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アルツ君の息子ヤッチです。
(^_^)/~
今日はアルツ君デイサービスの日です。
デイサービスのある日はあまり早くから起きると玄関の寒いところで長いことお迎えを待ってしまうので今日はキノコさんが少し布団の中でのんびりしていなさいと言ったようです。
もちろんデイサービスのお迎えの車は定刻に迎えに来るのですが、本人がソワソワ落ち着かないんです。
しかし今日は逆に中々二階の寝室から降りてきません。
ギリギリになって降りてきてデイサービスのお迎えもギリギリセーフ。
(*´-д-)フゥ-3
キノコさんに怒られます。
「なんで早く降りてこないのよ!」
「お前が寝てろって言ったから起こしに来てくれるんだと思ってったんだよ。」
変なところは記憶に残るアルツ君です。
まあ。間に合ったので良いではないですか〜。
今日はアルツ君がデイサービスに行ったということはヤッチは夜アルツ君をお風呂に入れなくて済みます。
ワァ──ヽ(〃v〃)ノ──イ!!
お風呂に入れるのと入れないのとではずいぶん夜の長さが違います。
でも…
悲劇はおきました…。
(つд⊂)エーン
デイサービスから帰って来たアルツ君の連絡ノートには入浴マークが付いていません。
(´-ω-`)マジ?
出かける前は別に体調は悪くないし、連絡ノートに書かれている体温も血圧も異常なしです。
なのに何で…????
早速デイサービスに電話です。
電話に出たのは若い女の子の声です。
「午前中は入浴のために声を掛けをさせていただいたのですが…。」
じいさんを逆ナンしちゃダメだろ!?と言いたかったのですが思いとどまり受話器に耳を傾けます。
「ご本人様が『入りたくない』とおっしゃったもので…。」
えっ〜!
入りたくない〜???
アルツ君に限って『入りたくない』なんていうことがあるんでしょうか?
女の子は続けます。
「午前の対応については把握しているのですが、午後の対応については担当の者が送迎に出ていまして…。帰り次第お電話させていただきますが…。」
30分後くらいでしょうか…。
デイサービスから電話が入りました。
今度は若い男性の声です。
「午後の担当をさせてもらった〇〇と申します。午後にも入浴のお声掛けをさせていただいたのですが、『傾眠』がひどくて入浴していただけるような状態ではなかったもので…。」
ケッ!?ケ・イ・ミ・ン?
やはり昼夜逆転の生活リズムを修正する必要が有りそうです…。
しかしあんなに大好きなお風呂に入りたくないなんていったい何が有ったのでしょう…。
本人に聞いてもおぼえているわけないのでいまだに謎のままです…。
(-_-;)
それにしても寝過ぎだろ!?っていうくらい寝てるんですよ…。
仕方なくアルツ君にいつものセリフをぶつけてみることにします。
「今日はお風呂に入った?」
「入ってないよ!!」
今日はウソではないようです。
(-_-;)
「じゃあ。お風呂入る?」
「入りますよん!!入らないと死んじゃいますよん!!」
『傾眠』なんていう言葉を耳にしているだけにいつもより数倍騒いでいるように聞こえます。
(-_-;)
「じゃあ。入るか!!」
「よし!!入ろう!!そうしよう!!」
「いや。いやまだ沸いてないし…。」
少し待ってもらってお風呂に入ることに…。
今日は冷え込んでいるので確かに温まって寝たいところです。
いつもに比べると寒いので少しお湯の温度は高めに設定しました。
「おおwww。早く入らないと死んじゃうぞ。おおwww寒いww。」
洗い場の温度も少しいつもより寒いようです。
軽く流してとりあえず、湯船に入ってもらいます。
「おわッ!!お前熱いよ!!俺の身体溶けちゃうぞ〜。」
「寒いの熱いの難しいやつだな〜。少し入ってれば慣れてくるよ。」
「溶けちゃってからじゃ遅いぞ!?」
「また冷凍庫で固めればいいよ。」
「そっか…。」
少し身体も温まったくらいに浴槽から出てもらい、身体を洗います。
「おww。何だか寒くなってきたぞ。」
「ま〜た〜?急いで洗うからまたお風呂で温まりなッ!」
ほとんどヤッツケ気味に身体を洗い再び浴槽に入ってもらいます。
「熱いんじゃないのか?大丈夫だろうな?」
「さっきも入ってたじゃないか。同じ温度だよ。」
「そっか〜?」
疑い深く浴槽に足を突っ込みます。
「うわッ!!熱いよ〜。溶けるぞ?」
「溶けてみな?」
アルツ君がデイサービスでお風呂に入ってくるものと決め込んでいたヤッチも今日はやる気無しです…。
^_^;
「おー溶〜け〜る〜。」
「溶けても誰も食えないから安心しな。」
そう言いながらしっかり長湯しています…。
(-_-;)
アルツ君がお風呂に入っている間に夕飯の準備もできています。
アルツ君がお風呂から出るとすぐさま夕飯です。
今日はおでんです。
ちくわぶを何口か食べたところでまたしてもカックン病です…。
いわゆる傾眠ていうやつなんですかね〜???
