答えを返すので、場を盛り上げるつもりかなにかで、よくアルツ君がボールを持っているときにピアノを弾くのを止めるのではないかなあ…。

この日のアルツ君の位置からすると、三番目か四番目くらいに質問が飛んできそうな気配です。

質問は『秋に食べたいもの』です。

やはり…。

皆さんも期待しちゃいますよね!?

アルツ君の口から発せられる『○○モチ』という言葉…。

(・・;)

正確には『お萩』と言わなくてはならないかもしれませんが…。

(・・;)

ちょっと期待しますよね…。

ヤッチにはすでに先生に向かって、アルツ君が『ボタモチっ!!』と叫んでいる映像が映ってしまっています。

(・・;)

来るかっ!!

久々のボタモチっ!!

先生がピアノを弾くのを止め、最初に質問された入所者さんの答えは確か『栗』だったような…。

(>ω<;)フー

自分のことではないのに何でヤッチが先生のピアノの音にドキドキしてるんでしょう…?。

(*´・ω・`*)ドキドキ

次の入所者さんの答えは『ブドウ』だったような、『まつたけ』だったような…。

(*´・ω・`*)ドキドキ

もうすでに、ヤッチの中では他の入所者さんの答えはどうでもよくなっています。

(*´・ω・`*)ドキドキ

アルツ君がなんて答えるかばかりに意識が行ってしまい、アルツ君の順番が近づくにつれ、心拍数が上がってきます。

(*´・ω・`*)ドキドキ

アルツ君の二軒隣りの人にボールが回ってきたところで、ピアノの音が止みました。

もう、その二軒隣りの方がどのような食べ物をおっしゃったのか全くうろ覚えです…。

多分、『さんま』??…です。

大変失礼な言い方ですが、出て来る答えは秋と言って思いつく在り来たりのものばかりだったような気がします…。

^_^;

それより、二軒隣りでまた先生がピアノを弾きはじめて、先生がアルツ君がボールを持った時にピアノを止めるとなるとすぐじゃないですかぁ~!?

先生…。

そんな小技使ってくれるんでしょうか…。

(*´・ω・`*)ドキドキ

先生が再びピアノの前に腰かけ、ピアノを弾きはじめます…。

(*´・ω・`*)ドキドキ

オットーーーーッ!!!

ジャストミーーーーートッ!!!

古館と福澤がタッグを組みますっ!!

誰だよそれはっていう話ですが、先生のピアノの音が鳴り止んだ時、アルツ君がボールを持っているじゃないですかっ!!

ヤッチは明子姉さんの心境です…。

飛雄馬…(涙)。

椅子から先生がゆっくりと立ち上がり、アルツ君に近づきます…。

(*´・ω・`*)ドキドキ

いや、

実際は早足で近づいたのかもしれません…。

(*´・ω・`*)ドキドキ

先生はあの禁断の一言を発してしまうんでしょうか…。

(*´・ω・`*)ドキドキ

アルツ君の目の前に先生がいらっしゃいます…。

(*´・ω・`*)ドキドキ

先生が自分のひざに両手を置き、中腰になり、アルツ君と目を合わせます…。

(*´・ω・`*)ドキドキ

先生:「○○さ~ん、秋に食べたいものは何ですか~?」

おそらく、テレビ局なら相当スイッチャーは大忙しな状況…。

(*´・ω・`*)ドキドキ

(*´・ω・`*)ドキドキ

アルツ君:「アケビ!!」

ェェェェェェエエエ工工工----ッ!!!



少しざわついていたデイルームが一瞬沈黙に包まれたような気がしたのはヤッチだけでしょうか…。

(-_-;)

アルツ君が未だかつて、『アケビを食べたい』なんて聞いたことがないんですけど…。

『アケビ』と口にするのを聞いたこともないような…。

(-_-;)

先生:「アケビって…。アケビって秋に食べるものなんですか?」

アルツ君:「そうだよ。秋だよ。知らないの~?甘いんだよん!!」

完璧に、してやったりのドヤ顔です…。

(-_-;)

この後、居室に戻ったアルツ君が得意満面の顔をしていたのは言うまでも有りません。

(; ̄ー ̄川 アセアセ

若い頃飲み歩いた、どこぞのスナックのママの名前でも思い出したのでしょうか…。

アルツ君

さすがです…。

(; ̄ー ̄川 アセアセ



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2012/11/17 | コメント (8) | トラックバック (0) | ホーム | ▲ Page Top

運動療法(歩行訓練)の中止

2013/03/28 (木)  カテゴリー: 姉
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こんばんは。

アルツ君の息子ヤッチです。

(^_^)/~

突然ですが、学生時代に習った数学のことを思い出しました。

未だに良くわかったようなわからないような…。

(-_-;)

これを思い出すたびに頭の中がモヤモヤします。

1=0.99999…

の数式です。

数字の1と数字の0.99999…はイコールだということを教わりました。

でも、未だにこれを考え出すと、眠れなくなりそうになります。

(-_-;)

まず1÷3を計算機で打つと液晶には0.33333…と表示されますよね!?

