アルツ君は職人進行性核上性麻痺の疑いのある元植木職人のアルツ君(父)、アルツ君の愛妻キノコさん(母)、そしてアルツ君の息子ヤッチの日々の生活を紹介しています。
  ※スマホではこのページをご覧になれません。

このページに表示中の記事 (キーワード: 入院 の検索結果  9 件)
 項目をクリックするとスクロールを省略できます。
2   次のページ »

顔面神経麻痺

2012/05/16 (水)  カテゴリー: 顔面神経麻痺
▲ Page Top
こんばんは。

アルツ君の息子ヤッチです。

(^_^)/~

相変わらず、顔の左半分が上手く動かないヤッチですが、何が辛いって、大好きな蕎麦を上手にすすれません。

(つд⊂)エーン

全部をすすり終わるまでの十分な持久力がなく、最後のたくさんツユが付いている部分を口の中に運べないんです。

(つд⊂)エーン

この顔面神経麻痺も症状が出てから1週間くらい経ち、薬も無くなりかけて来たので、耳鼻科に行ってきました。

鼓膜に水が貯まった時に、トンネル貫通工事をしてくれた先生のところです。

先生は、相変わらずひょっとこ顔のヤッチをみて、

先生:「顔に弱い電気を流して、回復の見込みがあるのか、無いのか判定できる検査が有ります。受けてみますか?」

ヤッチ:「でも、まだ薬を飲み始めて日も浅いので、まだもう少し先でも良いのでは!?」

先生:「この検査は、症状が出始めてから、1週間から10日くらいの時にするのが一応良いとされています。ちょうど、そのくらいの時に当たりますから、受けてみたら良いと思いますよ。」

ヤッチ:「それでは、お願いします。」

先生:「残念ながら、この機械はうちにはないので、紹介状を書きますので、そこでまず受診して下さい。」

そう先生はおっしゃって、近くの付属の大学病院を紹介してくださいました。

ヤッチの最寄り駅からは二駅目にある病院で、お茶の水にある大きな大学病院の分院で、勘の良い方ならすぐさまわかってしまう大学病院でもあります。

今日はそこへ少し早起きをして出かけてきました。

8時から初診の受付があると聞いていたので、7時半くらいに到着。

受付票をもらい、それに記入し、初診受付から今度は耳鼻咽喉科の外来受付に案内されます。

さらっと書いてしまいましたが、もうこの時で9時を回っていましたから、いかに混んでいるかが、お分かりになると思います。

耳鼻科の外来受付で診察時間が午後の2時半になることを聞かされます。

朝早くから来た意味ないじゃん!?

でも診てもらわないわけにもいかないので、我慢することに…。

採血だけを午前中に済ませておいてくれと、言われたのでこやつだけは午前中に…。

でも、採血だけでも、またしても長い待ち時間です。

(-_-;)

途中外出しても良いと言われていたので、採血を済ませて、一旦家に帰ると、お昼ご飯をかき込んで、もう出かけないと間に合わない時間です。

2時半ちょうどくらいに病院到着です。

午前のような混雑はなく、少しのどかな感じすらあります。

待合室で待っていると、看護師さんに呼ばれ、聴力検査です。

聴力検査が終わると、すぐに先生のいらっしゃる診察室に呼ばれます。

先生:「紹介状をいただいて拝見したのですが、この検査の機械は実はここにも無くて、うちの大学の本院でないと無いんですよ…。」

なんでもこの顔の表面に電気を流す検査はENOG検査と言うらしく、予後(手術や病気の回復時期やその見込み)がわかる画期的な機械なそうな…。

先生は続けます。

先生:「今から、紹介状を書きますから、うちの大学の方の本院で検査を受けてみて下さい。」

ヤッチ:「今からですか?」

先生:「実は、この検査ができるのが1週間に一度しかなく、それが今日なのですよ。向こうの外来の受付は、もう終了していると思うので、話はこっちでつけておきますので、急いで検査を受けて来て下さい。」

