アルツ君は職人進行性核上性麻痺の疑いのある元植木職人のアルツ君(父)、アルツ君の愛妻キノコさん(母)、そしてアルツ君の息子ヤッチの日々の生活を紹介しています。
  ※スマホではこのページをご覧になれません。

このページに表示中の記事 (キーワード: ショートステイ の検索結果  2 件)
 項目をクリックするとスクロールを省略できます。

アルツ君との面会&診察

2012/05/11 (金)  カテゴリー: アルツ君
▲ Page Top
こんばんは。

アルツ君の息子ヤッチです。

(^_^)/~

更新をさぼってばかりいたので、記事がずいぶん古い内容になってしまいました。

旬な内容をお伝えしたかったのですが、一度更新を怠ると、中々軌道修正が難しいものだと改めて感じている次第です。

m(__)m

今回の記事も先月の出来事からなので、ちょっとどうなのよと言う感じですが、興味のある方はお付き合いのほどを…。

と言って交際の申出ではありませんので…。(←正直、ユーモアにもキレが有りません。)

先月の4月26日にアルツ君と2回目の面会が実現しました。

そして今月(5月)の7日にドクターによるアルツ君の診察が有りました。

今回も施設での面会はかなわず、高齢者相談センターの会議室をお借りしての面会です。

アルツ君、未だ特別養護老人ホーム(特養)への入所待ちの状態で、今居る施設は変わっていません。

アルツ君が今居るところは、実は特養らしいのですが、アルツ君は介護保険上は、ここでショートステイを繰り返して、日々を過ごしている状態なのだとか…。

ショートステイならぬロングステイとでもいうのでしょうか。

今まで、ヤッチ自身これについて勘違いしていたようです。

特養に入るために老人保健施設にすでに入所しているものとばかり思っていました。

しかし、どこの施設(特別養護老人ホーム)でも、空部屋を用意し、アルツ君のように、突然、ショートステイをしなくてはならないような状況の人のために、部屋を提供するようにしておくことが、法律で定められているそうな…。

これは、アルツ君のケアマネさんから教えていただいたことなんです。

ならば、そのまま今居る特養に入所させてくれればいいじゃんと言いたいところですが、そうもいかないのが実情だそうで…。

なんとも、わかりずらいシステムです。

(-_-;)

その特養に入所している他の方が、たとえば、お亡くなりなったりして、部屋に空きができれば、アルツ君がその部屋に入るというのは、有り得ることなそうですが、ケアマネさんの話では、中々そう上手い具合に行かないらしく、やはり同じような他の場所の特養の空を待つというのが、一般的な流れのようです。

また、アルツ君が特養に入所が決まれば、現在のケアマネさんは手を引くことになるらしいです。

高齢者相談センターの職員さんからこのケアマネさんに対して、引き続き5月もアルツ君の面倒をみるように言われたそうなので、結局、アルツ君の特養入所はまだ先になりそうな気配です。

(-_-;)

