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スマホ版 アルツ君は職人

進行性核上性麻痺の疑いのある元植木職人のアルツ君(父)、アルツ君の愛妻キノコさん(母)、そしてアルツ君の息子ヤッチの日々の生活を紹介しています。[スマホ版]

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謎のレースのカーテン

https://alzheimers.blog.fc2.com/blog-entry-309.html
こんばんは。

アルツ君の息子ヤッチです。

(^_^)/~

アルツ君のところに面会に行った時の話です。

とても暑い日で、この日は友人Yさんも一緒です。

アルツ君が先日の音楽療法の時に、『氷あずき』などとのたまっていたので、コンビニでカップに入った『氷あずき』を買い、暑さで面会に行く前にとけてしまうんじゃないかと冷や冷やしながら、差し入れを持って行きました。

冷や冷やしながらと申しましたが、アルツ君の部屋に着いた時はもちろん汗だくです。

(・・;)

ヤッチ:「Yさんからの差し入れだよ。」

アルツ君:「こりゃ美味そうだな~。」

さっそくムシャムシャと『氷あずき』を口に運びます。

ヤッチもYさんも暑い日だったので一緒にアイスを口に運びます。

夏の雰囲気をちょいと味わったところで、Yさんが声を上げます。

Yさん:「ああ~っ!!!カーテンフック!!」

ヤッチ:「どうしたんですか?」

ヤッチがYさんの声に反応します。

Yさん:「これ、カーテンのフックですよね?」

hook01.jpg


Yさんの視線の先を見ると、床にカーテンのフックが一つ落ちています。

しかもフックは原形をとどめておらず、フックの部分は伸びてしまっています。

ヤッチ:「ああ~!!なんだっ!?」

アルツ君の部屋は大きな窓が有り、そこからベランダに出て施設の建物を一周できます。

その大きな窓にはカーテンが付いています。

一つはレースのカーテン、もう一つは遮光カーテンで、二重にカーテンが取り付けられています。

計4枚のカーテンはヤッチとYさんが来た時にはすでに開けられていたのですが、よく見ると2枚あるレースのカーテンの内1枚が見当たりません。

注意深く窓枠を目で追うと、レースのカーテンは外されていて、タッセルで束ねられている遮光カーテンの陰にまるで隠しているかのように、ふさかけ部分に引っ掛けられ、遮光カーテンの生地に隠れるかのように押しこめられています。

レースのカーテンはカーテンレールには吊り下がっておらず、カーテンレールにカーテンフックがいくつか残されています。

hook02.jpg


そのカーテンフックも見事に曲がってしまっています。

(-_-;)

ヤッチ:「これ、横にカーテンを引くというより、手前に強く引いたんだよね!?」

ヤッチが二人に聞こえるように問題提起します。

Yさん:「相当強く引かないと、フックはこんな風にならないですよね!?」

Yさんが答えます。

ヤッチ:「なんでこんなことをしたの?」

ヤッチは今度はアルツ君に質問します。

アルツ君は『氷あずき』に夢中です。

(-_-;)

アルツ君:「へへ。知らないよん!!」

アルツ君、ややにやけているようにも見えます。

ヤッチ:「旦那さん(アルツ君)が外したんじゃないのか?」

アルツ君:「俺はそんなことした覚えはないぞ。」

ヤッチ:「覚えがないんじゃなくて、覚えていないだけなんじゃないの?」

アルツ君:「知らないなぁ…。」

ヤッチ:「この部屋には職員さん以外は入って来るわけないんだから、犯人は一人だと思うんだがなぁ…。」

アルツ君:「俺は知らないぞ。」

どう考えてみても、アルツ君がカーテンを開けようとしたのかはわかりませんが、カーテンを思いっきり引いたとしか思えません…。

(;一_一)

ヤッチ:「力任せにカーテン引きちぎったんじゃないのか?」

アルツ君:「知らないって言うんだよっ!!」

容疑者は覚えていても、『覚えていない』と言えば、病気だから仕方がないと許してもらえるアイテムを身につけているため、証拠不十分のため、事件は迷宮入りです…。

(-_-;)

夜は当然外から丸見えなので、カーテンを閉めて寝ていると思います。

多分、ここは特別養護老人ホームなので、アルツ君がカーテンを閉めずに寝てしまっても、アルツ君が寝ている間に施設の職員さんがカーテンを閉めてくれるはず…。

ということは…。

朝目覚めた時にアルツ君が凶行に及んだということになるのでしょうか?

ヤッチとYさんが面会に来たのは、午後3時を回っていたころですから、犯行時刻を早朝とすれば、かなりの時間が経過したことになります。

施設の職員さんたちはこのことを知っているのでしょうか…。

どの道、カーテン(正確にはカーテンフック)は施設の物なので、ヤッチはこのことを報告に行きます。

ヤッチ:「すいません…。父の部屋のカーテンの事なんですが…。」

ヤッチは部屋を出てすぐのカウンターの中にいらっしゃる職員さんに声をかけます。

職員さん:「はい!?」

ヤッチ:「多分、父の仕業だと思うのですが、カーテンが外れてしまっているんですが…。」

職員さん:「えっ!?そうなんですか?今見に伺いますね?」

そう職員さんはおっしゃってすぐにアルツ君の部屋まで見に来て下さいました。

職員さん:「あっ。本当ですね。わかりました…。どうもすいません…。」

『後でなおします』とも何もおっしゃらずに、また元のカウンターに戻って行ってしまいました。

アルツ君の犯行がもし午前なら、午後になるまでこのことを気付いていないわけで、定期的に部屋の巡回も怠っていることになるし、『なおす』、『なおさない』の対応も曖昧のまま…。

ちょっと施設側の対応に一抹の不安がよぎったのですが、ここは我慢します。

(-_-;)

それにしても、何の目的でカーテンをひきはがしてしまったのでしょうか…?

横に引くのではなく、間違って手前に引いたとしても、相当力を入れないと、あんなにカーテンフックは曲がらないと思います。

意図的なのか…。

そうではないのか…。

結局、この日はどうしてカーテンがこんな風になってしまったかはわからず、ヤッチとYさんは施設を後にしました。

ヤッチはアパートに戻り、キノコさんにこのことを報告します。

ヤッチ:「カーテンフックがみんな曲がっちゃってるんだぜ。」

キノコさん:「あら。そうなの?」

ヤッチ:「認知症の超能力かもよ!?」

キノコさん:「やだわ~。あそこ(施設)はそんなに強い風が吹くの?あの人、窓を開けっ放しで寝たのかしら…。」

キノコさん

さすがです…。

(; ̄ー ̄川 アセアセ

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