もう気づけば夕方4時過ぎ…。

ここから大急ぎで御茶ノ水に行っても1時間弱はかかります。

先生:「それから、検査後の入院は御茶ノ水の方の病院ではなく、うちで面倒をみますから、検査に行く前に、うちの入院受付で入院の手続きを済ましてから、お茶の水に行って下さい。今日はベッドに空きがないらしいので、入院の受付を済ませ、お茶の水で検査を受けたら、ご自宅に戻られて結構です。後日入院日を入院受付のものが連絡差し上げると思いますので…。」

何だかいつのまにか、入院させられる羽目になっているじゃありませんか…。

(-_-;)

しかもさんざん朝から引きずり回したあげく、電車でその日のうちに移動して検査を受けて来いと…。

もう夕方ですよ…。

仕方なく、大急ぎで入院受付を済ませ、ベッドの空ができたら即入院という手続きを踏み、お茶の水へ向かいます。

電車はすでに通勤帰りのサラリーマンも姿もチラホラ…。

すでにガランとした大学病院に到着です。

ここでも、やれ初診受付をしろとか、カルテの作成をするから記入しろとか、いろいろ面倒な手続きを取らされ、ようやく検査にこぎつけました。

検査自体は実に単純で、鼻の下、あご、首筋に電極を付け、電気を流すというものです。

電気を流すマッサージ器となんら変わらない刺激です。

検査をしてくださった先生が、パソコンの電卓で計算を始めます。

結果は14~21%…。

なんの数値だかよくわかりませんが、これが予後良好なのか不良なのかを判定するバロメーターなそうな…。

ヤッチの場合は、「麻痺が残る」と「麻痺が残らない」でいうと、半々の確立らしいです。

先生が切り出します。

先生:「完治するには、個人差はありますが、だいたい4か月程度かかると思って下さい。麻痺が残らないということは今の時点では断言できません。」

ヤッチ:「こちらにお伺いする前に、入院するように言われたのですが、入院しないとダメなんでしょうか…。」

先生:「入院した方が早いでしょう…!?」

ヤッチ:「と、おっしゃいますと?」

先生:「入院した方が、通院してステロイドの薬を使うよりもたくさん使うことができます。その分、回復も早いということですよ。」

ヤッチ:「そうなんですか…。個人差はあると思いますが、だいたい入院期間はどのくらいになるんですか?」

先生:「おおむね、1週間から10日です。おっしゃる通り、人によって入院期間は変わってくると思います。」

この後も、検査をしてくだった先生がヤッチの顔面神経麻痺のことについて、いろいろ解説してくださいました。

首筋に痛みがあるのはやや不安因子になっているそうな…。

いずれにしても、早朝、診察に出かけた時は、せいぜい今日はこのENOG検査予約くらいで一日終わってしまうのだろうと思っていました…。

読みが甘かった…。

思わぬ急展開に動揺を隠せません。

たぶん、近日中に入院になることと思います…。

(-_-;)

アルツ君がこれを聞いたら、「鍛え方が足りない。気合と根性が足りないからだ!」と一喝されそうな感じです…。

(; ̄ー ̄川 アセアセ

せっかく、新しく住み始めたアパートも片付けが終わり、落ち着いてきたのに、さっそくまたこのアパートを空けなくてはなりません…。

(つд⊂)エーン

ブログランキングに参加中です。
応援をお願いします。
にほんブログ村    人気ブログランキング    FC2ブログランキングへ
コメント 8 件
ツイートする

キーワード検索 : 顔面神経麻痺 紹介状 耳鼻科 聴力検査 ENOG検査 入院 予後 麻痺 ステロイド 

FC2スレッドテーマ : 認知症を介護する家族の悩み (ジャンル : 福祉・ボランティア

© 2019 アルツ君は職人
Unauthorized copying prohibited.

