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こんばんは。
アルツ君の息子ヤッチです。
(^_^)/~
前後してしまいますが、アルツ君とキノコさん宅にガサ入れに行った日の前日、2月20日(木)にボトックス®注射を受けてきました。
以前の記事で書かせていただいた通り顔面神経麻痺後の病的共同運動を治すため。
ボツリヌス療法によるボトックス®注射です。
関連記事:顔面神経麻痺後のボツリヌス療法 01

繰り返しになりますが、ヤッチの顔は、顔面神経麻痺の後遺症で、現在も口を丸め込んだり、舌を出すと、勝手に左目が閉じてしまいます。
これを緩和するにはボトックス®注射が有効だということを教えていただき、今回がその第一回目の施術です。
担当して下さる大学病院のH先生の診察時間は午後からで、ヤッチの診察予約時間はこの日の17:00~18:00となっていました。
H先生の診察は非常に混んでいるため、事前に診察予約時間より2時間くらい待たされるということを伺っていましたが、やはり言われた通り2時間ほど待たされ、診察室に呼ばれたのは午後7時を回っていました。
診察室からH先生が直接顔を出し、ヤッチの名前を呼びます。
H先生:「どうぞ、おかけください。」
ヤッチ:「よろしくお願いします。」
H先生:「前回診察させていただいた時と比べて何かお変りはありましたか?」
ヤッチ:「いえ、特にありません。」
H先生:「それでは、先日お話ししたように、実際にボトックス®注射をして行きますね。その前にもう一度お顔を診させて下さい。」
ヤッチはメガネを外します。
H先生:「『イー』ってやってみてください。」
ヤッチは先生に言われた通り口を動かし、『イー』の発音をします。
H先生:「もっと、力強くできますか?」
ヤッチは、少し首に筋が出るくらい大きく口を拡げます。
H先生:「今度は『への字口』をやってみてください。」
右側の口角は下がりますが、左側は麻痺しているのか、筋力が無いのか上手く力が入りません。
H先生:「目以外にどこか気になっているところが有ったんでしたっけ?」
ヤッチ:「左の下唇が少し飛び出しているのが気になるのと、未だに自分の顔なのに、中心がどこに有るのかわかりません。」
H先生:「なるほど…。確かに下唇がこっち(右)に比べると、ほんの少しだけど、飛び出しているかなぁ…。」
ヤッチ:「締りが無いというか、だらしないというか…。」
H先生:「右はシワが寄るので、右についてはまず問題ないと思いますよ。左側の唇の方に(ボトックス®を)打ってもいいんだけど、薬が効きすぎちゃうと、今度は完全に麻痺して動かせなくなっちゃうんだよなぁ…。少しだけお薬を入れてみますか?」
H先生:「すいません…。私にはよくわかりません…。」
H先生:「薬を入れてもあまり唇に変化が無いかも知れないけど、やるだけやってみますか?」
ヤッチ:「お願いします。」
H先生:「それでは、そこにあるベッドに頭をこちら側にして寝て下さい。」
診察室に設けてあるベッドにヤッチは横たわります。
先生がヤッチにアイスノンのようなものを手渡します。
H先生:「少しは痛みが和らぐと思うので、左の目のところにこれを当てておいてください。」
この時、ヤッチは先生のおっしゃっていることが理解できませんでした。
しかし、言われたとおり、目の上にアイスノンを載せます。
ヒンヤリとした感覚が目に伝わってきます。
ヤッチは仰向けの姿勢で左目にアイスノンを載せているので、H先生の姿は死角となり、様子をうかがい知ることはできません。
何かゴソゴソとやっている気配だけは伝わってきます。
たぶんボトックス®注射の準備をしているのでしょう。
時間にして3分くらいでしょうか…。
H先生の声がかかります。
H先生:「それではお注射をしますね。」
ヤッチは目の上に載せていたアイスノンを先生に渡します。
H先生:「目を閉じていて結構ですので、楽にしていてください。」
ヤッチ:「わかりました。」
H先生:「少し痛いかもしれませんよ。」
ようやくアイスノンの意味がわかりました…。
(-_-;)
H先生:「最初は目の方から薬を入れますよ。」
まぶたの近辺を想像していたのですが、最初の一発目はまぶた近辺というよりも、ほお骨の上あたりから来ました。

ならば、アイスノンをここにも当てておくべきだったと後悔します。
痛~い!
