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スマホ版 アルツ君は職人

進行性核上性麻痺の疑いのある元植木職人のアルツ君(父)、アルツ君の愛妻キノコさん(母)、そしてアルツ君の息子ヤッチの日々の生活を紹介しています。[スマホ版]

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カシコい猫

https://alzheimers.blog.fc2.com/blog-entry-415.html
こんにちは。

アルツ君の息子ヤッチです。

(^_^)/~

昨日、アルツ君のところに面会に行ってきました。

アルツ君の居室のある3階まで、エレベーターで昇り、施設の職員さんのいるカウンターの前を横切ろうとすると、ヤッチは女性職員さんから呼び止められます。

女性職員さん:「いつもありがとうございます。お父様なんですが…。」

ヤッチ:「はい?」

女性職員さん:「お父様なんですが、ご機嫌が良くないらしくて、今日もお昼ご飯を拒否されて…。」

ヤッチ:「そうですか。で、結局、昼食は食べてないんですか?」

女性職員さん:「はい。通常より遅い時刻まで昼食を下げずに残しておいたのですが、お部屋から出て来られなかったもので…。」

ヤッチ:「かなり、ご機嫌うるわしくない状態でした?」

女性職員さん:「お母様をさがしているみたいで、我々に『どこに隠したっ!!』って怒鳴ってらっしゃいました。」

ヤッチ:「それはそれは申し訳ないです…。ちょうど、家から焼きプリンを持って来たので、これを食べさせますね。多分、これだけじゃ、足りないと思うので、後でコンビニでも一緒に行ってきますわ。」

女性職員さん:「ありがとうございます。よろしくお願いします。」

相変わらずの状態のようですね…。

(-_-;)

まあ、そんなこともあろうかと、この日はアルツ君のために、『漢字テスト』を持って行きました。

アルツ君が、飽きてしまって中断していた漢字テストですが、これをやっている時期は非常に精神的にも安定していたようだし、頭も冴えていたようにも、思えます。

なので、再び、『漢字テスト』の復活です。

以前はA4用紙に30問程度の問題をプリントアウトしていましたが、今回は『単語カード』という名称でいいのかな!?

この記事をご覧になられている方も経験があるのではないでしょうか。

中学校とか高校の時に、試験前、漢字や英単語を暗記するために、使いませんでしたかね?

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こやつに過去にこのブログでも何度か紹介したことのある問題を手書きで…。

