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こんばんは。
アルツ君の息子ヤッチです。
(^_^)/~
久しぶりの更新が標題の通りとなってしまいました。
(-_-;)
昨日(8月28日)の朝の9時過ぎに、姉から電話が掛かってきました。
姉:「さっき、パパの居る特養の生活相談員さんから電話があってさ…。パパが『調子悪い』って言うから、施設で熱を計ったんだって。」
ヤッチ:「あ…。」
姉:「そしたら、相談員さんが、『お父様、お熱が有るようなので、近くのS病院に連れて行きます。』って、連絡が有ったのよ~。」
ヤッチ:「俺が昨日面会に行った時は、ピンピンしてたんだけどなぁ…。風邪でもひいたのか?」
姉:「わからないけど、一応そんな具合だから、また施設から連絡でも有ったら、あんたにも連絡するわ。じゃーね!!」
正午頃になって、再びヤッチの電話が鳴ります。
姉からです。
姉:「今、相談員さんから、電話が有ってさ…。パパなんだけど、連れて行ったS病院で、血を吐いちゃったらしいのよ。」
ヤッチ:「それで?」
姉:「そこの病院では検査の設備がないから、検査ができる病院を探して、救急搬送するって言ってるのよ。」
ヤッチ:「で?」
姉:「病院側か、特養側が言ってるのかは、わからないけど、『至急、S病院に来て欲しい。』って…。悪いけど、あんた行ってくれない?」
ヤッチ:「わかった!!なんか必要なものは?」
姉:「特に聞いてないけど、とにかく急いで行ってみて!!」
ヤッチは自転車に乗り、S病院へと…。
距離がありましたが、東京の残暑も少し和らいで、助かりました。
結構なスピードで自転車を走らせることができます。
S病院に到着すると、処置室で仰向けに寝かされているアルツ君の姿が…。
点滴を受け、鼻にも管が刺さっています。
特養の看護師さんが、ヤッチを出迎えてくれました。
特養の看護師さん:「お父様なんですけど、かなり高熱でして…。それに、こちらに来てから、嘔吐されまして…。その時に一緒に血も…。」
見れば、アルツ君の鼻に刺さっている管の所々が血痕でしょうか、黒くなっています。
特養の看護師さん:「意識は有るので、しゃべられても大丈夫ですよ。」
ヤッチ:「ありがとうございます。お手数をかけて、申し訳ありません。」
ヤッチはアルツ君に話し掛けます。
すいません…。
(-_-;)
ヤッチも人の子…。
(-_-;)
何と言って、アルツ君に話し掛けたか記憶がありません…。
(-_-;)
何か会話を交えたのは確かですが、全く思い出せません。
(-_-;)
しばらくして、S病院の医師からの説明が入ります。
S病院の医師:「出血の箇所を特定したいのですが、こちらには胃カメラや内視鏡の十分な設備がありません。今、検査を受け入れてくれる病院を探しています。受け入れ先が決まり次第、そちらに救急搬送させていただきたいと思います。息子さんに、付き添いで救急車に乗っていただきたいのですが…。」
ヤッチ、よっぽど、余裕が無かったんでしょうね…。
いつもなら、『運転はやだよ。』とか、『先生も一緒に行く?』と申し上げるところですが、ひねりの無い『はい。』という返事だけ…。
(-_-;)
すぐに受け入れ先が決まり、救急搬送となりました。
地元では、比較的有名な救急指定のOG病院です。
余談ですが、ヤッチの友人のNのお父上もこの病院に救急搬送された経緯があります。
後々、詳しく記事にさせていただきたいと思いますが、アルツ君、搬送先での入院になりました。
(-_-;)
OG病院で、アルツ君、検査のため、なかなか病室に戻って来ませんでしたが、夕方遅くになって、担当して下さった医師からの説明がありました。
アルツ君も病室に戻って来ました。
もう外は真っ暗です。
(-_-;)
医師の説明では…。
(-_-;)
やはり、恐れていた誤嚥性肺炎…。
(-_-;)
そして、逆流性食道炎…。
(-_-;)
一時、四十度近くまで上がったアルツ君の熱は誤嚥性肺炎によるもの…。
吐血は、逆流性食道炎によるものとの事です。
(-_-;)
アルツ君、今はOG病院で、ナースステーションから見える位置の個室で、安静にしています。
意識も有り、救急搬送される前のS病院にいる時よりは会話もたくさんできるようになりました。
ヤッチも自宅に戻って来ています。
詳しいことは後日ということで、今日はこの辺でご容赦下さい。
乱文もご容赦…。
m(__)m
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キーワード検索 : 救急搬送 吐血 高熱 誤嚥性肺炎 逆流性食道炎
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2013/08/29 | コメント (6) | トラックバック (0) | ホーム | ▲ Page Topアルツ君の息子ヤッチです。
(^_^)/~
前記事でも、書かせていただいたように、8月28日の水曜日に救急搬送されたアルツ君ですが、詳しく書かせていただいていなかったので、この記事で少し詳しく書かせていただきます。
入院後の様子も書いていないので、これもあわせて書かせていただきたいと思います。
関連記事(前記事):
アルツ君、またもや救急搬送!!