つまり、1/3=0.33333…。

これに3を掛けます。

数式にすると、

1/3×3=0.33333…×3です。

すると、どうでしょう…。

1=0.99999…。

んんんんんん…。

どうぞ皆さんも眠れなくなって下さい。

(●`w´●)ニァ・・

宇宙に果てはあるのでしょうか…?

あるとすれば、その向こうは…???



さて、昨日はアルツ君のところに面会に行ってきました。

その前日に姉(またの名を台風姉さん)からメールが有り、アルツ君の入所している特養の相談員さんと一度話しをしてくれという内容のものです。

以下が姉からのメールの内容の本文です。

(姉からのメール)

おはようございます。

○○さん(施設の生活相談員さん)からパパの運動療法をストップしたほうが良いのでは?と相談ありました。

ガクッと前のめり回数が多発しているのと体力の衰えが目立つからだそうだ。

どうしましょう?

検査(アルツ君の病院での診察)は、もう少し暖かくなって薬がゼロになったらと思うけど…。

○○さんと一度話しをしてくださいませ。

明日は、私は、仕事で行けないからパパの面会をして下さるとありがたいです。

『運動療法』というのは、アルツ君の入所している特養で、特養の介護士さんが、週に2回程度、アルツ君と一緒に行っている『歩行訓練』のことです。

『運動療法』なんていうと、ずいぶん大それた話に聴こえてしまいますが、エレベーターで階下に降り、階段でまた元の階へ、アルツ君が介護士さんと登ってくるというもの…。

要は『歩く練習』です。

何セットも繰り返して、『階段登り』をやるわけではなく、その日の健康状態や体力の状態をみてやるわけで、せいぜい多い日でも40段程度の階段を登ればよい方ではないでしょうか…。

アルツ君の膝がカックンとなることが有るのは、前々からわかっている事だし、先日もヤッチと歩いていて、一緒に転倒したばかりです。

[関連記事:パーキンソンロード

体力の衰えも、歩く機会が少なくなっている分、衰えているのも事実です。

まあ、歩く機会が減っているのに、筋力がアップしてムキムキの年寄りになっていくのも怖い気もしますが…。

(^^ゞ

でも…。

アルツ君が転倒はしたとはいえ、歩行訓練を中止しなけりゃならないほど、アルツ君の体力が衰えているようには、正直ヤッチには思えなかったんですけど…。

(-_-;)

第三者の目からは、アルツ君の体力は相当に衰えているということなのでしょうか…。

話しは変わりますが、姉は自分の会社から帰宅すると、毎日ほとんど欠かさずに、アルツ君のところへ面会に行っています。

時折、アルツ君と施設内を歩いたりして、歩行訓練もしているようです。

まあ、ヤッチがやる歩行訓練と違って、かなりスパルタ的に歩かせているのは、姉の性格上、察しがつきます。

(-_-;)

ですから、姉もアルツ君の体力的なことはじゅうぶんに把握していると思われます。

『運動療法の中止』の話を施設から持ちかけられた以上、ヤッチも一度、施設と話し合ってみる必要が出てきます。

このまま、『歩く』機会をさらに少なくしてしまえば、アルツ君が歩けなくなってしまうのも、そう遠くないはず…。

(-_-;)

階段を登るのではなく、せめて施設内の廊下などの平坦なところを歩くような訓練は是非とも続けてもらいたいものです…。

んなわけで、昨日は面会を兼ねて施設の生活相談員さんと話し合いを持つため、出かけてきました。

この日はちょうどアルツ君の音楽療法の有る日。

アルツ君、『定位置』で腕組みをしてウトウトしています。

ヤッチ:「お疲れかい?」

アルツ君:「別に…。春眠暁を覚えずだ。」

ヤッチ:「へえー難しい言葉をおぼえてるねー。焼肉定食ばかりが頭に浮かんでるかと思ってたよ。」

アルツ君:「人をバカにするな。」

ヤッチ:「ところで今日は音楽療法が有る日じゃないのか?誰か呼びに来てくれたか?」

アルツ君:「だーれも呼びに来ないぞ。歌なんか歌わなくたっていいや…。」

ヤッチ:「そうは言っても主役が居なくちゃ始まらないだろう…。」

ヤッチは音楽療法が有るか無いかを施設の職員さんにたずねます。

この日はアルツ君の居る3階ではなく、2階で行われるそうです。

ヤッチ:「2階でやるらしいぞ。まだ始まってないって。行くんでしょ?きっとギャルばかりの花園だぞ。」

アルツ君:「しょうがない…。言ってやるかあ~。俺は生姜は嫌いだけどな。」

アルツ君とエレベーターを使って階下に降ります。

2階のデイルームではまだ音楽療法は始まっていない様子です。

施設の職員さんが、参加する入所者さんを集めるのに忙しそうにしています。

ヤッチは用意いされている椅子にアルツ君を腰かけさせ、この間に生活相談員さんと話をしようと再び3階に戻ります。

担当の生活相談員さんがいる事務所の戸をノックします。

担当の生活相談員さんはパソコンをパチクリやっています。

ヤッチ:「ちょっとよろしいでしょうか?」

生活相談員さん:「はい。」

ヤッチ:「姉からメールをもらって、父の運動療法のことでお伺いしたんですけど…?」

生活相談員さん:「あ、はい…。少しお待ちいただけますか?今、会議室のカギを持ってきますので…。」

別に会議室じゃなくて、立ち話でもいいんですけど…。

(-_-;)

例のアルツ君のメマリーの一件以来、どうも職員さんの対応が丁重すぎます…。

(-_-;)

[関連記事:何でメマリー飲んでるの?

