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アルツ君の息子ヤッチです
(^_^)/~
アルツ君がすこし元気になったと思ったら今度はキノコさんが風邪でダウンです。
(ー_ー)!!
当然アルツ君を放置できませんからヤッチはお留守番です。
キノコさんは夕べあたりから喉の痛みを訴え、今日は朝から不調でダウンです。
朝食はパンなので何の面倒もなくクリア。
⊂(^ω^)⊃ セフセフ
昼は昨日の残り物とクリームシチュー。
もちろんヤッチにクリームシチューを作るテクなど有りませんから、これも当然残り物…。
⊂(^ω^)⊃ セフセフ
夕飯はスーパーで天ぷらを買ってきて天ぷらうどんです。
夜にシチューの方が良かったのかなあ…!?
おやつはもらい物の柿です。
おやつを食べたところでヤッチはスーパーに買い物をに行き、明日の朝食のパンと夕飯の天ぷらそれに付け合わせになるようなちょっとした惣菜を買いに行ってきました。
アルツ君を一人にすると何をやらかすかわからないところですが、スーパーにダッシュで行けばそんなには時間はかからないはず…。
それにアルツ君の方はまだ本調子ではないのでそんなにはアクティブに動かないはずです。
急いで自転車に乗り込みダッシュです。
買い物を済ませ自宅に戻り、茶の間に入るとアルツ君が居ません。
???
風呂場の方から音が聞こえてきます。
不吉な予感です…。
(;一_一)…
風呂の扉を開けるとアルツ君素っ裸!!
工エエェ(´゚д゚`)ェエエ工ー
「何やってんのっ???」
「うん?風呂に入ろうと思ってな。」
「だってそれ水だぞ!!」
昨日の残り湯です。
アルツ君は昨日は入っていませんが…。
「そ~か…。水か~??」
「湯気も何にも立ってないんだからわかりそうなもんだろ!?」
「あっ!?ホントだ!?」
アルツ君浴槽の残り湯に手を突っ込みます。
「また風邪ぶり返しちゃうぞ。早くなんか着よう!!」
「おwww寒っwwww」
水だと聞いた瞬間ブルブル震え出しちゃいました…。
ガクガク((( ;゚Д゚)))ブルブル
しかし入ってしまっていたらと思うとこっちの方も寒くなります…。
⊂(^ω^)⊃ セフセフ
「だいたいまだ3時半だぞ。こんな早くから風呂に入る奴いないぞ。」
「そっか…。まだ夜じゃないのか…。」
「まだ明るいだろ?それに水戸黄門だって始まってないぞ。」
「そうだな…。」
ヤッチはアルツ君に洋服を着替えさせながら少し説教まじり…。
ただ洋服も満足に脱げない時があるのに一人で素っ裸になるとはなかなか…。
恐るべしアルツハイマー。
(-_-;)
茶の間のエアコンを『強』にして早目に暖をとらせます。
寒くなってきているのでもうエアコン君フル稼働です。
前々から気になっているのですが、アルツ君はテレビのリモコンはちゃんと認識していて操作をいつの間にか覚えているのにエアコンのリモコンはどうも上手く操作ができません。
ついこの夏に地デジに切り替えたばかりだからテレビのリモコンよりエアコンのリモコン方が兄貴で、馴染みはこっちの方があると思うんですけどね…。
(^^ゞ
操作が上手くできないというよりエアコンのリモコンの存在すらおぼえていないような…。
ヤッチがエアコンのリモコンを操作しているときにアルツ君が聞いてきます。
「お前。それなんだ?」
「リモコンだよ。エアコンの…。」
「それで何するんだ?」
「テレビと同じようにこれで操作できるんだよ。」
「へ~。そんなもんいつから有ったんだ?」
ついこの間までは自分でも操作していたような気がするんですけどね~???
かなり来ちゃってるっていうこと!???
恐るべし認知症。
(-_-;)
「いつからって前からあるじゃん。引っ越してきた時からあるし、自分でも使ってたじゃん。」
「『じゃんじゃん』はいいからそれで何してるんだ?」
「だからエアコンを『強』にしてるんだよ。」
「へ~。そんな便利なものが家に有ったんだ?高いだろ?」
「エアコン本体は高いけどリモコンはそんな高いもんじゃないと思うよ。」
「しかし便利な世の中になったもんだ…。俺にはついていけないよ~。」
いえいえもうすでついていってはいません…。
(; ̄ー ̄川 アセアセ
「おかしいな!?ほんとにエアコンのことわからないのか?」
「うん…。知らんぞ。タイムマシンみたいなもんだろ?」
…????
アルツ君
さすがです…
(; ̄ー ̄川 アセアセ
どうやらエアコンを『強にしている』を『今日にしている』と勘違いししているようです…。
(; ̄ー ̄川 アセアセ
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こんばんは。
アルツ君の息子ヤッチです。
(^_^)/~
寒い日が続いていますが、朝、自分の部屋のエアコンのスイッチを入れると、何だか調子が変…。
(*゚Д゚) アレ?