この記事のURLhttps://alzheimers.blog.fc2.com/blog-entry-280.html   Facebook   Twitter   hatena_bm hatena_bc

2012/05/16 | コメント (8) | トラックバック (0) | ホーム | ▲ Page Top

入院決定です

2012/05/17 (木)  カテゴリー: 顔面神経麻痺
▲ Page Top
こんばんは。

アルツ君の息子ヤッチです。

(^_^)/~

今日のお昼過ぎにヤッチの携帯に着信が有りました。

昨日診察した大学病院からです。

ベッドに空きができたので、明日の午後2時から入院しろとの事…。

いつも、変な想像をしてしまうのですが、『ベッドに空き』という言葉…。

ベッドに空きはないと寝れませんよね!?

キツキツのベッドでは、症状が進行してしまいます…。

ヤッチが入院したら、一つのベッドに何人かがつめて寝ていたりして…。

ラッシュ時の電車の座席ではないので、そんなことは無いと思いますが、さすがにアカの他人と耳に息を吹きかけ合って寝るのは勘弁です…。

(; ̄ー ̄川 アセアセ

冗談はさておき、これでもかというくらい痛めつけられた何か月間だったので、果たしてこれで勘弁してもらえるのかは、わかりませんが、指名が入ったので、明日より入院して、治療に専念してきますね。

片目でのブログの更新には、ちと限界も感じていたので、ちゃんと治さないとです。

そうそう、姉の話ですが、ヤッチが入院する前に美味しいものを食べさせてやると言って、会社から電話が掛かってきたのですが…。

姉:「あのさ、今日ね、滅多に手に入らない千疋屋のフルーツケーキと美味しいチラシ寿司を買ったから、今日は会社を早めに出て、あんたのとこに持って行くね。じゃあね!なるべく早く帰るから!」

チラシ寿司をチョイスしたのは、ヤッチが上手く口を開けられない配慮と思われますが…。

いつも、姉が帰宅する時間よりは、だいぶ早い時間に再度、着信が有りました。

姉:「せっかく、美味しいものを買ってあんたに食べさせてあげようと思ったのに、電車を降りる時に、網棚に全部置き忘れてきちゃった…。今駅員さんに調べてもらってるけど、出て来ないみたい…、御免!なんか違うものを買って持って行くよ。じゃあね。」

恐るべしアルツ君の娘です…。

(^_^;)

電話を切ってそう時間も経っていない時刻にまた姉からの着信です。

姉:「あのさ!有ったって!終点の駅に届けてられてるんだって!仕方ないから取りに行って来るよ!じゃあね!」

相変わらず、双方向通信の難しい姉です。

(-_-;)

一方的に電話を切られました。

終点の駅まで行って戻ってくるには、おそらく1時間以上はかかります。

結局、いつも姉が帰宅する時間くらいに、またまた姉から電話が入ります。

姉:「やっと戻ってきたよ…。今から自転車でそっちに行くね。ご飯食べないで待っててよ!」

しばらくして、姉がキノコさんの部屋に登場です。

キノコさんの部屋で、キノコさん、姉、ヤッチで姉の買ってきてくれたものをごちそうになります。

姉がおかずをつまみながらつぶやきます。

姉:「しかし、あたしもよく終点の駅まで行ったよ…。なんのために会社を早退したんだかわかりゃしないわ~。」

それは、忘れ物を取りに行くため?

ヤッチのため?

台風姉さん

さすがです…。

(; ̄ー ̄川 アセアセ

ブログランキングに参加中です。
応援をお願いします。
にほんブログ村    人気ブログランキング    FC2ブログランキングへ
コメント 4 件
ツイートする

キーワード検索 : 入院 フルーツケーキ チラシ寿司 終点 台風姉さん 

FC2スレッドテーマ : 認知症を介護する家族の悩み (ジャンル : 福祉・ボランティア

© 2019 アルツ君は職人
Unauthorized copying prohibited.

