アルツ君は職人進行性核上性麻痺の疑いのある元植木職人のアルツ君(父)、アルツ君の愛妻キノコさん(母)、そしてアルツ君の息子ヤッチの日々の生活を紹介しています。
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キノコさん、郵便局にお泊り

2012/06/21 (木)  カテゴリー: アルツ君
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こんばんは。

アルツ君の息子ヤッチです。

(^_^)/~

久々の更新です。

(^^ゞ

アルツ君と面会することは自由にできるようになったものの、姉やキノコさんが、アルツ君の居る特養に面会に行くたび、ヤッチの話が出ると、アルツ君がの感情が不安定になり、涙をボロボロと流してしまうので、しばらく面会を控えていました。

なぜそうなるのかは未だにわかりませんし、面会に行く方が良いのか、それとも控えるべきかもわかりませんでしたが、姉やキノコさんが、入れ代り立ち代り面会に出かけているので、ヤッチは二人から様子を聞くにとどめ、今までアルツ君に面会することを中断していました。

そんな中、一昨日姉から一通のメールが来ました。

内容はと言うと、アルツ君が昼間、部屋に鍵をかけてしまい、部屋のベッドで横になってばかりいるとの事。

これはどうも施設の職員の方から聞いた話のようですが、せっかく一時より歩行が良くなったのに、再び足腰が弱くなってきているというのを危惧している内容のものでした。

余所の施設のことは知りませんが、アルツ君の居る特養は家族なら外に連れ出し、散歩程度の外出ならOKのようです。

姉は会社が終わってから、アルツ君の面会に行っているようなので、アルツ君を夜に表に連れ出すことはできません。

キノコさんも昼に面会には行けますが、アルツ君を介助しながら散歩に連れ出すという体力は持ち合わせていません。

ならばここはヤッチが昼間に出かけ、アルツ君のねじ曲がった根性を叩き直してやろうじゃありませんか。

と言うことで、昨日アルツ君の面会に行ってきました。

ヤッチが退院後に面会に行ったきりですから、10日程度のインターバルが開いています。

よもやヤッチの顔を忘れてしまっているのではと内心ドキドキしながら出かけることに…。

途中アルツ君の大好物のボタモチを買って施設に徒歩で出かけます。

施設までは自転車ならすぐのところなのですが、相変わらずヤッチの顔面神経麻痺が回復しておらず、片目が不自由だし、台風後の風が結構きつく吹いているので、自転車は控えることにしてテクテク歩いて行くことにしました。

