アルツ君は職人進行性核上性麻痺の疑いのある元植木職人のアルツ君(父)、アルツ君の愛妻キノコさん(母)、そしてアルツ君の息子ヤッチの日々の生活を紹介しています。
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ロン毛の職人

2011/07/08 (金)  カテゴリー: 徘徊
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こんにちは。

アルツ君の息子ヤッチです。

(^_^)/~

今日、アルツ君には、床屋に行ってもらうことになりました。

最近では、千円床屋も、あちこちに、できています。

そこに、髪を切りに行ってもらってもよいのですが、区の方から高齢者に、『いきいき健康券』というのをもらっていて、これを利用しない手は有りません。

b0b39fb2.jpg


一般的な床屋さんの料金が、3,600円として、この券を使えば3,600円-3,000円で600円払えば、床屋さんで髪を切ってもらえます。

何も千円床屋に行かなくても、この券を利用させてもらえば、シャンプーや顔そりまでしてもらえて、600円で済みます。

ちなみにヤッチはここ数年千円床屋にしか行ったことがありません。

このブログを読んでいる何人かは、その理由を知っていると思います。

\(◎o◎)/!

坊主頭にしても構わないのですが、何故かキノコさんが嫌がります。

キノコさん:「頼むから、それだけはやめてちょうだい。」

仕方ないので、かろうじて生やしていますが、ヤッチとしては、メンテナンスが少なくて済む方が、よいに決まっています。

(-"-)

アルツ君とて、それは同じこと…。

ヤッチが、そのDNAを受け継いでいるわけですから、坊主頭にしたとて、変わらないような気がします…。

o○☆*゚ピカツ

キノコさん:「券があるから、1,000円だけ持っていって、おつりで帰りに何か好きなものでも買ってきたら?」

1,000円でおつりをもらっても残りは400円です。

(小さな子供が駄菓子買うわけじゃあるまいし…。)

しかも、その1,000円はヤッチの1,000円です。(涙)。

キノコさんが『いきいき健康券』と、千円札を、封筒に入れて、アルツ君に手渡しました。

アルツ君が、髪を切りに行く床屋さんは、地元のなじみの床屋さんで、バス停で2つ目のところ。

キノコさんが気を利かせてバス券もアルツ君に持たせてあげます。

キノコさん:「ひとりで行ける?私は、ついて行かないからね。」

アルツ君:「大丈夫だよっ!子供じゃあるまいしっ!」

キノコさん「バス停、2つ目だからね!乗り過ごさないでね。」

アルツ君:「心配無いって!!」

(その言葉が、一番心配なのだが…。)

キノコさんが、付き添っていけば、問題ないのですが、キノコさんも出かける用事があります。

ヤッチはヤッチで、アルツ君が行く床屋は、顔見知りの床屋…。

疎遠になっているので、アルツ君に付き添うのは気が引けます…。

(・・;)

まるで『初めてのおつかい』状態で、アルツ君を送り出し、ヤッチはお留守番です。

アルツ君が出かけたのは、比較的早い午前中です。

もし床屋さんが混んでいたとしても、お昼時には充分間に合いそう。

ヤッチは、誰もいない茶の間を片づけて、トイレ掃除、風呂洗い等々…。

あとは、畑に水を撒きに行けば、午後はのんびりできます。

(^.^)/~~~

片付けが終わり、比較的涼しい午前中に、水を撒きに行くことに…。

スイカの花が咲き始めました。

(しまったっ…。写メ撮るのを忘れました…。)

一通り水を撒き、トマトとキュウリを何本か収穫し、家に戻りました。

収穫した野菜をしまおうと台所に行くと、誰もいないはずの部屋に人の気配が…。


もうお分かりですよね?


