アルツ君は職人進行性核上性麻痺の疑いのある元植木職人のアルツ君(父)、アルツ君の愛妻キノコさん(母)、そしてアルツ君の息子ヤッチの日々の生活を紹介しています。
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鼠径ヘルニア、脂肪腫、胆石の経過観察

2013/09/18 (水)  カテゴリー: アルツ君
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こんばんは。

アルツ君の息子ヤッチです。

(^_^)/~

一昨日、月曜日の話になりますが、午後に姉から電話をもらいました。

姉:「今、○○さん(アルツ君の施設の生活相談員さん)から電話があってさ。パパなんだけど、お尻が痛いらしいんだわぁ~。」

ヤッチ:「お尻?」

姉:「○○さんの話だと、何だか施設の中で歩きづらそうにしていて、○○さんが訊いたら、やっぱり『痛い』って言うんだってさ。」

ヤッチ:「また、痔が出ちゃったかな?」

姉:「ううん。○○さんが、お尻、お尻って言ってもホッペのところよ、触ったら、片方だけ腫れてるんだって!?」

ヤッチ:「転んだのかね?」

姉:「それが、お尻以外は、目だった外傷がないから、○○さん曰く、『転倒はしていらっしゃらないと思います。』だって。」

ヤッチ:「何だかなぁ…。」

姉:「腫れているって言っても、どうもボコッて出ているらしいのよ~。」

ヤッチ:「何なんだろうね?」

姉:「私も電話で聞いただけだから、わからないけど…。施設の方でパパを病院に連れていくにしても、今日は祝日でお休みだから、明日、病院に連れて行くって、○○さんが言っていたから。」

ヤッチ:「…。」

姉:「私もあとで、パパのところに行ってみるけどさぁ~。一応、あんたにも連絡しておくね。じゃーね。」

『私も』と言うことは、『お前も様子を見に行け。』の暗黙の威圧でしょうか…。

(; ̄ー ̄川 アセアセ

まあ、買い物も有ったので、ヤッチもアルツ君のところへ行くことに…。

午前中までは、台風の影響で大雨。

午後から、風は強く吹いていましたが、台風一過です。

ヤッチは自転車を走らせ、アルツ君のいる特養へ。

アルツ君の居室のある3階に行き、廊下を歩いていると、電話を下さった生活相談員さんに呼び止められます。

生活相談員さん:「こんにちは。(お姉さまから)聞いていらっしゃいます?」

ヤッチ:「はい、先ほど連絡をもらったので。」

生活相談員さん:「触ってもらうと、わかると思いますが、右側のお尻の方だけ、ちょっと固い感じなんですよ。ボコッと出ているので、すぐわかると思います。うちの看護師にも、伝えてあるので、看護師とも相談してみてください。」

ヤッチ:「ありがとうございます。確認してみます。」

生活相談員さん:「(お父様なら、そこに)座ってらっしゃいますよ。ここまで自分で歩いていらっしゃったんですよ。」

生活相談員さんとヤッチが話している場所から見える範囲にアルツ君の姿があります。

施設の渡り廊下に設けてある長椅子に独りポツンと腰かけています。

ヤッチはアルツ君のところまで行き、長椅子に肩を並べて座ります。

ヤッチ:「どう?今日の湯加減はちょうどいいかい?」

アルツ君:「だーれ?まだ風呂なんて入ってやしないぞ!!」

ヤッチ:「ケツの調子が悪いのへったくれのって言うから、来てみたんだけどさ?」

アルツ君:「だーれ?俺がかよ?俺はどっこも悪くないぞ。」

ヤッチ:「そっかよ。それじゃあ、首でも絞めて、弱らせようか?」

アルツ君:「ふん…。やれるもんなら、やってみろ…。」

ヤッチ:「もうさあ、そろそろ涼しくなってくる頃だから、短パンじゃ、スースーするだろう?部屋に行って、長いのを出しておこうぜ?衣替えだ、衣替え。」

アルツ君:「お前、こんなにいい天気なのに、寒いのか?」

ヤッチ:「寒くはないけど、暑くもないだろうに…。これからのことを考えてだよ。」

アルツ君:「そんなことをしたら、鬼が笑うぞ!?」

ヤッチ:「笑うかどうか、やってみるべ、立てるかい?」

アルツ君:「当たり前さよ~。」

ヤッチ:「ゆっくり立てよ。」

アルツ君がゆっくり立ち上がろうとします。

アルツ君:「痛ッ!!…なんでこんなところが痛いんだろ?」

アルツ君、お尻の方に手を回し、首を傾げています。

ヤッチ:「そしたら、今日は特別に破格の3万円で、お宅の息子が手を貸しますけど?」

アルツ君:「ちぇッ!!ボッタクリやがって!!」

アルツ君と居室に戻ります。

20メートルほどでしょうか…。

アルツ君、支え無しでは、自力で歩くことができません。

(-_-;)

居室に戻るには、こんな短い距離でも休憩が必要な状況…。

(-_-;)

居室に戻るのは断念して、途中廊下に設けられているアルツ君の『定位置』に座ってもらいます。

ヤッチは居室に入り、アルツ君の衣替えです。

まだ、半袖をしまってしまうのも早急すぎるし、けっこう頭を使いますね。

(^^ゞ

片付けが終わったころに、ちょうどアルツ君が施設の女性職員さんに連れられて、居室に戻って来ます。

女性職員さん:「スッキリ(トイレのこと)してもらおうと思いまして…。」

ヤッチ:「ありがとうございます。」

アルツ君が用を足し、女性職員さんと一緒にトイレから出てきます。

トイレの前の椅子にアルツ君は腰を下ろします。

女性職員さん:「では、私はこれで…。」

ヤッチ:「けっこう、歩きづらそうでしょ?」

女性職員さん:「そうですね…。けっこう力が要りますね…。」

そうおっしゃって、女性職員さんは居室を出て行かれました。

アルツ君は椅子からベッドの方に独りで移動しようとします。

アルツ君:「痛ッ!!」

そう言いながら、アルツ君、つんのめりそうになり、室内履きが脱げてしまいます。

ヤッチ:「おいおい、台風一過なんだから、お天気占いは必要ないぞ!?」

ヤッチはアルツ君をベッドの方に移動させ、靴を履かせます。

アルツ君:「なんでだろうなぁ…。」

ヤッチ:「どんなふうに痛いんだ?」

アルツ君:「何て言うんだろうな…。ケツをゲンノウ(とんかち)で思いっきり殴られたようだ…。」

ヤッチ:「恨みを買うような棟梁でもいるのか?」

アルツ君:「そういうことは無いが…、うん…。」

ヤッチ:「歩くと痛いのか?立っている時は?」

アルツ君:「動かなきゃ、何ともないなぁ…。」

ヤッチはアルツ君をうつ伏せに寝かせます。

ヤッチ:「ズボンとパンツを引っ剥がすぞ?」

アルツ君:「ああ、いいけど、ケツの皮まで引っ剥がすなよ!!」

ヤッチ:「ああ、わかってるよ。皮を剥がすくらいなら、肉ごといくし、カンナでやるぜい!!」

アルツ君:「嫌だッ!!」

どうやら、看護師さんがアルツ君のおしりのほっぺに湿布薬を貼ってくれているようです。

右のほっぺのタルンタルンの部分より、ほんの少し腰に寄った上の方…。



こんな肉厚の部分に湿布薬を貼って効果があるのかどうか…。

(; ̄ー ̄川 アセアセ

ヤッチは手を少し丸め込むような格好で、湿布薬の上からアルツ君のお尻を触診します。

ヤッチ:「ここかぁ…。」

たしかに生活相談員さんがおっしゃるようにしこりのようなものを感じます。

おしりの肉が邪魔して、大きさまでは判別がつきませんが、ちょうどナスが横向きにおしりの中入っているように感じました。

打撲の腫れであれば、かなり大きめですよね。



しこりの部分を触っても本人は痛がりません。

今度は両手で両方のほっぺを触診します。

居室の中で、男二人、しかも息子がベッドで父親のお尻を触っている光景です。

事情を知らない人が見たら、どう思うんでしょうかね…。

(; ̄ー ̄川 アセアセ

大きくしこりを感じるのは、アルツ君の右のほっぺですが、ヤッチには左のほっぺもやや膨らんでいるように感じます…。

???

ヤッチ:「こんなところにパッドを入れたって意味ないぞ?入れるなら、胸だろ?」

アルツ君:「知らないよ…。」

アルツ君ですが、若い頃はガッチリ体型なので、もしかすると、しこりの正体は、鍛え上げられた筋肉ではないかと思い、ヤッチはついでに自分のお尻もつまんでみます。

ん…、なかなかの桃尻…。

(; ̄ー ̄川 アセアセ

筋肉は有っても、おしりの脂肪の感触の方が先に手に伝わってきます。

ヤッチ:「他にどっか痛いところとかは無いのか?」

アルツ君:「無いな…。」

ヤッチ:「もしかして、痔が出っ張ってるのか?」

アルツ君:「知らん…。」

ヤッチ:「俺が、ケツを触ってるからって、ウットリするなよ!!ケツの穴、今からみるんだから!!」

アルツ君:「そんなところ、見たってしようがないだろう…。」

ヤッチ:「ガス爆発は勘弁だからな!!」

ヤッチはお尻の割れ目をこじ開け、お菊さんを捜します。

どうやら、完治はしていないものの、お菊さんの方は、歩けないほどの痛みにつながるような状態ではありません。

(-_-;)

今度は親指を使って、軽くアルツ君のほっぺを押してみます。

あっちこっち指圧しますが、どこにも痛くないようです。

(-_-;)

ヤッチ:「腰の方は痛くないのかね?」

アルツ君:「痛くない…。」

あまり、やり過ぎると、後で取り返しのつかないことになりかねないので、できるだけソフトタッチを心がけます。

ヤッチは少し腰骨に寄った部分を指で押します。

アルツ君:「痛いっ!!お前、あんまり無茶するなよな。」

ヤッチ:「悪い、悪い。でも、痛いのは湿布の貼ってあるところじゃないぞ~。」

アルツ君:「知らないよ!!」



アルツ君の『痛い』と言う場所はどうも、湿布薬の貼ってある外側、どちらかと言えば、大腿骨の付け根付近のようです。

筋肉の名称で行けば、『中殿筋』とかいう場所に近いところではないかと…。

ただ、この辺りは、健康な体でも、少し強く押せば、痛い場合も有るので、何とも言えません。

(-_-;)