今日はまたすぐに寝床についてもらうと夜中に起きて昼夜逆転リズムが継続してしまうことになりかねません。
ここは少しでも起きていてもらいたいものです…。
(-_-;)
それでももうヘロヘロ…。
仕方なく茶の間で横になってもらいます。
テレビのボリュームなんぞを少し上げたりして抵抗してみたり…。
どうやら深い眠りについてしまったようです…。
(死んだわけではありませんよ!!)
こっちはしばしくつろぎタイムです。
\(^o^)/
永久の眠りについてもらうという願いもむなしくアルツ君がすぐに目を覚ましてしまいました。
ソファの上で仰向けになり大きく目を見開き天井を見つめています。
天井を見つめ微動だにしないアルツ君にヤッチはそっと声をかけます。
「ついにお迎えが来たか?」
「うん。うん…。」
「どうした?」
「なんか踏んづけてる…。」
「誰が?」
「誰がって俺がだよ〜。」
?????
「いよいよ召されるのかぁ?」
「そうじゃないよ!腰のあたりになんか当たってる…。」
「なんか下に挟まってるんじゃないのか?」
ソファをのぞき込みますが特段変化は有りません。
???
「いや!?さっきは居なかった…。」
「居なかったぁ???」
「ああ。さっきまで居なかった!!」
「死神っていうのは床から来るのかなあ…。」
「いやっ!?これは死神じゃないな?」
「閻魔様か?」
「…とも違うなぁ…。」
「じゃあ何?」
「わからん!もっと柔らかい…。」
なんのことない…。
しっかり紙パンツに子猫ちゃんを産んでいました…。
アルツ君
さすがです…。
(; ̄ー ̄川 アセアセ
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アルツ君の息子ヤッチです。
(^_^)/~
今日の東京は朝から小雪がちらつきました。
((´д`)) ブルブル…
だからと言って女優の小雪ちゃんがバファリン持ってパンツをちらつかせていたわけではありませんよ。
|д´)チラッ
午後には小雪混じりの雨は止みましたが寒さは確変中で連チャンモードです。
((´д`)) ブルブル…
でもヤッチの家の近くは雪が間違いなく降っているのに『東京』は『初雪』として観測されていないとか…。
なんでも気象庁のある東京大手町に雪が降っていないのでこういう結果になるのだとか。
何か納得の行かない感じです。
じゃあ首都機能を移転させて気象庁が地方に移ったら東京はいったいどこが観測地点になるのでしょうか?
やっぱり大手町?
今日の小雪ちゃんパンツちらつかせ事件は歴史上の記録に残らないってこと?
なんかシックリ来ないのはヤッチだけでしょうか?
こんな寒い中アルツ君はデイサービスです。
とは言っても家の前に車でお迎えですから寒さ知らずの小雪知らず。
前回はデイサービスで『傾眠』がひどくてお風呂に入って来なかったので、まあそれは無駄だと思いましたが、前日から風呂に入って来るように釘を刺しておきました。
「明日デイサービスだからな。絶対風呂に入って来いよ。」
「わかってるよ!俺は風呂に入らないと死んじゃうんだから!!」
「そう言ってこの間も風呂に入って来なかったんだからな。その言葉忘れるなよ!!」
「言葉は忘れても風呂は忘れないよ!!」
「『忘れるな』って言ったって風呂をお持ち帰りしろって言ってるわけじゃないからな!入って来るんだからな!」
くどいように念を押してちゃいました…。
(^^ゞ
お風呂に入れるというので元々通っていたデイサービスをやめて今のデイサービスに替えたのですから、ここはお風呂に入ってきてもらわないと替えた意味もないっていうもんです。
しかし…。
またしても悲劇はおきました…。
(。・´_`・。)エ-
夕方にデイサービスから自宅に電話が入った模様。
キノコさんが電話を取ったのでデイサービスの方とは直接話はできませんでしたが、ヤッチが帰宅するとキノコさんがちょっとあわてた様子です。
