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スマホ版 アルツ君は職人

進行性核上性麻痺の疑いのある元植木職人のアルツ君(父)、アルツ君の愛妻キノコさん(母)、そしてアルツ君の息子ヤッチの日々の生活を紹介しています。[スマホ版]

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認知症に効果がある音楽療法

https://alzheimers.blog.fc2.com/blog-entry-301.html
こんばんは。

アルツ君の息子ヤッチです。

(^_^)/~

先日、アルツ君の入所している特別養護老人ホーム(特養)の職員の方とアルツ君の今後のケアについての打ち合わせが有りました。

特養の男性係長さん、姉、ヤッチ、そして高齢者相談センターの職員さん二人の計5人で特養の会議室をお借りしての打ち合わせです。

アルツ君が正式にこの特養に入所してから1ヶ月を経過したところですが、まだきちんと特養の職員の方たちと話をしたことは有りませんでした。

特養の施設にどのようなサービスが有り、どんなサービスが受けられるのか、反対に施設側に家族側からどの程度までアルツ君のお世話を要求して良いものやら、これまで何も話をしていませんでした。

御存知のようにアルツ君は高齢者虐待防止法に基づく措置入所の形を取っていましたから、家族側からすると、アルツ君に何か介護サービスを受けさせたいといっても、直接特養の施設に対してお願いして良いものなのか、それても高齢者相談センターを通して施設側にお願いしなくてはならないのかはっきりしていませんでした。

特異なケースで入所したものですから、事前にどんなサービスが有るのかなどという予備知識も無かったわけです。

また一般の方のご家族が特養に入所する時と違うので、どうしても高齢者相談センターにお伺いを立てないと、特養とアルツ家で勝手になんでも決められません。

こういった不安を解消すべく、高齢者相談センターの配慮で、今回話し合いの場を設けていただいたわけです。

結論から先に申し上げてしまえば、結局アルツ家も一般の入所者と同じように、ある程度のことは高齢者相談センターを介さないで、特養とアルツ家で決めて良いという結論です。

ある程度以上のことが何なのかはわかりませんが、まあ普通になんでも施設と話し合いをしても良いということで考えても良いのではないでしょうか。

姉が気にしていることは、アルツ君の入所している3階のフロアにアルツ君の話し相手になれるような他の入所者さんが居ないこと…。

まだヤッチもすべての入所している方たちを把握しているわけではありませんが、まあ見渡す限り、アルツ君と会話が成立する人がいないように思えます。

失礼な話ですが、ほとんどの方は、車椅子で、声をかけても何をおっしゃってるかわからないか、反応の無い方たちがほとんどです。

フロアにはうめき声や奇声が飛び交っているというのが実際のところでしょうか…。

(・・;)

会話が成立するアルツ君がこの中に居ると、おかしな話ですが正常な人間にまで見えてきます。

(・・;)

最近では姉の方が施設に面会に行っている回数はおそらく多いので、この辺りが気になって仕方がない様子です。

ヤッチからするとアルツ君に面会に行ったりすると、アルツ君が、

「また誰か騒いでやがるな?」

と入所者さんのどなたかが奇声を上げているのを耳にすると、自分の居る部屋から廊下に出てフロアを見渡しているのを目にすることがよく有ります。

以前であれば、自ら重い腰を持ち上げて立ち上がるということも減っていたわけですから、これはこれで良い刺激になって、アルツ君の興味をひく対象物になっているし、脳も少しは動かしていることにはなります。

ただ確かにおしゃべりでお調子者のアルツ君にとって、話し相手が誰もいないというのは、やはりストレスになるかもしれません。

会話ができる施設の職員さんもたくさんの人の面倒をみなくてはならないので、アルツ君一人の話し相手になっているわけには行きません。

姉がこの辺のところを施設の係長さんに申し上げました。

係長さんが答えます。

係長さん:「実は急きょの入所だったので、たまたま空いているお部屋が3階だったということで、お父様の居室の変更ができないということではありません。」

今度は姉がたずねます。

姉:「失礼だということは重々わかっているのですが、2階のフロアは認知のある方が少ないと聞いたのですが…。もし、2階で有れば父の話し相手になってもらえる方もいらっしゃるのではないでしょうか?」