ヤッチはアルツ君の居室へと向かいます。

ヤッチ:「おーい、旦那さ~ん!!ダイエットしてるのか~。」

そう、言いながら、アルツ君の居室の扉をノックします。

アルツ君はベッドに腰かけ、腕組みしています。

アルツ君:「なんだ?お前かよ?」

ヤッチ:「『お前かよ』はずいぶんとご挨拶だな。ダイエットしてるって聞いたからさぁ~。」

アルツ君:「なんだ?ダイエットって…。」

ヤッチ:「断食だよ、断食。あんまりダイエットすると、リバウンドするぞ?」

アルツ君:「なんだ、リバウンドって?」

ヤッチ:「カラダがゴムまりみたいになって、跳ねちゃう病気だよ~。」

アルツ君:「かっ。そんな事してや、しませんよ。」

ヤッチ:「なら、いいんだけど、今日は漢字テストを持って来たぞ。やってみるか?」

アルツ君:「漢字テスト!?ああ、あれか…。あれはもう飽きたぞ!?」

ヤッチ:「へー。おぼえてるんだ?大したもんだなぁ…。じゃあ、昔やった事のある漢字ばかりだから、今日持って来たのは全部できちゃうかな?」

アルツ君:「今日は、やらないよ…。」

ヤッチ:「ふ~ん!!そう言うってことは、さては、自信がないな???」

アルツ君:「バカ言っちゃ、いけませんよ。どーら、みせてみろ!!」

ヤッチは持って来た単語カードをアルツ君に見せます。

ヤッチ:「このカードの表に漢字が書いてあるから、これを読んでみてよ?まずは『岩魚』?」

アルツ君:「ん?これは…。イワザカナかぁ…???」

ヤッチ:「ブッブー!!おしい!!これは『イワナ』。ほら、このカードの裏に答えが書いてあるだろ?」

アルツ君:「ホントだ…。『イワナ』かよ…。」

ヤッチ:「昔、よく釣りに行ったべ?じゃあ、もう一回やるぞ?これは?」

ヤッチは再び、カードの表に書いてある『岩魚』という漢字をアルツ君に見せます。

アルツ君:「イワ…、イワサカ…、わかんない、忘れちゃったよ…。」

何度か、同じカードの表と裏をアルツ君に見せましたが、カードをめくった瞬間に、答えを忘れてしまうようです。

(-_-;)

だいぶ、来ちゃってますね~。

(^^ゞ

本人が本当に自信を無くしてしまいそうな気配なので、適当に切り上げます。

ヤッチ:「脳に栄養が行ってないな?美味いもん食ってないんだろ?」

アルツ君:「食ったような…、食わないような…。」

ヤッチ:「そう思って、旦那さんのために、今日は焼きプリンを持って来たよ。な?気が利くだろ?ケツの穴の粘膜に手が届く息子だろ?」

アルツ君:「汚い奴だね~。」

ヤッチはアルツ君に持って来た焼きプリンのフタを開け、スプーンと一緒に手渡します。

アルツ君:「なんだこれは?海水浴でも行ったのか?」

ヤッチ:「海水浴…???」

アルツ君:「皮が剥けたみたいになってるぞ?」

ヤッチ:「あーあ、そういうことか。それが焼きプリンなんだよ。表面を焼いてあるんだよ。」

アルツ君:「なんだって、そんな事するんだ?」

ヤッチ:「ただの『プリン』って言って売るより、『焼き』を付けて、『焼きプリン』って、言って売った方がハイカラに感じるからだろ!?」

アルツ君、気持ち悪いのか、焼き目の付いた部分を除けて、食べています。

(;一_一)

アルツ君:「こんな、ヘビのヌケガラみたいなもん、くっ付けなくていいのにな…。」

ヤッチ:「香ばしけりゃ、いいけど、香ばしくなきゃ、邪魔だよな!?」

アルツ君:「こんなもん、のっけるくらいなら、あんこをのっければ、いいんだよ…。」

ヤッチ:「あんこをのっけたら、今度はプリンが邪魔になるだろがっ!!」

アルツ君:「ま、そうだな…。」

ヤッチ:「それ食べたくらいじゃ、胃袋が膨らまないだろ?」

アルツ君:「別に…。」

ヤッチ:「『別に…、もっと食べられる』っていうこと?」

アルツ君:「別に…。」

ヤッチ:「じゃあ、これから散歩がてら、コンビニに行こうぜ?おにぎり一個ぐらいなら食べられるだろ?」

アルツ君:「別に…。」

ヤッチ:「よっしゃー!!じゃあ、パンツを履き換えて、オメカシして出かけようぜ!!」

アルツ君:「なんで、パンツを履き換えなきゃいけないんだ?」

ヤッチ:「いいんだよ!!岡メシ、岡メシ!!勝負パンツ!!勝負パンツ!!さあ、脱ぐべ!!そこに直れっ!!」

アルツ君を立たせたまま、アルツ君のズボンを引きずり下ろします。

ヤッチ:「あっ?何だって、即戦力仕様に切り換えてるんだぁぁぁ!!紙パンツ履いてないじゃんかよっ!!」

アルツ君:「へへーん!!ちょいと風通しがいい方が、涼しいからな!?」

はい…、ズボンこそ、履いていましたが、紙パンツを履いていない、ノーパン状態…。

(-_-;)

ヤッチ:「涼しいって言ったって、役に立たない骨董品なんだから、ちゃんと桐のタンスにしまっておかないとでしょ?」

アルツ君:「ふん!!切っちまって、神棚にでも載せとけ!!」

ヤッチ:「わかった…。家から持ってくるよ…。剪定バサミにする?刈り込みバサミにする?何なら、オプションで切り口に癒合剤も塗ってやるけど…???」

(;一_一)

