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アルツ君の息子ヤッチです
(^_^)/~
昨日足を攣って大騒ぎだったアルツ君ですが、昨日のことなどもうすっかり忘れています。
まったく後遺症もない様子で早起きして朝から張り切っています。
今日はケアマネージャーが午後に月一の訪問でいらしてくれるというのでヤッチも自宅に居ます。
先日の水分摂取の話を説明して、ケアマネージャーさんからは先方(デイサービス)と連絡を取って様子を確かめるという返事をもらいました。
ケアマネージャーさんからはやはりもう少し運動をした方が良いと言われてしまいました。
アルツ君意外に素直です。
ケアマネージャーさんが帰った後にアルツ君がぼそりとつぶやきます。
「たまには水でも汲みに行くか~。」
「おっ!いよいよ自分の首を洗う準備だね!?」
「バカ言え!飲む水だぞ~。」
「だからお清めの水だろ?」
「み~ずっ!」
「珍しいね?自分から外に行くなんて言うのは…?」
「バカ言え!毎日歩いてるぞ!」
「夢の中でなあ~。」
「おい!ばあさん!定期出せ!水汲みに行くぞ。」
水というのはアルツ君が姉と毎週ボタモチを買いに行くスーパーに設置している飲料水の事。
『定期』と言っているのはその機械にカードを読み取らせないと水をもらえません。
でも定期の存在をおぼえていた事の方が驚きです。
「定期?定期なんてないわよ???」
真面目なキノコさんは見当がつかないようです。
「鹿児島に行って来るんだから定期がいるだろ?」
「鹿児島!!??」
「そうだよ。鹿児島に水汲みに行くんだよ!」
「なんでそんなに遠くに行かなくちゃならないの?」
「お前たちが俺に運動しろって言うからリハビリで鹿児島!!」
「そんなに遠くまでいけるわけないじゃないの~。」
「いや。そんなに遠くないぞ。いつもボタモチ買ってんだから。」
「鹿児島じゃないでしょ!?い・な・げ・やでしょ?」
「あそっか?江の島かあ~。」
「江の島じゃないわよ。い・な・げ・やっ!」
「何だっていいや。そのエノモトに行くんだから定期出せ!」
「だからイ・ナ・ゲ。ヤ!!それに定期じゃないでしょ!カード!」
「何だっていいや。キップを早く出せ!!」
「だから…。」
諦めたのかキノコさんもこれ以上は問答はやめて自分の財布からカードを出します。
カードだけ持って出かけようとするアルツ君をキノコさんが呼び止めます。
「なんでえっ?カードだけ持って行ってもしようがないでしょ?」
「どうして~。」
「どうしてって入れ物を持って行かないとお水持って帰れないでしょ!?」
「入れ歯ならしてるぞ!?」
「入れ歯じゃなくイレモノ!ボトル!!」
「あそっか!」
「それにガラガラ持って行きなさいよ!!」
ガラガラというのは車輪のついたショッピングカートのことです。
あの引きずって歩くやつです。
元気なころはアルツ君もトートバックに入れて水を汲みに行っていましたが、最近は4Lの水を手提げで持って帰るのはつらいようです。
トートバックに空のボトルを入れ、さらにトートバックをガラガラに入れます。
キノコさんがそこまではお膳立てしてあげます。
「ガラガラヘビか~。」
わけのわからない言葉を発してアルツ君一人でスーパーに水をもらいに出かけて行きました。
………………
しばらくしてアルツ君スーパーから水を持って帰ってきました。
ガラガラというくらいですから引きずって帰ってくれば、帰ってくる気配を感じるはずなのに気配を感じませんでした。
「あー。重たい…。死んじゃった…。」
キノコさんがびっくりして玄関に出て行きます。
すでにヘロヘロのアルツ君は下駄箱の前に座り込んでいます。
キノコさんがガラガラが無いのに気づきます。
「あら?ガラガラは?」
「ガラガラ?」
「そう。ガラガラ。」
「なんだガラガラって?」
「あらやだ!ガラガラ忘れてきちゃったの?」
「あーーー。あの引っ張るやつかっ?」
「忘れてきたんでしょう…???」
「うーん。忘れて来たんじゃなくて置いてきた。」
「あらっ!!」
「そんなにいじめるなよ~。」
「もう一回取りに行ってきなさい。」
「ふ~ん…。その前にお茶一杯飲ませろよ!」
「じゃあ。お茶飲んだら忘れてきたガラガラ取りに行きなさいよ!」
「わかったよ!置いてきたやつなっ!?」
お茶を飲みながらアルツ君がぼそりとつぶやきます。