そうです…。

アルツ君です…。

部屋の電気を消したまま、上半身裸で、ソファーに寝そべっています。

ヤッチ:「あれっ?もう帰ってきたの?」

アルツ君:「わからんっ!」

床屋に行ったはずのアルツ君に、サッパリ感がありません。

伸びた襟足はそのままで、ロン毛の落ち武者状態は変わっていません。

ヤッチ:「床屋に行ったんじゃないの?」

アルツ君:「そうか…。床屋に行くんだったけか?」

??

アルツ君:「途中で、どこに行くんだか、わかんなくなっちゃたんだよな…。」

ヤッチ:「えっ?じゃあやっぱり床屋に行ってないんだ?」

アルツ君:「どこ行くか、わかんないのに、床屋に行けるか?」

さすがに、本人も自分に、あきれているらしく、起き上がって首をかしげています。

ヤッチ:「お宅の奥さんが、床屋さんに行く券を持たせたでしょ?ポッケに入ってない?」

職人さんはカーゴパンツの横ポッケから封筒を取り出しました。

アルツ君:「そうか…。ここに行くんだったんだ…。」

どうやら話を詳しく聞くと、バス停を乗り過ごし、何本か先のバス停で降りてしまったようです。

以前にもこんな事件があったような…。

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ヤッチ:「また?」

と、いったところで、最近であればあるほど本人がおぼえているわけもなく…。

ヤッチ:「でも、またよく帰ってこれたよねっ?」

アルツ君:「そうだなあ…。よく帰って来れたよな…。世の中、狭いもんだっ!」


そういうとき使う言葉じゃないんだが…。

(-_-)フー!

アルツ君

さすがです…。

(; ̄ー ̄川 アセアセ

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2011/07/08 | コメント (0) | トラックバック (0) | ホーム | ▲ Page Top

カーゴパンツの職人

2011/07/23 (土)  カテゴリー: ボタモチ
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こんにちは。

アルツ君の息子ヤッチです。

(^_^)/~

先週から、アルツ君のデイサービスに通う日が、週1回から週2回になり、今日はその第2週目。

本人は週2回になったことをわかっていないようです。

前回のデイサービスは一昨日。

普通は覚えているはずですが、本人はそんな事とは知らずに、お迎えの車に乗り、またしても、うれしそうに出かけて行きました。

(^.^)/シメシメ

でも、朝の様子から一変して、帰ってきたときのアルツ君は、なんだか、とてもご機嫌斜めです。

キノコさんとアルツ君で、何だか、また喧嘩している様子です。

(ー_ー)!!

キノコさんが、ヤッチを呼びに来て、応援を要請します。

キノコさん:「おじいちゃん(アルツ君)が、またいうこと聞いてくれないのよ。ちょっと来て助けて!」

自分の部屋からヤッチが階段を降りていくと、玄関先にアルツ君が、折りたたみ椅子を出して、、そこに腰かけています。

出かける前の職人さん御用達のカーゴパンツは履いておらず、見慣れぬジャージのパンツを履いています。

??

キノコさん:「ちょっと、これ見て。」

そう言いながら、デイサービスから毎回もらうサービス提供記録表を差し出します。

サービス提供記録表の『ご本人・ご家族様への連絡事項』の欄には、以下のように書かれています。

『本日は小失禁があり、ズボンが濡れてしまったため、弊社で用意したジャージを履いていただきました。次回、お伺いする際にお返し下さい。』

心配になったキノコさんが、アルツ君の今履いている紙パンツを取り替えようと、借りたジャージのズボンを脱ぐように説得していたようです。

キノコさん:「おじいちゃんが、ズボン脱いでくれないのよ~。」

どうも、最近、失禁関係のお世話は、ヤッチの任務にされつつあるような感じです…。

(-"-)

まあ仕方ないかあ…。

ヤッチ:「そんなジャージは、いまどきヤンキーも履いてないぞ!職人はやっぱり寅一でしょっ!」

寅一
寅一(トライチ)は作業服メーカーで、職人衆の間では、ブランド品。
粋な職人には一目置かれます。

新しくキノコさんが出してきたカーゴパンツをアルツ君に渡します。

(実はノーブランド。1,280円)