「どうかしたの?」
ヤッチがキノコさんに声をかけます。
「それがさあ。おじいちゃんが午前中にデイサービスで倒れちゃったらしいのよ。」
「えー。また何で?」
「原因はわからないんだけど、朝デイサービスについてすぐくらいに吐いちゃったらしいのよ。」
ヤッチにはなんとなく見当がつきました。
この間からお腹の中で子猫ちゃんをおそらくせっせと増産中です。
一昨日あたりから変なゲップをしたりしてお腹が張っている感じがしていました。
そりゃあ出口をふさいで入場制限もしないで食べるわけですから貯まるのは腸だけです。
バクバク食べるわけではありませんが、出さないわけですからどっかしらおかしくなって当然といえば当然。
食べたものがお札になって出てきたら臭かろうが何しようが無理矢理でも掻き出しちゃうんですけどね…。
「で救急車かなにかで運ばれたのか?」
「いや。運ばれはしなかったみたい…。」
「ふーん…。」
「むこうに看護師さんがいるからずっと看てくれていたみたい。」
「でずっとデイサービスで寝てたってわけだ。」
「なんだかそうみたいよ。」
「迎えに来いって言ってるの?」
「いやそれも大丈夫。むこうの人がいつもどおり送迎の車で送ると言ってたわ。」
「じゃあ。よかったじゃん。」
「それが…。」
「それがなによ?」
「なんでもデイサービスの人曰く、『嘔吐したものが洋服に付いてしまってこちらの用意したものに着替えていただきました。今からお送りしますがこういう事情なのでビックリなさらないでください。』って言われちゃったのよ。」
「だいぶ弱ってるって言う事かなあ…???」
「多分そうなんじゃない!?」
「じゃあ寝床温めて置かないとだな!?」
「そうね…。その方がいいかも。帰ってきたらすぐに寝てもらいましょ。」
意見が一致したところでヤッチはアルツ君の布団を布団乾燥機で温めることにします。
ヤッチが二階でアルツ君の布団を温めているところにどうやら送迎の車が帰ってきたようです。
外がだいぶにぎやか…。
急いで下に降りて行きます。
息も絶え絶え…。
ヘロヘロなアルツ君が登場です…。
(ノД`)シクシク
と思いきや…!?
アルツ君の第一声。
「あー!!腹減った!!ばあさん!!なんか食い物あるのか?」
血色もよくむしろ酒でも飲んでいるのかと思うほど…。
ヤッチが階段を降り切ったところがちょうど玄関ですが、アルツ君に遭遇したのはまだ階段を降り切らないうちです。
踊り場を廻りきった辺りから玄関をのぞき込むヤッチと目が合います。
「おー。おー。みんなでお出向かいか?俺も偉くなったもんだ!!ハッハッ!!ところでそんなところでお前何してんだ?」
「ヘロヘロで帰って来ると思ってたからそろそろ枕花でも用意して置かなきゃと思って…。」
「誰がヘロヘロなんだ?ばあさんか?」
「違うよ!!旦那さんだよ!!」
「俺ッ?俺はまだまだ死にませんよ!!」
「なんだよ…。元気じゃん…。」
「なんだよぅ?元気じゃいけないんですか?」
「いけなくはないけど具合が悪くなったって聞いてたからさ…。」
「どこも悪くないぞ!?ちょっとお腹がグーグー泣いてるくらいだぞ。」
とりあえずみんなで茶の間へ入ります。
ヤッチは早速デイサービスの連絡ノートを見ます。
ウソ━━━Σ(-`Д´-;)━━━ン!!
ガ━━━(||゚ω゚||)━━━ン
衝―∵(*゚∀゚*)∵―撃ッ!!
またしても…。
入浴していません…。
トホホ・・(;´д`)ノ| 柱 |
そりゃあそうですよね…。
気持ち悪くて寝てたっていうんですから…。
悪魔のささやきが聞こえてきます。
「今日は風呂に入ってませんからね!入らないと死んじゃうぞ!」
それにしても
キノコさんに電話でデイサービスの職員さんが言ったという『ビックリなさらないでください。』の意味はこういう事だったのでしょうか?
