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スマホ版 アルツ君は職人

進行性核上性麻痺の疑いのある元植木職人のアルツ君(父)、アルツ君の愛妻キノコさん(母)、そしてアルツ君の息子ヤッチの日々の生活を紹介しています。[スマホ版]

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顔面神経麻痺後のボツリヌス療法 02

https://alzheimers.blog.fc2.com/blog-entry-451.html
注射器

こんばんは。

アルツ君の息子ヤッチです。

(^_^)/~

前後してしまいますが、アルツ君とキノコさん宅にガサ入れに行った日の前日、2月20日(木)にボトックス®注射を受けてきました。

以前の記事で書かせていただいた通り顔面神経麻痺後の病的共同運動を治すため。

ボツリヌス療法によるボトックス®注射です。

関連記事:顔面神経麻痺後のボツリヌス療法 01

共同運動

繰り返しになりますが、ヤッチの顔は、顔面神経麻痺の後遺症で、現在も口を丸め込んだり、舌を出すと、勝手に左目が閉じてしまいます。

これを緩和するにはボトックス®注射が有効だということを教えていただき、今回がその第一回目の施術です。

担当して下さる大学病院のH先生の診察時間は午後からで、ヤッチの診察予約時間はこの日の17:00~18:00となっていました。

H先生の診察は非常に混んでいるため、事前に診察予約時間より2時間くらい待たされるということを伺っていましたが、やはり言われた通り2時間ほど待たされ、診察室に呼ばれたのは午後7時を回っていました。

診察室からH先生が直接顔を出し、ヤッチの名前を呼びます。

H先生:「どうぞ、おかけください。」

ヤッチ:「よろしくお願いします。」

H先生:「前回診察させていただいた時と比べて何かお変りはありましたか?」

ヤッチ:「いえ、特にありません。」

H先生:「それでは、先日お話ししたように、実際にボトックス®注射をして行きますね。その前にもう一度お顔を診させて下さい。」

ヤッチはメガネを外します。

H先生:「『イー』ってやってみてください。」

ヤッチは先生に言われた通り口を動かし、『イー』の発音をします。

H先生:「もっと、力強くできますか?」

ヤッチは、少し首に筋が出るくらい大きく口を拡げます。

H先生:「今度は『への字口』をやってみてください。」

右側の口角は下がりますが、左側は麻痺しているのか、筋力が無いのか上手く力が入りません。

H先生:「目以外にどこか気になっているところが有ったんでしたっけ?」

ヤッチ:「左の下唇が少し飛び出しているのが気になるのと、未だに自分の顔なのに、中心がどこに有るのかわかりません。」

H先生:「なるほど…。確かに下唇がこっち(右)に比べると、ほんの少しだけど、飛び出しているかなぁ…。」

ヤッチ:「締りが無いというか、だらしないというか…。」

H先生:「右はシワが寄るので、右についてはまず問題ないと思いますよ。左側の唇の方に(ボトックス®を)打ってもいいんだけど、薬が効きすぎちゃうと、今度は完全に麻痺して動かせなくなっちゃうんだよなぁ…。少しだけお薬を入れてみますか?」

H先生:「すいません…。私にはよくわかりません…。」

H先生:「薬を入れてもあまり唇に変化が無いかも知れないけど、やるだけやってみますか?」

ヤッチ:「お願いします。」

H先生:「それでは、そこにあるベッドに頭をこちら側にして寝て下さい。」

診察室に設けてあるベッドにヤッチは横たわります。

先生がヤッチにアイスノンのようなものを手渡します。

H先生:「少しは痛みが和らぐと思うので、左の目のところにこれを当てておいてください。」

この時、ヤッチは先生のおっしゃっていることが理解できませんでした。

しかし、言われたとおり、目の上にアイスノンを載せます。

ヒンヤリとした感覚が目に伝わってきます。

ヤッチは仰向けの姿勢で左目にアイスノンを載せているので、H先生の姿は死角となり、様子をうかがい知ることはできません。

何かゴソゴソとやっている気配だけは伝わってきます。

たぶんボトックス®注射の準備をしているのでしょう。

時間にして3分くらいでしょうか…。

H先生の声がかかります。

H先生:「それではお注射をしますね。」

ヤッチは目の上に載せていたアイスノンを先生に渡します。

H先生:「目を閉じていて結構ですので、楽にしていてください。」

ヤッチ:「わかりました。」

H先生:「少し痛いかもしれませんよ。」

ようやくアイスノンの意味がわかりました…。

(-_-;)

H先生:「最初は目の方から薬を入れますよ。」

まぶたの近辺を想像していたのですが、最初の一発目はまぶた近辺というよりも、ほお骨の上あたりから来ました。

↓赤い点は注射部位
ボトックス注射部位


ならば、アイスノンをここにも当てておくべきだったと後悔します。

痛~い!

