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スマホ版 アルツ君は職人

進行性核上性麻痺の疑いのある元植木職人のアルツ君(父)、アルツ君の愛妻キノコさん(母)、そしてアルツ君の息子ヤッチの日々の生活を紹介しています。[スマホ版]

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名入れ職人

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こんばんは。

アルツ君の息子ヤッチです。

(^_^)/~

先日ようやくキノコさんの居場所を突き止めたアルツ君ですが、今度はキノコさんの部屋に行きたくてどうしようもない様子…。

(-_-;)

[関連記事:ウチくる!?]

小さな子どもと変わりありません。

(-_-;)

ヤッチが施設に面会に行くとさっそくのたまいます。

アルツ君:「おい、今日は外に散歩行かないのか?」

ヤッチ:「珍しいじゃん!?いつもなら俺が散歩に行こうって言うと、『やだ』しか言わないくせに…。」

アルツ君:「そんなこともないぞ。違うことだって言ってるぞ。」

前日にキノコさんから、アルツ君がキノコさんの部屋に来たがっていることを聞いていたので、こっちもこの事だなとすぐにわかりました。

ヤッチ:「だけどこんなに暑くちゃ年寄りが外に出たら死ぬぞー!?」

アルツ君:「そうかぁ…。そんなに暑いのかぁ…。俺は暑くないんだけどなぁ…。」

ヤッチ:「そりゃあ、施設の中は空調が入ってるんだから涼しいさ。」

アルツ君:「部屋の中なんか冷やさないで、外をどんどん冷やせばいいのになぁ…。地球ごと冷えるぞ!?」

確かにおっしゃる通りなので、一瞬納得させられそうになってしまいました。

(; ̄ー ̄川 アセアセ

ヤッチ:「そりゃあそうかもしれないけど、外に出られない人や南半球の人の立場はどうなるんだ?」

アルツ君:「南半球は南半球で温めればいいじゃないか。」

ヤッチ:「そんなに外に行きたいのか?」

アルツ君:「別に…。」

ヤッチ:「焼肉になるぞ!?」

アルツ君:「美味い骨付きカルビができるかもしれないぞ。」

アルツ君がキノコさんのところに行きたい気持ちもわからないではないので、こっちもナイスな逃げ口上が見つかりません。

(-_-;)

また機会を見つけてキノコさん宅への訪問ツアーを組むしかなそうです…。

(-_-;)

ちょうどタイミングよく、洗濯のおばさん(ちょっと失礼な言い方!?)が部屋に入ってきました。

洗濯が終わって仕上がったアルツ君の洗濯物を部屋に届けに来てくれたのです。

洗濯のおばさん:「中(クローゼット)にしまいますか?それとも、ここに置いておきますか?」

アルツ君:「自分でやるからそこでいいよ。どうもありがとう。」

洗濯のおばさんはアルツ君の着替えを椅子の上に置いていきました。

洗濯のおばさん:「そうだ!?この靴下は○○さん(アルツ君のこと)の靴下ですか?名前が薄くなっちゃてるのよね~。」

洗濯のおばさんが思い出したかのように、振り返りそうおっしゃいました。

靴下の持ち主を捜している様子です。

確かに見覚えのある靴下で、薄くはなっているもののヤッチの筆跡でアルツ君の名前が靴下に書かれています。

これにはヤッチが答えます。

ヤッチ:「多分、父の物だと思います。ありがとうございます。」

洗濯のおばさん:「では、もう一度靴下に名前を入れておいてくださいね。」

ヤッチ:「わかりました。ご迷惑をおかけしました。」

アルツ君がヤッチの顔を見てにやけています。

アルツ君:「まるでお前の頭みたいだな!?薄くなってるだってよ。」

ヤッチ:「うるさいよ!!自分だって他人のこと言えないじゃないかよっ!!」

アルツ君:「俺のはもう『薄い』を通り越してる…。」

ヤッチ:「まあ、今日はこの辺で勘弁しといてやる。たまには自分で自分の名前を書きな。」

アルツ君:「嫌だ。」

ヤッチ:「なんで?」

アルツ君:「面倒臭い…。」

ヤッチ:「面倒臭い!?そのうち黙っていても死臭が漂うんだから、辞世の句のつもりで書いてめそ?」

そう言ってヤッチは引き出しから油性のマジックを取出し、アルツ君に渡します。

アルツ君:「またお前は俺を死人扱いしやがって!!うるさいね…。あーあ、まるでばあさんみたいだな…!?ちょっと待てよ…。」

アルツ君、ヤッチが開けた引き出しを再び開け、メモ帳を取り出します。

???

メモ帳を開き、中の1枚を破っています。

???

破ったメモ帳の切れ端におもむろに自分の名前を書きはじめました。

下書きでもしているのでしょうか…???

名前を書き終わると、なにやら切れ端を綺麗に折りたたんでいます。

ヤッチ:「何やってんだぁ…??」

アルツ君:「別に…。」

アルツ君、折りたたんだメモの切れ端を今度は渡された靴下の中に詰めています。

ヤッチ:「何がしたいわけ…???」

ヤッチも意味不明な行動にキョトンです…。

(・ω・)キョトン…

アルツ君が答えます。

アルツ君:「あのおばさん、『名前を入れておけ』って言ってたよな!?」

アルツ君

さすがです…。

(; ̄ー ̄川 アセアセ

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