アルツ君
さすがです…。
(; ̄ー ̄川 アセアセ
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こんばんは。
アルツ君の息子ヤッチです。
(^_^)/~
久しぶりに真面目な記事です。
今日は認知症の薬について。
アルツ君昨日(2011/12/26)からメマリー10mgを夕食後に服用しています。
今年一年のまとめを兼ねて、これまでのアルツ君の薬の服用についてちょっと記録しておこうと思います。
ヤッチの備忘録のようなものですから、乱文ご容赦下さい。
この記事を書いた後、皆さんからご回答いただいたアンケートを元にアリセプト、メマリーの副作用についてのまとめ記事を書いています。
是非ご一読下さいますよう、お願い申し上げます。
- アリセプト、メマリーの副作用についてのまとめ(PC・携帯版)
- アリセプト、メマリーの副作用についてのまとめ(スマホ版)
さてアルツ君。
数年前にアルツハイマー型認知症と診断された当初はまだメマリーなる新薬は処方してもらえませんでしたから、まずはアリセプト5mgを服用していました。
その後アリセプト5mgでは認知症の進行を抑えることができずに、アリセプトを10mgに増量します。
今年に入り、新薬のメマリーが解禁になったこともあり、5月か6月くらいからこの新薬のメマリーを処方してもらいます。
したがって服用する薬は
アリセプト10mg
メマリー5mg
(アリセプト、メマリーについてはこのブログ内の記事『アリセプトとメマリーを理解しよう!!』も併せてご覧ください。)
当初は気づかなかったのですが、このあたりから異変が出てきます。
激しい眠気。
いわゆる傾眠というやつです。

主治医はは認知症が進行していると判断し、メマリーを今までの5mgから10mgまで増量します。
アリセプト10mg
メマリー10mg
薬の量を多くしたにもかかわらず、アルツ君の症状は改善されませんでした。
小失禁の頻度も多くなり、紙パンツ無しには日常生活に支障を来たしてしまいます。
トイレに行くときに、寝床で自分で立ち上がってトイレに行くわけですが、この時に『立ち上がる』という一連の動作がわからなくなってしまいます。
アルツ君が「足が材木になっちゃった」ということから、我が家ではこれを『材木病』という時期もありました。
健常者には理解しえない状況かもしれませんが、立ち上がる時の膝を曲げる、手をつく、頭を持ち上げる…などの一連の所作について算数的な組み立てが出来なくなってしまい、立ち上がれないのです。
言い方をかえれば、立ち上がる体力は有り、立ち上がろうと思えば立ち上がれるのですが、立ち上がるその方法がわからなくなってしまうのです。
因果関係が有るかは未だに謎ですが、このあたりで足の浮腫みもひどくなり、高価なサポーターを買ってそれを履かせ対処したりもしています。
そこで薬の絶対量を変えずに、メマリーとアリセプトの服用量の比率を変えたりしてみます。
アリセプトを5mgにしてメマリーを15mg…。
アリセプトを10mgにしてメマリーを10mgなど…。
それでも症状は、あまりかわりませんでした。
そこで今年の8月頃に、メマリーの服用をストップします。
アリセプトの服用していたところにプラスアルファの項目で、メマリーの服用を始め、それで症状が悪化したわけですから、メマリーの服用が良くない結果をもたらしているものと考えるのは至極当然の事です。
一旦メマリーは休止して、アリセプト10mgだけの服用にリセットします。
(関連記事:「メマリーと眠気」)
これは数年前の初期の服用となんら変わらない処方量です。
振り出しに戻ったようなものです。
これで眠気や材木病は治まったかのように見えたのですが、認知症の進行そのものを食い止めることはできません。
そこでまたまた主治医の判断でいままでアリセプト10mgだけを服用していたところに、メマリーを5mgを夕食後に服用です。
(関連記事:「メマリーリターン!」)
アリセプト10mg
メマリー5mg
あくまでも推測ですが、主治医はアリセプトとメマリーの併用の方が効果が期待できるという考えを捨てきれなかったのではないか…。
アリセプトの服用量+メマリーの服用量が多かったせいで、眠気が出るのなら合計の服用量を少し減らして、メマリーとアリセプトを併用すれば問題ないのではと主治医は考えたのかもしれません。
でもこれ実際はメマリーを服用し始めた時に戻っただけ。
なんら改善されているわけでもなければ、逆に後戻りしているようなものです。
いくつかの矛盾点は有りますが、このあたりでヤッチ自身も何が良くて、何が悪いのか、わけのわからないスパイラルに陥ります。
たしかに薬を服用する全体の量が減ったせいでアルツ君の傾眠や材木病は改善されたようにも思えます。
でもまったく無くなったわけではないので、果たしてこれが薬の量だけに関係していることなのかどうかはわかりません。
アルツ君は認知症の薬だけを飲んでいたわけではなく、高血圧の薬を飲んでいたり、血液をサラサラにする薬も飲んでいたので、これらの薬との飲み合せの問題にも疑問が生じてきます。
途中経過として夏場は血圧が安定し、降圧剤のお世話にならなくても支障がなかったので降圧剤の服用も休止しています。
(関連記事:「メマリー錠と職人」、「メマリーリターン!」、「診察に行ってきました」)
こういった他の薬との併用による副作用や相互作用みたいなものが出てくると専門的な知識が必要だし、素人では判断がつきません。
認知症以外の薬との併用に関してはひとまず置いて、アリセプト10mgとメマリー5mgを飲むことになったアルツ君。