前記事と重複する箇所も多数あると思いますが、どうかご了承ください。
8月28日の水曜日の朝、アルツ君は入所している特養で、朝食後に不調を訴えたようです。
当然、ヤッチはその場にいませんから、以下は施設の看護師さんから聞いた話になりますが、多分、時刻にすると朝の7時半とか、8時頃の話しだと思います。
施設の看護師さんがアルツ君の体温を計ったところ、38.9度…。
半身浴にはなかなかグッドな温度ですが、人間の体温にすると、かなりの高熱です。
アルツ君が『気持ちわるい。』、『吐きたい』といったので、何度か看護師さんが嘔吐させようと試みたようです。
しかし、施設では吐くことができず、スッキリできなかったようです。
普段、施設の利用者(入所者)さんの体調が悪くなったりすると、その方達を連れていくかかり付けの病院が有るので、アルツ君も施設の車で、そこに連れていくことにしたそうです。
この病院が救急搬送される前のS病院で、一応入院設備もある立派な病院です。
付き添って下さったのは、施設の生活相談員さんと施設の看護師さんだったようです。
そして、S病院の寝かされたベッドの上で、アルツ君、とうとう吐いてしまったようです。
『なんじゃーこりゃー!!』とアルツ君が言ったかどうかは定かではありませんが、そこで吐しゃ物と一緒に大量の血を吐いたそうな…。
やはり、血を吐けば誰でもあわてますわな~。
そこで、担当の先生が即座に検査のできる大きな病院に救急搬送することを考えて下さったようです。
救急搬送の際、付添うのは家族でなくては駄目だったのかどうかはわかりませんが、いち早くS病院に駆けつけられるのがヤッチだったため、ヤッチがS病院に呼ばれます。
ここまでは、前記事に書かせてもらった通りです。
前記事では、ここでの会話の内容を記憶していないと書かせていただきましたが、一つだけ記憶していることがありました。
(^^ゞ
S病院のベッドに仰向けで寝ているアルツ君の横にひざまずくような恰好をしたときに、かすかに漂う懐かしい香りが…。
近くに本屋さんは有りません。
明らかに、香りの主はアルツ君です。
生活相談員さんにヤッチはたずねます。
ヤッチ:「リハパンの予備って持って来てます?」
生活相談員さん:「いやー。急いでお連れしたので、余裕がありませんでした。」
仮に、持って来ているとしても、アルツ君のリハパンを交換できるような状況ではないのに、何でこんなことを言ったんでしょうかね~~????
(; ̄ー ̄川 アセアセ
そうこうしているうちに救急車が到着です。
救急救命士の方の一人がたずねます。
救急救命士さん:「ご家族の方はいらっしゃいますか?」
ヤッチ:「はい。私です。」
救急救命士さん:「(アルツ君が)どんな状況ご説明願えますか?」
ヤッチ:「すいません。父は施設に入所していて、施設の方がここに連れて来て下さったので、私は詳しいことがわからないんですよ。」
施設の看護師さんが、代わって答えて下さいます。
今まで書いたことの繰り返しの話です。
施設の看護師さん:「熱は施設では38.9度。一番高い時は39.1度まで行って、その後計ったときは、少し下がって、38.1度です。」
救急救命士さん:「その一番高かった時と言うのは何時頃ですか?」
施設の看護師さん:「10時です。」
他にも問答がいくつかありましたが、さしたるものではなかったと思うので、省略させていただきます。
アルツ君と一緒に救急車に乗り込む直前に、ヤッチはアルツ君の認知症の症状が進行していることを救急救命士さんに伝えます。
救急救命士さん:「わかりました。後でお父様ご本人にご自身のお名前を訊くことがあるかもしれません。」
救急救命士さんがヤッチにアイコンタクトを送って来ます。
おそらく認知能力を試すのに利用するのでしょう…。
アルツ君がストレッチャーで救急車に運ばれます。
ヤッチが後から乗り込み、救急救命士さんにシートベルトをするよう促されます。
搬送先が決まっているせいか、後ろのドアが閉まると、救急車はすぐに走り出します。
ヤッチ、救急車の中で盗撮を試みます。
(●`w´●)ニァ・・
しかし、救急車がことのほか揺れるので、ベストショットを得られません。
(-_-;)
揺られること10分ちょっとでしょうか…。
受け入れ先のOG病院に到着です。
アルツ君のいる特養からは、自動車で20~30分程度のロケーションの救急指定の病院です。
救急の入り口からすぐに処置室のようなところにアルツ君は運ばれ、ヤッチは処置室の外で待つように言われます。
