アルツ君は職人進行性核上性麻痺の疑いのある元植木職人のアルツ君(父)、アルツ君の愛妻キノコさん(母)、そしてアルツ君の息子ヤッチの日々の生活を紹介しています。
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70年前の戦後の記憶と記録(その1)

2018/09/27 (木)  カテゴリー: キノコさん
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こんばんは。

アルツ君の息子ヤッチです。

キノコさんの年金の話を書くと申し上げておきながら、ずっと記事を書いていませんでした。

ようやく記事を書けそうです。

まあ、ヤッチ一人が空回りしているだけで、年金の話はややこしいし、興味を引く話題ではないかもしれませんね。

最初のうちはちょっと難しい説明になりますが、ウザくても粘り強くご覧下さいね。

と、誰に同意を求めているんですかね?

母キノコさんですが、亡くなる1年ほど前まで、老齢に関しての年金をもらっていませんでした。

老齢基礎年金(国民年金)と老齢厚生年金(厚生年金)を受給しておらず、いわゆる無年金者でした。

老齢厚生年金はご存知のように、厚生年金に加入している会社(適用事業所)などに勤めたことがある方に支給される年金です。

現在も条件を満たせば、仮にその会社に1ヶ月しか勤めていない場合でも、その分の年金をもらえます。

で、キノコさんです。

ずいぶん過去の話ですが、そういった会社に勤めたことが無いか、ヤッチがたずねたことがあります。

ヤッチ:「昔さ、会社勤めしたことってないの?」

キノコさん:「そうね…。結婚する前にちょっとだけ出たことはあるけど、○○会社なんて、名前の付く大きな会社には勤めたことはないわね…。」

ヤッチ:「終戦後?終戦前?」

キノコさん:「終戦後よ。だって終戦前は女学校に通っていたんだから。それに…。」

ヤッチ:「『それに…。』ってなに?」

キノコさん:「それに、10年も20年も長く勤めたことないし、『あんたはもらえる資格がない』って言われたことがあるわ。」

ヤッチ:「誰が言ったの?社会保険事務所(今の年金事務所)の人?」

キノコさん:「たぶんそうだと思うけど、覚えていないわ。『脱退手当金をもらっているからダメだ』みたいなことを言われたような…。おじいちゃんの年金の手続きの時かしらね…。」

『おじいちゃん』というのは、キノコさんの夫、アルツ君のこと。

アルツ君はずっと植木職人だったわけではなく、サラリーマンをしていた時期があります。

サラリーマンの時期は結構長く、その期間が25年近く有ったので、老齢基礎年金、老齢厚生年金、両方の年金をもらっていました。

脱退手当金というのは、昔の年金制度の中で、将来年金として結びつかない人のために、いわば救済措置として、年金ではなく一時金と支給する制度。

積み立てを中途解約するような制度です。

現在の法制下でも、もらえる人は限られると思いますが、残っている制度かと。

でも、『脱退手当金をもらっている』というのはキノコさんの記憶違いか何かの間違いです。

少額とはいえ、まとまったお金が一時金として入るのですから、本人の記憶として残っているはず。

後に、これはやはり年金事務所に、記録として残っていませんでした。

その時の会話はそれでおしまい。

ヤッチもそれ以上追及することはありませんでした。

時が流れます。

父、アルツ君が亡くなります。

2016年(平成28年)11月3日の事です。

関連記事:

アルツ君は老齢基礎年金・老齢厚生年金を受給していましたから、年金をもらっている人が亡くなれば、自治体に出す死亡届とは別に、年金事務所にも死亡届を出す必要があります。

通常、年金は2ヶ月に一回の支給で、その2か月分を1ヶ月遅れでもらいます。

この『1ヶ月遅れ』によって、年金をもらっていた人が亡くなると、特別な事情が無い限り、まず例外なく、もらい損ねた年金が発生します。

未支給年金というやつです。

アルツ君は11月に亡くなっていますが、亡くなった月の11月分の年金まで受給できます。

10、11月分の年金は翌月の12月に支給されることになっています。

12月では、アルツ君本人はもう亡くなっていて、受け取ることができないので、この2ヶ月分が未支給年金。

年金事務所に提出する『年金受給権者死亡届』には、この未支給年金を請求する手続きの用紙がセットになっています。(2018年現在)

未支給年金をもらえるのは、生計を同一にしていた親族等、つまり我が家の場合、キノコさんがもらうことになります。(先取権順位は配偶者が一番上)

またアルツ君は、亡くなっていて、自分で自分の死亡届を出しに行けませんから、キノコさんが手続きをすることになります。

アルツ君は、亡くなった当初は特別養護老人ホームに住民票がありました。

キノコさんは生活保護を受給し、アパートで独り暮らし。

二人の住民票は別々…。

さらっと書いてしまいましたが、別々に暮らしていたのだから、『生計を同一にしていた』とは言えないのでは?という疑問が残ります。

でも大丈夫。

面会などで、定期的な音信が有れば、年金受給の際は、『生計同一』関係が認められるようです。(第三者の証明が必要。)

