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スマホ版 アルツ君は職人

進行性核上性麻痺の疑いのある元植木職人のアルツ君(父)、アルツ君の愛妻キノコさん(母)、そしてアルツ君の息子ヤッチの日々の生活を紹介しています。[スマホ版]

HOME (カテゴリー:レビー小体型認知症 )

紹介してもらった診療所での診察~診察編~

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« 紹介してもらった診療所での診察~出発編~

カフェで時間を潰し、ようやく予約時間が近づいてきました。

少し早いですが、診療所に向かいます。

診療所の自動ドアを開けると、すぐ横に受付が有りました。

受付には女性が二人いて、少し忙しそうに電話の応対などに追われていました。

廊下と待合室は兼ねた造りになっているようです。

ヤッチは受付で紹介状や健康保険を渡し、初診の登録を済ませます。

完全予約制なのか、診療所内はアルツ君の予約より一つ前の患者さんの同伴者が一人いるだけです。

その方たちの診察が終わったのか、アルツ君の名前が呼ばれます。

アルツ君の名前を呼んだのが先生のようです。

家族4人がゾロゾロと診察室に入り込みます。

初対面の挨拶から始まり、家族の自己紹介を済ませると、アルツ君の自己PRが始まります。

「俺は元気だと思ってるんだけどさぁ~。どっか悪い所でもあるのかね~?」

アルツ君がさっそくフレンドリーな口調で先生に問いかけます。

「なごやかそうで良いお父さんじゃないですか~。それはこれからいろいろ調べてみないとわからないですね~。」

先生も感じがよく、とてもなごやかな雰囲気をかもしだしています。

「名古屋だか大阪だか知らんけど、俺は元気だと思ってんだけどさぁ~。」

ヤッチは書いて持って来てくれと言われた認知症の薬の服用履歴と症状などを書いたメモを先生に手渡します。
(認知症の薬の服用履歴の記事はこちら→認知症の薬の服用履歴~アリセプト、メマリー)

【気がついたおもな症状】
  • 日にちや曜日の感覚が無い
  • 意欲の低下
  • 傾眠(一日中目を閉じている)
  • 食事をしたことや入浴したことをすぐに忘れる
  • 夜間に食事
  • 甘い物を好む(昔からではあるが)
  • 夜間の頻尿
  • 小失禁(トイレの場所はわかる)
  • 転倒(一人で起き上がれない)
  • 立ち上がり方がわからない(最近はやや改善)
  • 前傾
  • 左に傾いて歩く
  • 左足を上手く折りたためない
  • 左手親指の痙攣
  • 歩いている途中に前のめりになり、転倒しそうになる。
  • 食事の途中に寝てしまう(最近は改善)
  • 時々人が枕元に立っている夢を見る
  • 便秘(1週間)
  • 内痔核


先生はヤッチのメモに目を通しながら、認知症の薬の服用履歴にも目を通します。

「うんうん。ということは、今はメマリーを2.5mg飲んでいることですね。」

先生はヤッチに顔を向けます。

「はい。主治医は5mgの処方でしたが、自己判断で錠剤を半分に割って飲んでもらっています。」

「メマリーは半分じゃ意味がないかもしれないな~。」

「とおっしゃいますと?」

「効果が上がるのが5mgからだから、2.5mgならむしろ飲まない方が良いかもしれないな~。」

ここでアルツ君が口を挟みます。

「そうそう。何でもあんまりイッパイ飲まない方がいいよん!!」

一同苦笑…。

今度は先生はアルツ君の腕の上がり具合を確かめたり、腕を揺さぶったりして何か触診をしています。

「一応、テストをしてみますかね?」

長谷川式簡易知能評価スケールのようです。

以前にも主治医のクリニックでこやつをやりましたが、惨たんたる結果。
(記事はこちら→長谷川式簡易知能評価スケール)

でも今日のアルツ君。ギャラリーが多いせいか、非常にさえています。

今回は30点満点中14点だそうです。

でも相変わらず、『野菜の名前を思いつくだけ全部あげて下さい。』の質問に答えられたのは『小松菜』だけ…。

(-_-;)

知的機能障害でいくと中程度ということになるそうです。

程度はどうであれ、アルツハイマー型認知症であるのは間違いないようです。

ここでヤッチは気になっていたレビー小体型認知症についてたずねます。

「先生、父にレビーの疑いはないんでしょうか?」

「これから調べてみないと、まだ何とも言えませんが、もしレビーだとしてもそんなに強い方ではないと思いますよ。レビーの方だったらもっと表情が硬い感じですから、お宅のお父さんのように、表情が豊かじゃないんですよねえ…。」

「歩いている最中に歩行がどんどん前傾して、支えないと転倒しそうになることもあるんですが…。」

「それはもしかしたらレビーの可能性が強いですね…。ちょっと歩いてもらいましょうか!?」

アルツ君に立ってもらい、診察室の中を歩き回ってもらいます。

「んー…。微妙なところですね。パーキンソンだと歩幅がもっと狭くなるのですが、お父さまの場合は、さほど歩幅は狭くないですね。もっと小刻みに歩くようだったら、確実にパーキンソンですけどねえ…。ただ確かに身体が前傾してしまいますね。」

「身体が横に流れるのはどうでしょうか?」

「私の見る限りでは、左足をかばって歩いているという見方もできるなあ…。」

ちょっと歯切れの悪い印象でしたが、先生がここで一つ提案を…。

「いずれにしても長いことMRIも撮っていないようですから、一度MRIを撮ってみましょうか?それと一緒に心筋シンチも撮ってみてはいかがでしょうか?」

心筋シンチ!?