さて、前回同様、キノコさん、姉、ヤッチの三人で高齢者相談センターに出向きます。

兄は仕事が忙しいとの理由で面会を辞退です。

今回もアルツ君の大好物であるボタモチを持参していきました。

先に高齢者相談センターの会議室に通されたのは、我々です。

アルツ君は施設からセンターへ向かう途中の道が混んでいるとのことで、高齢者相談センターの職員さんが、そのことを知らせに来てくれました。

予定時刻の15分後くらいでしょうか、アルツ君が男性職員に連れられて、やってきました。

例によって、最初から、やや興奮気味です。

会議室の椅子に腰を下ろすと同時に口を開きます。

アルツ君:「何でお前たちがここにいるんだ?誰がここに来るように教えたんだ?」

まだ怒鳴り声ではありませんが、明らかに不機嫌そうな顔つきです。

ヤッチが最初に答えを返します。

ヤッチ:「俺たちが頼んで、旦那さんと会わせてくれるようにお願いをしたんだよ。」

アルツ君:「ウソをつけ。何でそんなことをしなくちゃならないんだ。そのことしたって仕方がないだろう???」

段々とアルツ君の声が荒くなっていくのかがわかります。

ヤッチ:「仕方ないってことはないだろう…。それにもう暖かくなってきたから、いつまでも冬物の洋服を着ていられないから、薄手の洋服の着替えを持ってきたよ。」

アルツ君:「そんなもん、必要ないっ。」

ヤッチ:「なんで?」

アルツ君:「なんでって、どうせ、有ったって、着なけりゃそれまでだ。」

ヤッチ:「着ないわけには、いかんだろう?」

アルツ君:「裸でいればいい。」

ヤッチ:「そういうわけにもいかんだろう…。」

アルツ君:「どうせ、俺みたいなのは、着てたって着なくたって、誰も見てる奴はいないよ。それより、何で俺はあそこにいるんだ?なんか悪いことしたからか?」

『あそこ』とは、アルツ君が今ショートステイを繰り返している施設のことです。

ヤッチ:「悪いことなんて、してないよ。」

アルツ君:「じゃあ、なんであんな牢獄みたいなところに俺は居るんだ?人殺しでもしたってことか?」

ヤッチ:「そんなことしてないだろっ!?何にもしてやしないよ。」

アルツ君:「それなら、何で俺はあそこにいるんだっ!!悪いことでもしなきゃ、あんなところに入れられるわけないだろっ!!」

アルツ君がついに怒鳴り声を上げ始めました。

姉:「パパは悪いことなんて、何もしてなんかいないわよ。もし、悪いことしてたら、ここにだって来れないじゃない。」

姉が今度は口を開きました。

キノコさん:「そうよ。何にもしてなんかいないわよ。」

キノコさんもフォローします。

アルツ君:「ウソをつけっ!!そうやって、みんなして、俺をあそこに追いやってるんだろっ!!」

正直、この時、真実を伝えるべきか、非常に迷いました。

理解できるか、できないかは別として、これだけ混乱しているのですから、真実を伝え、理解してもらうのが良いようにも思えます。

真実を伝えれば、余計に興奮することも、考えられます。

しかし、いずれは、真実を伝えなければならない日が来るのですから、ヤッチとしては、できるだけ早い時期に伝えておいた方が良いように思えます。

高齢者相談センターの職員の人たちは、アルツ君が興奮するようなことが有っても、ちゃんと事情を説明するようなことは有りません。

同じように、「別に悪いことなどしておられませんよ。」とおっしゃるだけです。

なにか思惑があってそうしていることなのか、ヤッチ自身に気を遣ってそうおっしゃっているのかは、わかりませんが、いずれにしても、アルツ君がなぜ今の施設にいるか、きちんとした説明はしていません。

高齢者相談センターの職員さんが、事情を説明しない以上、ヤッチがまたしゃしゃり出て、説明するわけにもいかない雰囲気です。

やはり後で、高齢者相談センターの職員さんと相談し、説明するのが良いのか、このまま説明しないでおくのか決めた方が良さそうです。

当のアルツ君ですが、前回同じ場所で面会したときは、『仕事が忙しい』と言って、施設での歩行訓練を仕事と認識し、決して今居る施設のことを『牢獄』などと言うことは有りませんでした。

しかし、今回は、施設を『牢獄』と言い、自分が何か悪いことをしたから、牢獄に入れられているのだと錯覚しているようです。

そして、どうして自分がその牢獄に居るのかが分からず、それを家族にぶつけてくるのです。

おそらく、アルツ君には、家族の誰かが、謀ってアルツ君をその牢獄に入れたのではないかと言う疑惑も有り、家族の顔を見ると強い口調になるのかもしれません。

今回のアルツ君の面会では、アルツ君は一度たりとも笑顔を見せることは有りませんでした。

差し入れとして、持参したボタモチを差し出しても、一度は払いのける始末…。

終始どうして自分が今の施設に居るのかという疑問をぶつけ、終いには相談センターの会議室のテーブルを蹴り上げてしまうほどです。

ある意味介助なしに机を蹴り上げられるのですから、アルツ君のパーキンソン症状はすこぶる改善しているともいえますが、なんとも穏やかではありません。

アルツ君の腰の前屈や、パーキンソン症状は改善されているのは、施設でのリハビリの成果なのかわかりませんが、興奮し、暴れるのはいただけません…。

前回の面会の時も興奮が収まらなかったので、今回差し入れしたフェルガードについては思い切って種類を変えてみました。

前回まで、アルツ君に飲んでもらっていたのは、フェルガード100です。

このフェルガード100には、人によっては興奮を及ぼすガーデンアンゼリカという成分が含まれていたので、今回はこのガーデンアンゼリカが少ないタイプのフェルガード100MハーフとフェルガードAというのを飲んでもらうことにしました。(株式会社グロービアより購入)

2012042522310000.jpg

2012042522320000.jpg

[関連記事:フェルガードの種類と購入方法]

2種類あるうち、どちらを夕方に飲んでもらうかを少々迷ったのですが、フェルガードAを朝に1包、フェルガード100Mハーフ1包を夕方の早い時間にアルツ君に飲んでもらうように高齢者相談センターの職員さんにお願いしておきました。

アルツ君の腰の前傾やパーキンソン症状の改善がフェルガードによるものなのか、あるいは施設での訓練の賜物なのか、はたまた環境の変化による一過性のものなのかはわかりませんが、とりあえず、職員さんに無理を言ってお願いをしてみました。