この記事のURLhttps://alzheimers.blog.fc2.com/blog-entry-281.html   Facebook   Twitter   hatena_bm hatena_bc

2012/05/17 | コメント (4) | トラックバック (0) | ホーム | ▲ Page Top

入院初日

2012/05/18 (金)  カテゴリー: 顔面神経麻痺
▲ Page Top
今日の午後からヤッチの入院生活がはじまりました。

しかし、どこまでついていないのでしょう…。

家を出て病院に向かおうとすると、ゲリラ豪雨…。

しかも、ずぶ濡れになって病院に着くと、カラリと雨が上がります。

まあ、書きたいことはたくさんありますが、片目で携帯電話で文字を打つのはPC以上にきついので…。

皆さんが一番気になっている病院食…。

その気になる感想は?

少ない、足りない、物足りない…。

まるでヤッチの髪の毛ようです。

(; ̄ー ̄川 アセアセ

ブログランキングに参加中です。
応援をお願いします。
にほんブログ村    人気ブログランキング    FC2ブログランキングへ
コメント 2 件
ツイートする

キーワード検索 : 入院 

FC2スレッドテーマ : 日々徒然なる話 (ジャンル : 福祉・ボランティア

© 2019 アルツ君は職人
Unauthorized copying prohibited.

この記事のURLhttps://alzheimers.blog.fc2.com/blog-entry-282.html   Facebook   Twitter   hatena_bm hatena_bc

2012/05/18 | コメント (2) | トラックバック (0) | ホーム | ▲ Page Top

入院中に有ると便利なもの

2012/05/21 (月)  カテゴリー: 顔面神経麻痺
▲ Page Top
こんにちは。

アルツ君の息子ヤッチです。

(^_^)/~

元々入院経験など無かったヤッチですが、ある意味経験が無い分、入院の時に必要なものなどが、素人目線で見えて来たりするので、今回は、入院中に有ったら良いものなどを適当にピックアップしたいと思います。

まず、一番欲しいのは「健康な身体」ですが、入院初日からこれは「無い物ねだり」に近いものがあるので、まずは心の引き出しにしまっておいてください。

さて、次に必要なもの…。

ヤッチ的には、これが一番欲しいところですが、可愛い看護師さんの溢れんばかりの愛情…。

しかし、これも女性陣から反対意見が聞こえて来そうなので、任意のアイテムとさせていただきます。

元々これは家から持って行けるものではないので、家から持って行けて、女性陣も納得行く物を考える必要があります。

まず、ヤッチが一番欲しいと思ったのは耳せんです。

4人部屋での入院生活ですが、ヤッチの対面のベッドの患者さんのイビキが凄いんです。

ウーハー付きの重低音を奏で、往復で攻めて来るので、なかなかデリケートにできているヤッチには大変…。

他の物は有ったら良いなあくらいで、まあ無くても何とかなるかなあと言うべきものなのですが、コヤツだけは、病院の売店で購入してしまいました。

片目を自力で閉じることができないため、アイマスクを持参してきたので、寝る時の環境はこれでバッチリです。

後はどうでも良いようなものだし、病院内に売店が有れば揃うと思われますが、わざわざ買うのは勿体ないということも有るので、列挙しておきます。

  • シャンプー
  • ボディーソープ(入浴OKの場合)
  • つまようじ(ヤッチの入院している病院はコヤツがない…。)
  • ウェットティッシュ
  • インスタントコーヒー
  • スティックシュガー(給湯器が有ったので…)
  • ボールペン
  • 携帯ラジオ
  • 長めのイヤホン(寝ながらテレビを観たりするので、長めが便利。)
  • 見易い時計
  • 手鏡
  • S字フック(いろんなものをかけたりできる。)

まあ、ピックアップし出すと、キリがないので、また何かこれは有ったら、便利というものが、出てきたら、記事にしますね。

くれぐれも、色々取り揃えて、ベッドを要塞にしないで下さいね。



(以外に重宝しています。100円ショップのバッグハンガー)

ブログランキングに参加中です。
応援をお願いします。
にほんブログ村    人気ブログランキング    FC2ブログランキングへ
コメント 4 件
ツイートする

キーワード検索 : 入院 看護師 耳せん  

FC2スレッドテーマ : 日々徒然なる話 (ジャンル : 福祉・ボランティア

© 2019 アルツ君は職人
Unauthorized copying prohibited.