ヤッチは3年2組ですが、先に予防接種を受ける3年1組にケンちゃんがいます。
ヤッチのクラスが予防接種を受ける段になって、ヤッチはケンちゃんに廊下ですれ違いざまに質問します。
ヤッチ:「ケンちゃん、注射痛かった?」
ケンちゃん:「ぜ~んぜん!痛くもかゆくも無かったよ!」
やはり、ケンちゃんは嘘つきです…。
(つд⊂)エーン
たぶん注射針は細いと思いますが、ヤッチの皮膚に伝わってくる感覚は相当太いように感じました。
あの昔ながらの金色のガビョウをほおに押し当てられたような感覚です。
針先も短く感じます。
覚悟して注射に臨んでいるので、飛び上がったり悲鳴をあげたりすることはありませんでしたが、もし、知らない誰かが後ろからブスリとやったら、確実に振り向き様にそいつをぶん殴っています。
この後、目の周りに何か所か注射を打ちました。
どこに何か所打ったかをおぼえておこうと思ったのですが、あっちこっち打たれたので、正直ちゃんとおぼえていません。
m(__)m
目の周辺はたぶん5か所くらいじゃないかな程度の記憶しかありません。
よく覚えているのは、下まぶたに薬を入れた時です。
クマができたりするあのかなりやわらかい皮膚がある部分にズブリです。
眼球を串刺しにされるんじゃないかという感覚です。
なぜか、幼い頃、肉屋さんで買ってもらって食べたウズラフライを思い出しました。
あやつ、そういえば、最近見かけなくなりましたね?
目の周辺の注射が終わり、今度は唇です。
唇に直に注射が来るのかと思いきや、これも少し離れた下アゴ辺りからです。
腹話術の人形のアゴのラインを想像してもらえれば良いかと思います。
この一発も結構痛かった…。
(-_-;)
アゴへの注入が終わると、先生がヤッチの下唇を何度もプルプルと触診します。
筋肉の動きを確かめているのでしょう…。
今度は下唇近くにボトックス®を打ちます。
画像では2ヶ所打ったようにアップさせていただきましたが、もう一か所くらい注射を打ったかもしれません。
これまた、よく覚えていません。
m(__)m
H先生:「ガーゼを差し上げますから、これで少し顔を覆って抑えていてください。」
『注射が終わった』とも聞かされていなかったので、まだ何か他の事をやるのかなと思いました。
でも、このガーゼは、結果的に止血のためのものだったようです。
しばらくしてH先生がガーゼで顔を覆ったヤッチに声を掛けます。
H先生:「ガーゼを外して結構ですよ。ほんとは絆創膏を貼ってもいいんだけど、返って見映えが悪くなっちゃうでしょ?」
ヤッチ:「は…。」
そんなに血ダルマなの?
鏡をまだ見ていないので顔の状態は何もわかりません。
H先生:「それでは今日はこれでおしまいです。ゆっくり起き上がって下さい。」
ヤッチはベッドから起き上がりながら、先生にたずねます。
ヤッチ:「洗顔とかお風呂はどうなんでしょうか?」
H先生:「いつも通りで構いませんよ。何も制限はありません。」
ヤッチ:「あ、そうなんですか。ありがとうございます。」
H先生:「あと、この薬、今日はまだ効いて来ないと思います。2、3日したら効いて来ると思います。」
ヤッチ:「はい…。」
H先生:「で、薬の効き具合を1週間から2週間後に、もう一度診させてください。ご都合の方はいかがですか?」
ヤッチ:「先生のご都合に合わせます。」
H先生:「て、言っても僕の方が1週間後は予約がイッパイなんだよな…。」
3月6日に予約を入れてもらいました。
診察室出て、会計を済ませると、ヤッチはトイレに駆け込みます。
顔の状態の確認です。
大学病院のトイレの洗面台の鏡を覗き込みます。
注射を打ったところがヒリヒリします。
どちらかというと、すり傷を負ったときのような痛みです。
ということは、麻痺もしていないということになります。
麻酔を打ったときのように、自分の身体が自分の身体でなくなるような感覚もまったくありません。
唇をつまんでも自分のお肉じゃないお肉をつまんでいる変な触感も有りません。
鏡に写った自分の顔も、特に注射を打つ前と何ら変わりません。
ほお骨の上に挿した注射針のところも、かすかに血の跡が付いていましたが、拭ってしまえば跡形もありません。
時折、顔を動かして、感触を確かめながら帰路につきました。
そして…。
ボトックス®を受けたのが、2月20日です。
この記事を書いているのが、2月23日。
H先生は、2、3日したら薬が効いて来るとおっしゃっていましたが、ヤッチの顔、表情に何ら変化は現われていません。
共同運動も残ったままです。
アルツ君と違って、薬があまり効かない体質なのでしょうか…。
う~ん…、
早く
人間になりた~い!