ドキッとされた方は、これから先の事を考え、ホームにはなるべく足を運びましょう。

で、当時のキノコさんはアルツ君が亡くなったばかりですし、とても一人でそんな手続きをする余裕はありませんでした。

それを抜きにしても足腰が弱っていて、年金事務所に手続きに出向くことができる健康状態ではありませんでした。

ヤッチがキノコさんに委任状を書いてもらい、ヤッチが手続きすることになりました。

ここで、一般の人と違うのは、キノコさんが生活保護を受けているということ。

生活保護を受け、未支給の年金を受け取ると、それは収入として、後日、福祉事務所に申告しなくてはなりません。

年金を扱う年金事務所と生活保護を扱う福祉事務所との間に横のつながりはありません。

これまで受けていた保護費によって変化しますが、受け取った年金を申告すれば、『返還金』として、キノコさんの場合、全額福祉事務所を介し、国や自治体等に返納です。

生活保護を受けていなければ、受け取った年金は一時所得として、金額によっては所得税の申告が必要になることもありますが、概ね全部自分のもの。

相続税の対象となるようなこともありません。

でも、キノコさんは生活保護を受けていたので、『それだけのお金が有ったなら、生活保護費を支給しなくても自分の生活を賄えたんだから、お金を返してくださいよ。』という論理のもと、返還しなくてはなりません。

申告しなければ、当然、昨今話題の不正受給になる可能性大です。

何が申し上げたいかと言えば、キノコさんが未支給年金を請求し、それをもらったとしても、キノコさんの手元には一円も残らないということです。

バッシングを受けそうなので、お断りしておきますが、保護費相当額のお金は手元に残って、プラスアルファのお金は入らないという意味です。

おまけに、その手続きをヤッチが代わってやるので、ヤッチの駄賃は出ません。

未支給年金の請求は福祉事務所に相談してから提出することにして、死亡届だけを提出しようと、ヤッチは予約を取らずに、最寄りの年金事務所に出かけました。(予約優先で待たされます。)

たしか、2016年11月の末だったと記憶しています。

死亡届だけを出して、未支給年金の請求はしないということは、後々、波紋を呼ぶことになるのですが、これはまた別の機会にお話ししたいと思います。

ヤッチには別の目的がありました。

未支給年金の請求ではなく、キノコさん本人が老齢年金をもらえるかの相談です。

もし、キノコさんがこの先老齢年金をもらえて、その額が多ければ、生活保護を受けなくても済むかもしれないと考えたからです。

金額によっては、生活保護の『返還金』となってしまうかもしれませんが、キノコさんの60歳時点にさかのぼって、老齢年金をもらえるかどうか、今後何かあった場合にそなえて、調べておくことは悪いことではないように思えます。

キノコさんの世代だと、年金の受給資格が有れば、60歳から老齢厚生年金を受給でき、65歳から老齢基礎年金と老齢厚生年金の両方の年金をもらえます。

キノコさんは昭和3年生まれですから、もしもらえるならば昭和63年から、亡くなる平成30年4月まで年金を受けられることになります。

この時はまだ、こんなに早く亡くなるとは思っていませんでしたから、『将来ずっともらえる』の方が正しい表現かな?

この過去にさかのぼった相談をしようというのがヤッチの考えでした。

年金事務所の相談窓口で、アルツ君の死亡届を出した後、ヤッチは切り出します。

ヤッチ:「母からもらった委任状があるので、母の年金についてもお伺いしたいことがあるんですが?」

相談員さん:「はい、どういった事でしょうか?」

ヤッチ:「実は母なんですけど、年金を受給していません。過去にさかのぼって、受給資格が有るか調べて欲しいんですけど?」

相談員さん:「わかりました。お母様の生年月日を教えてください。」

このあと、キノコさんの生年月日のほかに、旧姓だとか、アルツ君といつ結婚したかとか、職歴等々、いろいろ聞かれました。

ヤッチ、キノコさんがアルツ君といつ結婚したかも知りませんでした。

まあ、年金事務所のデータに有ったようなので、この辺は問題無かったんですが…。

相談員さん:「お母様、もしかすると年金がもらえるかもしれませんよ。」

ヤッチ:「それは、どういう理由で?」

相談員さん:「ご主人様(アルツ君)と婚姻期間が長いので、よく計算してみないとわかりませんが、それだけで、まず国民年金の受給資格を満たしそうですよ。」

ヤッチ:「ほんとですか?」

相談員さん:「はい、カラ期間といって、年金額には反映されない期間なんですけど、もしお勤めとかしていたら、そのお勤めしていた期間の年金(老齢厚生年金)が出るかもしれません。」

ヤッチ:「脱退手当金をもらっているとか、本人は申しておりましたが…??」

相談員さん:「ハッキリとここで『もらえます』とは、断言できませんが、脱退手当金の事が有っても、受給できる可能性の方が高いです。」

ヤッチ:「勤めに出たことがあると申していましたが、長くは勤めていなかったようなので、もらえる金額も少ないんでしょ?」

相談員さん:「それを計算するためには、お母様がいつ、どこにお勤めだったか、どの程度の期間お勤めだったか照会をかける必要があります。お母様がお勤めだったという会社は?」