病院の医療事務のお姉さんがヤッチのところに現れ、いろいろと書類を書くように言われます。
施設で『健康保険証』や『おくすり手帳』を預かってきていたので、それも手渡します。
その後も入れ代わり立ち代り、検査技師さんや医師が現われ、書類を持ってきます。
血液検査にあたって、ウィルス感染していないかの同意書、内視鏡検査をしている時にポリープが見つかった場合に切除しても良いのかの同意書、胸部CTの際にアレルギーが無いか等、アルツ君を待っている間にたくさんの書類を書かなくてはならなくてはならないハメに…。
書類に記入していると、最初に処置をして下さった医師が現われます。
医師:「お父様なんですが…。」
ヤッチ:「はい。」
医師:「こちらに救急でいらした時には、すこしぼんやりされていましたが、今は意識もハッキリしてらっしゃいます。」
ヤッチ:「あ、そうですか。」
医師:「まだ、血液検査などの結果が出ていませんが、おそらく炎症反応が有ると思います。多分、しばらくはこちらで入院していただくことになると思います。」
ヤッチ:「それは覚悟の上ですが!?」
医師:「ただ、このことを話したら、とても嫌がっているご様子でして…。『入院するのかよ…。』とおっしゃっています。」
ヤッチ:「あーあ。それなら適当なことを言って、ぶち込んでしまって下さい。方便使って結構ですので、『ちょっとここでお休みしてから帰りましょ?』ぐらいのことをおっしゃっていただけば、落ち着くと思います。」
医師:「わかりました。では、その方向で…。」
この時、ヤッチは何でアルツ君が血を吐いたのかということを知らされていません。
そのことを教えに来て下さったのかと思ったのに、ちょっと拍子抜けです。
(-_-;)
たぶん検査結果が出ないと、ヘタなことを言えないんでしょうね…。
ただこの医師が、『お父様の鼻に通された管のところどころ黒くなっているのは、血液が酸化しているからで、ちょうど使い捨てカイロの酸化鉄を想像してもらえば良いと思います。』などと、わけのわからない説明をして行ったことだけは、よく覚えています。
この後も、いろいろな書類を書かされ、書き終わっても、なかなかご対面と言うわけにはいかない状況…。
これらの書類の中で、ちょっと困ったのは、入院に際し、個室にするか、大部屋にするかの選択です。
大部屋は多分4人部屋だと思いますが、バス、トイレ、洗面所は部屋には有りません。
お風呂は度外視して良い話ですが、特養では個室に居るアルツ君です。
少し、元気になって、自分で歩けるようになってきた時のことを考えると、トイレが近くにないと不安です。
それに、大部屋では他の入院患者さんの迷惑になることは必至です。
やはり、差額のベッド代を払っても個室にしてもらう必要が出てきます。
で、個室はというと?
ランクがA、B、Cと3ランク有ります。
Aランクは室料が一日あたり31,500円。
バス、トイレ、洗面所完備です。
つづいてのBランクは、バスが無くて、トイレ、洗面所付きの一日あたり21,000円の部屋…。
Cランクは、洗面所のみの10,500円の部屋です。
Cランクの部屋が洗面所ではなく、トイレ付きと言うのであれば、これに即決なのですが、そういう部屋は無いとの事…。
姉と電話で相談し、Bランクでトイレと洗面所のついている個室にするしかないとの結論に達したのですが、何のことはない…。
結局、病室は大部屋、個室含め、Cランクの10,500円の個室しか空きがなく、選択の余地がありませんでした。
(-_-;)
『最初から言えよ!!』っていう話ですが、仕方がありません。
(つд⊂)エーン
結局、部屋には、ポータブルトイレを置いてもらうことで、手打ちです。
アメニティーについても、ちょいとヤッチの薄い頭を悩ます羽目に…。
アメニティーと言うのは、タオルや寝巻などの身のまわり品のレンタルのことです…。
普通であれば、自宅から持ってくれば、事足ります。
また、特養の生活相談員さんからも『必要なものがあれば、おっしゃっていただけば、こちらで準備してお持ちします。』とも言われています。
でも、失禁で一日に何枚も寝巻やらズボンを汚してしまうアルツ君です。
(-_-;)
洗濯物を持って帰り、また持参するのも容易なことではありません。
ならば、お金を払ってでも、アメニティーを頼んでしまった方が、そういった手間を省くことができます。
ところが、アメニティーにもランクが有り、一番値段がいいランクのものは、何度寝巻を汚しても、追加料金は発生しないシステム…。