生活相談員さんと会議室に向かう廊下の途中でヤッチは話を切り出します。

ヤッチ:「なにか『運動療法を中止した方が良いのでは?』とそちらからご提案を受けたみたいで?」

生活相談員さん:「えっ?」

生活相談員さんはちょっとビックリした様子…。

ヤッチ:「手に負えないほど(アルツ君の)膝がカックンカックンなっちゃうのかな?」

生活相談員さん:「いえいえ、そういうことではないんですよ~。」

ヤッチ:「ん?」

二人は廊下で立ち止まります。

生活相談員さん:「申し訳ありません。僕の言葉が足りなかったようです…。」

ヤッチ:「ん?どういうこと?姉のメールでは相当(アルツ君が)深刻な状況みたいなニュアンスだったんですけど…。」

生活相談員さん:「いえいいえ、そういうことではないんですよ~。こちら(施設)で『運動療法』を中止したいということではないんですよ。」

ヤッチ:「んーっ…。ますますわからないな…。」

生活相談員さん:「では、最初からご説明させていただきますね。まず、こちらでうちの職員と一緒にお父様に階段を登ってもらったりしていることは御存知ですよね?」

ヤッチ:「えー、それはもう…、私が提案したくらいですから…。」

生活相談員さん:「こちらでお父様のコンディションを拝見して、それに合わせて、階段登りなどの歩行訓練をさせてもらっているのですが…、ここからが僕の言葉が足りなかったところです…。」

ヤッチ:「ふんふん。で?」

生活相談員さん:「お姉さまがこちらにいらっしゃるのは夜とか夕方が多いじゃないですか?」

ヤッチ:「まあ、平日は会社が終わってからですからねえ。」

生活相談員さん:「で、こちらで日中、お父様に階段登りをしていただくわけなんですが…。」

ヤッチ:「普通、そうだろうね~。」

生活相談員さん:「お姉さまがこちらにお見えになって、1階から3階までお父様に階段を登っていただくことが有るみたいなんですよ?」

ヤッチ:「えー!!1階から3階?そりゃキツイわー。」

生活相談員さん:「ですよね?で、それだけならまだしも、お姉さまがいらっしゃる前に、こちらでお父様に階段登りをしていただいている日が有ったもので…。」

ヤッチ:「それじゃあ、ダブルでトレーニングじゃん?」

生活相談員さん:「そうなんです…。そこで僕の言葉が足りなかった部分なんです…。日中にお父様が『運動療法(歩行訓練)』をやられた日は、その日はお父様が体力的にかなり辛くなってしまうので、お姉さまに『階段登り』などの歩行訓練はお控え願えないかとご相談申し上げた次第なんです…。」

ヤッチ:「じゃあ、あやつ(姉のこと)、他人の話をまた全く聞いて無かったっていうこと?」

生活相談員さん:「いえいえ、そういうことではなくて、こちらの言葉が足りなかったんだと思います。」

ヤッチ:「なにも知らない(おぼえていない)親父さん(アルツ君)はいい迷惑だねぇ~?」

生活相談員さん:「はい…。日中に『運動療法』を実施したことをお姉さまにきちんとお伝えしていなかったことは、こちらにも責任が有ります。」

ヤッチ:「いやいや、そりゃあ、こっち(家族)が先にそちらに確認すべきでしょ。」

生活相談員さん:「そうしていただけると、確かに助かるんですけど…。確認した上で、お父様がまだ体力的に大丈夫というようなら、ご家族様で歩行訓練をやっていただく分には、構わないと思うんですけど…。あと、こちらで気づいたことは、お父様の足がカックンってなるのは、どうも体力的なことや筋力的なことではないようですね。お疲れになっていないと時でもなることが有るみたいで…。正直、予測不能なところが有るので、こちらも慎重にやらせていただきます。」

ヤッチ:「いやいや、お騒がせてして申し訳ありません。なんせ、あの人(姉のこと)、他人の話を聞いているようで聞いていませんからっ!!」

それにしても…

お姉さま

さすがです…。

(; ̄ー ̄川 アセアセ

やはり、遺伝でしょうか…。

(; ̄ー ̄川 アセアセ

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FC2スレッドテーマ : 認知症を介護する家族の悩み (ジャンル : 福祉・ボランティア

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2013/03/28 | コメント (4) | トラックバック (0) | ホーム | ▲ Page Top
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