どうも、相談員さんの前にあるパソコンには、キノコさんの職歴も年金額も表示されているような気配。

おわかりになっていながら、こちらに探りを入れている様子にさえ見えます。

ヤッチ:「ここは電話を使用してもいいんですか?もし、OKなら、家にいると思うので、確認できると思いますが?」

相談員さん:「構いませんよ。」

ヤッチはキノコさんに電話をかけます。

キノコさん:「もしもし。」

ヤッチ:「今、大丈夫?○○詐欺を働こうとしているお宅の息子なんですけど?」

キノコさん:「…。」

ヤッチ:「冗談だよ。俺の生年月日は昭和○○年○○月○○日。父の名前は○○○。頭が大分というか救いようのないほど薄くなっています。○○川で旦那さんが拾ってきた次男。」

キノコさん:「やーだ。びっくりさせないでよ。それでなくても心臓が悪いんだから…。」

ヤッチ:「今、年金事務所に来ているんだけど、あなたの事で相談してるんだよ。前に勤めていたことがあるって言ってたよね?」

キノコさん:「うん。ずいぶん前にね。」

ヤッチ:「なんていう会社に勤めていたか覚えてる?」

キノコさん:「覚えてないわ…。名前なんか無かったと思うわ。最初に勤めたところは、みんな『かまぼこハウス』って呼んでたわ。」

ヤッチ:「『か・ま・ぼ・こ・ハ・ウ・ス』…?工場か何か?」

キノコさん:「違うわよ。なんと言ったらいいのかしら、今なら、ウエイトレスみたいな仕事よ。」

ヤッチ:「それは初耳だな。そのウエイトレスをやっていた店の名前が『かまぼこハウス』なの?」

キノコさん:「違うわよ。家族が来る食堂よ。進駐軍の家族。その進駐軍の将校たちが住んでいる家の事を当時は、『かまぼこハウス、かまぼこハウス、』って、呼んでたのよ。牧師さんもいたわよ。」

ヤッチ:「へー!これまた、驚きだなー。どこに有ったの?」

キノコさん:「あれはね…。今でいったら、どこになるのかしら。都電くらいしか通って無かったからね。皇居のそばよ。」

ヤッチ:「皇居?そんなところに食堂が有ったの?」

キノコさん:「そうよ。お濠のすぐそばよ。食堂が有ったのは、『かまぼこハウス』の中よ。」

ヤッチ:「ははー。ちょっと見えてきたぞ。GHQ関連の施設か何かだ?」

キノコさん:「そうそう。当時はGHQって言うより、みんな進駐軍って言ってたのよ。」

ヤッチ:「で、そこ以外に勤めたところは?」

キノコさん:「そこがだんだん人手が余ってきたかしら…。よくわからないけど、『五反田の方に行ってくれ。』って言われたような気がするわ。」

ヤッチ:「五反田?なんていう会社?」

キノコさん:「それも名前が無いのよ…。確か、島津藩の別荘か何かが有ったのよ。」

ヤッチ:「別荘?島津藩というのは薩摩の島津藩のこと?」

キノコさん:「そうよ…。なんて言ったらいいのかしら、別荘かどうかは、ハッキリしないけど、旧の島津藩の公爵の家が有ったのよ。そこに進駐軍の将校たちが寝泊まりするところが有ったのよ。」

ヤッチ:「そこで、何をしてたの?」

キノコさん:「やっぱり、ウエイトレス…。食堂よ…。」

ヤッチ:「へー、今のメイド喫茶の先駆けだねー?」

キノコさん:「メイドさんというのは別にいたわ。五反田の方にいたかどうか、覚えてないけど、『かまぼこハウス』には、たしかメイドさんがいて、その子たちがお世話をしてたわ。わたしはウエイトレス。でも当時はウエイトレスなんて言葉、使わなかったわよ。」

ヤッチ:「じゃあ、その五反田の食堂、旧島津藩邸とやらもやっぱりGHQ関連?」

キノコさん:「そうね…。そういうことになるのかしらね…。」

ヤッチ:「よしゃー、わかった。相談が終わったら、なるべく早くそっちに行くよ。」

ヤッチは電話を切ります。

目の前にいらした年金事務所の相談員さんはキノコさんとヤッチの電話の内容がほぼわかっている様子で、照会票を用意して待っています。

ヤッチ:「お待たせして、申し訳ありません。GHQ関連の食堂でウエイトレスをしていたことがあるようです。一つは皇居のお濠の近く。」

相談員さん:「2ヶ所以上では、ございませんでしたか?」

ヤッチ:「母の話では、2ヶ所です。」

そうしましたら、ここにまず、『駐留軍』でもいいし、『進駐軍』でもいいので、お勤め先のところに書いてください。

相談員さんが照会票の用紙をヤッチの目の前に置きます。


ヤッチは相談員さんの言われるままに、用紙を埋めていきます。

相談員さん:「こちら(日本年金機構)の記録は2ヶ所だけなので、お母様のおっしゃる記憶は間違っていないと思います。」

ヤッチ:「書かせてもらった記録なんですけど…。母が皇居のそばだと言っていた『かまぼこハウス』と『旧島津藩邸』の順番が逆ですけど?『かまぼこハウス』が先に勤めていた所だと母は言っていましたが?」

相談員さん:「厚生年金の加入期間を把握するためのものですし、こちらで把握していますので、書き換えなくても大丈夫です。」

画像のように、相談員さんに言われるままに書きましたが、母の記憶が正しいとすると、『かまぼこハウス』が先で、五反田の方を後に書かなくてはいけません。

また、『ビレッチングセクション』と書けと言われましたが、これがキノコさん言う『かまぼこハウス』のことなのでしょうか?