by妖怪人間
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アルツ君の息子ヤッチです。
(^_^)/~
先月の20日(2014/02/20)に顔面神経麻痺の後遺症(共同運動)の治療のため、顔にボトックス®注射を受けたヤッチですが、前回の記事で2、3日経っても顔に変化が現われないということを書かせていただきました。
でも、一週間くらい経ったあたりでしょうか…。
口元に少し変化が出てきました。
左の下唇(したくちびる)が少しニワトリのトサカのように飛び出していたのですが、飛び出していません。
鏡を見るまでもなく、これが実感できました。
一応、鏡で確認です。
ん…。
やはり、飛び出しておらず、口を閉じた状態では、左右対称で、普通になっています。
口を大きく開けてみます。
ボトックス®を打った左側の下唇が普通に口を開けているのに、丸め込まれたようになっています。
むしろ健側の右の口元の方が相対的に、だらしなく下がって見えます。
やはり、ボトックス®が効いて来たんですね。
(^^ゞ
というより、少し効きすぎているのかな?という印象です。
ちょっと唇が麻痺して(感覚はあります)、健側と同じような唇の形に修正されたとわかりやすいでしょうか…。
口全体としては、閉じている時は、トサカ部分が無くなったため、左右対称で、大きく開けると、左右非対称…。
ボトックス®注射を受ける前は、全くこの逆です。
診察して下さったH先生は、『あまり変化が無いかも知れない。』とおっしゃっていましたが、一番最初に現れた変化は唇だったようでようです。
特に食事をする時に口の開け閉めに支障をきたす感じでもなかったので、もうしばらく様子を見ることに…。
そして、鏡の前で口を開けた時に、いつもなら左目が閉じてしまうのに、まぶたがあまり下がって来ないことも、この時気づきました。
まだ、強く口を丸め込んだり、舌を出すと、目は閉じてしまいますが、ボトックス®を打つ前に比べると、不快感は軽減されているように思われます。
翌日になると、この口を開けると目が勝手に閉じてしまうという共同運動がまた少し緩和され、徐々に口を開けても、勝手に閉じなくなってきました。
その翌日と、日を追うごとに、目が勝手に閉じなくなってきました。
ボトックス®注射というのは、突然、薬が効いて来るのではなく、ジワリジワリと効いて来るようですね。
ボトックス®の効き具合を診てもらうために、大学病院には2週間後の3月6日(2014年)に診察の予約を入れてありました。
もうこのころには、大きく口を丸め込んだりしない限りは、左目は勝手に閉じたりしないようになっていました。
いや、むしろ意識しても閉じることができなくなってしまったとういうのが正解かもしれません。
顔面神経麻痺になったときに、最初に味わった『片目が開いたまま』の状態に逆戻りしてしまったかのような…。
(-_-;)
まばたきが健側の右目に比べて遅いようにも感じます。
軽く目を閉じた時もやや薄目になっている感覚すらあります。
まばたきが緩慢な分、左目だけちょっくらドライアイです。
ボトックス®注射を打つ前の診察では、副作用として、こういった事があるとういう説明を受けていたので、辛抱のしどころかな…?
…と、ここまで書いて、『お前の説明わかりづらいよ!』とお嘆きの方々!
要は片目が開きっぱなしっていうことであります!
下唇の片側だけ麻痺ってる状態!
( ̄^ ̄)キッパリ!
まぶたが下がって来てしまう『眼瞼下垂(がんけんかすい)』も副作用として有りうるという説明も受けましたが、ヤッチの場合はこの逆で、まぶたが下がらない状態です。
ある意味、眼瞼下垂の患者さんがこのボトックス®注射を受けたら、症状が緩和されるのかもしれないですね~。
保険適用にならないのかな???