アルツ君、高齢者相談センターの職員さんにもこの日は、闘争心むき出しでした。

アルツ君:「あんた、俺に今日はここに来るって一言も言わなかったよな?何で一言も言わないで、俺をこんなところに連れて来たんだっ?」

職員さん:「いえいえ、申し上げましたよ。」

アルツ君:「いつ?」

職員さん:「昨日です。」

アルツ君:「ふんっ!連れてきた今となっては何とでも言えるわっ!さっさと帰るぞっ!!」

この日もアルツ君、後ろを振り向きもせず、施設へ帰って行ってしまいました。


………………………………


そして今月5月7日はドクターによるアルツ君の診察日です。

診察の予約時間は正午を回った12時20分という昼ご飯を食べて行こうかどうしようか迷う時間帯でしたが、例によって、アルツ君は施設からドクターの診療所まで高齢者相談センターの職員に車で連れて来てもらいます。

ヤッチは自宅から電車を利用して診療所に向かいます。

アルツ君には家族が生活保護を受け、バラバラの生活をし始めたことは、まだ知らせていません。

予約時間ちょうどくらいに到着しましたが、今回はアルツ君の方が先に到着していました。

待合室の長椅子に腰かけています。

高齢者相談センターの職員さんは二人。

診療所の中に入り、アルツ君に声をかけます。

アルツ君、少しビックリした表情…。

アルツ君:「何で俺がここに居るって知ってるんだ?」

ヤッチ:「教えてもらったからだよ。」

ヤッチは高齢者相談センターの職員さんの方を向き、軽く会釈します。

アルツ君:「こんなところにお前が来たってしようがないじゃないか?ばあさん(キノコさん)は?」

ヤッチ:「奥さんは、ちょっと遠いから家で留守番だよ。」

アルツ君:「ばあさんのやつ、俺がいなくてさぞかし生々しているんじゃないのか?昼寝でもしているんだろう?」

ヤッチ:「そんなことはないよ。いつも『どうしてるんだろう…?』って心配しているよ。」

アルツ君:「ウソをつけ!そんなわけがないっ!」

今回もアルツ君、興奮気味です。

ヤッチ:「そんなこと有るさ。旦那さんはどうなんだい?昼寝三昧かい?」

アルツ君:「何だかなぁ…。適当にやってるよ。」

ヤッチ:「『適当』っていうのは、『いい加減』ていう意味かい?」

アルツ君:「両方だな。適当な時も有れば、いい加減の時もある。」

ヤッチ:「らしくていいじゃん。」

アルツ君:「それより、なんでなんだろうなぁ…。」

ヤッチ:「何が?」

アルツ君:「俺があそこに居る事さぁ…。」

ヤッチ:「あそこって?」

アルツ君:「今居るところに決まってるだろっ。」

ヤッチ:「うん…。」

アルツ君:「なんで俺はあそこにいるんだ?よっぽど悪いことでもしたんだろうなぁ…。」

なんだか、アルツ君の顔を見るたびにこの話題になってしまいます…。

(-_-;)