質問するのを忘れました。

未だに謎のままです。

GHQ関連の資料を調べても、よくわかりません。

なんとなくですが、駐留軍の個人住宅のことを『ビレッチングセクション』と呼ぶような感じですが…???。

このあと、相談員さんの目の前にある端末(パソコン)によって、キノコさんの厚生年金の加入記録が、短い期間ですが、19ヶ月あることがわかりました。

国民年金、つまり老齢基礎年金については、受給資格が有るというだけで、もらえる金額はゼロだと思っていましたが、アルツ君との婚姻期間が長かったおかげで、『加給年金』や『振替加算』が付きそうです。

この説明はヤッチにはとても難しいので、日本年金機構のリンクを貼っておきます。

要は、キノコさんのもらえる年金が増えるということです。

国民年金から老齢基礎年金を受給できるということは、キノコさんの19ヶ月分の厚生年金加入期間も老齢厚生年金として受給できることにつながります。

参考:

この時はまだ、年金の請求をしていませんから、請求してみないと、受給できるかどうかはわかりません。

ヤッチ:「今、ここで、年金額の計算を出せますか?」

相談員さん:「概算程度でよろしければ、出せますけど。あくまでも見込み額ということなら。」

このあと、キノコさんの年金額も出してもらいました。

年額で、30万円を少し下回る程度、月額にすると、2万5,000円に届かないくらいですかね。

少額であるにせよ、ちり、もつ、レバー、山に盛るです。

ヤッチ:「これ、時効に引っかかる可能性というのはどうなんでしょう?今も5年ですか?」

相談員さん:「そうですね。ご存知のように、年金は請求をしていないと、5年までの分しか支払われません。それより前は、原則、時効になってお支払いはできません。」

ヤッチ:「時効にならないで、特例で受給権を獲得した当初までさかのぼって支払われる可能性もありますよね?」

相談員さん:「『時効特例給付』というのが、ございますが、これも請求を掛けてみないと、今ここでお答えできる内容ではございません。」

年金は請求があってはじめてもらえるもの。

65歳で年金をもらうことができるのに、請求をしないでそのまま放置し、例えば80歳になって請求の手続きをしても、過去にさかのぼってもらうことのできる年金は、75歳からの5年分だけ。

それより前の年金は時効でもらうことができなくなってしまいます。(将来の分は変更なくもらえます。)

つまり10年分損をしてしまうということになります。

『時効特例給付』というのは、いろいろ条件がありますが、簡単に言ってしまえば、この5年の時効に関係なく、もっと前の年金も支払われるというものです。

参考:

今の例なら、10年分損をしたという部分についても全部支払われる給付制度です。

ただし、特例に該当するかどうかには細かな条件があります。

ヤッチ:「わかりました。請求するかどうかは、本人の意思確認も必要だし、福祉事務所とも相談しないとですから、請求の用紙だけいただけますか?それと父の遺族厚生年金の請求の申込書も?」

相談員さん:「せっかくもらえそうなのですから、すべて請求をされたらよいと思いますよ。請求が遅くなれば、どんどん時効で金額が目減りしてしまいますし…。」

ヤッチ:「ありがとうございます。できるだけ、その方向で動いてみます。ありがとうございました。」

ヤッチは年金の請求の際の添付書類の説明を受け、年金事務所を後にしました。

勘違いしないでくださいね。

これ、アルツ君が亡くなって間もない2016年11月の話ですからね。

ヤッチはキノコさんの部屋に戻ります。

キノコさん:「何だったの?」

ヤッチ:「『何だったの?』って、ご挨拶だね。奥様の年金の相談をしてきたんじゃないかよ。」

キノコさん:「あらまー。それで?」

ヤッチ:「年金をもらえそうだよ。」

キノコさん:「いつから?」

ヤッチ:「請求をしてみないとわからないよ。なんだか提出する添付書類がいっぱいあるからし…。住民票をもらうにも、年金の委任状とは別の委任状が必要。それに、奥様の場合は、サイパン島から書類を取り寄せなくちゃいけないみたいなことを言ってたからさ…。」