唇の方は最初にボトックス®の効き目を感じた時とそう大きな変化は見られませんが、目のほうは、時々目薬でもささないと辛いという印象です。
どっちみち、H先生の診察を控えていたので、H先生に相談してみることに…。
予約時間は3月6日の17時からでしたが、3時間くらい待ったんじゃないかな…。
ようやく診察室に入るよう、ヤッチの名前が呼ばれます。
H先生:「前回はボトックス®を打ったんでしたっけ?どうですか?その後は…???」
ヤッチ:「おかげさまで共同運動のほうは緩和されて、食事もずいぶんストレスなく摂れるようになりました。」
H先生:「それはよかったですね~。」
ヤッチ:「ただ、今度は目が開いたままになっていることが多いのか、涙がよく出ます。ついつい、無意識に目をこすってしまうのか、目尻がすこしヒリヒリします。」
H先生:「最初にご説明申し上げたように、ボトックス®を打ってすぐは、よくこういうことが有ります。そのうち、薬の効果がだんだん薄れてきて、気にならなくなると思いますよ。」
ヤッチ:「寝ている時も、片目だけちゃんと閉じられていない状態なのかな…。」
H先生:「軽く目を閉じてみてください?」
ヤッチは言われた通り両目を閉じます。
H先生:「強く閉じてみてください?」
ヤッチは言われた通り両目を強く閉じます。
H先生:「今度は『あ』?」
ヤッチは言われた通り『あ』の発音…。
H先生:「じゃあ、『いー』?」
ヤッチは言われた通り『いー』の発音…。
H先生:「じゃあ、『う』?」
ヤッチは言われた通り『う』の発音…。
H先生:「唇のほうは、前回診させていただいた時は、麻痺していた側にうんと引っ張られていて、少し口が曲がっているように見えましたけど、今回は元に戻ってるなぁ…。ただ、これはボトックス®のせいで麻痺しているから、そうなるんであって、薬が切れて来ると、だんだん戻って来てしまうかもしれませんねえ~。」
ヤッチ:「そうなんですかぁ…。」
H先生:「目のほうは、閉じてもらうと、やはり片目が少し開いた状態になってるかなぁ…。」
ヤッチ:「やっぱりそうですか。乾かないように薬を出してもらえませんかね?」
H先生:「わかりました。目尻につけていただく軟膏をお出ししておきます。これは、日中より、夜寝る前に塗って下さい。」
ヤッチ:「わかりました。」
H先生:「あと、目が乾くということなので、点眼薬をお出しします。これは、就寝前というのではなく、乾いたら点けるようにしてください。」
ヤッチ:「わかりました。」
H先生:「目が乾いたりして、最初はお辛いでしょうけど、薬の効果が薄れていくのと並行して徐々に緩和して来ると思います。だいたいボトックス®の効果は3ヶ月程度で消失します。そのころにまた診察させて頂こうかな?」
ヤッチ:「わかりました。まあ、毎度毎度、ウィンクしながら食事をするより、こっちの方が楽ですから…。それと、先生、もう一つお伺いしたいことがあるんですが?」
H先生:「なんでしょう?」
ヤッチ:「ボトックス®をしていただいたおかげで、目のほうの共同運動も治まっている状態なんですけど、まだ、やはり口を開けたり、曲げると耳の中で風切り音が入ってきます。口や表情筋を動かした時だけなるので、常時耳鳴りがするというわけではないですが…?」
H先生:「耳鳴りかぁ…。」
ヤッチ:「たとえば、耳のそばにボトックス®注射を打ったらこれが改善されるなんていうことはないんですかね?」
H先生:「ん…。おっしゃっているのは、耳の中の話だと思いますよ。耳の中の話になると僕の専門じゃないからなぁ…。耳鼻科が専門になるのかな…。」
ヤッチ:「先生のほうで何とかできないのでしょうか?」
H先生:「ボトックス®を耳の中に打つということはできないんですよ…。」
ヤッチ:「以前顔面神経麻痺で入院していた病院の先生にこのことを申し上げたこともあるんですけど、『気のせいだ。』、『慣れるしかない。』と言われちゃったもんですから…。」
H先生:「僕のほうは、専門外だけど、この病院の耳鼻科に顔面神経麻痺専門の先生もいらっしゃいますから、もしよろしければ、紹介させていただきますけど?」
ヤッチ:「ん…。まだ、ボトックス®を打ってから、日数が経っていないので、もう少し様子見てみることにします。目の共同運動が楽になったことで、耳鳴りも気にならなくなるかもしれませんので…。」
本当のところは、すぐにでも耳鼻科の先生を紹介してもらいたかったのですが、また初診の受付、予約、問診票に記入、診察待ち、検査…等々と、先のことを考えるとついつい億劫になってしまいます。
(-_-;)
まだボトックス®を打っばかりで、これから先、もう少し効果が拡がって来るかもしれません。
そうしたら、耳鳴りも無くなるかもしれません。
3か月後にまた診察をしてもらうので、どうしても耳鳴りの事が気になるなら、その時にでもということで…。
(^_^)/
H先生:「顔面神経麻痺の時にやられたように、毎日鏡を見ながら、顔(の表情筋)を動かすようにしてくださいね。」
ヤッチ:「わかりました。」
最後に顔の写真を撮っていただき、処方せんと3ヶ月先の次回の予約を取って終了です。
処方してもらった薬は以下になります。
- ヒアレイン点眼液0.1%
目の表面保護する。 - タリビッド眼軟膏0.3%
細菌の感染による目の炎症をしずめる。
診察後の最近のヤッチですが、ボトックス®注射を打つ前は、口を開けさえすれば、ウィンクできたのに、今はまぶたの力だけではウィンクできません。
かなり険しい表情を作らないと片目が閉じません。
ちなみに昔は早智子派でしたが、最近は翔子派です。
冗談はさておき、ポストよりピア美が好きです。
(さておいてないじゃん!)