ここの施設は聞いたところによると、入所者が入っているフロアは2階と3階で、3階には認知症の方を入所させている様子で、2階には認知症ではないような方が入所しているとか…。

そのため、2階と3階では施設の嘱託医も違います。

3階は認知症専門の嘱託医で2階は何とアルツ君が以前自宅から通っていた主治医。

介護保険の主治医の意見書もこの先生に書いてもらっています。

そのため、この施設でも本来3階の認知症専門の先生の診察を受けるのではなく、二階の馴染みの主治医の診察を受けています。

係長さん:「わかりました。ちょっとだけお時間を下さい。居室の変更が可能かどうか調べてみます。」

施設の係長さんがこう答えます。

2階に移れたら移れたで寝たきりの方ばかりでまったく話し相手がいないなんてこともあるので、事前に下見に行く必要はありそうです…。

(^^ゞ

支援係長さん:「他に何かございますか?」

今度は高齢者相談センターの支援係長さんが切り出します。

もちろん、この支援係長さん、以前ヤッチと散々やり合った方でも有ります。

今度は特養の施設の係長さんに対してヤッチが質問をします。

ヤッチ:「父は2階の嘱託医になっている○○先生にお世話になっていると思うのですが、○○先生には紹介状を書いてもらって認知症専門の先生に診てもらっていた時期が有ります。進行性核上性麻痺の疑いが有ると診断を受けたのも紹介先のこの先生です。今は父が施設に入所したことで、この先生の手を離れています。今後、もし、進行性核上性麻痺の症状が進行するようなことが有れば、専門の先生に診ていただくこともできるのでしょうか?」

係長さん:「それはもちろんです。専門医の診察はもちろん、うちの嘱託医ではなく、その先生の所へ通院していただくことも可能です。現在の嘱託医の定期的な診察受けていただいて、病状に異変が見つかれば、ご家族様にご連絡するのはもちろん、専門の先生に診ていただく体制も取らせていただいています。」

ヤッチ:「ありがとうございます。姉は話し相手のことが気になっているようなのですが、私は別の事で気になっている事が有ります。実は父の歩行のことです。家族の面会が無いと屋外で散歩ということができないようなので、どうしても施設内を歩くだけでは足が弱ってくるような気がします。歩行訓練のようなことはやっていただけないんですかねえ?」

係長さん:「職員が屋外にお父様を外に連れ出して散歩すというのは、人員の関係で少々無理なところですが、場合によっては、リハのようなものも有りますが…。お父様、お見受けする限りでは元気に歩いておられる様子ですが…。」

これは少々はぐらかされた感じですが、あまり強く突っ込めないところ…。

(^_^;)

ヤッチ:「介護の職員さんも1対多の状況で忙しいとは思いますが、施設内でも良いですから、できるだけ歩くように声かけしていただけないでしょうか?父がここの施設にお世話になる前の施設では、施設内を歩くことを『仕事』と言って、結構歩いて歩行訓練をしていたようです。歩行が改善されたのもそのお蔭かもしれません。何か目的なり、興味をひくことを与えることで症状の進行は食い止められると私は思うのですが…。」

係長さん:「なるほど…。では、うちの介護職員のリーダーに○○というのがおります。○○に言って、声掛けをするように伝えておきます。そうそう、興味をひくというので気になったのですが、お父様は何か興味を持っておられることがお有りですか?」

『ボタモチ』と即答したいところでしたが、場の雰囲気がそういう雰囲気ではなかったので、ヤッチは他の事を思い浮かべます。

ヤッチ:「そうですねえ。これと言って見当たらない感じですが、あえて言うなら、植木とか庭木のことですかねえ…。」

係長さん:「そうですかぁ…。以前そう言った関係の職業に就かれていたとか…。」

ヤッチ:「元花屋で植木職人です。この施設ができて間もない頃に、この施設に植わっている木の剪定の仕事もさせていただいた言っています。父は『剪定の仕事』のことを『いたずら』と言います。『ここの木をいたずらさせてもらった』というのは『ここの木を剪定させてもらった』ということになります。」