「あーあぁ。とんでもないリハビリになっちゃったなぁ…。これじゃあ拷問だよ。拷問…。」
お茶を飲み終えたアルツ君もう一度スーパーへ向かいます。
しばらくして少し帰りが遅いアルツ君が心配になったのかキノコさんがヤッチを呼びます。
「おじいちゃんなかなか帰って来ないからちょっと見てきてよ。それとあんたの朝のパン買ってないから買ってきて。」
「なかなかうまい便乗商法だね~。」
仕方なくアルツ君を迎えに行くことに…。
角を曲がるともうそこまでアルツ君が帰って来ていました。
もうヨレヨレです…。
アルツ君のところまで行くともう息を切らしちゃってます。
。・゚・(ノД`)・゚・。
「大丈夫かあ?」
「あー。あとちょっとだから自分で帰るよ。お前はどこに行くんだ?」
「い・な・げ・や。」
「また水汲みに行くのか?」
「行かないよ。パン!」
二言三言言葉を交わしてアルツ君とすれ違い、ヤッチはスーパーに向かいます。
ヤッチが買い物を終えて帰って来ると待ち構えるかのようにキノコさんがヤッチに話しかけます。
「ちょっとあんたホント?」
「何が?」
「いや。今おじいちゃんとから聞いたんだけど…あんたおじいちゃんが大変な思いをして帰って来てるのにそっぽ向いていなくなったって?」
アルツ君
さすがです…
(; ̄ー ̄川 アセアセ
わからないので教えて下さい…
暴風雨と掛けて1円と説きます。
その心は?
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アルツ君の息子ヤッチです
(^_^)/~
昨日は水を汲みに行ったのはいいが肝心のお水を持って帰って来なかったアルツ君。
今朝は昨日なぜ水を汲んでこなかったのかヤッチが問いただします。
「昨日は何で水を汲みに行っておいて、水を汲んで帰って来なかったの?」
「水?」
「うん。水。」
「水がどうかしたのか?」
「昨日水を汲みに行っただろ?」
「誰が?ばあさんか?」
どうやら水を汲みに行ったことをおぼえていないようです。
水を汲みに行ったことをおぼえていないのだから、どうして汲んでこなかったかを聞いても無駄なようです。
(・・;)
「昨日旦那さんは水を汲みに行ったんだけどボトルに水が入ってなかったんだよ…。」
「そうか〜。どうしてだろっ?途中でみんな飲んじゃったのかなぁ〜?」
「さすがに4Lは一気するのは無理でしょ?」
「そうだなあ…。俺がもう五年若ければなあ…。」
「五年若くても途中で飲んじゃダメでしょ。」
「じゃあ十年か?」
「いやいや。十年でも飲まずに帰って来ないと…。」
「干からびちゃうぞ。」
会話が噛みあわないのは今日に始まったことではないので朝はこの辺で会話をするのはやめました。
夕方になり今日もキノコさんがアルツ君に水を汲みに行くように命じているようです。
ヤッチも家に居たのでアルツ君に行ってもらわなくても良いのですが、キノコさんはアルツ君の運動不足が気になるようです。
「今日はちゃんと水をボトルに入れてガラガラも持って帰って来るのよ。」
幼稚園児におつかいに行かせる母の姿です。
「はいはい。わかりましたよ〜。」
「靴が反対!」
「あそっか!」
キノコさんはアルツ君に何かを書いた紙切れを渡しています。
「なんだ?これは…。」
「水を汲みに行く順番を書いてあげたから。」
「子供じゃあるまいし、大丈夫ですよ!」
「あんたが『大丈夫』と言うのが一番危ないんだから…。」
「ふん!子供じゃあるまいし…。」
「ついでに畑にでもよって野菜に水を撒いてきてあげなさいよ。」
「はい。はい。わかりましたよ〜。えばってやんだからなあ…。」
「えばってなんかいませんよ。畑にはジョウロはいらないの?」
「畑の隅っこに倉庫があってそこにはなんでも入ってるから、持って行かなくても平気だぞ。」
「へー。そういうことは良く覚えているのね。じゃあボトルとガラガラだけ持って行けばいいわね。」
「ボルトだかネジだか知んないけど汲んでくりゃあいいんだろ?」
「そう。そう。お願いしますね。」
こうしてアルツ君のリベンジがスタートしました。
本人にしてみれば覚えていないわけですからリベンジではないのでしょうが…。
このごろは外に出るのも面倒臭がるのに連続して外へ出かけているので脳ミソ以外は調子がいいのでしょう。
けれど一つのこともまともにこなせないのに二つも用事を言いつけて大丈夫なのでしょうか?