目薬は今やヤッチの必須アイテムです。
また、明るい屋外に出ると、まばたきが緩慢な分、ものすごくまぶしく感じます。
サングラスも必要ですかねぇ~???
髪を切り、ピエール瀧さんのようになった佐○○内氏に余ったサングラスをもらうかな~。
あっ!
ヤッチのほうは大丈夫ですよ。
耳鳴りがするだけで、音はちゃんと聴こえますからっ!
(; ̄ー ̄川 アセアセ
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こんにちは。
アルツ君の息子ヤッチです。
(^_^)/~
すっかり、更新をせずにサボっていました。
(^^ゞ
アルツ君、変わりなく、特養で過ごしています。
あえて、アルツ君に変化が有ったと言えば、最近入った若い介護士さんに恋をしているようです。
アルツ君の孫ほどの年齢で、たぶん20代前半と思われますが、これで結婚ということにでもなれば、加藤茶さんの記録を大きく上回ることになります。
といっても、先方の意思確認とキノコさんとの離婚交渉が存命中に解決するかが問題ですが…。
まあ、アルツ君には、『若い女の子のハートを射止めるには、まず、スタスタ歩けなくちゃならん。』と発破を掛け、ヤッチの熱唱する『♪若者たち』をBGMに、廊下で時折、歩行訓練を実施しています。
さて、今日は、アルツ君の話題ではなく、私、ヤッチの顔面神経麻痺(病的共同運動)の話題です。
先週の木曜日(8/21)に2回目のボトックス®注射を受け、そして、今週の木曜日(8/28)に経過を診るための診察を受けてきました。
初回のボトックス®注射は、今年(2014年)の02/20ですから、約半年ぶりになります。
最初は、ボトックス®を打っても効果がないだろうとか、ボトックス®を打って、余計に病的共同運動がひどくなったらどうしようとか、けっこう、迷いもありましたが、2回目の注射をヤッチが率先して受けに行くということは、それなりに改善が有ったからということになるんでしょうかね~。
最初にお断りしますが、ヤッチの打ったボトックス®注射は、顔面神経麻痺そのものを改善することが、主な目的ではなく、顔面神経麻痺後の病的共同運動を改善することの方が主目的です。
具体的には、口を丸め込むと、片目が勝手に閉じてしまい、食事の時に口を開けるたびに不快な想いをしていたので、それを改善するためのものです。
『片目が勝手に閉じてしまう。』と書きましたが、100%閉じてしまうわけではなく、『閉じそうになってしまう。』が正解かも!?