係長さん:「相変わらず、面白いお父様ですねえ…。」

ヤッチ:「あまり、褒めすぎると木から降りられなくなります。」

またしても、場の空気を読まずに勢いでしゃべってしまったので、誰も反応してくれませんでした・

(; ̄ー ̄川 アセアセ

係長さん:「他には何か興味をお持ちのことは有りますか?」

ヤッチ:「釣りですかねえ…。でもここ何年かは釣りにも出かけていないので興味がまだ有るかは疑問ですね…。」

係長さん:「そうですかぁ。歌なんかはどうですか?」

今度は姉が口を挟みます。

姉:「そうそう。先日ここでカラオケ大会みたいものが有ったでしょ!?そのことをよく口にするのでカラオケなんかが興味が有るんじゃないかしら!?」

係長さん:「カラオケ大会というほどのものではなかったのですが…。ときどきこの施設でもやらせていただいています。」

姉:「歌は聴くのも歌うのも多分嫌いじゃないと思います。」

係長さん:「そうだ。うちの施設では音楽療法というものを取り入れているのですが…。」

姉&ヤッチ:「音楽療法?」

後になって知ったのですが、最近では『音楽療法』なるものを取り入れている施設も多いらしく、決して珍しいものではないそうな…。

ヤッチ、『音楽療法』なるものをこの時はじめて知りました。

(・・;)

係長さん:「そうです。しょっちゅうやっているわけではありませんが、歌が好きというので有れば、こういったものに参加されて見ては?」

ヤッチ:「音楽療法というのを存じ上げないのですが、いったいどんなものなんですか?」

『療法』などと聞くと、すぐにヤッチは医療めいたものを想像してしまいます。

頭の中にはメスや注射が飛び交います。

係長さん:「簡単に言ってしまうと、音楽を聴いてもらったり、歌を歌ってもらったりすることで脳を活性化してもらう療法です。時には楽器を演奏したりと…。専門の先生も付きます。」

ヤッチ:「先生も付くんですか?」

係長さん:「そうです。専門の先生が付いて、確か月に2回ほどやっていると思います。」

姉がちょっとためらいの表情を浮かべます。

姉:「費用については?」

実はアルツ君の懐の管理は家族ではなく、高齢者相談センターが行っているのです。

いずれ高齢者相談センターが後見人制度を利用して後見人をつけるということで手続きも進められ、今度はアルツ君の懐は選任された後見人さんが管理することになります。

現在はまだ財布の紐は高齢者相談センターが握っています。

姉が高齢者相談センターの支援係長さんの顔を見やります。

支援係長さん:「うち(高齢者相談センター)の方は大丈夫ですよ。」

今度は特養の係長さんが割って入ります。

係長さん:「いえいえ。これについて、うち(特養)が負担するというか、費用のことはご心配なく…。」

たぶん、介護保険で賄えるという意味合いなのかもしれません。

姉:「それなら、ぜひぜひ受けさせてもらいたいですね!!」

姉とヤッチの意見は一致です。

係長さん:「これはお父様がやりたいというのがもちろん前提ですが…。」

姉:「もちろん、確認しますが、多分『やりたい』って言うんじゃないでしょうか!?」




その他、施設についての説明などを受け、打ち合わせは終了しました。

打ち合わせを終え、姉とヤッチはアルツ君の部屋に戻ります。

部屋にはキノコさんも来ています。

アルツ君:「なんだよ。なんだよ。大勢して…。」

アルツ君が少し驚いた表情をしています。

姉が切り出します。

姉:「パパ。音楽教室に参加してみる?」

アルツ君:「なんだ?音楽教室って?」

姉:「歌を歌ったりするんだって。カラオケとかもやるんじゃない!?」

アルツ君:「へえ…。カラオケやるのか?カラオケは嫌いじゃないねえ…。」

姉:「やるかどうかはわからないけど、歌を歌ったりするんだって。月に2回有るらしいよ。」

アルツ君、まんざらでもない様子…。

アルツ君:「へえ…。2回も有るのか?」

姉:「そうだよ。歌のレッスンかもよ!?」

アルツ君:「何だか知らないけどなぁ…。やってやってもいいけど、俺は今さら歌手にはならないぞ!?」

アルツ君

さすがです…。

(; ̄ー ̄川 アセアセ



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