アルツ君だけに言えることなのかもしれませんが、ヤッチ自身は薬の併用に違和感を感じます。
具体的にどういう点がそう感じさせるのかというと正直ハッキリとした根拠は有りません。
認知症の薬は認知症の進行をある程度は抑える効果を期待できるとしても、いわば対症療法的なもので認知症そのものを治せるものではありません。
薬を増やしたとしても治せないものを飲むのなら、飲まなくても良いのではないかという考えまで沸いてきます。
アルツ君がアリセプトとメマリーをまた併用するようにはなりましたが、やはり少しずつではありますが、認知症は進行しています。
本人には申し訳ないですが、どうせ進行が食い止められないなら、症状が重くならない、日常生活に支障のない生活をしてもらう方が優先順位は上です。
薬を飲んで、眠くなったり、失禁が多くなるのでは意味が有りません。
ここでヤッチは有ることに気づきます。
気づくといってもそんな大それたことではありませんが、薬漬けの毎日で忘れていたことが一つありました。
それは、メマリーだけを服用するということをまだやっていなかったことです。
前述したこととはやや矛盾しますが、メマリーだけを服用して症状が改善されれば、一定の効果が有ったと言えるかもしれません。
そう考え、主治医にアリセプトの服用を休止できないかのお願いをしました。
主事医の返事はOKでした。
もっとも主治医に断る理由もありません。
こうしてメマリーだけを5mg服用するという試みが始まりました。
(関連記事:「認知症の新薬メマリーだけを服用」)
切り替えた当初は劇的に眠気が改善されたように思いました。
メマリーだけの服用になってアリセプトが眠気の原因だったとさえ思いました。
個人によって薬の効果もまちまちですから、ハッキリそう断言できるものではないと思いますが、アルツ君に関しては、アリセプトとメマリーを併用しているときよりは、眠気や倦怠感、焦燥感は少なっているような気がします。
まったく無くなったというレベルのものではないので、果たしてこれが、アリセプトを休止したからなのかは、結局疑問が残ったままです。
もしかすると、単純に薬の服用量が減ったせいだとも言えるからです。
認知症の薬だけでみれば、アリセプト10mg+メマリー5mg=15mgの服用量がメマリー5mgの服用に変わったわけですから、この10mgの減量をどう見るかです。
10mg薬の服用量が減ったせいで眠気が少なくなったとも考えることができます。
今のところメマリーとアリセプトの併用が良い効果をもたらすものなのか、悪い効果をもたらすものなのかはわかりません。
もっとたくさんの症例が集まって統計的な数値が得られれば、いろいろなことが言えると思います。
昨日(2011/12/26)の主治医の診察では、もう少しメマリーを増やしてみてはどうか?という診断でした。
結局主治医の提言を受け入れ、アルツ君昨日の晩からメマリーを5mgから10mgに増量して夕食後に飲んでいます。
これでまた眠気などの症状が強くなれば、服用量が多いという事だけはハッキリしますから、やってみる価値はあるかと思います。
人体実験されている本人にとってはたまったもんではありませんが…。
色々と薬の量を変えたり、薬の組み合わせを変えたりと試行錯誤を繰り返した一年でしたが、総じて納得いく結果は得られていません。
ここまで読んでいただいたのに何ら参考になる情報もも結局書けなかったように思えます。
少しだけ耳寄りな情報といえば、主治医は当初アリセプトとメマリーを併用することを強く推奨していましたが、ここへきてその考えを改めたことです。
昨日主治医からたずねられました。
「アリセプトとメマリーを一緒に飲んでいるときのお父様はどんなご様子でしたっけ?」
「眠気がひどくて、時々立ち上がり方を忘れるなんて言う事もあって正直あまり芳しくないような状態でしたよ。」
そう答えると
「やはりそうでしたか…。」
少し首を傾げていました。
「先生あまり良くない症例でも出ているんですか?」
主治医はゆっくりうなずいておられました。
もう少し突っ込んで質問したかったのですが、年末で患者さんが待合室にたくさんいらしたので、遠慮してしまいました。
果たしてどういううなずきだったのか気になるところですが、次回の診察の時にもう少し掘り下げて聞いてみたいと思います。
…………………………………………
やはり上手くまとめられませんでした。
今思うこととその時に思ったことが微妙に違うため、書いているうちにわけがわからなくなってしまうところが有ります。
結局今の率直な感想は、「薬なんて飲まなくてもいいんじゃない!?」です。
(; ̄ー ̄川 アセアセ
2012年になってアルツ君が実はレビー小体型認知症も発症しているのではないかという疑問が生じてきました。
レビー小体型認知症であれば、アリセプトやメマリーなどの認知症の薬に対して過敏症状が出て、上記のような副作用が出ることも至極当然な結果となります。
多量の認知症の薬の服用がレビー小体型認知症の症状の一つであるパーキンソン症状の悪化をもたらすことにもなりかねません。
もしご家族などにアルツ君のように、薬に対して過敏になっている方がいらっしゃるとすれば、アルツハイマー型認知症だけという診断を受けていたとしても、レビー小体型認知症ではないかという問題意識は少なからず持っておられた方が良いと思います。
現在(2012/01/09)アルツ君は今までの主治医に紹介状を書いてもらい、レビー小体型認知症かどうかの診断をしてもらう予定になっています。
以後のことについては、このブログの中で追々記事にして行こうと考えています。
関連記事
- アルツ君が結婚~レビー小体型認知症を考える~
- アリセプト、メマリーの多量の服用は?