ヤッチはアルツ君に小さな声で耳打ちしました。

ヤッチ:「隣に事情をよく知っている人が居るから、確かめてみん?」

隣りに座っていたのは高齢者相談センターの支援係長さんです。

アルツ君を保護したまさにその人でも有ります。

アルツ君がその隣にいた支援係長さんにたずねます。

アルツ君:「俺はよっぽど悪いことでもしたのかねえ…???」

支援係長さん:「悪いこと?」

支援係長さんが聞き返します。

アルツ君:「今、寝泊まりしてるところだよ。そうでもなきゃあんなところに俺が入れられるわけないだろ?」

支援係長さん:「いえいえ、悪いことなんて、されてはいませんよ。」

アルツ君:「じゃあ、なんで俺はあそこにいるんだ?」

支援係長さんも次の答えが出て来ない様子…。

ちょっと黙り込んでしまいました。

アルツ君:「教えてくれないとこ見ると、よっぽど悪いことしたんだなぁ…。」

ヤッチ:「何か心当たりはあるのか?」

ヤッチが張本人であるにも関わらず、アルツ君にたずねます。

アルツ君:「心当たりがないから困ってんだよ…。」

ヤッチ:「だったら、旦那さんは悪いことは何もしてないよ。自分を信じていいと思うよ。」

アルツ君:「そうかなあ。でも、そうでもなきゃこんなところにも連れて来られないぞ!?」

ヤッチ:「この診療所のこと?ここは自宅に居る時から何回か来ているじゃないか。先生の顔も覚えているだろ?」

アルツ君:「でも、俺はどこも悪くないんだぞ。なのに何で医者に連れて来られなきゃいけないんだ?」

ヤッチ:「医者に見せて、どこも悪くないことを確認に来ているんだよ。」

アルツ君:「そんなのわかるもんか。悪くもないところを悪いというのが医者だ。それでメシ食ってるんだぞ。」

ヤッチ:「今はそんなお医者さんはすぐにオマンマ食い上げだよ。今はそういうのは流行らないよ。」

ほどなく、アルツ君の診察の順番が回ってきました。

アルツ君とともに、一同診察室の中に入ります。

ドクターがアルツ君にいつものように声をかけます。

ドクター:「いかがですか?具合はどうですか?」

アチャー!!タイミングが悪かったぁ…!!

ドクターが火に油を注ぐような格好になってしまいました。

アルツ君:「具合が悪い?何であんた俺にそんなことを聞くんだっ?俺はどこも悪くなんか無いんだぞっ!!だいたいそれを決めるのが、あんたの仕事だろっ!!」

おっしゃる通りといえば、それまでですが、アルツ君、中々ワイルドな攻撃に出たもんです…。

それにしても、他人の前では、割と朗らかなアルツ君が、ドクターに向かって大声をあげたので、ドクターももちろんですが、ヤッチもビックリです。

アルツ君:「失礼しました。そういうつもりで聞いたわけではないんですよ…。○○さん(アルツ君のこと)の感触としてどう感じておられるか聞きたかったのですよ。」

アルツ君:「それならそうと、そういう風に聞けばいいじゃないかっ!今ので大いに俺は気分が悪いぞっ!!」

ドクター:「それはそれは失礼しました。いつもにこやかな○○さんにしては今日は気分がよろしくないようですね。で、施設ではどうなんでしょうか?」

ドクター、今度は話題を変えて、高齢者相談センターの職員さんに質問を向けます。

一部始終を聞いていた職員さんも場の雰囲気を察して、慌てて答えます。

支援係長さん:「それはそれは穏やかに過ごしていらっしゃいますよ。にこやかな笑顔が絶えないと聞いております。」

アルツ君:「それほどでもないよ。普通だよ…。それは大袈裟だよ。」

アルツ君に笑顔が戻りました。

久しぶりに見るアルツ君の笑顔です。

持ち上げられるとひょいひょい木に登るのは息子にも遺伝しています。

(^^ゞ

ドクター:「それはそれは何よりですなぁ…。いつも良い笑顔をされるのが○○さんの良いところですからねえ…。」

ドクターもすかさず、持ち上げます。

アルツ君:「みんなして、言いたいこと言ってるよっ。」

アルツ君、まんざらでもない様子…。

(^_^;)

ドクター:「それでは、普段とあまり変わらないということで良いのかな?」

ドクターが早くも締めに入ります。

高齢者相談センターの職員さんもうなずきます。

アルツ君:「それでは最後に腕の動きを診てみましょう。」

ドクターがアルツ君の腕を曲げ、揺さぶります。

ドクター:「特に異状は無いようですねえ。今度は目の動きを診ましょう。私の指先を見て下さい。」

ドクターはアルツ君に自分の指先をアルツ君の目の前にかざし、左右に動かし、目で追うように指示します。

続いて上下。

ドクター:「うん…。若干垂直方向が着いて来ていないようですね。」

前回の診察では垂直方向の眼球障害は改善されていたのに、今回はまた悪くなっているようです。

ヤッチ:「かなり、よくない感じですか?」

ヤッチが口を挟みます。

ドクター:「いえ、この程度なら、転倒に注意さえしていれば、問題ないでしょう。」

歩行についても、診察室の中を歩き回ってもらいましたが、介助なしで歩き回れるほど…。

アルツ君も少しドヤ顔です。

こうして一触即発の場面もありましたが、今回の診察時間はかなり短いものになりました。

再び、待合室に戻ります。

支援係長さんはアルツ君を乗せて帰る車を取りに、男性職員はアルツ君の診察料金の支払いと処方された薬を取りに調剤薬局へ…。

監視の目が無くなったのを良い事にヤッチは姑息な手段を…。

アルツ君にまたしても耳打ちします。

ヤッチ:「今の二人が旦那さんのことをよく知ってる二人だから、わからないことが有ったら、あの二人に疑問をぶつけてみな。」

そう…。

なぜ故アルツ君が施設で保護されているかをヤッチ自身からではなく、相談センターの人間に言わせようという魂胆です。

アルツ君がゆっくりうなずきます。

支援係長さんが車を診療所の前に運んできました。

アルツ君とヤッチは外に出ます。

男性職員はまだ薬が出ていないようで戻って来ません。

支援係長さんがアルツ君に後部座席に乗るよう促します。

軽自動車では有りますが、ワゴンタイプの車体なのでそこそこ高さが有ります。

それにも関わらず、アルツ君、一人で車に乗り込みます。

ヤッチは支援係長さんに挨拶をして、その場を立ち去ろうとして、アルツ君に一声かけます。

ヤッチ:「それじゃあ、旦那さん、元気でね。」

アルツ君:「うるさいっ!!」

咄嗟に出た一言だったので、言葉のチョイスを誤りました。

(・。・;