施設に着き、入館の手続きを済ませ、アルツ君の居る3階の部屋に向かいます。

アルツ君の部屋の前まで来ると、部屋の戸は大きく開け放たれています。

施設の戸はすべて引き戸の設計のようで、他の入所さんの部屋も開けっ放しのところが多かったように思えます。

たぶんこれは、台風後で蒸し蒸しした陽気だったことに関係が有るのかもしれません。

アルツ君、部屋のベッドに腰かけています。

ヤッチの方から先に声をかけます。

ヤッチ:「誰が来たかわかるか?」

アルツ君:「わかるさよ~。俺が誰だと思ってるんだ。まだそんなにボケちゃいないぞ。」

ヤッチ:「おーおー、なかなかしびれるセリフを言ってくれるね。元気だった?」

アルツ君:「元気じゃなかったら、とっくに死んでるよ。」

ヤッチ:「じゃあ、生きてた?」

アルツ君:「相変わらず失礼なやつだ。」

ヤッチ:「それはお互い様だろ?」

アルツ君:「きょうは、ばあさん(キノコさん)は来ないのか?」

ヤッチ:「風が強いから、今日は、ばあさんは外に出たら吹き飛ばされちゃうよ。明日来るって言ってたよ。」

アルツ君:「そっかぁ…。」

ヤッチ:「ボタモチ持ってきたけど食べるか?」

アルツ君:「持ってこないなら、食べないけど、持ってきたんだったら食べるぞ。」

ヤッチ:「一個入りのが無くて、二個入りのを買って来たけど、二個も食べられないよね?」

アルツ君:「そうだなぁ、二個は食えないなぁ。」

ヤッチ:「箸で食う?フォークで食う?」

アルツ君:「そんなもんフォークに決まってるだろ。」

ヤッチ:「『そんなもん』て言うなら箸だろ!?」

アルツ君:「俺は外国生まれだからな。」

ヤッチ:「まあ、いいや。ここにフォークが有るからこれで食べな。」

アルツ君:「言われなくても食べるぞ。俺は甘い物好きだからな。」

ヤッチ:「お嬢様(姉のこと)が言ってたけど、最近あんまり歩いてないらしいね?」

アルツ君:「そんなことは無いぞ。トイレにだって歩いてる。」

アルツ君がボタモチをムシャムシャやりながら答えます。

ヤッチ:「トイレなんか三歩じゃないかよっ。」

アルツ君:「でも歩かなきゃトイレに行けないぞ。」

ヤッチ:「そうじゃなくて、もっと歩かなくちゃ。」

アルツ君:「天気悪かったからな。」

ヤッチ:「天気は関係ないだろ。一人で外には出られないはずなんだから。少しでも廊下を歩いて、行ったり来たりしたらどうなの?」

アルツ君:「やだいっ!用もないのに。」

ヤッチ:「じゃあ、ボタモチ食い終わったら、外に散歩に行こうよ。少し運動しようよ。足が無くなっちゃうぞ。」

アルツ君:「無くなったら、それが死ぬときだい…。」

ヤッチ:「どうしても行かない?」

アルツ君:「今日は行かない。」

ヤッチ:「明日は?」

アルツ君:「行かない。」

ヤッチ:「じゃあ、いつなら行く?」

アルツ君:「気が向いたら…。」

ヤッチ:「気が向くのはいつ?」

アルツ君:「わからない。」

どうやら、意地でも散歩はしたくない様子です。

ヤッチ:「最近、散歩いつした?覚えてる?」

アルツ君:「そんなこといちいち覚えてるわけないだろ。」

ヤッチ:「じゃあ、自分の歳は?」

アルツ君:「忘れた。」

ヤッチ:「ここはどこだかわかる?」

アルツ君:「わからんっ。別に興味ないからな。」

ヤッチ:「自分の住んでるところに興味が無いのかぁ?」

アルツ君:「ただ、ここで寝てるだけだから、興味なんて有るわけないじゃないか。」

アルツ君、ちょっと前までは保護されて身も心も不安定だったんですけどねぇ…。

(^_^;)

『自分は何か悪いことでもしたのか?』と言って、高齢者相談センターの職員さんに噛みついていたころの牙はアルツ君からは無くなってしまっているようです。

どっちが良いのやらという感じですが、やはり認知症の人間といえども、適度な緊張が必要と言うことなのでしょうか?

ヤッチ:「この間、ばあさん(キノコさん)がいつ来たか覚えているかい?」

ヤッチは単純な質問をアルツ君にぶつけてみました。

アルツ君:「覚えてないなぁ…。そう言えば、来た時に『今日は郵便局に泊まる』って言ってたなあ…。」

ヤッチ:「郵便局?何で郵便局に泊まらなきゃならないんだ?」

アルツ君:「そんなこと俺がわかるわけないだろ。」

なんとも奇妙な返答です。

(ー_ー)!!

キノコさんはホームレスではありません。

ヤッチ:「そう言ったのを覚えてるんだから、最近来たって事じゃないのか?」

アルツ君:「そうだなあ。来たんだなぁ。郵便局に泊まったのかなぁ???」

ヤッチ:「泊まるわけないし、泊めてくれないだろ?」

アルツ君:「そうだよなぁ。何で郵便局に泊まるって言ってたんだろう…。」

ヤッチ:「それはこっちが聞きたいよ。」

アルツ君:「で、ばあさんは、いつ来るんだ?」

ヤッチ:「明日。」

アルツ君:「明日かぁ…。郵便局から来るのか?」

ヤッチ:「何で郵便局から来なくちゃならないんだよ。自分の家からだよ。」

アルツ君:「自分の家って郵便局か?」

ヤッチ:「だから…。郵便局じゃないって!」

アルツ君:「そうかぁ…。郵便局じゃないのか…。で、ばあさんはいつここへ来るんだ?」

何だかキリの無い展開に…。

ヤッチ:「明日来るって言ってたよ。それにしても自分の言ったことすぐ忘れちゃうみたいだな?」

アルツ君:「当たり前だろっ!全部覚えていたら、脳ミソがいくつ有ったって足りないだろがっ!」

ヤッチ:「そりゃそうだけど、ばあさんがいつ来るかくらいは覚えておこうよ。」

アルツ君:「ああ、大丈夫だ。ばあさんの顔は覚えているから。」

アルツ君

さすがです…。

(; ̄ー ̄川 アセアセ

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