ヤッチは看護師さんを呼びに、居室の外に出ます。

ちょうど巡回中の看護師さんが、アルツ君の居室のそばの部屋から出てきます。

ヤッチ:「あ、ちょうど、良かった。父なんですけど、どうも湿布薬を貼って下さったところとは別のところに痛みを感じてるみたいなんですけど…。」

看護師さん:「今、そちら(アルツ君の居室)にお伺いしますね。」

居室で待っていると、すぐに看護師さんがいらしてくださいました。

看護師さん:「でも、湿布薬を貼ってあるところ、けっこう腫れてますよね?」

ヤッチ:「たしかに…。でも、そのちょっと横の方が痛いようなんですよ…。」

ヤッチはアルツ君の痛いと言っている箇所を指さします。

看護師さん:「△△さん(アルツ君のこと)、横向きに寝る事ってできます?」

アルツ君:「横になってるよ…。」

ヤッチ:「そうじゃなくて、俺らの方にケツを向けて寝ろって言ってんだよ。」

アルツ君が看護師さんの方にお尻を向け、寝返りを打ちます。

看護師さん:「ここですか?ここは痛いですか?」

アルツ君:「うん、もう治ってきた。」

ヤッチ:「女性の前だからって、やせ我慢するなよ。」

アルツ君自身も、痛みの箇所がハッキリしないようです。

ヤッチ:「転倒しないまでも、転びそうになって、ひねったって言うことも考えられますよね?」

看護師さん:「そうですね…。その辺は、確認できた人間がいないものですから…。」

ヤッチ:「そうだよね…。」

看護師さん:「いずれにしても、明日、病院にお連れして、診察を受けていただこうと思っています。ご希望される病院って、有りますか?」

ヤッチ:「と、おっしゃいますと?そちらで、普段利用者さんを連れて行く病院っていうのがあるんじゃないんですか?」

看護師さん:「○○整形外科と××外科が有って、○○整形外科は字の通り、診療科は整形だけです。それで、××外科は整形外科だけでなく、外科の診察もあります。整形で判断つかない時は、外科で診察してもらうということもできます。」

ヤッチ:「そしたら、外科的判断もしてもらえるような病院の方がいいですよね!?××外科でお願いします。」

看護師さん:「わかりました。それでは××外科にお連れします。」

ヤッチ:「面倒ばかりで、申し訳ないです…。」

アルツ君は、ヤッチのマッサージテクに恍惚としてしまったのか、そのままお昼寝タイムに突入です。

ヤッチは居室を後にし、帰り際に生活相談員さんのいらっしゃる事務所を訪ねます。

ヤッチ:「ちょっと、いいですか?」

生活相談員さん:「ああ、どうも。」

ヤッチ:「たしかに出っ張ってるね。」

生活相談員さん:「そうでしょ。失礼な話ですか、ビックリしちゃいますよね。」

ヤッチ:「うん…。あんなところが腫れるっていうことがあるんですかね…。」

生活相談員さん:「そうですね…。なかなか見過ごしてしまう箇所でもあるので、難しいです…。申し訳ありません。」

ヤッチ:「いえいえ、毎日、利用者のケツを揉み揉みしてたら、すぐに訴えられちゃうよ。」

生活相談員さん:「すいません…。それと、ちょっと気になっていることがあるんですが…???」

ヤッチ:「はい、はい、なんでしょう?」

生活相談員さん:「お父様なんですが、『鼠径ヘルニア(そけいヘルニア)』ではないかと思いまして…。太ももの付け根のところが出っ張ってるんですよね…。」

ヤッチ:「『鼠径ヘルニア』っていうのは『脱腸』の事ですよね?チンチンの脇あたりですか?」

▽引用文▽

鼠径ヘルニア(脱腸) 【そけいへるにあだっちょう】

[どんな病気か]
 ヘルニアのなかでもっとも多くみられるものです。鼠径靱帯(そけいじんたい)(恥骨(ちこつ)と腰の骨との間の靱帯(じんたい))の上方で腹腔(ふくくう)内の臓器が鼠径部に脱出した状態をいいます。脱出しやすいのは小腸(しょうちょう)と卵巣(らんそう)です。脱出する経路によって外鼠径(がいそけい)ヘルニアと内(ない)鼠径ヘルニアに分けられますが、大半が外鼠径ヘルニアです。
 鼠径靱帯の下方で脱出するのを大腿(だいたい)ヘルニアといいます。治療上では、鼠径ヘルニアの1つとして扱われています。

[症状]
 鼠径部(そけいぶ)(股(また)のつけ根)に腫瘤(しゅりゅう)(しこり)状のものを触れ、軽い痛みをともなうことがあります。
 男性では陰嚢(いんのう)にまで脱出し、陰嚢が腫(は)れることもあります。腫瘤は立ち上がったときや腹圧を加えたときに脱出しますが、手で腹腔内にもどせます。
 もどらなくなった状態を嵌頓(かんとん)といいます。嵌頓をおこすと、脱出した小腸などが血行障害により壊死(えし)して重篤(じゅうとく)な状態になったり、腸閉塞(ちょうへいそく)の原因となることがあります。
 大腿ヘルニアは中高年以上の女性に多くみられ、嵌頓しやすいので注意が必要です。

[原因]
 うまれつき(先天性)のものと、なんらかの原因があってできる(後天性)ものとがあります。小児の鼠径ヘルニアはすべてが外鼠径ヘルニアで、本来、母親の胎内(たいない)で閉じられるべき腹膜鞘状突起(ふくまくしょうじょうとっき)が開いたまま(開存(かいぞん))であるのが原因です(子どもの鼠径ヘルニア(「子どもの鼠径ヘルニア(脱腸)」))。
 成人の鼠径ヘルニアの原因の多くも腹膜鞘状突起の開存が基礎となります。ただし、高齢者では鼠径部の筋層や筋膜が弱くなり、そこを貫いて腹腔内の臓器が脱出することがあります。これが内鼠径ヘルニアです。

[治療]
 成人の鼠径ヘルニアが自然に治ることはありません。手術によって治します。手術はふつう、腰椎麻酔(ようついますい)をして鼠径部の皮膚および筋膜を切開し、脱出した臓器を腹腔内にもどして、膜壁の孔(あな)を縫い縮めたり、補強したりします。
 最近、術後のつっぱり感のない腹腔鏡を利用する手術も行なわれ始めていますが、このときは全身麻酔をします。なお、嵌頓している場合は緊急手術が必要となります。

コトバンクより引用
△引用文△


『脱腸』という言葉を使ってよいのかどうかわかりませんが、ヤッチの小学校時代は、『お前の母さん、出ベソ』、『いつ?何時何分何曜日?』に並ぶ強力アイテム…。

現在、差別用語的な扱いなら、ご容赦のほどを…。

生活相談員さん:「そうです、そうです。ただ、指で押すと戻るので…。」

ヤッチ:「今のところ、自覚症状が無いっていうことですよね?」

生活相談員さん:「たぶん、うちの者もお父様に申し上げるということはしていないので、ご本人は全く知らないと思います。」

ヤッチ:「『鼠径ヘルニア』なら、本人はわからないと思いますが、『脱腸』なんて言ったら、肩を震わすかもしれませんね…。」

生活相談員さん:「おそらく、そうとうショックを受けると思いますよ。」

ヤッチ:「でも、明日病院に連れていくんですよね?そうしたら、そのことも行った先の病院でおっしゃってもらえますか?」

生活相談員さん:「わかりました。」

ヤッチ:「ドタバタ続きで、本当に申し訳ありません。よろしくお願いします。」

施設の出口まで来ると、姉に出くわします。

姉:「あら?あんた来てたんだ?悪かったわね。ありがとう。」

ヤッチ:「どうやら『痛い』って言っても、動くと痛いみたいで、じっとしているだけなら、痛くないようだよ。」

姉:「そうなんだ…。」

ヤッチ:「ただ、やっぱり確かに腫れているね…。何と言ってもどこが痛いのかが本人もわからないみたいだから、余計に気になるのかもしれないなぁ…。」

姉:「まあ、とりあえず、パパの様子をみてくるわ。サンキューね。」




翌日(9月17日火曜日)、夕方近くに姉からヤッチに電話が入ります。

姉:「今、生活相談員の○○さんから電話があってさぁ…。」

ヤッチ:「はい、はい。」

姉:「今日病院でCTを撮ってもらったんだって。」

ヤッチ:「うん。」

姉:「それで、パパのお尻のしこりみたいなものは、脂肪腫、脂肪のかたまりなんだって!?」

ヤッチ:「何だって、俺の真似をするかなぁ…。」

ご存知の方も多いと思いますが、脂肪腫については、ヤッチもつい先日、日帰りの手術で摘出してもらったばかり…。

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姉:「それもさあ、右だけじゃなくて、左にもあるんだって!?」

