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スマホ版 アルツ君は職人

進行性核上性麻痺の疑いのある元植木職人のアルツ君(父)、アルツ君の愛妻キノコさん(母)、そしてアルツ君の息子ヤッチの日々の生活を紹介しています。[スマホ版]

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手負いの熊

https://alzheimers.blog.fc2.com/blog-entry-423.html
こんばんは。

アルツ君の息子ヤッチです。

(^_^)/~

アルツ君が救急搬送され、入院した日の翌々日の8月30日の金曜日です。

朝早くから、ヤッチの携帯電話が鳴ります。

ディスプレイには電話帳登録をしていない番号が表示されています。

アルツ君の入院でパタパタしていたので、アルツ君の入院先の病院は電話帳登録を済ませていませんでした。

もしや…????

ヤッチはあわてて、通話ボタンを押します。

ヤッチ:「はい。」

「こちらはOG病院です。お父様を担当させていただいている医師の○○です。△△様(ヤッチ)の携帯電話でよろしいでしょうか?」

やはり、アルツ君の入院している病院からです。

しかも、医事課の職員さんでもなければ、看護師さんからでもありません。

アルツ君を担当して下さっている女医さんからの直々の電話です。

????

ヤッチ:「はい、そうです。お世話になっています。」

女医さん:「実はお父様のことでお話ししたいことがあるのですが、お時間よろしいでしょうか?」

ヤッチ:「はい、大丈夫です。何かありましたか?」

女医さん:「実は…。」

この女医さんの物腰柔らかなしゃべりと丁寧な口調でヤッチの心拍数が上がります。

ツバを飲みこむときに危うく誤嚥しそうになります…。

ヤッチ:「はい、何でしょうか?」

女医さん:「今朝からお父様の様子を観察させていただいているのですが、そこからお話しさせていただきますね?」

ヤッチ:「はい…。」

今のところ、ヤッチの胃酸は食道に逆流していないようです…。

女医さん:「まず嚥下(えんげ)、つまりお父様の食事のときの飲み込む力についてなんですが…。」

ヤッチ:「はい…。」

女医さん:「とても良く飲み込みができているようなんですね!?」

ヤッチ:「はは…。」

女医さん:「一時有ったお熱の方も平熱に戻られて大分安定しておられるようなんですね!?」

ヤッチ:「そいつは良かった…。」

女医さん:「抗生剤もお父様の場合、とても良く効くようでして…。」

ヤッチ:「昔からよく薬が効いちゃうタイプのようですからねぇ~。」

女医さん:「全般的には病状は安定しておられるのですが…。ただ…。」

ヤッチ:「ただなんでしょうか…???」

女医さん:「とても申し上げにくいことなのですが…。」

ヤッチ:「いえいえ、何なりとおっしゃってください。」

女医さん:「実は、病院に入院なさって、環境が変ったせいか時折不穏な様子を見せられるので、病状も安定したことだし、やはり施設に戻られたほうが、精神的にも落ち着くのではないかと思いまして…。」

ヤッチ:「と、おっしゃいますと…??」

女医さん:「率直に申し上げまして、こちらで退院の方向で計画を進めさせていただきたいと考えているのですが…。施設の方に戻られても、おそらく大丈夫ではないかと判断している次第です…。」

ヤッチ:「はーは。そういうことでしたら、構わないと思いますよ。」

女医さん:「そうですか…。では、退院の方向で準備させていただいて、よろしいでしょうか?」

ヤッチ:「ただ、御存知のように父は施設で生活しています。退院とおっしゃっても施設の受け入れ準備ができているかが心配です。父を迎えに行くと言っても、多分施設で送迎の手配をすると思います。車をいつ出せるかとかは、私にはわからないので、大変申し訳ありませんが、先生の方から施設に連絡してもらって、その辺のところを相談していただけないでしょうか?」

女医さん:「わかりました。ではそのようにさせていただきます。」

いやいや…。

(; ̄ー ̄川 アセアセ

ある意味ビックリです…。

ε-(゚д゚`;)フゥ...

普通、こういう場面では、様態が急変したのですぐに病院に来て下さいですよね!?

急変したといえば、急変ですがね…。

恐るべしアルツ君の回復力です…。

(; ̄ー ̄川 アセアセ

一昨日、吐血して緊急入院しているんですよ…。

これまで心配して下さった方の中には、『心配して損した…。』、『期待外れ!!』、『ふざけるな!!』、『倍返しだっ!!』と思われた方も多いのでは!?

あやつのことですから、多分相当数の看護師さんを不眠症にしていますねぇ~。

そうだ!?

今日はアルツ君の入れ歯を特養に取りに行って、病院にそれを持って行かなきゃならないんだ…。

でも、待てよ!?

退院するなら、入れ歯は持って行く必要はないよな!?

でも、女医さんは『今日退院』とはおっしゃってなかったよな!?

まさか、今日、退院ってことはないだろう…。

ヤッチの頭の中に色々なことが駆け巡ります。

どっちみち、入れ歯を取りに行く都合もあるし、特養と女医さんの間で話しを進めているわけだから、特養にヤッチの体ごと持って行っちゃえばいいんだ!!