アルツ君:「なんだっ!俺はこんなもん必要ないっ!」

いつもに増して、激しい口調です。

別に、ジャージを履き替えなくてもよいのですが、その下の紙パンツが、失禁して重くなっているのが、気になります…。

ヤッチ:「いやいや。そんな格好をお得意様が見たら、『おじさんも老けたわね~。』なんて、言われかねないよ。」

職人さんは、アルツハイマーになっても、『お得意様』という言葉には、敏感です。

現役を引退しても、彼の中に、職人魂みたいなものは根強く残っているのでしょう。

一瞬ですが、アルツ君の顔色が変わりました。

アルツ君:「お得意様が、そういうんじゃ仕方ない…。婆さん!お前のために、着替えてやるからなっ!」

断っておきますが、アルツ君は江戸時代に生まれたわけではありません。

確かに『水戸黄門』や『暴れん坊将軍』は大好きですが…。

どこまでも上目線な職人さんが、ジャージのズボンを脱いで、紙パンツ一丁になると、まるで赤ちゃんのよう。

(*^_^*)ククッ

ヤッチ:「それから、その粋なふんどし(紙パンツ)、新しいのに替えようよ。」

アルツ君:「いやだっ!!」

ヤッチ:「なんで?」

アルツ君:「やなもんは、やなのっ!!」

仕方ないので、ヤッチの強行突破です。

アルツ君の紙パンツを、力づくで、ずり降ろします。

ザッーー!!

アルツ君:「なにするんだっ!チンチン取れたらどうするんだっ!」

ヤッチ:「取れたって、もう使い道ないだろうっ?」

アルツ君:「バカ言えっ!まだ、ションベンするとき、使うわいっ!」

ヤッチ:「まあまあ。そのションベンだって、いつ出たか、わからないんだから…」

アルツ君:「お前は、人のことだと思って、よくそこまで言うな?」

ヤッチ:「そうだよん!取れたら、畑にチャンと埋めて、肥料にしてあげるから。おいしいキュウリが、できるよん!」

アルツ君:「勝手にせいっ!」

フッー……。

ようやく、ズボンまで履いてもらいました…。

そうこうしているうちに、姉がやってきました。

会社が休みの日は、アルツ君の様子を見にきてくれます。

必ず、アルツ君と連れ立って、近所のスーパーに行き、そこでアルツ君の大好物の『ボタモチ(おはぎ)』を買ってくれます。

姉:「○○ちゃ~ん!ほら!行くよ!ボタモチいらないの~?」

姉は、アルツ君を自分の親なのに、下の名前で、しかも、ちゃん付けで、呼びます。

でも、不思議と姉には従順…。

態度が急変し、アルツ君は、いそいそとスーパーに出かけて行きました。

姉は『ボタモチ』というすばらしいアイテムを身に着けています。

ロールプレイングゲームなら、負けなしのアイテムかも?

姉とアルツ君が、『ボタモチ』を買って帰ってきたころで、そろそろ夕飯の時間です。

キノコさんが、夕飯前に、『ボタモチ』を食べてしまうと、夕飯が食べられなくなるというので、『ボタモチ』を隠してしまいました。

姉は、すでに用を済ませて帰ってしまい、アルツ君は再びご機嫌斜めに…。

アルツ君:「おい!俺の『ボタモチ』、どうした?隠しやがったなあ~!!」

大激怒です。

でも、『ボタモチ』だけは、覚えているんですねえ~。

怒りのおさまらないアルツ君は、普段着姿のまま夕飯も食べずに、床についてしまいました。

アルツ君

さすがです…。

(; ̄ー ̄川 アセアセ



【追記】

今日は、夕飯はもとより、結局入れ歯も外さず、薬も飲まず、寝てしまいました。

しかもカーゴパンツのまま…。

これならパジャマのパンツを履かせておけばよかった…。

(; ̄ー ̄川 アセアセ

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