アルツ君は職人進行性核上性麻痺の疑いのある元植木職人のアルツ君(父)、アルツ君の愛妻キノコさん(母)、そしてアルツ君の息子ヤッチの日々の生活を紹介しています。
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腰抜けの職人

2011/07/31 (日)  カテゴリー: アルツハイマー型認知症
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こんにちは。

アルツ君の息子ヤッチです。

(^_^)/~

以前に書いた記事と、かぶってしまいますが、どうしても気にかかることなので、再び…。

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一昨日、意識を失ったアルツ君。

そんなことは、まったく覚えておらず、昨日、今日と、いつもと変わらない様子です。

いつもと変わらないとはいえ、やはりどうしても尻もちをついた格好から立ち上がるのが、不得意。

スッと、布団から抜け出し、トイレに立つこともあるのですが、時々立ち上がり方を忘れてしまうような時があります。

もちろん、体力の低下が一番の原因なのでしょうが、それ以外に、立ち上がり方そのものが、わからなくなってしまうようです。

皆さんも、ご自身が、布団ないし、ベッドから抜け出て、トイレに行くまでの行動を思い起こしてみて下さい。

たいていの方は、そんなこと、まったく意識して立ち上がっていないですよね。

ヤッチはどうやって立ち上がっているか…?

ヤッチもアルツ君と同じく、ベッドではなく、布団で寝ています。

寝ているときの姿勢は、仰向けでは寝られないので、大概、横向きです。

横向きの姿勢なら、どっちでも寝られるのですが、一応、心臓を下にして、寝ていたと仮定しましょう。

まず、当たり前ですが目を覚まします。

バンビちゃんのような、つぶらな目を開けます。

暗ければ、『まだ起きる時間じゃないな』などと、

ぼーっと、しながらですが、考えます…。

それから、尿意のあることに、気づきます。

『どうしようかな…。面倒くさいから朝まで寝ちゃおうかな…。』

なんて、少し考えるシーンも、時々あったりします。

『でも、やっぱり行っとこう!!』

と、考え、ムクッと立ち上がります。

この『ムクッ』とのときに、果たして、どうやって立ち上がっているか…?

まず、こんなことを考える奴はいないと思います。

m(__)m

人それぞれだとは思いますが、ヤッチの場合は、横向きの丸まった体のまま、右ひざを曲げ、左足の前に持って行きます。

投げ出すような感じと言えば、ニュアンスが伝わりやすいかな?

天井から、CCDカメラで撮影すれば、この姿は布団を背景にして、一歩足を前に踏み出した状態にも見えます。

(かなり、やる気のない感じです。)

手、腕については、伸びたままの時もあれば、体の下に回っていて、しびれている時もあります。

時には携帯の電源を入れたまま、携帯を握って、寝落ちしてしまい、メールのバイブにビックリなんていう時もあります。

\(◎o◎)/!

この寝落ちの現象は、GREEをやっているときが多く、特に、ハコニワのねじまき機能には睡眠薬が入っていると思われます。

余談になりましたが、今度は、右手を自分の枕のあたりにつき、同時に、体をひねって、うつ伏せになるような姿勢を取ります。

この時に、うまく左肩を抜かないと、脱臼します。

同時に、左手も布団の上につきます。

次に、女豹のポーズに近い形をとり、布団の上で、今度は、自分の両ひざを枕に近い方に持って行きます。

このまま片ひざをついて起きてしまう人もいますが、ヤッチの場合は、両腕で上体を起こして、赤ちゃんがハイハイするような態勢になることが多いような気がします。

たまに、ハイハイの状態から、さらに上体を起こして正座するときもあります。

この時に口の脇に冷たさを感じる時は、間違いなく、ヨダレなので、ぬぐってあげないといけません。

たいていは、ハイハイ、もしくは、『お代官様!許して下せ―!』状態ですが、ここから、片ひざを立てます。

ちょうど、クラウチングスタートの姿勢です。

幸い、相手は、いないので、フライイングの危険性は回避できます。

ヤッチは、片ひざをつくとき、右足が多いです。

片ひざをついたら、『よーいスタート!』で、お尻を持ち上げ、一気に立ち上がります。

寝ぼけているときは、ときどき部屋の扉が、なぜか勝手に移動し、ドア枠におでこを痛打したり、小指に激痛が走ったりする時もあります。

こうして、トイレにたどりつき、なぜかトイレの天井を見上げて、『フー』と、ため息をつくこと、多々アリです。

用を済ませば、同じ事を逆再生で行い、ようやく、お布団様と愛し合うことができます。

夜中に、トイレに立った日は、損した気持ちになるのは、なぜなんでしょう?

立ち上がるという動作だけで、かなりの長文になってしまいましたが、これだけのことを人間は、おそらく、無意識にやっているわけです。

この立ち上がるという動作は、いくつかの個々の行動の集合体で、これを算数的に脳が計算を行い、組み合わせをして、立ち上がる動作を形成させているものと思われます。

アルツハイマーになると、こういう一見単純とも思えることが、難しくなってくるようです。

事実、アルツ君にナスを5本と、キュウリを5本手渡し、ナス1本とキュウリ1本のペアを5組作るように言うと、考え込んでしまいます。

まだ、どうにか作ることはできますが、かなり時間がかかることは事実です。

(ー_ー)!!

何が言いたいかというと、体力の低下を差っ引いたとしても、アルツ君だけではなく、認知症、アルツハイマーの人の病気が進むとだんだんと立ち上がるという行動が、イメージできなくなってくるのではないかということです。

体が弱ってきているからだと、早急に決めつけるのは、早いのではないか…。

(同じことの繰り返しですいません。)

ひざを曲げながら、手をついて、上体を起こすという動作は、ほとんどの人は同時にやってしまいますが、アルツ君には、同時にやるということが、イメージしにくくなっているような…。

アルツ君に、まだ麻痺というものは無いようです。

一つ一つの動作を一つ一つ教えて、時間をかけてゆっくりやれば、できるのですから…。

でも、ゆっくり時間をかけてやっていると、今度はおしっこの方が間に合いません。

(-"-)

紙パンツをしていても、出るものは出てしまいます…。

今日も、時間をかけて立ち上がるということやっている最中、間に合わず。

アルツ君の尻もちをついていた布団の上は、ハートマークだらけです。

ハート小ハート中ハート大

こういう人間の最も基本となる動作が、時折、抜け落ちてしまうので、布団からベッドにかえることも提案しました。

ヤッチ:「ベッドに変えようよ?」

アルツ君:「絶対にヤダっ!!俺を下から、あぶって、焼き鳥にするつもりだろ!!」

頑固さだけは、抜け落ちてくれません。

(=_=)

アルツ君

さすがです…

(; ̄ー ̄川 アセアセ

たぶん、これを読んだ方は、寝る前に布団の上か、ベッドの上で、一度は、立ち上がります…。

(^。^)y-.。o○

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