ヤッチは自転車に乗り、特養に向かいます。

まだ、この時、午前9時前だったと思います。

特養の受付でヤッチは要件を告げます。

ヤッチ:「おはようございます。すいません、今日は入院している父の入れ歯を取りに伺ったのですが、○○さん(生活相談員さん)はいらしてますかね!?」

受付の職員さん:「多分、まだ朝のミーティング中だと思います。内線で呼んでみますね?」

ヤッチ:「朝早くからすいません。」

受付の職員さん:「ミーティングは終わっているようなので、今○○の方は下に降りてきます。しばらくお待ちいただけますか?」

ヤッチ:「ありがとうございます。」

すぐに生活相談員さんが受付のある玄関ロビーに下りてきました。

生活相談員さん:「おはようございます。」

ヤッチ:「おはようございます。朝早くから、お呼びたてして申し訳ないです。」

生活相談員さん:「いえいえ。」

ヤッチ:「OG病院から電話がありましたか?」

生活相談員さん:「はい。今日の午前中に退院ということで…。」

ヤッチ:「えっ!!やっぱり、今日ですか?」

生活相談員さん:「すいません。うち(特養)の方は午前中の方が空いている車が多いので、勝手に決めさせていただきました。まずかったですか?」

ヤッチ:「いや、多分、そんなこともあるかなと思いつつも、いやいや、まさか今日ってことはないだろうと心の中が揺れ動いていたもんで…。」

生活相談員さん:「でも、逆に早く退院できてよかったじゃないですか?」

ヤッチ:「まあね…。でもこれじゃあ、24時間テレビのドキュメンタリードラマには絶対採用されないよね!?」

生活相談員さん:「たぶん、病院にいらっしゃるよりは、こちらの方が落ち着くんじゃないでしょうかね。」

ヤッチ:「多分…。でも相当、病院のスタッフを手こずらしたんじゃないでしょうかね!?」

生活相談員さん:「病院からの電話では看護師さん3人で、抑えつけてもダメだったとか…。」

ヤッチ:「やっぱりですか…。昨日点滴の針の刺さっている手首を見た時に不吉な予感はしてたんですけどね…。」

生活相談員さん:「で。お父様のお迎えの車なんですけど、他の利用者さんの送迎で、まだ車が戻って来ていないんですよ…。」

ヤッチ:「そうなんですか。」

生活相談員さん:「OG病院には、ここを10時半に出発すると言ってあります。それで、申し訳ないんですけど、うちの車に同乗していただいて、お父様を迎えに行っていただけないでしょうか?」

ヤッチ:「はい、はい。それはもちろん。そういうこともあろうかと、電話を差し上げないで直接こちらに来ちゃったんですから。」

生活相談員さん:「そうしましたら…。10時過ぎには車が戻ると思うので、そのころにもう一度こちらにいらしていただけないでしょうか?遅くても、間違いなく10時半にはここを出られると思うので…。」

ヤッチ:「了解。また自宅に戻っても、すぐに出かけるようになっちゃうから、近くの公園で時間を潰してますよ。あと、入院時に父が着ていた洋服は持って帰ってきてしまったので、着替えをお願いできますか?」

生活相談員さん:「はい。もう準備してあります。」

ヤッチ:「流石です。」

一時間前後、間が空いてしまいました。

ヤッチはいつもアルツ君と散歩に来ている特養の近くの公園で時間を潰します。

10時過ぎに再び特養に戻ると、アルツ君を迎えに行く車は戻って来ているようです。

ドライバーは生活相談員さんではなく、別の施設の職員さんです。

軽自動車の後ろにアルツ君のお迎え用の車椅子を積み込み、ヤッチは助手席に乗り込み、OG病院に向かいます。

ドライバー役の職員さんと雑談を交えながら、進みます。

職員さん:「OG病院に行くのは久しぶりなんですよね~。」

ヤッチ:「俺がわかるから大丈夫ですよ。何なら勝手にこの車にナビを付けて、後で施設長に領収証を回すとか?」

職員さん:「いえいえ。」

ヤッチ:「施設長のゴルフへ行く回数を減らせばナビなんて安いもんじゃない!?多分、施設長の顔の日焼け度合と施設の予算は反比例の関係にあるね!?」

そこへ再びOG病院からヤッチの携帯へ着信です。

OG病院:「こちらOG病院の○○と申します。10時半に施設を出発されるとお伺いしていますが、その後、どうなったでしょうか?」

ヤッチ:「あー。それなら今そちらに向かっていますよ。あと5分10分でお伺いできると思いますよ。」

OG病院:「わかりました。お待ちしています。」

蕎麦屋かよっ!!

かなり手負いの熊は大暴れしていることが予想されます。

普通、手負いの熊は射殺されるはずなんですけどね…。

(; ̄ー ̄川 アセアセ

OG病院に到着し、アルツ君の車椅子と着替えを持って、ヤッチは病棟に向かいます。

施設の職員さんは車で待機です。

エレベーターで4階に行き、廊下の角を曲がると、すでに病院の車椅子に乗ったアルツ君の姿がナースステーション前に有ります。

アルツ君:「おい、お前。ずいぶん遅かったな?」

ヤッチ:「あー、今日は出前が多くてな…。」

アルツ君:「出前?」

ヤッチ:「旦那さんには関係ないから、気にしなくていいよ。」

アルツ君:「そうか…。それよりお前、いつから車椅子(に乗るよう)になったんだ?」

アルツ君

さすがです…。

(; ̄ー ̄川 アセアセ

[追記~2013年09月01日]
お昼ごろに、特養に戻ったアルツ君ですが、ペーストの昼食を準備していただいていましたが、あまり食欲が無く、ほとんど食べずに、『ねむい…。』と言って、居室のベッドで寝てしまいました。
ヤッチが思うに寝不足ではないかと…。
OG病院で処方された抗生剤や胃薬をまだ飲み続けていますが、いつも通りのアルツ君に戻っているようです。

ヤッチの方は、入院と退院の手続きがひとまとめに来てしまって、少し忙しくしていたので、なかなかPCに向かうことができませんでした。

心配して下さった皆さんには、報告が遅くなって、大変申し訳ありませんでした。
m(__)m

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