ヤッチ:「それで、俺が触ったときに、両方固かったんだ…。」

姉:「そうなの?それと、どうも胆石(たんせき)もあるらしいんだわ…。」

▽引用文▽

胆石症とはどんな病気か
 胆汁(たんじゅう)は食事で摂取した脂肪分やビタミンの消化・吸収を助ける黄褐色の消化液で、肝臓で1日に700ml〜1l作られています。この胆汁が通る道を胆道(たんどう)と呼びますが、胆道は肝内胆管(かんないたんかん)、肝外胆管(かんがいたんかん)、そして胆嚢(たんのう)に分けられます(図17)。
 胆汁は肝臓のなかの胆管(肝内胆管)を通って肝臓の外に出て、肝外胆管の途中にある胆嚢管(肝外胆管と胆嚢を結ぶ管)を通って胆嚢に貯められます。食事をとると、胆嚢内で濃縮された胆汁は胆嚢が収縮することにより肝外胆管に送り込まれ、十二指腸に流れ出します。胆汁の出口を十二指腸乳頭(にゅうとう)といいますが、乳頭には筋肉(乳頭括約筋(にゅうとうかつやくきん))があり、これにより乳頭が開いたり閉じたりして胆汁が十二指腸に出るのを調節したり、十二指腸のなかの食べ物や腸液が胆管のなかに入るのを防いでいます。
 胆道に結石(けっせき)ができる病気を総称して胆石症と呼び、結石ができる場所によって、肝内結石、胆管結石(肝外胆管にできた結石)、胆嚢結石に分類されます。
 日本人の胆石保有率は年々増加しており、現在では日本人成人の10人に1人は胆石をもっているとされています。その理由としては、食生活の欧米化や高齢化、また、検査が普及して発見される率が高くなったことなどがあげられています。性別では男性に比べ女性で多いといわれています。胆嚢結石は胆石症の約80%と最も多く、胆管結石は約20%、肝内結石は約2%を占めています。
 この項では胆嚢結石と胆管結石について説明し、肝内結石については別項で扱います

原因は何か
 胆石はその成分により、コレステロール系結石、色素結石(ビリルビンカルシウム系結石、黒色石)、その他まれな胆石に分類されます。頻度はコレステロール系結石が70%、ビリルビンカルシウム系結石と黒色石がそれぞれ15%です。胆石の種類によってその原因も異なります。
コレステロール系結石
 体内の過剰なコレステロールは胆汁のなかに排出されます。元来、コレステロールは水に溶けませんが、胆汁のなかに含まれる胆汁酸の助けで、胆汁中ではコレステロールは溶けた形で存在します。しかし、あとで示すようなさまざまな理由で胆汁中のコレステロールの量が増えると、余分なコレステロールは溶けずに胆汁のなかで固まり(結晶化)、これを核にして結石ができます。
 胆汁中のコレステロールの増える原因としては、高脂肪食や肥満、脂質異常症(高脂血症)、糖尿病、妊娠などがあります。
ビリルビンカルシウム系結石
 ビリルビンは胆汁の色素成分ですが、その由来は古い赤血球です。胆汁中ではビリルビンの大部分は水溶性です(抱合(ほうごう)型ビリルビン)。しかし胆汁中の細菌の酵素によりビリルビンが変化し(非抱合型ビリルビン)、これにカルシウムが結合して結石を形成します。また、胆汁のうっ滞(よどみ)は結石の形成を促進させます。
 胆汁中に細菌が入ったり、胆汁がうっ滞したりする要因としては、加齢や十二指腸乳頭近くの憩室(けいしつ)(ポケット状のくぼみ)があります。
黒色石
 胆汁中のビリルビンが過剰になったり、胆汁酸の濃度が下がったりすると、複数のビリルビンがカルシウムや銅などの金属元素と結合して複合体を作り、それが固まり黒色石となります。
 黒色石の原因としては、溶血性貧血(ようけつせいひんけつ)や肝硬変(かんこうへん)、胃切除術などがあげられます。

△引用文△


ヤッチ:「かー!!ここへきて、ずいぶんとコレクションしたもんだなぁ…。」

姉:「それと鼠径なんとか…。」

ヤッチ:「鼠径ヘルニアの事でしょ?」

姉:「そうそう…。」

ヤッチ:「脱腸の事だよ。旦那さん(アルツ君)の前で絶対この言葉を使っちゃダメだよ。」

姉:「うん。わかった…。」

ヤッチ:「それで、旦那さんの痛みはどっから来てるの?」

姉:「それがよくわからないんだわぁ~。生活相談員さんも看護師さんの又聞きだから、『詳しくは、こちら(施設)にいらしてからご説明させていただきます。』って言われちゃった。」

ヤッチ:「でも、お尻の脂肪腫なら、あんな風に旦那さんが痛がるかねえ?」

姉:「話を聞いてみないとわからないんだけどさぁ…。私、今日、会社から帰るの遅くなりそうなんだわ。悪いけど、あんた、施設に行って聞いて来てくれない。私もできるだけ早く施設に行くからさぁ?」

ヤッチ:「わかった。入院なんていうことになると、この間のOG病院だって、追い出されたようなものだから、受け入れてくれないだろうしなぁ…。」

姉:「そうよ。その辺だって、話を聞いてみないとわからないからねぇ…。」

またしても、施設に行く羽目に…。

(^_^;)

アルツ君のところに最初に顔を出しに行きました。

アルツ君:「何だって、今日はこんなに眠いんだろうな…。」

ヤッチ:「午前中、仕事でもしてきたのかい?」

アルツ君:「いや~、年がら年中、遊んでるから、仕事なんてないよ。」

アルツ君、昼間、病院で診察を受けてきていることなど、全く記憶にないようです。

(-_-;)

ヤッチ:「多分、季節の変わり目だからだなぁ…。俺も眠いもん。昼寝でもするべ!!」

アルツ君にはベッドに横になってもらい、ついでに鼠径ヘルニアの部分もパンツをめくって確認します。

どうも、素人目にみても、アルツ君の左側の足の付け根が腫れています。

直立している姿勢で、出っ張るのなら、わからないでもないですが、仰向けで寝ている姿勢で、素人のヤッチに判別がつくってどうなんでしょう…。

(-_-;)

アルツ君が寝ている間に、アルツ君の診察結果を施設の生活相談員さんからお伺いします。

ヤッチ:「今日はお忙しいところ、申し訳ありませんでしたね。」

生活相談員さん:「いえいえ、とんでもない…。さっそくなんですが、今日の診察結果なんですが…。」

生活相談員さんが御自身の記録している用紙を取り出します。

アルツ君の『定位置』が空いている状態だったので、二人でそこに腰かけます。

生活相談員さん:「まず、今日は××外科を受診していただき、そこで、CTを撮りました。」

ヤッチ:「はい、おおよそのことは姉から電話できいています。」

生活相談員さん:「で、CTの結果、お父様のお尻のしこりは、良性の脂肪腫だろうと…。」

ヤッチ:「二つ有ったらしいじゃないですか?」

生活相談員さん:「そうなんですよ…。湿布を貼ったのは右の方だったのですが、左にも有ったようで…。」

ヤッチ:「俺も、触ったときに『もしかして?』とは思ったんですが、脂肪腫だったとはねぇ~。」

生活相談員さん:「左の方は右に比べると小さいらしいんですが、私の方は全然気がつきませんでした。申し訳ありません。」

ヤッチ:「いやいや、場所が場所だけに、いじくり回すわけにいかないから、仕方ないですよ…。」

生活相談員さん:「はい、すいません…。で、その時のCTで、どうも胆石も見つかったようで…。」

ヤッチ:「胆石って言うけど、石は大きいんですかね?」

生活相談員さん:「あ、いや、そこまで聞かなかったんですけど、診察した先生の話では、脂肪腫も胆石も今すぐどうこうというものではなくて、様子見でよいとおっしゃったものですから…。すいません…。」

ヤッチ:「経過観察って言うやつですね!?俺も尿管結石にはなった事が有るけど、あれと違って痛くないのかね?尿管結石の時はものすごく痛かったんですけどね~。」

生活相談員さん:「尿管結石って、銃で撃たれたような痛みだって、よく耳にしますけど…??」

ヤッチ:「俺は銃で撃たれたことがないから、わからないけど、固い棒をずっとわき腹に押し込まれているような感覚で、あぶら汗が止まりませんでしたよ。あの時もどこが痛いのかが、わからなかったんですよ~。胆石の場合は、そういう痛みが出るのかなぁ?」

生活相談員さん:「すいません。私も勉強不足で、あまり詳しいことは…。」

ヤッチ:「ごめんなさい、話を元に戻しましょう。」

生活相談員さん:「ありがとうございます。それで、診察して下さった先生が気になるのは、どうも鼠径ヘルニアの方らしいんですよね…。」

ヤッチ:「と?」

生活相談員さん:「この鼠径ヘルニアが、指で戻してあげれば、引っ込むくらいなら、経過観察でいいらしいんですけど、痛みが出たり、元に戻らなくなってしまうと、問題だとおっしゃってるんですよね…。」

ヤッチ:「この鼠径ヘルニアというのは、切腹して、手術をしないと治らないもんなんですかね?なんか切腹しないでやる腹腔鏡だか内視鏡手術みたいな方法はないですかね?あとは薬で散らす方法とか…???」

生活相談員さん:「すいません。私もまだまだ勉強しなくてはいけないことがたくさんありまして…。」

ヤッチ:「そうですよね…。でも、体力が落ちてから、いざ手術をしましょうってなことになって、果たして持ち応える事が出来るかも問題になってきますよね?」

生活相談員さん:「そうですね…。」

ヤッチ:「でも、よく見つけてくださいましたね。ありがとうございます。」

生活相談員さん:「たまたま、お風呂で介助をしている時に…。」

ヤッチ:「へえー。俺でも(アルツ君が)家にいる頃は、風呂場で股間を覗き込んだりしなかったのにな…。」

生活相談員さん:「覗き込んだわけではないですけれども、たまたま気づいただけです。」

ヤッチ:「それと、ここ(施設)には、同じように鼠径ヘルニアを抱えている方はいらっしゃらないんですか?」

生活相談員さん:「何人かいらっしゃいますけど、どなたもまだ手術をした方はいらっしゃらないですね。みなさん、指で押すと引っ込んでしまうし、痛みを訴える方もいらっしゃらないので…。」