リモコンに反応し、スイッチが入り、電源ランプが点き、運転ランプも点いているのですが、いっこうに暖かい空気が出てきません。
(〟-_・)ン?
最初は、朝の冷え込みがきついので、霜取り運転の時間がいつもより長いのかなと思っていましたが、10分経ってもまったくやる気無しの様子です。
第一、風向を自動にしているのですが、吹き出し口の羽根は水平のまま。
暖かい風が出るなら風向は下に向くはずです。
吹き出し口からはゆる~く微風が…。
これがまた冷たい空気なので、余計に部屋が寒く感じます。
リモコンのスイッチをOFFにして、再びスイッチをONにすると、霜取り運転(暖機運転)がリセットされてしまうということは知っていたので、スイッチを切る気にはなれません。
聞いたところによると、霜取り運転が、通常5分かかるとして、3分くらいのところでスイッチをOFFにして、またスイッチを入れると、そこからまた5分待たなくてはならない仕組みらしいです。
でも、10分以上待っても、冷たい風しか出てこないとなると、やはりスイッチをいったん切ってみたくなるものです。
ピッ!
やっぱり切っちゃいました。
(^^ゞ
今度は手動で本体の応急運転のスイッチを押してみます。
強風が吹き出し口から出てきますが、やはり冷たい風です。
応急運転は、あまりに冷たい風なので、耐えられません。
((´д`)) ブルブル…
応急運転はやめにして、もう一度リモコンで電源を入れ、室外機の様子を見に行きます。
どうも室外機は普通に動いています。
ファンも回っています。
もし、室外機のガス漏れだとしたら、ヤッチ一人の手には負えません。
電気屋さんを呼ばないとダメかな!?
(つд⊂)エーン
そう考えた時にふとあることを思い出しました。
以前仕事で業務用の大型の冷蔵庫を使ったいたことが有ります。
その時にメンテナンスの会社の方から、こう言われたことがあります。
「調子が悪い時は、一度、ブレーカーを落として、完全に電源を元から切ってみて下さい。」
電気屋さんを呼んだとして、すぐに来てくれる保証は有りません。
それまで凍えるのは嫌なので、さっそくブレーカーを落としてみます。
当然、エアコンの電源を先に切った状態です。
ブレーカーを落とします。
プッチンッ!!
部屋中真っ暗。
停電状態になります。
またブレーカーを戻して、停電から復活させます。
待つこと5分少々…。
((´д`)) ブルブル…
電源の入っていないエアコン(室内機)の本体の中で『プチンッ!』とかすかな音が聞こえました。
何の音なのかはよくわかりませんが、スイッチが入っていないはずのエアコンに何か異変が起きた感じがします。
思い切って、エアコンのスイッチを入れてみます。
最初はやはり冷たい微風です。
このままなら、電気屋さんを呼ばなきゃ…
と、覚悟を決めた瞬間…。
?????
出るじゃないですか~。
暖かい風~~~~。
ゎ━。.゚+:((ヾ(。・д・)シ)).:゚+。━ぃ
皆さんもエアコンが壊れたかなと思ったら、電気屋さんを呼ぶ前に是非この方法を試してみて下さいね。
- 熱交換効率が下がるため、エアコンの室外機の上に物を置かない。
- 熱交換効率が下がるため、エアコンの室外機(特にファン吹き出し口)の前に物を置かない。
- 夏の暑い時期はエアコンの室外機に直射日光が当たらないようにし、熱を逃がす工夫をする。(よしずなどを利用し遮光。ただし、直置きは禁物。)冬は必要ない。
- 夏の暑い時期は市販のエアコンの室外機カバーを付けるといくらか冷房効率がアップする。ただし、熱がこもってしまうように設置すると逆効果になるので注意が必要。(ファンの吹き出し口を塞いでしまう形状のものは×。また、経験上、ゴム留め式のものはすぐに風で飛ばされる。)
- 市販の室外機カバーは冬には必要なし。
- 夏の暑い時期は室外機に冷たいお水をかけるというのも一つの手。エアコンの室外機は多少の風雨にさらされても大丈夫な設計になっているので、本体外側から水を掛ける分には問題ないと思われる。(冬はやらないこと。霜取り運転が働く。)
- 夏も冬もエアコンのスイッチをマメにON/OFFをするより、「つけっぱなし」(電源を切らないこと)の方が電気代を食わない。(スイッチを入れた時に一番エアコンに負荷がかかるため。)特に冬場は「つけっぱなし」を推奨。
- 夏の暑い時期に出先から帰って部屋がムッとしている時は、先に換気してからエアコンのスイッチを入れる。その方が効率よく部屋を冷やせるし、電気代も食わない。