人によっては、口を開けると、涙がポロポロ出てきてしまうこともあるようですが、そういったものを改善するためのものです。
ヤッチの場合、顔面神経麻痺で入院し、退院後も大学病院で1年ほどリハビリをしましたが、その後も麻痺が若干残り、今も口角を下げるような動作(への字口)をしたときに、患側の口角は下がらず、力が入りません。
口角を下げるよう口を動かすと、普通だと口元に力が入り、エクボのようなくぼみ(シワ)ができると思いますが、患側が麻痺しているため、エクボ(シワ)ができません。
このままだと、志村けんや橋幸夫の物まねはできない状態です。
あえてする必要も無いことですが、結局、患側の口角が下がらない、口元に力が入らないということについては、ボトックス®を打ったからといって、あまり改善は見られませんでした。
ただ、ボトックス®注射を打ったことで、この半年間、ほとんど共同運動は出ませんでしたから、表情筋を動かすことが、煩わしいことではなくなりました。
つまり、表情筋を動かすリハビリ(トレーニング)が容易に出来るようになり、口元がちょびっとだけ、動くようになったかなという感覚が有ります。
もしかすると、これは時間の経過によるもので、時間が解決してくれているものなのかもしれませんが、それにしても、共同運動が出ないおかげで、リハビリ(トレーニング)がしやすくなったのは事実です。(真剣にリハビリをした記憶はありませんが…。)
最初にボトックス®注射を打った時から、先日2回目の注射を打つ前までの経過について、初回の注射を打った直後については以前の記事に書かせていただいたので、少し重複するかもしれませんが、おさらいを兼ねて記してみたいと思います。
- 初回注射直後
痛い注射を受けたというだけで、普段とまったく変わりありませんでした。 - 初回注射後から2~3日
担当の先生は、この辺りから、ボトックス®が効いて、変化が現われてくるとおっしゃっていましたが、ヤッチの場合、特に変化は感じられませんでした。 - 1週間後
口元に打ったボトックス®の効果が現われます。
以前は口を閉じた状態だと、下唇が少しはみ出し、ビロンチョな状態でしたが、これがなくなり、飛び出さなくなりました。
むしろ、口を開けると、口腔側に下唇が引き込まれる印象です。
大口を開けてコッペパンなどを咥えようとすると、下唇も一緒に巻き込まれてくる感覚が有り、食べにくい…。
これが注射後3ヶ月くらい続きました。
目元に関しては、まだ共同運動が改善されている感覚は得られません。 - 2週間後
口を丸め込んでも、患側の目が閉じなくなってきました。
むしろ、顔面神経麻痺当時に経験した患側の目が開いたままに近い状態です。
違うのは意識すれば、まばたきができる点です。
共同運動がボトックス®によって強く抑えこまれている印象です。
意識して共同運動を出そうとしても出せない状態になってきました。
口を丸め込んだり、鼻を膨らますと、この動作に連動して、患側の目に閉じようとする神経が走るのを感じますが、共同運動は出ません。(まったく出ないのではなく、少し動いてしまいますが、気にならなくなるレベルです。)
慣れていないせいもあるのか、まばたきの回数が減っていることもあって、目に異物が入った時のコロコロ感も時々感じます。
日差しが強い時などは、まぶしく感じる時もありました。 - 1か月後~
処方してもらった目薬を定期的にさすのを心がけたのとあわせて、慣れてきたせいなのか、あるいはヤッチが鈍感なのか、正直よくわかりませんが、共同運動をあまり意識せずに過ごせるようになってきました。
ただ、口元に打ったボトックス®については、効力が有り過ぎて、相変わらずコッペパンが食べにくい状態で、口元にはボトックス®を打たない方がよかったと、少し後悔します。
全般的には、食事の時に咀嚼するたびに、患側の目が動いていたことを忘れるくらいのレベルに変化していきます。
人目をはばからず、外食というのも、たぶんこの辺りから出来るようになったんじゃないかな…。(もともと、はばからないタイプなので、少し盛りました。)
とはいうものの…。
100パーセント共同運動が封じ込まれているとはいえないので、ソースたっぷりのパスタや油ギトギトのラーメンは食さずに日々を送ります。
小さな子どもがお母さんに口の周りに付いたおかずを布巾などで拭かれると、ものすごく嫌な顔をすると思いますが、あの感覚に近いものがあるのは変わっていません。 - 2か月後~
ヤッチの場合、ボトックス®の効果が安定して効いていると実感できたのが、このくらいの時期ではなかったかと思います。
担当の先生から、『毎日、鏡を見ながら、共同運動が出ないようにリハビリを続けて下さい。』と言われていましたが、ボトックス®注射後の2か月は一番おろそかにしていた時期です。
つまり、それだけ共同運動を意識せずに過ごせた時期とも言えます。 - 3ヶ月後~4か月後
担当の先生は、この辺でボトックス®の効果が切れてくると、おっしゃっていましたが、ヤッチの場合、切れてきたという印象は有りませんでした。
初回のボトックス®注射時に診察予約を入れていたので、4か月後となる6月19日に診察を受けに行きましたが、やはり担当の先生も同じ意見で、『8月のお盆が明けたあたりでもう一度ボトックス®を打ちましょう。』ということで、2回目のボトックス®注射は日延べになりました。 - 5ヶ月後~半年後(2回目の注射時8/21まで)
6月に診察を受けたせいもたぶん有るのでしょう。
再び、顔を鏡で見る頻度が多くなります。
7月の終わりぐらいから、再び共同運動が出始めます。
たぶん、ボトックス®が切れてきたのかと…。
ただ、ボトックス®を打つ前の共同運動を『思いっきり不快』とするなら、おそらく再び出始めた共同運動は『ちょっとだけ不快』程度のレベルです。
ボトックス®が完全に切れてしまっているわけではないからなのかもしれませんが、『ああーあ、また振り出しだよ。』という悲壮感は有りませんでした。
また、ボトックス®注射を打った後は、打つ前よりひどく醜い顔になってしまうということも耳にしていましたが、そういうことも無いようです。(もともと醜いから!?)