アルツ君:「どっちも嫌だっ!!」

身支度完了で、さっそくコンビニへと向かいます。

施設の玄関ロビーまでは、徒歩で行き、そこで施設の車椅子をお借りします。

掃除のおばちゃんに玄関ロビーで、出くわします。

先日、アルツ君が機嫌が悪くて、怒鳴ったのは、このおばちゃんです。

掃除のおばちゃん:「いいね~。お出かけ?お抱え付きで、社長さんじゃんかよ。」

アルツ君:「へへー。まあね!!」

ヤッチ:「今度から、白手袋と毛バタキを持参で来ないと…。」

外は、少し蒸し暑い感じです。

梅雨の晴れ間といった感じで、日光が厳しく照りつけていないので、まあマシといったところでしょうか…。

コンビニまでは、車椅子を押して、5、6分というところでしょうか。

途中で、アルツ君に質問します。

ヤッチ:「何が食いたい?ダメだよ、ビフテキとか、寿司とか、鰻とか言っちゃ。」

アルツ君:「ちっと、有ればいいよ。」

ヤッチ:「今、たらふく、食っちまうと、夜飯入らなくなるからな!?」

コンビニに到着です。

昼食の時間というより、おやつの時間といった方がよいかもしれません。

時計を確認しませんでしたが、多分、3時を回っていたと思います。

ちょうど、コンビニでも品ぞろえの少ない時間帯になるのか、アルツ君の食べられそうなものはおにぎりだけ…。

(-_-;)

限られた選択肢の中で、アルツ君が『筋子のおにぎり』を食べたいと言うので、これをチョイス…。

紙パックのカフェオレも一緒に購入します。

コンビニの外で、おにぎりとカフェオレの封を切ります。

最近、アルツ君とコンビニに行くと、コンビニをすぐ出たところで、何かを食べるというのが定着しつつあります。

場所としては、よくヤンキーのお兄ちゃんやお姉ちゃんがたむろしている聖域です。

コンビニのとなりには回転ずしも有り、そこそこ駐車場も広いので、車椅子でも邪魔になるポジションではありません。

アルツ君がおにぎりを食べ始めると、いつの間にか車椅子のそばに猫がいて、こちらをじっと見ています。

時折、『みゃー!!』と甘えた声を出します。

お腹が空いているのでしょうか…。

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アルツ君:「あれっ?猫だよ。おーい!!」

こちらが少しでも動くと、お尻を向けて遠ざかり、一定の距離を置こうとします。

そして、こちらの様子を伺いながら、また近づいてきて、『みゃー!!』…。

コンビニでもらった袋を手で、シャカシャカと音を立てると、それに反応して、駆け寄ってきたりもします。

でも、我々の手の届く範囲には、決して近づいて来ようとしません。

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ヤッチ:「人に馴れているようで、警戒心は強いみたいだなあ?」

アルツ君:「野良猫なんじゃないのか?」

ヤッチ:「なんでわかる?」

アルツ君:「首輪がついてないぞ。」

この猫は、近づいて来ては、またお尻を向けて遠ざかるの繰り返し…。

アルツ君もそれが面白いのか、コンビニ袋をシャカシャカやって、楽しんでいるようです。

ヤッチ:「旦那さんの食べてるおにぎりを『よこせ!!』って言ってるみたいだな?」

アルツ君:「どうも、そうらしいや。でもな、おーい!!もう俺の腹の中だぞ~。」

ヤッチ:「コンビニのお客さんが自分たちの食べるものをあげたりしているのかもな!?それにとなりは回転ずしだし…。」

アルツ君:「食い物には不自由しないのかもなあ…。」

ヤッチ:「微妙な距離を保ってくるよな?みた感じは、大人の猫じゃないようだよな?」

アルツ君:「そうだろうな…。まだ子供なんだろうな。」

ヤッチ:「子どもの猫でもこんなに警戒心が強いのかね?」

アルツ君:「バカだな、お前は。この猫は相当、カシコい猫だぞ!?」

ヤッチ:「なんで?」

アルツ君:「俺を睨みつけるんじゃなくて、お前の方ばかりを睨みつけてるぞ。」

アルツ君

さすがです…。

(; ̄ー ̄川 アセアセ

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