最高ランクのものは、オムツも4枚以上使えて、1日1,880円…。
この下のランクのアメニティーは1日1,280円。
内容を具にみませんでしたが、後であれこれと買い足して持って行く面倒を考えると、一番至れり尽くせりの内容のアメニティーを頼んでおけば、問題なしという姉の判断で、1,880円のものに決定です。
入院手続きについては、書類をいただき、2~3日中に保証金50,000円とともに提出してくれとのことです。
入院料金は月末締めで、保証金の5万円は退院時に相殺され、余りがあれば、却って来るとの事です。
当然、急いで出て来たので、持ち合わせなどなく、後日の手続きとなりました。
お金に関することは、アルツ君には成年後見人が居て、成年後見人さんが金銭の管理をしているので、成年後見人さんの判断も仰がなければならず、これまた厄介な話です。
成年後見人さんとの連絡は姉がやってくれているので、入院の費用面の手続きは、後で姉にまかせてしまいました。
だいぶ、時間が経過して、ようやくヤッチは、OG病院の事務の女性職員さんに病棟の方に案内されます。
女性職員さん:「まだ、お父様は病室に戻られていませんが、病棟の方にご案内しますね。」
ヤッチ:「ありがとうございます。」
女性職員さん:「今、病棟の一部を工事中なので、少し大きな音がすると思いますが、ご了承願います。」
女性職員さんに案内され、エレベーターに乗り込みます。
どうやら、病室は4階のようです。
ヤッチは救急入口からアルツ君とこの病院に入ったので、病院の中で自分がどこに居たのか、わからないでいました。
でもこの職員さんの案内でようやく自分がどこに居たのかがわかり、スッキリします。
女性職員さん:「まだ、お父様は病室に戻られておりませんが、ここがお父様の病室になります。」
アルツ君の病室はナースステーションに一番近くです。
病室の扉を開けておけば、ナースステーションのカウンターからアルツ君のベッドがよく見えます
病棟に案内される前、病院側からの書類の中でアンケート用紙が有り、アルツ君の普段の生活について質問してくるものが有ったので、ヤッチは事前にアルツ君が認知症であり、環境が変るとおそらく不穏になるのでは!?と言うようなことを記入しています。
もしかすると、アルツ君のために病室を空けてくれたのかもしれませんね~。
(^^ゞ
女性職員さん:「お父様がお戻りになるまで、デイルームがこちらにございますので、お待ちください。」
ヤッチ:「わかりました。」
女性職員さん:「あと、お父様が普段お飲みになっている薬はどちらにございますか?」
ヤッチ:「あッ、そっかッ!?特養に入所しているので、特養で管理していると思います。」
女性職員さん:「では、確認していただき、お早目にお薬をお持ちいただけますか?」
ヤッチ:「今日中じゃないと、まずいですか?」
女性職員さん:「おそらく、今日は点滴ですから、今日はお薬を飲むことはないと思いますが、できるだけ早く…。」
ヤッチ:「わかりました。特養に連絡して訊いてみますね。デイルームは電話を使えますか?」
女性職員さん:「はい。ご使用いただけます。」
ヤッチはデイルームに行き、特養に電話します。
生活相談員さんが対応してくれます。
ヤッチ:「今、病院に居るんですけど、病院から普段飲んでいる薬を早めに持って来てくれって言われているんですけど…。用意できますかね?」
生活相談員さん:「今日中ですか?」
ヤッチ:「いえ。ただ、いつから服用になるかわからないので、早目にとだけ言われました。もし、そちらで今日は難しいなら、明日の朝にでも私がそちらに取りに伺いますよ。」
生活相談員さん:「でも、やはり早いに越したことはないですよね。少しだけお時間いただけますか?対応できるか訊いてみます。」
ヤッチ:「待ちくたびれているくらいだから、俺の時間ならいくらでもあげますよ。」
生活相談員さん:「すいません…。折り返させていただきます。」
電話を切ってすぐにヤッチの携帯が鳴ります。
相談員さんからです。
ヤッチ:「持て余してんだから、もっとゆっくりでもよかったのに…。」
生活相談員さん:「いえいえ…。薬の件なんですけど、そっち方面に帰る職員がいるので、その職員に持たせようと思っていますが、よろしいでしょうか?」
ヤッチ:「え?もうそんな時間?途中で全部飲んじゃうような人でなければ、OKですよ!!」
生活相談員さん:「いえいえ、では、今日中にお持ちします。」
ヤッチ:「無理言ってすいません。」
今度はアルツ君を担当して下さる看護師さんがデイルームにいらっしゃいます。