ちょっとチンチンが切り取られるようなイメージですが、こやつを撮るのがレビー小体型認知症かどうかの判断材料になるらしい…。

【引用1】
Q.
心筋シンチ検査って何ですか?

A.
正確には心筋シンチグラフ(あるいはシンチグラフィー)といいます。
人体に安全な水準の放射性薬剤を注射し、特殊なカメラで心臓を撮影することで、
心臓の筋肉の状態や血流を画像化できる検査です。
回答日時:2007/5/27 15:03:33
Yahoo!知恵袋より引用


【引用2】
Q.
レビー小体型認知症の診断に、循環器系の心筋シンチ検査が有効なのはなぜですか?

A.
とてもいい質問だと思います。
レビー小体型の認知症の方は、認知症状のほかに、自律神経系の異常がみられることが分かっています。心臓に限って言えば、心臓の交感神経の脱落がみられます。
心筋シンチの検査にもいろいろありますが、シンチの中には自律神経の働きを調べる検査もあります。
シンチの検査で心臓の交感神経の神経伝達物質(主にノルアドレナリン)の濃度を調べることで、交感神経が脱落していないかどうかを判断することができます。
同じような検査は、パーキンソン病の患者さんでも行うことがあります。パーキンソン病の患者さんにも、同じように交感神経の脱落がみられるので、心筋シンチで交感神経が脱落していないかどうか調べることがあります。
うすっぺらい知識で申し訳ありません。お役にたてれば幸いです。
回答日時:2010/9/21 17:09:39
Yahoo!知恵袋より引用


で、そのために紹介状を書いてもらい、ここまでたどり着いたのですから、断ってしまっては、来た意味は無くなります。

(-_-;)

「是非お願いします。」

「わかりました。それでは、地域連携で検査をしてもらえるところが有るので、そちらに紹介状を書いておきますので、検査を受けて下さい。うちの方では、血液の検査をしておきますね。」

アルツ君流に言わせてもらえば、『またお見合い?』といったところですが、仕方が有りません。

(-_-;)

「今後、服用する薬はどうしたら良いでしょうか?」

ヤッチが先生にたずねます。

「アリセプトで眠気が出るんですよね!?普通アリセプトは眠気が出る方よりは、むしろ興奮してしまう方の方が多いんですよねえ~。まれに眠気が出る方もいらっしゃいますが、お父様もこのレアケースに入るのかなあ…。むしろメマリーの方が眠気がひどくなる方が多いんですよ~。メマリーを止めて…。貼り薬が有るのでこちらを試してみましょうか?」

「飲薬ではないんですね?」

「はい。アリセプトと同じような作用をするお薬ですけど、こちらの方は徐々に皮膚から吸収されていくので、飲薬と違って一気に血中濃度が上がらないという利点を持っています。」

アリセプトで少々痛い目に会っているヤッチは、自分自身がアリセプトに対して薬剤過敏になっている面は否めませんが、一応承諾することにしてみました。

(^^ゞ

「一番少ない量の4.5mgから始めていきましょう。最終的には18mgまで持って行くのですが、これはお父様の経過を見ながら…。あと、夜間に起きたり、頻尿になるということなので、漢方が有りますが、こちらはどうでしょう?抑肝散(ヨクカンサン)という薬ですが…。」

「ではそちらも処方していただけますか?」

「わかりました。こちらは就寝前に飲んでいただいて結構ですから。」

「あと、先生フェルガードを飲んでもらっていますが、これはどうしたら良いでしょうか?」

「特に問題はないと思いますが、フェルガードには若干ガーデンアンゼリカという成分が含まれているので、今は薬を切り替えて経過を見るという段階なので、いったん中止してみて下さい。」

結局アルツ君の処方してもらった薬は以下のようになります。
【アルツ君が処方してもらった薬】
イクセロンパッチ4.5mg(認知症の薬 外用薬)
ツムラ抑肝散エキス顆粒 2.5g
※携帯で閲覧の方はこちらを参照ください→おくすり110番
iモード
Y!ケータイ
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認知症関係ではない血圧の薬や便秘薬についてはこれまで通り、普段かかり付けの主治医のクリニックで処方してもらうことになりました。

MRIや心筋シンチの検査がまた別の病院で2週間後に有ります。

料金を支払い、2週間後の予約を取り、診療所を跡にしました。

exelon.jpg
イクセロンパッチ外装


exelon02.jpg
イクセロンパッチ(貼る位置)


exelon03
イクセロンパッチ
アルツ君の背中


yokukakusan.jpg
抑肝散


帰宅編に続く »


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