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アルツ君の息子ヤッチです。
(^_^)/~
我が家のクリスマスディナーは和風で実に質素。
豚汁メインで豚汁にはすいとんや里芋も入っています。
アルツ君ご存知の方も多いと思いますが、イモ類は大好物。
まず豚汁の汁をある程度飲んでしまい、里芋を見つけ出します。
「おっ。有った。有った。今食ってやるからな。待ってろよ。」
一人でどんぶりと会話しています。
「おっ。すいとんか!?よし。よし。お前も食ってやるからな。」
どんぶり一つでこれだけ楽しめるならずいぶん安上がりな食事です。
「あら!?里芋ばかり食べないで他の具もちゃんと食べなさいよ。」
さっそくキノコさんのダメ出しをもらいます。
「ちょっと待ってろろよ~。後で食べるんだから~。」
「あんたの『後で』は食べないって言ってるのと同じなんだから~。」
「そんなに文句言うなよ~。こんな難しい食べ物作っておいて~。」
「難しい食べ物?それどういうこと?」
「だって人参やら大根やらいろんなもんが入ってるからどれから食べていいか分からないじゃないかよ。」
「そんなの考えて食べることないのよ。適当にお箸でつかんだものから食べて行けばいいのよ。」
「俺の箸には里芋とすいとんしか引っかからないぞ。」
「あんたがそればかり食べようとしてるからよ。」
「あっ!!お前のには俺のよりでかい里芋が入ってるぞ!?」
「そんなことないわよ。みんな一緒よ。」
「ウソをつけ!!お前は自分のだけでかい里芋入れたんでしょ!?」
「そんなことするわけないでしょ!!欲しいならあげるわよ。はい、どうぞ!!」
「へへ。サンキュー。今食ってやるからな~。」
里芋を頬張りながらヤッチの豚汁の入った器にもアルツ君注視…。
(¬д¬。) ジーーーッ
「なに?まだ食べたいのか?」
アルツ君( ゚ー゚)( 。_。)ウン♪
「じゃあ。俺のもあげるよ。」
「おー。サンキューキュッキュッ!!」
アルツ君せっかくキノコさんがけんちん汁のような豚汁を作ってくれたのに、結局里芋とすいとんだけでお腹がいっぱいになってしまいます。
それでも量的にはかなりのもの…。
ちょっと食いすぎじゃないのかというような分量です。
そしてまた最近アルツ君お通じが来ていないのでヤッチはそっちが気になります。
(;´・ω・)
「あー。ちょっと食いすぎたかなあ…。腰が痛い…。」
「『腰が痛い』~?お腹いっぱい食べて何で腰が痛いなんだぁ?」
「わからないよ。腹もいっぱいだぞ。」
「そんな偏食しないで野菜も食べたらどうなんだい?」
「もう食えないよ~。腹がきついっ…。」
「まあそれだけ食べれば入らないよな~。薬飲んで早く寝ちゃいな。」
「ああん!!まだ風呂に入ってないぞ!?」
「おっ。よく覚えてたね。」
「そりゃそうさ…。風呂入らないと死んじゃうぞ。」
「食べてすぐ風呂に入れるのか?」
「ああ、入れますよ。風呂ならメシ食いながらだって入れるんだから。」
「じゃあ。さっさと風呂に入っちまうか!?」
アルツ君にお茶を飲んでもらい。着替えにとりかかります。
「あー。腰痛い…。なんでこんなに腰が痛いんだろう?」
アルツ君いざ着替えの段になると何か様子が変…。
いつもならすんなり着替えさしてくれるのに、ちょっとヤッチの手元から逃げるような仕草をします。
アルツ君の上着を脱がし、ズボンを脱がしにかかります。
クンクン…。
ちょっと鼻をつくオイニーが…。
「何か臭くないかあ~?」
「そうか。昨日風呂に入ってないからじゃないか?」
「何言っちゃってるのかなあ…。昨日も風呂に入ってるじゃないか。」
「そうだっけ?」
紙パンツに手をかけるとズッシリ重い感触が…。
(-_-;)
やられました…。
子猫ちゃんの大量出産です…。
(-_-;)
「なんだよ…。道理でおかしいわけだ~。自分で気持ち悪いだろうに…???」
「そうかあ~。それほどでもないぞ。」
「自分はそれほどじゃないかもしれないけど、こっちがそれほどでもあるぞ~。」
「まあ。まあ。」
大量出産したというのにまるで他人事…。
(-_-;)
「ああーあ。こんなにいっぱい出しちゃって…。」
「いっぱいあるなら、お前に少しやろうか!?クリスマスプレゼントだ!!」
「こんなプレゼントなら辞退させていただきます。」
「そっか?せっかくやろうと思ったのに…。」
「まだプレゼント出るんじゃないのか?もう一度トイレで座ってきな!」
「また座るのかあ…。座るのも飽きたよ。」
「じゃあ。立ってしてもいいぞ。」
「嫌だっ!!」
トイレにこもったのはいいのですがなかなか出てきません。
しばらくしてようやくヤッチに声がかかります。
「おーい。出たぞ~。」
「もう出ないかい~。」
「ああー。もう出ないけど違うもんも出てるみたいだぞ~。」
????
