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アルツ君の息子ヤッチです。
(^_^)/~
アルツ君、今日はキノコさんにしっかり入れ歯のチェックを受け、少し早目の就寝。
(-_-)zzZZ オヤスミ
早目と言っても、夜の7時前だから、最近の幼稚園児だってまだ寝てないような時刻。
アルツ君が寝静まった後は、キノコさんがやっとのんびりできる時間。
キノコさんは食卓の片づけを済ませ、お風呂に入り、テレビを観ながらくつろぎます。
ただ昼間の疲れかなのか9時くらいになると、決まってテレビを観ながら座ったままの姿勢でコックリコックリ。
Zzz (´〜`) ムニャムニャ
アルツ君も二階の寝室ですでに熟睡だし、茶の間には会話はなく、テレビの音だけが響いて時を刻みます。
ヤッチ自身もキノコさんが寝ているのをいいことに、キノコさんの手元にあったチャンネル権(リモコン)をそ~っと自分の方に引き寄せます。
時間はちょうど10時を回ったところでしょうか…。
何やらあわてて階段を降りててくる音が…。
アルツ君、トイレかぁ???
二階にもトイレは有るので、わざわざ降りてくる必要はありません。
そう思っているうちにパッと茶の間の扉が勢いよく開きました。
アルツ君:「おいっ!もう朝だろっ!」
キノコさんがうなだれていた首をすくっと正位置にもどします。
キノコさん:「なんでっ?まだ夜よっ!」
アルツ君:「あ、そっかっ。な~んだ~。しようがないっ…。またひと眠りしてくるかぁ。」
アルツ君
さすがです…。
(; ̄ー ̄川 アセアセ
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アルツ君の息子ヤッチです。
(^_^)/~
今日は、アルツ君のデイサービスの日。
送迎の車で家の前で降ろしてもらい、玄関に入って来るなり、アルツ君が大声を上げます。
アルツ君:「あー!おしっこ漏っちゃう…!」
慌てて、トイレに、駆け込みます。
今日の東京は、涼しいくらいの陽気。
それで今日は、トイレが近いのかな?
トイレから出てきたアルツ君の股間は、なぜかビッショリ。
(ー_ー)!!
キノコさんが、いち早く、気づきます。
キノコさん:「あーあ!また失敗!もうズボン脱いじゃいなさい!」
まるで幼稚園児です…。
アルツ君:「失敗なんか、してないぞ!ちゃんと、しましたよ!」
キノコさん:「それじゃ、なんでズボンが濡れてるの?」
アルツ君:「ズボンも悲しい時ぐらい有るわな!」
キノコさん:「もういいから、ズボン脱いでお風呂入っちゃいなさい!」
デイサービスから帰ってきた職人は、紙パンツのまま、お風呂がいっぱいになるのを待ちます。
上は洋服を着て、下は紙パンツに靴下という大人の姿は笑えます。
お風呂のお湯の水栓をひねったのは、ヤッチです。
ヤッチ:「お風呂のお湯入れてるけど、自分で止めて入れる?」
アルツ君:「お前ね。子供じゃないんだから、水くらい止められるわい!」
ヤッチ:「そんな格好の人間に、言われたくないんですけど…。」
アルツ君:「心配せんでも自分で止めて入るから…。」
ならばと、ヤッチは自分の用事を済ませるため、二階の部屋に戻ります。
お風呂のお湯が貯まるのには、だいたい20分弱くらいでしょうか。
二階に居ても、お風呂のお湯が入る音は、かすかに響きます。
自分の用事に没頭していましたが、20分はとうに過ぎているような…。
??
どうも、まだお湯の出ている音が……。
あわてて下に降りていくと…。
やっぱりやられました…。
(-_-)
お風呂が大洪水です。
\(◎o◎)/!