ヤッチ:「ん…。脂肪腫は、まあ病理検査に出したわけではないから、良性か悪性はわからないとしても、プロが、まず良性とおっしゃるんだから捨て置くとして…。」

生活相談員さん:「はい…。」

ヤッチ:「胆石についても、石の大きさがどの程度かわからないとしても、お医者さんが確認して、経過観察で大丈夫としているんだから、これも捨て置いて…。」

生活相談員さん:「はい…。」

ヤッチ:「残るは鼠径ヘルニアですかぁ…。でもこれも痛みとかが出なければ、ほったらかしでいいわけでしょ?」

生活相談員さん:「そういうことになりますね。」

ヤッチ:「でも、そもそも、父が『お尻が痛い』と言って病院に行ったわけですよね?そうしたら、この痛みはどこから来てるんですかね?」

生活相談員さん:「それについては、病院の先生は、『脂肪腫が歩くときに邪魔するからではないか!?』とおっしゃってましたね…。」

ヤッチ:「でも、脂肪腫も経過観察なわけでしょ…???なんか変…。」

生活相談員さん:「…。」

ヤッチ:「脂肪腫が邪魔するなら、脂肪腫を取り除かないと、いつまでも歩くときに痛いわけでしょうし…。もしかすると、鼠径ヘルニアで痛いのかもしれないし…。胆石の可能性だってあるわけだし…。なんだかよくわからないし…。すべての複合技で痛いかも知れないし…。単にひねっただけかも知れんし…。」

生活相談員さん:「そうですね…。確かに痛みがあるのは心配ですからね…。」

ヤッチ:「ちなみにその××外科というのは、入院設備のある病院なんですか?」

生活相談員さん:「はい。入院設備は整っています。」

ヤッチ:「そしたら、『どうしても入院』ということになれば、そこの病院にお任せできるわけだ?」

生活相談員さん:「いちおう…。」

ヤッチ:「何?その笑いながらの『いちおう…。』って?またOG病院のように追い出されるかもしれないって!?」

生活相談員さん:「いえいえ…。」

ヤッチ:「入院だ、手術だって言ったって、問題児だからなぁ…。」

生活相談員さん:「おっしゃるように、できれば、入院も手術もしない方向が、お父様にとってもご家族にとってもベストかと…。」

ヤッチ:「今後、父について、再診の予定というのはあるんですか?」

生活相談員さん:「いえ、何か有れば、受診するという形で、再診の予約とかは入れていません。」

ヤッチ:「そうですかぁ…。やっぱり経過観察ってやつですかねぇ…。あ、すいません。どうも、この言葉が好きになれないんですよねえ…。父の痛みが何から来ているのかを見極めないといけませんからね…。またまた、御面倒をおかけしますが、自分から泣き言をあまり言ったりしない父なので、その辺のところも考慮の上、注意深く観察してください。よろしくお願いします。」

生活相談員さん:「いえいえ、こちらこそ、足を運んでいただいて、申し訳ありません。」

ヤッチ:「あ、そうだ。さっき、父が仰向けになって、寝ているときに、鼠径ヘルニアの位置を確認したんですけど、父から見て、左側でよかったんですよね?」

生活相談員さん:「そうです。仰向けに寝ている状態でも、出ていました?」

ヤッチ:「パッとみて、左だと思ったんで、出ているんだと思いますよ。何なら、もう目を覚ましている頃だから、もう一度確認してみますか?」

生活相談員さん:「そうですね。是非…。」

生活相談員さんとヤッチは立ち上がり、アルツ君の居室に戻ります。

ヤッチ:「旦那さ~ん。起きてるか~???」

アルツ君:「寝てるよ~。」

ヤッチ:「眠ってるなら、ちょうどいいから、ちょいと足の付け根をみせてもらうよ~。」

アルツ君:「そんなところに金は無いぞ~。」

ヤッチはアルツ君の紙パンツをずり降ろします。

ヤッチ:「あれ?凹んでいるな!?さっきは飛び出してるのがわかったんだけどなぁ???」

生活相談員さん:「まだ、出っ張っても、元に戻るのかもしれませんね?」

ヤッチ:「うん…。はじめての経験なんで、よくわかりません…。」

アルツ君のパンツを元に戻すと、アルツ君が起き上がろうとします。

ヤッチ:「眠いなら、寝ててもいいぞ。夕飯時には起こしてくれるから?」

アルツ君:「いや、起きるよ。」

そう言って、アルツ君、ベッドから起き上がり、廊下の方へ出ていくような仕草をします。

立ち上がろうとした瞬間、声には出しませんでしたが、少し険しい表情を見せます。

ヤッチ:「歩かんでも、いいよ。歩きづらいはずだから…。」

アルツ君:「歩きづらい???歩きづらいんじゃなくて、俺の場合は、歩きにくいんだよなぁ…。」

う~ん…。

どっちが正解なんでしょう…。

アルツ君

さすがです…。

(; ̄ー ̄川 アセアセ

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2013/09/18 | コメント (5) | トラックバック (0) | ホーム | ▲ Page Top

肺炎予防と肺炎球菌ワクチン

2013/09/28 (土)  カテゴリー: 特別養護老人ホーム
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こんばんは。

アルツ君の息子ヤッチです。

(^_^)/~

前回の記事で書かせていただいたように、お尻の痛みを訴えていたアルツ君ですが、施設近くの病院で、病院の先生から、『お尻にできた脂肪腫が歩くときの妨げになって、痛いのでは!?』と言われ特養に帰ってきました。

でも、なぜか、数日もしないうちに、お尻に有ったしこりのようなものは消失してしまいました。

痛みも感じないようです。

いったい、お尻のしこりは何だったでしょうか…???

アルツ君本人に言わせれば、『クソででも詰まっていたんだろッ!?』ですが、できていたしこりはお尻のほっぺですからねぇ…。

(; ̄ー ̄川 アセアセ

さて、そんなアルツ君、先日施設の生活相談員さんからの勧めも有って、肺炎球菌ワクチンの接種を受けました。

肺炎予防のための予防接種です。

もちろんこれは、アルツ君が誤嚥性肺炎で入院騒ぎになったことがきっかけです。

施設の嘱託医(2階の先生)が施設に診察にいらした時に、施設内で接種してくれることになりました。

肺炎球菌ワクチンについての詳しい説明は省略させていただきますが、リンクを貼らしていただきますので、そちらを参考にしてください。



話しは遡りますが、生活相談員さんと、このワクチンをアルツ君が受ける事前の話し合いの中で、ヤッチはたずねました。

ヤッチ:「このワクチンを打ったからって、誤嚥性肺炎を防げるわけではないんですよね?」

生活相談員さん:「もちろんです。ワクチンを打つことで、誤嚥そのものを防げるわけではないので…。」

ヤッチ:「気休めかね~???」

生活相談員さん:「でも、予防接種を受けておけば、肺炎にかかりにくくなるのは確かですし…。」

ヤッチ:「それでは、お願いしておこうかな~。」

生活相談員さん:「わかりました。」

ヤッチ:「こちら(施設)で、受けられるんですよね?」

生活相談員さん:「たぶん、うちの嘱託医経由で受けられると思います。確認が取れましたら、お姉さまの方にでもご連絡差し上げます。」

ヤッチ:「私からも姉に連絡しておきます。」

生活相談員さん:「それとですね…。」

ヤッチ:「ん?」

生活相談員さん:「実はお父様なんですが…。」

ヤッチ:「また、何かやらかしましたか?」

生活相談員さん:「お尻の方の痛みは無くなって、良かったんですが…。実は夜間、興奮することが多くてですね…。」

施設で穏やかに過ごしているように思っていたのですが、生活相談員さんの話によれば、アルツ君、夜間になると、不穏な行動をとるらしく、施設の職員さんを困らせているようです。

夜中、幾度となくベッドから起き出し、見回りに来た夜勤の職員さんを部屋の中に入れさせようとしなかったり、大声で怒鳴ったりするようです。

(-_-;)

ヤッチが昼間に、面会に行っても、アルツ君はにこやかな笑顔で、くだらない話に花を咲かせ、時には大笑いも見せるのに、夜中になるとどうもオオカミ男に変貌するようです。

(-_-;)

ヤッチは実際にその場に居合わせたことがないので、どんな様子かわかりませんが、生活相談員さんが、もし、オオカミ少年でなければ、事実なのでしょう…。

ヤッチ:「俺がここに来ると、そんな片鱗はまったく見せないけどね!?」

生活相談員さん:「それは、やはりご家族だからですよ。」

ヤッチ:「うーん…。(ズルい…。)」

生活相談員さん:「できれば、薬を使いたくないですからね…。」

ヤッチ:「それはもちろん勘弁だね!?それで、運動会は夜だけ?」

生活相談員さん:「はい、朝も昼も穏やかで、時折夕食前に不機嫌になられることがあることくらいですかね…。ただ夜になると…。」

ヤッチ:「夜中の2時とか?」

生活相談員さん:「どうも、日によってまちまちみたいです。」

ヤッチ:「うん~。どうしてかね…。」

アルツ君にこのことを聞いても、全く記憶がないらしくノーコメントです…。

(-_-;)

ここ、何日かは、夜間、ベッド脇の床にセンサーマット(コールマット)を敷かれてしまっています。

コールマット


アルツ君がベッドから降り、このマットを踏むと、ナースステーションにいる施設の職員さんにわかる仕組みです。

足腰が最近だいぶ弱ってきているアルツ君なので、夜間に転倒し、怪我でもされると大変という配慮から、このマットを設置してくれているのだろうと…。

アルツ君のエキサイトぶりを示す証拠として、介護用ベッドのリクライニングのスイッチのフックが引き千切られています。





おそらく、女性の力ではこういうことはできないでしょうね…。

(-_-;)