- 夏も冬も室内ではサーキュレーターや扇風機を併用し、室内の空気を循環させる。その方が電気代の節約にもつながる。(DCモーターで動くサーキュレーターや扇風機は静音だし、電力の消費も少ない。)
- サーキュレーターや扇風機のベストな置き場所は部屋によって異なるので、いろいろと置き場所を変え、模索する。(個人的には、夏は、サーキュレーターをエアコンの対角の少し離れた位置に置き、エアコンの吹き出し口に向かって、下の方からサーキュレーターの風を当てた方が循環するような気がする。)
- 冬はエアコンの風の吹き出し口(ルーバー)が下になるように、夏はエアコンの吹き出し口は水平方向。
(あつい空気は上に、冷たい空気は下に行く性質を利用する。) - 暑い時、寒い時の調節はエアコンの設定温度を上下させることで対処する前に、風量の強弱で調節を試みる。(電気代の節約。)
自己責任で実行してください。
さて、すっかり前置きが長くなってしまいましたが、昨日キノコさんにお茶禁止令をもらってしまったアルツ君。
やはり、前の晩にお茶を少な目にしたせいで、夜中にトイレに行ったり来たりは有りませんでした。
\(^o^)/
午後からは、姉がやってきて、近所のスーパーマーケットに買い物に行きます。
当然アルツ君の狙いはボタモチです。
今日はキノコさんも一緒に出掛けたので、女子2トップの布陣です。
「〇〇ちゃーん(アルツ君のこと)!!行くよ~!!トイレは?上着は?帽子は?」
姉が矢継ぎ早にアルツ君に問いかけます。
「そんなにいろいろ言うなよ~。わけわからなくなっちゃうぞ。」
おそらく、常人でもこの姉のペースには着いていけないと思います。
「ボタモチ買いに行くんでしょ!?ハイ!靴履いて!!ママも準備できた?」
家の中で、姉の言葉に翻弄され、慌てふためくご老人2名を想像してください…。
(;´・ω・)
3人が出かけて行った我が家は静寂が漂います。
誰も居ない間に、ヤッチはのんびりとお風呂を洗います。
1時間ほどして3人が帰って来ました。
最初に部屋に入ってきたのはアルツ君。
そのあと、姉、キノコさんと続きます。
アルツ君は、ブルゾンのポケットをまさぐっています。
「おかしいな~?どこ行ったんだろ?」
「なに?どうしたの?」
「いや~。そうじゃないんだよ…。確かここに入れたんだけどな…。」
なにかをスーパーマーケットで入れて持って帰ってきたようです。
アルツ君がブルゾンのポケットの探し物をしている間に姉も部屋に入ってきます。
「ボタモチは?どこにやったの?」
姉がアルツ君に声をかけます。
「いや…。ポッケに入れて来たはずなんだけど、出てこないんだよ…。」
「ポッケに入ってないの?」
「入ってるんだけど、入ってないんだよ。」
「どっちのポッケ?」
「左のポッケなんだけど、いるんだけど、いないんだよ…。」
「どういうこと?」
「それがわからないから、大変なんだよ…。」
「ボタモチでしょう!?そんな大きいものがそんなに簡単になくなる!?今日は二つも買ったんだよ。」
トレーにのったボタモチをパッケージごとポケットに入れて持って帰ってきたようです。
「ポッケ全部ひっくり返してごらん!?」
姉が耐え切れずにアルツ君に畳みかけます。
でも、アルツ君の左のポケットから出てくるのは使い古したティッシュばかり…。
「まあ~。よくそんなに貯め込んだわね!!」
「物持ちがいいからな!!」
「そういうのは物持ちがいいって言わないのっ!!ものぐさっ!!」
「鼻っ紙になっちゃったのかなぁ…。俺のボタモチ…。」
「そんなわけないじゃいっ!!」
しびれを切らした姉がアルツ君の左ポケットに手を入れます。
???
「いるでしょ?」
アルツ君が姉にドヤ顔で聞きます。
「いるねえ…。」
姉がおもむろにアルツ君のブルゾンのジッパーを下げ始めました。
????
ボタモチ君2名…。
アルツ君のブルゾンの
内ポケットに入っていました。
アルツ君
さすがです…。
(; ̄ー ̄川 アセアセ
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こんばんは。
アルツ君の息子ヤッチです。
(^_^)/~
もう、アルツ君の入所している特別養護老人ホームの批判や悪口を記事にするのはやめようと思っていましたが、なかなかそうは問屋がおろしてくれません。
不愉快にさせてしまいそうな記事なので、御了解いただいた上で、ご覧になって下さい。
また、これから書かせていただくことは、アルツ君の入所している施設に関することであって、特別養護老人ホーム全般に関する普遍的な事柄ではないということをご理解下さい。
固すぎですかね?