ヤッチ:「お風呂っ!『自分で止める』って、言ってたじゃん!」
アルツ君:「ふーん…。お風呂に誰が入るんだ?お前か?」
アルツ君
さすがです…。
(; ̄ー ̄川 アセアセ
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アルツ君の息子ヤッチです。
(^_^)/~
今日は、ヤッチが夕方帰宅すると、キノコさんが、なにやらテンパった様子。
ヤッチ:「なんかあったの?」
キノコさん:「それがさあ、ガス料金の支払いを忘れちゃって…。」
ヤッチ:「ガス止められるって?」
キノコさん:「いやあそうじゃないのよ~。」
ヤッチ:「じゃあ、なに?」
ときどき、年寄りとの会話は、テンポというか、波長が合わず、ちょっとイライラするときが有ります。
(・.・;)
キノコさん:「おじいちゃん(アルツ君)に、コンビニに、支払いに行ってもらおうと思ったんだけど、払い込みの用紙が無いのよ~。」
ヤッチ:「それじゃあ、どっか探せば、出てくるんじゃないの?」
キノコさん:「いやあ、そうじゃないのよ~。」
ヤッチ:「だから何っ?」
さっきより、あらい口調になってしまいました。
m(__)m
キノコさん:「払い込み用紙を持たせて、支払いに行ってもらったんだけど、その領収書がないのよ。」
アルツ君、歩くだけでも、ひと仕事なのに、アルツ妻はけっこう無茶なことをします。
買い物に行くのだって、せいぜい一品だけ、アルツ君に注文を出せれば、よい方です。
(いや、それも、もう無理かも?)
それをガス料金の支払いとは、少し無謀すぎるような…。
ヤッチ:「えー!ずいぶんチャレンジャーだね。行けるわけないじゃん!」
キノコさん:「それが、用紙をコンビニに持って行って、お金を出して、ハンコついてもらえば、それでおしまいだと思ったから…。」
キノコさんは簡単にそういいますが、自分だって、コンビニで公共料金の支払いをしたことが無いはず。
なんせ、最近になってはじめて、コンビニでトイレを貸してくれるのを知ったくらいですから…。
しかも、トイレを借りた後に、わざわざレジに並んで、「おいくらですか?」
アルツ君も、さすがですが、キノコさんも負けてはいません。
ヤッチ:「で?もともとの、ガス料金の支払いは、済んでいるのかな?」
キノコさん:「それが分からないのよ…。」
なんとも心細い返事です。
(-_-)
ヤッチ:「お金も、旦那さん(アルツ君)に、持たせたんでしょ?」
キノコさん:「払い込み用紙とは別に、袋に入れて、ちゃんと、持たせたけど…。」
近くにいたアルツ君を立たせて、ボディチェックです。
アルツ君:「なっ、なんだ?俺は凶器なんて持ってないぞ!悪役じゃないからなっ!」
多分、自分がジャイアント馬場か、アントニオ猪木にでもなったつもりなのでしょう。
アルツ君のカーゴパンツの横ポッケから、袋に入ったお札と小銭が出てきました。
アルツ君:「これはお前!凶器じゃないからなっ!お金だぞ!わかるか!」
レスラー気取りの職人は、無実を主張します。
キノコさんが持たせたお金かどうか確認すると、キノコさんは『そうだ』と、うなずきます。
ヤッチは、レスラー気取りの職人をニュートラルコーナーに連れていきます。
ヤッチ:「お金とは別に、紙があったでしょ?ハガキみたいなやつ?」
アルツ君:「いやっ。だから、これはオ・カ・ネ!!凶器じゃないぞっ!」
ヤッチ:「わかった!わかったから!ワン・ツー・スリー!ハガキみたいな紙は、どこにやった?」
完全にヒール役と化してしまったアルツ君は、万歳しながら、詰め寄られたヤッチに、小声で答えます。
アルツ君:「赤いのに入れてきた…。赤いのにっ!」
ヤッチ:「赤いのに…?『赤いの』って、何?いったい、どこまで行ってきたの?」
少し思い出すのに時間がかかるようです…。
アルツ君:「家を出て、角を右に曲がっただろ…。それから…。確か、真っ直ぐ歩いて行ったなあ…。」
右に曲がると、コンビニとは真逆の方向です。
ヤッチ:「右に曲がったら、コンビニには、行かないじゃん。どこに行ったか、ゆっくりでいいから、考えてみて?」
とにかく、自分が数十分前に、どこに行ったか覚えていないので無理かもしれません。
(ー_ー)!!
アルツ君:「あ、そうだ!こんなマークが付いてた!」
アルツ君は、近くにあった広告の裏に、そのマークとやらを、ボールペンで書いて見せます。
????
そこに書かれたマークはまぎれもなく
『〒』マーク!
\(◎o◎)/!
郵便ポストに入れてきたということでしょうね…。
ガス料金の払い込み用紙は、どこに届くのでしょうか。
????