………
やはり帰りが遅いようです…。
「やっぱり畑に行かすのはちょっと可愛そうだったかしら…。ちょっと見てきくれない?」
「ちょっとハードルが高かったかもな!?じゃあ見てくるよ。」
自転車に跨りスーパーに向かいます。
自転車ならほんのわずかな距離です。
一応のんびりこいでアルツ君とすれ違わないか注意して進みます。
どうやらすれ違わないようだし、スーパーにもいないようです。
畑かな?
今度はまた同じ道を引き返しアルツ畑に向かいます。
畑にはジョウロを持った職人の姿があります。
畑の外の道路にはガラガラも置いてあります。
⊂(^ω^)⊃ セーフ
「おーおー。こんなに動いたのは久しぶりなんじゃないのか〜?」
ヤッチが声をかけるとアルツ君少しビックリしたように振り返ります。
「いまちっとだけ水をやっておいたぞ。」
「水も汲んできたのか?」
「ああ。汲んできたよ。お前ここへどうせ来たんだったら水撒いてくれよ〜。ジョウロ持って歩くのは重くてダメだ。」
確かに足元があまり良くないところを水の入ったジョウロを持って歩くのは年寄りには重労働です。
「それでも少し撒いたのか?」
「ああ。ちょっとだけジョウロに水を入れてな。」
もう畑と言ってもアルツ君があまり手入れができないので大したものは植わっていません。
植わっている物が少ない分水を撒く面積も少なくて済みます。
「そこの辺りを撒いたのかな?土の色が変わってるけど…。」
「ああそうだよ。あそこだけしかまだやっていないぞ。」
アルツ君が水の入っていない空のジョウロを差し出します。
ふと気がつくと畑の中の通路にあのスーパーで汲んできた飲料水のボトルが入ったトートバックが地べたに置いてあります。
ガラガラから取り出して畑の中に持ち込んだようです。
「なんであんなとこに水のバック置いてあるんだ?盗まれると思ったのか?」
「いや。別に…。」
「忘れるといけないから?」
「いや。別に…。」
「じゃあ。何で〜??」
「あんまり重かったからさあ〜。」
「ん?どいうこと?」
バックの中身を見に行くと確かにトートバックの中には水の入ったボトルがちゃんと入っています。
しかーし!!
満タンに入っているはずのボトルの水が少し減っています…。
もう一度アルツ君に問いただします。
「どいうこと?」
さっきより口調はきつめです。
「いや…。だから…。持って帰るのに重かったからさ…。」
アルツ君
さすがです…
(; ̄ー ̄川 アセアセ
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アルツ君の息子ヤッチです。
(^_^)/~
ご存知のように今日は『皆既月食』。
全国で観測できる皆既月食は、11年ぶりだそうで11年前に自分が何をしていたかまったく思い出せません。
(^^ゞ
今日の東京は天気も良いので肉眼でも見れそうな感じです。
空を見上げる機会も少ないので今宵は空を見上げてみることにしますか…。
午後9時45分から満月が欠けはじめて月食が始まり、地球の影にすっぽりと覆われる『皆既』の状態になるのは午後11時5分だそうなのでお風呂は入るのを取りやめにするか、早目に入っちゃいましょう。
デート中の方は彼氏彼女の唇を奪うのはこの11時5分あたりが狙い目かも…。
(●`w´●)ニァ・・
さて今日の午前中はアルツ君キノコさんにお手伝いを任され、近所のスーパーまで水を汲みに行きました。
ガラガラを持って汲みに行くのですが、この間はそのガラガラをスーパーに忘れてきてしまいました。
- [関連記事]
- リハビリに目覚める職人 [ アルツ君は職人 ]
「ガラガラ忘れないようにするのよ。」
キノコさんに念を押されます。
「わかってるよ。ウルサイばあさんだな。」
そう言ってガラガラを引きずってスーパーまでテクテク歩いて行きました。
今日はこの間と違ってすんなり帰って来ました。
「あらずいぶん早いのね?」
「そんな夕方までのんびりして水汲みに行くやつなんていないよ。」
「へー。ずいぶんと元気がいいこと。」
「当たり前さよ~。」
「でガラガラは?」