はい、タイトル通り、アルツ君の入所している特養の空調設備が一昨日(2014/07/14)から故障し、冷房の入っていない状態が続いています。
一昨日のいつから故障しているのかは、定かでは有りませんが、姉がその日(2014/07/14)の夜、面会に訪れた時にはすでに故障していたとの事です。
昨日(2014/07/15)火曜日のお昼過ぎに姉からヤッチに電話が入ります。
姉:「今日、あんた、パパのところへ面会に行く?」
ヤッチ:「そう思って、今準備中だけど?」
姉:「なら、よかった。実はパパの居る施設の空調が壊れて、冷房が効かないんだわ~。」
東京は日中、連日30度以上の真夏日が続いています。
ヤッチ:「えー!そいつは大変だな!昨日の夜は幾分風が有って、マシだったけど…。」
姉:「だけど、暑いのにかわりないわよ。」
ヤッチ:「ま。そりゃそうだけど…。」
姉:「昨日の夜も暑くて冷房が効かない状態だったから、パパが寝る時に、私が部屋の戸を開けて、『今夜は窓を閉めないでね。』って、言って帰ってきたんだけど、すぐ忘れちゃうでしょ!?ていうより、覚えておけって言う方が無理じゃない?」
ヤッチ:「忘れるのが商売だからな…。」
姉:「でしょ!!で、施設の人がまめにチェックしてくれていればいいんだけど、もしかすると窓を閉めて寝ちゃったりしていて、体調を崩していないか心配なんだわ~。」
アルツ君が体調を崩していれば、ヤッチより先に、まず身元引受人である姉に連絡が入っているはず…。
そんな事も忘れているところをみると、そうとう動揺していたのかもしれません。
ヤッチ:「で、空調のほうは、修理の目途がたってるの?」
姉:「いやあ、施設のほうは『すぐに直します。』って言っていたけど、時季が時季だけにねえ…。それに全館故障したわけじゃなくて、残念なことにパパの居るフロアだけが涼しくならないらしいんだわ~。向こうのフロアは寒いくらいに冷房が効いていたわ。」
アルツ君の入所している特別養護老人ホームは、敷地内に2棟建っていて、棟と棟が渡り廊下でつながっています。
利用者(入所者)はそこを基本的には、自由に行き来できて、姉の言う『向こうのフロア』というのは、別棟のことです。
つまり、同じ3階でも冷房が入っていない棟と入っている棟があるわけです。
ヤッチ:「そうだよなあ、すぐに修理に来てくれる業者がいたら、普段からよっぽど注文が少ない業者だよなぁ…。」
姉:「まあ、空調のほうは施設が業者なりを呼んで修理するんだと思うけど、パパのほうの面倒をちゃんとみてもらえるかどうかが心配なんだわ~。」
ヤッチ:「いや、いや修理より旦那さんのお世話のほうが、特養の本業でしょ!」
姉:「まあ、今日面会に行ってくれるんだったら、ちょっとその辺のところも含めて様子を見て来てよ?」
ヤッチ:「了解。これから出かけて来るよ。」
そんなわけで、昨日の火曜日(2014/07/15)に特養に出かけてきました。
時刻は暑い盛りの午後2時半ごろ。
施設のエントランスに入ると、ヒンヤリとした空気が肌に伝わって来ます。
どうやら、1階の空調は問題ナシのようです。
施設のエントランスに有った温湿度計を見ると、温度(室温)は27.5度、湿度は52%とデジタル表示されていました。
ヤッチはエレベーターを使って3階に上がります。
エレベーターが空きます。
エレベーターを下りてすぐのフロアはアルツ君のいる棟ではなく、別棟になります。
ここでは、やはり姉の言う通り、空調は問題なく動いています。
ヤッチは渡り廊下のほうに視線を移します。
渡り廊下には、ビル清掃の時などに、ワックスを乾かす時に使うような大型の扇風機が置かれ、アルツ君の居る棟に向かって、勢いよく羽根を回しています。
たぶん、空調が効いている棟から空調の効いていない棟に冷気を送り込もうとしているのでしょう。
ヤッチはその扇風機のほうに向かって歩き出し、渡り廊下を渡ります。
扇風機を追い越した辺りからでしょうか、やはり湿度を感じる空気に変わります。
渡り廊下を渡り切った辺りで、もうアルツ君の居る棟の空調が効いていないことがはっきりわかりました。
扇風機の風は感じますが、冷房の空気ではありません。
暑い…。
(; ̄ー ̄川 アセアセ
途中、各所に扇風機が置かれているのが目に飛び込んできます。
アルツ君が廊下の『定位置(普段よく居る場所)』に腰かけていないので、居室に向かいます。
廊下側の居室を出入りするための扉は開いたままです。
ヤッチはその開け放たれた扉をノックし、居室に足を踏み入れます。
居室内は廊下よりもさらに暑く、蒸し風呂のような熱気です。
アルツ君はベッドに横たわっています。
暑いわけです…。
(; ̄ー ̄川 アセアセ
居室にある南側の窓はしっかりと閉められています。
しかもカーテンは開け放たれている状態…。