アルツ君
さすがです…。
(; ̄ー ̄川 アセアセ
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キーワード検索 : コンビニ ガス料金 払い込み用紙 トイレ レスラー
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アルツ君の息子ヤッチです。
(^_^)/~
昨日は何事もなく、平穏に一日が終わったのですが、今日はガラリと一変。
\(◎o◎)/!
何から話していいのか、わからないほど、いろいろアルツ君は、やってくれました。
あまりにもイベント盛りだくさんなので、いくつかをピックアップして、お話しします。
まずは午前中。
ヤッチは出かけていなかったので、キノコさんとアルツ君とのやり取り。
キノコさんから聞いた話をそのまま書きますね。
日頃から膝が痛いと、こぼしていたアルツ君。
しょっちゅう寝る間際になると、ヤッチを呼びつけ、マッサージをさせていました。
あんまり膝が痛い痛い言うので、今日は整形外科に連れて行くことになりました。
もちろん、引率は学級委員長のキノコさん。
旅のしおりや引率の旗は持って出なかった様子。
整形外科のあるところは、バス停で2~3つ目くらい。
バス停の間隔が狭いので、歩いて行っても、20分もあれば、着く距離だと思います。
出かける前に、キノコさんがアルツ君に確認します。
キノコさん:「用を足したの?」
アルツ君:「そんなの当り前だっ!」
そのまま、家をあとにすることに…。
乗らなきゃいけないバス停に着くまでに、アルツ君はバテてしまい、へたり込んでしまう始末。
(まだおやつを食べるには早すぎます!)
それでも、何とかキノコさんが手を引き、1時間近くもかけて、整形外科に行ったそうです。
整形外科に着くやいなや、トイレ(大)に行きたいと言いだし、トイレに駆け込んだそうです。
実際には、走れるパワーは無いので、急ぎ足程度でしょうか。
トイレに入ったアルツ君。
なかなか出てきません…。
キノコさんが診察の受付を済ませて、順番待ちをします。
アルツ君の番になり、受付の女の子が、アルツ君の名前を呼びます。
アルツ君、まだトイレの中…。
心配になったキノコさんが、トイレの戸をノックします。
返事はするものの、待てど暮らせど出てこない様子。
仕方なく、アルツ君にキノコさんが、トイレのカギを開けるように言います。
少し間が開いてカギが開いたそうな…。
キノコさんがトイレの戸を開けると、そこには身動きの取れないアルツ君が…。
\(◎o◎)/!
便座にハマっていたわけでもないのに、立ち上がれないのだそうです。
多分、整形外科に行くまでに、疲れ切ってしまったのでしょう。
そこには、トイレットペーパーにも手が届かない職人が居たそうな…。
汚い話で、すみません…。
m(__)m
一時は、病院中大騒ぎとなったそうですが、あまりの悪臭に、キノコさんの方が恥ずかしくなり、お尻の持ちあがらないアルツ君のお世話です。
(ー_ー)!!
もっとグロい話なのですが、端折らせてもらって、ようやく診察室で先生にご対面です。
先生:「大変でしたね~?」
アルツ君:「それほどでもないよ。」
アルツ君、ケロッと、答えます。
その時、キノコさんは本当に首を絞めてやろうかと思ったそうです。
先生の診察を受ける段になります。
先生:「どの辺が痛いんですか?」
アルツ君:「あっちも、こっちも、痛いんだな~。」
先生:「ここはどうですか?」
アルツ君:「そこは痛くないよ。」
先生:「じゃあここは?」
アルツ君:「そこも痛くないよ。」
先生:「じゃあ、どこが痛いんですか?」
アルツ君:「どっこも痛くない。」
会話に、ならなかったそうです…。
(-_-)
結局、診察結果は、ちょっと幻覚症状みたいなものが、出始めているとか…。
痛くもない箇所を、本人が痛いと思い込んで、痛いといってるのではないかという先生の診断です。
そう言われると、そうかもしれないけど、そうとも言えないような…。
これについては、もう少し様子を見ることにします。
最終的には、
『あんなに元気だった人が、認知症になると、あんな風に変わっちゃうんだ…。』
と、先生を凹ませてきたらしいです。
行きと同じ道のりを、同じくらいの時間をかけて帰ってきたアルツ君。
疲労困ぱいです。
それにもましてキノコさんが、グッタリ。
さぞかし疲れているのだろうと、本日のお風呂掃除の当番はヤッチがやることに…。
せっかく、掃除したのに、『シャワーで十分』というので、今日は、シャワーで済ますことに…。
でも、アルツ君、どうも最近シャワーのお湯の出し方を忘れてしまっているみたいです。
カランをひねればいいだけなのですが、どうもそれができないみたい。
仕方がないので、ヤッチが思い切ってカランのあるタイルの壁に、油性マジックで、お湯の出し方を書いてしまいました。

ちょっと
ピンぼけしてますが↓

実際にお湯を出して、アルツ君に説明します。
アルツ君:「こんな簡単なのに、なにも、ここに、こんなもん書く必要ないだろっ!」
アルツ君に怒られてしまいました。
(ちとやりすぎたかな?)