話しは元に戻り、生活相談員さんとは、上手い解決法が見つからないまま、アルツ君の肺炎球菌ワクチンの接種日を迎えます。

事前に同意書にサインが必要ということで、この日ヤッチも施設に行き、アルツ君に代わって同意書にサイン(代筆)をします。

廊下に設けられたテーブルに陣取り、アルツ君と雑談をしていると、嘱託医(2階の先生)が施設の看護師さんと一緒にアルツ君のところに近づいてきます。

ヤッチは席を立ち、先生に向かって挨拶をします。

ヤッチ:「いつもお世話になっています。」

嘱託医はチラリとヤッチを見やり、すぐさまアルツ君に話し掛けます。

嘱託医:「○○さん(アルツ君のこと)、今日は注射をしますよ。痛いのは大丈夫ですか?」

アルツ君:「すこしくらいならね…。」

嘱託医:「肩に注射しますよ。自分で腕をまくってください。」

アルツ君が長袖のシャツを肘の辺りまでまくります。

アルツ君:「どう?こう?」

嘱託医:「肩ですから、もっとまくってください。」

アルツ君:「かー!!それじゃあ、裸になっちゃうじゃん。」

アルツ君が肩をあらわにします。

嘱託医:「じゃあ、チクっとしますよ。」

アルツ君:「チクっとよりもドバっと美味いもんを食いたいなぁ…。」

あっという間にワクチンは終了です。

袖を元通りにしているアルツ君に嘱託医が質問をします。

嘱託医:「なんで、普段はこんなににこやかで、穏やかな人が夜になると変貌しちゃうの?」

どうやら、嘱託医にもアルツ君の夜中の行動が耳に入っているようです。

一方、アルツ君は『だれの話をしてるんだ?』という顔で、ニヤニヤしています。

嘱託医:「今だって、こんなにほがらかじゃないですか!?」

アルツ君:「…。」

嘱託医:「どうだろうなぁ…。今、お父さんは、漢方の薬を飲んでいるんでしたっけ?」

嘱託医はヤッチに今度は質問してきます。

ヤッチ:「『抑肝散(よくかんさん)』の事ですか?」

『抑肝散(よくかんさん)』というのは、神経の高ぶりを抑える漢方薬で、いわゆる子どもの疳の虫(かんのむし)を止めるのに主に用いられる薬です。



最近では認知症の人をはじめ、精神疾患、神経疾患などいろいろな病気に対して処方されているようです。

[詳しくはこちらで:抑肝散(おくすり110番~ハイパー薬事典~)

嘱託医:「そうそう。抑肝散は1日何回飲んでいるんでしたっけ?」

今度は施設の看護師さんが答えます。

看護師さん:「夕食後に1包です。」

嘱託医:「そうしたら、あれ(抑肝散)を毎食後に飲んでもらおうかな~。お父さん。お薬を増やしますよ?」

アルツ君:「なんでもいいけど、美味いもんにしてくれよな。」

なんだかなぁ…。

(-_-;)

薬を否定するつもりはないんですけど、アルツ君がどうして夜になると、おかしくなるかを探る事が先なような気がするんですけどね…。

ドラキュラに血を吸われると、血を吸われた人間もドラキュラに変貌するって言いますからね…。

家族が面会に来ない日のアルツ君は、屋外にも出ず、施設にこもりっきり…。

勝手に外には出られないし、その術もアルツ君には有りません。

しかも、まともに会話が成立する利用者(入所者)さんはアルツ君の周りに一人もいません。

唯一、会話の成立する職員さんは、忙しそうに業務に専念しています…。

そんな環境下だったら、健常な人間だってストレスは当然溜まります。

いや、溜まる方がむしろ健常なのかもしれません。

アルツ君と生活を共にしている時は、寝ぼけるようなことはあっても、夜中に大声を上げることはありませんでした。

認知症が進行しているからだといえば、それまでかもしれません…。

薬で症状を抑えるのも確かに重要かもしれないけど、それは本来の目的ではないはず…。

薬を使う前に、何でその症状が出るのかをもっともっと、探っていくことの方が重要だと思うのはヤッチだけでしょうか…。

(; ̄ー ̄川 アセアセ

レイクちゃーーーーーーーーーーーん

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2013/09/28 | コメント (4) | トラックバック (0) | ホーム | ▲ Page Top

顔面神経麻痺後のボツリヌス療法 01

2014/02/10 (月)  カテゴリー: 顔面神経麻痺
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こんばんは。

アルツ君の息子ヤッチです。

(^_^)/~

更新をさぼっていましたが、アルツ君は風邪もひかずに元気に特養で過ごしています。

時折、昔手術をした腕の古傷が寒さで痛むことがあるようですが、それ以外は特に変わり無しと言ったところでしょうか。

2億4000万のアルツ君ファンには大変恐縮ですが、今日は私ヤッチの顔面神経麻痺の話題です。

m(__)m



検索サイトから、顔面神経麻痺の事でこのブログにいらっしゃる方が大変多いので、少しでもお役に立てるようにと、ヤッチの備忘録を兼ねて今日はこの話題を中心に書かせていただきたいと思います。

さて、ヤッチが顔面神経麻痺で入院したのが、2012年の5月。

退院後は、入院していた大学病院で、リハビリを一年間。

リハビリを続けている間にほとんど麻痺も無くなり、顔の非対称も解消されて行きました。

しかしながら、口を丸め込む仕草をすると、麻痺していた側の左まぶたが、自分の意志とは関係なく閉じてしまうという後遺症が残ってしまいました。

いわゆる顔面神経麻痺後の病的共同運動というやつです。

一年間のリハビリ後は、おでこの脂肪腫やほおにできた脂漏性角化症を除去する小手術などを受けて、今日に至っています。(顔面神経麻痺とは直接関係ありません。)

今年(2014年)の5月になれば、発症から2年が経過ということになります。

ここまでは、何度もブログに訪問下さっている方には聞き飽きている話だと思いますが、先日、この除去手術のその後の経過を診てもらうため、形成外科を受診してきました。

先日と言っても、先月1月20日の話なんですけどね…。

(^^ゞ

おでこの脂肪腫と頬の脂漏性角化症の除去手術が去年(2013年)の8月なのに、ずいぶん診察まで間が空いていると思われるかもしれませんが、実は、去年の11月にも、左のこめかみ辺りにも脂漏性角化症が大きくなっているのが見つかって、小手術を受けていたんです。

ちょいと切って、縫い合わせるだけの手術で、たいしたことでは無いと思ったので、ブログの中でチラッとお話しをしましたが、記事として大々的に取り上げていませんでした。

m(__)m

で、その間、何回か傷口の治り具合を診てもらうために、大学病院のM子先生の診察を受けていました。

M子先生は形成外科の先生なので、脂肪腫の除去手術などは、おそらくお手の物なんでしょうが、ヤッチは別件で、この顔面神経麻痺後の共同運動が何とかならないか相談していました。

そして、今年(2014年)になって、この大学病院の本院に専門の先生がいらっしゃるということで、M子先生に紹介状を書いてもらうことになっていました。

これも以前にも書いたことですが、ボツリヌス療法を受けるための紹介状です。

ボツリヌス療法というのは、ボツリヌス菌が作り出すボツリヌストキシンを注射して、緊張している筋肉を麻痺させ、筋肉の緊張によって起こる眼瞼痙攣(がんけんけいれん)や片側顔面痙攣(へんそくがんめんけいれん)の症状を改善する治療方法です。

ボトックス®注射を打つという表現の方がピンときますかね。

顔のシワ取りのためにこのボトックス®注射を打つなんていうことが、美容整形外科の広告や女性週刊誌にもよく出ているんではないでしょうか。

顔のシワ取りについては、美容的な意味合いが強いので、ボトックス®注射は健康保険の保険適用にはならないようですが、ヤッチのような顔面神経麻痺後の病的共同運動のような場合は健康保険の適用範囲になるようです。

ボツリヌス菌は、御存知のように、食中毒の原因菌の一つであまりにも有名な細菌です。

そして、ボツリヌス菌はボツリヌス毒素という強力な神経毒を放つため、生物兵器に利用されたりするちょっとおっかない菌でもあります。

後々わかったことですが、ボツリヌス療法に使われるボトックス®はボツリヌス毒素を精製して作られた製剤です。

ボトックス®注射を打ったからといって、ボツリヌス菌が体内に入るわけではないようです。

食中毒を起こして体内でボツリヌス菌が繁殖することも無いようです。

そう聞いても正直まだ怖いですが…。

(^_^;)

またボトックス®というのは、登録商標で、アメリカのアラガンインコーポレーテッド(米国アラガン社)が開発し、日本でこの登録商標の使用が許可されているのは、アラガン・ジャパン株式会社(アラガン社)とグラクソ・スミスクライン株式会社(グラクソ社)のみだそうです。

(注)
ボトックスの文字の後に登録商標マークの『R』を付していますが、ブラウザによっては、正常に表示されていない場合があります。その際は置き換えてご覧ください。

余談になりますが、顔のシワ取りに使用されるのは、正確にはボトックス®ではなく、ボトックスビスタ®という製品で、日本では現在アラガン社のみが販売しているようです。

眼瞼痙攣(がんけんけいれん)というのは、目の周りの筋肉が痙攣して、目が開けにくくなったり、まばたきが上手くできなくなる病気。

眼瞼痙攣(がんけんけいれん)の発症の原因は、脳の運動を制御するシステムが機能障害を起こすことによって生じると考えられていますが、どうやらなぜ発症するかは完全には解明されていないようです。

眼瞼痙攣(がんけんけいれん)の初期症状としては、まぶたが不快に感じたり、目がチカチカする、まばたきが多くなるなどがあるようです。

症状が進行すると、まぶたが頻繁に痙攣したり、自分の意思で目を開けていられなくなることもあるような…。

ヤッチも朝起きると、頻繁ではないのですが、片目だけ自分の意志で開けられない時があって、ちょっと焦る事が有ります。

手でこじ開けていますが…。

また、ギュッと目を閉じた後に目を開けると、片目だけピクピク動くことがあるようです。

自分では確認できないのでわかりませんが…。

片側顔面痙攣(へんそくがんめんけいれん)というのは、顔の片側が自分の意志とは関係なく、ピクピクと痙攣したり引きつったりする病気です。

片側顔面痙攣(へんそくがんめんけいれん)の初期症状としては片目の周囲が軽くピクピクと痙攣する程度ですが、次第にこの範囲が広がるようです。

症状が進行すると、顔が引きつってゆがんだりします。

片側顔面痙攣(へんそくがんめんけいれん)の原因は血管が脳内から分岐した顔面神経を圧迫することによって起こるといわれていますが、ヤッチのような顔面神経麻痺の後遺症も否定できないのではないでしょうか。

なんだか紛らわしいですが、顔面神経麻痺の場合は、神経が麻痺している状態なので、片側顔面痙攣のように発症中は痙攣するようなことはないんじゃないでしょうかね…。

後述しますが、ヤッチの顔面神経麻痺後の後遺症である病的共同運動も眼瞼痙攣や片側顔面痙攣と類似の症状なので、ボツリヌス療法が有効なそうで、どちらかというと、『片側顔面痙攣』として処理されるようです。

すいません…。

文章を書くのが下手くそなので、もう画面を閉じたくなりましたよね?