違うもの…???
「違うもんってどういうことなんだい?」
「何だかケツが痛くて拭けないぞ!?」
そう…。
まさかのジ(痔)イサンです…。
ジイサンがこんにちはしちゃったようです…。
(-_-;)
「じゃあ、風呂で流すから出てきなよ。」
アルツ君トイレに入った時の表情とは打って変わって硬い表情です。
変な足さばきで風呂場に向かいます。
風呂場になんとか誘導し、アルツ君のお尻目がけてシャワーを放水。
「うわぁっー!!」
大した水量でもないのに飛び上がっちゃってます。
見るとジイサンぽっこり飛び出してきています…。
「さっきから腰が痛いって言ってたのは実はケツが痛かったんじゃないのかあ?」
「そんなのわからないよ…。とにかく何とかしろよ!!」
「何とかするって言ったってジイサンにまた寝てもらうしかないぞ?」
「ああ。いいよ。そうしてくれよ。」
「そのかわり我慢しろよ!!飛び上がるなよ!!」
「ああ。わかったよ~。」
「じゃあ。行くぞっ?」
ヤッチは自分の指先でアルツ君の余分なケツ肉をプッシュします。
\(◎o◎)/!
「うわぁっー!!」
「すこし楽になったか?」
「ああ…。すこしな…。ふん…。」
「とんだクリスマスになっちゃったね?」
「ああ…。ベリークルシミマスだ…。」
アルツ君
さすがです…。
(; ̄ー ̄川 アセアセ
明日は診察日なので主治医に相談してきま~す!!
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© 2021 アルツ君は職人
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アルツ君の息子ヤッチです。
(^_^)/~
介護の話しとは関係ありませんが、最近、言葉の使い方について気になっていることがあります。
どこかに行く予定(さして重要ではない予定)が有って、なかなかそこに行くことができないことを誰かに話す時、皆さんはどんな表現を使いますか?
ヤッチの場合は、『まだ行っていない。』とか『なかなか(そこに)行けない。』です。
ところが、テレビ番組などで、出演者がこういった状況の時に、『いや~、なかなか行けて(い)ないんですよ~。』などと話していたりするのをよく耳にします。
自分の時間的都合や怠惰が原因で、予定を完了していないのに、『行けていない』という表現は、何だか責任感の無い、あたかも他人事のような印象を受けます。
『行けて(い)ない』だけでなく、『食べれて(い)ない』、『謝れて(い)ない』、『見れて(い)ない』など、同じような表現もたくさん耳にします。
これ、昔からある言葉使いなんですかね~。
という、ヤッチもいつの間にか、この言葉を使っているのを気づけて(い)ませんでした。
(^^ゞ
これ、意識し始めると、なかなか話しず(づ?)らく、もしくは、話しにくくなります。
(^^ゞ

さて、今日はコールマットの話題です。
以前にも書いたことがありますが、このコールマットというのは、離床センサー、センサーマットとも呼ばれたりするものです。
[関連記事:肺炎予防と肺炎球菌ワクチン]
このマットをベッドサイド等の床に置き、ベッドで寝ていた人が、起き出して、このマットを踏むと、ナースコールで知らせるシステムです。
一人でベッドから離れると転倒の恐れがある人、ベッドから車椅子やポータブルトイレに移乗する際に転倒の恐れがある人、あるいは徘徊する恐れのある人に対して利用し、いち早く介助者や介護する人に知らせるシステムです。
余談ですが、メーカーの製品情報に飛んでもらうとお分かりになると思いまいますが、けっこうなお値段…。
(-_-;)
[参考サイト:コールマットの製品情報]
アルツ君の場合も、上記と同じように、アルツ君がトイレなどで、ベッドから離れた時に、このマットのセンサーが反応し、ナースステーションに居る介護職員さんに音で知らせるようになっています。
アルツ君がマットを踏んでいる時は、ナースコールと同じようにステーションに居る職員さんと会話をすることもできます。
