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スマホ版 アルツ君は職人

進行性核上性麻痺の疑いのある元植木職人のアルツ君(父)、アルツ君の愛妻キノコさん(母)、そしてアルツ君の息子ヤッチの日々の生活を紹介しています。[スマホ版]

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生活保護の訪問調査

https://alzheimers.blog.fc2.com/blog-entry-262.html
今日の午前中、生活保護を受給するための第二ステップである訪問調査のために、ヤッチの住む区からケースワーカーさんがいらっしゃいました。

ケースワーカーというのは、おそらく自治体の行政職で、福祉事務所で生活保護を受給している人たちにいろいろと働きかけをして下さる職員さんで、地区担当員などとも呼ばれているようです。

今日の午前中はそのケースワーカーさんが3月9日にキノコさんと兄が申請していた生活保護申請について実態調査にいらっしゃいました。

この実態調査のあと、2週間以内に受給できるか、受給できないかの決定が下りることになっています。

3月9日の申請の時は、アルツ君、キノコさん、兄、ヤッチの4人世帯での申請でした。

しかし、ご存知のように、ヤッチのキノコさんに対する虐待で、キノコさんは自治体の高齢者相談センター(地域包括支援センター)に保護を求め、現在も自治体に保護され、アルツ君も保護されています。

状況が変わってしまったため、アルツ君とキノコさんの居ない兄とヤッチの二人世帯での生活保護の受給申請で良いかのか、ケースワーカーさんから確認を求められました。

ヤッチは兄と二人の生活など考えられないため、答えは『ノー』です。

兄も『置いてある荷物がどうの…』とわけのわからんことをブツブツ言っていましたが、結局「彼(ヤッチ)がそう言うならそれで構いません。」と答えます。

ヤッチがあまり言いたくは有りませんでしたが、口をはさみます。

やっち:「そういう言い方じゃなくて、自分の意思で決めようよ。」

兄がもう一度答えます。

兄:「二人別々の申請でお願いします。」

ヤッチは、ケースワーカーさんに訊ねます。

ヤッチ:「今までのように私自身が、父の介護につききりではなく、介護保険を今まで以上に上手く利用し、空いている時間に働くなどして、できるところまで在宅で父の世話をし、世帯全員、もしくは兄を除いた3人で生活保護を受給するというのは無理なのでしょうか?」

ケースワーカーさんが淡々と答えます。

ケースワーカーさん:「今はお父様、お母様は保護されて別の暮らしを始めようとしていますので、二人のことは考えないでご自身だけのことを考えて下さい。お父様、お母様の暮らしについては、部署が違うので、詳しいことはわかりませんが、高齢(者相談センター)で適切に対処しますので、今は自分だけのことをお考えになられたら、いかがですか?第一、働きながら介護もし、生活保護も受給するというのは、この制度の主旨からも(受給するのは)難しいことです。」

悪い言い方をすれば、ここでも役所の縦割り主義が露呈した結果になってしまいました。

もちろん、滞納家賃が20か月もあるという中島知子状態の中で、この先この家に住み続けるわけにはいかないのは、十分わかっています。

でも、自分一人が、生活保護をもらい、やがては保護の必要のない生活を営めるようになっても、本当に、両親二人が、施設で生活を続けることがしあわせなのでしょうか。

アルツ君は、保護されたときに、デイサービスに持って行くときの荷物だけを持って家を出ています。

後からフェルガードなどの医師の処方ではない自己購入のサプリメントを高齢者相談センターの方にお渡ししていますが、医師の処方ではないサプリを認めてもらえているのか…。

キノコさんは、おそらく買い物に行くときの手提げバッグだけで、着替えも何も持って出てはいません。

腰の圧迫骨折の後は背骨も曲がり、『要支援』という身の上ながら、家事や掃除もしないホテルのような生活が健全と言いえるかどうか…。

ヤッチはどうしてもこの辺りが気にかかっていたので、もう一度ケースワーカーさんにたずねます。

ヤッチ:「父母は、身の回りの荷物と呼べるようなものも、ろくに持って家を出ていません。この先、この家に住めないにしても、二人が必要とするこの家の荷物を二人の元へ届けることもできないのでしょうか?」

ケースワーカーさん:「はい。おそらく、お二人は施設で生活していらっしゃると思いますので、多分生活に必要なものは、すべて施設側で用意しています。また、新たに施設に持ち込むと言っても、衛生面や病原菌などの問題が有るので、荷物を施設に持ち込むのは無理だと思います。」