キノコさん:「サイパンに行かなくちゃダメなの?」

ヤッチ:「どこにそんな金が有るんだよ???」

キノコさんはサイパン島生まれ。

だからって、ヤッチはハーフではありませんよ。

キノコさんは日本人。

戦前のサイパン島は日本の統治領。

キノコさんの父親(広島県出身)が神戸からサイパン島に移り住み、今は幻となった新聞社を経営していたそうな…。

多くの島民の下男を抱え、優雅な生活を送っていたと聞いております。

社長令嬢だったんですね~。

浜辺にはオコゼが沢山いるから泳いじゃいけないと親から言われ、あんなに綺麗な海なのに一度もサイパンの海で泳いだことが無かったそうです。

なので、かなづち。

また、昭和初期のサイパン島には沖縄県の人たちも多く移住していたと、この時初めてキノコさんに教えてもらいました。

さらに余談ですが、サイパン島には、タピオカ工場が有り、タピオカ工場の前を通ると、『臭かった。』と本人が申しておりました。

キノコさんのタピオカ嫌いはここに原点があったようです。

結局、いわゆる『サイパン島の玉砕』の前に、戦火を逃れるため、船で内地(日本)に何日もかけて戻って来たそうです。

そこからは、ずっと東京住まい。

十分、身バレしそうな勢いですが、話しを年金の話に戻します。

ヤッチ:「お宅が『かまぼこハウス』でウエイトレスしていた時の記録が出てきたから、厚生年金も出そうだよ。」

キノコさん:「えー。そんなのまでもらえるの?」

ヤッチ:「多分、キノコさんが60歳になった時点では、この記録がデータベースに無かったんだと思うよ。」

キノコさん:「どういうこと?」

ヤッチ:「昔はパソコンなんて無かっただろ?」

キノコさん:「そうね…。」

ヤッチ:「会社で何か記録するにしても、今みたいにパソコンに入力していたんじゃなくて紙の帳簿に記録していたと思うよ。紙の記録を役所に持って行って、また紙の記録にするんだから、ミスが出るよ。」

キノコさん:「まあ、そーね…。」

ヤッチ:「で、紙に記録するんじゃなくて、パソコンに入力して、オンライン化したのは、多分平成になってからだだから、最近になって記録が出てきたんじゃない???」

キノコさん:「なんだか、よくわからないわ…。」

ヤッチ:「俺だって、推測で話してるんだからわからないよ。」

キノコさん:「まー。」

ヤッチ:「記録は出てきたのはいいけど、旧姓の記録で、誰だかわからないし、どこにいるのかもわからないから、連絡のしようが無かったっていう話になるじゃないかと思うよ。」

キノコさん:「ややこしい話しねえ…??」

ヤッチ:「紙台帳をパソコンに入力して、データベースとして蓄積する作業が順調にいかなかったんじゃないかな。未だに処理しきれてないらしいよ。」

キノコさん:「データベース???」

ヤッチ:「わかりやすく言えば、紙の記録を日本年金機構のパソコンに放り込むんだよ。」

キノコさん:「まあ!乱暴ね!」

(その2)へつづく

70年前の戦後の記憶と記録(その2)

Photo:ウィキメディア・コモンズ (Wikimedia Commons)

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2018/09/27 | コメント (0) | トラックバック (0) | ホーム | ▲ Page Top

今度は、亡くなった兄の火災保険の解約

2019/11/02 (土)  カテゴリー: 兄
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10月28日の月曜日のお話しからです。

亡くなった兄の部屋の荷物の撤去日が、10月28日の月曜日と、福祉事務所のケースワーカーさんから、事前に聞いていました。

福祉事務所が、運送業者を手配して、全部やってくれます。

母キノコさんの部屋の荷物を撤去した時の様子をこのブログの中で、ほんの少しだけ、紹介していたので、リンクを貼っておきます。
(リンク先の表示に、ほんのちょっと時間がかかりますが、我慢してください。)

キノコさんの部屋の撤去の様子(2018年5月17日)

ケースワーカーさんからは、特に『立ち会ってくれ。』とも言われておらず、日にちだけは、聞いていましたが、何時スタートなのかまでは聞いていません。

○○庁舎に、『改製原戸籍謄本』を取りに行った後、お昼を挟んで、ヤッチは、兄の部屋の様子を見に行ってきました。

もし、撤去作業をしているところに遭遇できれば、ちょっとラッキーかなという、ひそかな期待感のなか、自転車のペダルをこぎます。

部屋の荷物が全部運び出され、廃棄処分されてしまうのに、見届ける身内が一人もいないのは、あまりにもかわいそうだろうという、兄想いの優しい弟の気遣いです。

ん…。

なんて、できた弟なんでしょう。

英語でいうと、What …!

です。

ん?

Howか?

兄のアパートの前まで来ると、セダンタイプの自動車を洗車している男性がいます。

車両は、人を乗せるには、文句なしですが、兄の部屋の荷物を運び出すには、ちょっと役不足な形状です。

導線をふさぐような駐車の仕方なので、仮に、兄の部屋の荷物を運び出そうとしても、この車が邪魔です。

荷物を運び出すようなトラックは、近くには見当たりません。

早すぎた?それとも、もう、終わってる?

ヤッチは、その男性にたずねます。

ヤッチ:「このアパートで、引っ越しか何かやってるのを見ましたか?」

男性:「ああ、先ほど終わりましたよ。」

ヤッチ:「実は、その部屋の住人の弟なんです。もう終わっちゃったのか…。」

男性:「特に、何も問題なく、終了しました。壁紙も少し破れているところがありましたが、敷金の範囲内で、大丈夫だと思いますよ。この度は、ご愁傷さまです。お若いのにね…。お悔やみ申し上げます。」

???

運送業者の指揮命令者?

兄の知り合い?

福祉事務所の人間?