勝手に閉じてしまった場合は『画面痙攣』かもしれません。

ここからは、会話形式で話しを進めましょう。

1月20日のM子先生の診察日からです。

M子先生:「どうなさいますか?」

ヤッチ:「ボトックス®のことですか?」

M子先生:「はい。脂肪腫や脂漏性角化症については、傷口の方も順調にふさがっているので、私の方の治療はこれで終了なんですが…???」

ヤッチとしては、きれいなM子先生なので、まだ365回は通院したい気持ち…。

(-_-;)

ヤッチ:「先生に(ボトックス®の)面倒をみてもらうわけにはいかないんですかね?」

M子先生:「ごめんなさい、私の方はこちらは専門ではないんですよ~。」

ヤッチ:「そうなんですか…。」

M子先生:「お茶の水にあるここの病院の本院にボトックス®専門の先生がいらっしゃるので、紹介状を書いて差し上げますけど…?」

ヤッチ:「治療を受けようか受けまいか、色々考えたんですけど、一度その専門の先生に診察していただいてから、ボトックス®をやるかどうかを考えるという選択肢も有りですよね?」

M子先生:「もちろん、診察が先で、それからでないと治療は受けられませんから。」

ヤッチ:「そしたら、紹介状を書いていただこうかな!?」

M子先生:「ただ…。」

ヤッチ:「なにか?」

M子先生:「ただ、その先生の診察は木曜日の午後からなんですけど、ものすごく混んでるんですよ~。」

ヤッチ:「どこの病院でも同じですからね…。」

M子先生:「その先生のお名前はH先生と言うんですけど、その先生、いつも夜の10時ぐらいまで診察していらっしゃるんですよ~。初診で行かれるので、多分予約の患者さん優先になると思います。どのくらいお待たせするかわかりませんよ?」

ヤッチ:「まあ、待つのは慣れていますから、終電覚悟でお伺いしたいと思います。」

M子先生:「それでは、紹介状を書かせていただきますので、診察室の外でお待ちください。」

…ということで、M子先生に紹介状を書いてもらい、2月6日に本院へ行ってきました。



お茶の水にある大学病院と言ったら、数えるほどしかありません。

画像をご覧いただけば、ヤッチがどこの病院に行ったかバレバレの話ですが、午後の診察受付は午前11時30分からと事前の電話で聞いていたので、この時間に合わせて総合受付に行ってきました。

顔面神経麻痺で分院に入院する前に、こちらの本院で検査を受けていたので、診察券を持っています。

受付はスムーズに済みました。

総合受付を済ませ、今度は3階にある形成外科の外来受付です。

問診票を書くように言われます。

う~ん…。

PCや携帯だと『麻痺』って簡単に書けますけど、手書きだとなかなか出てきませんね…。

(; ̄ー ̄川 アセアセ

なんとか書き終えて、受付の女性職員さんのところへ持って行きます。

受付女性:「先生の診察は午後1時からになります。1時になったら、形成外科の診察室前でお掛けになって、お待ちください。」

時刻はちょうど正午ごろ…。

診察時間が始まるまでには間があります。

ヤッチは昼食を済ませます。

適当に時間を潰し、1時ごろに形成外科の診察室前に設けてある長椅子に腰かけます。

どこの病院もそうだと思いますが、診察室付近にその日担当する医師の氏名がリスト表示されています。

診察室のドアに医師の氏名のプラカードが貼られていたりもします。

ヤッチはこの日の担当の医師の氏名を確認します。

この日、二人の医師の外来診察があるようです。

どうやら、紹介してもらったH先生の他にもう一人外来診察があるようです。

ん?

なんだよ、なんだよ~。

もう一人は、M子先生じゃないですか~。

H先生とM子先生が本日の診察日のようです。

『M子先生も野暮だな~。紹介状なんて無くて、口頭で済むじゃん!!』と心の中でつぶやきます。

保険請求の関係もあるので、紹介状を書くのはやむを得ない話と言えばやむを得ない話ですが…。

大きな大学病院ですから、本院と分院の両方の診察を担当するなんて、当たり前の話と言えば、当たり前ですし…。

(^_^;)

しかも、モニターに診察の待ちの人数が表示されていましたが、M子先生の方がH先生より待ち人数が多い…。

『何だよ、何だよ、M子先生、人気者じゃん!!』とまたしても心の中で…。

ヤッチは待っている間、M子先生の待ち人数がH先生より常に上回るよう応援して時間を過ごします。

(^_^;)

いつものようにくだらない妄想を張り巡らせていると、ヤッチの名前が呼ばれます。

ヤッチは診察室の中に入ります。

M子先生の話しで、担当して下さるのは男性のH先生とお伺いしていましたが、座っていらしたのは、女性の先生。

仮称A先生にしましょうか。

A先生:「荷物をそこにあるカゴにお入れいただいて、こちらにおかけください。」

ヤッチは言われた通り、バックをカゴに入れ、A先生の横に設けてある丸椅子に腰かけます。

ヤッチ:「はじめまして。よろしくお願いします。」

A先生:「こちらこそ。診察なんですが、H先生が後から参ります。その前に、私の方でいろいろとお伺いをして、問診をさせていただきます。問診の後にH先生から今後についてのお話があると思います。」

ヤッチ:「わかりました。よろしくお願いします。」

A先生:「まず、問診票を拝見させていただきましたが、特に気になる事というのは…?」

ヤッチ:「やはり、口を丸め込むと片目が閉じてしまうことですかね。なれてきていると言ってしまえば、それまでですが、やはり気にならないわけではないので、ストレスになりますかね~。」

A先生:「それは、御存知かと思いますが、麻痺してた神経が徐々に回復していく過程で、本来動かなくてもよい神経に誤って繋がった事が原因なんですね。簡単に申し上げると混線して神経が繋がってしまったということになります。」

ヤッチ:「その非行少年を更生させることはできないかと、今日はお伺いしたんですけど…?」

A先生:「他に気になっているというか、お気づきの症状はございますか?」

ヤッチ:「口を丸め込むときもそうなんですが、左側の表情筋を動かすと耳の中で風切り音のような音が聴こえます。」

A先生:「風切り音?」

ヤッチ:「実際に耳の中に風が入って来るわけではないんですが、高速道路を自動車で走っているときに、いきなり誰かが窓を開けた時のような音です。ただ、生活音があるような所では気にならないんですが、静かな部屋などで食事をしていると、ものを噛むたびに不快な音がします。リハビリの時にSTさんから、もしかしたら、アブミ骨耳鳴りではないかと言われたことがあります。」

A先生:「他には?」

ヤッチ:「うつむいて文字を書いたりしていると、左目の目玉が落ちそうになる感覚におそわれます。長時間、物書きはできないですね…。」

A先生:「なるほど…。」

ヤッチ:「それと関係するのかどうかわかりませんが、朝起きた時に、時々自力で左目を開けられない時があります。」

A先生:「顔がこわばったりしますか?」

ヤッチ:「今の冬の時期はどうしてもこわばります。時々顔をかきむしりたくなります。」

A先生:「それは朝が多いですか、夜が多いですか?」

ヤッチ:「圧倒的に朝です。朝起きた時は、顔半分が溶けてしまっているような感覚です。」

A先生:「口を開けた時に片目だけ涙が出たりということは?」

ヤッチ:「食事中にたまにウルウルすることはありますが、気になるほどポロポロしたりはしないですね。」

A先生:「それではお顔を実際に見させていただきますね?」

ヤッチ:「はい。」

A先生:「まゆを上げておでこにシワを寄せて下さい。」

ヤッチはおでこにシワを寄せます。

A先生:「これは、まず問題なくできますね?」

ヤッチ:「そうですね。」

A先生:「目を軽く閉じてください。」

ヤッチは目を閉じます。

A先生:「ギュッと目を閉じてください。」

ヤッチはギュッと目を閉じます。

A先生:「目を開けた時に、少しだけ左のまぶたの下がピクピクっとなりますね。」

ヤッチ:「自分じゃ思い切り目を閉じるなんていうことを普段しないですからね!?」

入院中やリハビリの時に耳鼻科の診察の時にやった事とほとんど同じです。

記事がますます長くなってしまうので省略です。

おそらく顔面神経麻痺の程度調べる柳原法やHouse-brackmann法を用いて評価しているのかと…。

関連記事:顔面神経麻痺のリハビリ~2013年03月

A先生の言われた通りのことをすべてできるには出来ますが、顔がピクピク動いてしまったり、片目が閉じてしまう時があります。

(^_-)

特に『ウー』と口を尖らせたり、『への字口』をすると顕著になります。

鼻を膨らませると、下のまぶたが連動して動くのは自分でも感覚として伝わって来ます。

よく耳を動かすことのできる人がいますが、あれに似た感覚かもしれません。

A先生:「お顔の写真を撮らせていただいてもよろしいですか?」

ヤッチ:「はい。どうぞ。」

表情を作るように言われ、何枚か写真を撮りました。

A先生:「私の問診は以上です。H先生はすぐにいらっしゃると思いますので、そこでもうしばらくお待ちください。」

誰も居なくなった診察室で、ヤッチはカルテを覗き込みますが、何が書いてあるのかサッパリわかりませんでした。

そこへA先生とは別の白衣を着た女医さんが診察室に入って来ます。

M子先生です。

M子先生:「あら?今日診察にいらしたんですか?」

ヤッチ:「はい。先日はありがとうございました。」

M子先生:「あ、いえ…。ずいぶんと待たされましたか?」

ヤッチ:「いえいえ、先生に夜の10時なんて聞いていましたけど、まだ外は明るいですよ。むしろ早く診てもらえたような気がしますよ。」

M子先生:「それは良かったですね。それでは…。」

M子先生は足早に診察を出て行かれました。

代わってA先生とH先生が診察室の中に入って来ます。

H先生:「今日診察させていただく、Hと申します。」

ヤッチ:「よろしくお願いします。」

H先生:「共同運動が出るということですけど、ひどくなっていますか?」

ヤッチ:「どうなんでしょうかね…。麻痺から徐々に感覚が戻って来ているので、感覚が戻った分、ひどくなっているようにも感じますが…。」

H先生:「ボトックス®の話しは聞きましたか?」

ヤッチ:「いえ。」

H先生:「簡単に申し上げると、ボトックス®注射というのは、あなたのように、本来動かなくてもよい顔の筋肉に少量ずつ注射をして、緊張した筋肉のこわばりを取ってあげるんです。言葉が悪いかもしれませんが、本来動かなくても良い筋肉に『動かなくていいよ。』と騙すと言ったらわかりやすいかな~。」