さらに、口元に打ったボトックス®が効きすぎて、コッペパンが食べにくいなどと、ヤッチはほざいておりましたが、ボトックス®が切れてくると、ほぼ健常な唇に戻っています。
少なからず、これは結果として、収穫です。
6月に受けた診察では、先生の健常な口から『次回、口元に、ボトックス®を打たないでも大丈夫でしょう。』とまで言われました。
ちょいと、複雑な気分ですが、結果オーライなのでよしとしましょう。
以上が初回ボトックス®注射から、2回目のボトックス®注射までの経過です。
ヤッチの場合、こまめにメモなどを取って記録しておく人間ではなく、記憶を頼りに書いていますので、厳密ではないかもしれませんが、同じような悩みを持っている方の少しでもお役に立てればと思い、書かせていただきました。
なお、前述したように、初回ボトックス®注射を打った際に、『毎日、鏡を見ながら、共同運動が出ないようにリハビリを続けて下さい。』と言われました。
入院中のリハビリの際にもSTさん(言語聴覚士)からも、同じことを言われました。
これ、なんでも『ミラーバイオフィードバック法』とか言われるものだそうで、顔面神経麻痺のリハビリには大変重要なことなのだそうです。
ヤッチは未だにこれを正確に理解できませんが、早い話が、共同運動の場合は、閉じてしまう目を閉じないように練習し、その正常な状態を視覚を通して、脳に覚えこませるようなリハビリ方法だそうな…。
なんだか、わかったようなわからないような話ですけど、こんなことができれば、自分でコントロールして心臓を止めることも可能になるのでは!?と考えてしまうのはヤッチだけでしょうか。
ともあれ、何が申し上げたいのかというと、ヤッチ、ボトックス®注射後、正直なところ、この鏡を使って行うリハビリをあまり真剣に取り組んで来なかったということです。
食事の時に、たまにテーブルに鏡を置いて、自分に喧嘩を売りながら、食事を摂った程度です。
もっと真剣にやっていれば、もっと病的共同運動が改善されていたのかもしれませんが、鏡を粉々してしまう自分がこわくて、手を抜いていたところが有ります。
やり過ぎも良くないと聞きますし、やり過ぎがどの程度かわからないので、この鏡を使って行うリハビリについては、ヤッチを参考にしないでください。
そうそう、忘れていましたが、口を丸め込むと、耳鳴りがするということがあったのですが、不思議とボトックス®が効き始めると、気にならなくなりました。
耳鳴りが出なくなるわけでもなく、ボトックス®注射を打つ前と何ら変わりなく、意識すると耳鳴りが有るのですが、何故かこれ、不快ではなくなるんです。
担当の先生には、以前、『耳鼻科を紹介する。』と言われていましたが、もう少し様子を見てからにしようかなと…。
ちょっと気がかりでは有るのですが、今後の課題ということでご容赦下さい。
初回ボトックス®からの経過はこのくらいにして、今度は先日受けた2回目のボトックス®注射について。
まだ、打って間もないので、経過は3回目のボトックス®を打った時に書かせていただくことして、初回、ボトックス®を打った時に、どこに針を刺したか、注射を打つ場所を正確に記憶していなかったので、そこら辺を書かせていただきたいと思います。
と、言っても、今回も幽体離脱して、注射時の風景をながめたわけではないので、自分の皮膚の感覚だけが頼りです。
注射針を刺した箇所は全部で6か所です。
前述したように、今回は口元にはボトックス®注射を打っていません。
診察室のベッドに仰向けに寝るように促され、アイスノンで目元を冷やした後、まず、頬骨(ほお骨)の上あたりにブスリ。
次に目尻と頬骨の中間付近にブスリ。
たぶん、ヤッチの筋肉の動きを見て、先生が注射針を刺す位置を決めるものだと思います。
ですから、この辺がお医者さんの腕の見せ所ではないかと…。
続いて、下の目尻付近。
ヤッチの感覚では皮膚の薄くなっている部分にブスリとやられたような印象です。
今度は、下の目頭付近。
前回もそうでしたが、ここに針を刺されると、目玉を串刺しにされているような痛みが走ります。
同様に、上の目尻付近と、上の目頭付近に打って、担当の先生からカーゼを渡され、止血するように言われます。