最近、めんどくさがって髪の毛を洗わないので、オイニーが、かなり、ツイキーになっています。
ヤッチ:「今日こそ、頭洗えよっ!」
アルツ君:「うるさいなっ!分かったよ!」
ここぞとばかりに、追い打ちをかけます。
今日は頭を洗ってくれるだろう…。
そう思ったのも、束の間。
お風呂からアルツ君の呼ぶ声が聞こえます。
また立てなくなったのかと、あわててヤッチが、風呂場に向かいます。
ヤッチ:「どうかした?」
アルツ君:「おい!このシャワー壊れてるのか?」
ヤッチ:「壊れてないだろ。さっき、お湯出して、見せたんだから。」
アルツ君:「でも出ないぞ!ちょっと見てくれ!」
仕方がないので、裸のアルツ君のいる風呂場に入ります。
アルツ君:「いっくら、ここ回しても、お湯が出てこないぞ!」
そういうアルツ君の指先をみると、一生懸命ヤッチが書いた油性マジックの部分、
シャワー
↙
出る
を、手でこすっていました。
…もう少し下の方に書けばよかった…。
(; ̄ー ̄川 アセアセ
アルツ君
さすがです…。
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キーワード検索 : トイレ 幻覚症状 認知症 シャワー 油性マジック
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アルツ君の息子ヤッチです。
(^_^)/~
以前に書いた記事と、かぶってしまいますが、どうしても気にかかることなので、再び…。
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一昨日、意識を失ったアルツ君。
そんなことは、まったく覚えておらず、昨日、今日と、いつもと変わらない様子です。
いつもと変わらないとはいえ、やはりどうしても尻もちをついた格好から立ち上がるのが、不得意。
スッと、布団から抜け出し、トイレに立つこともあるのですが、時々立ち上がり方を忘れてしまうような時があります。
もちろん、体力の低下が一番の原因なのでしょうが、それ以外に、立ち上がり方そのものが、わからなくなってしまうようです。
皆さんも、ご自身が、布団ないし、ベッドから抜け出て、トイレに行くまでの行動を思い起こしてみて下さい。
たいていの方は、そんなこと、まったく意識して立ち上がっていないですよね。
ヤッチはどうやって立ち上がっているか…?
ヤッチもアルツ君と同じく、ベッドではなく、布団で寝ています。
寝ているときの姿勢は、仰向けでは寝られないので、大概、横向きです。
横向きの姿勢なら、どっちでも寝られるのですが、一応、心臓を下にして、寝ていたと仮定しましょう。
まず、当たり前ですが目を覚まします。
バンビちゃんのような、つぶらな目を開けます。
暗ければ、『まだ起きる時間じゃないな』などと、
ぼーっと、しながらですが、考えます…。
それから、尿意のあることに、気づきます。
『どうしようかな…。面倒くさいから朝まで寝ちゃおうかな…。』
なんて、少し考えるシーンも、時々あったりします。
『でも、やっぱり行っとこう!!』
と、考え、ムクッと立ち上がります。
この『ムクッ』とのときに、果たして、どうやって立ち上がっているか…?
まず、こんなことを考える奴はいないと思います。
m(__)m
人それぞれだとは思いますが、ヤッチの場合は、横向きの丸まった体のまま、右ひざを曲げ、左足の前に持って行きます。
投げ出すような感じと言えば、ニュアンスが伝わりやすいかな?