ヤッチは3年2組ですが、先に予防接種を受ける3年1組にケンちゃんがいます。

ヤッチのクラスが予防接種を受ける段になって、ヤッチはケンちゃんに廊下ですれ違いざまに質問します。

ヤッチ:「ケンちゃん、注射痛かった?」

ケンちゃん:「ぜ~んぜん!痛くもかゆくも無かったよ!」

やはり、ケンちゃんは嘘つきです…。

(つд⊂)エーン

たぶん注射針は細いと思いますが、ヤッチの皮膚に伝わってくる感覚は相当太いように感じました。

あの昔ながらの金色のガビョウをほおに押し当てられたような感覚です。

針先も短く感じます。

覚悟して注射に臨んでいるので、飛び上がったり悲鳴をあげたりすることはありませんでしたが、もし、知らない誰かが後ろからブスリとやったら、確実に振り向き様にそいつをぶん殴っています。

この後、目の周りに何か所か注射を打ちました。

どこに何か所打ったかをおぼえておこうと思ったのですが、あっちこっち打たれたので、正直ちゃんとおぼえていません。

m(__)m

目の周辺はたぶん5か所くらいじゃないかな程度の記憶しかありません。

よく覚えているのは、下まぶたに薬を入れた時です。

クマができたりするあのかなりやわらかい皮膚がある部分にズブリです。

眼球を串刺しにされるんじゃないかという感覚です。

なぜか、幼い頃、肉屋さんで買ってもらって食べたウズラフライを思い出しました。

あやつ、そういえば、最近見かけなくなりましたね?

目の周辺の注射が終わり、今度は唇です。

唇に直に注射が来るのかと思いきや、これも少し離れた下アゴ辺りからです。

腹話術の人形のアゴのラインを想像してもらえれば良いかと思います。

この一発も結構痛かった…。

(-_-;)

アゴへの注入が終わると、先生がヤッチの下唇を何度もプルプルと触診します。

筋肉の動きを確かめているのでしょう…。

今度は下唇近くにボトックス®を打ちます。

画像では2ヶ所打ったようにアップさせていただきましたが、もう一か所くらい注射を打ったかもしれません。

これまた、よく覚えていません。

m(__)m

H先生:「ガーゼを差し上げますから、これで少し顔を覆って抑えていてください。」

『注射が終わった』とも聞かされていなかったので、まだ何か他の事をやるのかなと思いました。

でも、このガーゼは、結果的に止血のためのものだったようです。

しばらくしてH先生がガーゼで顔を覆ったヤッチに声を掛けます。

H先生:「ガーゼを外して結構ですよ。ほんとは絆創膏を貼ってもいいんだけど、返って見映えが悪くなっちゃうでしょ?」

ヤッチ:「は…。」

そんなに血ダルマなの?

鏡をまだ見ていないので顔の状態は何もわかりません。

H先生:「それでは今日はこれでおしまいです。ゆっくり起き上がって下さい。」

ヤッチはベッドから起き上がりながら、先生にたずねます。

ヤッチ:「洗顔とかお風呂はどうなんでしょうか?」

H先生:「いつも通りで構いませんよ。何も制限はありません。」

ヤッチ:「あ、そうなんですか。ありがとうございます。」

H先生:「あと、この薬、今日はまだ効いて来ないと思います。2、3日したら効いて来ると思います。」

ヤッチ:「はい…。」

H先生:「で、薬の効き具合を1週間から2週間後に、もう一度診させてください。ご都合の方はいかがですか?」

ヤッチ:「先生のご都合に合わせます。」

H先生:「て、言っても僕の方が1週間後は予約がイッパイなんだよな…。」

3月6日に予約を入れてもらいました。

診察室出て、会計を済ませると、ヤッチはトイレに駆け込みます。

顔の状態の確認です。

大学病院のトイレの洗面台の鏡を覗き込みます。

注射を打ったところがヒリヒリします。

どちらかというと、すり傷を負ったときのような痛みです。

ということは、麻痺もしていないということになります。

麻酔を打ったときのように、自分の身体が自分の身体でなくなるような感覚もまったくありません。

唇をつまんでも自分のお肉じゃないお肉をつまんでいる変な触感も有りません。

鏡に写った自分の顔も、特に注射を打つ前と何ら変わりません。

ほお骨の上に挿した注射針のところも、かすかに血の跡が付いていましたが、拭ってしまえば跡形もありません。

時折、顔を動かして、感触を確かめながら帰路につきました。




そして…。

ボトックス®を受けたのが、2月20日です。

この記事を書いているのが、2月23日。

H先生は、2、3日したら薬が効いて来るとおっしゃっていましたが、ヤッチの顔、表情に何ら変化は現われていません。

共同運動も残ったままです。

アルツ君と違って、薬があまり効かない体質なのでしょうか…。

う~ん…、

早く

人間になりた~い!

by妖怪人間

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