この記事のURLhttps://alzheimers.blog.fc2.com/blog-entry-284.html   Facebook   Twitter   hatena_bm hatena_bc

2012/05/21 | コメント (4) | トラックバック (0) | ホーム | ▲ Page Top

アルツ君の脳梗塞 ~ 入院19日目から21日目

2014/12/17 (水)  カテゴリー: 脳梗塞
▲ Page Top
・入院19日目 ~ 12月13日(土)

2014年12月13日~キノコさん面会

アルツ君が食事をあまり食べてくれないということを耳にしたキノコさんが、アルツ君の食事の様子をみたいと言ってきたので、キノコさんと一緒に面会に出かけることにしました。

寝ても覚めてもキノコさんのことばかりを口にするアルツ君なので、キノコさんのパワーを借りれば、間違いなくアルツ君もモリモリ食べてくれるはず…。

キノコさんが出かけるにしては遅い時刻でしたが、午後4時半ごろに病院に到着です。

あまり早い時刻に病院に着いてしまうと、アルツ君がリハビリ中でベッドを空けていることが有るし、夕食の18時ギリギリに病院に着いてしまっては、アルツ君とキノコさんが会話を楽しむ時間が少なくなってしまうので、適当な時刻を見計らって出かけて来ました。

病室に入るとアルツ君は就寝中です。

ヤッチはキノコさんにアルツ君を起こすように促します。

キノコさん:「もしもし…。」

キノコさんが小声でアルツ君に呼びかけます。

アルツ君が目を開けます。

アルツ君の足元に立っているヤッチと目が合います。

ヤッチ:「昼寝中だったか?起こしてゴメン。旦那さんの横を見てみん?」

キノコさんはアルツ君の寝ているベッドのすぐ右側に腰かけています。

アルツ君、キノコさんのいない窓の方を見上げます。

アルツ君:「何時だ?」

ヤッチ:「何時かとなりにいる人にきいてみん?」

アルツ君が、反対側を向きます。

アルツ君:「ハヒヒヒヒ…。」(ケンケン泣き)

