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スマホ版 アルツ君は職人

進行性核上性麻痺の疑いのある元植木職人のアルツ君(父)、アルツ君の愛妻キノコさん(母)、そしてアルツ君の息子ヤッチの日々の生活を紹介しています。[スマホ版]

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繕う職人

https://alzheimers.blog.fc2.com/blog-entry-170.html
こんばんは

アルツ君の息子ヤッチです
(^_^)/~

昨日は風邪のために早目に寝てしまったアルツ君。

明け方に目を覚まします。

明け方といっても2時半ですから真夜中かな!?

まだ真っ暗です。

階段を大きな音を立てて降りるので当然ヤッチも目を覚まします。

二階の寝室で寝ているわけですからトイレなら二階のトイレで済ませばよいはず。

なのに一階に降りていく…???

またお漏らしでもして挙動不審になっているのかとこっちも気が気でない状態です。

仕方なく眠い目をこすりながら様子を伺いに行くことに…。

茶の間の電気はすでに点いています。

茶の間の戸を開けるとちょうどアルツ君インスタントコーヒーにお湯を注いでいるところ…。

最近アルツ君が勝手にインスタントコーヒーを飲むのでキノコさんが隠していたはずなのにしっかり注いでいるマグカップには色が付いています。

(~_~;)

おまけにヤッチの朝ごはんのつぶあん&マーガリンまでテーブルの上に出してあります。

つぶあん&マーガリン


アルツ君あんこが大好物なのになぜか朝のパンに関してはつぶあん&マーガリンを食べずに最近はジャム&マーガリンを食べます。

「何やってるの?まだ夜中だぞ?」

「うん、ん~。お前たちがあんまり起きてこないもんだから自分で朝飯食べようと思ってな…。」

「起きてくるわけないだろ。まだ朝じゃないんだぞ。」

「おう。そっか。まだ朝じゃないのか!?でも腹減っちゃった。」

「今食べたらホントの朝飯が無くなっちゃうぞ。それにそのパン俺のだし…。」

「そんな固いこと言わずに食わしてくれよ…。」

「じゃあコッペパンの小さいのが残ってるからそれを食べな。」

朝用にジャム&マーガリンは取っておいて残っていたコッペパンを差し出します。

「おう!これか!?美味そうだな~。」

深夜だというのになんという食欲。

「風邪ひいてるんだろ!?寒いんだからそれ食べ終わったらもう一回寝ろよ!」

「風邪?誰が?お前か?」

自分が風邪をひいていることも忘れているようです。

(-_-;)

「じゃあ暖房つけてやるから寝るときに消してな?」

そう言ってヤッチはエアコンのスイッチを入れます。

「消し方わからないぞ。」

「ここの赤いボタンを押すだけだよ。」

何だか変なところを押されてしまう気配。

とりあえず食べ終わるのを待つことにします。

短時間で軽く1個平らげてしまいました。

インスタントコーヒーも大きなマグカップですが一気飲み状態。

「ああ~あ。何だかボタモチ食いたくなっちゃったな~。」

「まだ食うのかいっ!!」

エアコンのスイッチを切り、強制的にアルツ君を二階に連れて行き寝かしつけます。

ヤッチも相武紗季ちゃんとのデートの約束があるので待ち合わせ場所へと急ぎます。

ZZZzzz…

すっかり相武紗季ちゃんとのデートを満喫したヤッチは少し遅い朝を迎えます。

(*´д`)y-゚゚゚

茶の間に降りていくとアルツ君はすでに起きています。

キノコさんは何やら捜し物をしているみたいで忙しそう…。

「なんか捜し物かい?」

「そうなのよ…。おじいちゃんの履いてたパンツがなくて…。」

「パンツって紙パンツ?寝巻のパンツ?」

「寝巻のパンツは放り投げて有って紙パンツの方が無いのよ…。」

「なんで紙パンツがないんだ?俺が夜中に紙パンツは交換したはずだぞ。」

「そうなのよ…。朝起きたら下は何にも履かないで布団にもぐっていたのよ…。」

「じゃあまたやらかしたってこと?」

「多分…。寝巻のパンツが汚れてるから多分大の方…。」

「どっかに隠したのかなあ…。」

朝起きるなり大捜索の開始です。

アルツ君が紙パンツを隠しそうなところを探して回ります。

トイレ、風呂場、洗面所、押し入れ、ベランダ…。

見つかりません…。

。+゚(pωq)゚+。エーン

かなり嗅覚をたよりに探したのですが家の中からは発見できません。

。+゚(pωq)゚+。エーン

デカワンコを要請する必要があるかもしれません。

捜索隊にも焦りの色が…。

オロオロ((;ω;))オロオロ

多分本人に聞いても『知らない』と言うはずですがダメもとで聞いてみることに…。

「今日の朝は何をしていた?」

「朝?朝はどこにも行っていないと思うけどな…。」

やはり無駄だったのでしょうか…。

「よーく思い出してみな?無理?」

「うん…。」

見つからないと我が家はとんでもないことになりそうです…。

(-_-;)

「何でもいいから思い出したことをしゃべってみな!」

「うん…。」

アルツ君の記憶を手掛かりにするのはやはり無理なのでしょうか…。

「あっ!そうだ!どっかの奥さんに挨拶されたぞ!」

アルツ君何かを思い出したようです。

┬|´ω`*)。oO(ヤッタ♪)

「いつ?」

「夢だったのかなぁ…???」

「で?」

「ゴミをあそこまで出しに行った…。」

ヤッチも閃きました!!

┬|´ω`*)。oO(ヤッタ♪)

急いでゴミ集積所に行ってみます。



やはり有りました…。

新聞紙にくるまれた紙パンツ…。

しかも収集日じゃないのに…。

新聞紙にくるまれた紙パンツを家に持ち帰り、一応アルツ君にお伺いを立てます。

「自分でわざわざあそこまで持って行ったのか?」

「…。」

「どっちか思い出せないかい?」

「うん~。そういえば子犬が来て咥えて行ったぞ。」

恐るべしアルツハイマー…。

恐るべし認知症…。

『繕う』とはこの事!!

アルツ君

さすがです…

(; ̄ー ̄川 アセアセ

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