アルツ君の機嫌を損ねてしまったようです。

後で高齢者相談センターの支援係長さんから姉を通じて聞いた話ですが、診察の後もアルツ君はかなり不機嫌だったらしく、施設に戻ってからも興奮気味だったそうです。

でも施設に入所している人たちと会話しているうちに、ようやくアルツ君本来のほがらかさを取り戻した言うことです。

この話を聞き、ヤッチは姉に電話で相談することに…。

ヤッチ:「俺はさ、早くに旦那さんに事実を伝えた方がいいと思うんだけど、どう思う?俺が原因で施設で特養に入所待ちになっていることも、俺の口から言っても構わないと思っているんだけど…。もちろん、すぐに呑み込めなくて、怒って興奮することもあると思うけど、相談センターはどういう風に考えているんだろう?このままだと旦那さんがウツになっちゃうことだってあり得るぜ。」

姉:「そうだよね。じゃあ、私から、○○さん(支援係長さん)に聞いてみるよ。あんたが、動くとまた問題になるから、私からの意見と言うことにするよ。」

ヤッチ:「了解。相談センターの人たちも素人じゃないはずだから、少しは考えてもらえるといいんだけど…。上手い具合に話してみてよ。」

姉:「わかった。明日にでも電話で聞いてみるよ。」

翌日、姉が高齢者相談センターの支援係長さんに電話をかけてくれました。

支援係長さんも即答はせずに、専門家の意見も聞いてみるということでいったん電話を切ったそうな…。

その日の午後の再び支援係長さんから姉に電話が入りました。

支援係長さんはアルツ君の現在居る施設の生活相談員さんや診療所のドクターとも相談したようです。

結局、答えはノーでした。

理由の大きなものは、認知症の人には怒りなど感情が強く残っていて、他の事は忘れてしまってもこうした感情だけは強く残るもので、今、アルツ君の置かれている現状を説明しても理解はできず、怒りの感情だけが残ってしまい、返って興奮してしまう可能性があるとのことです。

ドクターの見解として、家族の前で興奮するのは、家族だと甘えが出て、普段言えないことを口にするのでは!?ということです。

なんだか、的を得ているようないないような…。

介護の本によく書かれているような回答で、アルツ君のようなレアケースにも当てはまるのでしょうか…?

正論には聞こえますが、ヤッチには、何かしっくりこないものをおぼえます。

それじゃあ、アルツ君の怒りの感情が治まるのは、アルツ君の認知が相当程度進んでから?ウツになってから?

アルツ君は認知症があるとはいえ、かなり思い悩んでいるのは事実だと思います。

こうした心のわだかまりを解いてあげる方法はないんですかねえ…。

そもそも原因を作ったのはお前だろという声が聞こえてきそうですが…。

(; ̄ー ̄川 アセアセ

ブログランキングに参加中です。
応援をお願いします。
にほんブログ村    人気ブログランキング    FC2ブログランキングへ
コメント 2 件
ツイートする

キーワード検索 : 面会 高齢者相談センター 特別養護老人ホーム 特養 ショートステイ ケアマネ パーキンソン症状 フェルガード 

FC2スレッドテーマ : 認知症を介護する家族の悩み (ジャンル : 福祉・ボランティア

© 2019 アルツ君は職人
Unauthorized copying prohibited.

この記事のURLhttps://alzheimers.blog.fc2.com/blog-entry-278.html   Facebook   Twitter   hatena_bm hatena_bc