ヤッチはその状況を見て、アルツ君に声もかけずに、すぐに居室を出ます。
そして、生活相談員さんのいらっしゃる事務所を訪ねます。
ちょうど最初に目にした大型の扇風機が回っているあたりが生活相談員さんのいらっしゃる事務所。
ちなみに回っていたのは扇風機ではなく、扇風機のハネです。
事務所に向かう途中に、普段アルツ君のお世話をして下さっている職員さんの何人かとすれ違いましたが、その方達にはあえて声を掛けませんでした。
生活相談員さんのいらっしゃる事務所も扉が開いていたので、ヤッチは生活相談員さんがいらっしゃることを確認し、声を掛けます。
ヤッチ:「ちょっといいですか?」
生活相談員さん:「あ、どうも!」
生活相談員さんが廊下に出ていらっしゃいます。
ヤッチ:「あのさ、扇風機を回してるのはわかるんだけどさ、窓を開けないの?」
生活相談員さん:「と、おっしゃいますと?」
ヤッチ:「居室の窓は、あえて開けていないの?」
生活相談員さん:「お父様のいらっしゃるお部屋のことですか?」
ヤッチ:「親父の部屋もそうだけど、他の方達の部屋も…。」
生活相談員さん:「お部屋にお伺いしてもよろしいですか?」
ヤッチ;「そのつもりでお伺いしたんで。親父の奴、顔を赤らめてグッタリしちゃってるよ。」
ヤッチは生活相談員さんと一緒に足早にアルツ君の居室に向かいます。
居室に戻り、先にヤッチが生活相談員さんに話し掛けます。
ヤッチ:「見ておわかりの通り、窓は閉め切りだよ。しかも親父の部屋には扇風機もないし、これじゃあ、『熱中症になれ!』って言ってるようなもんだよね?」
グッタリしていたアルツ君が、ヤッチの声で目を覚まし、ヤッチに向かって大声で怒鳴ります。
アルツ君:「男がつべこべ文句を言うなっ!黙ってろっ!」
ヤッチ:「おうっ。よかった!死んでなかったんだ!」
アルツ君:「うるさい!!簡単にひとを殺すなっ!!」
アルツ君、いつもとは違う本気モード。
暑さで嫌になっているのも理由のひとつだと思います。
ヤッチ:「悪い。悪い。謝るよ。ボタモチ持って来たんだけど、それで勘弁してもらえるかな?」
生活相談員さん:「ちょうど、おやつ時ですから、召し上がられたらいかがですか?」
アルツ君;「あんたにそう言ってもらっちゃあ、食わないわけいかないじゃんかよ。」
生活相談員さん:「いえいえ、私と○○さん(アルツ君)の仲じゃないですか。」
アルツ君:「じゃあ、食おうかな。」
アルツ君の機嫌はおさまりました。
ヤッチは話を元に戻します。
ヤッチ:「扇風機で向こうの棟の冷気を取り込もうという考えはわかるんだけど、無理があるでしょ?せめて部屋の窓を開けて、風を入れてやるとか、逃がしてやるとかしないと…?」
そう言いながら、ヤッチは窓を全開にします。
生活相談員さん:「申し訳ありません…。お昼ご飯の後、お父様は廊下のいつも場所に座っていらして、それから、2時ぐらいにお部屋にお戻りになられました。その時にお父様をお部屋にお連れしたのは、僕なんです…。その時、窓を少し開けておいたんですが…。たぶん、その後に、お父様が、ご自分で閉めてしまわれたのかと…。」
ヤッチ:「なるほど…。事情はわかりました。でもごめんなさい、これだけの状況なんだから、マメに職員さんに見回ってもらわないと…。閉めてあるなら、開けるくらいはできるでしょ?俺が来た時は、ホントにグッタリしてたんだから。」
生活相談員さん:「申し訳ありません。こちらの棟は南側なので、日中窓を開けると、暑い空気が中に入って来てしまうので…。」
ん…、微妙に矛盾するご意見…。
ヤッチ:「それにしても南に面してない部屋の窓も開いていないところが有るみたいじゃない?もちろん、利用者さんによっては開けられない事情もあるかと思うけど…。でもなあ、今のままじゃ、暑い空気をカクハンしてるだけのような気がするんだけどなぁ…。対角線上に窓をちょっとでも開けてやれば、いい風が入ると思うんだけどなぁ…。」(同じ棟に廊下を挟んで南側の部屋と北側の部屋があります。)
生活相談員さん:「そうですね…、ベランダに打ち水をして、それから窓を開けようかと考えていて、今、打ち水をさせていただいているところなんですよ…。」
ヤッチ:「打ち水を否定するつもりはないけど、空気の流通の方が大事だと思うけどな…。寝たりきりの方達の部屋では、廊下側からベッドや対面の窓に向かって扇風機を回しているみたいだけど、少し窓を開けた方がいいような気がするんだけど…。みんな脱水症状にならないかな…。」
生活相談員さん:「それはうちの職員も看護師も居りますので…。」
ヤッチ:「ほんとに?」
生活相談員さん:「はい。」
ヤッチ:「偉そうに言うつもりはないけど、偉そうに言わしてもらうけど、こんな状況なんだから、頻繁に見回りなり、巡回しようよ。それに開けられる窓を開けようよ。」