- アリセプトとメマリーを理解しよう!!
- アルツ君の診断結果~進行性核上性麻痺の疑い
- アリセプト、メマリーの副作用についてのまとめ
※このブログにもたくさんの参考になるコメントが寄せられています。
是非コメント欄も合わせてごらんください。
参考コメント
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このブログの記事の中で、以前アリセプトやメマリーの副作用についてのアンケートを取らせていただいたことがあります。
現在もアンケートに参加して、投票することも可能です。
何かお役に立てる事が有るかもしれませんので、リンクを貼らせていただきます。
【アンケート】
【あわせて読んでいただきたい記事】
- アリセプト、メマリーの副作用についてのまとめ[2013/12/29]
- カテゴリー: 認知症の薬の事
記事ははこちらです。→フェルガードの種類と購入方法
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アルツ君の息子ヤッチです。
(^_^)/~
いやいや…。
今日のアルツ君ヤバヤバです…。
何をするにも無気力…。
やる気ナッシング…。
(-_-;)
先日主治医にメマリー(認知症の薬)を5mgから10mgに増やされたんですよ。
(関連記事:アリセプトとメマリーの併用について)
もう次の日ちょっとヤバそうな雰囲気だから、薬の方は勝手に元の5mgに戻したんですけどね…。
27日の火曜日は元の処方量に戻して今日が29日の木曜日でしょ!?
若干日が開いているというのに傾眠ちゃんです…。
(-_-;)
すこし身体を動かしてもらおうと思って表にに連れ出したら、朦朧としているのかよろける始末。
薬ってホント怖いですね…。
キノコさんが包丁を研ぐのをお願いしたら、最初はリズミカルに前後に包丁を動かしてるなあと思ったら、30秒でギブアップです。
危ないのでさすがにやらせるわけには行きません。
「今日は風呂に入って早く寝ちゃえ。」って言ったら、しっかりお風呂で熟睡していました。
ZZZzzz
アルツ君
さすがです…。
(; ̄ー ̄川 アセアセ
2012年になってアルツ君が実はレビー小体型認知症も発症しているのではないかという疑問が生じてきました。
レビー小体型認知症であれば、アリセプトやメマリーなどの認知症の薬に対して過敏症状が出て、上記のような副作用が出ることも至極当然な結果となります。
多量の認知症の薬の服用がレビー小体型認知症の症状の一つであるパーキンソン症状の悪化をもたらすことにもなりかねません。
もしご家族などにアルツ君のように、薬に対して過敏になっている方がいらっしゃるとすれば、アルツハイマー型認知症だけという診断を受けていたとしても、レビー小体型認知症ではないかという問題意識は少なからず持っておられた方が良いと思います。
現在(2012/01/09)アルツ君は今までの主治医に紹介状を書いてもらい、レビー小体型認知症かどうかの診断をしてもらう予定になっています。
以後のことについては、このブログの中で追々記事にして行こうと考えています。
関連記事
- アルツ君が結婚~レビー小体型認知症を考える~
- アリセプト、メマリーの多量の服用は?
- アリセプトとメマリーを理解しよう!!
- アルツ君の診断結果~進行性核上性麻痺の疑い
- アリセプト、メマリーの副作用についてのまとめ
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こんばんは。
アルツ君の息子ヤッチです。
(^_^)/~
ようやく東京も秋らしくなってきました。
日中もさほど温度も上がらず、過ごしやすい日が続くようになってきました。
もう日中、アルツ君を散歩に連れ出しても日干しになることはないと思い、先日アルツ君の居る特養に面会に行ってきました。
アルツ君の居室を覗くとアルツ君がいません。
??
いつもよく腰かけている廊下のテーブルの定位置にもいません。
??
施設の職員さんにたずねます。
ヤッチ:「お忙しいところすいません。○○の息子なんですけど、父がどこに行ったかわかります?」
職員さん:「○○さんですか?○〇さんなら今日は音楽療法に参加されていると思いますよ。今日は2階でやっています。」
何の変哲もない会話ですが、もしアルツ君の所在がわからなかったら一大事です。
(・・;)
職員さんに言われた通り、ヤッチは2階に降ります。
今日も先生を取り囲むようにして、入所している方達が車座になっています。
音楽療法に参加している入所者さんは20名ちょいくらいでしょうか…。
まだ始まったばかりらしく、音楽療法の先生の挨拶の場面です。
アルツ君がヤッチの姿に気づき、手を振っています。
ヤッチは他の入所者さんの邪魔にならないようにアルツ君に近づき、小声で話しかけます。
ヤッチ:「よく、俺の顔を覚えてたな?」
アルツ君:「バカ、お前の顔は死んでからまた死ぬまで忘れるもんか。それより美味い物は持ってきたんだろうな?」
ヤッチ:「美味い物ってボタモチのこと?持って来てるけど、これ(音楽療法)が終わってからだな。」
アルツ君:「先に食った方がいいんじゃないか?」
ヤッチ:「いつ死ぬかわからないからか?」
アルツ君:「バカ!!」
ヤッチ:「とにかくせっかく今から楽しいことやるんだから、そっちに専念しな。」
そう言ってヤッチはアルツ君の背後にまわり、車座をやや遠巻きに見るような格好で腰かけます。
音楽療法の先生の挨拶が終わると、先生はピアノの前に腰かけます。
先生:「それではみなさ~ん!私が今からピアノを弾きますから、ピアノの音が止まったら、となりにいる人と手をつないでくださ~い!それでははじめま~す。」
先生は『♪うさぎとかめ』を弾きはじめます。
アルツ君の両サイドはおばあちゃん。
お二人とも車椅子です。
先生のピアノの音が鳴り止みました。
えっ!!