ヤッチ:「失礼ですけど…?」

男性:「ああ、失礼しました。このアパートの大家です。」

ヤッチ:「いやいや、こちらこそ失礼しました。いろいろと、兄がお世話になりました。」

男性:「(福祉)事務所の方なら、あちらにいらっしゃいますよ。」

大家さんが、ヤッチの方からは、自動車の陰で隠れて見えない位置を指さします。

兄の担当のケースワーカーさんは、誰かと話をしているようです。

ケースワーカーさんのお知り合いの方なのかもしれません。

ヤッチも、大家さんの右手に持ったホースから放たれた水の冷たさを右足のつま先に感じながらも、笑顔で、大家さんと、立ち話をします。

大家さん:「なにか、長い間、ご入院されてたみたいですね…。」

ヤッチ:「実は、私の方は、兄が亡くなった後に、そういった話を伺ったので、皆さんの方がお詳しいかもしれませんね…。」

だいたい、こんな内容を数分です。

話を終えたケースワーカーさんが、こちらに向かって歩いてきます。

ヤッチは大家さんに、もう一度、お礼を申し上げ、方向転換しながら、右足をチラ見します。

今度は、ケースワーカーさんと兄の部屋の前まで、一緒に歩きます。

ヤッチ:「撤去日って、今日なんですよね?」

ケースワーカーさん:「そうですよ。わざわざ来てくださったんですか?」

ヤッチ:「ええ、暇だったんで。それで、兄の荷物は、これから運び出すんですか?」

ケースワーカーさん:「いえ、もう、終わってます。」

ヤッチ:「ん?」

ケースワーカーさん:「荷物の方は、もっと前の、別の日に、運び出しています。今日は、大家さんに部屋を見てもらっただけですよ。大家さんへの明け渡しも済みました。」

兄の部屋の玄関ドア


ヤッチ:「それで、南京錠が掛かっているわけですね。」

ケースワーカーさん:「もう、お部屋の中には、お兄さまの荷物は何も残っていません。」

ヤッチ:「なんだよ、なんだよ…。引越しの仕事の経験があるから、ちょっとは、お手伝いできるかと思ってたんだけどな…。今から、荷物を戻す?」

ケースワーカーさん:「戻しません!」

ヤッチ:「かぶせるの早くない?それで、話は変わりますけど、今日の午前中、例の電気を止める件で、庁舎で謄本をもらってきました。」

ケースワーカーさん:「ありがとうございます。」

ヤッチ:「できるだけ早く、電力会社に送っておきますね。」

ケースワーカーさん:「お手数をお掛けします。」

ヤッチ:「これから、(福祉)事務所に戻られるんですか?」

ケースワーカーさん:「まだ、何軒か訪問があるので、それから…。」

ヤッチ:「お忙しいんですね。すばらしいです。じゃあ、また何か有ったら、ご連絡差し上げます。今日は、ありがとうございました。」

ケースワーカーさん:「こちらこそ。」

ヤッチは部屋に戻ります。

兄の郵便物が転送されてくるので、兄が亡くなった後は、頻繁に郵便受けを覗き込むようにしています。

あれ?

死角になるような場所にハガキが一枚、挟まっています。

どうやら、保険会社からの通知のようです。

宛名はヤッチ宛てではなく、兄宛てで、兄の住所から転送されてきたもののようです。

今日、届いたのではなく、以前に届いたものをヤッチが気づかないでいたような、少し湿気を帯びたハガキの感触です。

名前を出せば、誰でも知っている大手の損害保険会社からのハガキです。

袋閉じのハガキを開封すると、『2019年 地震保険料控除証明書』と書かれています。

契約者名は兄の名前です。

保険の種類は、『地震保険』になっていて、保険の対象は『家財』と印字してあります。

備考欄に、『証明日までに、上記保険料のお振込みをいただいことを証明いたします。』と書かれているので、保険料の支払いは済んでいるようです。

ハガキの中身をよく読んでみると、保険料の支払いは済んでいるので、もし兄が所得税の申告(確定申告)するようなことがあれば、この支払った地震保険料は所得税の控除の対象になりますよというものです。

要は、申告すれば、税金の支払いが少なくなるというものです。

『地震保険って、火災保険とセットじゃないと、加入できないんじゃなかったっけ?』

ヤッチの頭の中で、ヤッチが、質問してきます。

記憶違いでなければ、火災保険を契約中に、地震保険の契約を途中からでもできます。

しかし、地震保険だけ加入し、火災保険には、加入しないでいるというのはできないと、どこかで聞いたような…。

だとすれば、兄もヤッチと同じで、アパート暮らしでしたから、家賃の更新の時、更新料と一緒に火災保険の更新もしているはずです。

ヤッチの場合は、2年ごとのアパートの家賃の更新で、火災保険も2年ごとに更新し、2年分の火災保険料を先払いしています。

書類に、管理会社(= 大家さん)が付箋紙を貼ってくれているので、そこに署名捺印するだけで、ほとんど内容なんて確認していませんが…。

兄の場合も同じような契約になっていればよいのですが、もう、ここへ来て、すべてが、疑心暗鬼です。

大元の火災保険はどうなっているんだろう?