ヤッチ:「はい…。」

H先生:「最初に申し上げておきますが、注射を打てば必ず治るというものではありません。」

ヤッチ:「対症療法ということですよね?」

H先生:「そうです。注射を打つと、早い人では、2、3日。一般的には2週間前後で薬が効いて来ます。打ってその日のうちに効力が出るとは限らないんです。」

ヤッチ:「そうなんですか…。」

H先生:「で、2週間前後すると、あなたのように片目が閉じてしまうなどの症状が徐々に緩和されて行きます。」

ヤッチ:「…。」

H先生:「ただ、この薬の効力が半永久的に続くのではなくて、徐々に効果が薄れてきます。だいたい薄れて来るのが3~4か月です。」

ヤッチ:「はい…。」

H先生:「個人差はありますけど、3ヶ月、4か月したら、また注射を打って、これを繰り返します。そうだな~、この繰り返しを3回から4回やると、今まで気になっていたところが気にならなくなるかな…。」

ヤッチ:「ということは、このボトックス®なるものをやってみないとわからないっていうことになりますか…?」

H先生:「うん、でも、きっとよくなりますよ!」

ヤッチ:「…。」

H先生:「ただ、薬をどこにどのくらいの量入れていくかが、とても難しいんですよ。入れ過ぎると、完全にその部分が麻痺しちゃうからね。」

ヤッチ:「なるほど…。」

H先生:「先ほど、A先生も診たと思うけど、私にももう一度お顔の方を拝見させて下さい。」

先ほど、A先生の問診の時と同じようにH先生がヤッチの顔の動きを細かくチェックします。

H先生:「あごの下辺りの首筋が凝るっていうことはない?」

ヤッチ:「リハビリの時に『イー』を発音する時、私の場合、首筋にスジが出るので、STさんから気をつけるように言われているせいか、意識している分凝るということはないですね…。」

H先生:「そうですか…。その首筋辺りにも薬を入れたらいいかなと思ったんだけどな…。」

ヤッチ:「自分ではどこがどう間違って繋がちゃってるんだかサッパリわからないんで…。」

H先生:「それは皆さんそうですから、御心配されなくても良いですよ。(ボトックス®を)やってみますか?」

ヤッチ:「今日はそのつもりでお伺いしたので…。」

H先生:「そうするとですね。薬(ボトックス®)を発注しないとなりませんね。だいたい発注してから2週間後に薬が届きますから、その時また改めてお顔を細かくチェックしましょう。どこにどう薬を入れていくかもその時に。」

ヤッチ:「わかりました。お願いします。」

大きな病院なのに薬を発注してからでないと、処置できないというのもおかしな話です。

やはり性質上、薬は厳重に管理され、医療機関にストックしておくというわけにはいかないのかもしれません。

後でわかったことですが、ボツリヌス療法はどこの医療機関でも受けられるわけではなく、規定の講習実技セミナーを受講した医師のいる医療機関に限られるようです。

H先生はA先生にたずねます。

H先生:「『同意書』はお渡しした?」

A先生:「いえ、まだです。」

H先生:「それじゃあ、ご説明をして、次回の予約日も決めておいて?」

A先生:「はい。わかりました。」

H先生は診察室を出て行かれました。

A先生が今度はヤッチに向かって話しかけます。

A先生:「今、H先生からお話があったと思いますが、お薬の方は2週間後にこちらの医療機関に届くことになっています。」

ヤッチ:「みたいですね。」

A先生:「そうしますと、次回の診察は2週間経ってからということになりますけど、ご予約はいつになさいますか?」

ヤッチ:「2週間後というのは20日ですか?」

A先生:「そうです。それ以降ですと、先生の診察日は木曜日だけですから、2月は27日が診察日になります。」

ヤッチ:「20日に予約を取ることはできますか?」

A先生:「はい。大丈夫ですよ。ただ、ご予約の診察時間が17時以降でないと、空がありません。」

ヤッチ:「もう少し早い時間は無い?」

A先生:「申し訳ありませんが…。しかも17時に予約をお取りしても、実際の先生の診察は最短でもその2時間後くらい先になるかと…。」

ヤッチ:「お忙しい先生のようですから、仕方ないですね。では20日に予約を入れていただけますか?」

A先生:「わかりました。20日ですね。今予約票をお出しします。それと、この同意書に署名と印を押していただきたいのですが…?」

ヤッチ:「今ですか?」

A先生:「いえいえ、次回の診察日に持参していただければ結構ですよ。念のため、訂正印を押してもらうこともあるので、印鑑もご持参ください。」

A先生に渡されたのは、『ボトックス®による治療に対する同意書』というものです。

A3の用紙で3枚綴りになっています。

手入力でこのブログにアップしようかどうか迷いましたが、大変そうなのでやめました。

PDFファイルでアップしますので、ご興味のある方はリンクを貼っておきますので、ダウンロードしてみてください。

ここに書かれているボトックス®の説明の方がヤッチの説明よりずっとわかりやすいかも!?

『ボトックス®による治療に対する同意書』(PDFファイル)

A先生は話を続けます。

A先生:「H先生のお話にもあったように、ボトックス®というのは、一部の神経を麻痺させて、本来動かなくてもよい筋肉の動きを止めるものです。」

ヤッチ:「そのようですね。」

A先生:「もちろん薬の量が少なすぎても効かないし、多すぎると今度は眼瞼下垂(がんけんかすい)といってまぶたが下がって来てしまう副作用もあります。ただ、H先生のお話にもあったように、効果が段々と薄れてきますから、仮に薬が多く入ってまぶたが下がるような事が有っても、徐々にそれは元に戻ってくるので…。」

ヤッチ:「眼瞼下垂(がんけんかすい)ですか…。でも、了解です。ここは四谷ではないと信じます。」

A先生:「今、同意書をお渡ししましたが、仮に20日になって、『やっぱり受けたくない』とお思いになられた時はキャンセルされても結構ですから。」

ヤッチ:「わかりました。」

こうして、大学病院の本院でのボツリヌス療法の診察は終了です。

次回は2014年2月20日です。

まだ、同意書にサインをしていませんが、一度はボトックス®なるものを受けてみることに決めました。

20日の診察が終わったら、また記事にしたいと思います。




ボトックス®について、家に帰ってから、いろいろ調べてみました。

どうやら、ボトックス®の持つボツリヌス毒素は運動神経と筋肉の連絡を遮断することで、緊張した筋肉を弛緩させる働きがあるようです。

運動神経と筋肉の連絡役を買って出るのは神経伝達物質であるアセチルコリン。

つまりこのアセチルコリンの働きを弱めることで、ヤッチの片目が勝手に閉じてしまうのを封じ込めようという薬です。

アセチルコリンです…。

どっかで聞いたことありません???

そうです。

皆さん、よくご存知のアルツハイマー型認知症に処方されるアリセプトです。



アリセプトは、脳内のアセチルコリンがアルツハイマー型認知症では減少するため、このアセチルコリンを分解してしまうアセチルコリンエステラーゼという酵素を阻害し、アセチルコリンをできるだけ温存させてやろうという目的で作られた薬です。

関連記事:アリセプトとメマリーを理解しよう!!

プラスマイナスで表現するなら、アリセプトはアセチルコリンをプラスにする薬。

ボトックス®はアセチルコリンをマイナスにする薬。

ん…。

顔よりヤッチの脳は大丈夫なんでしょうか????

(; ̄ー ̄川 アセアセ

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2014/02/10 | コメント (8) | トラックバック (0) | ホーム | ▲ Page Top

脂肪腫の再発

2014/11/12 (水)  カテゴリー: ヤッチ
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MRI

こんばんは。

アルツ君の息子ヤッチです。

(^_^)/~

相変わらずの話ですが、アルツ君、夜中や明け方に目を覚ますと、キノコさんをさがしまわり、キノコさんの姿が見当たらないと、『ばあさんを何処へ隠したっーー!!』と職員さんを怒鳴り、居室で暴れまわるようです。

毎日暴れまわるわけではないようですが、暴れる時は決まって、居室のカーテンを引っ張って剥ぎ取り、カーテンフックはおろか、カーテンの生地までダメにしてしまいます。

その都度、施設の女性職員さんが補修して取り付けてくれていますが、アルツ君の暴れる頻度が多くなると、カーテンの補修が追いつきません。

一般家庭と違い、大きな施設の窓ですから、既成のカーテンを取り付けても、寸足らずになってしまいます。

仕方がないので、ネットでセミオーダーのレースのカーテンを見つけ、これを購入し、先日取り付けてきました。

アルツ君には、『キノコさんが夜なべ仕事で縫ったものだから、大事にしてくれ。』と伝え、しばらくは、剥ぎ取らずにいましたが、昨日、ヤッチが面会に出かけた時には、コッパです。

オマケにトイレのシャワーカーテンもカーテンレールごと折り曲げる始末…。

なんだか危険ドラッグでもやってるんじゃないかというような暴れようですねぇ…。

カーテンの生地を傷めないように、すぐに外れるようなカーテンフックを検討しないと、これではイタチごっこですねぇ…。

って、もうすでにイタチごっこか!?