アルツ君がコールマットを利用させてもらっているのは、就寝時だけで、昼間スイッチは切っています。
なんせ、最近のアルツ君はよちよち歩きの子供のようで、歩き出すと、どんどんスピードが速くなり、いずれは前のめりになり、転倒してしまう危険性があります。
施設側としても、転倒させては責任問題になりかねませんから、このコールマットの利用したいところなのでしょう…。
コールマットを設置したのは、アルツ君が誤嚥性肺炎で入院し、退院直後くらいからですから、もうかれこれ3ヶ月にはなろうかというところ…。
でも、設置当初からですが、このコールマットをアルツ君、どかしてしまいます。
(-_-;)
しかも、どけるだけなら、まだしも、壁面にあるスイッチボックスから、ナットを自分の手で緩めて、コードを引き抜く周到ぶり…。
コードはご丁寧に八の字に束ねられていることも…。
ちなみに最近は上着のチャックも満足に自分で閉めることができないんですけどねぇ~。
時には、コールマットのコールでアルツ君の居室に駆け付けた職員さんを居室に入れさせない、怒鳴る、暴力を振るうということも…。
設置当初は、なぜ自分が立ち上がると、職員さんが居室のドアをノックするのか不思議そうに思っていたようですが、鋭いアルツ君ですので、時間の経過とともに、コールマットを設置していない側のベッドサイドに下り、抜き足差し足で歩くようなこともあったようです。
アルツ君が嫌がっているのは事実ですから、コールマットを設置し続けるかどうかは難しいところですねぇ…。
『拘束』や『抑制』といったことに繋がりかねませんから、慎重に行きたいところです。
ヤッチも施設の生活相談員さんには、何度かこのことについて話をさせていただきました。
『嫌がってるなら、やめちゃえば!?』とか、『コールが鳴って駆けつけても、結局それは転倒した後だよね!?』とか…。
でも、施設としては、コールマットを続けたい様子です。
コールマットを外せないなら、せめてコールマットそのものの存在感を無くせないかという事も考えました。
居室のベッド周りはタイルカーペットが敷かれているので、このタイルカーペットを外して、コールマットを敷き、その上に再びタイルカーペットを敷くというようなことも…。
でも、コールマット上にタイルカーペットを載せてしまうと、コールマットの厚みでどうしても段差ができ、デコボコしてしまいます。
転倒防止のためにコールマットを敷くわけですから、これでは意味がありません。
(-_-;)
コールマットの大きさは50cm×80cmです。
これをすっぽり覆いかくすものがあれば、良いわけです。
60cm×90cmはせめて欲しいところ…。
敷いたがために転倒してもらってはまずいわけで、滑り止めが付いている必要もあります。
また、失禁などで、汚すこともあるので、洗濯ができる素材もしくはそれに近いもので、お手入れが楽に行えるものでなくてはなりません。
ネットで、これに見合うマットや敷物を探してみました。
既成サイズで60cm×90cmなら、すぐに見つかると思ったら、意外に無いものですね…。
最初は玄関マットで探してみましたが、高価なものばかり…。
良いものが有って、使用してみて、使い勝手が良ければ、何枚か購入したいと考えていたので、高価なものは却下です。
今度はキッチンマットで探すと、無駄に寸法が長いか、45cm×○○cmというのが、最近の主流のようです。
ラグで探すと、マイクロファイバーの毛足の長いものばかりヒットします。
毛足が長いものは、普段のメンテナンスが容易ではありません。
半ばあきらめていたら、たまたまバッチリのサイズのものが見つかりました。
画像は楽天市場で購入した商品です。
低反発ウレタンの入っていないものが欲しかったのですが、なかなか思い通りにいかないものです。
第一、ウレタンが入っている分、厚みができてしまうので、コールマットの上にこのマットを敷いた時に、段差ができてしまうのが心配です。
ニトリあたりに行って、実際に商品を見ながら購入すればよかったのですが、ネット―サーフィンしているうちに、段々と面倒になり…。
エイ!!クリックじゃ!!