看護師さん:「はじめまして、お父様を担当させていただく○○と申します。」
ヤッチ:「息子の○○と申します。お世話になります。」
看護師さん:「さっそくなんですけど、救急の医師から、お父様の病状について説明がありましたか?」
ヤッチ:「いえ。とくに…。ただ、胸部のCTを撮るっておっしゃっていた時に、推測で私が『誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)ですか?』って訊いた時に、お医者様だか技師の方が『その可能性が高いですね…。』というようなことはおっしゃっていました。」
看護師さん:「そうですか…。」
看護師さんがヤッチの言うことをボールペンでメモしはじめました。
ヤッチ:「『誤嚥(ごえん)』だなんて、よく手書きで書けますね?俺は携帯かパソコンでしか打てないよ?」
看護師さん:「しょっちゅう、書いていますから…。」
ヤッチの場合、パソコンのキーボードを打っても、時々『御遠征肺炎』という文字が出て来るのに…。
(; ̄ー ̄川 アセアセ
ヤッチ:「この『誤嚥(ごえん)』という文字を見ると、高級な中華料理を思い浮かべるのは、俺だけなんですかねえ?」
看護師さん:「…。」
この後、日頃のアルツ君のことを色々訊かれました。
ヤッチ:「ちょっと、心配なのは、元気になって来た時に不穏にならないかですかね…。」
看護師さん:「まあ、その辺はスタッフが大勢いますので…。」
ヤッチ:「『ばあさん』とか『○○(キノコさんの名前)』を父が口にしたときは、私の母のことで父の奥さんのことなんで…。」
看護師さん:「わかりました。奥様のことは覚えてらっしゃるんですね?」
ヤッチ:「微妙ですが、捜そうとするかもしれません。」
看護師さん:「承知しました。もうすぐ、担当させていただく医師もこちらに戻ってくると思います。またお声掛けさせていただきます。」
また、時間が空いてしまいました。
(-_-;)
他に誰も居ないと、外の空気も吸いに行けませんねぇ…。
(-_-;)
しばらく経って、ナースステーションに来るように言われます。
担当して下さる医師がお見えになったようです。
どうやら、女医さんのようです。
女医さん:「お父様を担当させていただく医師の○○です。」
ヤッチ:「息子の○○です。」
女医さん:「さっそくですけど、お父様の病状についてご説明させていただきますね…。」
女医さんは、ご自分の机の前に有るパソコンのモニターを横に座っているヤッチの方向に少し角度を変えて見せます。
女医さん:「吐血についてですが、食道から胃に向かって内視鏡を入れ、検査させていただきました。モニターでご覧になってわかるように、食道から胃に向かってカメラが動いているのですけど、ところどころ出血している箇所がございます。」
ヤッチ:「でも、ただれているっていう感じじゃないですよね?」
女医さん:「そうですね。潰瘍というよりは、ちょっとしたすり傷みたいなものがあるという程度でしょうかね。失礼ですが、ご高齢のわりに綺麗な方だと思いますよ。で、問題になるのは、食道と胃の境目の部分です。今ご覧になられている部分がその部分で、奥の方に広がって見えるのが胃です。」
ヤッチ:「はいはい。わかります。」
女医さん:「これを少し拡大すると、出血している箇所がわかると思います。」
女医さんはマウスのセンターホイールをクルクルと回転させ、画像を拡大させます。
ヤッチ:「あーこれですか!?」
ヤッチがモニターを指さします。
女医さん:「そうです。おそらく吐血の箇所はここだと考えられます。」
ちょうど食道をホース、胃をポンプに例えるなら、ちょうどそのジョイント部分が出血して、輪郭が赤く彩られています。
ヤッチ:「なんで、こんなところが出血したりするんですかね?病名で言うと何と言う病気になるんですか?」
女医さん:「逆流性食道炎というものです。お父様の場合、普段バイアスピリンという血液をサラサラにする薬を飲まれているので、逆に血が止まりにくかったのかもしれませんね…。」
ヤッチ:「逆流性食道炎というのは、最近、テレビのコマーシャルなんかでも流れているやつですよね?また何だって、こんなのところで流行りのものに手を出すかなぁ…。」
女医さん:「ご存知かと思いますが、胃や十二指腸からは胃液、十二指腸液というものが出ています。胃液と言っても、強い酸ですから、これが何かの拍子で、食道の方に飛び出してくると、食道の粘膜を傷つけてしまうんですね。」
