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スマホ版 アルツ君は職人

進行性核上性麻痺の疑いのある元植木職人のアルツ君(父)、アルツ君の愛妻キノコさん(母)、そしてアルツ君の息子ヤッチの日々の生活を紹介しています。[スマホ版]

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泣いたカラスが…

https://alzheimers.blog.fc2.com/blog-entry-156.html
こんばんは

アルツ君の息子ヤッチです
(^_^)/~

アルツ君今日はあまり機嫌がよくありません。

何を言ってもしかめっ面。

キノコさんが茶の間でソファに腰かけじーっと目をつぶっているアルツ君に一声かけます。

「そんなにお疲れなら二階で横になったら?」

「なにーッ!?疲れてるだとーッ!?疲れてなんかいないッ!!」

┏(゚ェ゚) アレ?

いつもならこんなに声を荒げたりしないのにかなり発狂気味の雄叫びです。

ヽ(`Д´)ノウォー

「あら。あら。どうしちゃったんでしょう…。」

「どうもこうもしないっ!!」

「『二階で少し横になったら』って言っただけよ。」

「それが気に食わないんだっ!俺に指図するのかっ!」

「そんなつもりはないわよ~。」

「ああーあ!邪魔なんでしょうから二階に行きますよ!」

結局キノコさんの指図通り…。

二階の自分の寝室でふて寝です。

(-_-;)

ちょうどタイミングよくというか、悪くというか…。

姉の登場です。

「こんにちは~。あれ?パパは?」

姉がキノコさんにたずねます。

ヤッチは先回りしてアルツ君の寝ている寝室に行き、

「お嬢様が来たみたいだぞ。」

一応アルツ君に報告します。

間髪空けずに姉が階段を登ってきます。

「いるの~?パパ~!」

アルツ君は顔だけ出してすっかり布団にくるまり、仰向けで寝ています。

姉の声がどんどん近づいてきます。

「パパ~。あっ。いた!何で寝てるの?」

「何でも…。」

「そんなまだ寝る時間じゃないでしょ!?ほら!行くよ!」

「『行くよ』ってどこによ~??」

「決まってるでしょ!ボタモチ!」

「ボタモチがどうかしたのか?」

「ボタモチを買いに行くの!」

「やだいっ!」

「あっ?ボタモチ食べたくないんだあ~???」

「いや…。食べたくないことはないぞ。」

「じゃあ。起きて!」

「ふ~ん…。」

「ふ~んじゃないでしょ!こら!行くのか?行く?行くんでしょっ!」

布団からピョコリンとのぞいているアルツ君の顔を揉みクシャにしながら姉がたずねます。

「あわwww…。お前!そんなことしたら顔が無くなっちゃうじゃないか~。」

「ママと喧嘩したんでしょ?ママにちゃんと謝りなさい!」

まだまだ続く揉みクシャ攻撃にたまらずアルツ君が起き出します。

「あー?お前があんまり俺の顔を叩くから俺の顔無くなっちゃったでしょ?」

「なくなってなんかいないわよ!はい!行くよ!」

アルツ君のご機嫌斜めも姉の揉みクシャ攻撃でどこかに飛んでいってしまいました。

後の展開はいつもと同じです。

完全に拉致られたアルツ君は階段を降りる羽目に…。

下に降りてきたアルツ君ぶつくさ言いながら

「あっ?俺まだ髪の毛とかしてないぞ!?」

「なーに言ってんの!?とかしたことなんかないじゃない!?はい!これ!」

下駄箱にそばに有った帽子をアルツ君の頭に被せます。

「おい!これじゃあ俺は前が見えないぞ!?」

「何言ってんの!自分で直せばいいじゃない!ジュリー!ジュリー!」

「あー言うんだから…。かわいそうだな~。」

そう言いながら二人は近所のスーパーに…。

バケツをひっくり返したようなゲリラ豪雨に見舞われたアルツ君はいつもわけのわからぬまま外へと連れ出されます。

しばし静寂を取り戻した我が家ですが再びゲリラ豪雨に見舞われます。

いつものようにアルツ君が先に茶の間に入ってきます。

レジ袋を大事そうに抱えて足早に茶の間に入ってきます。

それを見ていたヤッチがアルツ君に声をかけます。

「その袋の中は何が入ってるんだい?」

「教えないよーだ!」

完全に宣戦布告するかのようなアカンべー。

アッカン(σ-`д・´)ベェェ

バサバサと大きな音を立て、レジ袋を投げ捨てブツを救い出します。

すでにダレヨがテーブルの上に…。

(゚д゚)タラー

後から入ってきた姉に咎められます。

「ちゃんと手を洗ってからっていつも言ってるでしょ!」

すでに耳を引っ張られ洗面所に連れて行かれます。

「あたたたた。お前俺の耳を取るつもりかよ~?」

「取りはしないわよ。早く手を洗いなさい!」

「耳取れたら一つしかないんだからな~」

「ふん。こっちにもついてるじゃない!」

今度は逆の耳を…。

「あたたたた。」

ようやく座ることのできたアルツ君今度はボタモチを手で食べようとします。

「なんで?お箸で食べなさい!お箸で!」

「ふ~ん。お前が来るとかなわないよ~。」

キノコさんが静かにアルツ君に箸を手渡します。

「そうだ。これ!これ!」

美味しそうに…。

スロリーに…。

大口を開けてボタモチを口元へ…。

まぃぅ―( ´)艸(` )―♪

ゆっくりゆっくり噛みしめます…。

一口飲み干したところで首を傾げます。

「お茶が無いぞ!?…。おい!ばあさん!お茶が無いぞ?」

キノコさんにしてみればついさっきまで喧嘩をしていた宿敵です。

あまり良い気分ではないのでしょう…。

「なーに?さっきまで怒鳴り声あげてたくせに…。『泣いたカラス』だわっ!」

「ん!?『泣いたカラス』?ふん…。『泣いたカラス』はもうボケてます…。」

アルツ君

さすがです…

(; ̄ー ̄川 アセアセ

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