どのくらい出血しているのか確認しようと考え、ガーゼを患部に当てたり、外したりしていたので、止血がおろそかになってしまい、次の日、上の目頭付近が内出血してしまいました。
女性なら、パープル系のアイシャドウはしばらく必要ないかもしれません。
注射直後の出血のほうですが、ビックリするような血の量ではなく、きちんとガーゼで抑えて、しっかり止血することを優先した方が、良かったようです。
ボトックス®注射から1週間以上経ちますが、まだ少しアイシャドウが残っていますから…。
下まぶたと上まぶたの中央付近に打たないのは、推測ですが、ここに打ってしまうと、まぶたが下がってしまったり、目が開かなくなる危険があるからではないでしょうか。
注射針の長さですが、担当の先生、うまい具合にブロックして、ヤッチに見せないようにしていたので、チラ見の範囲内ですが、そんなに長くなかったように見えました。
針先はたぶん、1.5cm前後ではなかったかと…。
まあ、そりゃあそうですよね、皮膚の薄い部分に刺すのですから、そんなに長い針も必要ないし、長ければ手元がくるいますからね。
気になるボトックス®の金額ですが、ヤッチの通っている大学病院は、病床数(入院用のベッド数)が確実に200床以上ある病院です。
小さな診療所と診療報酬点数の算定の仕方が異なると思いますが、参考までに載せておきます。
以下は病院からもらった明細をもとに点数等を抜粋させていただきました。
金額の計算はヤッチがしているので、あまり信用しないでください。(じゃあ、書くな!)
- ボトックス®注射の日(8/21)
再診料 73点
注射料 4,952点
(合計) 5,025点
1点は10円なので、
5,025点×10円=50,250円
自己負担割合3割で計算すると、病院に支払う金額は、
50,250円×3割=15,075円
10円未満の端数は四捨五入することになっているので、
15,075円→四捨五入→15,080円(患者支払額) - 診察と薬を処方してもらった日(8/28)
この日は、診察を受け、目薬を処方してもらいました。
薬の内訳は
ヒアレイン点眼液0.1% 3本
タリビッド眼軟膏0.3% 1本
再診料 73点
医学管理等 10点
投薬料 228点
(合計) 311点
1点は10円なので、
311点×10円=3,110円
自己負担割合3割で計算すると、病院に支払う金額は、
3,110円×3割=933円
10円未満の端数は四捨五入することになっているので、
933円→四捨五入→930円(患者支払額)
次回は半年先の来年2月の後半に、診察と3回目のボトックス®を同時にやっていただくことになりました。
ボトックス®が長く効いてくれているおかげで通院回数が少なくってくれて、うれしい限りです。
ボトックス®は以前も書いたと思いますが、病院に常時在庫を置いているわけではないので、診察を受けてから病院で薬を発注します。
最低でも2週間かかるということなので、初診では、診察を受けてから、2週間後、もしくはそれ以降にもう一度通院しなくてはなりません。
でも、2回目以降のボトックス®注射では、担当の医師と上手く相談をしておけば、通院回数を減らすことも可能だと思います。
最後に現在のヤッチですが、ボトックス®が早めに効いているせいで、共同運動は出ていません。
先生の話では、共同運動が初回より改善されているので、改善された分だけ、早目に薬の効力が出るのだとか…。
そのかわり、PCに向かっていると、完璧ドライアイです。
徐々にボトックス®の効き目が逓減し、ドライアイも緩和されると思いますが、逓減ではなく、薬の濃度を一定に保つことができるようにすることが、今後のボツリヌス療法の課題と言えるのかもしれません。
共同運動が全くでなくなるには、あともう1~2回くらいはボトックス®のお世話にならないとダメなような雰囲気ですが、気長に待ちたいと思います。
乱文にて、こまごま書いてしまいましたが、ご質問やお気づきの点がございましたら、お気軽にコメントください。
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