天井から、CCDカメラで撮影すれば、この姿は布団を背景にして、一歩足を前に踏み出した状態にも見えます。
(かなり、やる気のない感じです。)
手、腕については、伸びたままの時もあれば、体の下に回っていて、しびれている時もあります。
時には携帯の電源を入れたまま、携帯を握って、寝落ちしてしまい、メールのバイブにビックリなんていう時もあります。
\(◎o◎)/!
この寝落ちの現象は、GREEをやっているときが多く、特に、ハコニワのねじまき機能には睡眠薬が入っていると思われます。
余談になりましたが、今度は、右手を自分の枕のあたりにつき、同時に、体をひねって、うつ伏せになるような姿勢を取ります。
この時に、うまく左肩を抜かないと、脱臼します。
同時に、左手も布団の上につきます。
次に、女豹のポーズに近い形をとり、布団の上で、今度は、自分の両ひざを枕に近い方に持って行きます。
このまま片ひざをついて起きてしまう人もいますが、ヤッチの場合は、両腕で上体を起こして、赤ちゃんがハイハイするような態勢になることが多いような気がします。
たまに、ハイハイの状態から、さらに上体を起こして正座するときもあります。
この時に口の脇に冷たさを感じる時は、間違いなく、ヨダレなので、ぬぐってあげないといけません。
たいていは、ハイハイ、もしくは、『お代官様!許して下せ―!』状態ですが、ここから、片ひざを立てます。
ちょうど、クラウチングスタートの姿勢です。
幸い、相手は、いないので、フライイングの危険性は回避できます。
ヤッチは、片ひざをつくとき、右足が多いです。
片ひざをついたら、『よーいスタート!』で、お尻を持ち上げ、一気に立ち上がります。
寝ぼけているときは、ときどき部屋の扉が、なぜか勝手に移動し、ドア枠におでこを痛打したり、小指に激痛が走ったりする時もあります。
こうして、トイレにたどりつき、なぜかトイレの天井を見上げて、『フー』と、ため息をつくこと、多々アリです。
用を済ませば、同じ事を逆再生で行い、ようやく、お布団様と愛し合うことができます。
夜中に、トイレに立った日は、損した気持ちになるのは、なぜなんでしょう?
立ち上がるという動作だけで、かなりの長文になってしまいましたが、これだけのことを人間は、おそらく、無意識にやっているわけです。
この立ち上がるという動作は、いくつかの個々の行動の集合体で、これを算数的に脳が計算を行い、組み合わせをして、立ち上がる動作を形成させているものと思われます。
アルツハイマーになると、こういう一見単純とも思えることが、難しくなってくるようです。
事実、アルツ君にナスを5本と、キュウリを5本手渡し、ナス1本とキュウリ1本のペアを5組作るように言うと、考え込んでしまいます。
まだ、どうにか作ることはできますが、かなり時間がかかることは事実です。
(ー_ー)!!
何が言いたいかというと、体力の低下を差っ引いたとしても、アルツ君だけではなく、認知症、アルツハイマーの人の病気が進むとだんだんと立ち上がるという行動が、イメージできなくなってくるのではないかということです。
体が弱ってきているからだと、早急に決めつけるのは、早いのではないか…。
(同じことの繰り返しですいません。)
ひざを曲げながら、手をついて、上体を起こすという動作は、ほとんどの人は同時にやってしまいますが、アルツ君には、同時にやるということが、イメージしにくくなっているような…。
アルツ君に、まだ麻痺というものは無いようです。
一つ一つの動作を一つ一つ教えて、時間をかけてゆっくりやれば、できるのですから…。
でも、ゆっくり時間をかけてやっていると、今度はおしっこの方が間に合いません。
(-"-)
紙パンツをしていても、出るものは出てしまいます…。
今日も、時間をかけて立ち上がるということやっている最中、間に合わず。
アルツ君の尻もちをついていた布団の上は、ハートマークだらけです。



こういう人間の最も基本となる動作が、時折、抜け落ちてしまうので、布団からベッドにかえることも提案しました。
ヤッチ:「ベッドに変えようよ?」
アルツ君:「絶対にヤダっ!!俺を下から、あぶって、焼き鳥にするつもりだろ!!」
頑固さだけは、抜け落ちてくれません。
(=_=)
アルツ君
さすがです…
(; ̄ー ̄川 アセアセ
たぶん、これを読んだ方は、寝る前に布団の上か、ベッドの上で、一度は、立ち上がります…。
(^。^)y-.。o○
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