「んっ!?ん……。スーパーに置いてきた。」
「置いてきたんじゃなくて忘れて来たんでしょ?」
「だいたい俺はそんなものを持って行ったっけ?」
「ちゃんと持って行きましたよ。」
「じゃあ。『置いてきた』ガラガラを取りに行って来るか…。ふっ……。」
相変わらず負けず嫌いな性格です。
(-_-;)
スーパーまで置き忘れたガラガラを取りに行って戻ってきたアルツ君少しヘロヘロです。
キノコさんが早めに昼食の準備をします。
昨日デイサービスで具合が悪くなってデイサービスのベッドで寝ていたというのはまるで嘘のような食欲です。
昼食をしっかり食べた後はしっかりお昼寝をいたしました。
\(^o^)/
夕方になると姉がアルツ君の様子伺いに来てくれました。
「〇〇ちゃ~ん。行くよ~。」
玄関先からにぎやかな声が聞こえてきます。
「目下休憩中!!」
アルツ君も負けじと大きな声を出します。
姉が茶の間に入ってきます。
「ほら!!行くよ!!今日はどっこも出かけてないんでしょ?」
「今日はずーっとここに座ってた!!」
もうどうやら午前中のことは記憶にないようです。
(-_-;)
「じゃあ。余計出かけるよ!!ほら!!立って!!」
いつものお決まりのパターン、お決まりのフォーメーションで出かけて行きました。
今日はこのスーパーに出かけるのは3回目です…。
(^_^;)
でも帰って来た時のアルツ君元気が有りません。
( ´-ェ-` )シュン
「今日はボタモチ売ってなかったのよ。」
姉がキノコさんに報告します。
「あら!?そうなの?なんでかしら…。わかった!!今日は『月食』だからだわ。」
「そうなの?へー。月食なんだ!?ボタモチ無かったからパパにはケーキ買ってあげたのよ。」
わけのわからん会話を母子で展開しています…。
(゚∀゚ ;)タラー
アルツ君がいつも持って帰って来るレジ袋にはイチゴのショートケーキが二つ入っています。
「パパにねえ。『ボタモチ無いけどどうする?』って聞いたら『ショートケーキがイイ!』だってさ!!似合わないね~!!」
アルツ君ボタモチじゃなくて少し残念そう…。
( ´-ェ-` )シュン
それでもショートケーキをフォークでブッ挿し大口開けて食らいつきます。
「やっぱりボタモチの方が美味しいな…。」
「仕方ないじゃない!!売ってないんだから。今度またイッパイ買ってあげるから!!ねっ!?」
「ほんとか!?覚えておくからな!!」
本当におぼえていられるのでしょうか…。
(-_-;)
「それよりパパ。今日は『月食』だって!?知ってた?起きてられる?」
「俺には関係ないね…。月を食べったって美味くないぞ。ボタモチを食べた方がよっぽど美味いんだから…。」
よっぽどボタモチをゲットできなかったのがショックだったのでしょうか…。
「そんなボタモチならいつでも食べられるじゃない!?男のくせにメソメソしないの!!」
何事にもポジティブな姉にはほんの些細な出来事なのでしょうか…。
アルツ君を余計に凹ませます…。
(´゚д゚`)アチャー
「でも今日は食えないぞ!?…。」
「まあまあ~。今日は頑張って起きていて月でも眺めて元気出しなさいよ!!」
「ふん…。ケーキでショック(皆既月食)だぁ…。」
アルツ君
さすがです…。
(; ̄ー ̄川 アセアセ
姉が帰った後はいつもの元気を取戻し、いつものアルツ君に復活しました。
\(^o^)/
アルツ君と夕方6時ごろのテレビ東京の釣り番組を見ていてちょっと気になるコマーシャルをやっていました。
大人のヤッチでも『おっ!?これは面白い!!』と思わせるコマーシャル。
(*^_^*)
子供のおもちゃのCMなのですが、ヤッチもCMを見ていて何だか欲しくなっちゃいました。
なんせお子ちゃまなもんで…。
(^^ゞ
物は『エアスイマー』という魚の風船のような物なのですがリモコン操作で自在に操れるという優れもの。
ちょうど小さな飛行船のような物体です。
早速ネットで調べてみました。
小さなお子様がいらっしゃる方ならクリスマスプレゼントに良いかも!?
ヤッチも枕元に大きな靴下置いて待っていま~す!!
ワァ──ヽ(〃v〃)ノ──イ!!