2012/05/11 | コメント (2) | トラックバック (0) | ホーム | ▲ Page Top

兄が亡くなりました

2019/10/04 (金)  カテゴリー: 兄
▲ Page Top
sadness

訃報の記事ばかりが続いて、恐縮ですが、昨日(2019年10月03日)の朝、兄が亡くなりました。

享年66歳です。

寝耳に水、青天の霹靂、ハゲ頭に氷です。

兄のことを記事にしたことが、あまりありません。

ヤッチに兄がいることをはじめて知ったという方も多いと思います。

抜け毛度が、ヤッチより進行している10歳年上の実の兄がいます。

姉よりも年上で、アルツ家の長男です。

兄は、ヤッチと同様に、生活保護を受けています。

兄の訃報を区の福祉事務所のケースワーカーさん(女性)から、昨日(10月3日)のお昼過ぎの電話で知りました。

事前に、具合の悪かったことも、まったく知らされていませんでした。

ケースワーカーさん:「○○さん(ヤッチのこと)の携帯電話でよろしいでしょうか?保護△係の□□と申します。」

たぶん、こんな切り出しだったと思います。

『たぶん』と書いたのは、動揺していて、記憶が曖昧です。

ケースワーカーさんが続けます。

ケースワーカーさん:「今日の朝、お兄様が○○病院で、お亡くなりになりまして…。」

はじめて聞く病院の名前でした。

都内の病院ですが、兄の住むアパートから、遠く離れた場所にある病院でした。

ここからは、一字一句覚えていないので、『だいたい』こんな感じの会話だったということで…。

ヤッチ:「えっ!今日ですか?」

ケースワーカーさん:「はい。実は、今年(2019年)の9月から、肺炎になられていて、そこから、ずっと寝たきりだったんですね…。」

ヤッチ:「病院に入院したとかっていう話じゃないんですか?」

ケースワーカーさん:「今朝、病院でお亡くなりになったと、連絡が入りました。」

ヤッチ:「風邪から?誤嚥性肺炎?」

ケースワーカーさん:「その辺のところは、よくわからないのですが、実は、お兄様なんですが、『食道がん』が、かなり進行していまして…。」

ヤッチには、人の話をさえぎって、かぶせて話す悪い癖があります。

ヤッチ:「食道がん?それで、父母の納骨に出かけたとき(2019年4月30日)に、やせ細っていたのか…。」

ケースワーカーさん:「納骨の話は、お兄様から、私もよく話を聞いていました。」

今年(2018年)の4月の終わりに、姉夫婦、兄、ヤッチの4人で、アルツ君とキノコさん二人の遺骨を樹木墓地に、納骨してきました。

関連記事:
アルツ君、キノコさんの納骨
[2019/05/05 (日)]

キノコさんが亡くなってから納骨の日(約1年間)まで、ずっと、兄と会っていませんでした。

久しぶりに会う兄は、体重が減り、懐中電灯で照らすと、骨が浮かび上がりそうなくらい、やせていました。

声のほうも、そばに耳を近づけないと、聞き取れないような状況でした。

その時は、『不摂生をして、満足に食事を摂っていないのだろう。』、そんな風に考えていました。

いつものヤッチなら、それを言葉にして、本人にダイレクトに言ってしまうのですが、なぜか、その時は、そんな気分になれなかったのを記憶しています。

また、兄は、納骨を終えると、車で来ているのだから、一緒に車で帰ればよいのに、なぜか『用事がある』と言って、電車で帰ってしまいました。

なんとも奇妙な行動です。

たぶん、納骨の日は、ほとんど会話をしていません。

話を戻します。

ヤッチ:「で、死亡診断書の死亡理由は何だったんですか?肺炎?食道がん?」

ケースワーカーさん:「なんとも、私からは、申し上げられませんけど、死亡診断書には『食道癌』と書かれています。」

ヤッチ:「いつ、食道がんが、わかったんですか?」

ケースワーカーさん:「私も今年(2019年)の4月から、お兄様の担当になっているのですけれど、記録を見る限りでは、去年(2018年)の12月に、『がん』がわかったようです。」

ヤッチ:「兄と連絡を取っていなかった私が悪いんですけど、なんでもっと早くに、福祉事務所さんから、知らせていただけなかったんでしょうか?」

ケースワーカーさん:「お兄様が、『家族には教えないでくれ。』と、強く希望されたものですから…。」

兄のいう『家族』とは、ヤッチと姉という意味だと思います。

ヤッチ:「そうでしたか…。それは失礼しました…。でもな…。」

ケースワーカーさん:「それでも、お兄様、大変なご病気なのに、痛みにこらえて、お仕事をされていたみたいですよ。」

ヤッチ:「その判断は、果たして『吉』だったんですかね…。結構、『がん』は進行していたんですか?」

ケースワーカーさん:「詳しくは、存じ上げませんが、今年(2019年)の7月になってから、私どもの判断で、介護保険を使って、介護用ベッドをお部屋に設置させていただきました。」

ヤッチ:「そんなひどいことになってたんですか…。要介護度は?」

ケースワーカーさん:「要介護3です。」

ヤッチ:「区分変更を掛ければ、多分、介護度は4とか、5ですよね?」

ケースワーカーさん:「おそらく…。で、9月に、肺炎になられてしまって…。訪問看護が毎日入っていたのですけれども、看護師が、『もうアパートのお部屋では、無理。』というので、往診の先生と相談の上、○○病院に入院していただいた次第です。(入院日9月26日)」