…購入してしまいました…。
最悪、段差ができた場合は、養生テープですき間を塞げばよいという安易な発想です。
届けられた商品を持って、さっそくアルツ君の居る施設に行ってきました。
直接アルツ君の居室に行く前に、生活相談員さんのいらっしゃる事務所をたずねます。
ヤッチ:「こんにちは。今、御手隙ですか?」
生活相談員さん:「はい。」
ヤッチ:「以前から、お話ししていたコールマットの上に敷くマット(ややこしい)なんですけど、今日持って来たんですよ。で、低反発のウレタンが入っているので、これを敷いて、ちゃんと反応するかどうか確認してもらおうかと思って…???」
生活相談員さん:「ありがとうございます。で、品物は?」
ヤッチは袋に入ったマットを手渡します。
生活相談員さん:「ん?けっこう厚みがありますね?」
ヤッチ:「いや、袋の中で二つ折りになっているので、出してみないと実際の感触はわからないと思いますよ。」
生活相談員さん:「出してもよろしいですか?」
ヤッチ:「もちろん。どうぞ、どうぞ。袋もプレゼントしますよ。」
生活相談員さんが中身を確認します。
生活相談員さん:「はは…、これですか!?これなら、多分大丈夫だと思いますよ。」
ヤッチ:「大丈夫そうですかね?」
生活相談員さん:「コールマットはお父様がベッドから降りた時の衝撃で反応するのではなく、重さで反応するので、問題ないと思います。お父様のお部屋で実際にこのマットを敷いて試してみますか?」
ヤッチ:「そうしてもらえるとありがたいんだけど、父がいるとバレバレになっちゃうからな…。」
生活相談員さん:「とりあえず、お部屋に行ってみましょう。」
生活相談員さんと一緒にヤッチはアルツ君の居室に向かいます。
居室に向かう途中、アルツ君の姿が見えます。
どうやら、居室にはおらず、フロアでテレビを観ているようです。
ヤッチはアルツ君に声を掛けます。
ヤッチ:「めずらしいね?旦那さんがテレビを観ているなんて?」
アルツ君:「ははあ、テレビの奴もそう思ってやがら…。」
ヤッチ:「テレビを観ている間に、ちょっくら部屋に入らせてもらうよ?」
アルツ君:「どうぞ~。お茶は無いぞ。」
アルツ君にコールマットの隠ぺい工作を見られると、激怒しかねないところですが、幸い居室には戻って来ない様子…。
ヤッチ:「今のうちに、マットを敷いて、確認してみましょう。」
ヤッチは生活相談員さんに耳打ちします。
ちょっくら後ろめたい気分です。
生活相談員さんと居室に入り、生活相談員さんは、コールマットのコードを壁面にあるスイッチボックスに接続します。
生活相談員さん:「これで、この上に載って、向こう(ナースステーション)で音が出れば、お持ちいただいたマットを敷いても問題ないと思います。あっ、載っちゃった!!」
生活相談員さんがコールマットの上に敷いたヤッチの持って来たマットの上に誤って載ってしまいます。
すぐさま、別の職員さんがアルツ君の居室に飛んできて、居室のドアをノックします。
生活相談員さんが、その職員さんに笑いながら話しかけます。
生活相談員さん:「ごめん、ごめん。今、実験中だったんだ。(音が)鳴っていたんだよね?」
職員さん:「はい。鳴っていたので、こちらに伺わせてもらいました。」
今度は生活相談員さん、ヤッチに向かって話しかけます。
生活相談員さん:「という事で、問題ないようですね。」
生活相談員さんはコールマットのスイッチを切ります。
ヤッチ:「ありがとうございます。まあ、音が鳴るのは問題ないとして、子供だましの策だから、すぐに見破られちゃうよね!?」
生活相談員さん:「まあ、○○さん(アルツ君)は他の方に比べると、勘の鋭い方ですからね…。」
ヤッチ:「一応、敷いてみて、父が嫌がったりするようなら、外して構いませんので、そちらでちょっと様子を見てやって下さい。」
生活相談員さん:「わかりました。」
そこへタイミングよく、アルツ君が居室に戻ってきます。
アルツ君:「なんだ?お前たち?そこで何やってるんだ?」
ヤッチ:「何をしようかの会議だよ。」
アルツ君:「どうせ、ろくでもない話でしょ!?」
生活相談員さんは席を外していきました。
ヤッチ:「旦那さん、ちょっと見てみん?」
アルツ君:「なに?」
ヤッチ:「ベッドのところに敷いているマットだよ。ばあさん(キノコさん)が持って行けって言ったから、持って来たんだよ。」
アルツ君:「うん?ばあさんが…?」
ヤッチ:「そうだよ。今までのマットだと貧乏たらしいから持って行けって…。」
アルツ君:「あいつ、俺にそんなことを言ってやがるのかぁ??」
ヤッチ:「まあ、いいから、この上に乗っかってみん?歩くと足跡が付くぞ。」
アルツ君:「かっー!!どれどれ?」