ヤッチは席を外し、デイルームで時間を潰します。

17時半ぐらいになって、ヤッチはアルツ君の食事の準備をしようと病室に戻ります。

やはり、ヤッチや姉が面会に来る時よりもアルツ君の表情が明るいようです。

アルツ君がキノコさんと会話している声も普段より、ハッキリしているし、呂律も良く回っています。

キノコさんには窓際(アルツ君から見て左)に座ってもらい、ヤッチは今までキノコさんが座っていたところに腰かけます。

ヤッチ:「どう?ばあさんとの会話ははずんだか?」

アルツ君:「どうかな~???」

ヤッチ:「照れるなよ~。」

アルツ君、ヤッチが病室に入ってきた途端、キノコさんの方を向こうとしません。

ヤッチ:「ばあさんと結構長いことおしゃべりしてたんじゃないの?」

アルツ君:「さぁ…。」

ヤッチ:「福原愛じゃないんだろ?」

キノコさん:「もう(病院に面会に来るのは)三回目だものね~。」

ヤッチ:「ばあさん、どこにいるの?ばあさん?」

アルツ君:「ばあさん?どこへ行ったって、遊びに行っちゃったよ~。」

ヤッチ:「横向いてみろよ。」

キノコさんがアルツ君の肩を叩きます。

アルツ君がキノコさんの存在に気づきます。

キノコさん:「しつれいね~。」

アルツ君:「ああ、かわいそうに…。」

アルツ君、キノコさんをチラ見しますが、視線を合わそうとせず、ヤッチの方を向きます。

ヤッチ:「俺のほう向かなくていいから、ばあさんのほう向けよ!」

キノコさん:「なんで、私が遊びに行くの?」

アルツ君:「そういう風に見えたんだよ~。」

キノコさん:「どうしてそういうこというの?じゃあ、あんたも遊びに行きなさいよ。」

アルツ君:「はいよん!行きますよん!」

キノコさん:「ふふ、行きなさい…。」

ヤッチ:「じゃあ、明日から駆け足な?」

アルツ君:「(ここが)どこだかわからないもん。」

キノコさん:「自分で立てるようにしないとね…??」

アルツ君:「あいよ、わかりましたよ!はい…。」

ヤッチ:「(ばあさんは)今日はご飯を見極めに来てるんだからね。全部食べるかどうか…。」

アルツ君:「へー…。」



この後、姉もやって来て、アルツ君のテンションはマックスです。

姉のテンションもマックス…。

ヤッチはマックスを脱退しています。

姉:「パパちゃん!元気!」

アルツ君:「元気じゃないよ!」

姉:「へえー。どこが?ここか?ここか?私の手、外からきたばっかりだから冷たいよ~。」

姉はアルツ君に自分の手を近づけようとします。

アルツ君:「あーあ、殺されちゃう…。」

姉:「そんなこと言うなよ~。ママと『チュッチュ』したの?」

アルツ君:「うるさいっ!」

姉:「あっ…、どの口がそんなこと言うのかな?ここか?」

姉はアルツ君の顔を両手で思い切りホールドし、アルツ君をひょっとこ顔にしています。

アルツ君:「あーあ…、死んじゃった…。」

なぜか冷やかなヤッチ…。

(; ̄ー ̄川 アセアセ

アルツ君の夕食の介助に来たんですけど…。

(; ̄ー ̄川 アセアセ

アルツ君、結局、この日は夕食の途中で疲れてしまい、寝落ちしてしまいました。

台風姉さん

さすがです…。

(; ̄ー ̄川 アセアセ

ん…。

6割(食事摂取)…。

(; ̄ー ̄川 アセアセ

・入院20日目 ~ 12月14日(日)

夕方、K病院に着きました。

アルツ君の病室に入る前に、ナースステーションでヤッチは看護師さんにたずねます。

ヤッチ:「おいそがしいところ、すみません。○○(アルツ君)なんですが、今日はどんな様子でしたか?」

アルツ君の入院以来、こうして看護師さんにアルツ君の様子を事前に訊くのは初めてだったことに気づきます。

看護師さん:「どうも、こんばんは。今日は穏やかに過ごされていましたよ。リハでお疲れになっているのか、気持ちよさそうな寝息を立ててらっしゃいますよ。」

病室に入ると、アルツ君、看護師さんのおっしゃったとおり、ガオ(いびきがうるさい人~ヤッチ用語)です。

夕食ギリギリまで、アルツ君を眠らせてあげました。

夕食時間になり、起こしましたが、起きているのか寝ぼけているのかわからないくらい、意味不明の言葉を連発します。

夕食を半分程度までしか食べられませんでしたが、まあ、この日の朝食も、昼食も完食しているので、良しとしましょう…。

・入院21日目 ~ 12月15日(月)