アルツ君、両サイドのおばあちゃんと手をつなぐことができません。
???
アルツ君がシャイだから?
んな、わけないじゃないですか…。
そうなんです…。
お二人とも寝ちゃってるんですね…。
(^_^;)
いわゆる傾眠ちゃんというやつでしょうか…。
施設の職員さんが気がついて、二人を起こしますが、その時は目を覚ますものの、すぐに首をうなだれてしまいます。
ピアノの演奏は何度か繰り返されました。
そのたびに職員さんが起こしに来ますが、どうやらやる気無しのようです。
アルツ君も
「へへ、秋だからな!?」
とかわけのわからないことをつぶやいています。
結局、アルツ君はおとなりさんと手をつなぐことなく、このコーナーは終了です。
先生:「今度は私が曲を弾きますから、何の曲か当ててみてください。」
先生がピアノを弾きはじめます。
参加している人たちは手拍子をしています。
中にはすぐに何の曲かわかって口ずさんでいる人もいます。
先生が演奏を終えました。
先生「今弾いた曲は何の曲かおわかりになりましたか~?」
参加している人たちが口々に答えます。
参加者さん:「青い山脈…。」
多分、参加している人のほとんどは認知症だと思いますが、かなり高い正解率です。
昔の曲はしっかりと脳裏に刻まれているようです。
先生:「すごい!!すごい!!皆さん、よくおわかりになりましたねぇ~?」
先生も持ち上げるのがお上手。
(^_^)/
先生:「リンゴの唄を弾きますよ。この歌に何色が入っているか当て見て下さ~い。」
先生がピアノを弾き、演奏を終えます。
先生:「何色が歌詞の中に入っていましたか~?」
やはり、参加している人たちがすばやく答えます。
参加者さん:「赤…。」
中には先生が曲を弾いている最中から、『赤っ!!』と答える方もいらっしゃったりして…。
(^^)/
アルツ君は果樹・花木の話になると昔の血が騒ぎだします。
となりで寝ているおばあちゃんに向かって何か話しかけています。
アルツ君:「リンゴっていうのは、赤いけど、赤くするのは大変なんだよ。袋をかけたりしなきゃなんないからさぁ~。」
となりのおばあちゃん:「…。」
全く反応が有りません。
(・。・;
先生:「次は難しくなりますよ~。曲名もお教えしませんからね!?その中に何色が使われていたかも当ててくださいね?」
先生がピアノを弾きはじめます。
恥ずかしながらヤッチ…。
先生が弾いている曲を聴いたことはありますが、曲名がわかりませんでした。
(; ̄ー ̄川 アセアセ
先生:「今の曲、何と言う名前の曲かおわかりになりましたかぁ?」
参加者さん達はほぼ即答に近い状態。
参加者さん:「とんがり帽子!!」
ちなみに歌詞はこんな感じです…。
♪とんがり帽子の 時計台
♪鐘が鳴ります キンコンカン
♪めえめえ子山羊も 鳴いてます
♪風がそよそよ 丘の家
♪黄色いお窓は おいらの家よ
(書いてしまいましたが、著作権問題は大丈夫なんですかね~)
先生:「すごい、すごい。皆さん、ホントによくおわかりですね!?」
参加者の方たちがざわついている中、アルツ君も何やら小声でつぶやいています。
アルツ君:「そんなに褒めるなよ…。ケツのほっぺが赤くなるぞ。」
顔だろがっ!!