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アルツ君の息子ヤッチです。
(^_^)/~
昨日はスーパーに3回も通ってしまったアルツ君ですが、そんなことじゃあ家の学級委員長は許してくれはしません。
キノコさんに今日もスーパーに水を汲みに行くように命じられます。
「今日はガラガラを忘れないようにね。」
「今日は?俺がそんなもん忘れてきたことがあるか?」
「あるじゃない!昨日忘れてまたスーパーまで取りに行ったのよ。」
やれやれ先が思いやられます。
ヤレヤレ┐(´д`)┌
「そうだっけ?おかしいなあ…。」
「おかしいなって言ったってホントだもの。」
「そっか。じゃあ今日は忘れてくるとマズいからガラガラは持って行かないでおこう。」
「大丈夫なの?」
「大丈夫かどうかは行ってみてのお楽しみだ。」
なかなかチャレンジャーなやつです。
でも昨日はガラガラなしでトートバックだけを担いで水を汲みに行ったのですから何とかなるでしょう…。
とはいうもののやっぱり帰りが遅い…。
(-_-;)
キノコさんに命じられヤッチはアルツ君の捜索に向かいます。
家を出て角を曲がると早くも元職人の姿を発見しました。
YE━━━d(゚∀゚)b━━━S!!
マンションのエントランスに小さな花壇が有ってそこのレンガがちょうどよいベンチになっています。
アルツ君そこに腰かけ休んでいます。
近所の子なのか、幼稚園に行っているくらいの子供と楽しそうに会話をしています。
「おじいちゃん何歳?」
「うん!?いくつに見える?」
「えとねー。300歳。」
「そんなに歳とってたらお化けだよ。おじちゃんはねー。33歳!!」
「えー!!ママと同じじゃない…。変なのっ!!」
小さな子供に変なの呼ばわりされてしまいました。
(-_-;)
子供が逃げるように走って行ってしまいました。
アルツ君はヤッチに気づいたらしくこっちを向きます。
「どうした~?疲れたのか?」
「あーあ。あともう少しなんだけどここで休んでた。ちょうどこの高さが座るのにいいんだよ。」
「寒いから早く帰ろうよ。」
「ちょっと待ってくれよ~。もう少し休ませてくれよ。」
「昨日はさっさと帰ってきたじゃないか!?」
「そうは言ったって足が動かないぞ。いつもの帰り道なのにどうしてこんなに遠く感じるのかねえ…。お前だったらすぐの距離なんだろうけどさ…。」
「西野カナみたいなやつだな!?まあいいや。水は俺が持つからもう少し頑張って歩こう。もうお風呂も沸かしておいたぞ。」
「おっ!!そうか!!それじゃあ早く帰ろう!!」
けっこうすんなり立ち上がりました。
「なんだよ。立てるんじゃないかよ。」
「そりゃあ人間だから立つさ~。」
マンションのところで休んでいたせいかしっかり歩けます。
(-_-;)
玄関に着くとアルツ君突然慌てた顔をします。
「あっ!?ガラガラ忘れてきた!!」
「なんでだよ?持って行ってないじゃないかよ!!」
「そうだっけ?あー。よかった~。ふぅ…。」
帰ってきたその足でそのままお風呂に突入です。
最近寒くなってきたせいでお風呂を入れるのが結構大変です。
ヤッチの手は冷たいらしくちょっとでもアルツ君の肌に触れると飛び上がります。
ある意味武器と言えば武器ですが…。
(●`w´●)ニァ・・
仕方ないのでアルツ君をお風呂に入れる前は自分の手をお湯でよく温めます。
お風呂に入ったら入ったでアルツ君の身体も冷えているため、ぬるいシャワーのお湯をかけても『熱い』と飛び上がる始末…。
お湯の温度に慣れてくると今度は『ぬるい!!』と叫びます。
湯加減がほんとに難しい時期になりました。
(ノω`*)
皆さんがどういう洗い方をしているかは知りませんが、最近はアルツ君の身体をザーッと流して湯船に入ってもらい、少し温まったところで出てもらい、洗い場で身体を洗いまた湯船に浸かってもらうようにしています。
そう…。
夏に比べたら数段お風呂タイムが長くなってしまいます…。
(つд⊂)エーン
アルツ君が湯船に浸かっている間はヤッチは洗い場でボーっとしているか、時々様子を伺いつつ、お風呂の外で待機です。
ときどき様子を見に行かないとお風呂で寝てしまうのでこいつは欠かせません。
(-_-;)
今日もそんな感じでお風呂に入ってもらいます。
一通り身体は洗ったのでアルツ君が湯船から出るのを待つだけです。