生活相談員さん:「そうですね。窓を開けて、空気の流れを作った方が良さそうですね。」
ヤッチ:「で、修理のほうは業者に依頼しているんですよね?いつごろ、直りそうですか?」
生活相談員さん;「今日中(7/15中)には。ただ、業者も繁忙期なので、忙しいようで…。ただ、福祉関係の施設なので、優先的に直してくれという話をしてあります。」
ヤッチ:「何日もこんな状況が続いたら、元気な人でも元気でなくなっちゃうんだから、はやいとこ直してくださいよ。」
生活相談員さん:「それは、もう。」
ヤッチ:「ご存知のように『暑い』、『寒い』と言葉にできない方もいらっしゃるわけだし、遠慮して言えない人もいるっていうことも忘れないでほしいです。」
生活相談員さん:「わかりました。」
その後、アルツ君にボタモチを食べてもらい、別棟の冷房の効いた涼しい場所へ二人で足を運び、しばらくそこでテレビを観て過ごしました。
今でこそ、夏場、暑い地域では、各家庭にエアコンが有る事は珍しいことではなくなってきました。
ヤッチの過ごした幼少期ではまだエアコンのある家はブルジョアでした。
近所にエアコン(その頃はエアコンという言葉より、クーラーと呼ぶ方が主流でした。)が設置されると、どうにかその家の冷気をもらえないかと、友人同士で議論したものです。
クーラーのある家の窓にホースを差し込んで、自分の家に引き込むとか…。
また、夏場は銀行に行くのが楽しかったようにも思えます。
銀行は冷房が必ずと言ってよいほど効いていて、なぜか銀行には冷水器が設置されていて、そこで冷たい水をガブ飲みした記憶が有ります。
あの足で踏むと水が出て来る冷水器も見かけなくなってきましたね。
って、何の話をしていたんでしたっけ?
空調のことでしたね。
生活相談員さんは、すぐに空調を直すようなことをおっしゃっていましたが、結局、ヤッチが施設を後にした夕方になっても、業者さんらしい車は特養に停まっている気配は有りませんでした。
空調設備の修理が遅れることが有れば、それだけ特養に入所している人達の健康状態が気になるところです。
なわけで、今日(2014/07/16)も特養の様子を見てきました。
依然、扇風機が各所に置かれているところをみると、空調設備は直っていないようです。
前日の風景とは変わって、スポットクーラーなるものが何機か置かれていました。
工場、作業所といったところで、働いた経験のある方ならお分かりになると思いますが、家庭用の洗濯機くらいの大きさの本体に太いホースのようなものが付いていて、そこから冷風を出す簡易エアコンのような物です。
冷気だけをこの長いホースの先から出すのなら、このスポットクーラーはすぐれものですが、残念ながら、排気熱を本体上部あるいは背部から出します。
つまり、冷気と排気熱の行って来いの状態ですから、部屋全体の温度を下げるものではありません。
ここの特養の上層部の指示(憶測です。)でこのようなスポットクーラーを入手し、職員はその指示のもとに、スポットクーラーを運転させているのだと思いますが、ヤッチとしては、何で自然の風を取り入れようとしないのかがわかりません。
ハッキリ言って、理解に苦しみます。
今日も寝たきりの利用者さんの部屋の窓が閉めきりのままで、その寝ている利用者さんに向かって、扇風機の風が当てられているところがいくつかありました。
もちろん、あてられている風は決して心地の良い風ではありません。
書かせていただいていることは、テレビのニュースや新聞記事になってもおかしくないとヤッチは思うくらいなのですが、どうも施設で働いている人たちの緊迫感のようなものは、残念ながら伝わって来ませんでした。
わざとそう装っているのかもしれませんが…。
スポットクーラーを入手できる予算が有るくらいなら、人員を増やすべきではないのか????
同じフロアの別棟では、空調は正常に働いて、涼しい環境が有るのですから、交代交代でも良いから、涼しい場所で日中の暑い時間帯だけでも利用者さん(入所者さん)を避難させてあげることはできないのでしょうか?
ヤッチが一番申し上げたかったことはこのことです。
そして、今日、生活相談員さんではない別の職員さんにこのことをぶつけてきました。
職員さんの話では、『すでにそういった措置はとらせていただいている。』との答えでした。
でも、ヤッチが見る限りでは、ほとんどの利用者さんは蒸し暑い環境にいらっしゃる様子で、涼しい別棟で過ごしているようにはとても見えませんでした。
そして、この空調設備が元に戻るのは、早くても今度の日曜日(2014/07/20)になるという話もいただきました。
特別養護老人ホーム
さすがです…。
(; ̄ー ̄川 アセアセ
特別養護老人ホーム
さすがッスね!
(; ̄ー ̄川 アセアセ
蒸し暑い環境に置かれているのは物ではなく、人間です!!
物でもかわいそうです!!