保険料の支払いをしていないで、あとで支払いの督促が来たらどうしようとか…。

火災保険とはいえ、ケツに火がつくのは、困りものです。

もう、ずっとヤッチを追跡されている方は、おわかりでしょう。

そうです。

ハガキに書かれているサポートセンターに、電話です。

いったい、誰が、最初に、『サポートセンター』と、言い始めたんでしょうね。

電話がつながると、部署が違うと言われ、別の番号に掛けるように言われます。

その番号に掛けなおします。

ヤッチ:「お忙しいところ、すいません。そちらの地震保険の契約者になっている兄が亡くなったもので、事情をお伺いしようと思って、お電話差し上げたのですが…。」

オペレーター:「それでは、お兄様のお名前とご住所をお伺いできますか?」

毎度毎度のやり取りなので、この辺は省略します。

オペレーター:「ハガキに記載があると思いますが、ご契約者様の『証券番号』を教えていただけますか?」

ヤッチ:「○○○○○○○○○○です。」

オペレーター:「ありがとうございます。確認が取れました。」

ヤッチ:「この、地震保険って、火災保険とセットになっていますよね?」

オペレーター:「はい。2018年の4月13日から2年間のご契約になっていて、お支払いの方は、ご契約(加入)時に、全額をお支払いいただいています。」

ヤッチ:「なら、よかったです。支払いが完了していないと、もう亡くなってしまっているので、厄介なことになるな…と、思ったもので…。」

PCが、学習してくれないので、『もう亡くなって』が、『毛無くなって』と、変換されるので、厄介です。

オペレーター:「大変恐縮ですが、お亡くなりになられていると、お伺いしましたが、保険の契約(加入)は、どうなさいますか?」

ヤッチ:「やはり、解約でしょうね…。」

オペレーター:「そうしますと、現在、お兄様名義でお手続きをいただいているので、弟様に名義を引き継いでいただく形を取らせていただくのは、いかがでしょうか?」

ヤッチ:「ん?どういうこと?解約ですよね?」

オペレーター:「はい、そうです。」

ヤッチ:「なんで、解約するのに、私に、わざわざ名義変更するわけ?」

オペレーター:「来年(2020年)の4月13日に、保険が満期になるので、来年の4月13日までの『返戻金』をお返ししなくてはいけないので…。」

ヤッチ:「へんれいきん?あー。還付があるということですね?払い過ぎた分を返して下さるということですね?」

オペレーター:「はい、一時払いでいただいていますので。それで、弟様名義に変更した後に、あらためて、解約をすると、弟様に返戻金をお支払いできるわけなんです。」

ヤッチ:「『返戻金』を受け取らないと、まずい?」

オペレーター:「満期になるのが、来年の4月です。それまでの期間のお支払いいただいた保険料が、ある程度残っていますけれども…。」

ヤッチ:「でも、受け取るには、名義変更しないとダメなんですよね?ほかに、なにか、いい方法は無いのかな…。」

キノコさんの亡くなった時は、大家さんが保険代理店を兼ねていて、気を利かせてくれて、キノコさんを亡くなったことにしないで、ヤッチの部屋に引っ越したことにして、解約手続きを取ってくれました。

引っ越し元のキノコさんの部屋の火災保険は必要ありませんから、これを解約し、返戻金をキノコさんの銀行口座に振り込んでもらいました。

福祉事務所の暗黙の了解のもと、キノコさんの口座をヤッチが管理していましたので、そのお金を引き出し、不足していた入院日の自己負担分などに充てた記憶が有ります。

オペレーター:「このまま、満期まで、お兄様名義で、ご契約を継続していただく方法もございますが、それですと、返戻金のお支払いは、できなくなってしまいます。」

ヤッチ:「実は、兄なんですけど、福祉のご厄介になっていたんですよ。代理店さん経由で、お支払いした保険料は、福祉から出ているんですよ。逆に、そのお金を返戻金として、私が、受け取ってしまうと、あとあと問題が出てきそうなんですよ。もう一度、福祉事務所と相談してみますから、解約の話は、保留にしておいてもらえますか?」

オペレーター:「わかりました。」

ヤッチ:「こちらから、後日、ご連絡差し上げますので、もう一度、ご担当者様のお名前をお伺いできますか?」

オペレーター:「私、○○と申します。平日、9時から、17時であれば、おりますので。」

ヤッチが生活保護を受けていなければ、ヤッチに名義変更して、返戻金を受け取れば、それでおしまいの話ですが、そうはいきません。

ちょっと、ややこしい説明なので、辛抱してくださいね。
(ヤダー!)