さて、今日はヤッチの話題です。

御存知の方もいらっしゃるかと思いますが、去年(2013年)の8月19日に、おでこ(医療用語では前額部と呼ぶそうです。)にできた脂肪腫を取り除く日帰りの手術を受けました。

術後の病理検査の結果、脂肪腫は良性のものでした。

[関連記事]
術後の経過は順調で、抜糸後は、脂肪を摘出したところが空洞になっているのか、指で押すと、ちょっと凹むような感覚がありました。

抜糸後3ヶ月程度は抜糸の跡が赤くミミズ腫れのような状態でしたが、半年もすると、その傷もほとんど目立たたなくなりました。

ところが最近、正直いつからかわかりません…。

手術したのと同じ個所が盛り上がってるじゃありませんか。

画像はヤッチの髪の生え際の後退具合を示すものではなく、おでこにできた脂肪腫の膨らみ具合を示すものです。

前回のおでこの膨らみがBカップとするなら、今回のものは、AAカップとかなりの貧乳ちゃんですが、見る位置によってやはり盛り上がって見えます。

おでこのシワは目立ちますが、前回手術した、手術痕は全くわからないと思います。

誰ですか?

おでこのシワより生え際の後退のほうが目立つって言ったのは???

軽く押してみると、前回の脂肪腫は明らかに脂肪のかたまりが入っていると想像のつくプニュプニュしているものでした。

しかし、今回のものは、若干、コリコリしているし、面積も大きい気がします。

アワビもクラゲも、ナタデココも食べた覚えはないんですけどね…??

ましてやミミガーなんぞは食べた経験すらありません。

まあ、この程度の膨らみなら、人に言わない限りは気づかれない範囲だと思ったのですが、せっかく摘出したのに、再び膨らみ始めて来ているのはちと困りものだし、脳裏に『悪性』の文字がよぎります。

なので、先日、診察を受けてきました。

先日といっても、さかのぼること9月8日です。

診察に出かけたのは、現在ボトックス®でお世話になっている大学病院の本院ではなく、分院です。

ヤッチが顔面神経麻痺で入院した病院で、前回脂肪腫を摘出してもらった病院です。

今回も担当の先生は変わらず、形成外科のM子先生です。

M子先生は本院でも外来診察をなさっています。

M子先生:「今日はこちら(分院)にいらしたのですね?本院でもよかったのに…。」

ヤッチ:「こちらの方が家から近いもので…。」

M子先生:「問診票を拝見させていただきましたが、またおでこに?」

ヤッチ:「はい。」

M子先生:「いつからですか?」

ヤッチ:「いつからなのかはよくわかりません。気づいたのは1ヶ月くらい前ですかね…。」

M子先生:「痛みはどうです?」

ヤッチ:「痛みは無いんですが、触ると、引っ張られる感じがします。」

M子先生:「ちょっといいですか?」

M子先生がヤッチのおでこを触診します。

M子先生:「膨らみは以前(去年の脂肪腫)もこのくらいでしたっけ?」

ヤッチ:「今回膨らみはそんなでもないようですけど、面積が広いような…。同じ個所なものですからちょっと気になって…。」

M子先生:「そうですよね…。前回の手術で、全部取り切れていなかったのかもしれませんねぇ…。それがまた少し大きくなってきたのかもしれません。」

ヤッチ:「今回のものはすこしコリコリしているような気がするんですけど?」

M子先生:「前回手術した○○さん(ヤッチのこと)の脂肪腫は結構筋肉に貼りついていたんですね。その筋肉から引きはがすような形で手術を行いました。もしかしたら、その痛んだ筋肉が固くなっているのかもしれません。」

ヤッチ:「なるほど…。」

M子先生:「いずれにしても触っただけではわかりませんので、MRIを撮ってみましょうか?」

ヤッチ「ですね!?」

ということで、10月24日にMRI検査を受け、MRI検査の結果が先日の月曜日、11月10日に出たので検査結果を聞きに行ってきました。

朝の9時半の予約を取り、M子先生の声で、診察室に呼ばれます。

M子先生:「画像を診させてもらいましたが、やはり脂肪腫だと思います。再発ですが、『悪性』の可能性は低いと思いますよ。このまま様子をみることも可能ですし、切って取ってしまうことも可能です。いかがなさいますか?」

ヤッチ:「放っておいて、小さくなるなら構わないんですけど、小さくはならないんですよね?」

M子先生:「そうですね。大きくなることは有っても、小さくなる可能性は低いですね。」

ヤッチ:「手術後の一年でこれだけの大きさになるんだから、放っておいたら、この先もっと大きくなる可能性だってありますよね?」

M子先生:「そうですね…。大きくなるのが早いかもしれません。」

ヤッチ:「なら、やっぱりバッサリいってもらっちゃおうかな?その方が傷口も小さくて済みますよね?」

M子先生:「ただ、今回取るとなると、少し広く切開して、取り残しがないようにと考えていますので、傷口は大きくなると思います。」

ヤッチ:「なら、なおさら今のうちに取っておいた方が良さそうですね?お願いしてもよろしいですか?」

M子先生:「手術されますか?」

ヤッチ:「はい、お願いします。」

M子先生:「では、日程を決めましょうか?都合のよい日があるかなぁ…???」

以前の記事でもご紹介させていただいた通り、抜糸は手術した後、一週間後に行います。

M子先生の外来診察日はこの病院では月曜日だけです。

手術日の翌週の月曜日が祝日などで病院の休診日になってしまうと、抜糸のタイミングを逸してしまいます。

これを見極め、先生の予定と照らし合わせて、手術の日程を組まなくてはなりません。

M子先生が目の前にあるパソコンのカレンダーとしばらく、にらめっこします。

M子先生:「なかなかよい日が無いですね…。最短で来年(2015年)の1月26日というのがありますけど、いかがでしょう?」

ヤッチ:「先生のご無理な予定にならないのでしたら、その日にお願いします。」

M子先生:「では、手術は来年の1月26日、抜糸は一週間後の2月2日ということで。」

ヤッチ:「はい。」

M子先生:「それでは、手術の内容説明の書類を作成しますね。」

M子先生、ものすごい速さでキーボードを叩き、手術の説明書や手術の同意書作成し、プリントアウトします。

M子先生:「前回と同じ手術になるので、お分かりだと思いますが、一応手術のご説明をさせていただきますね?」

小手術とはいえ、ここは省略できない項目なのでしょう。

M子先生はプリントアウトした用紙に沿って手術内容を説明してくれます。

ヤッチもわからない点があると、M子先生に質問し、M子先生がこれに答えて下さいます。

手術内容については、おおむね以下の通りです。

手術についての内容説明
病名
前額部皮下腫瘍
術式
皮下腫瘍摘出術
手術法の概略
腫瘍直上の皮膚を切開し、腫瘍を摘出。
腫瘍は病理検査に提出。
皮下、皮膚を縫合。
抜糸は1週間後。
麻酔法
局所麻酔
輸血の必要性
無し
予定術者
○○○○(M子先生)
起こりうる合併症
出血、血腫、感染、創離開
疼痛、腫脹
残存、再発
瘢痕、知覚障害、運動障害
添付資料
無し
患者さんからの質問と医師の説明
空欄
(他の治療法の選択についてなど)
空欄
2014年11月10日
形成外科 説明医師:○○○○
ヤッチ:「確認なんですけど、手術は日帰り手術ですよね?」

M子先生:「はい、日帰りで大丈夫です。術後一週間くらいは無理な運動は避けて、安静にしていてください。」

ヤッチ:「前回と同じですから、その辺は大丈夫だと思います。」

M子先生:「ただ、先ほども申しあげましたが、おでこのシワに沿って、一か所、線を引くような形で切開します。この線が前回より長めになりますので、ご了承ください。」

ヤッチ:「わかりました。」

M子先生:「では、手術の同意書にサインしてください。このあと採血室でウイルス感染症の検査を受けてください。採血したら、会計を済ませ、そのままお帰りいただいて結構です。」

ヤッチ:「了解です。」

M子先生:「ほかに何かご質問は?」

ヤッチ:「先生、お休みの日はいつもどのように過ごされていますか?」

ヤッチがあと、もう20歳若ければ、訊けたのですが…。

(; ̄ー ̄川 アセアセ


追記 ~ 2016年6月11日

2016年3月におでこの脂肪腫が再々発しているのと、背中にもゴルフボール大の脂肪腫が新たにできていることに気づきました。
新しくできた脂肪腫は左肩の肩甲骨(けんこうこつ)の上付近です。
服の上からでもわかるほど大きく盛り上がっていたのに、自分の視野に入らなかったので、いつからでき始めたのかわかりませんでした。
同年3月14日にM子先生の診察を受けてきました。
再々発したおでこの脂肪腫はさほど目立っているわけではなかったので、M子先生のアドバイスで経過観察することに…。
さすがに3回も同じところを切ってしまうと神経や組織が相当ダメージを受けてしまうという理由からです。
どうもヤッチの場合、脂肪腫ができやすい体質のようです。
背中にできた新しい脂肪腫については以下の日程で日帰り手術を受けてきました。
おでこと違って、背中の脂肪腫は腕を動かすと、洋服で擦れる部位なので、傷口の痛みが消えるまで2か月近くかかりました。
2016年03月14日
診察
2016年03月24日
MRI検査
2016年04月04日
MRI検査の結果、脂肪腫と思われると診断を受け、手術の日程を組む。
2016年04月25日
摘出手術(30分程度、局所麻酔)
摘出した脂肪腫は病理検査へ
手術日翌日からシャワー可、湯船に浸かるのは×
手術日翌々日から湯船もOKだったが、怖くて入れない。シャワーのみ。
2016年05月02日(手術から1週間後)
抜糸(診察室にて)
抜糸後は、ガーゼを付けず、M子先生に指定されたメディカルテープのみを貼る。
使用しているメディカルテープはネクスケア™キズあと保護&肌にやさしい不織布テープ
2016年06月06日
病理検査の結果、良性と診断。
まだ傷口がヒリヒリするので、メディカルテープを貼る。
傷口自体はふさがっているため診察は終了。
2016年06月11日
この追記を書いている2016年06月11日時点でも傷口が時折痛むのでメディカルテープを継続中。
関連リンク
2016年4月25日のヤッチのツイート
2016年肩の脂肪腫の手術後の画像(閲覧注意~グロいです)
画像01(頭の方から撮ったもの)
画像02(ピンボケしています)


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