ヤッチ:「それが逆流性食道炎っていうやつですかぁ…。自分で自分をぶっ殺しちゃうんですね!?出血までしちゃうんですね?」
女医さん:「そうですね…。どうして出血したのかということは、推測の域を出ませんが、何か大きなものを飲み込んで、吐こうとしたときに胃酸が逆流して、食道を傷つけてしまったのかもしれません。ただ、胃の中は吐かれてしまった後なので、綺麗でした。また、85歳という高齢ですから、飲み込む力、いわゆる嚥下(えんげ)が悪くなっているのかもしれません。」
ヤッチ:「なるほど…。以前、進行性核上性麻痺(PSP)ではないかと言われたこともあるので、もしかすると、こやつだとすると、一番最初に飲み込みが悪くなる嚥下障害(えんげしょうがい)が出るっていう話も聞きましたからね…。」
女医さん:「そうでしたか…。」
ヤッチ:「そう言われちゃうと、キリがありませんが、蕎麦をのどに詰まらせるなんていう事件もありましたからねぇ…。」
女医さん:「いずれにしましても、今すぐに手術をして、どこかを切除しましょうという御病気ではなくて、胃酸を抑えるような薬を使って、徐々に元の状態に戻していくという治療になると思います。」
ヤッチ:「なるほどね…。」
女医さん:「で、お父様のお熱の方なのですが、高熱が長く続いたとか、胸が苦しいとか、おっしゃられたことがございますか?」
ヤッチ:「いいえ。家族の中では一番元気な方で、若い頃は風邪をひいたこともありません。」
女医さん:「そうでしたか…。」
今度は女医さん、アルツ君の胸部のCT画像をヤッチに見せます。
女医さん:「これはお父様の肺の画像ですが、肺の下の方に影あるのがお分かりですか?」
ヤッチ:「影って言うのは、白くなっているということですよね?やっぱり誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)ですか?」
女医さん:「そうですね。しかも、申し上げにくいことですか、過去に誤嚥を繰り返している事がうかがえます。」
ヤッチ:「年齢が年齢ですから、有ってもおかしくないかもしれませんねぇ…。ただ繰り返しているというのはちと、驚きです。」
誤嚥(ごえん)というのは、本来食道を通って胃の中に入らなければいけない食べ物や水分、あるいはツバといったものが、気管の中に入ってしまうことです。
気管の先は、当然の事ながら、肺です。
時々、ヤッチもやっちまう事が有りますが、大きく咳払いをすることでこいつをブロックします。
ただ、年齢とともに、飲み込む力や逆に吐く力、あるいは咳払いをする力が弱くなって、誤嚥のリスクが高くなるわけです。
細菌まみれのものを誤嚥してしまえば、誤嚥性肺炎になるの図式で、さらに肺炎を起こせば高熱が出るの図式です。
女医さん:「画像で見る限りでは白い塊というのではなく、ところどころ、引っ掻き傷のようになっているところが有るのがお分かりになります?特に肺の下の方です。」
アルツ君の肺の上部は影も無くきれいですが、肺の下の方に行くほど、白く濁り、釣り糸の切れ端のようなものが沈殿しているようにも見えます。
ヤッチ:「なんだか、釣り糸が肺の中に入っているみたいですよね?最近は釣りに出かけていないはずですけどねぇ…。」
女医さん:「その白くシュシュとなっているところが過去に誤嚥している箇所だと思います。」
ヤッチ:「へー、過去の誤嚥までわかっちゃうんだ!!」
女医さん:「で、血液検査も同時にさせていただきました。白血球の数がお父様の年齢の基準値よりも多くなっています。2倍とはいかないまでも、それに近い数値を示してます。」
ヤッチ:「それがわかると何がわかるんですか?」
女医さん:「白血球の数が増えると、炎症を起こしている事がわかります。人間の体は白血球の数を増やして炎症を防ごうとするのです。」
ヤッチ:「便利に出来てますね…。」
女医さん:「細菌は熱に弱いので、それが増殖しないように高熱が出たりするわけです。」
ヤッチ:「それで、父の今回の肺炎の程度というのはどの程度になるんですかね?」
女医さん:「過去の誤嚥の跡が一緒に画像に写ってしまっているので、はっきりとした数値は、正直わかりません。」
ヤッチ:「そうですか…。」
女医さん:「いずれにしても、逆流食道炎と同じで、手術をしてどこか悪い所を取ってしまうという治療ではなく、抗生剤で、細菌の増殖を防いでいくという治療になります。それと、これは様子をみながらということになりますが、入院が長引けば、足腰の筋力も衰えてきますから、筋力が大きく落ちないようなリハビリも計画に入れて行こうと思います。あわせて、嚥下(えんげ)についてもリハビリをさせて行こうと…。」