2014年12月15日のアルツ君

この日のお昼過ぎに姉からヤッチの携帯に電話が入りました。

姉:「今、病院から連絡があって…。」

姉からの電話は毎回ハラハラドキドキです。

姉:「今、病院から電話があって、パパの病室のことなんだけど、今までいた○○号室から××号室に変更になったって。一応そういうことだから。じゃあね。」

理由を聞こうと思いましたが、先に電話を切られてしまいました。

ヤッチはこの日もアルツ君の食事介助のために、夕方、病院に出かけます。

ナースステーションにいらした看護師さんにたずねます。

ヤッチ:「○○(アルツ君)なんですが、病室が変ったと聞いてお伺いしたのですが…?」

看護師さん:「○○さんでしたら、この先突き当りを右に行っていただいて、一番奥のお部屋になります。ご案内しましょうか?」

ヤッチ:「いえ、号室の札が出ているでしょうから、一人で行ってみます。ありがとうございました。」

アルツ君の病室は今までは、ナースステーションの目の前でしたが、今度の病室はナースステーションから離れた奥の部屋です。

5人部屋という変なベッドのレイアウトです。

4人部屋ならレイアウトをイメージしやすいと思いますが、その4人部屋にアルツ君のベッドを中央に配置したような格好です。

患者さんの足は全員アルツ君の方に向いています。

ベッドとベッドの間は当然カーテンで間仕切りできるようになっていますが、何故かそのカーテン、すべて開け放たれています。

その分、部屋が広く見えますが、なんだか異様な光景です。

アルツ君のベッドは蛍光灯の真下で、病室に入ると、アルツ君だけが燦然と輝いています。

今までのナースステーション前の病室は、看護師さんの見守りの必要な患者さんが多く、非常ににぎやかな印象でしたが、こちらの病室はひっそりとした印象です。

と、

申し上げたいところですが、一人の患者さんがその静寂を乱しています。

アルツ君の左隣の患者さんです。

年齢にすると、70代後半か、ひょっとするとアルツ君と同じくらいかもしれません。

『先生、助けてください。』を連呼しています。

そして、『先生、助けてください。』というたびに、病室の壁をコンコンと叩いています。

またその方の声はよく通り、しかも大きい…。

アルツ君の入所している特別養護老人ホームでも同じ言葉を何度も何度も連呼している入所者さんもいらっしゃるので、その筋の方かもしれません。

気になりつつもヤッチは、アルツ君の枕元へ…。

普段なら寝ているはずのアルツ君ですが、この日は時々薄目を開け、苦痛に満ちた表情をしています。

ヤッチもそれを察してアルツ君に小さな声で話しかけます。

ヤッチ:「具合が悪いわけじゃないよね?」

アルツ君:「気分が悪いよ…。」

ヤッチ:「ひょっとしてとなりか?」

アルツ君:「そういうことは言わないの…。」

同じ遺伝子を引き継いでいるヤッチなので、アルツ君が怒りをグッとこらえているのが伝わって来ます。

アルツ君と話している間も、『先生、助けてください。』と壁をコンコンと叩く音が聴こえてきます。

アルツ君、そのたびに、まぶたをピクつかせます。

ヤッチが病室に入ったのが17時ぐらいで、看護助手さんが食事の準備のために病室に入ってきたのが17時半ごろ…。

看護助手さんは『先生、助けてください。』を聴いても知らん顔で病室を出て行きました。

30分も大きな声の『先生、助けてください。』を聴いていると、さすがにヤッチも精神状態が不安定なってきます。

しばらくすると看護師さんが病室に入って来て、他の患者さんの点滴のチェックを始めます。

まだ、『先生、助けてください。』は聴こえています。

ヤッチは仕事中の看護師さんに話し掛けます。

ヤッチ:「せっかく、ご配慮いただいて、静かな病室に変えていただいたみたいですけど、これはちょっとまずいよね?」

看護師さん:「ああ、あの方のこと?あの方ね、認知が有って、しかも耳が遠いんですよ。」

ヤッチ:「うちの父は耳がいいんでよね…。なんとかならないですかね…?」