できることなら、代わってあげたいが…。
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アルツ君の息子ヤッチです。
(^_^)/~
今日の東京は曇天で、日差しが無い分、普段に比べて屋外の温度も低め。
最高気温は30℃くらいの一日だったようで、体感的には、まあ過ごしやすい一日だったのではないでしょうか。
アルツ君の入所している特別養護老人ホームの空調設備は依然故障したままです。
そして、今日もアルツ君のところへ様子を見に行ってきました。
今日は職員さんの計らいなのか、自ら率先してなのかわかりませんが、空調の効いている別棟のデイルームのソファに腰かけていました。
ヤッチ:「どう?睡眠不足になっていない?」
アルツ君:「ない、ない。朝までグッスリだよ。」
ヤッチ:「なんで、わかるの?朝までグッショリなんじゃないの?」
アルツ君:「バカ。ああいうこと言ってやがるんだからなぁ~。」
ヤッチ:「まあ、グッタリじゃなくてよかったよ。」
アルツ君:「それより、ばあさん(キノコさん)はどうした?」
ヤッチ:「昨日、確か旦那さんに会いに来たんじゃないのか?覚えてない?」
アルツ君:「覚えてないな~。ばあさんなんて、30年くらい会ってないぞ!?」
ヤッチ:「たぶん、昨日、旦那さんのところに、うちわを持って来ているはずだよ。あとで部屋に行ったら、きっと有るから、確認してみな?」
アルツ君:「ウソをつけ。来てるもんかよ。」
ヤッチ:「じゃあ、ばあさんに這ってでも、顔を出すようにきつく言っておくよ。」
アルツ君:「別に這って来なくてもいいぞ。すり減っちゃうからな!?」
ヤッチ:「それより、自分の部屋、暑くないか?」
アルツ君:「俺には暑いも寒いも関係ないよ。火の中でだって寝られるぞ!?」
ヤッチ:「さすが、皮膚の鍛え方が違うね~。」
アルツ君:「まあ、それほどでもないさよ~。」
ヤッチが面会に行った時は、まあいつも通りといったところでしょうか。
バテ気味な姿を予想していましたが、大丈夫そうです。
アルツ君には、空調の効いたこのデイルームに居てもらい、その間、ヤッチはアルツ君の居室を少し片づけに行きました。
ちょっと、気になったので、温度計を持参し、居室の温度を測ってみました。
100均の温度計なので正確かどうか疑問ですが、29.7℃という数字です。
これ、ちなみに、居室の入り口の扉も南に面した窓も全開にして測った温度です。
比較的しのぎ易い一日とはいえ、やはり居室の空気はこもりがちで、晴れて暑い日を考えると…。
(; ̄ー ̄川 アセアセ
熱中症だけは避けたいものです…。
今度の日曜日に窓枠に取りつけるタイプのエアコン(クーラー)が各部屋に簡易的に設置され、月末に本格的な空調設備の工事になるようです。
順調に進めば良いのですが、ヤッチのネガティブ思考では、窓枠タイプのクーラーが設置された段階で、アルツ君が、
『こんなうるさい機械を置いたのは誰だっっっーーー!!』
と大騒ぎしそうな気配です。
(; ̄ー ̄川 アセアセ
そのパワーが残っているとよいのだが…。
(; ̄ー ̄川 アセアセ
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アルツ君の息子ヤッチです。
(^_^)/~
記事を書き始めたのは、日付の替わる前の日曜日だったんですけど、もう日付は月曜日になってしまいましたね。
さて、不幸中の幸いとでもいうのでしょうか、東京は比較的しのぎ易い日が続いています。
昨日、日曜日は夕方には雷が鳴り出し、大雨が…。
そんな中、ヤッチのところへ姉から電話が…。
姉:「やっぱり、パパ、新しく取り付けてもらった、エアコンのコードを暴れて、壊しちゃったんだわ~。」
日曜日は、本格的な空調設備が入るまでのつなぎとして、各部屋にルームエアコンが取り付けられることになっていた日です。
ヤッチ:「コードって、今日、新しく取り付けてもらったエアコンのこと?」
姉:「そう。私がちょうど、面会に来た時に『誰がこんなもん、付けやがったっっっーーー!!』って、部屋から廊下にコードを放り投げてたのよ…。」
ヤッチ:「で、エアコンは壊れちゃってるの?」
姉:「いや~、まだ試していないから、わからないけど…。」
ヤッチ:「施設の職員は知ってるの?」
姉:「うん、それはもちろん。コードも職員が持ってる…。」
ヤッチ:「じゃあ、職員さんに言って、直してもらえばいいじゃん。」
姉:「それが、どうも頼りになりそうもないんだわ…。パパがコードを外したのは私が来る前みたいだったから、普通なら元通りになっているはずじゃない!?」
ヤッチ:「生活相談員さんは?」
姉:「不在みたい…。今日は涼しいから、パパのほうは、穏やかに寝てるけどね。」
ヤッチ:「今日は良くても、明日、また暑かったら、困るべ。」
姉:「でも、取りつけた業者も帰っちゃったみたいだし…。」
ヤッチ:「外、大雨なんだよな…。ん…。わかったよ!今、道具を持ってそっちに行くよ!」
姉:「私もこれからまた、あいにく仕事に戻らなくちゃならないのよ…。」