ヤッチ:「それは、ありがたいですね。ぜひ、よろしくお願いします。」
女医さん:「あと、大変失礼かと存じますが、ご高齢な御父様なので、治療の中で、病状が悪い方に向かわれてしまうことも考えられます。その際は、私どもの院としましては、余りお父様に苦痛にならないような治療法を考えていますけれどもよろしいでしょうか?」
要はアルツ君の病状が悪化して、いよいよお迎えが来るといったときに、おしりの穴に棒を突っ込み、グリグリとかきまわして、眠る子を起こすような治療法は選択しないということをこの女医さんはおっしゃりたかったようです。
ヤッチ:「私もその方が良いと考えています。ただし、私がよくても、本人は暴れるかもしれませんが…。」
女医さんは苦笑です…。
女医さん:「だいたい、以上なんですが、何か他にご質問は有りますか?」
ヤッチ:「いえ。特に…。」
失敗しました…。
(-_-;)
アルツ君の入院期間がどのくらいの長さになるのかをお伺いするのを忘れました…。
(-_-;)
リハビリの計画が入っているし、抗生剤の投与があるわけですから、すぐに退院とはならない気配ですがね。
女医さんからの説明が終わり、いよいよアルツ君にご対面です。
アルツ君、目をつぶっていますが起きているようです。
暴れないようにベルトでベッドに拘束されています。
サイドテーブルの上には、まだ封の切られていないミトンも置いてあります。
ヤッチ:「起きてるのか?」
アルツ君が目を開けます。
アルツ君:「起きていますよん!!」
ヤッチ:「でも、寝てていいよ。」
アルツ君:「人を起こしておいて、そんなことを言うやつがあるか。」
喋る声が痰混じりの声です。
やはりいつも通りとはいきませんね。
(-_-;)
話し声に覇気がありません。
顔色も白いというより、熱のせいか、赤ら顔です。
ヤッチ:「悪い悪い…。」
アルツ君:「それより何だって動けないんだ?」
ヤッチ:「気のせいだろ!?」
アルツ君:「うそをつけ。胸に変なバンドみたいながくっ付いてるぞ?」
ヤッチ:「あー、それか!?旦那さんの腰が曲がってるから、真っ直ぐにするために矯正してるんだよ。」
ヤッチ:「そっか…。それに腕にも変なもんが付いてるぞ。」
アルツ君が仰向けの姿勢のまま、点滴の針の刺さった腕を軽く叩きます。
もう、すでに点滴の針を固定しているサージカルテープのめくれかかっている部分があります。
(-_-;)
ヤッチ:「今日は自分の入れ歯は口の中に入っているか?」
アルツ君:「そういえば、無いみたいだな!?」
ヤッチ:「だろ?入れ歯が無いとメシが食えないから、そこの腕から栄養を放り込んでもらってるんだよ。」
アルツ君:「こんなところからエサを食ったって美味くないぞ!?」
ヤッチ:「大丈夫だよ。ボタモチ100個分の栄養を入れてくれって頼んであるんだから。」
アルツ君:「お前ね、ものには限度っていうのがあるぞ。そんなに食えるわけないだろ。」
くだらない会話をしていると、看護師さんの登場です。
看護師さん:「今日担当させていただく○○です。よろしくお願いします。」
ヤッチ:「こちらこそよろしくお願いします。」
看護師さんがアルツ君の痰吸引の準備を始めます。
看護師さん:「お父さん!!口を開けられますか?」
アルツ君:「開けられるけど、入れ歯は無いよ!?」
看護師さん:「もっと大きく開けられますか?」
アルツ君:「あーん。」
看護師さん:「『あーん』じゃ閉じちゃうから、『あー』のままでいて?」
アルツ君:「そんな難しいことわかんないよ。」
看護師さん:「ダメだなこりゃ。鼻からだ。」
看護師さんが痰吸引のためのチューブを鼻から挿しこもうとします。
アルツ君が大声を上げて首を振ります。
アルツ君:「わーっ!!!」
すごい力でアルツ君が抵抗するので、ヤッチもアルツ君の腕を抑えつけます。
拘束については、同意書にサイン済みなので、多分虐待にはならないでしょう…。
(; ̄ー ̄川 アセアセ
代筆したのはヤッチですが…。
(; ̄ー ̄川 アセアセ
ミッション完了です…。
アルツ君もグッタリしています。
看護師さん:「ほーらこんなにたくさん出た。ありがとうございました。」
看護師さんがヤッチに軽く会釈します。
アルツ君がブツブツ言っています。
アルツ君:「あーあ。殺されちゃった…。」
ヤッチ:「そうだよ。旦那さんを生かすも殺すも看護師さん次第だぞ~。」
看護師さん:「いえいいえ、私はそんなことはしませんから、ご安心下さい。」