つまり。ケースワーカーさんの提案した生活保護の受給方法はこうだ。

まず、アルツ君とキノコさんについては高齢者相談センターの保護の元、そちらで適切な処置が取られる。

ヤッチはこの家を出て、53,700円以内で新しいアパートなどを探し、そこへ引越し、生活保護をもらいながら、働き口を探し、生計を建てていく。

兄についてもヤッチとまったく同じ…。

ただし、兄の場合、多額の債務が有るようなので、債務整理を視野に入れ、相談などの援助を受けていく。

アルツ君、キノコさんの荷物や不必要になってしまったものはこの家に残し、役所が費用を掛けて処分する。

この家の滞納家賃については、ヤッチと兄の生活保護申請が通った後に、別途相談という図式です。

かなり周到かつ合法的な『夜逃げ』のような印象です。

しかも、残整理は皆さんが必死に働いておさめた税金です。

ケースワーカーさんは付け加えました。

ケースワーカーさん:「もし、お父様やお母様の荷物で取っておきたいものが有れば、なるべく早いうちに、お姉さまも含め、ご兄弟で、おのおの保管するなどして、取り置きしてください。」

まるで、遺品整理のような話です。

しかし、ヤッチには受け入れるしか術が有りませんでした…。

ケースワーカーさんには、過去の仕事の略歴や病歴、収入状況、債務等々色々なことを聞かれました。

兄は過去の聞かれてもいない仕事上の武勇伝を得々とケースワーカーさんに聞かせ、かなり長い時間の訪問様調査になってしまいました。

結局、兄の口からは母や父の安否を気遣う言葉は一言も出てきませんでした。

ケースワーカーさんがお帰りになった後、兄弟二人になった茶の間でヤッチはどうしても聞いて置きたかったことを兄に聞いてみることにしてみました。

ヤッチ:「多分、このまま家族別々の生活になって行くことになると思うんだけど、どうしても気になることが有るから教えてもらえないかな?もちろんこうなった張本人は俺だから、偉そうなことは言えないんだけど、お兄さんとキノコさんが生活保護の相談に一緒に行ったときのことだけど…。」

ヤッチが福祉事務所に相談に行った次の日に、兄とキノコさんは二人揃って福祉事務所に相談に行き、生活保護の申請もその日に済ませているようです。

また、福祉事務所と高齢者相談センターは同じフロア内にあり、総合窓口は同じ(受付は一つ)です。

ヤッチは続けます。

ヤッチ:「その時、生活保護の相談も当然したと思うんだけど、別件でキノコさんは、俺のことを高齢者相談センターの人に相談してきたの?キノコさんが事前に相談もしないまま、いきなり高齢者相談者センターの人が家に来て、二人を連れて行くということはありえないと思うんだけど…。」

兄の口調が荒くなります。

兄:「俺がそんなこと知るわけないじゃないかっ!あの時は福祉事務所の○○さんに生活保護の相談に行っただけで、高齢者相談センターの人に、お袋は相談なんかしていないっ!」



先ほど、ヤッチの携帯に姉から着信が有りました。

ヤッチは姉に今日の訪問調査のことを伝えます。

姉:「うん。わかった。明日休みだから、またゆっくり話をしよう。それより今日も高齢者相談センターに電話したんだけどさ…。」

姉は会社で仕事をしているというのに、タイミングを見計らっては、高齢者相談センターに電話をかけ、アルツ君やキノコさんの様子を伺っています。

これはヤッチが電話をかけると、おかしなことになってしまうという姉の配慮です。

姉は続けます。

姉:「今日も高齢者相談センターに電話したんだけどさ…。○○(兄のこと)とキノコさんが生活保護の申請をした日に、やっぱりキノコさんはあんたのことを高齢者相談センターの人に訴えたらしいわよ。直接担当者から聞いたんだから間違いないわ。その時、○○(兄のこと)もとなりに居たってさ。」

姉もヤッチと同じことが疑問だったようで、直接高齢者相談センターに聞いていてくれたようです。

なんで、ここまで来てもウソをつくのか…。

兄弟なのに本当に悲しいことです…。

そして、生活保護申請が受理され、受給できるかの決定はまだ出ていませんが、仮に、受給できるという決定が出て、ヤッチが新生活をスタートとしたとして、アルツ君やキノコさんとの面会がかなわぬまま、償うこともできずに、このまま重い十字架を背負って生きて行かなければならないのは、いくらお気楽なヤッチでも応えます…。

何の落ち度もない姉から、アルツ君を遠退けてしまったのは、何と言っても心が痛みます。

せっかくのお彼岸…。

まさにボタモチの季節なのに…。

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