ヤッチ:「それで、そのまま逝っちゃったっていうわけですか…。」

ケースワーカーさん:「おっしゃるとおりです…。」

ヤッチ:「遺体は、今どこに?」

ケースワーカーさん:「区で、委託している葬儀社があるのですが、御遺体はそこで安置しています。」

ヤッチ:「焼く前に会いに行く必要があるよなぁ…。」

ケースワーカーさん:「それで、ご傷心のところ、大変恐縮なんですが、今後の手続き等々について、ご相談差し上げたいことが、ございますので、一度、福祉事務所の方にいらしていただけないでしょうか?」

ヤッチ:「一度ならず、何度でも。今から伺いましょうか?」

ケースワーカーさん:「そうしていただけると、ありがたいです。」

早速、福祉事務所に出向き、いろいろな手続きのための書類を書いてきました。

生活保護法では、国から最低限の葬儀費用が支給されるので、その書類です。

兄の死亡届を葬儀社が代行して、区へ提出するための書類。

火葬の委託の書類。

5、6枚に署名捺印したような気がします。

言われるがままに、書いていたので、もう何の書類に署名したかの記憶もありません。

そこで、問題になったのが、火葬した後の遺骨をどうするか?

この時にまだ結論を出していませんでしたが、後で姉に連絡し、一致した意見になりました。

遺骨は一応、姉が持ち帰り、アルツ君、キノコさんの眠る樹木墓地に申し込みをしようという結論です。

今年の応募・抽選は締め切っているので、もし当選しても、埋葬できるのは再来年になりそうです。

一通り、書類に署名したところで、ヤッチが切り出します。

ヤッチ:「ところで、なんで、食道がんというのが、わかったんですかね?兄が、がん検診に申し込むような人間ではない気がするんですが。」

ケースワーカーさん:「去年(2018年)の12月から、歯科へ通院されていたようなんですけど、歯科の先生が大学病院を紹介されたようです。」

ヤッチ:「え、じゃあ、口を開けたときに、『びらん』が目視で確認できるほど、ひどかった???」

ケースワーカーさん:「おそらく、おっしゃるような状況だったのかもしれません。」

ヤッチ:「大学病院での検査結果は?」

ケースワーカーさん:「ステージいくつとは、お伺いしていませんが、多分、相当その時に進行していたのではないかと思います。今年(2019年)の1月から、長い期間、入院されていましたからね…。」

ヤッチ:「入院?これまた初耳だわな…。いつまで入院していたんですか?」

ケースワーカーさん:「1月1日から3月13日までです。」

ヤッチ:「おい、おい、勘弁してよ~。大学病院に、3か月も?よほど、予後が順調じゃなかったんですね…。」

後から聞いた話ですが、この期間内に、『がん』の切除術も行っていたようです。

切腹手術です。

追記(2019年10月09日)
個人情報の関係上、病院から、直接話を聞くことはできませんでしたが、兄を担当していた訪問看護師さんの話では、切除術(開腹手術)は行っていないそうです。入院期間中は、抗がん剤治療(化学療法)も行わず、放射線治療が中心だったそうです。