ヤッチは看護師さんに話し掛けます。
ヤッチ:「これじゃあ、夜中に点滴の針を抜いちゃうかもしれませんね~。」
看護師さん:「大丈夫、大丈夫、わかってますから!!」
なかなか頼もしい看護師さんです。
そんなことをしていると、同じような人物登場です。
アルツ君の一人娘の姉です。
姉:「パパ、どう?」
アルツ君:「どうって、メシを食わしてくれないんだよ…。」
姉:「お腹がすいた?」
アルツ君:「そういうわけじゃないけど、食わしてくれないんだよ…。」
姉:「早く元気になったら、食べられるさ!!」
アルツ君:「それに何だか今殺されかけたんだぞ?」
姉:「ん?」
ヤッチ:「今、痰吸引してもらったんだよ。」
アルツ君:「あんな苦しいなら死んだ方がましだぞ…。」
看護師さん:「そういうことを言う人に限ってそうならないんだな~。」
姉:「だって!!早く元気なりな!!肺炎だって聞いたからさあ…。がんばって早く治しな!!」
アルツ君:「肺炎?俺がかよ?」
姉:「そうだよ~。」
アルツ君:「そうか…。俺は肺炎なのか…。」
ヤッチは姉に目くばせをして、制止します。
アルツ君には病識がありません。
今回は救急搬送されたことも、吐血したことも記憶にないようです。
姉:「とにかく、今日はゆっくり休みな!!」
今度は看護師さんがネフライザー(呼吸を楽にする吸入器)を準備しています。
ガスマスクを小さくしたようなものを想像してもらえば良いと思います。
おめんのようにゴムひもが付いていて、顔の後ろにゴムひもを回せば、装着完了です。
看護師さんが首を傾げています。
看護師さん:「多分ゴムだと嫌がるだろうな…。手で持っててもらった方がいいかな!?」
ネフライザーから蒸気が出始めます。
看護師さん:「これを口に当てて下さい。できます?」
アルツ君、全然手で持とうとしません。
(-_-;)
仕方なく、ヤッチがアルツ君の口にネフライザーを当てます。
看護師さんはこれを確認すると、アルツ君の病室から出て行ってしまいました。
ヤッチ:「ひょっとして、俺、ずっとこの姿勢?」
中腰の姿勢のままでは辛いので、無理やりアルツ君の顔の後ろにゴムひもを回します。
意外に大人しくさせてもらえました。
痰吸引で楽になったのか、ネフライザーで楽になったのかはわかりませんが、アルツ君がどうやらオネムになったようです。
それでも、目を閉じながら何かを言っています。
アルツ君:「腰が痛いんだよな…。」
ヤッチ:「ほとんど丸一日寝てたんだから、腰が腐ってるのかもな!?」
アルツ君:「腐ってるところを切ってくれよ…。」
拘束されて仰向けの姿勢をずっと続けているので、床ずれ気味になるのも無理はありません。
ヤッチはベッドとアルツ君の体の間に手をすべり込ませます。
姉:「タオルでも挟んであげたら?」
ヤッチ:「そうだね。そこにあるから取ってくれる?」
そう言いながら、アルツ君の体の中央付近に手をすべり込ませた時です。
何か固い感触が伝わります。
ん?
心電図計の端末(?)のようなものをアルツ君が体に轢いていたようです。
これじゃあ、痛いわけです。
おそらく携帯電話を持って寝落ちしたときの感覚です。
(; ̄ー ̄川 アセアセ
そして今度はアルツ君が起き上がろうとする仕草を見せます。
拘束されているので、起き上がることはできません。
ヤッチ:「何?どうした?」
アルツ君:「ちょっと、起こせよ。」
ヤッチ:「今日は安静にしていないとだから、寝てなよ。」
アルツ君:「いいから、起こせよ。」
ヤッチ:「ベッドごとは俺の力じゃ無理だな…。」
アルツ君:「ダメだ、トイレに行きたくなっちゃった。」
ヤッチ:「そんなこと言ったって、いろんなものが体にくっ付いているから無理だよ。オムツの中で出しちゃえよ。」
アルツ君:「そんなことできるかよ。」
ヤッチ:「全神経をチンチンに集中させて…。」
アルツ君:「いやだーっ!!」
普段はヤッチの方が『トイレに行こう』と言っても『いやだーっ!!』と言うのに…。
アルツ君
さすがです…。
(; ̄ー ̄川 アセアセ
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2013/09/01 | コメント (0) | トラックバック (0) | ホーム | ▲ Page Topお探しの記事は、この キーワード (ユーザータグ) を設定していない可能性があります。
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