ヤッチ:「面会時間って何時までだっけ?」
姉:「夜は9時までよ。」
ヤッチ:「俺がそっちに着くのが、早くて8時だから、時間内に直せるかな…。」
姉:「その辺は、私が事情を説明しておくから。」
ヤッチ:「わかった。なるべく早くそっちに行くよ。」
そんなわけで、雷雨の中、アルツ君の居る特別養護老人ホームまで、合羽を着て、エアコン修理に行ってきました。
施設の面会の手続きは姉が済ましてくれていたようで、姉はもう施設を出てしまっているようです。
アルツ君の居室はすでに電気が消えています。
寝ているところを起こしてはいけないと思って、そっと居室に忍び込みます。
アルツ君:「誰だ!」
アルツ君がヤッチの気配に気づきます。
ヤッチ:「エアコンの修理業者の者です。」
アルツ君:「なんだ、お前かよ…。」
ヤッチ:「お前で悪かったなぁ…。夜ご飯まだ食べてないから、腹ペコだよ。」
アルツ君:「じゃあ、俺と同じだな。」
ヤッチ:「旦那さんは食べ終わってると思うよ。その証拠に全部入れ歯外してるじゃんかよ。
アルツ君:「そうかぁ…。食べたのかぁ…。で、ばあさん(キノコさん)は?」
ヤッチ:「この大雨だもの、今頃へそを隠して縮こまってるんじゃないかな?」
アルツ君:「しょうがない奴だなぁ…。で、ばあさんはどこにいるんだ?」
ヤッチ:「○○川のそば…。」
アルツ君:「そうかぁ…。川で流されてるんじゃないのか?で、ばあさんは、何してる?」
しばらく、この問答が続き、なかなかヤッチは先に進めません。
アルツ君が眠りについたので、仕事の準備を始めます。
前記事で、窓枠に取りつけるタイプのエアコンが付くとヤッチは申し上げましたが、取り付けられたエアコンは普通のご家庭にあるものと同じタイプのものだったようです。
ただ、少しだけ違うのは、ドレンホースを壁に穴をあけて通すのではなく、窓枠から室外に出しています。
また、取り外すことになるので、躯体に穴をあけることを避けたのかと思います。
ご家庭内にあるエアコンの電源(コンセント)はエアコンのすぐそばに有ると思いますが、特養ではもともと全館空調ですから、ルームエアコンを設置することを想定していません。
設置したエアコンのそばに電源(コンセント)がなく、延長コードで、居室の入り口にあるコンセントから電源を取っていたようです。
壁の長さと床の長さを合計すると、4メートル強でしょうか。
その延長コードをアルツ君が引き抜いてしまったわけです。
壁伝い、床伝いに太い延長コードがむき出しになっていれば、アルツ君の習性上、引き抜く、もしくは引きちぎるは当然のことです。
ヤッチにしてみれば、想定内の出来事…。
施設側にも再三このことは申し上げて来たんですけどねぇ…。
ある意味、これも想定内…。
(-_-;)
ヤッチは夜勤の職員さんに声を掛け、アルツ君が廊下に放り投げたという延長コードをもらいに行きます。
ヤッチ:「これ、壊れちゃってるの?」
職員さん:「いや、確認していないので、わかりません。」
ヤッチ:「じゃあ、もらっていって試してもいい?」
職員さん:「あ、それはもちろん。」
やはり、延長コード隠すような配慮はして下さっていなかったようですね。
延長コードのところどころを養生テープで固定していただけのようです。
まだ、電話機がコードレスではなく、黒電話などをご存知の方ならおわかりになると思いますが、あのコードをいかに目立たたないように配線するか、けっこう悩みましたよね。
今回も、その配慮があまりなされていなかったということです。
ヤッチは延長コードが使えるか確認します。
電源を入れたところ、延長コードもエアコンも故障していないようです。
ヤッチはコンセントが他の場所にないか、さがします。
クローゼットの下にテレビ用にコンセントが有ったのを思い出します。
ここなら、アルツ君の寝ているベッドの下に延長コードを這わせることができるので、今まで電源を取っていた場所より、延長コードを目立たたなくできます。
どうしても、むき出しになってしまう部分は、マスキングテープ、養生テープ、布テープなどを駆使して、固定し、目立たたなくします。
床の部分もむき出しのままだと、転倒の原因になりますから、段ボールをコードの上にかぶせ、段ボールの縁をすべて養生テープでふさぎました。
写メを撮りたかったのですが、あいにくガラケーのヤッチ…。
シャッター音でアルツ君を起こしてしまう可能性大なのであきらめました。
また、他の入所者さんやアルツ君を起こしてはいけなかったので、出来るだけ静かな作業を心がけたため、ことのほか時間を食ってしまいました。
結局、エアコンの設置業者か施設の職員がエアコンから延びたコードを目立たたないように固定すれば良いだけの話で、修理は完了です。
なんで、ヤッチがそれを代行してるんですかね?
まっ、エアコンが動作するようになったからいいかっ!!
涼しくなったしな!?
さすがです…。
(; ̄ー ̄川 アセアセ
って、誰が?
(; ̄ー ̄川 アセアセ
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