先生:「それではこの曲の中に何色が入っていたんでしょうね?」
参加者さんの一人がすばやく答えます。
「みどりっ!!」
先生:「素晴らしい!!では、他に色は入っていませんでしたか?」
また、別の参加者さんが答えます。
参加者さん:「赤っ!!」
先生:「皆さん、すごいですね~!!他に色が入っていましたかぁ?」
先生、今度は参加者さんの一人一人に聞いて回ります。
アルツ君のところにも先生がやってきます。
先生:「もう一つ色が入っていましたが、おわかりになりましたぁ?」
アルツ君:「グリーンかなぁ…。」
かなり自信なさげです…。
先生も絶句です…。
(-_-;)
先生、すぐさま他の参加者さんの方に行ってしまいました。
(-_-;)
三つめの答えは歌詞を見てしまえば簡単だったようですが、見ないで答えるには少し難しかったようです。
先生が答えを言ってしまいます。
先生:「答えは『黄色』ですねえ。♪黄色いお窓は…。ほらねぇ~?」
参加者さんがうなずいています。
他に『しりとり』もやったりと、なかなか参加者を飽きさせない工夫がされていて感服です。
中でも興味深かったのは、『じゃんけん』です。
先生と参加者さん全員とで対戦する形です。
ヤッチは『グー』や『パー』は多いにしても、指を曲げるのが面倒な『チョキ』は参加者さんはあまり出さないと思っていましたが、これが意外や意外…。
かなりの高確率で『チョキ』を出してきます。
普通の『じゃんけん』に続いて、『あとだしじゃんけん』というものをやりました。
先生:「今は普通のじゃんけんをやりました。今度は私が先にチョキとかグーを出しますから、私が出したものに、皆さん勝ってください。負けないようにチョキとかグーを出してください。」
要はあとだしで先生に勝てばよいわけです。
先生が掛け声をあげます。
先生:「♪あとだしじゃんけん、♪負けたらだめよ、♪じゃんけんポンッ!!ポンッ!!」
先生が『チョキ』を出しました。
参加者さんは『グー』を出せばよいわけです。
参加者さんの手を見ると、先ほどの普通の『じゃんけん』に比べると、いろんな花が咲いちゃってます。
(^_^;)
それでも、何回か『じゃんけん』を重ねていくうち、正解率が高まります。
先生:「皆さん、お強いですね~。わたし、負けてばかりいるので、今度は私を勝たせてください。私が先に手を出しますから、皆さん、私が出した手に負けて下さい。いいですか?皆さんが今度は負けるんですよ~。」
先生がさっきとおなじように掛け声をあげます。
先生:「♪あとだしじゃんけん、♪勝ったらだめよ、♪じゃんけんポンッ!!ポンッ!!」
先生の手は今度は『パー』です。
『パー』に負けてあげればよいわけです。
今度の先生に負けるという『あとだしじゃんけん』はあとだしであるにも関わらず、参加者さんの手よりも、どよめきの方が先に起こります。
ヤッチ自身も『参加していないでよかった、恥をかかなくて済んだ』と思ったくらいですから、かなり頭が混乱します。
相手に勝つ『じゃんけん』は頭に染みついているというか、体で覚えているようなところがありますが、逆の相手に負けるという『じゃんけん』はたやすくできるものではありません。
(^_^;)
この相手に負ける方の『あとだしじゃんけん』は参加者さんにはかなりハードルが高かったようです。
先生がおっしゃってる意味そのものはわかっているのですが、手の方がついて来ないようです。
ヤッチもアルツ君の動きを背後から観察していました。
最初に先生が掛け声を出します。
先生:「♪あとだしじゃんけん、♪勝ったらだめよ、♪じゃんけんポンッ!!ポンッ!!」
先生の最後の『ポンッ!!』で参加者さんが先生に負けるための手を出します。
アルツ君、他の人たちは大きく手を上げているのに、まだ手を上げずにキョロキョロ見回しています。
キョロ(゚∀゚≡゚∀゚)キョロ
他の参加者さんの手を見て、ようやくアルツ君が手を上げます。
でも正解率が低いので、間違っている時も有ります。
何回かこのじゃんけんは繰り返され、アルツ君、正解の時はしてやったりのドヤ顔です。
まあ、参加することに意義があるので、許せる範囲かなと…。
(^^ゞ
音楽療法が終わって、アルツ君の部屋に戻る途中、まあ覚えていないだろうなと思いつつも、アルツ君に聞いてみました。
ヤッチ:「さっき、あとだしじゃんけんやったの覚えてる?」
アルツ君:「覚えてるさよ~。」
ヤッチ:「あとだしで先生に負けるのも覚えてる?」
アルツ君:「覚えてますよん。」
ヤッチ:「あの時、みんなが手をあげた後に、手をあげてたよね?」
アルツ君:「そうだったか?」
ヤッチ:「何を出したらいいか分からなかったから、後から手を出したのか?」
アルツ君:「バカ言っちゃいけないよ~。あれは『あとだし』じゃんけんだからさ。」
どこまでも負けず嫌いな職人です…。
アルツ君
さすがです…。
(; ̄ー ̄川 アセアセ
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FC2スレッドテーマ : 認知症を介護する家族の悩み (ジャンル : 福祉・ボランティア)
© 2021 アルツ君は職人
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