「外寒いんだから出る時は風呂場の中でよく身体を拭いてから上がりなよ!!」
いつもはヤッチが風呂場の中でアルツ君の身体を拭きますが今日は手抜きです。
(o´ェ`o)ゞエヘヘ
「あー。わかってるよ!!骨が見えるくらいこすればいいんだろ!!」
「骨と言わず全部そぎ落としてもいいぞ~。」
どうやら湯船から上がり自分でちゃんと身体を拭いているようです。
アルツ君がお風呂から出てきました。
洗面所兼脱衣所はかなり寒いので最近は茶の間でお着替えです。
ところが拭いたはずのアルツ君の身体はビッショリです…。
(。・´_`・。)エ-
「なんだよ!?全然拭いてないじゃないかよ!!」
「そっかあ~???ちゃんと拭いたはずなんだけどなあ…。」
「拭いてたらこんなに水滴付いて無いでしょ!?」
「そっかあ~???若いから汗が出てるんじゃないのか?」
アルツ君
さすがです…。
(; ̄ー ̄川 アセアセ
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アルツ君の息子ヤッチです。
(^_^)/~
このところヘビーな記事ばかり書いているのでちょっと軽めに…。
(^^ゞ
今日の朝は便秘薬を飲ませなかったのでたぶん大丈夫。
(^^)v
ヤッチが夕方明日の朝食のパンを近所のスーパーに買いに行った帰りの事です。
どっかで見かけた老人が向こうからエッチラオッチラ歩いてくるなぁと思ったらアルツ君じゃないですか!?
「なに?どうしたの?」
「ばあさんが水汲んで来いってうるせんだよ〜。」
見ればアルツ君ガラガラを引きづっています。
「もっと明るいうちに行けばよかったのに…。」
「そうだよなあ!!でもうるせんだよ〜。」
「俺が行こうか?」
「いやいいよ。ここまで出てきたんだから俺が行って来るよ。」
なんか久々に素直なのでこっちが拍子抜けです。
┏(゚ェ゚) アレ?
「じゃあ。気をつけて行ってきなよ。」
「あー。お前もな!!」
アルツ君とすれ違う感じでヤッチは家に戻り、アルツ君は近所のスーパーへ。
家に帰ってキノコさんにたずねます。
「旦那さんと今すれ違ったけど、なんでまたこんなに暗くなってから水なんて汲みに行かせたの?」
「そうじゃないのよ。午前中から『行ってきなさい』って言っているのになんだかんだと言って行かなくてようやく今出かけたのよ。」
「な〜んだそうだったのかあ…。随分鬼コーチぶりだな!?と思っちゃったよ。」
「『水なんて風呂の水を飲んでればいい』とか『あと10分したら行く』とか…なかなか重い腰を持ち上げなくて…。」
「だって午前中からだろ?」
「そうよ〜。やっと今頃よ〜。」
「で今日は旦那さんの体調はどうなの?」
「今日は大丈夫みたいね。おしっこも漏らしてないし…。」
「あとはガラガラをスーパーに置き忘れてこないのを願うばかりだな。」
「何回も言い聞かせたから今日はさすがに忘れてこないでしょ!?」
「いや。わからないぞ!?言い聞かせたこと自体を置き忘れてくるんだから…。」
そんな会話をしているうちに玄関の戸が開く音が…。
アルツ君です。
「おっ!!今日はすんなり帰ってきたね?」
ヤッチがアルツ君を冷やかします。
「そうじゃないんだよ…。おーい!!ばあさん!!水汲みに行けないぞ〜!!」
キノコさんが慌てて玄関に出てきます。
「あら?水汲めないってスーパーの機械故障か何かしてたの?」
「いや。故障はしてなかった。この目で見てきたんだから。」
「あら。スーパーには行ったんだ?」
「行きましたよ。」
「でなんで水汲んでこなかったの?」
「汲めるわけないじゃないかよ!!」
何だかアルツ君怒りんぼです。
(`・ω・´)
「あら!?随分怒りんぼね…。」
「当り前さよ〜。」
何だか自分に腹を立てているようにも見えます。
「トイレでも行きたくなって帰って来ちゃったの?」
「違うよ!!」
「じゃあなんで〜?」
「ボトルを持って行ってないんだから汲めるわけないだろっ!!」
入れ物(容器)を持って行かなくては持って帰ることはできません…。
アルツ君
さすがです…。
(; ̄ー ̄川 アセアセ
結局アルツ君に代わってヤッチが水を汲みに行く羽目に…。
(; ̄ー ̄川 アセアセ
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