オペレーターさんとの会話の中にも、出てきましたが、兄の保険料は、福祉事務所が負担してくれています。

兄もヤッチも、同じ生活保護受給者ですから、ヤッチの場合を例に取りますね。

ヤッチのアパートの大家さんは、ご自身で管理会社を経営していています。

管理会社=大家さんです。

損害保険の代理店の肩書きも持っていらっしゃいます。

生活保護受給者がアパートなど家賃の更新をする際は、更新日の前に、事前に、アパートの管理会社とか、大家さんに、更新料がいくらなるかの見積書を出してもらいます。

火災保険料・地震保険料も、込み込みの金額の見積書を出してもらいます。

だいたい、家賃の1~2か月分くらいが、更新料の相場ではないでしょうか。

そして、この見積もりを持って、福祉事務所に出向き、ケースワーカーさんに、適正かどうか、査定してもらいます。

OKマークなら、後日、福祉事務所が更新料分の金額をヤッチの口座に振り込んでくれます。

このお金を持ち逃げすることは、可能ですが、住むアパートと、引き換えですから、チャレンジャー精神とハングリー精神を同時に持ち合わせる必要があります。

更新料は、更新時に管理会社の口座に振り込むか、ヤッチが自分の口座から、福祉事務所から振り込まれたお金を下ろし、現金で支払うことになります。

振込料は、ヤッチ持ちなので、ヤッチは現金で管理会社に直接支払っています。

更新が済めば、新しいアパートの契約書と支払ったお金の領収書を福祉事務所に持って行きます。

福祉事務所では、これらの書類のコピーを取り、福祉事務所で保管して、更新終了です。

今回の大事なポイントは、繰り返しになりますが、更新料も、そして火災保険料も生活保護費として、支払われているということです。

都営住宅などでは、こういった更新がないと聞きますから、事務負担は軽くなるでしょうね。

で、何の話をしていたんでしたっけ?

そうだ、福祉事務所と相談してみると言って、損害保険会社のオペレーターさんの電話を切ったんだ。

今度は、先ほど別れたばかりの福祉事務所のケースワーカーさんに電話です。
(交際していたわけではありません。)

あいにく、会議中で、遅くなるとのこと…。

折り返してもらうよう、お願いしましたが、この日、電話は掛かってきませんでした。

失恋です…。

翌日(10月29日)、直接、福祉事務所に行ってきました。

ケースワーカーさん、今日は事務所内にいらっしゃるようです。

ヤッチ:「すみません。たびたびのたびたび。」

ケースワーカーさん:「いえ。」

ヤッチは損害保険会社のオペレーターさんと話した内容をケースワーカーさんに伝えます。

ケースワーカーさん:「ちょっと、上の者と相談してきますね。」

ケースワーカーさんが『上の者』とおっしゃったのは、結構内容が、難しいからです。

損害保険会社から返戻金が支払われるというお話が、ありました。
(文字に注意して読み進めてください。)

この返戻金をヤッチが受け取ると、ヤッチの収入になります。

収入という意味では、相続上の課税対象にもなる可能性があります。

相続の話は置いといて、この返戻金が、ヤッチの収入になると、ヤッチは生活保護受給者ですから、今度は福祉事務所に収入の申告をしなくてはなりません。

生活保護法上のヤッチの義務です。

闇営業はご法度です。

通常、働いて得た収入なら、交通費などの経費を差し引いての計算になりますが、今回は、せいぜい経費といってても、オペレーターさんとの電話代くらい…。

カケホーダイだし…。

0120だし…。

ほぼ、返戻金の金額そのものが、ヤッチの収入(=所得)になります。

そして、今度は、この返戻金を『返還金』として、福祉事務所を通じて、国に返さなくてはなりません。

今回のケースの場合、生活保護の法律上、『返還金』扱いで処理されるかどうかまでは、ヤッチにもわかりません。

ただ、結局、いろいろな煩雑な手続きをヤッチが踏んでも、国に返すことになります。

ヤッチの手元に残るお金は、ゼロ円ということは確かです。

不労所得をヤッチが得ることはできません。

一方、ヤッチが返戻金を受け取らなければ、皆さんの税金をドブに捨てることになりますね…。

最近の東京では、ドブを見かけませんが…。

兄名義の火災保険の契約を、生活保護を受けていない姉名義に変更して、姉が解約して、返戻金を受け取るという方法もあります。

『漁夫の利』作戦です。

でも、姉の性格上、『そんなお金なら、要らない。』というのは、分かり切っているので、今回、この話は、姉には内緒です。

たぶん、こういったことを福祉事務所が認めるのか、認めないのか、それとも知らなかったことにするのかの判断を仰ぎに、ケースワーカーさんは、上司に相談しているのだと、思います。

一方のヤッチも、自分の判断で勝手にやってしまうと、取り返しのつかないことにもなりかねないので、逐一、福祉事務所にお伺いを立てるわけです。

ケースワーカーさんが、戻ってきました。

ケースワーカーさん:「今、上の者と相談してきたんですけれども、どちらでも構わないという判断でした。こちら(福祉事務所)では、一度、お渡ししたお金(火災保険料)をどうするかまでは、指導なり、意見することはできないということでした。弟様名義に変更されてもよいし、解約せず、保険を継続してもよいし、その辺は、ご家族のご判断に、お任せするということでした。ただ、注意していただきたいのは、弟様が返戻金を受け取られた場合は、後日、収入の申告をしていただくことになります。」

ヤッチ:「名義変更してもいいんだけど、返戻金と返還金の手続きのダブルはちょっと面倒というのが、正直なところです。じゃあ、このまま、満期日まで、火災保険の契約を継続して、以降は更新しない方向で。保険会社に、電話しちゃいますよ?」

ケースワーカーさん:「お任せします。」

翌日(10月30日)、損害保険会社に、そのまま契約を継続し、満期日以降は、更新しない旨を伝えました。

返戻金は無しです。

返戻金がいくらなのかも、結局聞いてないし…。

なんで、こんな簡単なことを回りくどく、やらなきゃいけないんでしょうかね…。

長年、兄とは、いさかいの絶えない関係だったので、確実に呪われていますね。

666…。

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2019/11/02 | コメント (4) | トラックバック (0) | ホーム | ▲ Page Top
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