アルツ君は裸足になり、マットを踏みます。
アルツ君:「かっー!!何だかフカフカしてるぞ!?」
ヤッチ:「中にウレタンが入ってるんだよ。」
アルツ君:「ん?足が黒くなりはしないか?」
ヤッチ:「セキタンじゃなくて、ウレタン。スポンジだよ。」
アルツ君:「かっー!!そんなもんが入ってるのか!?何だか温かいぞ!?」
ヤッチ:「カイロは入ってないぞ。」
アルツ君:「かっー!!何だかフカフカして、雲の上にいるみたいだ。」
ヤッチ:「みたいじゃなくて、ひょっとしたら現実かもよ。心臓は動いてるか?」
アルツ君:「あんまり、難しいこと言うなよ。多分動いてるんだろうなぁ…。」
ヤッチ:「どう?気にいった?」
アルツ君:「あー。これ、俺の足跡が付くぞ。ほら。はは~ん、面白いなぁ…。」
ヤッチ:「この下に、今まで敷いていたコールマットが敷いてあるんだけど気にならないだろ?」
アルツ君:「あー、そんなもんどっちだっていいや。それにしても面白いなぁ…。」
アルツ君、ベッドに腰掛け、マットにたくさんの足跡を付けて喜んでいます。
ヤッチ:「気にいらなかったら、持って帰るけど、大丈夫そうか?」
アルツ君:「せっかく、持って来たんだったら、なにも持って帰らんでもいいだろうに…。」
ヤッチ:「里芋の煮物も、ばあさんに持って行けって言われたんだけど、持って帰るか?」
アルツ君:「バカ!!それこそ置いていきなさいよ。かっー!!里芋?俺は10年くらい食ってないぞ!?」
ヤッチ:「その話を聞くと、10年前から何も食ってないようだな?」
アルツ君:「のようだな…。」
ヤッチはキノコさんが作った里芋の入った容器をアルツ君に手渡します。
ヤッチ:「新しいマットなんだから、汁をこぼすなよ。」
アルツ君:「こぼれたら、舐めるから大丈夫だ。」
一応気をつかっているのか、アルツ君、汁をマットの上にこぼさないように、いつもより一層ドッグイート気味で、里芋を食しはじめます。
ヤッチ:「気持ちのいいマットの上で、好物を食ってる感想は?」
アルツ君:「(食うのに)忙しい!!」
ヤッチ:「全部食べられそうも無ければ、持って帰るぞ?」
アルツ君:「バカ言っちゃいけないよ~。食べられなきゃ、俺の胃袋にしまっておく。」
良かったのか、悪かったのかわかりませんが、一応コールマットの存在感をちょっとばかり中和できたというところでしょうか…。
新しく持参したマットの方は気にいってくれているようです。
その証拠に食べながらも、足でマットをスリスリして、感触を確かめています。
ヤッチは低反発素材が苦手の方ですが、アルツ君には新鮮だったようです。
ヤッチ:「それを食べ終わったら、俺は帰るけど?」
アルツ君:「構いませんよ~。用なんて無いよ~。」
アルツ君が里芋を食べ終わり、ヤッチは洗面所で容器を洗い、帰り支度をします。
アルツ君:「それにしても気持ちいいなぁ~。」
ヤッチ:「気にいったか?」
アルツ君:「ああ。」
ヤッチ:「じゃあ、俺は帰るね?」
居室を出ようとしたときにアルツ君がヤッチを呼び止めます。
アルツ君:「おい。お前に訊きたいことがあるんだけどさ…???」
ヤッチは振り返ります。
ヤッチ:「なに?」
アルツ君:「俺は今日からどこで寝ればいいんだ?」
アルツ君
さすがです…。
(; ̄ー ̄川 アセアセ
【追記】
低反発のマットを持って行った2、3日後に施設に行ったところ、アルツ君の手によって、コールマットのコードは外されてしまっていました。
(-_-;)
低反発のマットは設置したところとは別の場所に…。
アルツ君になぜそこに置いたのかを聞くと、『知らない…。誰かが日に干してるんだろ!?』という答えでした。
その翌日、面会に行った姉からの電話で、姉は『買ってくれたマット、パパすごく気に入ってるみたいだよ。』と言っていました。
どっちが正解なんですかね~。
(; ̄ー ̄川 アセアセ
【追記2】
我が父アルツ君は、2014年11月に脳梗塞を起こし、片麻痺となり、現在は要介護5の寝たきり状態です。
(記事:アルツ君、脳梗塞! [ アルツ君は職人 ]~2014/11/26)
自分自身で起き上がることはできませんし、ましてや歩くこともできません。
しかし、今もコールマット(離床センサー、センサーマット)を使用しています。
特別養護老人ホームという集団生活を行う施設ですから、施設内を徘徊する入所者さんもいらっしゃいます。
こうした入所者さんが職員さんの目の届かない時に、父の居室に入ってこられて、歩けない父とトラブルになりかねないという理由で、今もコールマットの使用を継続しているのです。
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