退院して間もない4月にアルツ君、キノコさんの納骨に来ているわけですから、そりゃあ、元気がないのは当たり前です。

あくまで、推測ですが、無理をしてまで、納骨に出かけたのは、死期の迫った自分が、そろそろそっちに行くよという挨拶に行きたかったのかもしれません。

当たり前のことですが、初耳なことが満載で、どれを書いたら、よいかわかりません。

今年(2019年)4月に、退院後、通院していた大学病院で、余命宣告も受けていたようです。

医師からは『腹をくくれ』と言われたそうな。

言うなら、『食道をくくれ』だろうと、突っ込みを入れたくなるヤッチです。

今年(2019年)7月には、食事が思うように摂れなくなり、『胃ろう』の造設手術も行っていたみたいです。

暑かった今年(2019年)の夏に、兄のアパートの部屋のエアコンが故障し、ショートステイを繰り返し、暑さをしのいでいたことも聞きました。

こんな話をヤッチが聞いていたら、何かできることもあったろうにと、悔しくてたまりません。

ケースワーカーさん:「ところで、お兄様には、娘さんがいらっしゃるんですか?」

ヤッチ:「もう、何年前だろう?20年とか、30年前に離婚していて、娘が一人いますよ。」

ケースワーカーさん:「やはり。お兄様は、唯一、『娘に会いたい』と漏らしていたものですから。」

ヤッチ:「もう、何年も音信不通だし、連絡先を私は聞いていません。」

ケースワーカーさん:「お兄様も連絡先が、わからないとおっしゃってました。」

ヤッチ:「でも、離婚した奥さんとは赤の他人でも、娘との親子関係は消滅しないわけですよね?」

ケースワーカーさん:「私も法律には疎いので、その辺のところは詳しくわかりません。」

ヤッチ:「仮に、兄に財産が有れば、離婚していても、子供には相続権が認められていると思いますよ。」

ケースワーカーさん:「はい…。」

ヤッチ:「そうだ!勝手に、私が、火葬の日程を決めて、後で、このことを娘が知ったら、『なんで、火葬する前に会わせてくれなかったのよ!!』って、怒られる可能性がありますよね?」

ケースワーカーさん:「その辺のところは、ご遺族様と葬儀社で、話し合って決めていただいて、構わないことなので…。」

ヤッチ:「うまいね…。火葬する前に、娘の居所を探す必要がありますよね?」

ケースワーカーさん:「それはお兄様が、生前から希望されていたことなので。」

ヤッチ:「そうしたら、家に帰って、ネットで検索してみますよ。」

ケースワーカーさん:「そんなこと、できるんですか?」

ヤッチ:「できるかどうか、わかりませんが、生前、何もしてやれなかったので、何かしてやらないと…。」

ケースワーカーさん:「そうですか。もし娘さんが見つかって、葬儀社と火葬の日取りが決まったら、こちらにも連絡が入ると思いますが、連絡をくださいますか?」

ヤッチ:「わかりました。いろいろと、兄が、お世話になって、ありがとうございました。私からもお礼を申し上げます。」

ヤッチは家に戻り、兄の娘の所在を調べます。

何とか、離婚した奥さん(兄の元嫁)のお兄さんまで、たどり着き、電話を掛け、兄の訃報を知らせました。

ヤッチの電話番号を教えて、兄の元嫁さんに折り返してもらうように告げました。

兄の元嫁さんからの連絡はありませんでした。

今日(10月4日)になって、ネットで、兄の娘らしき人物も見つけたのですが、本当に兄の娘なのか、自信がありませんでした。

ネット上に公開されている電話番号(勤務先)に、思い切って(心臓バクバクいわせて)、掛けてみると…???

やった!

娘本人でした!

やはり、火葬する前に、兄の姿を見たいということで、本日(10月4日)午後、兄の娘、ヤッチの姉、ヤッチの三人で、兄の安置されている葬儀社で面会してきました。

以前会った時より、さらに痩せていました。

ケースワーカーさんの話だと、17kgも痩せたとか…。

とにかく、兄が生きているうちに、娘に会わせてやりたかった…。

たぶん、兄の娘も、そう思っていたことでしょう。

ヤッチと兄とは、喧嘩ばかりして、道端で会っても他人のふりをする生活が、ずっと続いてきました。

どちらかというと、ヤッチの兄に対しての一方的な冷たい仕打ちのようなものが、有ったと思います。

父母が亡くなり、そういったわだかまりも消え、雪解けの雰囲気になりつつあったのですが、やはり、世の中、そう思うようにいかないものですね。




追伸
火葬は2019年10月8日に決まりました。
荼毘に付した後、上記の三人で兄の骨を拾う予定です。
明日から、ヤッチは、兄の携帯電話の解約やら、アパートの部屋の掃除など、雑用が増えそうです。
ちょっと、ネットサーフィンを楽しむ余裕はなさそうなので、皆さんのブログへの訪問は、しばらくお休みさせていただきますね。
誤字脱字、乱文ご容赦のほど。


ブログランキングに参加中です。
応援をお願いします。
にほんブログ村    人気ブログランキング    FC2ブログランキングへ
コメント 10 件
ツイートする

キーワード検索 : 生活保護 ケースワーカー 福祉事務所 食道がん 余命宣告 納骨 火葬 胃ろう 訪問看護 ショートステイ 

FC2スレッドテーマ : 日々徒然なる話 (ジャンル : 福祉・ボランティア

© 2019 アルツ君は職人
Unauthorized copying prohibited.

この記事のURLhttps://alzheimers.blog.fc2.com/blog-entry-588.html   Facebook   Twitter   hatena_bm hatena_bc

2019/10/04 | コメント (10) | トラックバック (0) | ホーム | ▲ Page Top
申し訳ありません。m(__)m
お探しの記事は、この キーワード (ユーザータグ) を設定していない可能性があります。

画面右上の『ブログ内検索』で、
再入力、もしくは語句を短めに入力していただくと記事が見つかる場合があります。


▲TOP