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スマホ版 アルツ君は職人

進行性核上性麻痺の疑いのある元植木職人のアルツ君(父)、アルツ君の愛妻キノコさん(母)、そしてアルツ君の息子ヤッチの日々の生活を紹介しています。[スマホ版]

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サンタクロースの存在

https://alzheimers.blog.fc2.com/blog-entry-437.html
こんばんは。

アルツ君の息子ヤッチです。

(^_^)/~

日中、アルツ君のところに面会に行ってきました。

アルツ君、廊下の定位置に腰かけウトウトしています。

ヤッチがアルツ君に声をかけると、ゆっくり顔を持ち上げます。

アルツ君:「なんだあ?お前来てたのかぁ…?」

まだ、覚醒しているという感じではありません。

ヤッチ:「相変わらず、歓迎ムードじゃないんですね?」

アルツ君:「年がら年中、歓迎してたら、大変だ。」

ヤッチ:「おっしゃる通り、するどい。ところで、今日は何の日かわかるか?」

アルツ君:「わかってたら、こんなところで寝てません。」

ヤッチ:「今日は冴えまくりだね!?頭の中で稲光がすごいんじゃないのか?」

アルツ君:「あいにく、消えかかったローソクだ…。」

ヤッチ:「今日は巷じゃクリスマスイブだぞ。」

アルツ君:「俺には関係ないね。クルシミマスだ。」

ヤッチ:「今、そのセリフ吐くと、東京都の迷惑防止条例でオナワになるんだぞ。」

アルツ君:「それじゃあ、クソシマスだ。」

ヤッチ:「神聖なものを汚しちゃいかんと思うぞ。」

アルツ君:「お前こそ、そんな下らん事言って、オナワになっちゃえ!!」

ヤッチ:「そしたら、今日でボタモチは食べ納めだなぁ…。」

アルツ君:「んっ?…ボタモチ!?」

ヤッチ:「そうだよ、今日はクリスマスイブだから、旦那さんにクリスマスプレゼントを持って来たんだよ。」

アルツ君:「それは、それは…。」

ヤッチ:「それはそれは何?」

アルツ君:「それはそれはオナワにならなくてよかったぁ…。早く出せ!!」

ヤッチ:「ここじゃなくて、部屋(居室)で食べようぜ?」

アルツ君:「どこで食ったって、ボタモチはボタモチだぞ!?」

ヤッチ:「まあ、そうだけど、ここで食ってると、横取りされる危険があるぞ!?」

アルツ君:「なら、早いとこ、部屋に行こっ!!部屋に…。」

アルツ君、スッと椅子から立ち上がります。

アルツ君の居室で、ヤッチはボタモチのパッケージを開け、テーブルに拡げます。

ヤッチ:「今日はさ、スーパーマーケットで、これ(ボタモチ)を買って来たんだけど、七面鳥だか、何だか知らないけど、スーパーマーケットの中は鳥だらけだったよ。さがすの苦労したよ~。」

アルツ君:「ふん、鳥だか、七面鳥だか知らんけど、俺はよっぽどボタモチの方がいいね~。」

ヤッチ:「俺も料理なんてまともにやったことないからわからんけど、自分の腹をイッパイにしたいなら、ボタモチを食うより、鳥になった方がいいかもよ?」

アルツ君:「なんでよ?」

ヤッチ:「売り子のおばさんが実演販売やってたけど、鳥の腹の中にイッパイ詰め物してた…。」

アルツ君:「また、お前は俺を殺す気なのか?」

ヤッチ:「『殺す気』じゃなくて、殺そうとしてるんですけど…。」

アルツ君:「嫌だっー!!」

ヤッチ:「まあ、まあそれを食べ終わったら、暖かいうちに、散歩に行こうよ。」

アルツ君:「それも嫌だ。」

ヤッチ:「なんで?」

アルツ君:「なんでも。」

ヤッチ:「殺しやしないから、少し陽に当ろうぜ?」

アルツ君:「歩いていくんだろ?」

ヤッチ:「なるほどねぇ…、そういう事かぁ…。散歩に行くのが嫌なわけじゃなくて、歩くのが嫌なんだね…。」

アルツ君、聴こえないふり…。

(-_-;)

すでに、ボタモチはあと一口を残すところ…。

(-_-;)

ヤッチ:「車椅子で散歩。それならいいべ?」

アルツ君:「そんなに行きたいなら、お前が車椅子と散歩してくればいいじゃんかよ。」

ヤッチ:「そんな事言ってると、そのうち、足がもげて、トナカイ無しには移動もできなくなるぞ。」

アルツ君:「ふんっ。」

半ば強制気味に暖かい服装に着替えさせ、散歩に出動です。

アルツ君_クリスマスバージョン


少し、クリスマス仕様にしてみました。

いつものように、施設のエントランスで、車椅子を借り、公園へと向かいます。

ヤッチ:「今日は子供たち、遊んでるかね?」

アルツ君:「どうかなぁ…。行ってみないとわからん。」

公園に到着です。

やはり、晴れているとはいえ、寒いせいでしょうか…、子どもたちの姿はまばらです。

陽の当たるところを見つけ、砂場の外に設けてあるベンチの横にアルツ君の車椅子を着けます。

となりのベンチにはママ友同士なのでしょうか…、二人の女性が腰かけ、お話をしています。

砂場では、そのお子さんなのでしょう、女の子二人とそのどちらかの弟と思われる男の子がお姉ちゃんたちの中に加わろうと、一生懸命何かアピールしています。

女の子はおそらく幼稚園に通っているくらいの年齢…。

何かお店やさんごっこでもしているのか、とても楽しそうです。

アルツ君もにこやかな顔をして、子どもたちの姿を眺めています。

女の子が砂で作った何かをママのところに持ってきました。

女の子:「ほら、見て。ケーキだよ。」

ママ:「うわー、美味しそう。クリスマスのケーキかな?」

女の子:「うん、そうだよ。」

アルツ君が会話に割って入ります。

アルツ君:「美味そうだな~。サンタにプレゼントは頼んだのかい?」

女の子はアルツ君の声に気づき、ママの陰にかくれます。

ママが女の子に何か耳打ちしています。

女の子が再び陰から姿を見せます。

女の子:「お願いしたけどね…。でも、きっと、○○ちゃん(女の子自身の名前)のおうちには、サンタさん来ないよ。」

女の子のママが少しビックリした顔をします。

ママ:「あらっ?どうして?どうして○○ちゃんのおうちにサンタさんが来ないの?」

女の子:「だってね、さっき、サンタさん、ピザ屋さんの車(バイク)に乗ってたもん。」

○○ちゃん

さすがです…。

(; ̄ー ̄川 アセアセ

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