看護師さん:「あいにく、今日は救急の患者さんが多く、空いている病室が無いんですよ…。一応このことは、日勤に申し送りしておきますから…。」

看護師さんはそうおっしゃって、『先生、助けてください。』おじさんに一声かけて黙らせ、病室を出て行きました。

看護師さんが出ていくと、アルツ君がぼそりとつぶやきます。

アルツ君:「おれのことが邪魔でしょうがないんだろ…。」

結局、アルツ君、機嫌が悪く、夕食を食べてくれません。

『うるさい!』、『帰れ!』と怒鳴る場面も…。

ふたたび、看護師さんがアルツ君の服用薬を持って病室にいらっしゃいます。

まだ、アルツ君は水やお茶では薬を飲めないので、食事に混ぜて飲んでもらっています。

錠剤に粉薬と、飲んでもらうには結構な食事の量が必要になります。

ヤッチ:「今日は薬を飲んでもらうのは無理そうですよ。」

看護師さん:「どうしてですか?いつも飲んでもらってるのに…。」

ここ最近、薬を飲ませているのは、看護師さんではなくて、ヤッチなんですけどね…。

ヤッチ:「でも、食事を食べてもらえないので…。」

看護師さん:「じゃあ、後でまた来ます。」

看護師さんは持って来た薬をそのまま持って病室を出て行きました。

姉が病室にやって来たので、廊下に出て事情を話します。

姉:「むこう(病院)もナースステーションの前の病室だと、逆にうるさいからこっちにしてくれたんだと思うんだけどね…。病院からの電話では『病状が少し落ち着いてきているようなので…』的なことを言ってたしさ…。」

ヤッチ:「今はあの患者さん、静かだけど、さっきは俺に向かってティッシュの箱を指さして、『この電話は使えるんですか?』って何度も何度も訊いて来ていたんだぜ…。」

姉:「パパも他人のこと言えないしさ…。」

ヤッチ:「でも、この調子じゃ、おそらく夜中もお互い不穏だぜ。」

姉:「だよね…。」

ふたたび看護師さんが、病室に入ってきます。

看護師さん:「どうしてお薬飲まないの?飲んでもらわないと困るんだけど?」

アルツ君:「うるさいっ!どいつもこいつも俺のことをバカにしやがってっ!!」

看護師さん:「あら?すごい。どうしたの?」

看護師さんはそう言って、アルツ君に用意されていたヨーグルトに薬をのせ、無理やり口の中に放り込みます。

看護師さん:「ほーら飲めるじゃない。」

どうして、こうもアルツ君に災難が降りかかるんですかね…。

ヤッチは入院が長引いてもこの病院である程度リハビリをやってもらってもらいたいと思っていましたが、早く施設に帰らせてあげたい気持ちになりました。

キノコさんと一緒に生活できる環境なら申し分ないのですが…。

個室ではない大部屋においては、ガオの問題や、こうした認知症の患者のトラブルもますます増えてくるでしょうから、何かよい手だてを考える必要がありそうです。

それにしても、アルツ君、かわいそう過ぎます…。

旦那さんに申し訳ない気持ちでいっぱいです…。

ブログランキングに参加中です。
応援をお願いします。
にほんブログ村    人気ブログランキング    FC2ブログランキングへ
コメント 2 件
ツイートする

キーワード検索 : 脳梗塞 入院 面会 

FC2スレッドテーマ : 認知症を介護する家族の悩み (ジャンル : 福祉・ボランティア

© 2019 アルツ君は職人
Unauthorized copying prohibited.

この記事のURLhttps://alzheimers.blog.fc2.com/blog-entry-501.html   Facebook   Twitter   hatena_bm hatena_bc

2014/12/17 | コメント (2) | トラックバック (0) | ホーム | ▲ Page Top
申し訳ありません。m(__)m
お探しの記事は、この キーワード (ユーザータグ) を設定していない可能性があります。

画面右上の『ブログ内検索』で、
再入力、もしくは語句を短めに入力していただくと記事が見つかる場合があります。

2 頁  次のページ »

▲TOP